JP3275697B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3275697B2
JP3275697B2 JP08354596A JP8354596A JP3275697B2 JP 3275697 B2 JP3275697 B2 JP 3275697B2 JP 08354596 A JP08354596 A JP 08354596A JP 8354596 A JP8354596 A JP 8354596A JP 3275697 B2 JP3275697 B2 JP 3275697B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリを記録
媒体として用いた記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体からデータを読み出し、転送す
る際には、様々な要因により、データに誤りが発生する
場合がある。磁気ディスク装置では、従来から、データ
転送を高信頼化するために、データエラーチェックとエ
ラー訂正の為の冗長ビットを付加して記録し、磁気ディ
スク装置と計算機の間に設けた磁気ディスクコントロー
ラで、データに付加した冗長ビットを利用し、磁気記録
媒体から読み出されたデータの誤りを検査、訂正する手
法が用いられている。磁気ディスク装置の場合、記録容
量の大きさ及びデータ転送速度の向上を図ってゆく上
で、磁気記録媒体からデータを読み出すとき、頻繁にエ
ラーが発生することは当然のこととして、充分な冗長エ
リアを用意し、強力な訂正能力(ランダムな複数箇所の
バーストエラー訂正が可能なレベル)を持つECC訂正
装置を搭載していることが多い。例えば、誤り訂正符号
としてリード・ソロモン符号を用いた場合、シンボル長
をnビットとして、データ部にhシンボルの冗長部を付
加することにより、最高h/2シンボルのエラー訂正が
可能になる。ここで、リード・ソロモン符号のシンボル
長と符号長(情報部分のデータに、誤り訂正符号の冗長
データを付加した、符号語と呼ばれるデータのシンボル
数)の関係について説明する。
【0003】シンボル長がnビットの時の最大符号長は
以下の式1によってあらわすことができる。
【0004】
【数1】
【0005】数1より、シンボル長が8ビットの場合、
その最大符号長は255シンボルであることがわかる。
つまり、シンボル長が8ビットのリード・ソロモン符号
によるECC訂正で、訂正処理が可能なのは、符号語の
長さが255バイトまでのデータということである。デ
ータの処理は、512バイトを1セクタとし、セクタ単
位で行うことが一般的であるため、シンボル長8ビット
のECC訂正を行う場合には、データを255バイトを
超えない長さに分割し、分割されたサブコードと呼ばれ
るそれぞれのデータ群の一つ一つに、誤り訂正符号を付
加する、インタリーブ構成と呼ばれる構成を採ること
が、磁気ディスク装置では一般的である。
【0006】ここで、インタリーブ構成について、図1
1、図12を用いて説明する。符号語1101はインタ
リーブ構成の場合のデータの符号構成図である。サブコ
ード1102、サブコード1103、サブコード110
4のそれぞれに4シンボル、合計12個の誤り訂正符号
ECC1106(斜線部分)を情報データ1105(網
掛け部分)に付加する。情報データ1105で、Data
(0),Data(1),・・・・,Data(511)は、
それぞれビット数8のシンボルであり、ホストから転送
された情報データである。Data(0)は情報データの
先頭のシンボルであり、Data(511)は情報データ
の最後尾のシンボルである。誤り訂正符号ECC110
6で、ECC(0),・・・,ECC(11)はそれぞ
れビット数8のシンボルであり、ECC生成回路で生成
された冗長データである。ECC(0)は冗長部データ
の先頭のシンボルであり、ECC(11)は冗長部デー
タの最後尾のシンボルである。次に、非インタリーブ構
成について図12を用いて説明する。符号語1201は
非インタリーブ構成の場合のデータの符号構成図であ
る。情報データ1202に誤り訂正符号であるECC1
203が付加されている。情報データ1202で、Dat
a(0),Data(1),・・・,Data(511)は、
それぞれビット数10以上のシンボルであり、ホストか
ら転送された情報データである。誤り訂正符号ECC1
203で、ECC(0),・・・,ECC(3)は、そ
