JPH05190427A - 減圧チャンバーの圧力制御方法およびその装置 - Google Patents

減圧チャンバーの圧力制御方法およびその装置

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JPH05190427A
JPH05190427A JP4019528A JP1952892A JPH05190427A JP H05190427 A JPH05190427 A JP H05190427A JP 4019528 A JP4019528 A JP 4019528A JP 1952892 A JP1952892 A JP 1952892A JP H05190427 A JPH05190427 A JP H05190427A
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emergency
wafer
air supply
pressure control
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裕司 千葉
Hidehiko Fujioka
秀彦 藤岡
Yutaka Tanaka
裕 田中
Yuji Sudo
裕次 須藤
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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    • G03F7/70808Construction details, e.g. housing, load-lock, seals or windows for passing light in or out of apparatus
    • G03F7/70841Constructional issues related to vacuum environment, e.g. load-lock chamber
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電時に、減圧チャンバ−内の吸着手段の真
空吸着力が不足して基板が落下するのを防止する。 【構成】 第1の真空ポンプ3によって減圧され、給気
ライン4から供給されるヘリウムガスによって減圧ヘリ
ウムガス雰囲気に維持される減圧チャンバ−1に非常用
給気ライン19を設ける。停電時には、非常用給気ライ
ンの第1弁19aが開いて、前記減圧チャンバ−1内に
大気を導入して該減圧チャンバ−1の圧力低下を防ぐ。
従って該減圧チャンバ−1内に設けられたウエハチャッ
ク7、検知台チャック10および各吸着ハンド11a,
11bの真空吸着力が不足することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンクロトロン放射光
を用いるX線露光装置等の減圧チャンバーの圧力制御方
法およびその装置に関し、特に減圧チャンバー内におい
て、真空吸着力を利用してウエハ等基板の受渡しを行う
に当って、停電時に、ウエハ等基板の落下を防止する減
圧チャンバーの圧力制御方法およびその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】シンクロトロン放射光を用いるX線露光
装置の減圧チャンバーは、シンクロトロン放射光の減衰
を防ぐためにビームパスの雰囲気を減衰の少ないHe等
のガスで低圧状態に置き換えるためのものであり、X線
の強度を安定にするため、温度、圧力、ガス純度を高精
度に維持されている。この減圧チャンバーには、純度管
理のために常時一定量の温度・純度の管理されたHeガ
スがチャンバー内に供給されており、圧力を管理するた
めに真空ポンプと排気バルブにより、チャンバー圧が1
50Torr程度の低圧にコントロールされている。
【0003】このような減圧チャンバー内において、ウ
エハ等の基板(以下基板と称する)を保持するウエハチ
ャックおよび基板のオリフラ面を検出するオリフラ検知
台の検知台チャックは、いずれも真空吸着力によって基
板を吸着するものであり、前記ウエハチャックおよび検
知台チャック間における基板の搬送および受渡しは、両
者の間を往復移動する吸着ハンドによって行われる。シ
ンクロトロン放射光を利用した露光装置では、光源から
X線は略水平状態で入射してくるため、基板を焼付けの
ため位置決めするステージは縦型のものが使われる。従
って、基板をウエハステージに受け渡す際などは、基板
を立てた状態で受け渡すことになる。
【0004】これらのことを踏え、従来例を第4図を参
