JP2004206662A - 処理装置及び処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理圧力の範囲が大きく異なる複数種類の処理を行う場合にも、それぞれの処理の圧力制御を適正に行うことが可能な処理装置を提供する。
【解決手段】被処理体Wを載置する載置台8を有する処理容器4と、処理ガスを導入するガス導入手段10と、所定の処理ガスを供給する処理ガス供給系14,16,18と、不活性ガスを供給する不活性ガス供給系12と、弁開度が可能になされた圧力制御弁36と真空ポンプ38とが介設された真空排気系32と、圧力計48とを有する処理装置において、処理ガスの分圧が重要となる処理を行う時には処理ガスを一定量流しつつ圧力計の検出値に基づいて圧力制御弁の弁開度を制御し、処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理を行う時には圧力制御弁の弁開度を所定の値に固定すると共に圧力計の検出値に基づいて不活性ガスの供給量を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ等に所定の処理を施すための処理装置及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体集積回路を製造するには、半導体ウエハ等の被処理体に、成膜処理、エッチング処理、熱酸化処理、拡散処理、改質処理、結晶化処理等の各種の処理を繰り返し行って所望する集積回路を形成するようになっている。また、被処理体に対して処理を行うものではないが、処理容器内等に付着した不要な膜やパーティクルを除去する処理を行うためにエッチングガスを流して上記不要な膜等を取り除くクリーニング処理も適宜行われる。
【0003】
ところで、1つの処理装置において、上記したような異種の処理や同種の処理でも処理条件を異ならせて複数種類の処理を行う場合がある。一般的に処理装置に設けられる排気系は、この処理装置が使用されることになる処理時の圧力範囲を考慮して設計されることになり、使用圧力範囲において排気コンダクタンスが最適となるように排気管の直径等が設定され、また、使用圧力範囲に適するように真空ポンプの種類も設定される。
そして、上述のように異種の処理、或いは同種の処理でも処理条件の異なる複数の処理を1つの処理装置で行うことを予定しているような場合において、処理圧力が比較的低い処理と処理圧力が比較的高い処理とが含まれる時には、各圧力領域において処理容器内の圧力を安定的に制御することが求められる。この場合、従来の処理装置では、処理容器内の圧力を検出し、この検出値に基づいて排気系の圧力調整弁を制御したり、或いは排気系に流量制御しつつバラストガスを導入することが行われていた(特許文献1参照)。
【0004】
また、他の従来装置としては、排気系にバイパスラインを設けて、それを使用圧力範囲に応じて切り替えて用いるようにした装置も知られている。この従来装置の一例を、図6に基づいて説明する。図6は従来の処理装置の一例を示す概略構成図である。
図示するように、この処理装置2は真空引き可能になされた例えばアルミニウム製の筒体状の処理容器4を有しており、この内部には例えば加熱ヒータ等の加熱手段6を備えた載置台8が設けられ、この載置台8上に半導体ウエハWを載置させて固定できるようになっている。また、この処理容器4の天井部には、この処理容器4内へ各種の処理ガスを導入するガス導入手段として例えばシャワーヘッド部10が設けられており、このシャワーヘッド部10の下面に設けた多数のガス噴射孔10Aから下方に向けてガスを噴射するようになっている。
【0005】
そして、このシャワーヘッド部10には、Ar、He、N 等の不活性ガスを供給する不活性ガス供給系12と、複数系統の、すなわち図示例では3系統の処理ガス供給系14、16、18とがそれぞれ接続されている。例えば第1の処理ガス供給系14では成膜時の処理ガスとしてWF ガスが供給され、第2の処理ガス供給系16では成膜時の処理ガスとしてH ガスが供給され、第3の処理ガス供給系18ではクリーニング処理時の処理ガス(クリーニングガス)としてClF ガスが供給される。また、不活性ガス供給系12の途中及び第1〜第3の各処理ガス供給系14〜18の途中には、流れるガス流量を制御するために例えばマスフローコントローラ等よりなる流量制御部12A、14A、16A、18Aがそれぞれ介設されている。また、各流量制御部12A〜18Aの上流側及び下流側には、開閉弁22、24、26、28がそれぞれ設定されており、必要に応じてこれらを開閉できるようになっている。
【0006】
一方、上記処理容器4の底部には、排気口30が設けられており、この排気口30には、真空排気系32が接続されている。この真空排気系32は、内径が大きくなされて排気コンダクタンスが大きくなされた主排気管34を有しており、この主排気管34には、その上流側より下流側に向けてスロットルバルブのように弁開度が調整可能になされた第1の圧力制御弁36と真空ポンプ38とが順次介設されている。そして、上記第1の圧力制御弁36の直前と直後とには、開閉弁40がそれぞれ介設されている。
また、上記第1の圧力制御弁36及びその直前と直後の各開閉弁40を迂回するようにして、上記主排気管34よりも内径が小さくなされて排気コンダクタンスが小さくなされたバイパス排気管42が接続されている。そして、このバイパス排気管42には、スロットルバルブのように弁開度が調整可能になされた第2の圧力制御弁44が介設されると共に、この第2の圧力制御弁44の直前及び直後にも開閉弁46がそれぞれ介設されている。
【0007】
そして、上記処理容器4には、この内部の圧力を検出するための圧力計48が設けられ、この圧力計48の検出値に基づいて、例えばマイクロコンピュータ等よりなる制御手段54が上記各流量制御部12A〜18A、第1及び第2の圧力制御弁36、44、真空ポンプ38及び各開閉弁22〜28、40、46の開閉動作を制御するようになっている。尚、この制御手段54は、この処理装置2の全体の動作も制御し、これに予め組み込まれた複数の処理用プログラム(レシピとも称す)に基づいて制御動作が行われる。
例えば処理圧力が低い低圧処理として例えばタングステン膜の成膜処理を行う時には、WF ガスとH ガスのみをそれぞれ所定の値に流量制御しつつ流し(必要に応じて不活性ガスを流してもよい)、これと同時に、バイパス排気管42はこの開閉弁46を閉状態としてバイパス排気管42にガスが流れないようにし、且つ主排気管34はこの開閉弁40を開状態としてこの第1の圧力制御弁36の弁開度を調整することにより処理容器4内の圧力を一定に維持する。