れぞれビット数10以上のシンボルである。Data
(0)は情報部分のデータの先頭のシンボルであり、D
ata(511)は情報部分のデータの最後尾のシンボル
である。ECC(0)は冗長部分のデータの先頭のシン
ボルであり、ECC(3)は冗長部分のデータの最後尾
のシンボルである。
【0007】この例の場合、インタリーブ構成の場合の
冗長部分は12シンボルであるのに対して、非インタリ
ーブ構成の場合の冗長部分は4シンボルであり、この例
の場合、非インタリーブ構成の冗長部分はインタリーブ
構成の冗長部分の3分の1で済んでいる。
【0008】ところで、磁気ディスクの場合、インタリ
ーブ構成を採る方が、訂正能力の面から有利であるた
め、シンボル長8ビットの3インタリーブ構成を採って
いることが多い。
【0009】ここで、インタリーブ構成と非インタリー
ブ構成の訂正能力の違いについて、2シンボル訂正EC
Cを例にとり、図13、図14、図15、図16を用い
て説明する。因みに、2シンボル訂正とはサブコード1
個あたりに訂正の可能なシンボル数のことを指してい
る。よって、2シンボル訂正で、3インタリーブ構成で
は、最大で6シンボルの訂正が可能で、非インタリーブ
構成では、2シンボルの訂正が可能である。図13は3
インタリーブ構成の場合に、訂正可能な、ランダムな1
バーストエラーのパターン例を図示しており、そのバー
スト長は、Data(119)の最後の1ビットからD
ata(124)まで(エラーパターン1301)の、
5シンボルプラス1ビットであり、シンボル長が8ビッ
トであれば計41ビットである。それに対して、図15
は非インタリーブ構成の場合に、訂正可能な、ランダム
な1バーストエラーのパターン例を図示しており、その
バースト長は、Data(126)からData(127)の
先頭ビットまで(エラーパターン1501)の、1シン
ボルプラス1ビットであり、シンボル長が10ビットと
すれば計11ビットで、インタリーブ構成の場合よりも
小さい値となる。また、図14は3インタリーブ構成の
場合に、訂正可能な、ランダムな2バーストエラーのパ
ターン例を図示しており、そのバースト長は、Data
(117)からData(119)の先頭ビットまで(エ
ラーパターン1401)と、Data(125)の最後尾
ビットからData(127)まで(エラーパターン14
02)の、それぞれ2シンボルと1ビットであり、シン
ボル長が8ビットの場合、計17ビットずつの訂正が可
能である。それに対して、図16は非インタリーブ構成
の場合に訂正可能な、ランダムな、2ビットエラーのパ
ターンを示している(非インタリーブ構成の場合、ラン
ダムな複数バーストの訂正は不可能である)。
【0010】即ち、インタリーブ構成ならば設定した訂
正シンボル数と同値の箇所の、ランダムなある長さ(シ
ンボル長、サブコード数によって決まる)のバーストエ
ラーを訂正することができるが、非インタリーブ構成で
は、設定した訂正シンボル数と同値の箇所の、ランダム
なビットエラーを訂正することしかできない。
【0011】磁気ディスクに取り入れられている、この
種の装置として関連するものには、米国特許明細書第
4,494,234号及び、第4,504,948号な
どが挙げられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 フラッシュメモリを代
表とする不揮発性半導体メモリを記録媒体とするファイ
ルシステムでも、高集積化に伴い増加するであろう、経
年変化によるリテンションエラー(保持していた電荷が
抜け落ちてしまう)への対策として、リード・ソロモン
符号を始めとする比較的能力の高いECC訂正装置を搭
載する必要が生じると予測される。
【0013】ところで、ファイルシステムとホストとの
データのやり取りを行うバス(システムデータバス)の
幅は8ビット、あるいは16ビットと固定されているの
で、ECC回路1031内のデータ転送の単位ビット数
もシステムバスの幅と同値にした方が設計を行いやす
い。そのため、先にも述べた通り、磁気ディスク装置で
はシンボル長8ビットの3インタリーブ構成リード・ソ
ロモン符号ECC訂正手段を搭載していることが多い。
この場合、冗長ビット数は、サブコード数を、一つのサ
ブコードに付加する冗長ビット数にかけた値である。例
えば情報データが1セクタ即ち512バイト、シンボル
長8ビットのリード・ソロモン符号による2シンボル訂
正とすると、インタリーブ構成を採ることになり、その
