JPH05190845A - Mis型電界効果トランジスタ - Google Patents
Mis型電界効果トランジスタInfo
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- JPH05190845A JPH05190845A JP19677492A JP19677492A JPH05190845A JP H05190845 A JPH05190845 A JP H05190845A JP 19677492 A JP19677492 A JP 19677492A JP 19677492 A JP19677492 A JP 19677492A JP H05190845 A JPH05190845 A JP H05190845A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オフセット構造を有するMOSトランジスタの
実効チャネルコンダクタンスの低下を防止する。 【構成】ゲート電極の側部上に、二酸化シリコンよりも
比誘電率が高い材料からなる側壁膜を設ける。 【効果】ゲートからのフリンジ容量によりソース、ドレ
インの低不純物拡散層の表面へのゲート電圧への影響を
高め、実効伝達コンダクタンスを高くできる。
実効チャネルコンダクタンスの低下を防止する。 【構成】ゲート電極の側部上に、二酸化シリコンよりも
比誘電率が高い材料からなる側壁膜を設ける。 【効果】ゲートからのフリンジ容量によりソース、ドレ
インの低不純物拡散層の表面へのゲート電圧への影響を
高め、実効伝達コンダクタンスを高くできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMIS電界効果トランジ
スタに係り、特に超微細MIS電界効果トランジスタの
高耐圧化に好適で、耐ホットキャリア効果のすぐれたM
IS型電界効果トランジスタに関する。
スタに係り、特に超微細MIS電界効果トランジスタの
高耐圧化に好適で、耐ホットキャリア効果のすぐれたM
IS型電界効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】現在MIS電界効果トランジスタ(以降
単にトランジスタと称する)は微細化のためゲート絶縁
膜を薄くし、ソース・ドレイン間隔を狭くしかつ、ソー
ス・ドレイン接合を浅くしようとしている。
単にトランジスタと称する)は微細化のためゲート絶縁
膜を薄くし、ソース・ドレイン間隔を狭くしかつ、ソー
ス・ドレイン接合を浅くしようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記傾向の結果、現在
のトランジスタにおける最大の問題はソース・ドレイン
間耐圧の低下である。ドレイン側から伸びてきた空乏層
がソース領域に達するために生ずる、いわゆるパンチス
ルー耐圧は基板濃度を増すことにより避けることができ
るが、そうすることによって逆に雪崩降服耐圧が減少す
ることになる。特に、ゲート、ソースおよび基板電圧を
零とした時の雪崩降服電圧(以下BVDSと略す。)は、
ゲート電圧によって基板表面電位の増加が抑えられるた
め接合耐圧にくらべ極端に低下してしまう。その結果、
チャネル長1μm、ゲート酸化膜厚20nm、ソース・
ドレイン接合深さ0.35μmなる微細トランジスタの
ソース・ドレイン間耐圧は約6Vと通常の電源電圧5V
にほぼ一致するまでに低下する。
のトランジスタにおける最大の問題はソース・ドレイン
間耐圧の低下である。ドレイン側から伸びてきた空乏層
がソース領域に達するために生ずる、いわゆるパンチス
ルー耐圧は基板濃度を増すことにより避けることができ
るが、そうすることによって逆に雪崩降服耐圧が減少す
ることになる。特に、ゲート、ソースおよび基板電圧を
零とした時の雪崩降服電圧(以下BVDSと略す。)は、
ゲート電圧によって基板表面電位の増加が抑えられるた
め接合耐圧にくらべ極端に低下してしまう。その結果、
チャネル長1μm、ゲート酸化膜厚20nm、ソース・
ドレイン接合深さ0.35μmなる微細トランジスタの
ソース・ドレイン間耐圧は約6Vと通常の電源電圧5V
にほぼ一致するまでに低下する。
【0004】上記のごとき微細トランジスタにおいては
電源電圧の変動により簡単に破壊される。したがって従
来の微細トランジスタにおいては上記欠点を克服するた
めドレイン構造に関し、0.2μm程度の浅い接合深さ
を有する高濃度不純物拡散層と0.35μm程度のより
深い接合深さを有する低濃度不純物拡散層を組合せる、
いわゆる二重ドレイン構造を採用している。上記構造に
よりBVDS値を約1.5乃至2V向上させることができ
る。
電源電圧の変動により簡単に破壊される。したがって従
来の微細トランジスタにおいては上記欠点を克服するた
めドレイン構造に関し、0.2μm程度の浅い接合深さ
を有する高濃度不純物拡散層と0.35μm程度のより
深い接合深さを有する低濃度不純物拡散層を組合せる、
いわゆる二重ドレイン構造を採用している。上記構造に
よりBVDS値を約1.5乃至2V向上させることができ
る。
【0005】したがって上記の改良された従来微細トラ
ンジスタにおいては電源電圧の変動による破壊からは通
常まぬがれることができる。しかしながら上記の改良さ
れた微細トランジスタにおいても信頼性の観点からはい
まだ満足できるものではなかった。すなわち、通常条件
の長期間動作においてはドレイン近傍における強電界効
果によりホットキャリアがゲート絶縁膜中に注入され、
閾電圧値の変動、さらには表面準位密度の増大、および
伝達コンダクタンスの低下等の特性劣化が生じた。
ンジスタにおいては電源電圧の変動による破壊からは通
常まぬがれることができる。しかしながら上記の改良さ
れた微細トランジスタにおいても信頼性の観点からはい
まだ満足できるものではなかった。すなわち、通常条件
の長期間動作においてはドレイン近傍における強電界効
果によりホットキャリアがゲート絶縁膜中に注入され、
閾電圧値の変動、さらには表面準位密度の増大、および
伝達コンダクタンスの低下等の特性劣化が生じた。
【0006】本発明の目的はソース・ドレイン間耐圧が
通常の電源電圧にくらべ十分に高く、ホットキャリア注
入に基づく特性劣化が生じない超微細トランジスタを提
供することにある。
通常の電源電圧にくらべ十分に高く、ホットキャリア注
入に基づく特性劣化が生じない超微細トランジスタを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の二重ドレ
イン構造の最適条件の検討において、特に浅い接合深さ
を有する高濃度不純物分布領域のはたす役割に着目し解
析した結果に基づく。図1は従来の二重ドレイン構造を
有するトランジスタの断面図である。図1に於いて、1
はp型半導体基板、2はフィルド酸化膜、3はゲート酸
化膜、5乃至8はゲート電極4を拡散マスクとして形成
されたn型不純物領域で5及び7がドレイン拡散層、6
及び8がソース拡散層である。ここで5及び6は低不純
物濃度拡散層であり、表面不純物濃度をCs2、接合深
さをXj2で定義する。7及び8は高不純物濃度拡散層
であり、表面不純物濃度をCs1、接合深さをXj1で定
義する。9及び10は各々ドレイン電極、ソース電極で
ある。図2は図1のトランジスタの半導体表面において
ドレイン拡散層端からソース拡散層側への距離の関数と
しての不純物濃度分布とそこにおける電界を解析した代
表的な結果である。図2は実効チャネル長が1.1μ
m、ゲート酸化膜3の膜厚が20nm、Xj1が0.2
5μm、Xj2が0.35μm、Cs1が1×1021cm
