JPH05191732A - 映像信号の再生方法 - Google Patents
映像信号の再生方法Info
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- JPH05191732A JPH05191732A JP4004924A JP492492A JPH05191732A JP H05191732 A JPH05191732 A JP H05191732A JP 4004924 A JP4004924 A JP 4004924A JP 492492 A JP492492 A JP 492492A JP H05191732 A JPH05191732 A JP H05191732A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 24
- 230000015654 memory Effects 0.000 claims abstract description 20
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固体撮像素子を複数のテレビジョン方式に対
応させて利用範囲を拡大する。 【構成】 CCIR方式に対応する固体撮像素子をEI
A方式に準じた同期信号に従って駆動する。固体撮像素
子の映像情報のラインシフトは、5H周期で、第2及び
第4の水平走査期間に停止し、第1、第3及び第5の水
平走査期間にのみ行われ、映像情報が5Hの内の3Hで
間欠的に出力される。映像信号の映像情報は、2つのラ
インメモリに1H単位で交互に取り込まれ、その後2H
に繰り返し読み出される。そして、固体撮像素子から得
られる映像情報と2つのラインメモリから読み出される
映像情報とを、CCIR方式に従う仮想出力に対する線
形性を損なわないように選択的に所定の割合で合成して
映像信号を得る。
応させて利用範囲を拡大する。 【構成】 CCIR方式に対応する固体撮像素子をEI
A方式に準じた同期信号に従って駆動する。固体撮像素
子の映像情報のラインシフトは、5H周期で、第2及び
第4の水平走査期間に停止し、第1、第3及び第5の水
平走査期間にのみ行われ、映像情報が5Hの内の3Hで
間欠的に出力される。映像信号の映像情報は、2つのラ
インメモリに1H単位で交互に取り込まれ、その後2H
に繰り返し読み出される。そして、固体撮像素子から得
られる映像情報と2つのラインメモリから読み出される
映像情報とを、CCIR方式に従う仮想出力に対する線
形性を損なわないように選択的に所定の割合で合成して
映像信号を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直走査期間内に設定
される水平走査期間の数に対して受光画素の行数が異な
る固体撮像素子から得られる映像信号を、再生画面上に
表示する映像信号の再生方法に関する。
される水平走査期間の数に対して受光画素の行数が異な
る固体撮像素子から得られる映像信号を、再生画面上に
表示する映像信号の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ等の撮像装置に搭載される
CCD固体撮像素子は、素子の設計段階で撮像装置の方
式が考慮され、そのテレビジョン方式に対応するように
画素数や画素ピッチが設定される。例えば、NTSC方
式に対応する固体撮像素子においては、受光画素の行数
が485〜525行に設定され、PAL方式に対応する
固体撮像素子においては、575〜625行に設定され
る。そして、それぞれのテレビジョン方式に対応し、各
垂直走査期間内に262.5(NTSC方式)あるいは
312.5(PAL方式)の水平走査期間を設定する垂
直同期信号及び水平同期信号が作成され、これらの同期
信号に基づいて素子の駆動タイミングが決定される。
CCD固体撮像素子は、素子の設計段階で撮像装置の方
式が考慮され、そのテレビジョン方式に対応するように
画素数や画素ピッチが設定される。例えば、NTSC方
式に対応する固体撮像素子においては、受光画素の行数
が485〜525行に設定され、PAL方式に対応する
