JP3461374B2 - 画像取扱い装置 - Google Patents

画像取扱い装置

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JP3461374B2
JP3461374B2 JP33064593A JP33064593A JP3461374B2 JP 3461374 B2 JP3461374 B2 JP 3461374B2 JP 33064593 A JP33064593 A JP 33064593A JP 33064593 A JP33064593 A JP 33064593A JP 3461374 B2 JP3461374 B2 JP 3461374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は画像取扱い装置に関し、
特に複数個のイメージャーを用いた撮像装置の画質改善
を図る画像取扱い装置に関する。 【0002】 【従来の技術】画素数の比較的少ないイメージャー(C
CD等)を複数個用い、各イメージャーに一枚の画像を
分割した各分割領域を分担させ、複数個のイメージャー
で得られた画像を合成して高画質(多画素数)の画像を
得るような、いわゆる貼り合わせ撮像装置が提案されて
いる。 【0003】例えば、図27に示すように、一枚の画像
Gを左右上下(右下部G1、左下部G2、右上部G3、
左上部G4)の4領域に分割し、各領域の画像は対応す
るイメージャーが出力するように構成する。このような
分割画像は、例えば、図28に示す如く公知の複数個の
プリズムを用いて得られる。図28のように配設された
プリズムの透過光と反射光を適切に選択し、入射光画像
(光学像)Gを上記4つの領域に分割し、適切に配設さ
れた4個のイメージャーI1〜I4のそれぞれで各分割
画像を受光する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、従来の画像取扱い装置は、例えば、NTSC方
式の通常のCCDをイメージャとして用い、4個のイメ
ージャにより上下左右4領域の画像を得、これらを結合
してNTSC用のモニタに映出する場合につき、特にそ
の走査線については整合を図らねばならないところであ
るが、その点での具体的な手段までは配慮されていなか
った。 【0005】そこで、本発明の目的は、上述した問題点
を解決すべく高画質画像を得る複数のイメージャーを用
いた画像取扱い装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による画像取扱い装置は、水平方向に数えた
画素数及び垂直方向に数えた走査線数が各所定の値に設
定された表示画面領域を少なくとも上下の分割を含んで
複数に分割してなる各部分領域毎に対応する部分画像の
生成を賄うべく各所定位置に配されてなる複数の撮像素
子と、複数の撮像素子のうちの当該一の撮像素子の配置
に対応する当該他の撮像素子の正規の位置からの位置の
回転移動による位置ずれに係る映像信号の誤差を補正す
べく上記当該他の撮像素子からの信号を読み出すにつ
き、上記表示画面領域での上記走査線数との整合をはか
るべく該他の撮像素子がその正規の位置に配されている
ときには有効な走査線としては用いられない走査線に対
応する画素の信号を上記有効な走査線として用いられる
走査線に対応する画素の信号との補間演算に用いて補間
走査信号を生成するための補間走査信号生成手段と、を
備えて構成される。 【0007】 【作用】本発明では、複数の撮像素子のうちの一の撮像
素子の配置に対応する当該他の撮像素子の正規の位置か
らの位置の回転移動による位置ずれに係る映像信号の誤
差を補正するため、他の撮像素子からの信号を読み出す
際、表示画面領域での走査線数との整合をはかるべく該
他の撮像素子がその正規の位置に配されているときには
有効な走査線としては用いられない走査線に対応する画
素の信号を有効な走査線として用いられる走査線に対応
する画素の信号との補間演算に用いて補間走査信号を生