照し説明する。
【0005】減圧チャンバー101は、排気ライン10
2の制御弁102aを介して第1の真空ポンプ103に
よって減圧される一方、ヘリウムガス供給源105から
調整弁104aを経てヘリウムガスを連続的に供給さ
れ、減圧チャンバー101の減圧雰囲気は、制御弁10
2aによって150Torr程度の一定減圧雰囲気に維
持される。減圧チャンバー101内にはウエハステ−ジ
108、ウエハチャック107、オリフラ検知台10
9、検知台チャック110、ウエハチャック107と検
知台チャック110との間において、基板であるウエハ
106の搬送および受渡しを行う1対の吸着ハンド11
1a,111b、該吸着ハンドを移動させるトラバ−サ
−112が配置される。ウエハチャック107、検知台
チャック110、各吸着ハンド111a,111bの排
気ライン113,114,115,116はそれぞれ制
御弁113a,114a,115a,116aを介して
第2の真空ポンプ117によって、ウエハを吸着するた
めの真空吸着力を与えられる。上記ウエハの搬送および
受渡しは、ほぼ垂直状態で行われるため、停電時に真空
吸着力が消滅すると、ウエハが落下するおそれがある。
このような非常時にウエハの落下を防ぐ目的で、第2の
真空ポンプ117は、通常の操作時に接続される主電源
回路(図示せず)の他に停電時に接続される無停電電源
回路118を備えている。
【0006】図5は、それぞれ図4の各吸着ハンド11
1a,111bが、ウエハチャック107に対してウエ
ハ106の受渡しを行う過程を説明する立面図である。
【0007】図5の(A)は、トラバ−サ−112によ
って、ウエハチャック107に対する受渡し位置に運ば
れた吸着ハンド111aおよびウエハ106を示すもの
で、このとき位置決め用のウエハステ−ジ108に保持
されたウエハチャック107の真空吸着力は作用してい
ない。
【0008】図5の(B)に示すように、吸着ハンド1
11aが矢印Aの方向に移動して、ウエハ106をウエ
ハチャック107の表面に対して所定の距離まで近づけ
たとき、ウエハチャック107の真空吸着が開始され
る。次いで図5の(C)に示すように、ウエハ106が
完全にウエハチャック107の表面に吸着された後、吸
着ハンド111aの真空吸着力が解除される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、減圧チャンバー内において、真空吸着力によっ
て、ウエハ等基板をウエハチャック、検知台チャックお
よび吸着ハンドに吸着させるものであり、前記真空吸着
力を発生させる真空ポンプ等の真空発生源は、停電時に
運転を停止することのないように無停電電源に接続され
ているため、基板の受渡しの途中で停電した場合に、基
板の保持していない保持手段であるウエハチャックかウ
エハハンドのいずれかから減圧チャンバー内のガスは排
気され、数分の後に、前記減圧チャンバーの雰囲気圧力
が低下して、充分な吸着力を発生させることができず
に、基板を落下させる危険がある。
【0010】すなわち、図5の(B)において、吸着ハ
ンド111aに保持されたウエハ106がウエハチャッ
ク107に向って移動中であって、ウエハチャック10
7の真空吸着力が作動を開始しており、しかもウエハ1
06がウエハチャック107に未だ接触していない時に
停電が起こり、吸着ハンド111aの移動が停止した場
合、第1の真空ポンプ103に接続された排気ライン1
02の制御弁102aおよびヘリウムガス供給ライン1
04の調整弁104aは自動的に閉じられる。この時、
各弁は停電時と長期休止時それぞれに対応しなくてはな
らないため、通常動作の弁は全て電源停止時に閉状態と
なる。これは、長期休止時にチャンバー内は、N2 等の
リークしにくくチャンバー内を汚染しないガスで充填す
るためである。第2の真空ポンプ117は無停電電源1
18に接続され、これに接続された各吸着ライン11
3,114,115,116もすべて停電の影響を受け
ることなくひき続いて作動するため、ウエハ106が未
接触であるウエハチャック107の吸着ライン113か
ら、減圧チャンバー101の雰囲気ガスが排出される。
停電が長びくと、雰囲気ガスの供給が停止した減圧チャ
ンバー101内の雰囲気圧力が著しく低下し、その結
果、吸着ハンド111aの真空吸着力が相対的に不充分
となり、ウエハ106が落下する。
【0011】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、停電時に減圧チャンバーに
非常用の雰囲気ガスを導入することによって、前記減圧