固体撮像素子においては、575〜625行に設定され
る。そして、それぞれのテレビジョン方式に対応し、各
垂直走査期間内に262.5(NTSC方式)あるいは
312.5(PAL方式)の水平走査期間を設定する垂
直同期信号及び水平同期信号が作成され、これらの同期
信号に基づいて素子の駆動タイミングが決定される。
【0003】ところで画素数の多い固体撮像素子は、高
い集積度が要求されることから、NTSC方式やPAL
方式に適応させると製造コストが高くなり、テレビカメ
ラの価格を引き上げる要因となっている。そこで、本出
願人は、画素数の少ない固体撮像素子を用いて撮像装置
を構成する方法を特願平1−337359号に提案して
いる。この方法によると、垂直走査期間内に設定される
水平走査期間の数に対し、固体撮像素子の受光画素の行
数を1/2に縮小することができるため、撮像素子の製
造コストの低減が可能になる。
い集積度が要求されることから、NTSC方式やPAL
方式に適応させると製造コストが高くなり、テレビカメ
ラの価格を引き上げる要因となっている。そこで、本出
願人は、画素数の少ない固体撮像素子を用いて撮像装置
を構成する方法を特願平1−337359号に提案して
いる。この方法によると、垂直走査期間内に設定される
水平走査期間の数に対し、固体撮像素子の受光画素の行
数を1/2に縮小することができるため、撮像素子の製
造コストの低減が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような撮像装置においては、固体撮像素子の画素数がテ
レビジョン方式と対応付けられるため、特定のテレビジ
ョン方式に対応した固体撮像素子は、異なるテレビジョ
ン方式の間での互換性がなく、例えば、PAL方式に対
応する固体撮像素子をNTSC方式に対応する同期信号
により動作させることはできない。このため、固体撮像
素子の適用範囲が制限され、結果的にコストの増大を招
くことになる。
ような撮像装置においては、固体撮像素子の画素数がテ
レビジョン方式と対応付けられるため、特定のテレビジ
ョン方式に対応した固体撮像素子は、異なるテレビジョ
ン方式の間での互換性がなく、例えば、PAL方式に対
応する固体撮像素子をNTSC方式に対応する同期信号
により動作させることはできない。このため、固体撮像
素子の適用範囲が制限され、結果的にコストの増大を招
くことになる。
【0005】一般に映像信号の方式を変換する場合、変
換前のテレビジョン方式の映像信号に基づく線形補間処
理により、変換後のテレビジョン方式に従う水平走査線
の表示位置に対応する映像情報を得るように構成され
る。この線形補間処理においては、デジタル変換された
映像信号に対して1画面単位で演算処理が繰り返され、
所定位置に対応する映像信号が算出されることにより、
所望のフォーマットの映像信号が作成される。このよう
な演算処理では、多くのデータを高速で処理することが
望まれるために規模の大きな演算回路が必要となり、映
像信号のフォーマットを変換する信号処理装置が複雑な
ものとなる。従って、特定の固体撮像装置を複数のテレ
ビジョン方式に適用させることでカメラ側のコストの低
減を図ったとしても、映像信号処理の段階での回路部分
のコストが増大し、システム全体としての低価格化が望
めない。
換前のテレビジョン方式の映像信号に基づく線形補間処
理により、変換後のテレビジョン方式に従う水平走査線
の表示位置に対応する映像情報を得るように構成され
る。この線形補間処理においては、デジタル変換された
映像信号に対して1画面単位で演算処理が繰り返され、
所定位置に対応する映像信号が算出されることにより、
所望のフォーマットの映像信号が作成される。このよう
な演算処理では、多くのデータを高速で処理することが
望まれるために規模の大きな演算回路が必要となり、映
像信号のフォーマットを変換する信号処理装置が複雑な
ものとなる。従って、特定の固体撮像装置を複数のテレ
ビジョン方式に適用させることでカメラ側のコストの低
減を図ったとしても、映像信号処理の段階での回路部分
のコストが増大し、システム全体としての低価格化が望
めない。
