JPH05189299A - メモリ管理装置 - Google Patents

メモリ管理装置

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JPH05189299A
JPH05189299A JP2047692A JP2047692A JPH05189299A JP H05189299 A JPH05189299 A JP H05189299A JP 2047692 A JP2047692 A JP 2047692A JP 2047692 A JP2047692 A JP 2047692A JP H05189299 A JPH05189299 A JP H05189299A
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block
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JP2047692A
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Shigeki Yamada
茂樹 山田
Satoshi Tanaka
聡 田中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のメモリブロックからなるメモリプール
の捕捉解放処理の高速化を図る。 【構成】 メモリシステム26は基本単位サイズに区分
された複数のメモリブロック1〜nを収容している。C
AMセル19は複数のCAMセル20−1〜20−kか
らなり、各CAMセルは状態記憶部21と比較器22で
構成される。一つのCAMセル20−iはn/k個(n
はメモリブロック数、kはCAMセル数)のメモリブロ
ックに対応し、状態記憶部21−iは自分が受持つメモ
リブロックの空塞状態を記憶する。比較レジスタ17は
検索対象データを記憶する。各CAMセルま比較器22
は並列に動作し、比較レジスタ17と当該状態記憶部2
1の値を比較する。アドレス生成回路23は、検索条件
を満足するCAMセルのアドレス(空きメモリブロック
アドレス)を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータシステムに
おけるメモリ管理装置に係り、詳しくは、複数のメモリ
ブロックからなるメモリプールの捕捉解放の処理を高速
に行うメモリ管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにいては、複数の
メモリブロックからなるメモリプールを設け、要求に応
じてメモリプールから必要なサイズのメモリブロックを
切り出して使用することが良く行われる。従来、このよ
うなメモリブロックの捕捉解放の処理方式としては、ア
イドルチェーン方式と呼ばれる方式が知られている(例
えば日本電信電話公社編 ディジタル交換機[3]ソフ
トウエアの基礎、pp.58、1984年 電気通信共
済会発行)。
【0003】アイドルチェーン方式では、図7に示すよ
うに、一定サイズの空きメモリブロック40−1、40
−2、…40−nを順にチェーンでつないで空きメモリ
ブロックキューを構成し、該キューのヘッドポインタ4
1には先頭空きメモリブロック40−1の先頭アドレス
を、キューのテールポインタ42には最後尾空きメモリ
ブロック40−nの先頭アドレスを記憶する。そして、
アプリケーションプログラムからのメモリ捕捉の要求に
対して、メモリ管理プログラムはヘッドポインタ41の
情報をもとに空きメモリブロックキューから先頭のメモ
リブロック40−1を取り外して使用し、メモリ解放の
場合には、テールポインタ42の情報をもとに空きメモ
リブロックキューの最後尾のメモリブロック40−n
に、解放されたメモリブロックを付加する等の処理を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記アイドルチェーン
方式には、メモリブロックの捕捉、解放の要求毎にソフ
トウエアでチェーンを張り変える(ポインタ値を設定し
直す)必要があるために、処理に時間がかかる問題があ
る。更に、アイドルチェーン方式でいろいろなサイズの
メモリブロックの捕捉を行おうとすると、2つあるいは
それ以上の空きメモリブロックがメモリプール内で連続
エリアを占有していて1つのブロックにまとめられるか
どうかを調べることが必要となる。そのため、チエーン
されたすべてのメモリブロックをサーチして連続エリア