~3、Cs2が1×1019cm~3の場合で、ゲート電極
4、及びドレイン電極9に印加した電圧は各々、0V、
及び10Vである。
イン構造の最適条件の検討において、特に浅い接合深さ
を有する高濃度不純物分布領域のはたす役割に着目し解
析した結果に基づく。図1は従来の二重ドレイン構造を
有するトランジスタの断面図である。図1に於いて、1
はp型半導体基板、2はフィルド酸化膜、3はゲート酸
化膜、5乃至8はゲート電極4を拡散マスクとして形成
されたn型不純物領域で5及び7がドレイン拡散層、6
及び8がソース拡散層である。ここで5及び6は低不純
物濃度拡散層であり、表面不純物濃度をCs2、接合深
さをXj2で定義する。7及び8は高不純物濃度拡散層
であり、表面不純物濃度をCs1、接合深さをXj1で定
義する。9及び10は各々ドレイン電極、ソース電極で
ある。図2は図1のトランジスタの半導体表面において
ドレイン拡散層端からソース拡散層側への距離の関数と
しての不純物濃度分布とそこにおける電界を解析した代
表的な結果である。図2は実効チャネル長が1.1μ
m、ゲート酸化膜3の膜厚が20nm、Xj1が0.2
5μm、Xj2が0.35μm、Cs1が1×1021cm
~3、Cs2が1×1019cm~3の場合で、ゲート電極
4、及びドレイン電極9に印加した電圧は各々、0V、
及び10Vである。
【0008】図2から明らかなごとく、ドレイン電圧の
印加により半導体表面における最大電界は不純物濃度が
1018cm~3附近におけるドレイン拡散層内部において
形成され、不純物濃度がより高いドレイン拡散層7内に
おいては電界がより小さくなっていくことがわかる。本
発明はかかる解析結果、高不純物濃度拡散層7内におけ
る電界の急激な低下傾向に着目したことに基づく。すな
わち、上記の結果は従来の二重ドレイン構造のトランジ
スタに於いて、上記領域7が高耐圧化に関し、ほとんど
寄与していないと考えることができる。上記概念に基づ
けば微細トランジスタの高耐圧化の観点から、高不純物
濃度拡散層の存在はむしろ障害となっており、ドレイン
拡散層を低不純物濃度拡散層で構成することが望ましい
と考えられる。
印加により半導体表面における最大電界は不純物濃度が
1018cm~3附近におけるドレイン拡散層内部において
形成され、不純物濃度がより高いドレイン拡散層7内に
おいては電界がより小さくなっていくことがわかる。本
発明はかかる解析結果、高不純物濃度拡散層7内におけ
る電界の急激な低下傾向に着目したことに基づく。すな
わち、上記の結果は従来の二重ドレイン構造のトランジ
スタに於いて、上記領域7が高耐圧化に関し、ほとんど
寄与していないと考えることができる。上記概念に基づ
けば微細トランジスタの高耐圧化の観点から、高不純物
濃度拡散層の存在はむしろ障害となっており、ドレイン
拡散層を低不純物濃度拡散層で構成することが望ましい
と考えられる。
【0009】しかしながら上記の概念は従来実施されて
いない。これは従来、ドレイン拡散層は高不純物濃度拡
散層で構成されるものであるとの固定概念にとらわれて
いた為であり、したがって二重ドレイン構造においても
高不純物濃度拡散層の存在は不可欠と考えた為である。
上記の観点の基に二重ドレイン構造における高不純物濃
度拡散層7及び8のはたす役割を見直すと、上記領域7
及び8は単に電極9及び10とのオーミック接触の確
保、及びソース・ドレイン領域の拡散層抵抗の低減化の
他は何の役割も有していないことは明らかである。
いない。これは従来、ドレイン拡散層は高不純物濃度拡
散層で構成されるものであるとの固定概念にとらわれて
いた為であり、したがって二重ドレイン構造においても
高不純物濃度拡散層の存在は不可欠と考えた為である。
上記の観点の基に二重ドレイン構造における高不純物濃
度拡散層7及び8のはたす役割を見直すと、上記領域7
及び8は単に電極9及び10とのオーミック接触の確
保、及びソース・ドレイン領域の拡散層抵抗の低減化の
他は何の役割も有していないことは明らかである。
【0010】一方、ソース・ドレイン領域の拡散層抵抗
に関しては白金等のシリサイドを拡散層上に形成する公
知技術により通常の高不純物濃度拡散層によるシート抵
抗値、50Ω/□を3Ω/□以下と1/10以下にまで
低減化できることが知られている。しかしながら上記の
シリサイドドレイン構造に於いてはシート抵抗の低減効
果にだけ着目し、ソース・ドレイン間耐圧の向上の観点
からの検討は従来おこなわれておらずドレイン拡散層に
は固定概念に基づいて1020cm~3以上の表面濃度を有
する高不純物拡散層が用いられてきた。
に関しては白金等のシリサイドを拡散層上に形成する公
知技術により通常の高不純物濃度拡散層によるシート抵
抗値、50Ω/□を3Ω/□以下と1/10以下にまで
低減化できることが知られている。しかしながら上記の
シリサイドドレイン構造に於いてはシート抵抗の低減効
果にだけ着目し、ソース・ドレイン間耐圧の向上の観点
からの検討は従来おこなわれておらずドレイン拡散層に
は固定概念に基づいて1020cm~3以上の表面濃度を有
する高不純物拡散層が用いられてきた。
【0011】
【作用】本発明は上記の固定概念が無意味なものであ
り、ドレイン拡散層、不純物分布の最適化によりソース
・ドレイン耐圧の高耐圧化とドレイン電極・ドレイン拡
散層間の良好なオーミック接触、さらには低シート抵抗
化が可能になると考え、検討した結果に基づく。
り、ドレイン拡散層、不純物分布の最適化によりソース
・ドレイン耐圧の高耐圧化とドレイン電極・ドレイン拡
散層間の良好なオーミック接触、さらには低シート抵抗
化が可能になると考え、検討した結果に基づく。
【0012】すなわち、本発明はシリサイド層を形成す
べきドレイン拡散層の表面濃度が1018cm~3以上であ
ればシリサイド層直下に表面濃度が1019cm~3程度の
析出層が10nm程度形成されシリサイドとドレイン拡
散層間にMIS型電界効果トランジスタの通常動作に十
分なオーミック接触が確保できる事実を見出したことに
基づく。さらに本発明上記ドレイン拡散層の表面濃度が
1020cm~3以下であればソース・ドレイン間耐圧を実
効チャネル長1μm以下のトランジスタにおいても最大
5V以上従来トランジスタにらべて高耐圧化できること
を見出した事実に基づく。
べきドレイン拡散層の表面濃度が1018cm~3以上であ
ればシリサイド層直下に表面濃度が1019cm~3程度の
析出層が10nm程度形成されシリサイドとドレイン拡
散層間にMIS型電界効果トランジスタの通常動作に十
分なオーミック接触が確保できる事実を見出したことに
基づく。さらに本発明上記ドレイン拡散層の表面濃度が
1020cm~3以下であればソース・ドレイン間耐圧を実
効チャネル長1μm以下のトランジスタにおいても最大
5V以上従来トランジスタにらべて高耐圧化できること
を見出した事実に基づく。
【0013】
【実施例】〈実施例1〉図3乃至図6は本発明によるM
IS型電界効果トランジスタの一実施例を示した図で1
はp導電型比抵抗1Ω・cmのシリコン基板である。半
導体基板1表面に従来の素子分離技術を利用して0.8
μmの厚いフィルド酸化膜2を選択的に形成した後、活
性領域の半導体表面を露出し、20nmの清浄なゲート
酸化膜3を形成する。
IS型電界効果トランジスタの一実施例を示した図で1
はp導電型比抵抗1Ω・cmのシリコン基板である。半
導体基板1表面に従来の素子分離技術を利用して0.8
μmの厚いフィルド酸化膜2を選択的に形成した後、活
性領域の半導体表面を露出し、20nmの清浄なゲート
酸化膜3を形成する。
【0014】しかる後、約0.3μmのシリコン薄膜を