【0006】そこで本発明は、特定のテレビジョン方式
に対応する固体撮像素子を用いた撮像装置において、複
数のテレビジョン方式での駆動を可能とし、撮像装置側
でのコストの低減と同時に信号処理側でのコストの低減
を可能にすることを目的とする。
に対応する固体撮像素子を用いた撮像装置において、複
数のテレビジョン方式での駆動を可能とし、撮像装置側
でのコストの低減と同時に信号処理側でのコストの低減
を可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、垂直走査期間内に設定される水平走査期間の数に対
して撮像領域の受光画素の行数が少ない固体撮像素子か
ら、映像情報を転送出力して得られる映像信号を画面上
の走査線に従って表示する再生方法において、上記固体
撮像素子の転送出力を周期的に所定の水平走査期間で停
止すると共に、固体撮像素子から順次出力される映像情
報を2つのラインメモリに交互に記憶し、各水平走査期
間毎に、これらのラインメモリから読み出される2つの
映像情報及び上記固体撮像素子から出力される1つの映
像情報の内の2つの情報を選択的に所定の割合で線形合
成し、合成した映像情報を上記走査線に沿って表示する
ことにある。
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、垂直走査期間内に設定される水平走査期間の数に対
して撮像領域の受光画素の行数が少ない固体撮像素子か
ら、映像情報を転送出力して得られる映像信号を画面上
の走査線に従って表示する再生方法において、上記固体
撮像素子の転送出力を周期的に所定の水平走査期間で停
止すると共に、固体撮像素子から順次出力される映像情
報を2つのラインメモリに交互に記憶し、各水平走査期
間毎に、これらのラインメモリから読み出される2つの
映像情報及び上記固体撮像素子から出力される1つの映
像情報の内の2つの情報を選択的に所定の割合で線形合
成し、合成した映像情報を上記走査線に沿って表示する
ことにある。
【0008】
【作用】本発明によれば、固体撮像素子の転送出力が停
止される水平走査期間に、2つのラインメモリから読み
出される映像情報が合成されて映像信号を得られると共
に、固体撮像素子から映像情報が出力される水平走査期
間に、その映像情報と2つのラインメモリの一方から読
み出される映像情報とが合成されて映像信号を得られ
る。また、固体撮像素子から映像情報が出力される水平
走査期間に、その映像情報が2つのラインメモリの他方
に書き込まれる。従って、各ラインメモリが効率良く動
作し、演算処理の過程が簡略化される。
止される水平走査期間に、2つのラインメモリから読み
出される映像情報が合成されて映像信号を得られると共
に、固体撮像素子から映像情報が出力される水平走査期
間に、その映像情報と2つのラインメモリの一方から読
み出される映像情報とが合成されて映像信号を得られ
る。また、固体撮像素子から映像情報が出力される水平
走査期間に、その映像情報が2つのラインメモリの他方
に書き込まれる。従って、各ラインメモリが効率良く動
作し、演算処理の過程が簡略化される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の映像信号の再生方法を説明
する図で、固体撮像素子の出力する映像情報と再生画面
を構成する映像信号との対応を示し、図2は、その動作
を示すタイミング図である。ここでは、CCIR方式
(PAL方式に相当)に対応する固体撮像素子からEI
A方式(NTSC方式に相当)に対応する映像信号を得
る場合を示している。なお、固体撮像素子の受光部は、
受光画素の行数が水平走査線数の1/2に縮小されてい
る。
する図で、固体撮像素子の出力する映像情報と再生画面
を構成する映像信号との対応を示し、図2は、その動作
を示すタイミング図である。ここでは、CCIR方式
(PAL方式に相当)に対応する固体撮像素子からEI
A方式(NTSC方式に相当)に対応する映像信号を得
る場合を示している。なお、固体撮像素子の受光部は、
受光画素の行数が水平走査線数の1/2に縮小されてい
る。
