JPH0519038A - 送受信モジユール - Google Patents

送受信モジユール

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JPH0519038A
JPH0519038A JP3175450A JP17545091A JPH0519038A JP H0519038 A JPH0519038 A JP H0519038A JP 3175450 A JP3175450 A JP 3175450A JP 17545091 A JP17545091 A JP 17545091A JP H0519038 A JPH0519038 A JP H0519038A
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JP
Japan
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transmission
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digital
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Application number
JP3175450A
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English (en)
Inventor
Tomohide Soejima
知英 副島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3175450A priority Critical patent/JPH0519038A/ja
Publication of JPH0519038A publication Critical patent/JPH0519038A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、マイクロ波集積回路で構成
された位相調整器を不要とし、小型軽量で、複雑なマイ
クロ波集積回路の位相調整作業を必要としない送受信モ
ジュールを提供することにある。 【構成】この発明は、送受信信号を送受切換器により選
択的に増幅すると共に、送受信信号を送受別に位相調整
する送受信モジュールにおいて、前記送受信信号の伝送
路に介在されるデジタル移相器と、送信、受信の少なく
ともいずれか一方の移相調整量を設定するデータ設定回
路と、この回路で設定された移相調整データを送信、受
信に応じて選択するデータ選択回路と、外部より設定さ
れる移相データに対して前記データ選択回路で選択され
た移相調整データを加算して前記デジタル移相器に供給
するデジタル加算器とを具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、能動電子走査レーダ
装置に好適な送受信モジュールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の能動電子走査レーダ装置は、図4
に示すように構成される。
【0003】図4において、送信機1及び受信機2は送
受切換器3を介して信号分配/合成器4に接続される。
送信機1からの送信レーダ信号は、信号分配/合成器4
で分配された後、複数の送受信モジュール5及びアンテ
ナ6を介して空間に放射される。また、目標からの反射
信号は各アンテナ6で受信され、送受信モジュール5、
信号分配/合成器4、送受切換器3を経て受信機2に供
給される。送受制御器7は送受信モジュール5に送/受
信を制御するデジタル信号を供給する。ビーム制御器8
は、送/受信ビームを所望の方向に生成するために、各
送受信モジュール5の通過位相を制御するデジタル移相
データを供給する。
【0004】各送受信モジュール5は、図5に示すよう
に、送/受信増幅回路51,52と、送受切換器として
使用されるSPDTスイッチ53,54と、ビーム制御
器8より設定されるデジタル移相データに応じて、送信
信号と受信信号の通過位相を制御するデジタル移相器5
5、及び送信信号と受信信号の通過位相をそれぞれ独立
に調整するための位相調整器56,57により構成され
る。尚、位相調整器56,57はどちらか一方だけで構
成される場合もある。
【0005】能動電子走査レーダ装置では、各送受信モ
ジュール5内のデジタル移相器55に適当なデータを設
定し、アンテナ6を介して空間に放射される各送信信号
の位相の相対値を適当な値に制御することにより、送信
ビームを所望の方向に設定する。
【0006】ところで、上記構成のレーダ装置では、信
号分配/合成器4は、送/受信の信号経路として共通に
使用している。したがって、各送受信モジュール5の送
信信号と受信信号の通過位相の差を一定とすれば、各受
信信号の位相の相対値は送信信号のそれと同一となり、
受信ビームは送信ビームと同方向に設定されることにな
り、レーダ装置として機能させることができる。
【0007】送/受信増幅回路51,52は、例えばト
ランジスタ等の半導体能動素子を用いて構成されるが、
製造ばらつきによりその通過位相はばらついてしまう。
上記構成において、位相調整器56または57は、送/
受信増幅回路51,52により生ずる通過位相のばらつ
きを補正し、送受信モジュール5内の送信信号経路Aと
受信信号経路Bの通過位相の差を各送受信モジュール5
間で一定の値に調整するために使用される。この結果、