ゲート酸化膜3上に形成し、pocl3をソースとする
熱拡散によりシリコン薄膜にリンの高濃度拡散をおこな
う。しかる後写真食刻法によりゲート電極4を形成す
る。食刻後のチャネル長は1μmである。次にテトラエ
トキシシラン(Si(OC2H5)4)を用いた化学気相
反応により0.5μmなる膜厚を有するシリコン酸化膜
11を全面に堆積させる。上記の堆積膜11を反応性ス
パッタエッチングにより半導体基板表面と垂直方向にエ
ッチングをおこない平坦部に堆積されたシリコン酸化膜
を除去すると図4に示すごとくゲート電極4の側壁にの
みシリコン酸化膜11が残置される。
ゲート酸化膜3上に形成し、pocl3をソースとする
熱拡散によりシリコン薄膜にリンの高濃度拡散をおこな
う。しかる後写真食刻法によりゲート電極4を形成す
る。食刻後のチャネル長は1μmである。次にテトラエ
トキシシラン(Si(OC2H5)4)を用いた化学気相
反応により0.5μmなる膜厚を有するシリコン酸化膜
11を全面に堆積させる。上記の堆積膜11を反応性ス
パッタエッチングにより半導体基板表面と垂直方向にエ
ッチングをおこない平坦部に堆積されたシリコン酸化膜
を除去すると図4に示すごとくゲート電極4の側壁にの
みシリコン酸化膜11が残置される。
【0015】この状態で酸化膜5を介して砒素を加速エ
ネルギ70keVの条件でイオン打込みにより半導体基
板1表面に注入する。上記の条件は半導体基板表面で最
大不純物濃度となる条件である。本実施例に於いては注
入量を変数とし表面不純物濃度が1×1017乃至1020
cm~3の範囲で種々の値を取る様多数個のトランジスタ
を作成した。
ネルギ70keVの条件でイオン打込みにより半導体基
板1表面に注入する。上記の条件は半導体基板表面で最
大不純物濃度となる条件である。本実施例に於いては注
入量を変数とし表面不純物濃度が1×1017乃至1020
cm~3の範囲で種々の値を取る様多数個のトランジスタ
を作成した。
【0016】上記のイオン打込み工程の後注入イオンの
活性化の熱処理を行った。上記の熱処理は1000℃で
行ったが種々の注入量を有する各々のトランジスタに対
し接合深さXjが0.25μmとなる様に各々熱処理時
間を設定した。しかる後、ドレイン拡散層5、及びソー
ス拡散層6上のゲート酸化膜3を除去し、50nmの膜
厚の白金(Pt)を全面にスパッタ法により蒸着する。
活性化の熱処理を行った。上記の熱処理は1000℃で
行ったが種々の注入量を有する各々のトランジスタに対
し接合深さXjが0.25μmとなる様に各々熱処理時
間を設定した。しかる後、ドレイン拡散層5、及びソー
ス拡散層6上のゲート酸化膜3を除去し、50nmの膜
厚の白金(Pt)を全面にスパッタ法により蒸着する。
【0017】次に450℃の熱処理を施し、ドレイン
5、ソース拡散層6表面、及びゲート電極4表面に白金
シリサイド(PtSi)を形成する。上記の熱処理に於
いて酸化膜11、及び2上に於いてはシリコンとの反応
は生ぜずシリサイドは形成されない。したがって、上記
熱処理工程の後、王水でエッチングするとPtSiは王
水でエッチングされない為、酸化膜、及び未反応のPt
だけが除去されゲート電極4、ドレイン拡散層5、及び
ソース拡散層6の各表面上にのみPtSiが自己整合的
に残置される。
5、ソース拡散層6表面、及びゲート電極4表面に白金
シリサイド(PtSi)を形成する。上記の熱処理に於
いて酸化膜11、及び2上に於いてはシリコンとの反応
は生ぜずシリサイドは形成されない。したがって、上記
熱処理工程の後、王水でエッチングするとPtSiは王
水でエッチングされない為、酸化膜、及び未反応のPt
だけが除去されゲート電極4、ドレイン拡散層5、及び
ソース拡散層6の各表面上にのみPtSiが自己整合的
に残置される。
【0018】ここに於いて、PtSi層12直下にはP
tSi層形成前の表面不純物濃度よりも1桁高い不純物
濃度を有する約10nm厚の析出層13がPtSi層1
2と自己整合的に形成された。上記析出層13内におけ
る深さ方向の不純物分布は深さに対し下に凸の形状を有
する。PtSi層12の形成の後、公知の技術を用い
て、保護絶縁膜15、さらにはドレイン電極9、及びソ
ース電極10を含む配線用電極を所望の回路方式にした
がって形成する。上記の電極9、10にはアルミニウム
(Al)の蒸着膜を用いるがAlがPtsi層12と反
応するのを防止するためAl配線工程の前にTiとTa
の同時スパッタによりTiTa膜14をPtSi膜12
上のコンタクト孔部分にあらかじめ形成する。
tSi層形成前の表面不純物濃度よりも1桁高い不純物
濃度を有する約10nm厚の析出層13がPtSi層1
2と自己整合的に形成された。上記析出層13内におけ
る深さ方向の不純物分布は深さに対し下に凸の形状を有
する。PtSi層12の形成の後、公知の技術を用い
て、保護絶縁膜15、さらにはドレイン電極9、及びソ
ース電極10を含む配線用電極を所望の回路方式にした
がって形成する。上記の電極9、10にはアルミニウム
(Al)の蒸着膜を用いるがAlがPtsi層12と反
応するのを防止するためAl配線工程の前にTiとTa
の同時スパッタによりTiTa膜14をPtSi膜12
上のコンタクト孔部分にあらかじめ形成する。
【0019】上記の製造過程を経て製造された各種の表
面不純物濃度Cs2を有するドレイン拡散層5で構成さ
れた各々のトランジスタのゲート電圧が零におけるソー
ス・ドレイン間耐圧BVDSを測定したところ図9の結果
が得られた。図9の測定に用いた各トランジスタは本実
施例の製造過程でも明らかなごとく、実効チャネル長が
1μm、ゲート酸化膜3の膜厚が20nm、ドレイン接
合深さ0.25μmの同一条件のものであり、ドレイン
拡散層5の表面不純物濃度だけが異なっている。本実施
例の各トランジスタに於いてはドレイン接合端がゲート
電極4端と一致する様にゲート側壁酸化膜11の膜厚を
制御している。
面不純物濃度Cs2を有するドレイン拡散層5で構成さ
れた各々のトランジスタのゲート電圧が零におけるソー
ス・ドレイン間耐圧BVDSを測定したところ図9の結果
が得られた。図9の測定に用いた各トランジスタは本実
施例の製造過程でも明らかなごとく、実効チャネル長が
1μm、ゲート酸化膜3の膜厚が20nm、ドレイン接
合深さ0.25μmの同一条件のものであり、ドレイン
拡散層5の表面不純物濃度だけが異なっている。本実施
例の各トランジスタに於いてはドレイン接合端がゲート
電極4端と一致する様にゲート側壁酸化膜11の膜厚を
制御している。
【0020】図9の結果で注目されることはドレイン拡
散層5の表面不純物濃度が5×1018cm~3附近でBV
DS値が最大となり11.5Vにまで達することである。
上記の値は表面不純物濃度が1020cm~1以上のドレイ
ンで構成される同一接合深さを有する従来トランジスタ
のBVDS値より4.5V以上も高耐圧化が実現できてい
ることを示している。さらに図9に於いて、破線で示し
た公知の2重ドレイン構造トランジスタにおけるBVDS
値の最大値よりも本発明によるトランジスタの方が3.
5V以上も高耐圧化が実現できていることを示してい
る。
散層5の表面不純物濃度が5×1018cm~3附近でBV
DS値が最大となり11.5Vにまで達することである。
上記の値は表面不純物濃度が1020cm~1以上のドレイ
ンで構成される同一接合深さを有する従来トランジスタ
のBVDS値より4.5V以上も高耐圧化が実現できてい
ることを示している。さらに図9に於いて、破線で示し
た公知の2重ドレイン構造トランジスタにおけるBVDS
値の最大値よりも本発明によるトランジスタの方が3.