【0010】固体撮像素子の出力は、5H期間の2H期
間で停止され、この時点で水平走査期間が3/5に圧縮
される。即ち、固体撮像素子の受光画素の行数が垂直走
査期間内に設定される水平走査期間の数の3/5となる
ため、連続する5H期間の第2及び第4の水平走査期間
に固体撮像素子のラインシフトを停止し、5H期間の3
H期間に映像情報を出力するようにしている。従って、
固体撮像素子を本来のCCIR方式に従って動作させた
ときに得られる仮想出力に対して固体撮像素子の出力が
1対1で対応付けられる。そして、この出力の映像情報
I1、I2・・・は、第1のラインメモリ及び第2のライ
ンメモリに交互に記憶され、その後の2H期間で各ライ
ンメモリから読み出される映像情報I1、I2・・・を所
定の割合で合成することにより再生画面の水平走査線に
表示する映像情報L1、L2・・・を得る。各ラインメモ
リの動作を制御するリード/ライト信号R/W1、R/
W2(「1」のときに書き込み状態、「0」のときに読
み出し状態を設定する)は、それぞれ映像情報I1、I3
・・・及び映像情報I2、I4・・・に対応する1H期間
にラインメモリを書き込み状態とし、続く2H期間に読
み出し状態とする。ここで、各映像情報I1、I2・・・
を合成する割合は、再生画面上の水平走査線の表示位置
を仮想出力の映像情報R1、R2・・・が表示される位置
に対応させ、仮想出力の映像情報R1、R2・・・に対し
て線形性を保つように設定される。具体的に、水平走査
期間を3/5に圧縮する場合、各映像情報L1、L2・・
・は、次の式により演算される。
間で停止され、この時点で水平走査期間が3/5に圧縮
される。即ち、固体撮像素子の受光画素の行数が垂直走
査期間内に設定される水平走査期間の数の3/5となる
ため、連続する5H期間の第2及び第4の水平走査期間
に固体撮像素子のラインシフトを停止し、5H期間の3
H期間に映像情報を出力するようにしている。従って、
固体撮像素子を本来のCCIR方式に従って動作させた
ときに得られる仮想出力に対して固体撮像素子の出力が
1対1で対応付けられる。そして、この出力の映像情報
I1、I2・・・は、第1のラインメモリ及び第2のライ
ンメモリに交互に記憶され、その後の2H期間で各ライ
ンメモリから読み出される映像情報I1、I2・・・を所
定の割合で合成することにより再生画面の水平走査線に
表示する映像情報L1、L2・・・を得る。各ラインメモ
リの動作を制御するリード/ライト信号R/W1、R/
W2(「1」のときに書き込み状態、「0」のときに読
み出し状態を設定する)は、それぞれ映像情報I1、I3
・・・及び映像情報I2、I4・・・に対応する1H期間
にラインメモリを書き込み状態とし、続く2H期間に読
み出し状態とする。ここで、各映像情報I1、I2・・・
を合成する割合は、再生画面上の水平走査線の表示位置
を仮想出力の映像情報R1、R2・・・が表示される位置
に対応させ、仮想出力の映像情報R1、R2・・・に対し
て線形性を保つように設定される。具体的に、水平走査
期間を3/5に圧縮する場合、各映像情報L1、L2・・
・は、次の式により演算される。
【0011】 L5n-4=I3n-2 (L1=I1) L5n-3=0.4I3n-2+0.6I3n-1 (L2=0.
4I1+0.6I2) L5n-2=0.8I3n-1+0.2I3n (L3=0.
8I2+0.2I3) L5n-1=0.2I3n-1+0.8I3n (L4=0.
2I2+0.8I3) L5n =0.6I3n +0.4I3n+1 (L5=0.
6I3+0.4I4) (n=1、2、3、・・・)従って、5H周期で演算が
繰り返され、仮想出力の映像情報R1、R2・・・に対し
て水平走査期間が3/5となる映像情報L1、L2・・・
を得られる。これにより、CCIR方式に対応した固体
撮像素子を用いながら、EIA方式に従う映像信号を得
ることができる。
4I1+0.6I2) L5n-2=0.8I3n-1+0.2I3n (L3=0.
8I2+0.2I3) L5n-1=0.2I3n-1+0.8I3n (L4=0.
2I2+0.8I3) L5n =0.6I3n +0.4I3n+1 (L5=0.
