JPH05189257A - ディスクアレイ装置の誤り制御方式 - Google Patents

ディスクアレイ装置の誤り制御方式

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JPH05189257A
JPH05189257A JP3092530A JP9253091A JPH05189257A JP H05189257 A JPH05189257 A JP H05189257A JP 3092530 A JP3092530 A JP 3092530A JP 9253091 A JP9253091 A JP 9253091A JP H05189257 A JPH05189257 A JP H05189257A
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JP
Japan
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time
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Withdrawn
Application number
JP3092530A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Yashiro
光彦 矢代
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH05189257A publication Critical patent/JPH05189257A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のディスク装置で並列的に処理されるデー
タの誤りを検出して訂正するディスクアレイ装置の誤り
制御方式に関し、データ処理単位の誤り位置決定を容易
にして復号時間の短縮を図る。 【構成】コントローラに接続した複数のディスク装置で
並列的に処理されるデータに対して、誤り訂正符号を用
いて書込み時に符号化すると共に読出し時に復号化する
ことにより誤りを訂正する誤り制御部を備え、復号する
データの処理単位につき、データの誤りを検出した際
は、それ以前の復号結果を参照することで誤り位置を推
定して訂正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディスク装置で
並列的に処理されるデータの誤りを検出して訂正するデ
ィスクアレイ装置の誤り制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムの外部記憶装置として、
記録の不揮発性、大容量性、データ転送の高速性等の特
長をもつ磁気ディスク装置が広く用いられている。しか
し、計算機システムのデータ処理能力の向上に対して、
磁気ディスク装置の容量は増大する一方で、データ転送
速度はあまり増加していない。
【0003】このような、計算機システムと磁気ディス
ク装置間のボトルネックを解消する手段として、並列的
に動作する複数台の磁気ディスク装置に、データの並列
転送を行って、データ転送速度を一台の磁気ディスクの
転送速度に並列動作する台数分を掛け合わしたものにす
るディスクアレイ装置が使用されている。ディスクアレ
イ装置では、並列動作する磁気ディスク装置に冗長性を
持たせ、特定の磁気ディスク装置の故障によるデータ転
送の中断防止や、故障した装置との置き換え等を行って
ディスクアレイシステム全体の信頼性向上を図ることが
多い。
【0004】いまデータをk台の磁気ディスク装置に分
割して記録し、冗長性を持たせるためのディスク装置を
m台備えるディスクアレイ装置の場合、 n=(k+m)個 のデータの組を一つの処理単位として、誤り検出及び誤
り訂正の符号化を行うことになる。
【0005】ここで、適用した誤り訂正符号がt重誤り
を訂正可能ならば、n個のデータに生じたt個までの誤
りを訂正できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誤り訂正符号を用いた誤り制御方式、即ちn個のデータ
の組毎に誤り訂正を実行していく通常の誤り制御方式で
は、ディスクアレイ装置固有の装置構成上の特性を考慮
していなかったため、誤り訂正のための情報を有効に使
用しておらず、誤り制御に時間がかかる問題があった。
【0007】一般に、磁気ディスク装置では、読出し誤
りはバースト状に発生するため、ある位置に誤りが発生
すると、引き続いてその後の位置に誤りが発生すること
が多い。このためディスクアレイ装置では、n個のデー
タ処理単位毎に、誤り訂正符号の復号を行った結果か
ら、誤りの位置が特定されて訂正を行った場合、その次
のデータ処理単位の同じ位置に誤りが発生する可能性が
高い。
【0008】本発明は、このような点に着目して成され
たもので、データ処理単位の誤り位置決定を容易にして
復号時間の短縮を図るディスクアレイ装置の誤り制御方
式を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、コントローラ1に接続した複
数のディスク装置2で並列的に処理されるデータに対し
て、誤り訂正符号を用いて書込み時に符号化すると共に
読出し時に復号化することにより誤りを訂正する誤り制
御部3を備えたディスクアレイ装置の誤り制御方式を対
象とする。