5V以上も高耐圧化が実現できていることを示してい
る。
【0021】尚、図9に示した2重ドレイン構造の特性
は低不純物濃度分布5の接合深さXj2が0.25μ
m、表面不純物濃度Cs2は図示した各値であり、高不
純物濃度分布7の接合深さXj1が0.15μm、表面
不純物濃度分布Cs1は1×1021cm~3の構成からな
るドレイン拡散層を有する、トランジスタに関するもの
である。ここに於いて、ゲート酸化膜3の膜厚は20n
m、実効チャネル長は1μmである。
は低不純物濃度分布5の接合深さXj2が0.25μ
m、表面不純物濃度Cs2は図示した各値であり、高不
純物濃度分布7の接合深さXj1が0.15μm、表面
不純物濃度分布Cs1は1×1021cm~3の構成からな
るドレイン拡散層を有する、トランジスタに関するもの
である。ここに於いて、ゲート酸化膜3の膜厚は20n
m、実効チャネル長は1μmである。
【0022】本実施例に基づいて製造したトランジスタ
における電流電圧特性を詳細に検討したがドレイン5及
びソース拡散層6の表面不純物濃度が1×1018cm~3
以上で構成されたトランジスタにおいては電流の立上り
特性にショットキー成分や大きな直列抵抗成分などが見
出せず、良好なオーミック接触がドレイン5及びソース
拡散層6とシリサイド12間で得られている事が明らか
になった。本実施例に基づいて製造されたトランジスタ
に関する上記測定結果より、ドレイン拡散層5の表面不
純物濃度で1018cm~3以上、1020cm~3未満である
ことがソース・ドレイン耐圧の高耐圧化の観点、及び良
好なオーミック接触の観点から望ましく、特に5×10
18cm~3程度であることが好ましい。
における電流電圧特性を詳細に検討したがドレイン5及
びソース拡散層6の表面不純物濃度が1×1018cm~3
以上で構成されたトランジスタにおいては電流の立上り
特性にショットキー成分や大きな直列抵抗成分などが見
出せず、良好なオーミック接触がドレイン5及びソース
拡散層6とシリサイド12間で得られている事が明らか
になった。本実施例に基づいて製造されたトランジスタ
に関する上記測定結果より、ドレイン拡散層5の表面不
純物濃度で1018cm~3以上、1020cm~3未満である
ことがソース・ドレイン耐圧の高耐圧化の観点、及び良
好なオーミック接触の観点から望ましく、特に5×10
18cm~3程度であることが好ましい。
【0023】上記の条件でドレイン拡散層が構成された
本発明によるトランジスタに於いては、公知の同寸法の
微細トランジスタに比べてBVDS値で3.5V以上の高
耐圧化が実現でき、かつ良好なオーミック接触も確保す
ることができた。上記の良好なオーミック接触は低不純
物濃度表面へのシリサイド形成時にシリサイド層12直
下に極めて薄い高不純物濃度析出層13が同時に形成さ
れる為と考えられる。本発明に基づいて構成されたトラ
ンジスタに於いては公知のシリサイドドレイン構造を有
するトランジスタと同様に3Ω/□の低シート抵抗を確
保することができた。
本発明によるトランジスタに於いては、公知の同寸法の
微細トランジスタに比べてBVDS値で3.5V以上の高
耐圧化が実現でき、かつ良好なオーミック接触も確保す
ることができた。上記の良好なオーミック接触は低不純
物濃度表面へのシリサイド形成時にシリサイド層12直
下に極めて薄い高不純物濃度析出層13が同時に形成さ
れる為と考えられる。本発明に基づいて構成されたトラ
ンジスタに於いては公知のシリサイドドレイン構造を有
するトランジスタと同様に3Ω/□の低シート抵抗を確
保することができた。
【0024】〈実施例2〉図7は本発明の他の実施例を
示した図で、前記第1の実施例においてゲート側壁酸化
膜11の膜厚を薄くし、ドレイン接合端がゲート電極4
下に存在する様に構成し、トランジスタを作成した。上
記構成に於いてはドレイン拡散層5の低不純物濃度領域
の大部分がゲート印加電圧により制御する事が可能とな
る。実効チャネル長1μm、ソース、ドレインの各接合
深さ0.25μm、及びゲート酸化膜厚20nm等トラ
ンジスタの構造パラメータを同一にし、前記第1の実施
例、及び本実施例に基づいて構成されたトランジスタ、
さらには公知の高不純物濃度分布のみでソース、ドレイ
ンが構成されたトランジスタについて各々その伝達コン
ダクタンスを測定した。
示した図で、前記第1の実施例においてゲート側壁酸化
膜11の膜厚を薄くし、ドレイン接合端がゲート電極4
下に存在する様に構成し、トランジスタを作成した。上
記構成に於いてはドレイン拡散層5の低不純物濃度領域
の大部分がゲート印加電圧により制御する事が可能とな
る。実効チャネル長1μm、ソース、ドレインの各接合
深さ0.25μm、及びゲート酸化膜厚20nm等トラ
ンジスタの構造パラメータを同一にし、前記第1の実施
例、及び本実施例に基づいて構成されたトランジスタ、
さらには公知の高不純物濃度分布のみでソース、ドレイ
ンが構成されたトランジスタについて各々その伝達コン
ダクタンスを測定した。
【0025】その結果、上記公知構造トランジスタの伝
達コンダクタンスを1とした時、第1及び本実施例に基
づいて構成された各トランジスタの伝達コンダクタンス
は各々0.95、及び0.98となった。本実施例に基
づく上記トランジスタの伝達コンダクタンスの値はドレ
イン接合深さの約半分がゲート電極4でおおわれるよう
に構成されたトランジスタに関するものである。上記測
定結果から明らかなごとく、ドレイン接合がゲート電極
4でおおわれるごとくに構成したトランジスタに於いて
は従来構造トランジスタとほぼ同等な伝達コンダクタン
スを確保し、かつ従来構造トランジスタの約2倍のソー
ス・ドレイン間耐圧を実現することができた。本実施例
に於いて、伝達コンダクタンス向上の観点からはゲート
電極4におおわれるドレイン低濃度領域の割合を大きく
することが望ましいがゲート容量の低下の観点からは上
記の割合を小さくする方が望ましい。したがって上記の
割合は集積回路設計に関する総合的判断により決定すれ
ばよい。
達コンダクタンスを1とした時、第1及び本実施例に基
づいて構成された各トランジスタの伝達コンダクタンス
は各々0.95、及び0.98となった。本実施例に基
づく上記トランジスタの伝達コンダクタンスの値はドレ
イン接合深さの約半分がゲート電極4でおおわれるよう
に構成されたトランジスタに関するものである。上記測
定結果から明らかなごとく、ドレイン接合がゲート電極
4でおおわれるごとくに構成したトランジスタに於いて
は従来構造トランジスタとほぼ同等な伝達コンダクタン
スを確保し、かつ従来構造トランジスタの約2倍のソー
ス・ドレイン間耐圧を実現することができた。本実施例
に於いて、伝達コンダクタンス向上の観点からはゲート
電極4におおわれるドレイン低濃度領域の割合を大きく
することが望ましいがゲート容量の低下の観点からは上
記の割合を小さくする方が望ましい。したがって上記の
割合は集積回路設計に関する総合的判断により決定すれ
ばよい。
【0026】〈実施例3〉図8は本発明の他の実施例を
示した図で、前記第1の実施例に於いて、低不純物濃度
ドレイン拡散層の形成の為の砒素イオン打込み工程を2
回にわけ、各々70keV、及び300keVのエネル
ギでイオン注入し以下前記第1の実施例に基づいてトラ
ンジスタを製造した。上記第1のイオン打込みにより5
×1018cm~3なる最大不純物濃度が半導体表面に形成
され、第2のイオン打込みによっては5×1017cm~3
なる最大不純物濃度が半導体基板表面から約0.16μ
m内部に構成されるドレイン拡散層構造とした。上記ト