6I3+0.4I4) (n=1、2、3、・・・)従って、5H周期で演算が
繰り返され、仮想出力の映像情報R1、R2・・・に対し
て水平走査期間が3/5となる映像情報L1、L2・・・
を得られる。これにより、CCIR方式に対応した固体
撮像素子を用いながら、EIA方式に従う映像信号を得
ることができる。
【0012】図3は、インタレース走査に対応した映像
信号の再生方法を説明する図で、図1に示す演算処理動
作にAフィールドが対応している。まず、Aフィールド
で出力される映像情報LA1、LA2・・・は、図1に示す
映像情報L1、L2・・・と同一の演算処理過程を経て得
られるもので、仮想出力の映像情報RA1、RA2・・・に
対応するように映像情報I1、I2・・・より演算され
る。即ち、各映像情報LA1、LA2・・・は、次の式によ
り演算される。
信号の再生方法を説明する図で、図1に示す演算処理動
作にAフィールドが対応している。まず、Aフィールド
で出力される映像情報LA1、LA2・・・は、図1に示す
映像情報L1、L2・・・と同一の演算処理過程を経て得
られるもので、仮想出力の映像情報RA1、RA2・・・に
対応するように映像情報I1、I2・・・より演算され
る。即ち、各映像情報LA1、LA2・・・は、次の式によ
り演算される。
【0013】 LA(5n-4)=IA(3n-2) LA(5n-3)=0.4IA(3n-2)+0.6IA(3n-1) LA(5n-2)=0.8IA(3n-1)+0.2IA(3n) LA(5n-1)=0.2IA(3n-1)+0.8IA(3n) LA(5n) =0.6IA(3n) +0.4IA(3n+1) また、Bフィールドで出力される映像情報LB1、LB2・
・・は、Aフィールドに対して2.5Hずれたタイミン
グで、Aフィールドと同一の演算処理過程を経て得られ
るもので、各映像情報LB1、LB2・・・は、映像情報R
B1、RB2・・・に対応するように、次の式により演算さ
れる。
・・は、Aフィールドに対して2.5Hずれたタイミン
グで、Aフィールドと同一の演算処理過程を経て得られ
るもので、各映像情報LB1、LB2・・・は、映像情報R
B1、RB2・・・に対応するように、次の式により演算さ
れる。
【0014】 LB(5n-4)=0.8IB(3n-2)+0.2IB(3n-1) LB(5n-3)=0.2IB(3n-2)+0.8IB(3n-1) LB(5n-2)=0.6IB(3n-1)+0.4IB(3n) LB(5n-1)=IB(3n) LB(5n) =0.4IB(3n) +0.6IB(3n+1) 以上のような演算処理により得られる映像情報LA1、L
A2・・・、LB1、LB2・・・は、それぞれ線形補間処理
が施されているため、各映像情報に対応する水平走査線
の表示位置が被写体映像に対して反転するようなことは
なく、被写体映像に忠実に対応した再生画面を構成す
る。従って、固体撮像素子のインタレース走査により垂
直方向の解像度が向上され、固体撮像素子の受光画素が
有効に活用される。
A2・・・、LB1、LB2・・・は、それぞれ線形補間処理
が施されているため、各映像情報に対応する水平走査線
の表示位置が被写体映像に対して反転するようなことは
なく、被写体映像に忠実に対応した再生画面を構成す
る。従って、固体撮像素子のインタレース走査により垂
直方向の解像度が向上され、固体撮像素子の受光画素が
有効に活用される。
【0015】図4は、映像信号に対して線形補間処理を
施す信号処理回路の構成を示すブロック図で、図5及び
図6は、Aフィールド及びBフィールドでのそれぞれの
動作を示すタイミング図である。固体撮像素子のライン
シフトタイミングを決定するラインシフト信号SHは、
連続する5Hの内、第2及び第5(Bフィールドでは、
第3及び第5)の水平走査期間にラインシフトを停止さ
せるように設定され、これにより、5Hの内の第1、第
3及び第4(Bフィールドでは、第1、第2及び第4)
の水平走査期間に限って固体撮像素子から映像情報
IA1、IA2・・・、IB1、IB2・・・が順次出力される
ように構成される。従って、固体撮像素子から得られる
映像信号YA0は、映像情報IA1、IA2・・・、IB1、
IB2・・・が第1、第3及び第4(Bフィールドでは、
第1、第2及び第4)の水平走査期間に重畳されてい
る。
施す信号処理回路の構成を示すブロック図で、図5及び
図6は、Aフィールド及びBフィールドでのそれぞれの
動作を示すタイミング図である。固体撮像素子のライン
シフトタイミングを決定するラインシフト信号SHは、
連続する5Hの内、第2及び第5(Bフィールドでは、
第3及び第5)の水平走査期間にラインシフトを停止さ
せるように設定され、これにより、5Hの内の第1、第
3及び第4(Bフィールドでは、第1、第2及び第4)
の水平走査期間に限って固体撮像素子から映像情報