【0008】
これに対して、処理圧力が高い高圧処理として例えばクリーニング処理を行う時には、ClF のみを所定の値に流量制御しつつ流し(必要に応じて不活性ガスを流してもよい)、これと同時に、主排気管34はこの開閉弁40を閉状態として第1の圧力制御弁36にガスが流れないようにし、且つバイパス排気管42はこの開閉弁46を開状態としてバイパス排気管42にガスを流しつつ、この第2の圧力制御弁44の弁開度を調整することにより処理容器4内の圧力を一定に維持する。
【0009】
このように処理圧力が大きい場合と小さい場合とで、主排気管34とバイパス排気管42とを切り替えて使用することにより、使用圧力範囲の差が大きい複数種類の処理に対応するようになっている。尚、処理圧力が高い処理としては、上記クリーニング処理の他に酸化処理、拡散処理等がある。
また、本発明の関連技術として、複数の真空ポンプを設けた場合にその動作圧力範囲内の相異に対応するために、バイパス排気管を設けた処理装置として特許文献2に開示された技術も知られている。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−11152号公報(第2−4頁、図1−図5)
【特許文献2】
特開平8−290050号公報(第4−5頁、図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、先の特許文献1の従来装置例にあっては、排気系に流量制御したバラストガスを導入するようにしていることから、処理圧力を広い範囲で変更するような場合には、十分に対応できる構造ではなかった。また、無駄な不活性ガスを大量に使用するので装置の運転コストの高騰を招いている。
また、図6に示す従来装置にあっては、第2の圧力制御弁44が介設されたバイパス排気管42を設ける必要があることから、装置自体のコスト高を招来するのみならず、部品点類が多数になることからメンテナンス時も多くの時間を要し、メンテナンス性が劣る、という問題があった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、処理圧力の範囲が大きく異なる複数種類の処理を行う場合にも、バイパス管や複数の圧力制御弁を用いることなく、それぞれの処理の圧力制御を適正に行うことが可能な処理装置及び処理方法を提供することにある。
また本発明の他の目的は、複数の圧力制御弁を用いることなく、それぞれの処理の圧力制御を適正に行うことが可能な処理装置及び処理方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定の処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて不活性ガスを供給する不活性ガス供給系と、前記処理容器に接続されて、途中に弁開度が設定可能になされた圧力制御弁と真空ポンプとが介設された真空排気系と、前記処理容器に設けた圧力計と、処理ガスの分圧が重要となる処理を行う時には前記処理ガス供給系の流量制御部に一定の流量を流す指令をしつつ前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を制御し、処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理を行う時には前記圧力制御弁の弁開度を所定の値に固定すると共に、前記圧力計の検出値に基づいて前記不活性ガス供給系の流量制御部により流量を制御するように動作させる制御手段と、を備えたことを特徴とする処理装置である。
【0013】
このように、処理圧力が低くて処理ガスの分圧が重要となる処理を行なう時には処理ガスの流量を一定に維持しつつ圧力制御弁の弁開度を調整するようにして処理容器内の圧力を制御し、処理圧力が高くて処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理を行なう時には圧力制御弁の弁開度を所定の値に固定した状態で不活性ガスの流量を調整することにより処理容器内の圧力を制御するようにしたので、処理圧力の範囲が大きく異なる複数種類の処理を行う場合にも、バイパス管や複数の圧力制御弁を用いることなく、それぞれの処理の圧力制御を適正に行うことができる。
【0014】
この場合、例えば請求項2に規定するように、前記処理ガス供給系は、複数系統設けられており、所定の処理を行う時には前記制御手段は前記流量制御弁の弁開度を大きく開けた設定にした状態で、前記圧力計の検出値に基づいて前記各処理ガス供給系の流量制御部に対して流量比を略一定状態に維持しつつ各流量を制御する。また、例えば請求項3に規定するように、前記排気管は第2の真空ポンプが介設されると共に、前記真空排気系の圧力制御弁と前記第2の真空ポンプとを迂回させて、途中に切り替え用開閉弁を介設したバイパス排気経路が設けられる。
【0015】
請求項4に係る発明は、上記請求項1に係る装置発明を用いて行われる方法発明を規定したものであり、すなわち、内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定の処理ガスを供給する処理ガス供給系と、前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて不活性ガスを供給する不活性ガス供給系と、前記処理容器に接続されて、途中に弁開度が設定可能になされた圧力制御弁と真空ポンプとが介設された真空排気系と、前記処理容器に設けた圧力計と、を有する処理装置を用いて被処理体に対して処理を行う方法において、処理ガスの分圧が重要となる処理を行う時には前記処理ガス供給系に流れる処理ガスの流量を一定に維持しつつ前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を制御するようにし、処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理を行う時には前記圧力制御弁の弁開度を所定の値に固定すると共に、前記圧力計の検出値に基づいて前記不活性ガス供給系に流れる不活性ガスの流用を制御するようにしたことを特徴とする処理方法である。
【0016】
この場合、例えば請求項5に規定するように、前記処理ガス供給系は、複数系統設けられており、所定の処理を行う時には前記流量制御弁の弁開度を大きく開けて維持した状態で、前記圧力計の検出値に基づいて前記各処理ガス供給系を流れる処理ガスの流量比を略一定状態に維持しつつ各流量を制御する。
また、例えば請求項6に規定するように、前記真空ポンプは、分圧が重要となる処理と分圧が重要とならない処理でその回転数を異なるように制御する。