ランジスタに於いて、ソース・ドレイン間に5Vの電圧
を印加し、ゲート印加電圧の関数として基板1に流れる
電流を測定したところ、その最大電流値は1.7×10
~7Aであった。本実施例によるトランジスタと同一の構
造パラメータを有する前記第1の実施例に基づくトラン
ジスタ、及び公知の2重ドレイン構造で構成されたトラ
ンジスタについて上記と同一条件により基板電流を測定
した結果はその最大電流が各各9.6×10~7A、及び
1.2×10~5Aであった。本実施例に基づくトランジ
スタの基板電流が公知構造のトランジスタに於ける基板
電流よりも約2桁も小さいことは、トランジスタの信頼
性の向上に本発明によるトランジスタが極めて有効であ
ることを示している。
示した図で、前記第1の実施例に於いて、低不純物濃度
ドレイン拡散層の形成の為の砒素イオン打込み工程を2
回にわけ、各々70keV、及び300keVのエネル
ギでイオン注入し以下前記第1の実施例に基づいてトラ
ンジスタを製造した。上記第1のイオン打込みにより5
×1018cm~3なる最大不純物濃度が半導体表面に形成
され、第2のイオン打込みによっては5×1017cm~3
なる最大不純物濃度が半導体基板表面から約0.16μ
m内部に構成されるドレイン拡散層構造とした。上記ト
ランジスタに於いて、ソース・ドレイン間に5Vの電圧
を印加し、ゲート印加電圧の関数として基板1に流れる
電流を測定したところ、その最大電流値は1.7×10
~7Aであった。本実施例によるトランジスタと同一の構
造パラメータを有する前記第1の実施例に基づくトラン
ジスタ、及び公知の2重ドレイン構造で構成されたトラ
ンジスタについて上記と同一条件により基板電流を測定
した結果はその最大電流が各各9.6×10~7A、及び
1.2×10~5Aであった。本実施例に基づくトランジ
スタの基板電流が公知構造のトランジスタに於ける基板
電流よりも約2桁も小さいことは、トランジスタの信頼
性の向上に本発明によるトランジスタが極めて有効であ
ることを示している。
【0027】すなわち、基板電流の低減はゲート酸化膜
中へのホットキャリア注入量の低減化の働きを有する事
が知られており、閾電圧値の変動や表面準位密度の増加
等のトランジスタ特性の劣化を起しにくくする対策と一
致する。本実施例に於いてはイオン注入の加速エネルギ
ーを変えた2回のイオン打込み工程により異なる分布を
有する低不純物濃度分布の合成によりドレイン拡散層5
を構成した一例を示したが、上記のドレイン拡散層は三
種類以上の低不純物濃度分布の合成によってもよく製造
工程もイオン打込み法に限定されることなく例えば公知
の熱拡散法によっても良い。
中へのホットキャリア注入量の低減化の働きを有する事
が知られており、閾電圧値の変動や表面準位密度の増加
等のトランジスタ特性の劣化を起しにくくする対策と一
致する。本実施例に於いてはイオン注入の加速エネルギ
ーを変えた2回のイオン打込み工程により異なる分布を
有する低不純物濃度分布の合成によりドレイン拡散層5
を構成した一例を示したが、上記のドレイン拡散層は三
種類以上の低不純物濃度分布の合成によってもよく製造
工程もイオン打込み法に限定されることなく例えば公知
の熱拡散法によっても良い。
【0028】さらに、ドレイン拡散層を形成する不純物
は同一のものである必要はなく、同一の導電型の原子で
あれば、その組合せは任意である。すなわち、本実施例
の基本思想はドレイン拡散層5内の最大電界印加領域が
一点に集中することなく、印加電界を可能な限り分散さ
せ得るドレイン不純物分布を実現する事にある。上記思
想に基づけば、最大電界が印加される不純物濃度、約1
×1018cm~3でドレイン拡散層5全体が構成されるこ
とが理想であり、上記の理想により近づけるべく不純物
濃度分布を合成し、ドレイン拡散層5を構成することが
望ましい。
は同一のものである必要はなく、同一の導電型の原子で
あれば、その組合せは任意である。すなわち、本実施例
の基本思想はドレイン拡散層5内の最大電界印加領域が
一点に集中することなく、印加電界を可能な限り分散さ
せ得るドレイン不純物分布を実現する事にある。上記思
想に基づけば、最大電界が印加される不純物濃度、約1
×1018cm~3でドレイン拡散層5全体が構成されるこ
とが理想であり、上記の理想により近づけるべく不純物
濃度分布を合成し、ドレイン拡散層5を構成することが
望ましい。
【0029】〈実施例4〉図10は本発明の他の実施例
を示した図で、前記第1の実施例におけるシリコン薄膜
により構成されたゲート電極4のかわりにMo薄膜によ
る金属ゲート電極4を用いている。上記のMo電極の表
面上にはシリコン窒化膜よりなる電極保護膜18をゲー
ト電極4と自己整合的に構成した。上記のゲート構造は
金属ゲート構造として公知でありその詳細な説明は省略
する。前記第1の実施例、及び上記公知の金属ゲート構
造トランジスタの製造方法に従って低不純物濃度ドレイ
ン拡散層5及びソース拡散層6上にPtSi層12を形
成する。
を示した図で、前記第1の実施例におけるシリコン薄膜
により構成されたゲート電極4のかわりにMo薄膜によ
る金属ゲート電極4を用いている。上記のMo電極の表
面上にはシリコン窒化膜よりなる電極保護膜18をゲー
ト電極4と自己整合的に構成した。上記のゲート構造は
金属ゲート構造として公知でありその詳細な説明は省略
する。前記第1の実施例、及び上記公知の金属ゲート構
造トランジスタの製造方法に従って低不純物濃度ドレイ
ン拡散層5及びソース拡散層6上にPtSi層12を形
成する。
【0030】しかる後上記シリサイド層12直下にシリ
サイド層と自己整合の関係でAsイオンを注入した。上
記Asイオン注入による最大不純物濃度は1×1021c
m~3であり、半導体表面で最大値を有する構成となって
いる。上記Asイオン注入による接合深さは50nm以
下となるごとくイオン打込み機の加速エネルギを種々変
化させて実施した。
サイド層と自己整合の関係でAsイオンを注入した。上
記Asイオン注入による最大不純物濃度は1×1021c
m~3であり、半導体表面で最大値を有する構成となって
いる。上記Asイオン注入による接合深さは50nm以
下となるごとくイオン打込み機の加速エネルギを種々変
化させて実施した。
【0031】その後ランプ加熱を用いた瞬間加熱法によ
り上記の高不純物濃度領域16部だけを活性化した。し
かる後、前記第1の実施例にしたがい、保護絶縁膜1
5、及びドレイン電極9とソース電極10を構成した。
上記電極9、及び10とシリサイド層12間にはAlと
シリサイドの反応を防止する為のTi・Ta混合膜14
が前記実施例1に従って構成している。上記構成に従っ
て製造された接合深さ10nmから50nmなる高不純
物濃度領域16を有する各種トランジスタにおいて、そ
のBVDS値を測定したところ、いずれのトランジスタに
おいてもBVDS値は前記第1の実施例に基づくトランジ
スタのBVDS値より約0.5V低いだけであった。
り上記の高不純物濃度領域16部だけを活性化した。し
かる後、前記第1の実施例にしたがい、保護絶縁膜1
5、及びドレイン電極9とソース電極10を構成した。
上記電極9、及び10とシリサイド層12間にはAlと
シリサイドの反応を防止する為のTi・Ta混合膜14
が前記実施例1に従って構成している。上記構成に従っ
て製造された接合深さ10nmから50nmなる高不純
物濃度領域16を有する各種トランジスタにおいて、そ
のBVDS値を測定したところ、いずれのトランジスタに
おいてもBVDS値は前記第1の実施例に基づくトランジ
スタのBVDS値より約0.5V低いだけであった。