IA1、IA2・・・、IB1、IB2・・・が順次出力される
ように構成される。従って、固体撮像素子から得られる
映像信号YA0は、映像情報IA1、IA2・・・、IB1、
IB2・・・が第1、第3及び第4(Bフィールドでは、
第1、第2及び第4)の水平走査期間に重畳されてい
る。
【0016】2つのラインメモリ11、12は、デジタ
ルデータに変換された映像信号YA0の映像情報IA1、
IA2・・・、IB1、IB2・・・を1H単位で交互に記憶
し、その情報を1H及び2H遅れたタイミングで映像信
号YA1、YA2として出力する。これらのラインメモ
リ11、12の動作を制御するリード/ライト信号R/
W1、R/W2は、映像信号YA0に同期し、図2と同
様にして、映像情報I A1、IA3・・・、IB1、IB3・・
・及び映像情報IA2、IA4・・・、IB2、IB4・・・に
対応して「1」となり、続く2Hで「0」となるように
設定される。これにより、映像信号YA1、YA2は、
ラインメモリ11、12に映像情報IA1、IA2・・・、
IB1、IB2・・・が書き込まれる1Hの次の2Hに同一
情報が繰り返し重畳されている。
ルデータに変換された映像信号YA0の映像情報IA1、
IA2・・・、IB1、IB2・・・を1H単位で交互に記憶
し、その情報を1H及び2H遅れたタイミングで映像信
号YA1、YA2として出力する。これらのラインメモ
リ11、12の動作を制御するリード/ライト信号R/
W1、R/W2は、映像信号YA0に同期し、図2と同
様にして、映像情報I A1、IA3・・・、IB1、IB3・・
・及び映像情報IA2、IA4・・・、IB2、IB4・・・に
対応して「1」となり、続く2Hで「0」となるように
設定される。これにより、映像信号YA1、YA2は、
ラインメモリ11、12に映像情報IA1、IA2・・・、
IB1、IB2・・・が書き込まれる1Hの次の2Hに同一
情報が繰り返し重畳されている。
【0017】ラインメモリ11、12から得られる映像
信号YA1、YA2は、映像信号YA0と共にセレクタ
13に入力され、これらの内の2つ(場合によっては1
つ)が乗算回路14に入力される。乗算回路14は、乗
数が0.2〜1.0まで段階的に設定された5つの乗算
器14a〜14e(乗数1.0の場合、特に乗算処理の
必要がなく、乗算器14eは無くてもよい)からなり、
セレクタ13から選択的に入力される映像信号YA0、
YA1、YA2に所定の乗数(0.2〜1.0)を乗じ
て出力する。この乗算回路14の出力については、乗算
器14a(乗数0.2)の出力と乗算器14d(乗数
0.8)の出力とが加算器15aで加算されると共に、
乗算器14b(乗数0.4)の出力と乗算器14c(乗
数0.6)の出力とが加算器15bで加算され、乗算器
14e(乗数1.0)の出力と併せてセレクタ16に入
力される。そして、セレクタ16は、1H単位で乗算器
14eの出力と加算器15a、15bの出力から1つを
選択的に取り出すことにより1Hごとに、各映像情報I
A1、IA2・・・、IB1、IB2・・・が所定の割合で合成
された映像情報LA1、LA2・・・、LB1、LB2・・・の
連続する映像信号YB0を出力する。
信号YA1、YA2は、映像信号YA0と共にセレクタ
13に入力され、これらの内の2つ(場合によっては1
つ)が乗算回路14に入力される。乗算回路14は、乗
数が0.2〜1.0まで段階的に設定された5つの乗算
器14a〜14e(乗数1.0の場合、特に乗算処理の
必要がなく、乗算器14eは無くてもよい)からなり、
セレクタ13から選択的に入力される映像信号YA0、
YA1、YA2に所定の乗数(0.2〜1.0)を乗じ
て出力する。この乗算回路14の出力については、乗算
器14a(乗数0.2)の出力と乗算器14d(乗数
0.8)の出力とが加算器15aで加算されると共に、
乗算器14b(乗数0.4)の出力と乗算器14c(乗
数0.6)の出力とが加算器15bで加算され、乗算器
14e(乗数1.0)の出力と併せてセレクタ16に入
力される。そして、セレクタ16は、1H単位で乗算器
14eの出力と加算器15a、15bの出力から1つを
選択的に取り出すことにより1Hごとに、各映像情報I
A1、IA2・・・、IB1、IB2・・・が所定の割合で合成
された映像情報LA1、LA2・・・、LB1、LB2・・・の
連続する映像信号YB0を出力する。
【0018】2つのセレクタ13、16での選択動作
は、それぞれに供給される選択制御信号CS1、CS2
により決定されるもので、図3に示す演算処理を実行す
るように構成される。例えば、セレクタ13は、映像情
報LA2に対して、映像信号YA1を乗算器14bに与え
ると共に映像信号YA0をセレクタ13cに与えること
により加算器15bから0.4IA1+0.6IA2をセレ