成している。 【0008】 【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1〜図3は本発明に関連する画像取
扱装置の一例を示す図である。を NTSC方式で38
万画素の通常のCCDをイメージャーとして用い、4個
のイメージャーにより上下左右4領域の画像を得、これ
らを結合した図が図1に示されている。本例では、各分
割画像は水平方向:768画素×垂直方向:480ライ
ンであり、総合的には水平方向:1536画素、垂直方
向:960ラインとなって、水平方向の解像度は改善さ
れる。しかしながら、実際のNTSC方式では、有効ラ
イン数は480ライン、1フィールドラインは240ラ
インで良く、イメージャー一枚当り480ラインから1
20ラインを生成すれば良い。つまり、4ラインで1ラ
インを生成すれば良い。図2に示すように、4本のライ
ン情報A〜Dから1本のライン情報を生成するために、
ライン情報CとDは用いずに奇数ラインは1ライン目は
ライン情報AとBから生成し、2ライン目を次のライン
情報AとBから生成する。また、インターレース方式で
は、ライン情報AとBは用いず、偶数ラインの各ライン
情報はライン情報CとDを用いて生成される。このと
き、インターレースのため、偶数フィールドを1ライン
ずつずらせ、奇数ラインと偶数ラインの読み出しは混合
画素が互い違いにずれるように行われる。 【0009】図3には、2個のイメージャーI1とI2
の出力を用いて混合出力を得るときのタイミングチャー
トが示されている。他の2個のイメージャーI3、I4
も同様である。これらのイメージャの駆動は、後述する
図4のTG(タイミングジェネレータ)6Bからの信号
によって行われている。水平転送パルスに同期して、イ
メージャーI1の出力がライン情報AとBの平均AB=
(A+B)/2、ライン情報CとDの平均CD=(C+
D)/2として求められる。ここで、A〜Dのサフィッ
クス番号は順番を示す。これらイメージャーI1とI2
の出力を交互に読み出し、ライン情報CとDは廃棄し、
必要なライン情報を生成する。したがって、きわめて簡
単な構成により、表示系との整合が図られた合成画像が
得られる。 【0010】図4は、本発明に関連する画像取扱装置の
一例を示す構成ブロック図である。本例では、上記例で
廃棄していた図2のライン情報CとDを廃棄せず、図5
に示すように、情報ABとCDから新たな1ライン目を
生成する。その際、ライン情報ABとライン情報CDの
相関を検出し、相関が強いときには両情報の平均値を新
たなライン情報とすることによってノイズリダクション
効果を得ている。この処理は、奇数ライン及び偶数ライ
ンについて行われる。平均処理のためには、図6に示す
ように、1Hディレー部8と加算器11及び1/2乗算
器12から成る平均回路を用いることができる。 【0011】図7には、かかる平均化処理動作のタイミ
ングチャートが示されている。水平同期信号HSYNC
に同期して、イメージャー(CCD)からのmライン目
のデータAとBの平均データAB(m)、CD(m)、
続いて(m+1)ライン目の平均データAB(m+1)
…が出力され、1Hディレー部8によって1H遅延され
た平均データがCD(m−1)、AB(m)、CD
(m)のように出力される。したがって、平均処理(C
D+AB)/2、(AB+CD)/2、(CD+AB)
/2が出力として得られることになる。 【0012】図4を参照すると、4個(4枚)のイメー
ジャー(CCD)1A,1B,1C及び1Dは、それぞ
れ一枚の画像を上下左右に分割した左上部、右上部、左
下部及び右下部の画像領域を分担しており、TG(タイ
ミングジェネレータ)6Bによって駆動される各イメー
ジャーの出力は、S/H&AGC部2A〜2Dでそれぞ
れサンプルホールドされ、AGC(自動利得制御)され
た後、A/Dコンバータ3A〜3Dでデジタル信号に変
換される。 【0013】A/Dコンバータ3A〜3Dからの各出力
は、撮像プロセス部4A〜4Dで、例えばγ処理、アパ
ーチャ処理、色分離処理等の所定の撮像プロセスが施さ
れて、それぞれフィールドメモリ5A〜5Dに記憶され
