JPH05192097A - 連続加圧処理装置 - Google Patents

連続加圧処理装置

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JPH05192097A
JPH05192097A JP3275412A JP27541291A JPH05192097A JP H05192097 A JPH05192097 A JP H05192097A JP 3275412 A JP3275412 A JP 3275412A JP 27541291 A JP27541291 A JP 27541291A JP H05192097 A JPH05192097 A JP H05192097A
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pressure
pressure space
valve
space
internal pressure
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Kenzo Kaminaga
賢三 神永
Masahito Yoshizawa
雅人 吉澤
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Nikkiso Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 圧力容器本体の蓋を液状物の加圧処理毎に一
々取り外すことなく液状物を連続的に加圧処理すること
ができる連続加圧処理装置を提供する。 【構成】 圧力容器本体2の開口部3に蓋体4を装着す
ることにより形成される内部圧力空間5内に液状物を供
給する管路7および第1バルブ10と、第2バルブ11
と、内部圧力空間5内の気体を排出する管路13および
第3バルブ15と、第4バルブ16と、圧力容器本体2
の外部に、圧力流体を充填することにより内部圧力空間
5内を加圧する外部圧力空間28を備えた外部圧力容器
19と、外部圧力空間28内に圧力流体を圧入および排
出する圧力流体導入手段26と、蓋体4の位置変位を規
制する第1位置規制部材31と、外部圧力容器19の底
面の位置変位を規制する第2位置規制部材32とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続加圧処理装置に関
し、更に詳しくは、液状物の加圧処理を連続的に実行す
ることのできる連続加圧処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】食品
の殺菌を行う方法として加熱処理が従来から一般的に行
われている。この加熱処理には、当然のことではある
が、食品に熱が加えられるので、食品中の栄養素の破
壊、変質を伴う。したがって、食品の殺菌方法としての
加熱処理は必ずしも最適ではない。食品中の栄養素を破
壊せずに有害な菌のみを殺す処理方法が殺菌方法として
最適である。
【0003】かかる殺菌方法として、食品の高圧加圧処
理が最近注目されている。この処理法を実現する高圧加
圧処理装置として、この出願人は、既に特願平2−23
47385号の特許出願に係る等方圧加圧成型装置を提
案している。この等方圧加圧成型装置は、固体の食品、
例えば肉、野菜、魚、麺類、その他の食品、および液状
物の食品例えば牛乳、ジュース、酒その他の食品を高圧
に加圧することにより食品中の栄養素を破壊することな
く、あるいは食品に化学変化を生じさせることなく、殺
菌をすることができる優れた加圧殺菌装置である。
【0004】しかしながら、この等方圧加圧成型装置に
よると、バッチ式でしか食品の加圧殺菌をすることがで
きない。つまり、この等方圧加圧成型装置においては、
圧力容器本体内に被処理物である食品を装填した後に、
圧力容器本体に蓋体を装着し、次いで加圧容器本体内の
食品を加圧処理し、処理後に圧力容器本体から蓋体を脱
着し、圧力容器本体内から食品を取り出し、次ぎの食品
を圧力容器本体内に装填し、再び前記操作を繰り返す。
このように、加圧するべき食品毎に加圧処理容器内に食
品を装填し、蓋体を装着し、加圧処理をし、加圧処理後
に蓋体を脱着し、食品を圧力容器本体から取り出し、と
言うように、操作手順が極めて多い。加圧処理をするべ
き食品が液状物であるときには、上記操作の他に圧力容
器本体内の洗浄操作も加わるから、大量の食品を迅速に