また、例えば請求項7に規定するように、前記分圧が重要となる処理は成膜処理であり、前記分圧が比較的重要とならない処理はクリーニング処理である。
また、例えば請求項8に規定するように、前記1つの真空排気系により、前記複数の処理の排気が行われる。
【0017】
請求項9に係る発明は、内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定のガスを供給するガス供給系と、前記処理容器に接続されて、途中に第1の真空ポンプと第2の真空ポンプと弁開度が任意に設定可能になされた圧力制御弁とが介設された真空排気系と、前記処理容器の圧力を検出する圧力計と、を備えた処理装置において、前記圧力制御弁と前記第2の真空ポンプとを迂回させてバイパス排気経路を設けると共に、前記バイパス排気経路に前記処理容器内を大気圧より真空引きする際に真空引きの衝撃を和らげる機能を有するソフトスタート弁機構を介設し、処理圧力が比較的低い処理を行う時には前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を調整することにより前記処理容器内の圧力を制御し、処理圧力が比較的高い処理を行う時には前記圧力制御弁側への排気を停止すると共に、前記ソフトスタート弁機構を低い排気コンダクタンス状態に維持して前記バイパス排気経路に排気ガスを流すようにする制御手段を設けるように構成したことを特徴とする処理装置である。
【0018】
このように、真空排気系にバイパス排気経路を設けると共にこのバイパス排気経路にソフトスタート弁機構を介在させるようにし、例えば処理圧力が比較的低い処理を行う時には圧力制御弁の弁開度を調整するようにして処理容器内の圧力を制御し、処理圧力が比較的高い処理を行う時には上記圧力制御弁側への排気を停止し、上記ソフトスタート弁機構を低い排気コンダクタンス状態に維持してこのバイパス排気経路に排気ガスを流すようにして処理容器内の圧力を設定することができ、従って、高価で且つ構造が大きな圧力制御弁を複数設ける必要がなく、全体としての排気系の構造を小型で、且つ簡単化させることが可能となる。
【0019】
この場合、例えば請求項10に規定するように、前記制御手段は、処理圧力が比較的高い処理を行う時には前記圧力計の検出値に基づいて前記流量制御部により流量を調整することにより前記処理容器内の圧力を制御する。
これにより、処理圧力が比較的高い処理を行う時には、流量制御部によりガス流量を調整することにより処理容器内の圧力を制御することが可能となる。
【0020】
また例えば請求項11に規定するように、前記ソフトスタート弁機構は、前記バイパス排気経路のバイパス排気管に介設された第1バイパス開閉弁と、該第1バイパス開閉弁を迂回するように設けた補助バイパス排気管と、該補助バイパス排気管に介設された第2バイパス開閉弁と、該補助バイパス排気管に介設されたオリフィス機構と、よりなる。
また例えば請求項12に規定するように、前記制御手段は、前記低い排気コンダクタンス状態を実現するために前記第1バイパス開閉弁を閉状態とし、前記第2バイパス開閉弁を開状態とする。
また例えば請求項13に規定するように、前記ソフトスタート弁機構は、ソフトスタートバルブよりなる。
【0021】
請求項14に係る発明は、上記請求項9に係る装置発明を用いて行われる方法発明を規定したものであり、すなわち、内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定のガスを供給するガス供給系と、前記処理容器に接続されて、途中に第1の真空ポンプと第2の真空ポンプと弁開度が任意に設定可能になされた圧力制御弁とが介設された真空排気系と、前記処理容器の圧力を検出する圧力計と、を有する処理装置を用いて被処理体に対して処理を行う処理方法において、前記圧力制御弁と前記第2の真空ポンプとを迂回させてバイパス排気経路を設けると共に、前記バイパス排気経路に前記処理容器内を大気圧より真空引きする際に真空引きの衝撃を和らげる機能を有するソフトスタート弁機構を介設し、処理圧力が比較的低い処理を行う時には前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を調整することにより前記処理容器内の圧力を制御し、処理圧力が比較的高い処理を行う時には前記圧力制御弁側への排気を停止すると共に、前記ソフトスタート弁機構を低い排気コンダクタンス状態に維持して前記バイパス排気経路に排気ガスを流すようにしたことを特徴とする処理方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る処理装置及び処理方法の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
<第1実施例>
図1は本発明に係る処理装置の第1実施例を示す概略構成図、図2は第1の処理方法の工程を示すフローチャート、図3は第2の処理方法の工程を示すフローチャートである。図6において説明した部分と同一構成部分については同一符号を付してその説明を行う。尚、以下で説明する”処理ガスの分圧が比較的重要となる処理”とは一般的には処理圧力が低い処理(低圧処理)を指し、”処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理”とは一般的には処理圧力が高い処理(高圧処理)を指すものとする。
【0023】
図示するように、この処理装置52は真空引き可能になされた例えばアルミニウム製の筒体状の処理容器4を有しており、この内部には例えば加熱ヒータ等の加熱手段6を備えた載置台8が設けられ、この載置台8上に半導体ウエハWを載置させて固定できるようになっている。また、この処理容器4の天井部には、この処理容器4内へ各種の処理ガスを導入するガス導入手段として例えばシャワーヘッド部10が設けられており、このシャワーヘッド部10の下面に設けた多数のガス噴射孔10Aから下方に向けてガスを噴射するようになっている。
【0024】
そして、このシャワーヘッド部10には、Ar、He、N 等の不活性ガスを供給する不活性ガス供給系12と、複数系統の、すなわち図示例では3系統の処理ガス供給系14、16、18とがそれぞれ接続されている。例えば第1の処理ガス供給系14では成膜時の処理ガスとしてWF ガスが供給され、第2の処理ガス供給系16では成膜時の処理ガスとしてH ガスが供給され、第3の処理ガス供給系18ではクリーニング処理時の処理ガス(クリーニングガス)としてClF ガスが供給される。尚、ここではタングステン膜の成膜時にWF ガスとH ガスとが同時に供給され、また、この成膜時に不活性ガスも必要に応じて供給される。