る。フィールドメモリ5A〜5Dの書き込み及び読み出
しは、メモリコントロール部6Aからの制御信号により
制御される。 【0014】スイッチ7Aと7Bは、一枚の画像の上半
分、下半分等の必要とする画像領域対応のデータをフィ
ールドメモリ5A〜5Dから選択的に出力するもので、
切換制御信号CONT1が“L”のとき上半分領域が指定さ
れ、“H”のとき下半分領域が指定されて対応データが
読み出される。すなわち、切換制御信号CONT1が“L”
のときには、フィールドメモリ5Aと5Bからのデータ
が切換スイッチ7Aと7Bから出力され、切換制御信号
CONT1が“H”のときにはフィールドメモリ5Cと5D
からのデータが出力される。 【0015】切換スイッチ7Aと7Bからの出力は、切
換スイッチ9AのL端子とH端子に入力されるととも
に、1/2Hディレー部8Aと8Bで1/2H遅延され
て切換スイッチ9BのL端子とH端子に送出される。切
換スイッチ9Aと9Bは、一画面の左半部と右半部領域
を指定、選択出力するもので、切換制御信号CONT2が
“L”のとき左半部領域が指定され、“H”のとき右半
部領域が指定されて選択出力される。すなわち、切換制
御信号CONT2が“L”のときには切換スイッチ7Aの出
力と、該出力が1/2Hデイレー部8Aで1/2H遅延
された出力とが選択され、加算器11で加算された後、
1/2乗算器12で1/2が乗算されて平均化処理が施
される。一方、切換制御信号CONT2が“H”のときに
は、 切換スイッチ7Bの出力と、該出力が1/2Hデ
ィレー部8Bで1/2遅延された出力とが選択され、同
様に、加算器11と1/2乗算器12で平均化処理が施
される。 【0016】相関検出部10は、切換スイッチ9Aと9
Bの出力の相関、つまり、隣り合うライン間の相関を検
出し、相関が高いときには、1/2乗算器12からの出
力である上記平均化処理されたデータを、また相関が低
いときには平均化処理されない切換スイッチ9Aからの
データを選択すべく、切換スイッチ13を切り換え制御
せしめる。こうすることにより、相関の低いデータ(横
線のある画像)を平均化処理することによる垂直解像度
の劣化を防止できるとともに、相関の高いデータに対し
ては平均化処理することによってノイズリダクションに
よる画質の改善を図ることができる。切換スイッチ13
の出力は、NTSC用エンコーダ14で、エンコード処
理され、D/Aコンバータ15でアナログ信号に変換さ
れて、ビデオ出力が得られる。 【0017】図8には、上述図1における切換スイッチ
7Aと7Bによるフィールドメモリ5A〜5Dの選択出
力の動作タイミングチャートが示されている。1フィー
ルド分のタイミングに相当する垂直同期信号VSYNC
に同期して、切換制御信号CONT1が“L”と“H”交互
に変化し、それに伴ってフィールドメモリ5A,5Bと
5C,5Dの出力が図示の如く選択される。 【0018】図9には、上述切換スイッチ9A,9Bに
よるフィールドメモリ5Aと5Bからの出力の選択動作
及び平均化処理出力の関係が示されている。フィールド
メモリ5Cと5Dからの出力についても同様であるの
で、本図では省略してある。水平同期信号HSYNCに
同期してフィールドメモリ5A,5Bからは、図示のよ
うにデータが出力されるが、上述ノイズリダクション効
果を得るため、1水平同期信号周期内に2ライン分を読
み出している。 【0019】切換制御信号CONT2が”L”では左半部の
データが選択され、フィールドメモリ5Aの出力と、該
出力が1/2H遅延された出力とが切換スイッチ9Aと
9Bを通り、加算器11と1/2乗算器12による平均
化処理データが得られる。一方、切換制御信号 CONT2が
“H”では右半部のデータが選択され、フィールドメモ
リ5Bの出力と、該出力が1/2H遅延された出力とが
切換スイッチ9Aと9Bを通り、同様に平均化処理デー
タが得られる。 【0020】上述画像取扱い装置では、所定位置に配設
された複数個のイメージャーからの画像データを電気的
に合成して一枚の画面画像を生成しているが、イメージ
ャーを互いに高精度の関係で配設することは困難であ