加圧処理することは到底困難なことである。
【0005】この発明は前記課題を解決することを目的
とする。すなわち、この発明の目的は、加圧処理される
べき液状物を圧力容器本体に出したり入れたり、あるい
は圧力容器本体に蓋体を装着したりあるいは脱着したり
する煩雑な操作をすることなく、連続的に液状物を加圧
処理することのできる、連続加圧処理装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための請求項1に記載の発明は、開口部を備えた有底筒
状の圧力容器本体と、前記開口部に装着される蓋体と、
圧力容器本体の開口部に蓋体を装着することにより形成
される内部圧力空間内に液状物を供給する液状物供給手
段と、前記内部圧力空間内の液状物を排出する液状物排
出手段と、前記内部圧力空間内の気体を排出する気体排
出手段と、前記内部圧力空間内に気体を供給する気体供
給手段と、前記圧力容器本体の外部に、圧力流体を充填
することにより前記内部圧力空間内を加圧する外部圧力
空間を備えた外部圧力容器と、前記外部圧力空間内に圧
力流体を圧入および排出する圧力流体導入手段と、前記
外部圧力空間内の流体を排出する流体排出手段と、前記
蓋体の位置変位を規制する第1位置規制部材と、前記外
部圧力容器の底面の位置変位を規制する第2位置規制部
材とを備えることを特徴とする連続加圧処理装置であ
り、請求項2に記載の発明は、前記外部圧力容器が、圧
力容器本体を嵌挿する上部開口部および下部開口部を備
えた筒状体と下部開口部に装着された底体とからなる前
記請求項1に記載の連続加圧処理装置であり、請求項3
に記載の発明は、前記液状物供給手段が圧力容器本体の
開口部に蓋体を装着することにより形成される内部圧力
空間内に液状物を供給する管路およびこの管路に結合さ
れた第1バルブを備え、前記液状物排出手段が前記内部
圧力空間内の液状物を排出する管路およびこの管路に結
合された第2バルブを備え、前記気体排出手段が前記内
部圧力空間内の気体を排出する管路およびこの管路に結
合された第3バルブを備え、前記気体排出手段が前記内
部圧力空間内に気体を供給する管路およびこの管路に結
合された第4バルブを備える前記請求項1に記載の連続
加圧処理装置であり、請求項4に記載の発明は、前記第
1位置規制部材と第2位置規制部材とが互いに相対抗し
て配置されると共に、第1位置規制部材と第2位置規制
部材とが互いに平行な一対の支柱により結合されてなる
前記請求項1に記載の連続加圧処理装置であり、請求項
5に記載の発明は、前記内部圧力空間内を洗浄する洗浄
手段を備える前記請求項1に記載の連続加圧処理装置で
ある。
【0007】
【作用】この発明の連続加圧処理装置においては、次の
ようにして連続加圧処理が行われる。圧力容器本体の開
口部に蓋体を装着することにより内部圧力空間が形成さ
れる。蓋体の装着後、蓋体は、第1位置規制部材によっ
て、蓋体の位置が変位しないように規制される。また、
外部圧力容器の底面も、第2位置規制部材によって底面
の位置が変位しないように規制される。液状物供給手段
が圧力容器本体の開口部に蓋体を装着することにより形
成される内部圧力空間内に液状物を供給する管路および
この管路に結合された第1バルブを備え、前記液状物排
出手段が前記内部圧力空間内の液状物を排出する管路お
よびこの管路に結合された第2バルブを備え、前記気体
排出手段が前記内部圧力空間内の気体を排出する管路お
よびこの管路に結合された第3バルブを備え、前記気体
排出手段が前記内部圧力空間内に気体を供給する管路お
よびこの管路に結合された第4バルブを備える場合、ま
ず、第2バルブおよび第4バルブを閉鎖状態にすると共
に第1バルブおよび第3バルブを解放状態にする。
【0008】その結果、第1バルブ、管路、内部圧力空
間、管路および第3バルブによって、流通経路が形成さ
れる。そこで、第1バルブおよび管路によって、内部圧
力空間内に液状物を供給する。内部圧力空間内に液状物
を供給することにより、それまで内部圧力空間内に存在
していた気体は、管路および第3バルブを通じて外部に
押し出され、放出される。内部圧力空間内に液状物が満
たされると、第1バルブを閉鎖状態にすると共に第3バ
ルブも閉鎖状態にする。この状態では、第1〜4バルブ
の全てが閉鎖状態になっている。
【0009】圧力流体導入手段により外部圧力空間内に
圧力流体が充填される。なお、外部圧力空間内に圧力流
体を充填する以前に、外部圧力空間内に気体例えば空気
