JPH05188755A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH05188755A
JPH05188755A JP4022069A JP2206992A JPH05188755A JP H05188755 A JPH05188755 A JP H05188755A JP 4022069 A JP4022069 A JP 4022069A JP 2206992 A JP2206992 A JP 2206992A JP H05188755 A JPH05188755 A JP H05188755A
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JP
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toner
developer
roller
developing roller
developing
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Withdrawn
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JP4022069A
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English (en)
Inventor
Hiroharu Suzuki
弘治 鈴木
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Akira Sawada
彰 沢田
Yuichi Ueno
祐一 上野
Naotaka Iwata
尚貴 岩田
Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無帯電トナーが少なく所望の帯電量をもつト
ナー層を現像剤担持体上に形成して潜像担持体に供給。 【構成】 現像ローラー4に圧接するトナー供給ローラ
ー5を、スポンジ状のローラやファーブラシが多数植設
されたローラで構成し、現像ローラー4との接触部Bで
表面が現像ローラー4表面と同方向に移動するように回
転させる。装置のケーシング3を、トナー供給ローラー
5下方の内面部分がアジテーター6によるトナー供給個
所A近傍から現像ローラー4との接触部B近傍までにわ
たるトナー供給ローラー5表面部分に接触するように構
成する。そして、このケーシング3内面部分をケーシン
グ3基材に固設されかつ接地された、金属や導電樹脂層
からなる電極板31で構成する。この電極板31は単に
接地するのに代え、(b)に示すように、トナーに所定
の電荷を注入するための電源32を接続しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に採用される現像装置
に係り、詳しくは、一成分系現像剤を用いた現像装置に
おけるトナー帯電の安定化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電潜像を潜像担持体上に形成し、これ
を現像剤によって可視化する画像形成装置において、現
像装置の小型化、低コスト化、高信頼性等の点から一成
分系現像剤(以下、トナーという)を用いた現像装置が
有利である。またカラー化を行うには透明度が高いこと
から非磁性トナーを用いることが有利である。そして、
トナーに所定の電荷を与えて、潜像担持体との対向部で
ある現像領域に供給するために、潜像担持体との対向部
を表面が移動するように駆動される現像剤担持体と、こ
の現像剤担持体表面にトナーを供給する現像剤供給部材
を有する現像装置が知られている。例えば、特開昭61
ー42672号公報には、現像剤担持体としてのフロー
ト電極を有する中抵抗(109〜1011Ωcm)の現像ローラ
ーと、現像剤供給部材としての例えばポリウレタンから
なるスポンジローラーとを圧接させるように配置し、両
者の圧接部で互いの表面が逆方向に移動するようにそれ
ぞれ回転させるものが開示されている。この現像装置に
は、現像ローラー上のトナー付着量を所定量に規制する
ために所定の当接力で現像ローラーに圧接する層形成部
材としてのブレードも設けられている。この現像装置に
おいて、スポンジローラーの回転で両者の圧接部に搬送
したトナーを、該圧接部で摩擦帯電して現像ローラー表