サブコード数は3、冗長はサブコード一つあたり4シン
ボル即ち32ビット必要なので、全体として96ビット
(12バイト)の冗長部が必要である。この値は、EC
Cの為の冗長部を多くは用意できない記録媒体、特に半
導体メモリを使用するファイルシステムには適用し難い
値である。それに対して、例えば、情報データ1セクタ
即ち512バイト、シンボル長10ビットのリード・ソ
ロモン符号による2シンボル訂正とすると、数1より最
大符号長は1023シンボルとなり、インタリーブ構成
を採ることなく1セクタのデータに対してECC訂正を
行うことができる。この場合、必要な冗長部は4シンボ
ル即ち40ビット(5バイト)ですむため、先記の様な
記録媒体を用いたファイルシステムに対しても適用が可
能である。また、記録容量あたりのコストの削減にもつ
ながる。
【0014】しかし、ここで問題となるのは、ファイル
システムのデータ転送が1バイト単位(必ずしも8ビッ
トとは限らない)で固定されており、許容冗長ビット数
や要求される訂正不能率から決められる、誤り訂正符号
のシンボル長、即ちECC回路1031内のデータ転送
単位と必ずしも一致しないことである。
【0015】本発明の目的は、半導体メモリを記録媒体
とするファイルシステムのECC訂正手段で、インタリ
ーブ構成を採る必要のないように、もしくはインタリー
ブ構成を採る場合でもサブコード数が減少するように、
シンボル長の大きい符号を採用し、必要な冗長ビットを
減らす方法、装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明はECC訂正手段で、訂正不能率や許容冗長
ビットといった目標仕様によって限定される誤り訂正符
号のシンボル長と、半導体メモリ及びホストから転送さ
れてくるデータの単位ビット数が異なっている場合に、
ホストからのデータの単位ビット数を誤り訂正符号のシ
ンボル長と同値の単位ビット数に変換し、ECC生成回
路に転送する手段、及び半導体メモリからのデータの単
位ビット数を誤り訂正符号のシンボル長と同値の単位ビ
ット数に変換し、ECC検出回路に転送する手段を用意
する。
【0017】本発明による装置では、ECC訂正手段
で、ホストからの転送データ及び半導体メモリからの転
送データに手を加えて、ECC生成回路とECC検出回
路内のデータ転送の単位ビット数に変換することによ
り、要求される能力を持った任意のシンボル長の誤り訂
正符号を用いたECC訂正手段を採用する自由度を与え
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータのエラー訂
正方法及び装置の、記録媒体としてフラッシュメモリを
用いた記録再生装置への適用を実施例として説明する。
【0019】図1はフラッシュメモリを用いた記録再生
装置(以下、ファイルシステムと呼ぶ)の全体構成図を
示したものである。図1で、フラッシュメモリ102は
データの記録あるいは再生を行う記録媒体である。イン
タフェースLSI103はフラッシュメモリ102を使
用したファイルシステム101における、システムバス
106とのインタフェース制御を行うLSIである。マ
イコン104はホストよりの命令を解釈し、解釈結果に
応じてフラッシュメモリ102へのデータの書き込み
と、フラッシュメモリ102からのデータの読み出し、
及びDRAM105への読み書きを制御する中央処理装
置1041を備えたファイルシステム101のコントロ
ーラの役割を担っている。DRAM105はフラッシュ
メモリ102のデータを、インタフェースLSI103
内のECC回路1031に流す際、データのバッファの
役目を担う補助メモリである。各ユニットは制御信号
線、アドレスバス、データバスによって接続されてい
る。
【0020】次にインタフェースLSI103の全体構
成について、図2を用いて説明する。システムインタフ
ェース部201はホストとの間で取り交わされる命令及
びデータの制御を行うユニットである。マイコンインタ
フェース部202はマイコン104との間で取り交わさ
れる命令及びデータの制御を行うユニットである。DR
AM制御部203は、DRAM105へ送られる命令、
及びDRAM105との間で取り交わされるデータの制
御を行うユニットである。フラッシュメモリ制御部20
4は、フラッシュメモリ102へ送られる命令、及びフ
ラッシュメモリ102との間で取り交わされるデータの
制御を行うユニットである。ECC制御部205は、マ
イコン104の命令により、システムバス106を通し