が存在するかどうかをチエックすることが必要となり、
処理オーバヘッドが非常に大きくなるという問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、各種のサイズのメモリブ
ロックの捕捉/解放処理を高速に効率良く実行するため
のメモリ管理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、メモリを複数のブロックに分割
し、各メモリブロックに対応して空き/塞がりを記憶す
る複数の空塞記憶手段と、各空塞記憶手段を並列検索し
て空きメモリブロックに対応する空塞記憶手段を選択す
る制御手段と、該選択した空塞記憶手段に対応するメモ
リブロックのアドレスを生成するアドレス生成手段とを
有することを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、メモリを複数種
類のブロックサイズからなる複数のブロックに分割し、
前記複数の空塞記憶手段をメモリブロックサイズの種類
ごとにグループ分けし、前記制御手段は指定されたメモ
リブロックサイズに対応する空塞記憶手段のグループの
みを並列検索することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、メモリを一定長サイズ
の複数のブロックに分割し、それを所定数ごとにまとめ
て複数のメモリブロック・グループとし、各メモリブロ
ック・グループに対応して、それに含まれる各メモリブ
ロックの空き/塞がりを記憶する複数の空塞記憶手段
と、各空塞記憶手段を並列検索して、各メモリブロック
・グループ内の一つあるいは2つ以上の連続した空きメ
モリブロックを有する空塞記憶手段を選択する制御手段
と、該選択した空塞記憶手段の空きメモリブロックに対
応するアドレスを生成するアドレス生成手段とを有する
ことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、メモリを複数種類のブ
ロックサイズからなる複数のブロックに分割し、各メモ
リブロックに対応して、空き/塞がり、ブロックサイズ
及びメモリブロックアドレスを記憶する複数の空塞記憶
手段と、各空塞記憶手段を並列検出して、指定されたメ
モリブロックサイズの空きメモリブロックに対応する空
塞記憶手段を選択し、記憶されているメモリブロックア
ドレスを読み出す制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】請求項5の発明は、メモリを複数種類のブ
ロックサイズからなる複数のブロックに分割し、各メモ
リブロックに対応して、空き/塞がり及びブロックサイ
ズを記憶する複数の空塞記憶手段と、各空塞記憶手段を
並列検索して、指定されたメモリブロックサイズの空き
メモリブロックに対応する空塞記憶手段を選択する制御
手段と、該選択した空塞記憶手段に対応するメモリブロ
ックのアドレスを生成するアドレス生成手段とを有する
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、連想メモリ(CAM;Conte
nt AddressableMemory)の並列検
索機能を用いる。これにより、固定長のメモリブロック
のみならず可変長のメモリブロックに対しても空きメモ
リブロックを高速に検出することが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。同図において、11はプロセッサ、12はメ
モリバス、13は本発明を構成するメモリ管理装置、2
6は一定長に区切られたn個のメモリブロックを収容す
るメモリシステムである。メモリ管理装置13はアドレ
スレジスタ14、データレジスタ15、メモリ管理制御
部16、比較レジスタ17、マスクレジスタ18、CA
Mセルアレイ19、アドレス生成回路23、状態レジス
タ24及びセマフォレジスタ25から成る。
【0014】アドレスレジスタ14は、メモリマップド
I/O形式でメモリ管理装置13内の各種内部レジスタ
をアクセスするためのアドレスを記憶する。データレジ
スタ15は、アドレスレジスタ14で指定された各種内
部レジスタに読み書きするためのデータを記憶する。メ
モリ管理制御部16は、メモリ管理装置13の全体の制
御を司る。比較レジスタ17は検索対象のデータを記憶
する。マスクレジスタ18は、比較レジスタ17内の各
ビットに対して、後述するCAMセル内の状態記憶部の
情報と比較を行うかどうかを指定するビットパタン(マ