り、隣り合うイメージャー配設関係がずれることは避け
られない場合が多い。 【0021】本発明に関連する画像取扱装置の次の例
は、かかるイメージャー配設関係のずれを補償するもの
でなおかつ高画質を維持するための画像取扱い装置であ
る。例えば、図10に示すように、左上部領域を分担す
るイメージャーIA と右上部領域を分担するイメージャ
ーIB について、イメージャーIB が水平方向及び垂直
方向にずれたときには、このずれを補償する必要があ
る。図中、白丸がイメージャーIA からの画素データ
を、黒丸がイメージャーIB からの画素データを示し、
三角印が補間による補償後の画素データを示す。この補
償された画素データは、隣接周辺の4つの画素データに
基づく補間により得られる。 【0022】NTSC方式では、イメージャー出力画像
は図11(B)に示すようにアスペクト比は3:4、1
画素のアスペクト比は2.4:1となり、上述の例で
は、1フィールドから120ライン生成すれば良い。こ
こで、同図(A)のように、ライン情報C,Dを廃棄す
ると、補間に用いる周辺の4画素データの垂直方向の距
離は4.8となり、距離が長くなって補間精度が劣化す
る。 【0023】そこで、本例では、画素データC,Dを廃
棄せず、補間に用いる基礎データとして用いることによ
り補間精度を上げ、高画質化を図っている。 【0024】図12と図13は、本例による画像取扱い
装置の構成ブロック図を示し、図12のイメージャー
(CCD)1A〜1D、S/H&AGC部2A〜2D、
A/Dコンバータ3A〜3D、撮像プロセス部4A〜4
D、切換スイッチ7Aと7B、1/2Hデイレー部8A
と8B及び切換スイッチ9Aと9Bは、図4の構成と同
様であり、切換スイッチ9A,9Bの出力側#A、#B
と、エンコーダ14の入力側#C間に、図13に示すよ
うな補間回路が挿入される。 【0025】切換スイッチ9Aからの出力であるフィー
ルドメモリ5Aからの出力と、切換スイッチ9Bからの
出力であるフィールドメモリ5Aからの1/2Hデイレ
ー出力は、1クロック(1CLK)ディレー部16A,
16Bと乗算器17A,17Cに供給される。このと
き、補間処理を説明する図14において、切換スイッチ
9Aと9Bからの出力が、図14の画素データとに
相当し、1CLKディレー部16Aと16Bからの出力
が画素データとにそれぞれ相当する。 【0026】乗算器17Aと17Bは、周知のように画
素データとに対して、図14に示す距離係数Kxと
1−Kxをそれぞれ乗算し、乗算結果が加算器18Aで
加算されて、図14のB位置の補間画素データが得られ
る。同様に、乗算器17Cと17Dは、画素データと
に対して、距離係数Kxと1−Kxを乗算し、乗算結果
が加算器18Bで加算されて、図14のA位置の補間画
素データが得られる。続いて加算器18Aと18Bの出
力は、それぞれ、乗算器19Aと19Bで距離係数Ky
と1−Kyが乗算され、乗算結果が加算器20で加算さ
れて、求めるべき補間データ(図14の黒丸位置)が得
られ、図12のエンコーダ14に出力されることにな
る。 【0027】図15には、図12の切換制御信号CONT1
により動作する切換スイッチ7Aと7Bを介してフィー
ルドメモリ5A〜5Dからの読み出し出力のタイミング
チャートが示されている。このタイミングチャートは図
8と実質的に同一である。また、図16には、図12の
切換制御信号CONT2により切換スイッチ9Aと9Bを介
してフィールドメモリ5A,5Bと、1/2Hディレー
部8A,8Bの出力のタイミングチャートが示されてい
る。 【0028】図17は、本発明による画像取扱装置の一
実施例を説明するための図で、先の実施例が水平方向と
垂直方向のイメージャー配設位置のずれを補償するのに
対して、隣接イメージャーの配設関係が角度θだけずれ
ている場合に補償を行う実施例である。同図(A)に示
すように、2つのイメージャーでの配設位置が角度θだ
け回転ずれがある場合に得られる画像を補償するため、
同図(B)に示すように、一旦メモリに記憶された画像