チャンバーの雰囲気の圧力低下を防ぎ、該減圧チャンバ
ー内において吸着手段によって保持される基板の落下の
危険性を排除する減圧チャンバーの圧力制御方法および
その装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の減圧チャンバーの圧力制御方法および装置
は、主電源により駆動される真空発生源の真空吸引力に
よる複数の吸着手段と、停電時に前記真空吸引力を中断
させないための無停電電源を備えた減圧チャンバーにお
いて、停電時に、該減圧チャンバーの雰囲気の圧力を低
下させないための非常用雰囲気ガスを前記減圧チャンバ
ーに導入することを特徴とする。
【0013】前記非常用雰囲気ガスは大気であっても、
ヘリウムガス供給源から供給されるヘリウムガスや、前
記減圧チャンバーから排出された該減圧チャンバーの雰
囲気ガスであってもよい。
【0014】
【作用】停電時に減圧チャンバーの雰囲気ガスの供給が
止まり、前記複数の吸着手段のいずれか1つの真空吸着
によって前記雰囲気ガスが排出されると、前記減圧チャ
ンバーの雰囲気圧力が低下する。これを防ぐために、前
記減圧チャンバーに非常用雰囲気ガスを導入して、基板
を吸着している吸着手段の真空吸着力が相対的に不足す
るのを防ぐ。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】図1は第1実施例を示す説明図であって、
減圧チャンバー1は排気ライン2の制御弁2aを介して
第1の真空ポンプ3によって減圧される一方、給気ライ
ン4の調整弁4aを経てヘリウムガス供給源であるボン
ベ5から連続的にヘリウムガスを供給される。減圧チャ
ンバー1のヘリウムガス雰囲気圧力は、前記制御弁2a
を調節することによって、150Torr以上の圧力に
維持される。
【0017】前記減圧チャンバー1内には、ウエハ6を
保持する吸着手段であるウエハチャック7、ウエハチャ
ック7の位置決めを行うウエハステ−ジ8、ウエハ6の
オリフラ面を検知するオリフラ検知台9、オリフラ検知
台9にウエハ6を保持する吸着手段である検知台チャッ
ク10、ウエハチャック7と検知台チャック10の間で
ウエハを搬送する吸着手段である1対の吸着ハンド11
a,11b、および各吸着ハンド11a,11bを水平
方向に往復移動させるトラバ−サ−12が設けられる。
【0018】ウエハチャック7に真空吸着力を作動させ
るための吸着ライン13、検知台チャック10に真空吸
着力を作動させるための吸着ライン14、および各吸着
ハンド11a,11bにそれぞれ個別に真空吸着力を作
用させるための各吸着ライン15,16は、それぞれ制
御弁13a,14a,15a,16aを介して真空発生
源である第2の真空ポンプ17に接続され、第2の真空
ポンプ17は通常使用される主電源回路(図示せず)の
ほかに、主電源回路が不作動となったとき、すなわち停
電時に、バックアップを行うための無停電電源である無
停電電源回路18を備えている。
【0019】さらに減圧チャンバー1は、末端を大気に
開放された非常用給気管である非常用給気ライン19を
備えており、該非常用給気ライン19は開閉弁である第
1弁19aおよび補助弁である第2弁19bをもち、第
1弁19aは通電状態において閉じられており、停電時
に開いて、大気を減圧チャンバー1へ導入する。第2弁
19bは、減圧チャンバー1の長期休止時にのみ閉じ
て、減圧チャンバー1に外気が流入するのを防ぐもので
あり、操業中は開放状態にある。第2弁19bは、一般
には保持型のバルブとして市販されているものである。
従って、通常運転時は第1弁19aを通電し閉状態に、
又第2弁は開状態で保持しておく。長期休止時は第2弁
19bを閉状態にした後、第1弁19aを開(電源OF
F)にする。
【0020】前記一対の吸着ハンド11a,11bは、
ウエハトラバ−サ−12によってそれぞれ交互に検知台
チャック10およびウエハチャック7の近接位置へ移動
する。上記減圧チャンバーの操業中に停電が起きた場合
は、排気ライン2の第1の真空ポンプ3の停止とともに
制御弁2aが閉じられ、また給気ライン4の調整弁4a
も閉じられるが、第2の真空ポンプ17は無停電電源回
路18によって作動が継続されるため、作動中の各吸着
ライン13〜16の真空吸着力は継続される。
【0021】一方停電と同時に非常用給気ライン19の
第1弁19aが開かれて減圧チャンバー1内へ大気が導
入され、減圧チャンバー1の雰囲気圧力の低下を防ぐ。
従って、ウエハチャック7、検知台チャック8または吸
着ハンド11a,11bのいずれかに吸着保持されたウ
エハ6が、真空吸着力の低下によって落下するおそれは