クタに供給し、また映像情報LB2に対して、映像信号Y
A1を乗算器14aに与えると共に映像信号YA2を乗
算器14dに与えることにより加算器15aから0.2
IB1+0.8IB2をセレクタ13に供給するように構成
される。また、演算処理の必要のない映像情報LA1、L
A6またはLB4に対して、セレクタ13は、映像信号YA
1あるいはYA2を乗算器14eに与えるように構成さ
れる。そしてセレクタ16は、それぞれの演算処理を経
た後の映像情報を取り出し、乗算器14eの出力、加算
器15a、15bの出力を1H毎に選択的に合成して映
像信号YB0を出力する。
は、それぞれに供給される選択制御信号CS1、CS2
により決定されるもので、図3に示す演算処理を実行す
るように構成される。例えば、セレクタ13は、映像情
報LA2に対して、映像信号YA1を乗算器14bに与え
ると共に映像信号YA0をセレクタ13cに与えること
により加算器15bから0.4IA1+0.6IA2をセレ
クタに供給し、また映像情報LB2に対して、映像信号Y
A1を乗算器14aに与えると共に映像信号YA2を乗
算器14dに与えることにより加算器15aから0.2
IB1+0.8IB2をセレクタ13に供給するように構成
される。また、演算処理の必要のない映像情報LA1、L
A6またはLB4に対して、セレクタ13は、映像信号YA
1あるいはYA2を乗算器14eに与えるように構成さ
れる。そしてセレクタ16は、それぞれの演算処理を経
た後の映像情報を取り出し、乗算器14eの出力、加算
器15a、15bの出力を1H毎に選択的に合成して映
像信号YB0を出力する。
【0019】このような信号処理回路によると、CCI
R方式に対応する固体撮像素子をEIA方式に準じた走
査タイミングで駆動し、得られる映像信号YA0に対し
て線形補間処理を施すことによりEIAに対応した映像
信号YB0を得ることができるため、画素数等がCCI
R方式に対応するように設定された固体撮像素子をEI
A方式に対応するテレビカメラに採用することが可能に
なる。そこで、固体撮像素子に与える同期信号を、図5
及び図6に示すようなEIA方式に準じた信号と、本来
のCCIR方式の信号とで切り換えるようにすれば、1
つのテレビカメラを2つのテレビジョン方式に対応付け
ることができ、固体撮像素子の利用範囲が拡大される。
R方式に対応する固体撮像素子をEIA方式に準じた走
査タイミングで駆動し、得られる映像信号YA0に対し
て線形補間処理を施すことによりEIAに対応した映像
信号YB0を得ることができるため、画素数等がCCI
R方式に対応するように設定された固体撮像素子をEI
A方式に対応するテレビカメラに採用することが可能に
なる。そこで、固体撮像素子に与える同期信号を、図5
及び図6に示すようなEIA方式に準じた信号と、本来
のCCIR方式の信号とで切り換えるようにすれば、1
つのテレビカメラを2つのテレビジョン方式に対応付け
ることができ、固体撮像素子の利用範囲が拡大される。
【0020】以上の実施例においては、CCIR方式に
対応する固体撮像素子をEIA方式に対応させるような
場合を例示したが、固体撮像素子のラインシフトタイミ
ングを変更し、乗算回路14の各乗数設定を変えること
により他のテレビジョン方式に対応させることも可能で
ある。
対応する固体撮像素子をEIA方式に対応させるような
場合を例示したが、固体撮像素子のラインシフトタイミ
ングを変更し、乗算回路14の各乗数設定を変えること
により他のテレビジョン方式に対応させることも可能で
ある。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、異なるテレビジョン方
式のテレビカメラの間で固体撮像素子を共通化すること
が可能になるため、固体撮像素子の利用範囲を拡大でき
る。従って、固体撮像素子の小型化によるコストの低減
と併せ、装置全体のコストの削減が可能となり、画質の
低下が抑圧された安価なテレビカメラを得ることができ
る。
式のテレビカメラの間で固体撮像素子を共通化すること
が可能になるため、固体撮像素子の利用範囲を拡大でき
る。従って、固体撮像素子の小型化によるコストの低減
と併せ、装置全体のコストの削減が可能となり、画質の
低下が抑圧された安価なテレビカメラを得ることができ
る。
【0022】また、映像信号に対する線形補間処理の過
程が簡略化され、信号処理回路の回路規模が縮小され
る。
程が簡略化され、信号処理回路の回路規模が縮小され
る。
【図1】本発明の映像信号の再生方法を説明する図であ
る。
る。
【図2】本発明の映像信号の再生方法の動作を示すタイ
ミング図である。
ミング図である。
【図3】インタレース走査の場合の信号処理過程を説明
する図である。
する図である。
【図4】本発明の映像信号の再生方法を採用する信号処