【0010】このようなディスクアレイ装置の誤り制御
方式として本発明にあっては、復号するデータの処理単
位n(=k+m)につき、データの誤りを検出した際
は、それ以前の復号結果を参照することで誤り位置を推
定する誤り位置推定部4を設け、誤り位置推定部4で推
定した位置のデータを訂正することを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明のディスクアレ
イ装置の誤り制御方式によれば、次の作用が得られる。
まず誤り位置を推定するため、誤り訂正が行われたら、
誤り訂正が行われたことを示す情報とその誤り位置を記
憶しておく。読出しデータの復号を行って誤りがあると
判定されたら、以前の復号結果を参照する。
【0012】以前の復号結果に、誤り訂正が行われたこ
とが示されており、且つ現時点のデータにも、以前と同
じ位置に誤りがあると判断されたら、記憶された誤り位
置を現時点の誤り位置として採用する。この誤り位置を
使用して訂正処理を行い、誤り位置のチェックした結果
が正しければ、復号終了とする。
【0013】誤り位置のチェックは、誤り位置を復号過
程で求めるより簡単である。誤り位置をチェックした結
果が正しくなければ、改めて誤り位置の計算を実行す
る。また、以前の復号結果から、現時点のデータには、
以前と同じ位置の誤りではないと判断された場合には、
誤り位置を最初から計算で求める。このような復号処理
を行うことで、復号の時間を短縮することができる。
【0014】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示した実施例構成
図である。図2において、2はアレイコントローラであ
り、インタフェース制御装置5を介して複数の磁気ディ
スク装置1を接続している。上位装置から転送されたデ
ータはアレイコントローラ2のバッファ12に入力さ
れ、バッファ12のデータに対しk個のデータ毎にm個
の誤り訂正用検査データが誤り訂正検査バイト計算回路
11によって求められ、k個のデータにm個の誤り訂正
用検査データを付加したn個の処理単位のデータをイン
タフェース制御装置5を介して、n(=k+m)個の磁
気ディスク装置1に転送して書込む。
【0015】データを磁気ディスク装置1から取り出す
場合には、インタフェース制御装置5を通じて受信語を
バッファ12に取り入れ、バッファ12の受信語から誤
り訂正シンドローム計算回路10で誤り訂正用シンドロ
ームを求め、そのシンドロームから誤り位置を求めて復
号を実行する。ディスクアレイ装置全体を制御するアレ
イコントローラ2の制御装置6内には、MPU7、制御
記憶8及びレジスタ9が設けられ、復号のための情報や
シンドロームなどを取り扱う誤り制御部として機能す
る。
【0016】次にデータ個数k=8バイト,誤り訂正用
検査データ個数m=2バイト,1バイトデータ=8ビッ
トの場合を例とって誤り制御の原理を説明する。まず8
バイトのデータにGF(28 )上の短縮化RS符号に拡
大RS符号の検査バイトを二つ加えたものを誤り訂正符
号の符号語とする。この誤り訂正符号は、1バイトのデ
ータをGF(28 )上の元として符号化/復号化を行
う。
【0017】GF(28 )を生成する原始多項式を P(X)=X8 +X7 +X5 +X3 +1 とし、その原始元をαとする。
【0018】ここで、データシンボルIi(i=0,
1,・・,7)、検査シンボルWi(i=0,1)はG
F(28 )の元である。データシンボルから検査シンボ
ルWiを求めるために、次の多項式I(X)を定義して
おく。 I(X)=I77 +・・+I1 X+I0 また検査シンボルWiは、RS符号の生成多項式を G(X)=(X+α0 )(X+α1 ) として W1 X+W0 =I(X)X2 mod G(X) と表すことができる。
【0019】復号は読み取った受信語単位で行う。この
受信語をR(X)とすると、復号はまず、次のシンドロ
ームS0,S1を求めることから始まる。 S1=R(α1 ) S0=R(α0 ) もし誤りがなければ、 S0=S1=0 である。
【0020】受信語のデータバイト或いはRS符号の検
査バイトに単一誤りEm が生じるとシンドロームは以下
のようになる。 S1=Em αm (1) S0=Em (2) 誤りパターンEm は、(1),(2)式から Em =S1α-m=S0 (3) となる。即ち、シンドロームS1にα-1を乗じていき、
それとS0が等しくなったとき、それが誤りパターンE
m を与える。誤り位置は乗じた回数から求められる。
【0021】以上のような符号化と復号化によって、受
信語に生じた1個までの誤りシンボルを訂正することが
可能である。図2のディスクアレイを構成する複数の磁
気ディスク装置から読み出される一連のデータの復号は
図3のフローチャートに示す本発明の処理に従って実行
される。
【0022】即ち、本発明の復号処理にあっては、一つ
前の受信語の復号結果から得られた誤り位置の情報を現
時点の誤り位置と推定する。またbバイトのデータを読
みだす場合、受信語の復号を処理を[b/m]回数繰り
返す。ここで[b/m]はb/m以上の最小整数、即ち
小数点以下繰り上げて整数化した値を示す。更に、一連
の復号処理の前の初期化処理として、一つ前の受信語の
誤り位置の情報はリセットしておき、誤りがあったこと
を示すフラグもオフにしておく。
【0023】まず、ステップ101でバッファ12の受
信語を読出し、ステップ102で受信語からシンドロー