て入るホストからのデータや、フラッシュメモリ102
からのデータを、ECC回路1031に流し、ECC生
成やECC検出及びデータの訂正といったECC訂正手
段の制御を行うユニットである。
【0021】ここで、ECC訂正の目標仕様を次の様に
設定する。先ず誤り訂正符号として、リード・ソロモン
符号を採用する。ECC処理は1セクタ(512バイ
ト)単位に行う。訂正能力は2シンボル訂正で、ランダ
ムなエラーに関しては、最低2ビットエラー以上の訂正
能力を持たせる。ランダムな複数バーストエラー訂正は
必ずしも必要無し。冗長データの大きさについては、5
バイト即ち40ビット以下とする。
【0022】2シンボル訂正を行う場合、必要な冗長デ
ータは4シンボルである。先に説明した通り、シンボル
長8ビットの3インタリーブ構成を採ると、各サブコー
ドに4シンボルずつの冗長データを付加しなければなら
ないので、目標仕様で挙げた冗長データ5バイトを超え
る冗長データを付加する必要性が生じる。従って、この
目標仕様の場合、非インタリーブ構成を採らなければな
らない。その場合、1セクタ単位でECC処理を行うの
で、516シンボル(情報データに冗長データを付加し
たデータ長)以上の符号長を持つリード・ソロモン符号
を採用しなければならない。先に示した数1によると、
その条件を満たすためのシンボル長は10ビット以上で
ある。シンボル長10ビットの場合、冗長データ4シン
ボルの大きさは40ビット即ち5バイトで、目標の5ビ
ットを達成できる。
【0023】以下、ECC回路について、シンボル長1
0ビット、2シンボル訂正のリード・ソロモン符号EC
Cと設定し、その機能ブロックを図3、図4、図5を用
いて説明する。
【0024】図3で、ECC生成回路301はホストか
らのデータに、誤り訂正符号としてリード・ソロモン符
号を付加するECC生成手段を有する回路である。この
回路により、1セクタあたりに、4個のシンボルを付加
したデータ(以下、符号語と呼ぶ)をフラッシュメモリ
102に書き込む。ECC生成回路301内の動作につ
いて、図4を用いて説明する。図4で、ホストからのデ
ータが入力されるまで、10ビットシフトレジスタ40
9〜412は、全て零にセットされている。クロックが
一回入ると、ホストからのデータを10ビット単位で回
路に送る。EOR401で、10ビットシフトレジスタ
409の値との排他的論理和をとり、その値とECC生
成多項式の係数413〜416の乗算を、それぞれ掛算
回路405〜408で行う。さらにEOR402で、掛
算回路405で得られた値と、1クロック前に10ビッ
トシフトレジスタ410にセットされていたの値の、排
他的論理和をとり、その値を10ビットシフトレジスタ
409にセットする。さらに、EOR403で、掛算回
路406で得られた値と、1クロック前に10ビットシ
フトレジスタ411にセットされていたの値の、排他的
論理和をとり、その値を10ビットシフトレジスタ41
0にセットする。さらに、EOR404で、掛算回路4
07で得られた値と、1クロック前に10ビットシフト
レジスタ412にセットされていたの値の、排他的論理
和をとり、その値を10ビットシフトレジスタ411に
セットする。最後に、掛算回路408で得られた値を1
0ビットシフトレジスタ412にセットし、一回クロッ
クが入った時の動作を終える。
【0025】この動作をホストからの入力データの1セ
クタのシンボル数だけ続け、終了後に10ビットシフト
レジスタ409〜412にセットされている値が、その
セクタに付加される誤り訂正符号(ECC)である。以
上の動作で、データは全て10ビット単位で動いてお
り、排他的論理和も10ビットのベクトルとして行われ
ている。また、掛算に関しても10ビットのベクトルの
乗算を行っている。
【0026】図3で、ECC検出回路302は、フラッ
シュメモリ102より読み出したデータ(符号語)に誤
り訂正符号として付加されているリード・ソロモン符号
を用いて、読み出しデータの誤りの有無を判断する為の
シンドローム3021(S0〜S3)を算出する、EC
C検出手段を有する回路である。
【0027】ECC検出回路302内の動作について、
図5を用いて説明する。図5で、フラッシュメモリ10
2からのデータが入力されるまで、10ビットシフトレ
ジスタ505〜508は、全て零にセットされている。
クロックが一回入ると、フラッシュメモリからのデータ
を10ビット単位でECC検出回路302内に送る。E