面に付着させる。そして、表面に付着したトナーからな
るトナー層の層厚をブレードで規制して現像ローラー上
に所定量のトナー層を形成する。そして、現像ローラー
の回転でトナー層を潜像担持体としての感光体との接触
部に搬送して感光体上の静電潜像を現像する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、一成分現像方
式、例えば非磁性一成分現像方式での最適なトナー帯電
量とトナー付着量について説明する。トナー帯電量は平
均帯電量で5〜10μc/gが望ましく、しかもトナー帯
電量分布がシャープ性及び解像度の低下や地汚れを生じ
させる比較的低帯電のトナーが少ない安定した分布であ
ることが望ましい。一方、現像ローラー上のトナー付着
量は、潜像担持体上で0.6〜1.0mg/cm2程度のトナ
ー付着量、転写紙上で0.5〜0.7mg/cm2程度のトナ
ー付着量が得られるものであることが望ましい。この潜
像担持体上及び転写紙上のトナー付着量は、現像ローラ
ー上のトナー付着量のみならず、現像領域における潜像
担持体と現像ローラーとの相対速度によっても左右され
る。
【0004】ところが、従来の現像装置によれば、現像
ローラー上のトナー層が1層と付着量が少ないために現
像領域に搬送されるトナーの帯電量は平均帯電量で5〜
15μc/g程度であるが、現像ローラー上でのトナー付
着量は0.2〜0.8mg/cm2であり、上記の潜像担持体
上等での所望のトナー付着量を得るためには、現像ロー
ラーのスピードを潜像担持体のスピードの2〜4倍に設
定する必要がある。このように現像ローラー上でのトナ
ー付着量不足をカバーするために現像ローラーの回転を
高く設定する場合には、画像形成スピードの高速化が困
難であるばかりでなく、ベタ部を現像したときに画像の
後端部の濃度が高くなる“トナー後端より”という現象
も発生する。この現象は白黒画像では大きな問題はない
が、カラー画像ではトナーを透過して色を視覚するため
後端部で濃度が濃くなり、特に重ね画像の場合は色違い
になってしまうという不具合がある。
【0005】従って、このような“トナー後端より”と
いう現象を発生させずに、かつ、潜像担持体上等で所望
のトナー付着量を得るためには、現像ローラーのスピー
ドを潜像担持体のスピードに近づける、つまり、等速現
像に近づけるとともに、現像ローラー上でのトナー付着
量を従来に比して多くすることが必要である。具体的に
は、潜像担持体や転写紙上での充分なトナー付着量を、
ほぼ等速現像で確保するためには、現像ローラー上のト
ナー付着量を、現像効率の良い接触現像法で少なくとも
0.8mg/cm2、現像効率の悪い非接触現像法で少なくと
も1.0mg/cm2にする必要がある。このような現像ロー
ラー上のトナー付着量を得るためには、2層以上のトナ
ー層厚にしなければならない。
【0006】ここで、2層以上のトナー層厚にするため
だけであれば上記ブレードの当接圧を弱めに設定すば良
い。しかし、上記の従来例に係る現像装置においては、
現像ローラーとスポンジローラーの回転方向が両者の圧
接部で互いの表面が逆方向に移動するものであることか
ら、該圧接部を通過した現像ローラー表面部分にはトナ
ー収容部からの無帯電トナーもスポンジローラーで供給
される。このためブレード当接部に侵入してくる現像ロ
ーラー上のトナー層の上層部には帯電していないトナー
が多く含まれている。従ってブレード当接部を通過した
現像ローラー上のトナーの帯電量分布は10μc/g以下
の範囲で、しかも無帯電トナーや逆帯電トナーを含んだ
ものになる。この無帯電トナー等は現像転移が悪く、地
肌汚れや解像度劣化の原因にもなる。
【0007】このように、現像ローラー上のトナー層の
上層部のトナーも全て帯電し無帯電トナーがない帯電分
布の安定した平均帯電量5〜10μc/gの二層以上の多
層のトナー層を現像ローラー上に形成することが、画像
形成スピードの高速化や“トナー後端より”防止のため
の等速現像を可能にする上での最大の課題になってい
る。
【0008】本発明は以上のような問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、無帯電トナー
が少なく所望の帯電量をもつトナー層を現像剤担持体上
に形成して潜像担持体に供給できる一成分系現像装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の現像装置は、表面が移動するように駆動