データを角度θだけ斜め方向に読み出す。すなわち、同
図(B)において、実線は回転ずれのあるイメージャー
出力でメモリに記憶されている画像を示し、被写体画像
もθだけ傾斜している画像データがメモリライトエリア
に記憶されている。この被写体画像を回転ずれのない状
態にするには、メモリからの読み出しを同図の矢印で示
す方向にθだけ傾けて読み出すようなメモリリードエリ
アとすれば良い。このとき、読み出し方向には画素デー
タが存在しないから、読み出し方向に位置すべき画素デ
ータを、現存する画素データから補間により生成しなけ
ればならない。 【0029】図18は、この補間処理を説明するための
図で、白丸で示す4つの現存する画素データ(メモリラ
イト画素データ)から、読み出し方向上にある黒丸で示
す画素データを生成するには、図14と同様に、距離係
数Kx,Ky,1−Kx ,1−Kyを用いて補間により得
られる。このときにも、図11と同様垂直方向のライン
データの補間の際には、ライン情報(CD)を用いて行
う。 【0030】図18のように得られた読み出し方向の補
間画素データに対応するアドレスが回転ずれ補償には必
要である。この回転制御を行うために必要なアドレスを
得るためのアドレス変換の原理を図19を参照して説明
する。図19は、細線で示される原画を、θだけ回転し
て斜め読み出し(走査)による太線画像を得る際のアド
レス位置関係を示している。図中、白丸はメモリに記憶
された実画素を示し、黒丸はメモリから読み出す仮想画
素を示す。各アドレス位置P(00),P(10),P
(20),P(01),P(11),P(21),P
(02),P(12),P(22)対応の画素データが
フィールドメモリに書き込まれており、これらアドレス
位置の画素データを用いて、位置P(00)を中心にし
てθだけ回転した後の太線で示す対応アドレス位置Q
(10),Q(20),Q(01),Q(11),Q
(21),…を求め、アドレス信号Addとしてフィー
ルドメモリに送出する。 【0031】例えば、図19におけるアドレス位置Q
(10),Q(20),Q(01),Q(11)仮想画
素アドレスは、図示の関係から次のようにして求まる。 Q(10):x…P(00)+cosθ y…P(00)+sinθ Q(20):x…P(00)+2cosθ =P(10)+2cosθ−1 y…P(00)+2sinθ =P(10)+2sinθ Q(01):x…P(00)−sinθ y…P(00)+cosθ Q(11):x…P(00)−sinθ+cosθ =P(01)−sinθ+cosθ y…P(00)+cosθ+sinθ =P(01)+cosθ+sinθ−1 【0032】図20には、上述Xアドレスを発生する回
路例が示されている。XSTレジスタ101Xには、最
初に読み出す画素アドレス、本例では0が設定され、X
Wレジスタ102Xからは、図19に示すXW=cos
θが発生され、X0レジスタ103Xからは、図19に
示すX0=−sinθが発生されている。加算器104
Xの出力は、遅延器106Xで1クロック(1画素分)
遅延される。加算器104Xは、XWレジスタ102X
からのcosθと、遅延器106Xからの出力とを加算
する。遅延器106Xの出力は、XSTレジスタ101
Xからの出力(本例では0)と、加算器108Xにおい
て加算される。遅延器107Xは、加算器105Xの出
力を1Hだけ遅延する。加算器105Xは、X0レジス
タ103Xからの−sinθと、遅延器107Xからの
出力とを加算する。加算器109Xは、遅延器107X
の出力と、加算器108Xの出力とを加算してXアドレ
ス信号KXとして出力する。 【0033】図21は、図20と同様な構成のYアドレ
ス信号を発生する回路例が示されている。YSTレジス
タ101Yは、0が設定され、YWレジスタ102Yか
らは、図19に示すYW=sinθが発生され、Y0レ
ジスタ103Yからは、図19に示すY0=cosθが
発生されている。加算器104Yの出力は遅延器106
Yで1クロック(1画素分)遅延される。加算器104
Yは、YWレジスタ102Yからのsinθと、遅延器