皆無である。すなわち、停電の直前に、吸着手段である
ウエハチャック7、検知台チャック8または吸着ハンド
11a,11bのいずれかの真空吸着が開始され、しか
も停電時にウエハ6の受渡しが完了していない場合は、
相互にウエハ6の受渡しを行う2つの吸着手段のうちの
一方が開放状態となるため、減圧チャンバー1の雰囲気
ガスが、該開放状態の吸着手段から排出され、減圧チャ
ンバー1内の雰囲気圧力が低下するおそれがあるが、上
述したように、停電と同時に非常用給気ライン19の第
1弁19aが開かれて、減圧チャンバー1内に大気を導
入するため、雰囲気圧力が低下することなく、吸着手段
に吸着されたウエハ6が落下することはない。
【0022】図2は第2実施例を示す説明図であって、
本実施例の減圧チャンバー31には、第1実施例の大気
に接続された非常用給気管である非常用給気ライン19
の替わりに、ヘリウムガス供給源であるボンベ50に接
続された非常用給気ライン49が設けられる。
【0023】非常用給気ライン49は、非通電時に開く
開閉弁である第1弁49a、通常は開いており、減圧チ
ャンバーの長期休止時に閉じられる補助弁である第2弁
49b、およびボンベ50から供給されるヘリウムガス
の圧力を大気圧より多少低いレベル、例えば0.7気圧
程度に調整するための調整弁49Cを備えている。排気
ライン32、第1の真空ポンプ33、給気ライン44、
ウエハチャック37、検知台チャック40、吸着ハンド
41a,41b、トラバ−サ−42、吸着ライン43〜
46、第2の真空ポンプ47、無停電電源回路48等に
ついては第1実施例と同様であるので詳しい説明は省略
する。
【0024】停電時に減圧チャンバー31の排気ライン
32および給気ライン34が閉じられると同時に、非常
用給気ライン49の第1弁49aが開かれて、調整弁4
9cによって大気より少し低い圧力に調整されたヘリウ
ムガスが、減圧チャンバー31内へ導入される。従っ
て、ウエハ36の受渡しを行う吸着ライン43〜46の
いずれかから減圧チャンバー31の雰囲気ガスが排出さ
れても、減圧チャンバー31の雰囲気圧力は低下するこ
とはない。
【0025】本実施例においては非常用給気ライン49
から導入されるガスも減圧チャンバー31の雰囲気ガス
と同じヘリウムガスであるため、停電解消後の減圧チャ
ンバー31の操業開始に当って、減圧チャンバー31の
雰囲気ガスから不必要なガス成分を除去する作業が不要
であり、第1実施例に比べて、立上り時間が短縮され
る。
【0026】図3は第3実施例を示す説明図であって、
本実施例の非常用給気管である非常用給気ライン79は
フィルタ−79aをもち、吸着手段であるウエハチャッ
ク67、検知台チャック70および各吸着ハンド61
a,61bにそれぞれ真空吸着力を発生させるための第
2の真空ポンプ77の吐出側に、三方弁79bを介して
接続される。
【0027】ウエハチャック67、検知台チャック7
0、吸着ハンド61a,61b、第2の真空ポンプ7
7、通常の操作時に減圧チャンバー51にヘリウムガス
を供給する給気ライン54、減圧チャンバー51を排気
する排気ライン52および第1の真空ポンプ53、およ
び上記第2の真空ポンプ77の無停電電源回路78等に
ついては第1実施例と同じであるので詳しい説明は省略
する。三方弁79bは、通常は第2の真空ポンプの排気
を大気中へ放出するが、停電時にはこれを非常用給気ラ
イン79へ導入し、フィルタ−79aを経て減圧チャン
バー51へ再流入させるものである。従って停電時に吸
着ライン73〜74のいずれかから減圧チャンバー51
の雰囲気ガスが排出されることがあっても、非常用給気
ライン79から再び減圧チャンバー51へ再流入するた
め、減圧チャンバー51の雰囲気圧力が低下することは
ない。
【0028】すなわち、真空吸着力によってウエハチャ
ック67、検知台チャック70、または各吸着ハンド6
1a,61bのいずれかに吸着されているウエハ66が
落下するおそれはない。
【0029】本実施例においては非常用給気ライン79
から減圧チャンバー51へ導入されるガスが該減圧チャ
ンバーから排出されたものであるため、停電解消後の操
業再開時に、減圧チャンバー51の雰囲気ガスから不要
なガス成分を除去する必要がない。加えて減圧チャンバ
ー51の雰囲気圧力の調整も短時間で行うことができ
る。
【0030】なお、上記各実施例はいずれも4個の吸着
手段をもつものを適用したものであるが、4個以外の複
数の吸着手段を備えた減圧チャンバーにも適用可能であ
ることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】減圧チャンバーの停電時に、減圧チャンバ