スクパタン)を記憶するものである。
【0015】CAMセルアレイ19は、複数のCAMセ
ル20−1、20−2、…20−kから構成される。こ
こで、L=n/k(nはメモリブロックの数、kはCA
Mセルの数)の関係を有し、Lは一つのCAMセルが受
け持つメモリブロック数を表わす。各CAMセル20−
i(i=1、…、k)は、自分が受け持つメモリブロッ
クの空塞情報を記憶する状態記憶部21−iと比較器2
2−iより構成される。各比較器22−iは状態記憶部
21−iの内容と比較レジスタ17の内容を、マスクレ
ジスタ18でマスクされたビット位置を除いたビットに
ついて比較する機能を有する。各CAMセル20−iの
比較器22−iが互いに並列に比較動作を行う(いわゆ
る並列検索あるいは連想検索を行う)ことによって、比
較レジスタ17の値にどのCAMセルの状態記憶部の値
が一致しているかを高速に検出することができる。さら
に、マスクレジスタ18に設定するビットパタンを変え
ることにより、L以内で、一つあるいは2つ以上の連続
した空きメモリブロックを任意に検出することができ
る。
【0016】一致アドレス生成回路23は、各CAMセ
ル20−iの比較器22−iで比較を行った結果、条件
を満足するCAMセルのアドレスを生成するものであ
る。状態レジスタ24は比較結果の状態情報を記憶する
レジスタである。
【0017】セマフォレジスタ25はプロセッサ11と
メモリ管理装置13の間の同期をとるためのもので、プ
ロセツサ11からデータレジスタ15にメモリ捕捉/解
放要求コマンドが送られてくると、該セマフォレジスタ
25にビジー表示が立てられて、次のコマンドが入って
こないように制御するものである。即ち、プロセッサ1
1はメモリ管理装置13内のデータレジスタ15を含む
各種内部レジスタにコマンドやデータを書込んだり、該
内部レジスタからデータを読み出したりする前に、必ず
セマフォレジスタ25を読み、メモリ管理装置13が直
前の命令を終了したかどうかを確認する。
【0018】図2は各CAMセル20−i内の状態記憶
部21−iの構成例を示したものである。即ち、状態記
憶部21−iはLビット(L=n/k)からなり、各ビ
ットはアドレスの小さい方から順に該CAMセル20−
iが受け持つ各メモリブロックに1:1に対応してお
り、0ならば対応するメモリブロックが空きで、1なら
ば使用中であることを示している。したがって、図1に
おいて、CAMセル20−1の状態記憶部21−1は最
初のL個のメモリブロック(メモリブロック1〜メモリ
ブロックL)に関する空塞情報を記憶し、CAMセル2
0−2の状態記憶部21−2は次のL個のメモリブロッ
ク(メモリブロックL+1〜メモリブロック2L+1)
に関する空塞情報を記憶すると言う具合に、メモリシス
テム26の各メモリブロックと対応している。そして、
比較レジスタ17の情報との連想比較で一致が生じたC
AMセル20−iの比較器22−iがアドレス生成回路
23を起動し、アドレス生成回路23は対応する空きメ
モリブロックの先頭アドレスを生成するように構成され
ている。
【0019】簡単のために、ここでは、メモリシステム
26は1Kバイトを基本単位としてメモリブロックが構
成され、メモリアドレスが0番地から順にアドレス付け
されているものと仮定する。また、各CAMセル20−
iは各々8個のメモリブロックを受け持つとし、各状態
記憶部21−iはL=8ビットで構成され、比較レジス
タ17とマスクレジスタ18もL=8ビット構成とす
る。以下、図1の動作を、4Kバイトのメモリ確保要求
が発生した場合を例に図3及び図4を用いて説明する。
【0020】プロセッサ11でメモリ管理プログラムが
実行され、メモリマップドI/O命令によって図3に示
すように、メモリ管理装置13へのコマンドとその補助
情報がデータレジスタ15に送られてくる。具体的に
は、4Kバイトのメモリ確保要求の場合、図4(1)の
情報がデータレジスタ15にセットされる。該データレ
ジスタ15にコマンドが設定されると、メモリ管理制御
部16では、まず、新しいコマンドがデータレジスタ1
5に設定されて処理競合が生じないようにするため、セ
マフォレジスタ25にメモリ管理装置13がビジーであ
ることを表示しておく。プロセッサ11はセマフォレジ
スタ25の値を適宜読み出し、メモリ管理装置13の処
理が完了したかどうかをチエックする。次に、メモリ管
理制御部16はデータレジスタ15内のコマンド60が
「メモリ捕捉要求」コマンドであることを解釈して、図