される現像剤担持体と、表面が現像剤担持体表面に接触
して移動するように駆動される現像剤供給部材とを有
し、現像剤供給部材で現像剤担持体上に供給された現像
剤により潜像担持体上の潜像を可視像化する現像装置に
おいて、現像剤供給部材表面の移動方向を現像剤担持体
表面との接触部で互いに同方向に移動するように設定
し、現像剤供給部材表面の移動方向において現像剤供給
部材への現像剤供給個所より下流側で且つ現像剤担持体
表面との接触個所よりも上流側である位置に、現像剤供
給部材表面上の現像剤に接触するように摩擦帯電促進用
の電極を設けたことを特徴とするものであり、請求項2
の現像装置は、請求項1の現像装置において、上記摩擦
帯電促進用の電極に代え、電圧が印加された電荷注入用
の電極を設けたことを特徴とするものであり、請求項3
の現像装置は、上記現像剤供給部材表面の移動方向を、
現像装置ケーシング下壁の内面上で該表面が現像剤担持
体側へ移動するように設定した請求項1又は2の現像装
置において、上記電極を、現像剤供給部材への現像剤供
給個所近傍から現像剤担持体表面との接触個所近傍まで
にわたって現像剤供給部材表面上の現像剤に接触するよ
うに設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1又は2の現像装置においては、現像剤
供給部材表面の移動で現像剤を現像剤担持体表面との接
触部へ搬送し、該接触部で現像剤を摩擦帯電するととも
に現像剤担持体表面に付着させる。このとき、現像剤供
給部材表面と現像剤担持体表面との移動方向は、両者の
接触部で両表面が同方向に移動するものであるので、該
接触部を通過した現像剤担持体表面に現像剤供給部材に
よりトナー収容部からの無帯電現像剤が直接供給される
ことはない。従って該接触部を通過した現像剤担持体表
面上には該接触部における摩擦帯電で充分に帯電した現
像剤のみが担持される。しかも、現像剤供給部材で現像
剤担持体表面に供給される現像剤を、摩擦帯電促進用の
電極又は電圧が印加された電荷注入用の電極に接触さ
せ、これにより、該現像剤に予め所定の電荷を付与して
現像剤の帯電を安定させる。
【0011】更に請求項3の現像装置においては、上記
電極を、現像剤供給部材への現像剤供給個所近傍から現
像剤担持体表面との接触個所近傍までにわたって現像剤
供給部材表面上の現像剤に接触するように設け、これに
より、現像剤供給部材への現像剤供給個所近傍から現像
剤担持体表面との接触個所近傍までにわたって現像剤供
給部材表面と現像装置ケーシング下壁の内面との間に間
隙が生じないないようにしている。このため、このよう
な間隙が存在する場合と異なり、現像剤担持体下部表面
と現像装置ケーシング下壁の内面との間に現像剤供給部
材によって過剰な現像剤が搬入されて現像装置ケーシン
グ外へ現像剤が漏出することがない。また、上記電極に
よる現像剤の帯電を充分に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を電子写真複写機の現像装置に
適用した一実施例について説明する。図2は本実施例に
係る現像装置の概要構成を示す正面図である。潜像担持
体としての感光体ドラム1は例えば周速120mm/Sec
で、矢印時計方向に回転駆動される。該感光体ドラム1
の右側方に現像装置2が配設されている。感光体ドラム
1の周囲には、電車写真プロセスを実施するために、周
知の帯電装置、露光光学系、転写分離装置、クリーニン
グ装置、除電装置(いずれも不図示)が配設されてい
る。本実施例の現像装置2は、感光体ドラム1表面に向
けた開口を備えたケーシング3と、該開口から一部が露
出して所定の周速で矢印反時計方向に回転駆動される現
像ローラー4と、該現像ローラー4の右側方部に圧接し
た状態で矢印時計方向に回転駆動される現像剤供給部材
としてのトナー供給ローラー5と、ケーシング3内の右
側方部に構成されたホッパー部に収容されている非磁性
トナー(以下、トナーという)を該供給ローラー5表面
に供給するとともにホッパー部内のトナーを撹拌するア
ジテーター6と、ホッパー部内のトナーが現像ローラー
4表面近傍まで直接侵入するのを制限する隔壁板7と、
現像ローラー4の回転で感光体ドラム1との対向部であ
る現像領域に搬送される現像ローラー4上のトナー層の
厚みを均一にならす層厚ならし板8とを有している。
【0013】上記ケーシング3は、トナー供給ローラー