が存在する場合、例えば、初めてこの連続加圧処理装置
を駆動するときあるいはこの連続加圧処理装置を分解す
る点検、修理の後の駆動であるときのような場合、流体
排出手段によって外部圧力空間内の気体を排気しつつ、
あるいは排気した後に、外部圧力空間内に圧力流体を充
填するのが良い。
【0010】圧力流体を外部圧力空間内に充填した後
に、圧力流体導入手段によりさらに外部圧力空間内に圧
力流体を圧入する。圧力流体をさらに圧入すると、蓋体
が第1位置規制手段により変位不可能に位置規制される
と共に外部圧力容器の底面もその変位不可能に第2位置
規制手段によって位置規制されているので、圧力容器本
体だけが変位し、圧力容器本体の変位によって相対的に
蓋体が圧力容器本体の開口部内にさらに貫入する。開口
部内に蓋体が貫入することにより、内部圧力空間内の液
状物を圧縮するように液状物に高圧が印加される。
【0011】なお、前記第1位置規制部材と第2位置規
制部材とは互いに独立した部材であっても良いが、第1
位置規制部材と第2位置規制部材とを互いに相対抗して
平行に配置すると共に、第1位置規制部材と第2位置規
制部材とを互いに平行な一対の支柱により結合すること
により、全体として四角の枠体に形成しても良い。
【0012】内部圧力空間内の液状物を所定の高圧状態
に一定時間保持する。その後、流体排出手段により、外
部圧力空間内から圧力流体を除去する。圧力流体の除去
により、内部圧力空間に印加されている圧力が減少し、
圧力の減少と共に、圧力容器本体が変位して元の位置に
戻る。
【0013】この後、第2バルブを解放状態にしてか
ら、第4バルブから管路を介して内部圧力空間内に気体
を圧入する。この気体の圧入により、加圧処理された内
部圧力空間内の液状物が管路を介して第2バルブから排
出される。内部圧力空間内から液状物が完全に排出され
たならば、第2バルブおよび第4バルブを閉鎖すると共
に、第1バルブおよび第3バルブを解放状態にして、前
述の動作に戻る。
【0014】なお、第2回目の加圧処理における液状物
が前回の加圧処理における液状物と種類が相違するとき
には、内部圧力空間内を洗浄するのが良い。その場合、
第1バルブから内部圧力空間内に洗浄液を供給し、第2
バルブから洗浄液を排出するようにしても良いし、ま
た、特別に洗浄液を内部圧力空間内に供給する管路およ
びこの管路に結合された第5バルブを備え、この第5バ
ルブから内部圧力空間内に洗浄液を供給し、第1バルブ
あるいは第2バルブから洗浄液を排出するようにしても
良い。
【0015】以上の一連の動作によって、特に蓋体を外
さなくても、内部圧力空間内に液状物を充填し、加圧処
理をし、加圧処理後に排出することができる。以上にお
いては、液状物供給手段、液状物排出手段、気体供給手
段および気体排出手段がそれぞれ管路とバルブとを備え
る場合について説明されているが、前記各手段がその機
能を実現するかぎり、管路とバルブとの組み合わせ以外
の機構によって形成されていても同様の作用が達成され
る。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例である連続加圧処理
装置を示す説明図である。図1に示すように、連続加圧
処理装置1は、立設された有底筒状の圧力容器本体2を
有する。この圧力容器本体2は上部に円形の開口部3を
有し、その円形のまま底面まで円形の内部空間が形成さ
れている。この圧力容器本体2の開口部3には、フリー
ピストン型の、開口部3と嵌め合い公差を有する円柱状
の蓋体4が着脱可能に装着されている。この蓋体4を前
記開口部3に液密に装着することにより、圧力容器本体
2内には内部圧力空間5が形成される。なお、内部圧力
空間5を圧力容器本体2と蓋体4とで液密に形成するた
めに、図示しないシール部材が適宜の箇所に適宜に用い
られる等して、通常のシール技術が採用される。
【0017】前記蓋体4には、蓋体4の周側面から底面
に貫通する気体導出入路6および蓋体4の周側面から底
面に貫通する液体導出入路7が形成される。蓋体4の周
側面における液体導出入路7の開口部には第1パイプ8
が装着され、この第1パイプ8には更に第1分岐パイプ
9が接続され、第1分岐パイプ9には液状物を供給する
ための第1バルブ10が接続され、第1パイプ8の前記
第1分岐パイプ9よりも更に延長上に加圧処理後の液状
物を排出する第2バルブ11が接続されている。液体導