106Yからの出力とを加算する。遅延器106Yの出
力は、YSTレジスタ101Yからの出力(本例では
0)と、加算器108Yにより加算される。遅延器10
7Yは、加算器105Yの出力を1Hだけ遅延する。加
算器105Yは、Y0レジスタ103Yからのcosθ
と、遅延器107Yからの出力とを加算する。加算器1
09Yは、遅延器107Yの出力と、加算器108Yの
出力とを加算してYアドレス信号として出力する。 【0034】図22には、図19に示すアドレス変換原
理図を、図23に示す3対4のアスペクト比(768画
素,240ライン)に適用した場合で、30度だけ回転
した場合のアドレス変換図が示されている。この場合、
図23に示す如く、1画素は縦横が2.4対1の大きさ
となる。 このとき、XST=0 XW=0.866 X
0=−2.4×0.5 YST=0 YW=0.5/2.4 Y0=0.8
66 であり、図からも明らかなように、画素数m、ライン数
nにおけるXアドレスXmnとYアドレスYmnを表す
一般式は次のようになる。 Xmn=XST+m・XW+n・X0 Ymn=YST+m・YW+n・Y0 例えば、0ライン目(n=0)のアドレス(座標)は、 (XY)=(0,0),(0.866,0.208),
(1.732,0.417),… 1ライン目(n=1)では、 (XY)=(−1.2,0.866),(−0.33
4,1.074),(0.532,1.28),…とな
る。ここで、各アドレスの整数部がアドレスAddを、
小数部が補間係数Kを示していることは図から明らかで
ある。 【0035】例えば図24示すような前述と同様な4点
加重方式が好ましい。メモリから読み出すべきアドレス
位置Qは、図のように、X1とX2を定めると、周囲の
4点P(11),P(21),P(12),P(22)
の加重平均を用いて、下式により求める。 Q=(1−Ky)X1+Ky・X2 X1=(1−Kx)P(11)+KxP(21) X2=(1−Kx)P(12)+KxP(22) したがって、 Q=(1−Kx)(1−Ky)P(11)+Kx(1−Ky)P(21) +Ky(1−Kx)P(12)+Kx・Ky・P(22)…(1) (1)式の演算は、1サイクル内に4画素アドレスP
(11),P(21),P(12),P(22)を同時
に読み出すことにより実現できる。上記4画素の同時読
み出しは、例えば図25に示すようなメモリ構成を用い
て行うことができる。 【0036】図25に示す例では、一度のアドレス供給
により4画素を読み出すことができるように、偶数列、
偶数行メモリ(A)、奇数列、偶数行メモリ(B)、偶
数列、奇数行メモリ(C)及び奇数列、奇数行メモリ
(D)の4個の独立メモリを設けている。 【0037】図26は、上述4点加重平均回路による演
算を行うためにメモリからのデータ読み出し用アドレス
発生回路を示し、列アドレス0〜9ビットと行アドレス
0〜7ビットから奇数列メモリ用列アドレス、偶数列メ
モリ用列アドレス、奇数行メモリ用行アドレスおよび偶
数行メモリ用行アドレスが生成される。列アドレスの0
ビットはセレクト信号HSELとして出力されるととも
に、加算器201で、1〜9ビットと加算される。1〜
9ビットが奇数列メモリ用列アドレスとなり、加算器2
01の出力が偶数列メモリ用列アドレスとなる。同様
に、行アドレスの0ビットはセレクト信号VSELとし
て出力されるとともに、加算器202で、1〜7ビット
と加算される。1〜7ビットが奇数行メモリ用行アドレ
スとなり、加算器202の出力が偶数行メモリ用行アド
レスとなる。 【0038】図27にはメモリから読み出したリードデ
ータを用いて(1)式に示す4点加重平均演算を行うた
めの回路例が示されている。図27において、セレクタ
203と204は、図26で得られたセレクト信号HS
ELが“H”のときは“H”端子が、“L”のときは
“L”端子が選択され、セレクタ211は、同様にセレ
クト信号VSELにより対応する端子が選択される。セ
レクタ203には、図13に示されている偶数列偶数行
リードデータAと奇数列偶数行リードデータBが入力さ