【0025】
また、不活性ガス供給系12の途中及び第1〜第3の各処理ガス供給系14〜18の途中には、流れるガス流量を制御するために例えばマスフローコントローラ等よりなる流量制御部12A、14A、16A、18Aがそれぞれ介設されている。また、各流量制御部12A〜18Aの上流側及び下流側には、開閉弁22、24、26、28がそれぞれ設置されており、必要に応じてこれらを開閉できるようになっている。
【0026】
一方、上記処理容器4の底部には、排気口30が設けられており、この排気口30には、真空排気系32が接続されている。この真空排気系32は、内径が大きくなされて排気コンダクタンスが大きくなされた排気管34を有している。この排気管34の内径は、例えば100〜150mm程度である。この排気管34には、その上流側より下流側に向けてスロットルバルブのように弁開度が調整可能になされた圧力制御弁36と、例えばドライポンプよりなる第1の真空ポンプ38とが順次介設されている。そして、上記圧力制御弁36の直前と直後とには、開閉弁40がそれぞれ介設されている。ここで、この真空排気系32は、処理ガスの分圧を精度良く制御しなければならない処理、すなわちここではタングステン膜の成膜処理時に必要とされる最適な排気コンダクタンスを実現できるように配管の内径や、圧力制御弁36及び真空ポンプ38の能力が設定されている。尚、この実施例にあっては、従来装置で用いたバイパス排気管42及び第2の圧力制御弁44は設けていない(図6参照)。
【0027】
そして、上記処理容器4には、この内部の圧力を検出するための圧力計48が設けられ、この圧力計48の検出値に基づいて、例えばマイクロコンピュータ等よりなる制御手段54が上記各流量制御部12A〜18A、圧力制御弁36、真空ポンプ38及び各開閉弁22〜28、40の開閉動作を制御するようになっている。尚、この制御手段54は、この処理装置52の全体の動作も制御し、これに予め組み込まれた複数の処理用プログラム(レシピ)に基づいて制御動作が行われる。
【0028】
後述するように、処理ガスの分圧が重要となる処理、例えば処理圧力が低い低圧処理としてタングステン膜の成膜処理等を行う時には、WF ガスとH ガスのみをそれぞれ所定の値に流量制御しつつ流し(必要に応じて不活性ガスを流してもよい)、これと同時に、圧力制御弁36の弁開度を調整することにより処理容器4内の圧力を一定に維持する。この圧力制御弁36は、圧力制御弁36の動作特性において最も精度良く動作する範囲内にあるような圧力制御弁が選択される。
これに対して、処理ガスの分圧が比較的重要とならないような処理、例えば処理圧力が高い高圧処理として例えばクリーニング処理等を行う時には、ClF を所定の値に流量制御しつつ流すと同時に不活性ガスも流し、これと同時に圧力制御弁36の弁開度を所定の弁開度に維持した状態で不活性ガスの流量を調整することにより処理容器4内の圧力を略一定に維持する。尚、処理圧力が高い高圧処理としては例えば酸化処理や拡散処理等も含まれる。
【0029】
次に、以上のように構成された処理装置を用いて行われる処理方法について説明する。
この処理装置52では、処理ガスの分圧が重要となる処理、例えばタングステン膜の成膜処理や処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理、例えばクリーニング処理等が種々行われるが、それぞれの場合について説明する。尚、ここで”処理”とは処理容器4内に半導体ウエハWが存在する場合のみならず、存在しない場合に行われるクリーニング処理のような処理も含まれるものとする。
【0030】
<処理ガスの分圧が重要となる処理:タングステン膜の成膜処理>
まず、処理ガスの分圧が重要となる処理の場合について説明する。
ここで、処理ガスの分圧が重要となる処理とは、例えばWF ガスとH ガスとを用いてタングステン膜を堆積するような成膜処理であり、電気的特性が良好なタングステン膜を適正な成膜レートで、しかもウエハ面内における膜厚の面内均一性を高く維持した状態で堆積させるには、上記両ガスの各流量、流量比、処理圧力、処理温度等を精度良く維持しなければならない。このような処理は、例えば図2に示すフローチャートのようにして行う。
【0031】
まず、処理容器4の載置台8上に未処理の半導体ウエハWを載置したならば、真空排気系32の真空ポンプ38を駆動してこの処理容器4内を真空引きし、そして真空ポンプ38を成膜処理用に所定の回転数に維持する(S1)。尚、この回転数はクリーニング処理時とは異なる場合がある。これと同時にウエハWを加熱してこれを所定の温度に設定する(S2)。そして、成膜処理を開始すべくWF ガス及びH ガスをそれぞれ所定の流量に設定して流し、タングステン膜を堆積させる(S3)。そして、この成膜処理中においては圧力計48により処理容器4内の圧力が常時検出されており(S4)、この圧力検出値は制御手段54において予め設定された設定値と比較され、検出値が設定値と同じになるように排気管34に介設された圧力制御弁36の弁開度が適宜調整される(S5のNO、S6)。上記成膜処理は所定の時間行われ(S5のYES、S7のNO)、この成膜処理を所定の時間行ったならば(S7のYES)、処理を終了することになる。上記成膜処理時間は、上記圧力制御弁36の調整時間(数sec程度)よりもかなり長く、成膜処理時の膜厚への影響がほとんど生ずることはない。
【0032】
<処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理:クリーニング処理>
次に、処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理の場合について説明する。
ここで処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理とは、例えばクリーニングガスを用いて処理容器内の余分な付着膜等を除去するようなクリーニング処理であり、所定のエッチングレートを保証するためには、クリーニングガスの流量及び処理圧力をそれぞれ予め定められた設定値に維持する必要がある。尚、この時の処理圧力は、先の成膜処理時の処理圧力よりもかなり高い設定値となる。このような処理は、例えば図3に示すフローチャートのようにして行う。
【0033】