OR501〜504で、1クロック前にセットされてい
た10ビットシフトレジスタ505〜508の値との排
他的論理和をとり、それらとα^3,α^2,α^1,
α^0(値は1なので掛ける必要はない)との乗算を、
それぞれ掛算回路510〜512で行う。その結果得ら
れた値を、10ビットシフトレジスタ505〜508に
セットして一回クロックが入った時の動作を終える。こ
の動作をフラッシュメモリからの入力データの一つの符
号語のシンボル数(516個)だけ続け、終了後に10
ビットシフトレジスタ505〜508にセットされてい
る値が、その符号語の誤りの有無をチェックするために
算出されたシンドローム3021である。以上の動作
で、データは全て10ビット単位で動いており、排他的
論理和も10ビットのベクトルとして行われている。ま
た、掛算に関しても10ビットのベクトルの乗算を行っ
ている。
【0028】ECC検出手段で算出されるシンドローム
3021が全て零である場合は、フラッシュメモリ10
2から読み出したデータに、エラーが発生していないこ
とを示しており、符号語から冗長データを除いた情報デ
ータのみをホストに転送する。ECC検出手段で算出さ
れるシンドローム3021に零でない値が含まれる場
合、フラッシュメモリ102からの読み出しデータに誤
りが発生したことを示しており、当該データを訂正する
ためのECC訂正手段を有したアルゴリズム(誤り位置
多項式係数の算出303、誤り値多項式係数の算出30
4、誤り位置i及び誤り値Eiの算出305)を記憶す
るマイコン104に、算出されたシンドローム3021
を転送する。
【0029】誤り位置多項式の係数算出アルゴリズム3
03は、マイコン104内のROM1042に記憶され
ており、ECC検出回路302で算出されたシンドロー
ム3021をアルゴリズム303を代入し、誤り位置多
項式の係数3031(Δ0〜Δ2)を算出し、その値を
誤り位置i及び誤り値Ei算出アルゴリズム305に転
送する。
【0030】誤り評価多項式係数の算出アルゴリズム3
04は、マイコン104内のROM1042記憶されて
おり、ECC検出回路302より転送されるシンドロー
ム3021をアルゴリズム304に代入し、誤り評価多
項式の係数3041(Φ0〜Φ1)を算出し、その値を
誤り位置i及び誤り値Ei算出アルゴリズム305に転
送する。
【0031】誤り位置i及び誤り値Eiの算出アルゴリ
ズム305は、マイコン104内のROM1042に記
憶されており、誤り位置多項式係数の算出アルゴリズム
303から転送される誤り位置多項式係数3031、及
び誤り評価多項式係数の算出アルゴリズム304から転
送される誤り評価多項式係数3041をアルゴリズム3
05に代入し、誤り位置i及び誤り値Ei3051を算
出し、その値をマイコン104に転送し、フラッシュメ
モリ102より読み出したデータの訂正を行い、ホスト
に訂正されたデータを転送する。
【0032】以上が、目標仕様を満たす、シンボル長1
0ビット、2シンボル訂正リード・ソロモン符号ECC
の動作の説明であるが、先に記した通り、ECC回路1
031内のデータ転送は全て10ビット単位である。E
CC訂正に関しては、この場合はソフト訂正でもあり、
また元々10ビットのシンドローム3021を受け取る
ので、データ転送の際のデータの単位ビット数の変換は
必要無いが、ECC生成処理の場合、ホストからのデー
タは16ビット単位で、またECC検出処理の場合、フ
ラッシュメモリ102からのデータは8ビットで入って
くるので、それぞれ転送されたデータをECC回路10
31内の転送データの単位ビット数(この場合10ビッ
ト)に変換する機能を付加する必要がある。
【0033】以下に、前記の機能を有するエラー訂正器
の一つの実現法を図6、図7、図8、図9、図10を用
いて説明する。図6は本発明の機能を有する、インタフ
ェースLSI内のECC回路周辺のデータバスを描いた
ブロック図である。図6で、16→8変換回路601は
ホストからの16ビットのデータを、8ビットのデータ
2個に変換する機能を有した回路である。
【0034】本発明の機能に関し、先ずECC生成処理
時について、図7を用いて説明する。16ビット単位で
ホストより入って来るデータを、16→8変換回路60
1で8ビットのデータ2個に変換する。変換された8ビ
ットのデータを、ECC生成回路301内のレジスタ7
01のビット0〜ビット7に、先頭ビットから順にセッ
トする。レジスタ701のビット8とビット9はグラウ