れ、セレクタ204には、図13には図示していない偶
数列奇数行リードデータCと奇数列奇数行リードデータ
Dが入力されている。 【0039】セレクタ203からの2つの出力は、それ
ぞれ乗算器205,206により係数(1−Kx),K
xが乗算される。乗算器205と206の出力は、加算
器207で加算され、セレクタ211の2入力端子
(L,H)に出力される。一方、セレクタ204からの
2つの出力は、それぞれ乗算器208,209により係
数(1−Kx),Kxが乗算される。乗算器208と2
09の出力は、加算器210で加算され、セレクタ21
1の他の2入力端子(L,H)に出力される。 【0040】セレクタ211からの2つの出力は、上記
X1とX2であり、それぞれ乗算器212,213によ
り係数(1−KY),KYが乗算される。乗算器212と
213の出力は、加算器214で加算されて補間後のデ
ータが得られる。 【0041】図26と図27の例において、セレクト信
号が必要なのは、図28に示すように、選択すべき4点
のアドレスが、パターン#1〜#4の4通りに応じて生
成されるからであり、本例ではパターン#2の例を示し
ている。 【0042】図29は、本実施例による画像取扱い装置
の構成ブロック図である。図中、図4と同一符号が付さ
れている構成部は、同様な機能を有する構成部を示す。
4個の各イメージャー対応に設けられたフィールドメモ
リ21A〜21Dはメモリコントロール部22により読
み出し、書き込みが制御される。上記回転ずれは一つの
イメージャー出力に対してのものであるため、本例では
フィールドメモリ21Aには上述補間処理部を設けず、
フィールドメモリ21B,21C及び21Dの出力に対
して補間処理を施す補間処理部23B,23C及び23
Dが設けられている。この補間処理に用いられる補間係
数(Kx,Ky等)は補間係数発生部24から発生され
る。切換スイッチ25は、フィールドメモリ21A及び
出力補間処理部23B〜23Dからの出力を切り換え出
力してエンコーダ13に送出する。 【0043】上述実施例は、回転ずれに対する補償につ
いて説明しているが、水平方向や垂直方向ずれに対して
も有効であることは明らかである。また、4個の各イメ
ージャー出力のバックフォーカス(ズーム比率)のずれ
をも補償することができる。以上の説明は、NTSCイ
メージャーについてのものであるが、PAL方式やHD
TV等の他の方式のイメージャーについても適用できる
ことは勿論である。 【0044】 【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
取扱い装置によれば、複数の撮像素子からの出力の処理
により、表示画面領域に係る走査線数との整合を簡単に
とることができるだけでなく、位置合わせに必要な回転
処理により、垂直解像度の劣化が抑圧され高画質が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】NTSC方式で38万画素の通常のCCDを4
個イメージャーとして用い、得られた画像の結合図であ
る。 【図2】4本のライン情報A〜Dから1本のライン情報
を生成する原理を説明するための図である。 【図3】2個のイメージャーI1とI2の出力を用いて
混合出力を得るときのタイミングチャートを示す図であ
る。 【図4】本発明に関連する画像取扱装置の一例を示す構
成ブロック図である。 【図5】図4に示す例におけるライン情報ABとCDか
ら新たな1ライン目を生成する原理を説明するための図
である。 【図6】図4に示す例における平均回路を示す図であ
る。 【図7】図4に示す例における平均化処理動作のタイミ
ングチャート図である。 【図8】図4に示す例における切換スイッチ7Aと7B
によるフィールドメモリ5A〜5Dの選択出力の動作タ
イミングチャートを示す図である。 【図9】図4に示す例における切換スイッチ9A,9B
によるフィールドメモリ5Aと5Bからの出力の選択動
作及び平均化処理出力の関係を示す図である。 【図10】本発明に関連する画像取扱装置の他の例を説
明するための図である。 【図11】NTSC方式のイメージャー出力画像を示す