まず、処理容器4内からウエハWを取り出して処理容器4内を密閉状態にし、真空ポンプ38を予め定められたクリーニング用の所定の回転数に設定し、維持する(S11)。次に、例えばArガス等の不活性ガスを流し、またこれと同時に処理ガスとしてクリーニングガス、例えばClF ガスを所定の流量に設定した状態で流し、クリーニング処理を開始する(S12)。これと同時に、圧力制御弁36を予め定められた所定の弁開度に設定し、この状態を継続的に維持する(S13)。この弁開度は、クリーニング処理時の真空排気系32の排気コンダクタンスが最適になるように予め実験的に求められている。
【0034】
そして、このクリーニング処理中においては圧力計48により処理容器4内の圧力が常時検出されており(S14)、この圧力検出値は制御手段54において予め設定された設定値と比較され、検出値が設定値と同じになるように不活性ガス供給系12に介設された流量制御部12Aが適宜調整される(S15のNO、S16)。尚、この間においてはClF ガスの流量は常時一定値を保たれることになる。上記クリーニング処理は所定の時間行われ(S15のYES、S17のNO)、このクリーニング処理を所定の時間行ったならば(S17のYES)、処理を終了することになる。
【0035】
以上のように、タングステン膜の成膜処理や処理容器4内の不要な付着物を除去するクリーニング処理のように、処理圧力の範囲が大きく異なる複数種類の処理を行う場合にも、バイパス管や複数の圧力制御弁を用いることなく、それぞれの処理の圧力制御を適正に行うことができる。
また、用いる部品点数も少なくなることから、その分、メンテナンスも迅速に行うことができるので、メンテナンス性を向上させることができる。
更には、この場合、一般に圧力制御弁36の応答動作よりも流量制御部12Aの応答動作の方がかなり早いので、流量制御部12Aによる圧力制御の方がより早く処理圧力に到達させることができ、従って、全ての処理において圧力制御弁で圧力を制御していた従来装置とは異なり、一部の処理において応答動作の早い流量制御部を使用して圧力制御した分、処理時間が短くなってスループットを向上させることが可能となる。
【0036】
次に、以上に説明した各処理とは異なり、複数種類の処理ガスを用いる場合であって、ある所定の分圧の範囲内ならば、処理結果の品質を落とすことなく当該処理を実行できるような場合、このような処理を行う時には圧力制御弁36の弁開度を大きく、例えば100%に設定した状態にしておき、そして、上記各処理ガスの流量比を一定状態に維持しつつ各処理ガスの流量を調整して、処理容器4内の圧力を制御するようにして、流量調整のみで所定の処理を行なうようにしてもよい。
このような処理の具体例は、例えばPVD(Physical Vapar Deposition)処理やプリクリーン装置によるプリクリーン処理等が挙げられる。
この場合には、圧力制御弁36の弁開度を調整することなく、応答速度の速い流量制御部のみの制御動作で処理圧力を制御することができるので、その分、制御性を向上させてスループットを高めることができる。
【0037】
<第2実施例>
上記各実施例にあっては、図1に示したような一本の排気管34を設け、これに1つの真空ポンプ38を介設した場合を例にとって説明したが、1台の真空ポンプ38だけでは排気能力が不足している場合には、図4に示す第2実施例のように構成してもよい。すなわち、この場合には、前記圧力制御弁36に直列に、例えばターボ分子ポンプよりなる第2の真空ポンプ60を介設し、そして、この圧力制御弁36と上記第2の真空ポンプ60とを迂回させるようにバイパス排気経路62を排気管34に接続する。そして、このバイパス排気経路62の途中に切り替え用開閉弁64を介設する。尚、このバイパス排気経路62の内径は25〜40mm程度である。
【0038】
この実施例では、処理容器4内を真空引きする場合、まず、排気管34の開閉弁40を閉じ、これに替えてバイパス排気管62の切り替え用開閉弁64を開状態にしてバイパス排気管62を連通し、そして真空ポンプ38を回転駆動することにより処理容器4内を荒引きする。ある程度荒引きした後に、処理容器4内の圧力が所定の真空度まで低下したならば、排気管34の開閉弁40を開状態にして第2の真空ポンプ60も回転駆動させる。そして、バイパス排気管62の切り替え用開閉弁64を閉状態にする。これにより、先の真空ポンプ38と第2の真空ポンプ60の2台の真空ポンプで真空引きを継続する。また処理圧力が比較的高い処理を行う場合、例えばクリーニング処理を行う場合には、排気管34の開閉弁40を閉じてパイパス排気管62のみを用いて真空引きしつつクリーニング処理を行ってもよい。この実施例においても、処理圧力の範囲が大きく異なる複数の処理を行う場合には、先に図1乃至図3を参照して説明したと同様に行えばよい。
【0039】
<第3実施例>
次に本発明の第3実施例について説明する。
図5は本発明の処理装置の第3実施例を示す概略構成図である。図1、4及び図6において説明した部分と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。尚、ここで説明する処理圧力が比較的低い処理とは、先に説明した処理ガスの分圧が重要となる処理のことを意味し、処理圧力が比較的高い処理とは、処理ガスの分圧が重要とならない処理のことを意味する。
図5に示すように、ここでは主排気管34には、その上流側から下流側に向けて、圧力制御弁36、例えばターボ分子ポンプよりなる第2の真空ポンプ60及び例えばドライポンプよりなる第1の真空ポンプ38が順次介設され、そして、圧力制御弁36の直ぐ上流側及び第2の真空ポンプ60の直ぐ下流側には、それぞれ開閉弁40が介設されている。
【0040】
そして、上記圧力制御弁36、第2の真空ポンプ60及び両開閉弁40を迂回するようにしてバイパス排気管となるバイパス排気経路62を上記主排気管34に接続している。前述したように、この主排気管34の内径は例えば100〜150mm程度で大口径であり、バイパス排気経路62の内径は25〜40mm程度で小口径である。
そして、このバイパス排気経路62の途中に、処理容器4内を大気圧より真空引きする際に真空引きの衝撃を和らげる機能を有するソフトスタート弁機構70を介設している。これにより、制御手段54は、処理圧力が比較的低い処理(例えば成膜処理等)を行う時には処理容器4に設けた圧力計48の検出値に基づいて上記圧力制御弁38の弁開度を調整することにより上記処理容器4内の圧力を制御し、処理圧力が比較的高い処理(例えばクリーニング処理、酸化処理、拡散処理等)を行う時には上記圧力制御弁36への排気を停止すると共に上記ソフトスタート弁機構70を低い排気コンダクタンス状態に維持して上記バイパス排気経路62に排気ガスを流すように制御する。
【0041】