5下方の内面部分が、トナー供給ローラー5の上記アジ
テーター6によるトナー供給個所A近傍から現像ローラ
ー4との接触部B近傍までにわたるトナー供給ローラー
5表面部分に接触するような形状に構成されている。そ
して、このトナー供給ローラー5表面部分に接触するケ
ーシング3内面部分は、図1(a)に示すように、ケー
シング3基材に固設されかつ接地された金属や導電樹脂
層からなる電極板31で構成されている。この電極板3
1はトナー供給ローラー5に付着しているトナーを摩擦
帯電させるものである。この電極板31は単に接地する
のに代え、図1(b)に示すように、トナーに所定の電
荷を注入するための電源32を接続しても良い。
【0014】上記現像ローラー4は、図2に示すように
感光体ドラム1表面と所定間隙をおいて配置して非接触
現像を行うようにしても良いし、現像ローラー4上のト
ナー層が感光体ドラム1表面に接触するように配置して
接触現像を行うようにしても良い。いずれの場合におい
ても、前述の後端トナー寄りの現象を防止するために
は、現像ローラー4の回転を、現像領域における表面移
動方向が感光体ドラム1と同方向で、かつ、その周速が
感光体ドラム1の周速とほぼ等速、即ちこの例の場合に
は約120mm/Secになるようにする。但し、接触現像
においては、まったくの等速現像であると、感光体ドラ
ム1表面と現像ローラー4表面との間に速度差がないた
めに、感光体ドラム1表面の電位に拘らず物理的なトナ
ー付着がおこる恐れがある。これを防止するためには、
現像ローラー4の周速の方が少し速くなるように設定す
る。例えば周速比(感光体ドラム1周速:現像ローラー
4周速)で1:1.05〜1.1が好ましい。この程度
の速度比であれば前述した後端トナー寄りは目だたな
い。また、現像ローラー4には適当な現像バイアスを印
加する。例えば非接触現像の場合には、飛翔条件のよい
現像バイアスを印加する。
【0015】なお、この例の現像ローラー4は、付着ト
ナー量を増大させる等の目的で、図3(a)、(b)に
示すように、表面に誘電体部41と接地された導電体部
42とが微小面積で混在するように構成されている。図
3(a)は現像ローラー4表面の平面図、図3(b)は
図3(a)のa−a切断線で切断した場合の断面図であ
る。この誘電体部41の大きさは、例えば径が50〜2
00μm程度になるようにする。このような誘電体部4
1がランダムに、又はある規則に従って分散しているよ
うにする。両部の面積比は誘電体部41の面積が40〜
70%の範囲になるようにするのが好ましい。そして、
この誘電体部41の材料としては、上記トナー供給ロー
ラー5による摩擦帯電で電荷が蓄積されない程度の抵抗
値を有するものを用いる。このような材料の具体例につ
いては後述する。
【0016】上記トナー供給ローラー5は、表面近傍の
内部にトナーを保持できるように、スポンジ層を備えた
ローラ、多数のファーブラシが植設されたローラ等の構
造を採用することが好ましい。また、少なくとも表面の
材質は、現像ローラー4と接触してトナーと現像ローラ
ー4に所望の摩擦帯電を与えることのできるように、摩
擦帯電系列上トナー材料と現像ローラー4材料との中間
にあるものを採用する。また、このトナーや現像ローラ
ー4の微小な誘電体部41の摩擦帯電におけるカウンタ
ーチャージが蓄積されない程度の抵抗値、例えば106
Ωcm以下の抵抗値を有するものが好ましい。好ましい材
料の具体例については後述する。そして、トナー供給ロ
ーラー5の回転は、表面が現像ローラー4との接触部B
において現像ローラー4表面と同方向に移動する順方向
の回転にする。周速は例えば現像ローラー4の周速の約
0.5〜1.0倍に設定する。
【0017】上記アジテーター6は、ホッパー部内の収
容トナーをトナー供給ローラー5表面に供給するととも
に、該収容トナーを撹拌するものであるが、ホッパー部
の形状やトナーの流動性によってトナーの自重でトナー
供給ローラー5表面への供給が可能である場合等には、
省略しても良い。
【0018】上記隔壁板7はホッパー部内の収容トナー
が現像ローラー4表面近傍まで直接侵入するのを制限
し、かつ、該収容トナーをトナー供給ローラー5表面に
供給可能にするように配設する。但し、ホッパー部の形
状等によってホッパー部内の収容トナーが現像ローラー
4表面近傍まで直接侵入する恐れがない場合には省略し
ても良い。