【0032】上記の結果はシリサイド層12直下の高不
純物濃度領域16が50nm以下と薄ければ従来構造ト
ランジスタにくらべてソース・ドレイン耐圧が格段に改
善される事を示している。本実施例の基本的概念はドレ
イン拡散層5表面に構成する高不純物濃度領域16が接
合深さで50nm以下と極めて薄ければBVDS値の高耐
圧化に実効的に支障がなく、かつ良好なオーミック接触
も確保できることである。本実施例においてはシリサイ
ド層12をドレイン拡散層5上に構成した例について示
したが、上記概念に基づけば、シリサイド層は白金シリ
サイドに限定されることなく、Mo、W、Pt、Pd、
Ni、Ti、Ta、Nb、Cr、Pr等の高融点金属及
びそれらのシリサイド膜で置換えて構成してもさしつか
えない。 〈実施例5〉以上の各実施例では、いずれもソース、ド
レイン領域となる拡散層は低不純物濃度の薄い拡散層で
あり、拡散層抵抗を低減するシリサイド層は、ゲート電
極から離れて(オフセットされて)形成されている。し
たがってこのようなオフセット構造のトランジスタで
は、ソース、ドレインを高濃度拡散層で形成したものよ
りも実効チャネルコンダクタンスが低下する。そこで、
ゲート側壁酸化膜(図6、図7、図8、図10の符号1
1)をシリコン酸化膜でなく、比誘電率のより高い材料
で形成すれば、ゲートからのフリンジ容量によりソー
ス、及びドレイン低不純物濃度拡散層の表面へのゲート
電圧の影響を高めることができ実効伝達コンダクタンス
の高いデバイスを得ることができる。このことは、図1
に示したような2重拡散構造のソース、ドレインを有す
るトランジスタについてもあてはまる。
純物濃度領域16が50nm以下と薄ければ従来構造ト
ランジスタにくらべてソース・ドレイン耐圧が格段に改
善される事を示している。本実施例の基本的概念はドレ
イン拡散層5表面に構成する高不純物濃度領域16が接
合深さで50nm以下と極めて薄ければBVDS値の高耐
圧化に実効的に支障がなく、かつ良好なオーミック接触
も確保できることである。本実施例においてはシリサイ
ド層12をドレイン拡散層5上に構成した例について示
したが、上記概念に基づけば、シリサイド層は白金シリ
サイドに限定されることなく、Mo、W、Pt、Pd、
Ni、Ti、Ta、Nb、Cr、Pr等の高融点金属及
びそれらのシリサイド膜で置換えて構成してもさしつか
えない。 〈実施例5〉以上の各実施例では、いずれもソース、ド
レイン領域となる拡散層は低不純物濃度の薄い拡散層で
あり、拡散層抵抗を低減するシリサイド層は、ゲート電
極から離れて(オフセットされて)形成されている。し
たがってこのようなオフセット構造のトランジスタで
は、ソース、ドレインを高濃度拡散層で形成したものよ
りも実効チャネルコンダクタンスが低下する。そこで、
ゲート側壁酸化膜(図6、図7、図8、図10の符号1
1)をシリコン酸化膜でなく、比誘電率のより高い材料
で形成すれば、ゲートからのフリンジ容量によりソー
ス、及びドレイン低不純物濃度拡散層の表面へのゲート
電圧の影響を高めることができ実効伝達コンダクタンス
の高いデバイスを得ることができる。このことは、図1
に示したような2重拡散構造のソース、ドレインを有す
るトランジスタについてもあてはまる。
【0033】図11は本発明による半導体装置の一実施
例を示した図で1はp導電型比抵抗1Ω・cmのシリコ
ン基板で2は公知の選択酸化法により形成されたフイル
ド酸化膜で隣接するトランジスタ間を分離する厚いシリ
コン酸化膜である。3は厚さ20nmのシリコン熱酸化
膜、4はリンを添加されて低抵抗化されたシリコン薄膜
で構成されたゲート電極である。公知のシリコンゲート
技術によりゲート電極4を形成した後、シリコン熱酸化
膜3を介し、ゲート電極4をマスクとして砒素(As)
イオンをイオン注入法によりシリコン基板1の表面に打
込み、続いて注入イオンの活性化の為の熱処理を行って
ドレイン拡散層5、及びソース拡散層6を形成した。上
記のイオン打込みに於いては半導体表面で不純物濃度が
最大になり、その最大値が5×1018cm~3となる条件
で行った。
例を示した図で1はp導電型比抵抗1Ω・cmのシリコ
ン基板で2は公知の選択酸化法により形成されたフイル
ド酸化膜で隣接するトランジスタ間を分離する厚いシリ
コン酸化膜である。3は厚さ20nmのシリコン熱酸化
膜、4はリンを添加されて低抵抗化されたシリコン薄膜
で構成されたゲート電極である。公知のシリコンゲート
技術によりゲート電極4を形成した後、シリコン熱酸化
膜3を介し、ゲート電極4をマスクとして砒素(As)
イオンをイオン注入法によりシリコン基板1の表面に打
込み、続いて注入イオンの活性化の為の熱処理を行って
ドレイン拡散層5、及びソース拡散層6を形成した。上
記のイオン打込みに於いては半導体表面で不純物濃度が
最大になり、その最大値が5×1018cm~3となる条件
で行った。
【0034】しかる後、アンモニア(NH3)とモノシ
ラン(SiH4)の化学気相反応により主表面全面に比
誘電率6.0なるシリコン窒化(Si3N4)膜を膜厚
0.25μmの条件で堆積した。その後平行平板型反応
性スパッタエッチング装置により上記のSi3N4膜を
0.25μm厚だけエッチングした。上記のエッチング
はいわゆる異方性エッチングと称されるものであり半導
体基板表面と垂直方向にのみエッチングを進行させるこ
とができる。したがって上記のエッチングの後にはゲー
ト電極4の側壁部にのみSi3N4膜19が残置される。
Si3N4膜で構成される側壁絶縁膜19の形成の後、ゲ
ート電極4と側壁絶縁膜19をマスクとしソース及びド
レイン拡散層表面で最大不純物濃度となる条件で再びA
sイオン打込みを行った後、その活性化の為の熱処理を
施した。
ラン(SiH4)の化学気相反応により主表面全面に比
誘電率6.0なるシリコン窒化(Si3N4)膜を膜厚
0.25μmの条件で堆積した。その後平行平板型反応
性スパッタエッチング装置により上記のSi3N4膜を
0.25μm厚だけエッチングした。上記のエッチング
はいわゆる異方性エッチングと称されるものであり半導
体基板表面と垂直方向にのみエッチングを進行させるこ
とができる。したがって上記のエッチングの後にはゲー
ト電極4の側壁部にのみSi3N4膜19が残置される。
Si3N4膜で構成される側壁絶縁膜19の形成の後、ゲ
ート電極4と側壁絶縁膜19をマスクとしソース及びド
レイン拡散層表面で最大不純物濃度となる条件で再びA
sイオン打込みを行った後、その活性化の為の熱処理を
施した。
【0035】上記第2のイオン打込みによってソース及
びドレイン拡散層の最大不純物濃度は1×1020cm~3
以上の高不純物濃度となった。しかる後、通常の半導体
製造工程手順によりゲート保護酸化膜20、及びドレイ
ン電極21とソース電極22を形成しMOS型電界効果
トランジスタよりなる半導体装置を製造した。本実施例
に従って製造したトランジスタは実効チャネル長が0.
9μm、ドレイン拡散層における低不純物濃度領域5の
接合深さが0.35μm、高不純物濃度領域7の接合深
さが0.15μmであった。上記トランジスタに於いて
側壁絶縁膜9はソース、及びドレイン拡散層上で1020
cm~3以下の不純物濃度領域表面を覆っている構成とな
っている。
びドレイン拡散層の最大不純物濃度は1×1020cm~3
以上の高不純物濃度となった。しかる後、通常の半導体
製造工程手順によりゲート保護酸化膜20、及びドレイ
ン電極21とソース電極22を形成しMOS型電界効果
トランジスタよりなる半導体装置を製造した。本実施例
に従って製造したトランジスタは実効チャネル長が0.