出入路7の蓋体4の底面の開口部には、柔軟な可撓性を
有する部材で形成された吸排管12が、その末端が内部
圧力空間5の底面に達するように、接続されている。
【0018】蓋体4の周側面における気体導出入路6の
開口部には第2パイプ13が装着され、この第2パイプ
13には更に第2分岐パイプ14が接続され、第2分岐
パイプ14には気体を排出するための第3バルブ15が
接続され、第2パイプ13の前記第2分岐パイプ14よ
りも更に延長上に気体を導入する第4バルブ16が接続
されている。
【0019】前記圧力容器本体4は、筒状の外部円筒体
17とその外部円筒体17の底部を形成する底体18と
で形成される外部圧力容器19に装着される。すなわ
ち、外部円筒体17の上部は前記圧力容器本体2の直径
に対し嵌め合い公差を有する直径の細径部20とその細
径部20の直下に形成されると共に前記圧力容器本体2
の直径より大きな直径を有する太径部21とを備え、外
部円筒体17の下部は前記太径部21のまま開口する下
部開口部を備える。外部円筒体17の下部開口部には、
その下部開口部に嵌合する円筒体部22と外部円筒体1
7の下端面に当接するフランジ部24とを備える底体1
8が装着される。圧力容器本体2の底面が底体18の前
記圧力容器本体2に向かう内面に接触するように外部圧
力容器19に装着されている。
【0020】また、底体18には、圧力流体を圧入する
ための圧力流体導入路25が形成され、圧力流体流体導
入路25の開口部が底体18の内面に開口すると共に圧
力流体流体導入路25の他の開口部が前記フランジ部2
4の周側面に開口し、フランジ部24の周側面に開口す
る圧力流体流体導入路25の開口部には、昇圧ポンプ2
6を介装する圧力流体導出入管27が接続されている。
この圧力容器本体2の外周面と外部円筒体17における
太径部21の内周面と圧力容器本体2の底面と底体18
の内面とにより外部圧力空間28が液密に形成される。
【0021】また、この外部円筒体17には、前記外部
圧力空間28に向けて開口する開口部を備えると共に外
部円筒体17とは独立した位置に配置された第6バルブ
29を介装する排出管30が設けられている。なお、こ
の外部円筒体17は、外部圧力空間28内に圧力流体が
圧入されてもその圧力により移動しないように、図示し
ない適宜の手段により固定されている。外部圧力空間2
8を外部円筒体17と底体18と圧力容器本体2とで液
密に形成するために、図示しないシール部材が適宜の箇
所に適宜に用いられる等して、通常のシール技術が採用
される。
【0022】一方、前記蓋体4の上面には、第1位置規
制部材31が当接され、前記底体18の下面には第2位
置規制部材32が当接されている。この第1位置規制部
材31と第2位置規制部材32とは、図示していない
が、四角形状をした立設状態の枠体に形成されている。
つまり、枠体を四角形状の枠とすることにより内部開口
部が形成され、その内部開口部における上辺が第1位置
規制部材31になり、下辺が第2位置規制部材32にな
る。
【0023】そして、この枠体は、圧力容器本体2に装
着された蓋体4の上辺を規制する位置、および外部圧力
容器19の底体18の底面を規制する位置とこれらの位
置から退避した位置との間を移動することができるよう
になっている。前記規制位置から退避した位置に枠体を
退避させておき、圧力容器本体2の開口部に装着された
蓋体4を開口部から取り外し、あるいは装着することが
できるようになっている。
【0024】次に上記構成の作用について説明する。ま
ず、圧力容器本体2の開口部に蓋体4を装着する。次い
で、蓋体4の上面に第1位置規制部材31を当接すると
共に外部圧力容器19における底体18の下面に第2位
置規制部材32を当接する。第1バルブ10と第3バル
ブ15とを解放状態にすると共に、第2バルブ11およ
び第4バルブ16を閉鎖状態にする。第1バルブ10か
ら液体導出入路7および吸排管12を通じて内部圧力空
間5内に液状物を注入する。内部圧力空間5内に液状物
を注入することにより内部圧力空間5内に存在する空気
は、気体導出入路6および第3バルブ15を介して外気
に排出される。
【0025】この内部圧力空間5内に液状物を充填し終
えると、第1バルブ10および第3バルブ15を閉鎖状
態にする一方、第6バルブ29を解放状態にしておく。
昇圧ポンプ26を駆動した外部圧力空間28内に圧力流
体を圧入する。このとき外部圧力空間28内に圧力流体