4(2)のように、比較レジスタ17に空きメモリブロ
ックを見つけるためのパタン62(=オールゼロ)をセ
ットする。次に、メモリ管理制御部16はデータレジス
タ15の補助情報61で指定されたメモリサイズが[4
Kバイト]であることを解釈して、図4(3)に示すよ
うに、マスクレジスタ18に下4ビットが0で、残り
(上位4ビット)が1のマスクパタン63を設定する。
これは、各CAMセル20−i内の状態記憶部21−i
の情報と比較レジスタ17の情報とを並列比較する際
に、上位4ビットはマスクをかけて下位4ビットのみで
比較すべきことを表している。その後、メモリ管理制御
部16は各CAMセル20−iに並列比較動作(並列検
索)を指示する。
【0021】各CAMセル20−iでは、比較器22−
iにおいて状態記憶部21−iの情報と比較レジスタ1
7の情報とを下位4ビットについて比較し、各々自分が
受け持つ隣接する4個のメモリブロック(各メモリブロ
ックは1Kバイトなので計4Kバイト)が空きエリアに
なっているかどうかを検索する。検索結果(比較結果)
はアドレス生成回路23を介して状態レジスタ24に設
定される。もし、4メモリブロックの連続した空エリア
が見つからなければ、メモリ管理制御部16は、図4
(4)に示すようにマスクレジスタ18の内容を1ビッ
ト左にローテートしたマスクパタン64を設定して再
度、各CAMセル20−iに並列検索を指示する。この
マスクパタンでも空きエリアが検出できなければ、更に
1ビット左にローテートすると言う具合に、一致パタン
が見つかるか、あるいは図4(5)の最終マスクパタン
65に到達するまで、並列検索を繰り返す。一致パタン
が見つかれば、一致したCAMセルの比較器22−iか
らの指示で、アドレス生成回路23により空きブロック
の先頭アドレスが生成され、検索結果と一緒に状態レジ
スタ24に設定され、さらに最終的に該先頭アドレスは
データレジスタ15にも設定される。図4(6)は、C
AMセル20−1において図4(5)のマスクパタン6
5に一致したとして、4096番地が状態レジスタ24
に設定されたことを示している。この4096番地がデ
ータレジスタ15にも設定される。メモリ管理制御部1
6は、状態レジスタ24の内容にもづき、一致したCA
Mセルの状態記憶部における対応する4ビットを0(空
き)から1(使用中)に書き換え、使用中を宣言する。
なお、複数のCAMセルが一致した場合には、アドレス
生成回路23で、そのうちの1つを選択し、対応するア
ドレスを生成し、状態レジスタ24とデータレジスタ1
5に値を設定する。
【0022】メモリ捕捉要求の処理が完了すると、メモ
リ管理制御部16はセマフォレジスタ25をクリアして
処理終了の表示をする。これにより、プロセッサ11は
次のメモリマップドI/O命令を実行し、データレジス
タ15に設定された空きメモリブロックの先頭アドレス
を読み取る。
【0023】次に、当該メモリブロックを解放する場合
には、プロセッサ11によりメモリマップドI/O命令
で図4(7)に示すような情報67、68、69がデー
タレジスタ15に設定される。その結果、メモリ管理制
御部16は、コマンドが[メモリ解放要求]で4Kバイ
トのメモリブロックの先頭番地が「4096番地]であ
ることを解釈して、対応するCAMセル20−1をアク
セスし、状態記憶部21−1の対応する4ビットを1
(使用中)から0(空き)に書き換える。この処理の実
行中、メモリ管理制御部16はセマフォレジスタ25に
ビジー表示をたてておき、終了すると、該セマフォレジ
スタ25をクリアしてプロセッサ11に通知する。
【0024】なお、図1の実施例において、L=1とし
て、CAMセルと20−iメモリブロックiとを1対1
に対応させることによって、固定サイズ(実施例では1
Kバイト)のみのメモリブロックを検索することができ
る。また、その変型例として、複数の種類のメモリブロ
ックを管理する場合には、CAMセルアレイ19を予め
ブロックサイズ毎に複数のCAMセル群に分割してお
き、検索時は指定されたブロックサイズに属するCAM
セル群の範囲のみをアクセスするようにすればよい。例
えば、各々が128メモリブロックからなる1Kバイト
と4Kバイトの2種類のメモリブロック群のメモリ管理
を行う場合には、CAMセルアレイ19を256個のC
AMセルで構成し、その1番目から128番目までを1
Kバイトメモリブロックの空塞管理に割り当て、129
番目から256番目までは4Kバイトメモリブロックの