送信と受信でデジタル移相器55の移相データを変える
ことなしに、受信ビームと送信ビームを同方向に設定す
ることができる。したがって、ビーム制御器8は一対の
送/受信ビームに対して一つの移相データを供給すれば
よい。この場合、送/受信各信号経路の通過位相の差を
そろえればよいのであるから、位相調整器56,57は
そのどちらか一方だけでもよい。
【0008】さらに、位相調整器56,57の両方を使
用すれば、各送受信モジュール間で、デジタル移相器5
5に同一のデータを設定した際の送/受信通過位相をそ
れぞれ等しい値に調整することが可能となる。この場合
は、各送受信モジュール間で互換性を持たせることがで
き、送受信モジュールが故障した場合のメンテナンス性
を向上させることができる。
【0009】ところが、送受信モジュール内にマイクロ
波集積回路で構成された位相調整器を設けることは、送
受信モジュールの小型軽量化を阻害する。あるいは、送
受信モジュール内に収納できるような小型の位相調整器
では、位相調整範囲が狭く、所望の調整量が得られなか
ったり、位相調整に伴って回路のVSWRが劣化し、周
辺回路の機能、性能に悪影響を与える場合がある。さら
に、マイクロ波集積回路の調整作業は難しく特殊技術を
要するため、送受信モジュールのコスト上昇を招いてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の送受信モジュールでは、送/受信それぞれまたは一方
の経路にマイクロ波集積回路で構成された位相調整器が
必要であり、送受信モジュールの小型軽量化の障害とな
っていた。また、複雑な調整作業によりコスト増大の要
因となっていた。
【0011】この発明は上記の問題を解決するためにな
されたもので、マイクロ波集積回路で構成された位相調
整器を不要とし、小型軽量で、複雑なマイクロ波集積回
路の位相調整作業を必要としない送受信モジュールを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、送受信信号を送受切換器により選択的に
増幅すると共に、送受信信号を送受別に位相調整する送
受信モジュールにおいて、前記送受信信号の伝送路に介
在されるデジタル移相器と、送信、受信の少なくともい
ずれか一方の移相調整量を設定するデータ設定回路と、
この回路で設定された移相調整データを送信、受信に応
じて選択するデータ選択回路と、外部より設定される移
相データに対して前記データ選択回路で選択された移相
調整データを加算して前記デジタル移相器に供給するデ
ジタル加算器とを具備して構成される。
【0013】
【作用】上記構成による送受信モジュールでは、外部か
ら設定される移相データに対し、データ設定回路で任意
に設定した送信、受信それぞれまたは一方の移相調整デ
ータを加算し、この加算データでデジタル移相器を制御
する。これによって、従来マイクロ波集積回路による位
相調整器で実施していた、送/受信それぞれまたは一方
の信号経路の位相調整作業を、データ設定回路の設定に
より簡単に実施することができる。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照してこの発明の一
実施例を説明する。但し、図1において、図5と同一部
分には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中
心に説明する。
【0015】図1はその構成を示すもので、この送受信
モジュールは、送/受信増幅回路51,52と、送受切
換器として使用されるSPDTスイッチ53,54と、
デジタル移相器55と、送信、受信それぞれの移相調整
量を設定するデータ設定回路9,10と、設定された移
相調整データを送信、受信に応じて選択するデータ選択
回路11と、外部より設定される移相データに対し、移
相調整データを加算するデジタル並列加算器12で構成
される。
【0016】SPDTスイッチ53,54及びデータ選
択回路11はそれぞれ送受信制御器(図示せず)からの
送/受信制御信号によって切換制御される。データ選択
回路11はデータ設定回路9,10の設定データを選択
的に加算器12に導出する。加算器12はその設定デー
タと外部からの位相データとを並列加算して、送受信信
号伝送路に介在されたデジタル移相器55に供給する。
尚、データ設定回路9は送信用、10は受信用である
が、どちらか一方だけで構成してもよい。図2は上記構
成の送受信モジュールにおけるデータ設定回路9,10
とデータ選択回路11の部分の具体的な構成を示すもの
である。
【0017】データ設定回路9,10はそれぞれプルア
ップ抵抗及びスイッチにより構成され、図では4ビット
分のデータ設定が可能である。一般的には、各ビットは
スイッチのオン・オフにより5または0ボルトの電圧設
定により“1”、“0”を設定する。
【0018】データ選択回路11は、図に示すようにマ
ルチプレクサICを使用して簡単に実現可能である。図
では8ビット入力4ビット出力の場合を示しており、A
チャンネル入力端1A,2A,3A,4Aに送信用デー
タ設定回路9からの4ビットデータを入力し、Bチャン
ネル入力端1B,2B,3B,4Bに受信用データ設定
回路10からの4ビットデータを入力し、送/受信制御
信号が送信モードのときはAチャンネルデータを4ビッ
ト出力端1Y,2Y,3Y,4Yに導出し、受信モード
のときはBチャンネルデータを4ビット出力端1Y,2
Y,3Y,4Yに導出する。
【0019】すなわち、上記構成による送受信モジュー