図である。 【図12】本発明に関連する画像取扱装置の更に他の例
を示す構成ブロック図である。 【図13】図12における補間回路例を示す図である。 【図14】図13における補間処理を説明する図であ
る。 【図15】図12の切換制御信号CONT1により動作する
切換スイッチ7Aと7Bを介するフィールドメモリ5A
〜5Dからの読み出し出力のタイミングチャートを示す
図である。 【図16】図12の切換制御信号CONT2により切換スイ
ッチ9Aと9Bを介してフィールドメモリ5A,5B
と、1/2Hディレー部8A,8Bの出力のタイミング
チャートを示す図である。 【図17】本発明による画像取扱装置の一実施例を説明
するための図である。 【図18】図17におけるこの補間処理を説明するため
の図である。 【図19】本発明の上述実施例における画像回転原理を
示すアドレス生成原理図である。 【図20】図19に示す原理図によりXアドレスを生成
するための回路図である。 【図21】図19に示す原理図によりYアドレスを生成
するための回路図である。 【図22】図19に示す原理を実際の画像回転に適用し
た場合のアドレス生成原理を示す図である。 【図23】図22に示す原理図の基本となる画像構成図
である。 【図24】本発明の実施例における4点加重平均演算に
よる補間処理の原理図である。 【図25】図24に示す補間処理を行うのに用いられる
メモリ構成図である。 【図26】図24に示す補間処理で用いられるメモリ読
み出し用のアドレス生成回路の一例を示す回路図であ
る。 【図27】図24示す補間処理の一例を示す回路図であ
る。 【図28】図24に示す補間処理における選択される4
点の偶、奇組み合わせ例を示す図である。 【図29】本実施例による画像取扱い装置の構成ブロッ
ク図である。 【図30】画素数の比較的少ないイメージャーを複数個
用いた撮像装置を説明するための図である。 【図31】図30に示す撮像装置の構成を説明する図で
ある。 【符号の説明】 1A〜1D イメージャー
(CCD) 2A〜2D S/H&AGC
部 3A〜3D A/Dコンバー
タ 4A〜4D 撮像プロセス部 5A〜5D,21A〜21D フィールドメモ
リ 6A,22 メモリコントロ
ール部 6B TG(タイミン
グジェネレータ) 7A,7B,9A,9B,13,25 切換スイッチ 8A,8B 1/2Hディレ
ー部 10 相関検出部 11,18A,18B,20 加算器 12 1/2乗算部 14 エンコーダ 15 D/Aコンバー
タ 16A,16B 1CLKデイレ
ー部 17A〜17D,19A,19B 乗算器 23B〜23D 補間処理部 24 補間係数発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/335 G06T 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】水平方向に数えた画素数及び垂直方向に数
    えた走査線数が各所定の値に設定された表示画面領域を
    少なくとも上下の分割を含んで複数に分割してなる各部
    分領域毎に対応する部分画像の生成を賄うべく各所定位
    置に配されてなる複数の撮像素子と、 複数の撮像素子のうちの当該一の撮像素子の配置に対応
    する当該他の撮像素子の正規の位置からの位置の回転移
    動による位置ずれに係る映像信号の誤差を補正すべく上
    記当該他の撮像素子からの信号を読み出すにつき、上記
    表示画面領域での上記走査線数との整合をはかるべく該
    他の撮像素子がその正規の位置に配されているときには
    有効な走査線としては用いられない走査線に対応する画
    素の信号を上記有効な走査線として用いられる走査線に
    対応する画素の信号との補間演算に用いて補間走査信号
    を生成するための補間走査信号生成手段と、を備えたこ
    とを特徴とする画像取扱い装置。
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