ーの雰囲気圧力が低下することなく、従って該減圧チャ
ンバー内の真空吸着手段によって保持されている基板が
落下するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す説明図である。
【図2】第2実施例を示す説明図である。
【図3】第3実施例を示す説明図である。
【図4】従来例を示す説明図である。
【図5】図4に示す各吸着ハンドが、ウエハの受渡しを
行う過程を示すもので、(A)はウエハをウエハチャッ
クに対する受渡し位置に運んだ状態を示す説明図、
(B)は吸着ハンドがウエハステージに近づく過程を示
す説明図、(C)はウエハがウエハチャックに吸着され
た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,31,61 減圧チャンバー 2,32,62 排気ライン 3,33,63 第1の真空ポンプ 4,34,64 給気ライン 6,36,66 ウエハ 7,37,67 ウエハチャック 10,40,70 検知台チャック 11a,11b,41a,41b,71a,71b
吸着ハンド 13〜16,43〜46,73〜76 吸着ライン 17,47,77 第2の真空ポンプ 18,48,78 無停電電源回路 19,49,79 非常用給気ライン 19a,49a 第1弁 19b,49b 第2弁 79b 三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 裕次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源により駆動される真空発生源の真
    空吸引力による複数の吸着手段と、停電時に前記真空吸
    引力を中断させないための無停電電源を備えた減圧チャ
    ンバ−の圧力制御方法であって、停電時に、前記減圧チ
    ャンバ−の雰囲気の圧力を低下させないための非常用雰
    囲気ガスを、前記減圧チャンバ−に導入することを特徴
    とする減圧チャンバ−の圧力制御方法。
  2. 【請求項2】 非常用雰囲気ガスが大気であることを特
    徴とする請求項1記載の減圧チャンバ−の圧力制御方
    法。
  3. 【請求項3】 非常用雰囲気ガスが、ボンベから供給さ
    れるヘリウムガスであることを特徴とする請求項1記載
    の減圧チャンバ−の圧力制御方法。
  4. 【請求項4】 非常用雰囲気ガスが減圧チャンバ−から
    排出された該減圧チャンバ−の雰囲気ガスであることを
    特徴とする請求項1記載の減圧チャンバ−の圧力制御方
    法。
  5. 【請求項5】 主電源により駆動される真空発生源の真
    空吸引力による複数の吸着手段と、停電時に前記真空吸
    引力を中断させないための無停電電源を備えた減圧チャ
    ンバ−であって、前記減圧チャンバーに非常用雰囲気ガ
    スを供給する非常用給気管と、非通電時以外は、前記非
    常用給気管を遮断する開閉弁とを有する減圧チャンバ−
    の圧力制御装置。
  6. 【請求項6】 非常用給気管が大気に開放されたことを
    特徴とする請求項5記載の減圧チャンバ−の圧力制御装
    置。
  7. 【請求項7】 非常用給気管がヘリウムガス供給源に連
    通されたことを特徴とする請求項5記載の減圧チャンバ
    −の圧力制御装置。
  8. 【請求項8】 非常用給気管が、減圧チャンバ−の長期
    停止時に前記非常用給気管を遮断する補助弁を備えてい
    ることを特徴とする請求項5、6または7記載の減圧チ
    ャンバ−の圧力制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000031780A1 (fr) * 1998-11-19 2000-06-02 Nikon Corporation Dispositif optique, systeme d'exposition et source de faisceau laser, procede d'alimentation en gaz, procede d'exposition et procede de fabrication de dispositif
KR100550349B1 (ko) * 2000-03-10 2006-02-08 삼성전자주식회사 반도체 웨이퍼 핸들링 장치

Cited By (2)

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