ルでは、外部から設定される移相データに対し、データ
設定回路9,10で任意に設定した送信、受信それぞれ
または一方の移相調整データを加算し、この加算データ
でデジタル移相器55を制御する。このため、従来マイ
クロ波集積回路による位相調整器で実施していた、送/
受信それぞれまたは一方の信号経路の位相調整作業を、
データ設定回路9,10の設定により簡単に実施するこ
とができる。
【0020】したがって、上記構成によれば、マイクロ
波集積回路による位相調整器が省けるため、送受信モジ
ュールの小型軽量化を図ることができる。さらに、複雑
なマイクロ波集積回路の調整の代わりに、簡単なデジタ
ル回路の設定によって同様の効果を得ることができ、送
受信モジュールのコスト低減を図ることができる。
【0021】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではない。上記データ選択回路は、例えば図3に示す
ように構成することもできる。図3は図2と同一部分の
他の実施例を具体的に示す回路図である。
【0022】この例は、送信一方だけの位相調整データ
を設定する場合に相当する。すなわち、送信の移相調整
データの設定は、図2と同様にスイッチにより行い、デ
ータ選択回路11は論理和ゲート回路を使用して、送信
時にだけ設定された移相調整データを加算器12に供給
するように機能させることができる。
【0023】図2、図3において、データ設定回路9,
10は抵抗とスイッチを使用した構成としたが、デジタ
ルデータが設定できれば他の構成でもよい。また、スイ
ッチについては、特に小型化が必要な場合は、例えば回
路を接続している配線の断続によっても同様の機能を果
たすことができる。さらに、データ選択回路11につい
ても、必ずしもマチルプレクサICや論理和ゲート回路
を使用する必要はなく、データ選択の機能を果たせば他
の構成でもよいことは勿論である。その他、この発明の
要旨を変更しない範囲で種々変形しても、同様に実施可
能である。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、マイク
ロ波集積回路で構成された位相調整器を不要とし、小型
軽量で、複雑なマイクロ波集積回路の位相調整作業を必
要としない送受信モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る送受信モジュールの一実施例を
示すブロック回路図。
【図2】同実施例の要部の具体的構成を示す回路図。
【図3】図2の構成に対する他の実施例を示す回路図。
【図4】従来の送受信モジュールを適用した電子走査レ
ーダ装置を示すブロック回路構成図。
【図5】図4における送受信モジュールの構成を示すブ
ロック回路図。
【符号の説明】
1…送信機、2…受信機、3…送受切換器、4…信号分
配/合成器、5…送受信モジュール、51…送信増幅回
路、52…受信増幅回路、53,54…SPDTスイッ
チ、55…デジタル移相器、6…アンテナ、7…送受制
御器、8…ビーム制御器、9,10…データ設定回路、
11…データ選択回路、12…デジタル並列加算器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信信号を送受切換器により選択的に
    増幅すると共に、送受信信号を送受別に位相調整する送
    受信モジュールにおいて、前記送受信信号の伝送路に介
    在されるデジタル移相器と、送信、受信の少なくともい
    ずれか一方の移相調整量を設定するデータ設定回路と、
    この回路で設定された移相調整データを送信、受信に応
    じて選択するデータ選択回路と、外部より設定される移
    相データに対して前記データ選択回路で選択された移相
    調整データを加算して前記デジタル移相器に供給するデ
    ジタル加算器とを具備する送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 前記データ選択回路にマルチプレクサを
    用いることを特徴とする請求項1記載の送受信モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記データ選択回路に論理和ゲート回路
    を用いることを特徴とする請求項1記載の送受信モジュ
    ール。
JP3175450A 1991-07-16 1991-07-16 送受信モジユール Pending JPH0519038A (ja)

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JP (1) JPH0519038A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151847A (ja) * 1993-11-29 1995-06-16 Nec Corp レーダ空中線装置
US5486797A (en) * 1994-08-04 1996-01-23 Uniden Corporation Integrated port selection circuit for high frequency signal

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151847A (ja) * 1993-11-29 1995-06-16 Nec Corp レーダ空中線装置
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