空塞管理に割り当てることとし、1Kバイトメモリブロ
ックの捕捉要求に対してはCAMセルアレイ19の1番
目から128番目のCAMセルのみを検索するが、4K
バイトメモリブロックの捕捉要求に対しては129番目
から256番目のCAMセルのみを検索するように構成
すればよい。
【0025】次に、各種サイズのメモリブロックの捕
捉、解放をさらに効率良く行える本発明の他の実施例を
説明する。この実施例は、図1において上記と同様にL
=1とし、CAMセルアレイ19の各CAMセル20−
iとメモリシステム26の各メモリブロックiとを1対
1に対応づけるものであるが、各メモリブロックは種々
のサイズからなり、固定長ではない。
【0026】図5は、本実施例の場合の各CAMセル2
0−i内の状態記憶部21−iの構成例を示したもの
で、当該CAMセル20−iが受け持つメモリブロック
iの空塞表示ビット70、ブロックサイズ71、ブロッ
ク先頭アドレス72の各フィールドよりなる。
【0027】図6は本実施例に対応するデータレジスタ
15、比較レジスタ17、マスクレジスタ18の内容の
具体例である。図6(1)に示すように、データレジス
タ15にメモリ捕捉要求73とその補助情報74として
4Kバイトが設定されたとする。この場合、メモリ管理
制御部16は、図6(2)に示すように比較レジスタ1
7に、空塞表示ビット75として0(空)、ブロックサ
イズ76として4Kバイト(2進数表示で0100)を
設定する。比較レジスタ17のビット構成中、状態記憶
部21−iのブロック先頭アドレスフィールド72に対
応する部分は不使用とする。さらに、メモリ管理制御部
16は、図6(3)に示すようにマスクレジスタ18
に、比較レジスタ17の空塞表示ビット75とブロック
サイズ・フィールド76に対応するビット位置が0、残
りの部分が1(マスク)のビットパタンを設定する。
【0028】その後、メモリ管理制御部16がCAMセ
ルアレイ19の各CAMセル20−iに並列比較動作
(並列検索)を指示することにより、各CAMセル20
−iでは、状態記憶部21−iの空塞表示ビット70と
ブロックサイズ71のパタンと比較レジスタ17の空塞
表示ビット75とブロックサイズ76のパタンとを比較
器22−iで比較し、一致を検出すると、その状態記憶
部のブロック先頭アドレス・フィールド72の内容(ブ
ロックサイズが4Kバイトで空きメモリブロックの先頭
アドレス)を状態レジスタ24とデータレジスタ15に
設定する。以後の動作は先の実施例の場合と同じであ
る。
【0029】なお、本実施例においては、ブロック先頭
アドレスは各CAMセル20−i内の状態記憶部21−
iに記憶させるようにしたが、これを通常のランダムア
クセスメモリ(RAM)に記憶させ、検索により一致し
たCAMセルのアドレスをアドレス生成回路23で生成
し、このアドレスをRAMに供給してブロック先頭アド
レスを取り出すようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明では、連想メモリの連想検索機能
を用いることにより、複数のメモリブロックからなるメ
モリプールの捕捉解放の処理を高速に行うことができ、
従来処理オーバヘッドの大きかったメモリ管理処理を大
幅に軽減することが可能になる。 (2)請求項2の発明では、複数種類のブロックサイズ
からなるメモリブロックを並列検索する場合、検索対象
のメモリブロックをしぼり込むことが可能になる。 (3)請求項3の発明では、単位ブロック長から、その
整数倍のサイズの任意のメモリブロックについて、捕捉
解放の処理を高速に行うことができる。 (4)請求項4の発明では、各種サイズのメモリブロッ
クからなるメモリプールの捕捉解放を非常に効率良く行
うことができ、さらに、メモリブロックに対応するアド
レスはあらかじめ記憶してあるため、アドレス生成機構
は不要である。 (5)請求項5の発明では、各種サイズのメモリブロッ
クからなるメモリプールの捕捉解放を効率的に行うこと
ができると共に、請求項4の発明とは逆にメモリブロッ
クに対応するアドレスを記憶しておく必要がないため、
連想メモリの容量を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリ管理装置の一実施例のブロック
図である。
【図2】図1のCAMセル内の状態記憶部の構成例を示
す図である。
【図3】図1のデータレジスタに設定されるメモリ捕捉
/解放要求の構成例を示す図である。
【図4】図1のメモリ管理装置内の各種レジスタに設定