9μm、ドレイン拡散層における低不純物濃度領域5の
接合深さが0.35μm、高不純物濃度領域7の接合深
さが0.15μmであった。上記トランジスタに於いて
側壁絶縁膜9はソース、及びドレイン拡散層上で1020
cm~3以下の不純物濃度領域表面を覆っている構成とな
っている。
【0036】本実施例に基づく上記トランジスタの伝達
コンダクタンスは側壁絶縁膜が従来のシリコン酸化膜で
構成される同寸法のトランジスタに於ける伝達コンダク
タンスの約1.1倍大きいことがわかった。上記の伝達
コンダクタンスの違いはゲート電極4側壁における絶縁
膜19の比誘電率の違いに基づく電束密度の差異による
ものと思われる。すなわち本実施例のごとく側壁絶縁膜
19の比誘電率がゲート酸化膜の比誘電率より1.6倍
も大きい場合には側壁絶縁膜の比誘電率がゲート酸化膜
の比誘電率と同等である従来構成のトランジスタの場合
よりゲート電界がソース及びドレイン拡散層の低不純物
濃度領域表面へまわりこむ電束密度が大きく、低不純物
濃度領域表面をよりn型化し伝導度を高めるためと考え
られる。
コンダクタンスは側壁絶縁膜が従来のシリコン酸化膜で
構成される同寸法のトランジスタに於ける伝達コンダク
タンスの約1.1倍大きいことがわかった。上記の伝達
コンダクタンスの違いはゲート電極4側壁における絶縁
膜19の比誘電率の違いに基づく電束密度の差異による
ものと思われる。すなわち本実施例のごとく側壁絶縁膜
19の比誘電率がゲート酸化膜の比誘電率より1.6倍
も大きい場合には側壁絶縁膜の比誘電率がゲート酸化膜
の比誘電率と同等である従来構成のトランジスタの場合
よりゲート電界がソース及びドレイン拡散層の低不純物
濃度領域表面へまわりこむ電束密度が大きく、低不純物
濃度領域表面をよりn型化し伝導度を高めるためと考え
られる。
【0037】〈実施例6〉図12は本発明の他の実施例
を説明する図である。前記実施例5において低不純物濃
度のドレイン拡散層5、及びソース拡散層6を形成した
後シリコンゲート電極4表面を熱酸化し10nmのシリ
コン酸化膜23でゲート電極4を覆う。しかる後、比誘
電率になるシリコン薄膜をSiH4ガスの化学気相反応
を用いて全面に堆積した。堆積膜厚は約0.5μmであ
った。しかる後平行平板型反応性スパッタ装置により半
導体表面と垂直方向に上記シリコン薄膜を0.5μmエ
ッチングした。上記工程によりゲート電極4の側壁に薄
いシリコン薄膜13を介してシリコン堆積膜9が外部か
ら隔離されて0.5μmの幅で残留された。上記エッチ
ングの後は前記実施例5に基づいてトランジスタを製造
した。
を説明する図である。前記実施例5において低不純物濃
度のドレイン拡散層5、及びソース拡散層6を形成した
後シリコンゲート電極4表面を熱酸化し10nmのシリ
コン酸化膜23でゲート電極4を覆う。しかる後、比誘
電率になるシリコン薄膜をSiH4ガスの化学気相反応
を用いて全面に堆積した。堆積膜厚は約0.5μmであ
った。しかる後平行平板型反応性スパッタ装置により半
導体表面と垂直方向に上記シリコン薄膜を0.5μmエ
ッチングした。上記工程によりゲート電極4の側壁に薄
いシリコン薄膜13を介してシリコン堆積膜9が外部か
ら隔離されて0.5μmの幅で残留された。上記エッチ
ングの後は前記実施例5に基づいてトランジスタを製造
した。
【0038】本実施例に基づいて製造したトランジスタ
の伝達コンダクタンスを測定したところ、シリコン酸化
膜でゲート電極の側壁絶縁膜を構成した同寸法の従来ト
ランジスタの伝達コンダクタンスの約1.2倍にも達し
た。さらに注目されることは本実施例に基づくトランジ
スタの静特性測定後に再び伝達コンダクタンスを測定し
たころ伝達コンダクタンスはさらに増加し通常2重ドレ
イン構造トランジスタの伝達コンダクタンスの約1.2
5倍にまで達していた。上記はソース及びドレイン拡散
層が高不純物濃度分布のみで構成される通常トランジス
タの伝達コンダクタンスとほぼ等しいものである。本実
施例のトランジスタに於いて実効的な伝達コンダクタン
スが向上した第1の理由は側壁堆積膜9の比誘電率が1
2とシリコン酸化膜の値に比べて十分大きい為と考えら
れる。
の伝達コンダクタンスを測定したところ、シリコン酸化
膜でゲート電極の側壁絶縁膜を構成した同寸法の従来ト
ランジスタの伝達コンダクタンスの約1.2倍にも達し
た。さらに注目されることは本実施例に基づくトランジ
スタの静特性測定後に再び伝達コンダクタンスを測定し
たころ伝達コンダクタンスはさらに増加し通常2重ドレ
イン構造トランジスタの伝達コンダクタンスの約1.2
5倍にまで達していた。上記はソース及びドレイン拡散
層が高不純物濃度分布のみで構成される通常トランジス
タの伝達コンダクタンスとほぼ等しいものである。本実
施例のトランジスタに於いて実効的な伝達コンダクタン
スが向上した第1の理由は側壁堆積膜9の比誘電率が1
2とシリコン酸化膜の値に比べて十分大きい為と考えら
れる。
【0039】さらに第2の理由は静特性の測定で5V以
上のゲート電圧を印加した時、ゲート電極より正の電荷
が薄い酸化膜13を介してシリコン堆積膜19に遷移さ
れ蓄積され、この正の蓄積電荷によりソース、及びドレ
イン拡散層の低不純物濃度領域表面がさらにn型化し伝
導度が上昇したためと考えられる。すなわちシリコン堆
積膜19は電気的にプログラム可能な不揮発性メモリに
おける浮遊ゲートの働きを有するものと考えられる。シ
リコン堆積膜19を正の電荷を蓄積する浮遊ゲートとし
て作用させることはトランジスタ製造後の良品選別テス
ト時に特性チェックを行う際に実施できるので製品出荷
前に正の電荷をシリコン堆積膜9に注入し蓄積させるこ
とは容易である。
上のゲート電圧を印加した時、ゲート電極より正の電荷
が薄い酸化膜13を介してシリコン堆積膜19に遷移さ
れ蓄積され、この正の蓄積電荷によりソース、及びドレ
イン拡散層の低不純物濃度領域表面がさらにn型化し伝
導度が上昇したためと考えられる。すなわちシリコン堆
積膜19は電気的にプログラム可能な不揮発性メモリに
おける浮遊ゲートの働きを有するものと考えられる。シ
リコン堆積膜19を正の電荷を蓄積する浮遊ゲートとし
て作用させることはトランジスタ製造後の良品選別テス
ト時に特性チェックを行う際に実施できるので製品出荷
前に正の電荷をシリコン堆積膜9に注入し蓄積させるこ
とは容易である。
【0040】尚、シリコン堆積膜19に正の電荷を注入
し蓄積、保持させる本実施例のトランジスタに於いては
ドレイン電界によるドレイン低不純物濃度領域の表面電
界を弱める働きも有しており、ドレイン強電界によるホ
ットキャリアのゲート酸化膜へ注入に基づくトランジス
タの劣化現象をも防止する他の働きも有する。
し蓄積、保持させる本実施例のトランジスタに於いては
ドレイン電界によるドレイン低不純物濃度領域の表面電
界を弱める働きも有しており、ドレイン強電界によるホ
ットキャリアのゲート酸化膜へ注入に基づくトランジス
タの劣化現象をも防止する他の働きも有する。
【0041】以上のように本発明によればゲート側壁に
おけるフリンジ容量を介したゲート電界の影響をソー
ス、及びドレインの低不純物濃度領域表面に強く及ぼす
ことができ、実効的な伝達コンダクタンスを従来構造に
比べて1.1〜1.2倍以上大きくすることができる。
おけるフリンジ容量を介したゲート電界の影響をソー
ス、及びドレインの低不純物濃度領域表面に強く及ぼす
ことができ、実効的な伝達コンダクタンスを従来構造に
比べて1.1〜1.2倍以上大きくすることができる。
【0042】本発明の基本的概念に基づけば側壁堆積膜
はシリコン窒化膜に限定されることはなくアルミナ(A
l2O3)、タンタル酸化膜(Ta2O5)、チタン酸化膜
(TiO2)、ジルコニウム酸化膜(Zr2O3)、ハフ
ニウム酸化膜(Hf2O3)等シリコン酸化膜の比誘電率
より十分に大きな比誘電率を有する誘電体であればよ
い。
はシリコン窒化膜に限定されることはなくアルミナ(A
l2O3)、タンタル酸化膜(Ta2O5)、チタン酸化膜
(TiO2)、ジルコニウム酸化膜(Zr2O3)、ハフ
ニウム酸化膜(Hf2O3)等シリコン酸化膜の比誘電率
より十分に大きな比誘電率を有する誘電体であればよ
い。
【0043】さらに、本発明による伝達コンダクタンス
の向上効果はゲート側壁に半導体等から構成され、外部
から隔離された浮遊ゲート、又は外部から隔離された電
荷蓄積機構を有する絶縁膜、又は絶縁膜間界面で形成さ
れても良く、外部から隔離された側壁堆積膜はシリコン
に限定されることなく、他の半導体、例えばシリコンカ
ーバイド(SiC)やGe等でも良く、又シリコン窒化
膜やアルミナ膜等の絶縁膜であっても良い。
の向上効果はゲート側壁に半導体等から構成され、外部
から隔離された浮遊ゲート、又は外部から隔離された電
荷蓄積機構を有する絶縁膜、又は絶縁膜間界面で形成さ
れても良く、外部から隔離された側壁堆積膜はシリコン
に限定されることなく、他の半導体、例えばシリコンカ
ーバイド(SiC)やGe等でも良く、又シリコン窒化
膜やアルミナ膜等の絶縁膜であっても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば最大電界印加領域がドレ
イン拡散層内で広く分散できるので同一構造パラメータ
を有する従来構造トランジスタより5V以上もソース・
ドレイン間耐圧を向上できる。したがって本発明によれ
ば電源電圧を従来の5Vから3V以下に下げるごとき変