理回路のブロック図である。
理回路のブロック図である。
【図5】Aフィールドでの信号処理回路の動作を示すタ
イミング図である。
イミング図である。
【図6】Bフィールドでの信号処理回路の動作を示すタ
イミング図である。
イミング図である。
11、12 ラインメモリ 13、16 セレクタ 14a〜14e 乗算器 15a、15b 加算器 YA0〜YA2、YB0 映像信号 IA1、IA2・・・、IB1、IB2・・・ 映像情報(入力
側) LA1、LA2・・・、LB1、LB2・・・ 映像情報(出力
側)
側) LA1、LA2・・・、LB1、LB2・・・ 映像情報(出力
側)
Claims (2)
- 【請求項1】 垂直走査期間内に設定される水平走査期
間の数に対して撮像領域の受光画素の行数が少ない固体
撮像素子から、映像情報を転送出力して得られる映像信
号を画面上の走査線に従って表示する再生方法におい
て、上記固体撮像素子の転送出力を周期的に所定の水平
走査期間で停止すると共に、固体撮像素子から順次出力
される映像情報を2つのラインメモリに交互に記憶し、
各水平走査期間毎に、これらのラインメモリから読み出
される2つの映像情報及び上記固体撮像素子から出力さ
れる1つの映像情報の内の2つの情報を選択的に所定の
割合で線形合成し、合成した映像情報を上記走査線に沿
って表示することを特徴とする映像信号の再生方法。 - 【請求項2】 連続する第1乃至第5の水平走査期間の
5周期毎、第2及び第4の水平走査期間に上記固体撮像
素子の転送出力を停止し、この停止期間に上記ラインメ
モリの両方あるいは一方に記憶された映像情報から映像
信号を得ると共に、第1、第3及び第5の水平走査期間
には、上記固体撮像素子が出力する映像情報と上記ライ
ンメモリの一方に記憶された映像情報とから映像信号を
得ることを特徴とする請求項1記載の映像信号の再生方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4004924A JP2664578B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 映像信号の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4004924A JP2664578B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 映像信号の再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191732A true JPH05191732A (ja) | 1993-07-30 |
JP2664578B2 JP2664578B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=11597158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4004924A Expired - Fee Related JP2664578B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 映像信号の再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664578B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0712697A3 (en) * | 1994-11-16 | 1996-08-14 | Consorzio Telerobot | Control system with image processing for forklift trucks for loading a pallet independently |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP4004924A patent/JP2664578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0712697A3 (en) * | 1994-11-16 | 1996-08-14 | Consorzio Telerobot | Control system with image processing for forklift trucks for loading a pallet independently |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2664578B2 (ja) | 1997-10-15 |
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