具体的には、上記ソフトスタート弁機構70は、上記バイパス排気経路62に介設した第1バイパス開閉弁72と、この第1バイパス開閉弁72を迂回するようにして上記バイパス排気経路62に接続した内径の小さな補助バイパス排気管74と、この補助バイパス排気管74に順次介設したオリフィス機構76及び第2バイパス開閉弁78とよりなる。
ここで周知のように、オリフィス機構76は流路面積を狭めるためのオリフィス(図示せず)を有しており、上記第1バイパス開閉弁72を閉状態とし、且つ第2バイパス開閉弁78を開状態とすることにより、このソフトスタート弁機構70の全体を低い排気コンダクタンス状態とすることができる。ここで、このバイパス排気経路62や補助バイパス排気管74の各内径や、上記オリフィス機構76のオリフィス孔の流路面積は、比較的高い処理圧力の処理を行う場合において必要な流量の処理ガスを流した時に必要な処理圧力が略得られるような大きさにそれぞれ予め設定されて、その排気コンダクタンスが固定されている。
換言すれば、処理圧力が比較的高い処理では、プロセス圧力を精度良く制御する必要性が無い場合が多いので、このような場合には処理器4内の圧力制御は予め定めた固定的な排気コンダクタンスにより行うこととし、能動的には弁開度の調整等の操作は特段には行わないように構成されている。
【0042】
次に、以上のように構成された実施例の動作について説明する。
<大気圧から真空引きする場合>
処理容器4内が大気圧状態になっており、この状態から処理容器4内の真空引きする場合には、まず、主排気管34の両開閉弁40を閉状態としてある程度の真空度に達した後でなければ使用できないターボ分子ポンプよりなる第2の真空ポンプ60を隔離する。これと同時にソフトスタート弁機構70においては、バイパス排気経路62に介設した第1バイパス開閉弁72を閉状態とし、補助バイパス排気管74に介設した第2バイパス開閉弁78を開状態とすることにより、このソフトスタート弁機構70を低い排気コンダクタンス状態にする。このような状態で、第1の真空ポンプ38を駆動して真空引きを開始する。この場合、処理容器4内の雰囲気は、補助バイパス排気管74に介設したオリフィス機構76のオリフィス孔を介してしか排気されないので、上述のように排気コンダクタンスはかなり低い状態になっている。この結果、処理容器4内に発生する真空引きの衝撃は和らげられて非常に少ないものとなり、処理容器4内の構造物やパーティクルが瞬間的に浮上等することを防止でき、また、処理容器4の内壁面や内部構造物の表面に付着していた不要な膜が剥がれ落ちることがなく、パーティクルの発生を防止することができる。
【0043】
そして、真空引きの結果、ある程度の真空度(例えば1330Pa)程度に達したならば、第1バイパス開閉弁72を開状態に切り替えてこのバイパス排気経路62の全体で真空引きを行う。この時には、第2バイパス開閉弁78は開閉のどちらの状態にしてもよい。
そして更に真空引きを行って所定の真空度、すなわちターボ分子ポンプの上限圧力値である例えば133Pa程度に達したならば、主排気管34に介設した両開閉弁40を開状態に切り替えて、これと同時に第2の真空ポンプ60の駆動を開始する。この際、第1の圧力制御弁36は全開状態にしておく。尚、これと同時に上記第1及び第2バイパス開閉弁72、78は共に閉状態に切り替える。このようにして処理容器4内を低い圧力雰囲気まで真空引きすることができる。
【0044】
<処理圧力が低い処理:例えば成膜処理>
次に、処理圧力が低い処理を行う時の処理容器4内の圧力制御は、第1実施例で説明した処理ガスの分圧が重要となる処理の場合と略同じである。
すなわち、ソフトスタート弁機構70の第1及び第2バイパス開閉弁72、78は共に閉状態に維持すると共に、主排気管34の両開閉弁40を開状態に維持し、圧力計48の検出値に応じて圧力制御弁36の弁開度を調整して処理容器4内の圧力を制御する。この際、各ガスの流量は、レシピに定められたようにそれぞれ一定値が維持されることになる。このような処理圧力が低い処理のプロセス圧力は、例えば数10Pa〜数100Pa程度の圧力である。
【0045】
<処理圧力が高い処理:例えばクリーニング処理や酸化処理>
次に、処理圧力が高い処理を行う時の処理容器4内の圧力制御について説明する。
この場合には、大気圧の処理容器4内から真空引きを開始するような場合と同様に低い排気コンダクタンス状態とする。すなわち前述した成膜処理時とは逆に、主排気管34に介設した両開閉弁40を共に閉状態に維持して第1の真空ポンプ60を隔離する。そして、ソフトスタート弁機構70に関しては、第1バイパス開閉弁72を閉状態に維持すると共に、逆に第2バイパス開閉弁78は開状態を維持し、オリフィス機構76を介してこの補助バイパス排気管74を介してのみ排気ガスが真空引きされるようにする。この時のソフトスタート弁機構70の排気コンダクタンスは、例えば全閉状態にしても僅かな隙間が生じている圧力制御弁36の排気コンダクタンスと同程度である。
【0046】
これにより、処理容器4内のプロセス圧力を高くした状態で処理を行うことができる。このように処理圧力が高い処理のプロセス圧力は、例えば数1000Pa〜20000Pa程度の圧力である。
上記処理圧力が高い処理では、処理容器4内の圧力を能動的には制御することはできなかったが、これに限定されず、例えばこの時の処理容器4内の圧力を圧力計48で検出し、この検出値が所定の圧力を維持するように、制御手段54を介して流量制御器を調整制御してガス流量、例えば不活性ガスやクリーニングガスの流量、或いは酸化処理を行っている場合には酸化ガスの流量を制御するようにしてもよい。
【0047】
これによれば、処理圧力が高い処理の場合でもプロセス圧力を精度良く制御することが可能となる。
また上記ソフトスタート弁機構70にあっては、補助バイパス排気管74、第1及び第2バイパス開閉弁72、78及びオリフィス機構76により構成した場合を例にとって説明したが、このソフトスタート弁機構70として、上記バイパス排気経路62内を完全に遮断状態に設定できる機能、このバイパス排気経路62を低い排気コンダクタンス状態に設定できる機能及びこのバイパス排気経路62内を上記低い排気コンダクタンスよりもある程度高い中程度の排気コンダクタンス状態に設定できる機能の3つの上記各機能を併せ持つ例えばSMC社製のソフトスタートバルブ(登録商標)を用いるようにしてもよい。
尚、上記各実施例では、タングステン膜を成膜処理する場合を例にとって説明したが、他の膜種を成膜する場合にも本発明を適用できる。
【0048】