【0019】上記層厚ならし板8は10〜20g/cm程度の軽
い当接圧で現像ローラー4に当接するように配置する。
これはトナー層の厚みを均一にならすものであるが、上
記のトナー供給ローラー5と現像ローラー4との接触部
Bを通過した現像ローラー4上のトナー層で、充分な厚
みの均一性を実現できる場合には省略しても良い。
【0020】以上の構成において、隔壁板7の下端縁と
ケーシング3下壁内面との間である供給部Aでホッパー
部側に露出しているトナー供給ローラー5表面に、アジ
テータ6によってホッパー部内の収容トナーが供給され
る。トナー供給ローラー5に供給されたトナーはスポン
ジやブラシの空隙及び表面に付着し、トナー供給ローラ
ー5の時計方向の回転によってトナー供給ローラー5と
現像ローラー4との接触部に向けて搬送される。この搬
送中に、トナー供給ローラー5上のトナーはケーシング
3に設けられた電極板31に摺擦されて、摩擦帯電(図
1(a))又は電荷注入(図1(b))により、現像ロ
ーラー4と接触する前に所望の極性に充分帯電する。一
方、トナー供給ローラー5との接触部Bには、現像ロー
ラー4の矢印反時計方向の回転により現像領域を通過し
た現像ローラー4表面部分も侵入してくる。
【0021】この接触部Bにおいて、トナー供給ローラ
ー5表面と現像ローラー4表面とが相対速度差をもって
移動するので、現像領域通過時に感光体ドラム1表面に
付着せずに現像ローラー4表面に残留している非画像部
の残トナーは、トナー供給ローラー5(例えばスポンジ
ローラー)により機械的、電気的に掻き取られ、また、
現像ローラー4上の電荷もトナー供給ローラー5による
摩擦帯電により一定化され、これにより、現像ローラー
4表面は初期化される。そして、現像ローラー4とトナ
ーとトナー供給ローラー5の摩擦により現像ローラー4
の誘電体部41に所望のトナー帯電極性と逆極性の帯電
(正規現像(P/P)においては感光体電荷と同極性の
帯電であり、反転現像(N/P)においては感光体電荷
と逆極性の帯電である)を与え、図3(b)に示すよう
に現像ローラー4上にマイクロフィールド(閉電界)を
作る。一方、トナー供給ローラは現像ローラー4に対し
て順方向に回転しているため供給ローラに付着したトナ
ーは現像ローラー4と供給ローラ間で摺察され、ほとん
どが所望の極性(正規現像においては感光体電荷と逆極
性であり、反転現像においては感光体電荷と同極性であ
る)に帯電する。そして、トナー供給ローラー5上の帯
電トナーは現像ローラー4上のマイクロフィールドの電
界により静電的に吸引され現像ローラー4表面に多層に
付着する。これにより、現像ローラー4は充分に帯電し
たトナーを多層に担持した状態でこの接触部Bを出てい
く。なお、本実施例においては、トナー供給ローラー5
と現像ローラー4とを順回転させていることから、前述
の従来例に係る現像装置と異なり、トナー供給ローラー
5の回転によって接触部Bを通過した現像ローラー4上
にホッパー部からの無帯電トナーを供給することがな
い。この点については後に詳述する。
【0022】接触部Bを通過した現像ローラー4上のト
ナー層は、現像ローラー4上に軽く当接している層厚な
らし部材8で厚みを均一に制御された後、現像領域に搬
送される。現像領域では、接触又は非接触現像法で最適
な現像バイアスが印加された現像ローラー4の表面と感
光体ドラム1表面とがほぼ等速で移動しながら現像が行
われる。この現像領域では現像ローラー4の導電体部4
2が電極効果を発揮して現像ローラー4上のトナーが感
光体ドラム1に付着し易い電界も形成されている。
【0023】ここで、トナー供給ローラー5と現像ロー
ラー4とが順回転することによる現像ローラー4担持ト
ナー層のトナー帯電分布の安定化について詳述する。図
4及び図5は、トナー供給ローラー5(図示の例ではス
ポンジローラ)と現像ローラー4とが順回転するの場合
と逆回転するの場合それぞれの、現像ローラー4へのト
ナー付着及び帯電状況を模式的に表したものである。図
中、○はトナーを示し、帯電しているものにのみ、○中
に+を記入して帯電の有無を表している。図4に示すよ
うに、トナー供給ローラー5と現像ローラー4とが順回
転するの場合には、トナー供給ローラー5に既に付着し
ている帯電トナーと新たにホッパー部から供給された不
帯電トナーの両方がトナー供給ローラー5によって現像
ローラー4との接触部に搬送され、この接触部において
両ローラー4,5の摩擦により全トナーが帯電されて現