更もなく、実効チャネル長が0.5μm以下の微細トラ
ンジスタをも動作させることができる。
イン拡散層内で広く分散できるので同一構造パラメータ
を有する従来構造トランジスタより5V以上もソース・
ドレイン間耐圧を向上できる。したがって本発明によれ
ば電源電圧を従来の5Vから3V以下に下げるごとき変
更もなく、実効チャネル長が0.5μm以下の微細トラ
ンジスタをも動作させることができる。
【0045】本発明の第1乃至第3の実施例においては
PtSi層の形成時におけるPtSi層直下の不純物の
析出効果を利用してオーミック接触に必要な不純物濃度
領域をPtSi層と自己整合の関係で構成させたが、上
記のPtSi層はMo、W、Pd、Ni、Ti、Ta、
Nb、Cr、Pr等の他の高融点金属又はそれらのシリ
サイド膜で置換えて構成してもさしつかえない。
PtSi層の形成時におけるPtSi層直下の不純物の
析出効果を利用してオーミック接触に必要な不純物濃度
領域をPtSi層と自己整合の関係で構成させたが、上
記のPtSi層はMo、W、Pd、Ni、Ti、Ta、
Nb、Cr、Pr等の他の高融点金属又はそれらのシリ
サイド膜で置換えて構成してもさしつかえない。
【0046】また本発明の各実施例に於いてはソース・
ドレイン拡散層をAsイオンにより形成した例を示した
が、上記拡散層はPイオンによって形成してもよい。ま
たその形成方法もイオン打込みに限定されることなく熱
拡散法など他の公知の手法によっても本発明の精神を逸
脱しない。さらに本発明は上記のごとき単体トランジス
タに限定されることなく半導体集積回路装置に対しても
適用できる。
ドレイン拡散層をAsイオンにより形成した例を示した
が、上記拡散層はPイオンによって形成してもよい。ま
たその形成方法もイオン打込みに限定されることなく熱
拡散法など他の公知の手法によっても本発明の精神を逸
脱しない。さらに本発明は上記のごとき単体トランジス
タに限定されることなく半導体集積回路装置に対しても
適用できる。
【図1】従来の二重ドレイン構造トランジスタを示す
図。
図。
【図2】図1に示したトランジスタの不純物濃度分布と
電界分布の関係を示す図。
電界分布の関係を示す図。
【図3】第1の実施例における製造工程を示す図。
【図4】第1の実施例における製造工程を示す図。
【図5】第1の実施例における製造工程を示す図。
【図6】第1の実施例における製造工程を示す図。
【図7】第2の実施例を示す断面図。
【図8】第3の実施例を示す断面図。
【図9】ドレイン拡散層の表面不純物濃度とソース・ド
レイン間耐圧の関係を示す図。
レイン間耐圧の関係を示す図。
【図10】第4の実施例を示す断面図。
【図11】第5の実施例を示す断面図。
【図12】第6の実施例を示す断面図。
3…ゲート酸化膜、4…ゲート電極、5…ドレイン拡散
層、6…ソース拡散層、12…白金シリサイド層。
層、6…ソース拡散層、12…白金シリサイド層。
Claims (2)
- 【請求項1】第1導電型を有する半導体基板の表面領域
内に所定の間隔を介して形成された上記第1導電型とは
逆の第2導電型を有する複数の第1の不純物ドープ領域
と、当該第1の不純物ドープ領域内に上記半導体基板の
表面に接してそれぞれ形成された上記第2導電型を有
し、上記第1の不純物ド−プ領域よりも高い不純物濃度
を有する第2の不純物ドープ領域と、隣り合う上記第1
の不純物ドープ領域の間の上記半導体基板の表面上に絶
縁膜を介して形成されたゲート電極と、当該ゲート電極
の側部上に形成された側壁膜を具備し、当該側壁膜は二
酸化シリコンよりも比誘電率が大きい材料からなる膜で
あることを特徴とするMIS型電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】上記材料は窒化シリコン、シリコン、酸化
アルミニウム、酸化タンタル、酸化チタン、酸化ジルコ
ニウムおよび酸化ハフニウムなる群から選ばれることを
特徴とする請求項1記載のMIS型電界効果トランジス
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4196774A JP2515951B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | Mis型電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4196774A JP2515951B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | Mis型電界効果トランジスタ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58055075A Division JPS59205759A (ja) | 1983-04-01 | 1983-04-01 | Mis型電界効果トランジスタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05190845A true JPH05190845A (ja) | 1993-07-30 |
| JP2515951B2 JP2515951B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=16363412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4196774A Expired - Lifetime JP2515951B2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | Mis型電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2515951B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005294555A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sharp Corp | 固体撮像素子およびその製造方法、電子情報機器 |
| JP2006508548A (ja) * | 2002-11-29 | 2006-03-09 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | ドープされたhigh−kサイドウォールスペーサを有す電界効果トランジスタのドレイン/ソース拡張構造 |
| JP2007194632A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Stmicroelectronics (Crolles 2) Sas | 未シリサイド化金属の選択的除去方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57106169A (en) * | 1980-12-24 | 1982-07-01 | Fujitsu Ltd | Manufacture of semiconductor device |
| JPS57159066A (en) * | 1981-03-27 | 1982-10-01 | Toshiba Corp | Manufacture of semiconductor device |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196774A patent/JP2515951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57106169A (en) * | 1980-12-24 | 1982-07-01 | Fujitsu Ltd | Manufacture of semiconductor device |
| JPS57159066A (en) * | 1981-03-27 | 1982-10-01 | Toshiba Corp | Manufacture of semiconductor device |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006508548A (ja) * | 2002-11-29 | 2006-03-09 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | ドープされたhigh−kサイドウォールスペーサを有す電界効果トランジスタのドレイン/ソース拡張構造 |
| JP2005294555A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sharp Corp | 固体撮像素子およびその製造方法、電子情報機器 |
| JP2007194632A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Stmicroelectronics (Crolles 2) Sas | 未シリサイド化金属の選択的除去方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2515951B2 (ja) | 1996-07-10 |
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