ムS0,S1を計算する。続いてステップ103に進
み、ステップ102で求めたシンドロームS0,S1が
両方とも0であれば、受信語に誤りがないと判断し、ス
テップ110で誤りがあったことを示すフラグをオフす
ると共に、記憶する誤り位置の内容をリセットして復号
を終了する。
【0024】ステップ103でシンドロームS0,S1
が共に0でなければ、ステップ104に進んで一つ前の
復号で誤り位置が記憶されていたかどうかをフラグから
調べる。フラグがオフであれば、一つ前の復号では、誤
り位置の記憶がなされたなかったとし、ステップ111
でシンドロームS1にα-1を乗じて誤り位置を求め、ス
テップ108で訂正を行う。
【0025】ステップ104で一つ前の復号での誤りが
検出されたことを示すフラグがオンならば、ステップ1
05に進んで記憶されていた誤り位置pを受信語の誤り
位置と推定し、ステップ106で誤り位置のチェックを
行う。正しい誤り位置であれば、前記(1),(2)式
の関係から S1=S0αp の等式が成り立つ。
【0026】この場合は、ステップ107で誤り位置を
pとして、ステップ108で誤り訂正を行う。ステップ
106で等式が成り立たない場合は、推定した誤り位置
pは正しくないことから、フラグがオフの時と同様にス
テップ111に進んで正しい誤り位置を求め、ステップ
108で誤りの訂正を行う。
【0027】ステップ108で誤りの訂正を行った場合
は、いずれの時にもステップ109でフラグをオンにセ
ットし、訂正した誤り位置を記憶して復号処理を終了す
る。以上のような処理を行うことで、バースト状に発生
した磁気ディスク装置上の誤りに対して、受信語の誤り
位置を求める処理を省くことができ、復号時間を短縮す
ることが可能となる。
【0028】尚、上記の実施例は、複数の磁気ディスク
装置を用いたディスクアレイ装置を例にとるものであっ
たが、光ディスク装置や光磁気ディスク装置等を用いて
もよいことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のディスク装置から並列的に読出した受信語を復号す
る際に、それ以前の符号結果から得られた情報から誤り
の位置を推定することで、受信語の誤り位置を求める処
理が省くことができ、復号処理時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示した実施例構成図
【図3】本発明の復号処理を示したフローチャート
【符号の説明】
1:ディスク装置(磁気ディスク装置) 2:コントローラ(アレイコントローラ) 3:誤り制御部 4:誤り位置推定部 5:インタフェース制御装置 6:制御装置 7:MPU 8:制御記憶 9:レジスタ 10:誤り訂正シンドローム計算回路 11:誤り訂正検査バイト計算回路 12:バッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントローラ(1)に接続した複数のディ
    スク装置(2)で並列的に処理されるデータに対して、
    誤り訂正符号を用いて書込み時に符号化すると共に読出
    し時に復号化することにより誤りを訂正する誤り制御部
    (3)を備えたディスクアレイ装置の誤り制御方式に於
    いて、 復号するデータの処理単位につき、該データの誤りを検
    出した際は、それ以前の復号結果を参照することで誤り
    位置を推定する誤り位置推定部(4)を設け、該誤り位
    置推定部(4)で推定した位置のデータを訂正すること
    を特徴とするディスクアレイ装置の誤り制御方式。
JP3092530A 1991-04-24 1991-04-24 ディスクアレイ装置の誤り制御方式 Withdrawn JPH05189257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999030224A1 (fr) * 1997-12-05 1999-06-17 Sony Corporation Enregistreur/lecteur de donnees, procede d'enregistrement/lecture et serveur audiovisuel

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999030224A1 (fr) * 1997-12-05 1999-06-17 Sony Corporation Enregistreur/lecteur de donnees, procede d'enregistrement/lecture et serveur audiovisuel
US6625390B1 (en) 1997-12-05 2003-09-23 Sony Corporation Apparatus and method for recording and reproducing data, and AV server
US7136578B2 (en) 1997-12-05 2006-11-14 Sony Corporation Apparatus and method for recording and reproducing data, and AV server

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Effective date: 19980711