像ローラー4上に付着する。トナー供給ローラー5と現
像ローラー4とを順回転させていることから、トナー供
給ローラー5の回転によってこの接触部を通過した現像
ローラー4上にホッパー部からの無帯電トナーが供給さ
れることはない。従って、接触部を通過した現像ローラ
ー4上のトナー付着量は現像ローラー4の電界、トナー
供給ローラー5としてのスポンジローラの空隙率等で決
定されるため比較的安定している。一方、図5に示すよ
うに、トナー供給ローラー5と現像ローラー4とが逆回
転する場合にも、トナー供給ローラー5に既に付着して
いる帯電トナーと新たにホッパー部から供給された不帯
電トナーの両方がトナー供給ローラー5によって現像ロ
ーラー4との接触部に搬送される。特に図示の例のよう
にホッパー部から供給された新たなトナー(白抜きの矢
印でトナー供給ローラー5表面への供給路を示す)がト
ナー供給ローラー5上に乗ったままの状態で現像ローラ
ー4との接触部まで搬送されるような場合には、比較的
多量の無帯電トナーが接触部の入り口まで搬送される。
そして、この接触部へ侵入して両ローラー4,5の摩擦
により充分帯電されたトナーは積極的に現像ローラー4
表面に付着してこの接触部から搬出される。これに加え
この接触部の入り口までトナー供給ローラー5上に乗っ
て搬送された帯電の充分でないトナーも現像ローラー4
上の電界による静電的な力(グラディエント力)やトナ
ー凝集力等によって接触部通過後の現像ローラー4上に
付着する。このトナー凝集力等により物理的に付着する
トナーの量は環境などで大きく変化する。特に、本実施
例の現像ローラー4のように表面にマイクロフィールド
の電界を形成して多層にトナーを形成する場合には、こ
の無帯電トナーの付着量も大くなり、現像ローラー4に
担持されるトナーの帯電量分布が一層不安定なものにな
ってしまう。
【0024】図6(a)と(b)は、トナー供給ローラ
ー5と現像ローラー4とが順回転するの場合と逆回転す
るの場合それぞれの、現像ローラー4担持トナー層にお
けるトナーの帯電量分布を示すしたものである。このト
ナーの帯電量分布は、図7に示すように、現像ローラー
4表面との距離を変えながら吸引ノズル9で現像ローラ
ー4上の担持トナーを吸引して複数回サンプリングし、
各サンプリングにおける吸引ノズル9内のフィルター9
1に捕獲された吸引トナーの帯電量と付着量を求め、こ
れを現像ローラー4上の担持トナーにおける帯電量分布
としてグラフ化したものである。このグラフからも逆回
転する場合には(図6(b))無帯電トナーが多いのに
対し、順回転する場合には無帯電トナーが激減している
ことが判る。
【0025】以上のように、トナー供給ローラー5と現
像ローラー4とが順回転する場合には、現像ローラー4
へのトナーの付着量が環境変動に左右されにくく、また
無帯電トナーが少ないトナーの帯電量分布を得ることが
できるので、現像特性の安定性にきわめて有利である。
なお、上記の実施例に装置等では、例えば、図2に示す
ようにトナー供給ローラー5を時計方向、現像ローラー
4を反時計方向にそれぞれ回転させることにより、両者
を順回転にしているが、これに代え、トナー供給ローラ
ー5を反時計方向、現像ローラー4を時計方向にそれぞ
れ回転させることによって、両者を順回転にしても良
い。この場合に等速現像を行うためには感光体ドラム1
を反時計方向に回転駆動する。
【0026】以上、本実施例によれば、トナー供給ロー
ラー5と現像ローラー4とを順回転させ、これにより、
トナー供給ローラー5の回転によって接触部Bを通過し
た現像ローラー4上にホッパー部からの無帯電トナーを
供給しないようにしているので、現像ローラー4へのト
ナーの付着量が環境変動に左右されにくく、また無帯電
トナーが少ないトナーの帯電量分布を得ることができ、
現像特性を安定させることができる。また、トナー供給
ローラー5にホッパー部から供給されたトナーを現像ロ
ーラー4との接触部Bに向けて搬送する途中で、ケーシ
ング3に設けられた電極板31に摺擦して、摩擦帯電
(図1(a))又は電荷注入(図1(b))により帯電
するので、この接触部Bにおける両ローラー4,5によ
る摩擦帯電と合わせてトナーを充分に帯電させることが
でき、また現像ローラー4へのトナー付着量も比較的増
大させることができる。従って、無帯電トナーが少なく
所望の帯電量をもつ多層のトナー層を現像ローラー4上