また、処理ガスの分圧が重要となる処理としては、成膜処理に限定されず、他の処理の場合にも適用できる。同様に、処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理としては、クリーニング処理に限定されず、他の処理の場合、例えば前述したように酸化処理や拡散処理等を行う場合にも適用することができる。
また、各ガスの供給形態は、単に一例を示したに過ぎず、処理ガスの種類が増減すれば、それに対応してガス供給系の数も増減し、更に、シャワーヘッド部10の構成も、処理ガスを処理容器4内に噴射する前に予め混合させるプレミックス型式、或いはシャワーヘッド部10から噴射した後に混合させるポストミックス型式のどちらでも本発明を適用できる。また、シャワーヘッド部10を用いないガス導入手段でも本発明を適用することができる。
【0049】
また、ここでは枚葉式の処理装置を例にとって説明したが、一度に複数枚の被処理体の処理を行うことができるバッチ式の処理装置にも本発明を適用することができる。
また、主にマスフローコントローラによる制御は、所定の分圧の範囲内で行われるPVDの処理で用いられることが多く、圧力制御弁はCVDの処理で用いられることが多いことから、同じ装置でPVD及びCVDの両方の処理をする場合に応用することができる。
更には、上記実施例においては、被処理体として半導体ウエハを例にとって説明したが、これに限定されず、ガラス基板、LCD基板等にも適用し得るのは勿論である。
また、上記実施例では圧力制御の際、温度制御部又は圧力制御弁のどちらか一方を一定にしていたが、温度制御部と圧力制御弁を一定とせず常に両方の動作で圧力制御を行なうようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の処理装置及び処理方法によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
請求項1〜8に係る発明によれば、処理圧力の範囲が大きく異なる複数種類の処理を行う場合にも、バイパス管や複数の圧力制御弁を用いることなく、それぞれの処理の圧力制御を適正に行うことができる。
また、真空排気系を1つにできるので用いる部品点数も少なくなることから、その分、メンテナンスも迅速に行うことができるので、メンテナンス性を向上させることができる。また、使用する不活性ガスの量も減少させることができる。
請求項9、11〜14に係る発明によれば、真空排気系にバイパス排気経路を設けると共にこのバイパス排気経路にソフトスタート弁機構を介在させるようにし、例えば処理圧力が比較的低い処理を行う時には圧力制御弁の弁開度を調整するようにして処理容器内の圧力を制御し、処理圧力が比較的高い処理を行う時には上記圧力制御弁側への排気を停止し、上記ソフトスタート弁機構を低い排気コンダクタンス状態に維持してこのバイパス排気経路に排気ガスを流すようにして処理容器内の圧力を設定することができ、従って、高価で且つ構造が大きな圧力制御弁を複数設ける必要がなく、全体としての排気系の構造を小型で、且つ簡単化させることができる。よって、コスト的にも有効である。
請求項10に係る発明によれば、処理圧力が比較的高い処理を行う時には、流量制御部によりガス流量を調整することにより処理容器内の圧力を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る処理装置の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】第1の処理方法の工程を示すフローチャートである。
【図3】第2の処理方法の工程を示すフローチャートである。
【図4】本発明の処理装置の第2実施例を示す概略構成図である。
【図5】本発明の処理装置の第3実施例を示す概略構成図である。
【図6】従来の処理装置の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
4 処理容器
8 載置台
10 シャワーヘッド部(ガス導入手段)
12 不活性ガス供給系
14,16,18 処理ガス供給系
12A,14A,16A,18A 流量制御部
32 真空排気系
34 主排気管(排気管)
36 第1の圧力制御弁(圧力制御弁)
38 真空ポンプ
48 圧力計
52 処理装置
54 制御手段
60 第2の真空ポンプ
62 バイパス排気経路
64 切り替え用開閉弁
70 ソフトスタート弁機構
72 第1バイパス開閉弁
74 補助バイパス排気管
76 オリフィス機構
78 第2バイパス開閉弁
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (14)

  1. 内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、
    前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、
    前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定の処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
    前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて不活性ガスを供給する不活性ガス供給系と、
    前記処理容器に接続されて、途中に弁開度が設定可能になされた圧力制御弁と真空ポンプとが介設された真空排気系と、
    前記処理容器に設けた圧力計と、
    処理ガスの分圧が重要となる処理を行う時には前記処理ガス供給系の流量制御部に一定の流量を流す指令をしつつ前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を制御し、処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理を行う時には前記圧力制御弁の弁開度を所定の値に固定すると共に、前記圧力計の検出値に基づいて前記不活性ガス供給系の流量制御部により流量を制御するように動作させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする処理装置。
  2. 前記処理ガス供給系は、複数系統設けられており、所定の処理を行う時には前記制御手段は前記流量制御弁の弁開度を大きく開けた設定にした状態で、前記圧力計の検出値に基づいて前記各処理ガス供給系の流量制御部に対して流量比を略一定状態に維持しつつ各流量を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 前記排気管は第2の真空ポンプが介設されると共に、前記真空排気系の圧力制御弁と前記第2の真空ポンプとを迂回させて、途中に切り替え用開閉弁を介設したバイパス排気経路が設けられることを特徴とする請求項1または2記載の処理装置。