ンド(GND702,GND703)に落とされてお
り、零に固定されている。すなわち、8ビットのデータ
の最後に、零に固定された2ビットのダミーデータを付
け、見掛け上10ビットのデータとして、ECC生成回
路内に転送される。
【0035】次に、ECC検出処理時について、図8、
図9、図10を用いて説明する。図8はECC検出時の
データ転送の様子を示している。データセレクタ801
によって、情報データと冗長のECCデータを切り替え
て、ECC検出回路に転送する。情報データについて
は、ECC生成時と全く同じダミーデータを付けなけれ
ばならないが、冗長データについては、ダミーデータを
付加せずにECC検出回路に流さなければならない。そ
のため、情報データと冗長データは異なったルートを使
い、ECC検出回路に転送する。詳しくは以下に説明す
る。先ず、情報データの転送について、図9を用いて説
明する。これは、先にECC生成処理時についての動作
と全く同じで、フラッシュメモリから転送された8ビッ
トのデータを、ECC検出回路302内のレジスタ90
1のビット0〜ビット7に、先頭ビットから順にセット
する。レジスタ901のビット8とビット9はグラウン
ド(GND902、GND903)に落とされており、
零に固定されている。すなわち、8ビットのデータの最
後に、零に固定された2ビットのダミーデータを付け、
見掛け上10ビットのデータとして、ECC検出回路内
に転送される。次に、冗長のECCデータの転送につい
て、図8、図10を用いて説明する。先にも述べたが、
ECCデータにはダミーをつけるわけにはいかないの
で、情報データとは別のルートでECC検出回路に転送
する。フラッシュメモリのデータ転送は8ビット単位な
ので、取り敢えずDRAM105を通して、マイコン1
04にデータを転送する。マイコンからは16ビットの
バスが出ているので、その上位10ビットに、ECCデ
ータを先頭から載せ、ECC検出回路302内のレジス
タ1001のビット0からビット9にセットする。デー
タバスの下位6ビットについては、ECC検出回路に入
らないので、不定値でよい。また、レジスタ1001の
ビット8とビット9以外は、レジスタ901のビット0
からビット7と共用することが可能である。
【0036】以上のような構成により、ホスト及びフラ
ッシュメモリのデータ転送ビット数と、所望するECC
回路1031のデータ転送ビット数が異なっている場合
でも、ECC回路を実現することが可能である。
【0037】
【発明の効果】半導体メモリの高集積化に伴い、経年変
化により現れるリテンションエラーは増加すると予測さ
れる。対策としてはECC訂正手段が有効であるが、E
CCの為の冗長部を多くは取れないといった理由により
限定されるECC回路の転送データのビット数が、半導
体メモリのそれと一致しない場合もある。本発明はその
ような場合に、ホスト及び半導体メモリのデータを、E
CC回路内の転送データビット数に変換し、所望するE
CC回路を設けることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラッシュメモリを使用したファイルシステム
のブロック図。
【図2】インタフェースLSIのブロック図。
【図3】シンボル長10ビット、2シンボル訂正ECC
機能のブロック図。
【図4】ECC生成回路の説明図。
【図5】ECC検出回路の説明図。
【図6】実施例のECC回路に出入りするデータバスの
説明図。
【図7】実施例のECC生成処理時のデータ転送の説明
図。
【図8】実施例のECC検出処理時のデータ転送の説明
図。
【図9】実施例のECC検出処理時の情報部分データの
転送の説明図。
【図10】実施例のECC検出処理時のECCデータの
転送の説明図。
【図11】データの符号構成図(3インタリーブ構成)
の説明図。
【図12】データの符号構成図(非インタリーブ構成)
の説明図。
【図13】2シンボル訂正、3インタリーブ構成ECC
の訂正能力(1バーストエラー訂正)の説明図。
【図14】2シンボル訂正、3インタリーブ構成ECC
の訂正能力(2バーストエラー訂正)の説明図。
【図15】2シンボル訂正、非インタリーブ構成ECC
の訂正能力(1バーストエラー訂正)の説明図。
【図16】2シンボル訂正、非インタリーブ構成ECC
の訂正能力(2ビットエラー訂正)の説明図。
【符号の説明】