に安定して形成できるので、等速現像も可能になり、ま
た、現像ローラー4上のトナー層の上層部の無帯電トナ
ーを除去するためのブレード等を設ける必要がなく、そ
の分だけ現像装置の構成を簡素化することができる。そ
して、現像ローラー4を現像領域において感光体ドラム
1とほぼ等速度で移動するように回転しているので、
“トナー後端より”が発生せず、カラー画像でも後端部
での濃度過多や重ね画像の色違いといった不具合がな
い、良好な画像を得ることができる。また、現像ローラ
ー4上のトナー層に無帯電トナーが含まれていないの
で、地肌汚れや解像度劣化もない良好な画質を得ること
ができる。
【0027】また、上記実施例においては、ケーシング
3を、トナー供給ローラー5下方の内面部分がトナー供
給ローラー5の上記アジテーター6によるトナー供給個
所A近傍から現像ローラー4との接触部B近傍までにわ
たるトナー供給ローラー5表面部分に接触するような形
状にしているので、トナー供給ローラー5をケーシング
3の下壁内面との対向部で現像ローラー4側にトナーを
搬送する様に回転させるにも拘らず、トナー供給ローラ
ー5の回転で過剰なトナーを現像ローラー4の下方に搬
送することがない。従って、トナー供給ローラー5で現
像ローラー4表面とケーシング3の下壁との間にトナー
を過剰に押し込んで、ケーシング3の開口部からトナー
を漏出させることもない。更に、トナー供給ローラー5
の上記アジテーター6によるトナー供給個所A近傍から
現像ローラー4との接触部B近傍までにわたるトナー供
給ローラー5表面部分に接触するような形状にケーシン
グ3の内面部分を、トナーを摩擦帯電又は電荷中による
帯電を行う電極板31で構成しているので、トナー供給
ローラー5上のトナーを現像ローラー4との接触部に到
達する前に充分に帯電させることができる。
【0028】また、現像ローラー4として、表面に誘電
体部41と接地された導電体部42とが微小面積で混在
するように構成されているものを用い、かつ、トナー供
給ローラー5でこの誘電体部41を摩擦帯電するように
し、これにより、現像ローラー4の表面に容易に多量の
トナーを吸引できるようにしているので、現像ローラー
4上に多層のトナー層を容易に形成することができる。
【0029】また、トナー供給ローラー5との接触部B
を通過した現像ローラー4表面部分に軽く当接する層厚
ならし部材8を設け、これにより、ローラ上のトナー厚
みを均一に制御して、現像領域に搬送するトナー層の厚
みを均一にしているので、現像像の濃度均一性を向上さ
せ、良質なベタ画像を得ることができる。特に、現像ロ
ーラー4として、表面に誘電体部41と接地された導電
体部42とが微小面積で混在するように構成されている
ものを用いていることから、現像ローラー4で多少の付
着量ムラを生じる恐れがあり、この付着量ムラによる画
像品質の劣化を防止するのに有効である。
【0030】以下、本実施例のより具体的な態様を以下
に説明する。 (1)現像ローラー4 ・径が25mmの芯金ローラー表面にローレット加工によ
り、深さ0.1mm、溝巾0.13mmの溝を、ピッチ0.
3mm、角度45度でアヤメ状に形成した。 ・この芯金ローラの表面に、弗素系樹脂(旭硝子ルミフロンL
F200)をコーティングし、100℃で約30分乾燥させ
て誘電層コートを施した。 ・このローラーの表面を切削加工して、芯金部を導電体
部42として表面に露出させ、ローレット加工の溝に充
填されて残っている弗素系樹脂部を誘電体部41とし
た。このときの導電体部42面積は全体の36%で、誘
電体部41は全体の64%にした。なお、表面粗さはR
3乃至20μm、好ましくは5乃至10μm程度。 (2)トナー供給ローラー5 ・発泡ポリウレタンカーボン含浸処理した体積抵抗10
6Ωcmで径14mmのスポンジローラーを食い込み量1mm
で現像ローラー4に当接させて配置した。 ・このスポンジローラーの芯金に後述する現像ローラー
4と同電位〜トナーと逆極性のバイアス印加100Vの
バイアスを印加した。 (3)ケーシング3 ・上記のトナー供給ローラーのバイアス(DC成分)+
(100〜200V)のバイアスを印加した。 (4)層厚ならし板8 ・厚さ2mmのウレタンゴムからなる弾性板を、現像ロー
ラー4に対して10〜20g/cmの接触圧で接触配置し
た。 (5)現像バイアス、現像ギャップ ・現像ローラー4に直流-500Vを重畳したピーク・ツウ
・ピーク1000V、250HZの交流バイアスを印加した(こ