  4. 内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、
    前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、
    前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定の処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
    前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて不活性ガスを供給する不活性ガス供給系と、
    前記処理容器に接続されて、途中に弁開度が設定可能になされた圧力制御弁と真空ポンプとが介設された真空排気系と、
    前記処理容器に設けた圧力計と、
    を有する処理装置を用いて被処理体に対して処理を行う方法において、
    処理ガスの分圧が重要となる処理を行う時には前記処理ガス供給系に流れる処理ガスの流量を一定に維持しつつ前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を制御するようにし、処理ガスの分圧が比較的重要とならない処理を行う時には前記圧力制御弁の弁開度を所定の値に固定すると共に、前記圧力計の検出値に基づいて前記不活性ガス供給系に流れる不活性ガスの流用を制御するようにしたことを特徴とする処理方法。
  5. 前記処理ガス供給系は、複数系統設けられており、所定の処理を行う時には前記流量制御弁の弁開度を大きく開けて維持した状態で、前記圧力計の検出値に基づいて前記各処理ガス供給系を流れる処理ガスの流量比を略一定状態に維持しつつ各流量を制御するようにしたことを特徴とする請求項4記載の処理方法。
  6. 前記真空ポンプは、分圧が重要となる処理と分圧が重要とならない処理でその回転数を異なるように制御することを特徴とする請求項4又は5記載の処理方法。
  7. 前記分圧が重要となる処理は成膜処理であり、前記分圧が比較的重要とならない処理はクリーニング処理であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の処理方法。
  8. 前記1つの真空排気系により、前記複数の処理の排気が行われることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の処理方法。
  9. 内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、
    前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、
    前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定のガスを供給するガス供給系と、
    前記処理容器に接続されて、途中に第1の真空ポンプと第2の真空ポンプと弁開度が任意に設定可能になされた圧力制御弁とが介設された真空排気系と、
    前記処理容器の圧力を検出する圧力計と、
    を備えた処理装置において、
    前記圧力制御弁と前記第2の真空ポンプとを迂回させてバイパス排気経路を設けると共に、前記バイパス排気経路に前記処理容器内を大気圧より真空引きする際に真空引きの衝撃を和らげる機能を有するソフトスタート弁機構を介設し、処理圧力が比較的低い処理を行う時には前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を調整することにより前記処理容器内の圧力を制御し、処理圧力が比較的高い処理を行う時には前記圧力制御弁側への排気を停止すると共に、前記ソフトスタート弁機構を低い排気コンダクタンス状態に維持して前記バイパス排気経路に排気ガスを流すようにする制御手段を設けるように構成したことを特徴とする処理装置。
  10. 前記制御手段は、処理圧力が比較的高い処理を行う時には前記圧力計の検出値に基づいて前記流量制御部により流量を調整することにより前記処理容器内の圧力を制御することを特徴とする請求項9記載の処理装置。
  11. 前記ソフトスタート弁機構は、
    前記バイパス排気経路のバイパス排気管に介設された第1バイパス開閉弁と、
    該第1バイパス開閉弁を迂回するように設けた補助バイパス排気管と、
    該補助バイパス排気管に介設された第2バイパス開閉弁と、
    該補助バイパス排気管に介設されたオリフィス機構と、
    よりなることを特徴とする請求項9または10記載の処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記低い排気コンダクタンス状態を実現するために前記第1バイパス開閉弁を閉状態とし、前記第2バイパス開閉弁を開状態とすることを特徴とする請求項11記載の処理装置。
  13. 前記ソフトスタート弁機構は、ソフトスタートバルブよりなることを特徴とする請求項9または10記載の処理装置。
  14. 内部に被処理体を載置する載置台を有する処理容器と、
    前記処理容器内へ処理ガスを導入するガス導入手段と、
    前記ガス導入手段へ接続されて、途中に流量制御部が介設されて所定のガスを供給するガス供給系と、
    前記処理容器に接続されて、途中に第1の真空ポンプと第2の真空ポンプと弁開度が任意に設定可能になされた圧力制御弁とが介設された真空排気系と、
    前記処理容器の圧力を検出する圧力計と、
    を有する処理装置を用いて被処理体に対して処理を行う処理方法において、
    前記圧力制御弁と前記第2の真空ポンプとを迂回させてバイパス排気経路を設けると共に、前記バイパス排気経路に前記処理容器内を大気圧より真空引きする際に真空引きの衝撃を和らげる機能を有するソフトスタート弁機構を介設し、処理圧力が比較的低い処理を行う時には前記圧力計の検出値に基づいて前記圧力制御弁の弁開度を調整することにより前記処理容器内の圧力を制御し、処理圧力が比較的高い処理を行う時には前記圧力制御弁側への排気を停止すると共に、前記ソフトスタート弁機構を低い排気コンダクタンス状態に維持して前記バイパス排気経路に排気ガスを流すようにしたことを特徴とする処理方法。
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