102…フラッシュメモリ、 103…インタフェースLSI、 104…マイコン、 301…ECC生成回路、 302…ECC検出回路、 601…16→8変換回路、 702…GND、 703…GND、 902…GND、 903…GND、 1031…ECC回路、 1041…CPU。
フロントページの続き (72)発明者 井上 清 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株 式会社日立製作所半導体事業部内 (56)参考文献 特開 平4−60845(JP,A) 特開 平6−110792(JP,A) 特開 平2−19946(JP,A) 特開 平3−118640(JP,A) 特開 平7−262794(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16 G06F 11/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体と、ホストよりの命令に従って、
    前記記録媒体へのデータの書き込み及び読み出しを制御
    する制御回路と前記記録媒体から読み出されたデータ
    の誤りを検出するためのリード・ソロモン符号で構成さ
    れる誤り訂正符号を生成するECC生成回路とを備えた
    記録装置において、前記記憶媒体から読み出されるデータの転送単位である
    Nバイトに対して、N≦2 −1を満たす前記誤り訂正
    符号のシンボル長nを算出し、 前記記憶媒体から読み出されたデータに対して、単位ビ
    ットが前記誤り符号信号のシンボル長となるようダミー
    ビットを付加し、前記ダミービットおよび当該ダミービットが付加された
    前記データの ビットを前記ECC生成回路へ出力し、 前記ECC生成回路にて、算出された前記シンボル長n
    のリード・ソロモン符号で構成される誤り訂正符号を生
    成する 記録装置。
  2. 【請求項2】前記ホストから前記ECC生成回路へ転送
    されるデータを、単位ビット数が当該データより少ない
    複数のデータに変換する変換回路を備えた請求項1に記
    載の記録装置。
  3. 【請求項3】前記記録媒体は、フラッシュメモリを含む
    請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】前記ECC生成回路は、当該ECC生成回
    路で演算可能なビット数に応じた数の複数のレジスタを
    有し、 前記複数のレジスタの一部は、前記記憶媒体から読み出
    されたデータのビットがセット可能で、前記複数のレジ
    スタの他部は、グランドに接続される請求項1乃至3の
    いずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】さらに、前記記録媒体から読み出されたデ
    ータの誤りを、前記ECC生成回路にて生成されるる誤
    り訂正符号を用いて、検出するECC検出回路とを備え
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】前記記録媒体から前記ECC検出回路へ転
    送される誤り訂正符号と前記記録媒体から読み出された
    データとを切り替えるセレクタを備えた請求項5に記載
    の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ECC生成回路は 、当該ECC生成回
    路で演算可能なビット数に応じた数の複数の第1のレジ
    スタを有し、 前記複数の第1のレジスタの一部は、前記ホストからの
    データのビットがセットされ、前記複数の第1のレジス
    タの他部は、零がセットされ、 前記ECC検出回路は、当該ECC生成回路で演算可能
    なビット数に応じた数の複数の第2のレジスタを有し、 前記複数の第2のレジスタの一部は、前記記録媒体から
    読み出されたデータのビットがセットされ、前記複数の
    第2のレジスタの他部は、零がセットされる請求項5ま
    たは6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 【請求項8】前記記憶媒体から読み出されるデータの転
    送単位であるNバイトは、1セクタである512バイト
    であり、 前記シンボル長は、10ビットである請求項1乃至7の
    いずれかに記載の記録装置。
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