が圧入されるにつれて、外部圧力空間28内の空気は、
排出管30から外気中にと排出される。外部圧力空間2
8内に圧力流体が充填されると、第6バルブ29を閉鎖
状態にする。
【0026】そして、この外部圧力空間28内に更に圧
力流体を圧入する。圧力流体を更に圧入すると、蓋体4
が第1位置規制部材31により変位不可能に位置規制さ
れると共に底体18の底面もその変位不可能に第2位置
規制部材32によって位置規制されているので、図2に
示すように、圧力容器本体2だけが変位し、圧力容器本
体2の変位によって相対的に蓋体4が圧力容器本体2の
開口部内にさらに貫入する。
【0027】圧力容器本体2は、圧力流体の圧入により
上死点に達するまで上昇する。圧力容器本体2の上死点
は、例えば適宜の規制部材を圧力容器本体2の上昇方向
に設けることにより実現することもできるし、また、図
1に示すように蓋体4の上部にフランジ4aを形成し、
このフランジ4aの下面に圧力容器本体2の上端面が当
接することにより圧力容器本体の上昇上死点を実現する
ようにしても良い。いずれにしても圧力容器本体2が上
死点に達すると、蓋体4の貫入により内部圧力空間5内
に存在する液状物が高圧に加圧されることになる。内部
圧力空間5内の液状物が所定の圧力に達するまで、圧力
流体が外部圧力空間28内に圧入される。この所定の圧
力は、加圧処理する液状物の種類に応じて適宜に決定さ
れる。
【0028】内部圧力空間5内に所定の高圧が達成され
ると、その高圧状態のまま所定時間保持される。所定時
間の経過後、第6バルブ29を解放状態にし、外部圧力
空間28内の圧力流体を排出管30を通して外部に逃
す。その結果、外部圧力空間28内の圧力が常圧に復帰
する。外部圧力空間28の圧力流体が除去されるにつれ
て、圧力容器本体2が下降し、図1に示す状態に復帰す
る。
【0029】第2バルブ11を解放すると共に第4バル
ブ16から気体例えば無菌状態のガスを内部圧力空間5
内に圧入する。そうすると、内部圧力空間5内の液状物
が吸排管12、液体導出入路7、第1パイプ8および第
2バルブ11を通して外部に排出されていく。内部圧力
空間5内の液状物が完全に排出されると、第2バルブ1
1および第4バルブ16を閉鎖状態にする。
【0030】この後、第1バルブ10および第3バルブ
15を解放状態にして、当初の工程に戻る。以上のよう
にして、液状物の加圧処理毎に蓋体4を解放することな
く、蓋体4を圧力容器本体2の開口部に装着したまま次
々と液状物の加圧処理が実行される。
【0031】この連続加圧処理装置に適用される液状物
としては、液状の食品や液状の医薬品を挙げることがで
きる。液状の食品としては、例えば、飲料水、果汁、ヨ
ーグルト、ミルク、醤油、酢、各種の液状調味料、清
酒、洋酒、ワイン、紅茶、コーヒー、日本茶、健康飲
料、ドリンク剤その他を挙げることができる。液状の医
薬品としては、各種の医薬水溶液、生理食塩水、リンゲ
ル液その他の薬品を挙げることができる。
【0032】また、この連続加圧処理装置で液状物を加
圧処理すると、液状物内の細菌を殺すことができるばか
りか、例えば酒類を加圧処理すると水/アルコール溶液
が形成するクラスター構造を変化させることができ、酒
類の熟成を促進することができる。
【0033】以上、この発明の一実施例について説明し
たが、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨の範囲内で適宜に設計変更をするこ
とができるのはいうまでもない。例えば、第1バルブ1
0と第2バルブ11とを三方バルブで置き換えることも
できるし、第3バルブ15と第4バルブ16とを別の三
方バルブで置き換えることもできる。この場合、これら
の三方バルブは二種のバルブの機能を合わせ持つので、
装置の部品点数の少数化を達成することができる。ま
た、前記実施例においては、外部円筒体17は細径部2
0と太径部21とを有しているが、圧力容器本体2の直
径と同じ直径の細径部20のみを有する外部円筒体17
を使用することもできる。つまり、細径部20だけを有
する外部円筒体17を使用すると、外部圧力空間28
は、圧力容器本体2の底面と底体18の内面とで外部圧
力空間28が形成されることになる。
【0034】また、上記構成の連続加圧処理装置を複数
台設置し、第1の連続加圧処理装置で、内部加圧空間内
に装填された液状物の加圧処理を行い、この加圧処理中
に、他の第2の連続加圧処理装置では、内部加圧空間か