される情報の具体例を示す図である。
【図5】図1のCAMセル内の状態記憶部の別の構成例
を示す図である。
【図6】図1のメモリ管理装置内の各種レジスタに設定
される情報の別の具体例を示す図である。
【図7】従来のアイドルチェーン方式のメモリ管理を説
明する図である。
【符号の説明】
11 プロセッサ 12 メモリバス 13 メモリ管理装置 16 メモリ管理制御部 17 比較レジスタ 18 マスクレジスタ 19 CAMセルアレイ 20−i CAMセル 21−i状態記憶部 22−i 比較器 23 アドレス生成回路 24 状態レジスタ 25 セマフォレジスタ 26 メモリシステム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリを複数のブロックに分割し、各メ
    モリブロックに対応して空き/塞がりを記憶する複数の
    空塞記憶手段と、各空塞記憶手段を並列検索して空きメ
    モリブロックに対応する空塞記憶手段を選択する制御手
    段と、該選択した空塞記憶手段に対応するメモリブロッ
    クのアドレスを生成するアドレス生成手段とを有するこ
    とを特徴とするメモリ管理装置。
  2. 【請求項2】 メモリを複数種類のブロックサイズから
    なる複数のブロックに分割し、前記複数の空塞記憶手段
    をメモリブロックサイズの種類ごとにグループ分けし、
    前記制御手段は指定されたメモリブロックサイズに対応
    する空塞記憶手段のグループのみを並列検索することを
    特徴とする請求項1記載のメモリ管理装置。
  3. 【請求項3】 メモリを一定長サイズの複数のブロック
    に分割し、それを所定数ごとにまとめて複数のメモリブ
    ロック・グループとし、各メモリブロック・グループに
    対応して、それに含まれる各メモリブロックの空き/塞
    がりを記憶する複数の空塞記憶手段と、各空塞記憶手段
    を並列検索して、各メモリブロック・グループ内の一つ
    あるいは2つ以上の連続した空きメモリブロックを有す
    る空塞記憶手段を選択する制御手段と、該選択した空塞
    記憶手段の空きメモリブロックに対応するアドレスを生
    成するアドレス生成手段とを有することを特徴とするメ
    モリ管理装置。
  4. 【請求項4】 メモリを複数種類のブロックサイズから
    なる複数のブロックに分割し、各メモリブロックに対応
    して、空き/塞がり、ブロックサイズ及びメモリブロッ
    クアドレスを記憶する複数の空塞記憶手段と、各空塞記
    憶手段を並列検索して、指定されたメモリブロックサイ
    ズの空きメモリブロックに対応する空塞記憶手段を選択
    し、記憶されているメモリブロックアドレスを読み出す
    制御手段とを有することを特徴とするメモリ管理装置。
  5. 【請求項5】 メモリを複数種類のブロックサイズから
    なる複数のブロックに分割し、各メモリブロックに対応
    して、空き/塞がり及びブロックサイズを記憶する複数
    の空塞記憶手段と、各空塞記憶手段を並列検索して、指
    定されたメモリブロックサイズの空きメモリブロックに
    対応する空塞記憶手段を選択する制御手段と、該選択し
    た空塞記憶手段に対応するメモリブロックのアドレスを
    生成するアドレス生成手段とを有することを特徴とする
    メモリ管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000200211A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Nec Corp メモリプ―ル制御回路
US6425048B1 (en) 1999-01-06 2002-07-23 Nec Corporation Memory pool control circuit and memory pool control method
WO2023065272A1 (en) * 2021-10-22 2023-04-27 Yangtze Advanced Memory Industrial Innovation Center Co., Ltd Phase-change memory device and operation method thereof

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