ら加圧処理後の液状物の排出動作を行い、他の第3の連
続加圧処理装置では、内部加圧空間内に液状物を注入す
る動作を行うようにし、各連続加圧処理装置の動作を連
動させるようにしても良い。このように連動した複数の
連続加圧処理装置からなる一連の連続加圧処理装置を採
用すると、加圧処理を要する液状物を貯留したタンクか
らこの一連の連続加圧処理装置に液状物の供給を途切れ
させることなく、液状物の加圧処理を実行することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】この発明によると、圧力容器本体の蓋を
液状物の加圧処理毎に一々取り外すことなく液状物を連
続的に加圧処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例である連続加圧処理
装置を示す説明図である。
【図2】図2は前記連続加圧処理装置の動作を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1 連続加圧処理装置 2 圧力容器本体 3 開口部 4 蓋体 5 内部圧力空間 6 気体導出入路 7 液体導出入路 8 第1パイプ 9 第1分岐パイプ 10 第1バルブ 11 第2バルブ 12 吸排管 13 第2パイプ 14 第2分岐パイプ 15 第3バルブ 16 第4バルブ 17 外部円筒体 18 底体 19 外部圧力容器 20 細径部 21 太径部 22 円筒体部 24 フランジ部 25 圧力流体導出入路 26 昇圧ポンプ 27 圧力流体導出入管 28 外部圧力空間 29 第6バルブ 30 排出管30 31 第1位置規制部材 32 第2位置規制部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備えた有底筒状の圧力容器本体
    と、前記開口部に装着される蓋体と、圧力容器本体の開
    口部に蓋体を装着することにより形成される内部圧力空
    間内に液状物を供給する液状物供給手段と、前記内部圧
    力空間内の液状物を排出する液状物排出手段と、前記内
    部圧力空間内の気体を排出する気体排出手段と、前記内
    部圧力空間内に気体を供給する気体供給手段と、前記圧
    力容器本体の外部に、圧力流体を充填することにより前
    記内部圧力空間内を加圧する外部圧力空間を備えた外部
    圧力容器と、前記外部圧力空間内に圧力流体を圧入およ
    び排出する圧力流体導入手段と、前記外部圧力空間内の
    流体を排出する流体排出手段と、前記蓋体の位置変位を
    規制する第1位置規制部材と、前記外部圧力容器の底面
    の位置変位を規制する第2位置規制部材とを備えること
    を特徴とする連続加圧処理装置。
  2. 【請求項2】 前記外部圧力容器が、圧力容器本体を嵌
    挿する上部開口部および下部開口部を備えた筒状体と下
    部開口部に装着された底体とからなる前記請求項1に記
    載の連続加圧処理装置。
  3. 【請求項3】 前記液状物供給手段が圧力容器本体の開
    口部に蓋体を装着することにより形成される内部圧力空
    間内に液状物を供給する管路およびこの管路に結合され
    た第1バルブを備え、前記液状物排出手段が前記内部圧
    力空間内の液状物を排出する管路およびこの管路に結合
    された第2バルブを備え、前記気体排出手段が前記内部
    圧力空間内の気体を排出する管路およびこの管路に結合
    された第3バルブを備え、前記気体排出手段が前記内部
    圧力空間内に気体を供給する管路およびこの管路に結合
    された第4バルブを備える前記請求項1に記載の連続加
    圧処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1位置規制部材と第2位置規制部
    材とが互いに相対抗して配置されると共に、第1位置規
    制部材と第2位置規制部材とが互いに平行な一対の支柱
    により結合されてなる前記請求項1に記載の連続加圧処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記内部圧力空間内を洗浄する洗浄手段
    を備える前記請求項1に記載の連続加圧処理装置。
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