れに代え、-50〜150Vの直流バイアスを印加しても良
い) ・現像ギャップを150μmに設定した。 (6)感光体 ・OPC ・一様帯電電位をー900Vに設定した。 (7)トナー ・非磁性スチレンアクリル系プラス帯電トナー ・極性制御剤として:ニグロシンを用い、外添剤として
SiO2微粉末0.5wt%を外添した。
【0031】以上の条件で現像ローラー4上に付着して
担持されたトナー層の付着量等を測定したところ、付着
量1.0〜1.5mg/cm2、平均帯電量5〜8μc/g、無
帯電トナーの少ない帯電量分布のトナー層を形成するこ
とができた。なお、現像ギャップ0mmの接触現像を、現
像バイアスとして直流-250Vを重畳したピーク・ツウ・
ピーク500V、250HZの交流バイアス(これに代え、-100
〜250Vの直流バイアスを印加しても良い)を用い、他
の条件は上記と同じにして、現像ローラー4上に付着し
て担持されたトナー層の付着量等を測定したところ同様
に良好なトナーを形成することができた。なお、このよ
うに接触現像を行う場合には、感光体としてベルト状の
ものを用いるか、又はゴムなど弾性体の層が形成された
弾性ローラを用いることが望ましい。
【0032】また、以上の具体的な実施の条件は、負帯
電感光体での正帯電トナーで正規現像する場合のもので
あるが、トナーとして正帯電トナーを用いたり、反転現
像にしたりしても良い。トナーについては、一般的にポ
リエステル、アクリル、ポリスチレン、エポキシ、フェ
ノール、などの樹脂が基本となるが、添加する極性制御
剤で極性及び帯電量は制御できることは良く知られてい
るので、ここではトナーの処方に付いては省略する。現
像装置の部品についても多くの種類の物が使用できる
が、トナーとの離型性、耐久性等から好ましい材料のみ
に絞って表1に記載する。 (以下、余白)
【0033】
【表1】
【0034】以上は非磁性一成分現像装置の例で説明し
たが、磁性トナーをもちいた一成分現像装置等にも同様
に適応できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1又は2の現像装置によれば、現
像剤供給部材表面と現像剤担持体表面とを、両者の接触
部で両表面が同方向に移動するようにして現像剤供給部
材上の現像剤を現像剤担持体表面に付着させ、これによ
り、該接触部を通過した現像剤担持体表面にトナー収容
部からの無帯電現像剤を現像剤供給部材表面の移動によ
っては直接供給しないようにし、しかも、現像剤供給部
材で現像剤担持体表面に供給される現像剤を、摩擦帯電
促進用の電極又は電圧が印加された電荷注入用の電極に
接触させ、これにより、該現像剤に予め所定の電荷を付
与して現像剤の帯電を安定させるので、該接触部を通過
した現像剤担持体表面上には該接触部における摩擦帯電
で充分に帯電した現像剤のみが多層に担持される。これ
により、無帯電トナーが少なく所望の帯電量をもつ多層
のトナー層を現像剤担持体上に形成して潜像担持体に供
給することができる。従って、等速現像を行うことによ
り、“トナー後端より”を防止してカラー画像でも後端
部の濃度過多や重ね画像の色違いが生じない良好な現像
像を得ることが可能になる。また、無帯電トナー等が現
像領域に搬送されないので、地肌汚れや解像度劣化等も
生じない良好な現像像を得ることができる。また、環境
によって現像剤担持体への付着量が変動しやすい無帯電
現像剤を現像剤担持体上に担持しないので、現像剤担持
体上の安定した現像剤層の形成を行うことができ、これ
により、このような無帯電現像剤をそのまま現像領域に
搬送させないためのブレード等を現像剤担持体表面に当
接配置する必要がない。従って、このようなブレード等
を省略して、その分だけ、現像装置の構成を簡素化する
ことも可能である。
【0036】更に請求項3の現像装置によれば、上記電
極を、現像剤供給部材への現像剤供給個所近傍から現像
剤担持体表面との接触個所近傍までにわたって現像剤供
給部材表面上の現像剤に接触するように設け、これによ
り、現像剤供給部材への現像剤供給個所近傍から現像剤
担持体表面との接触個所近傍までにわたって現像剤供給
部材表面と現像装置ケーシング下壁の内面との間に間隙
が生じないないようにしているので、このような間隙が
存在する場合と異なり、現像剤担持体下部表面と現像装
置ケーシング下壁の内面との間に現像剤供給部材によっ
て過剰な現像剤が搬入されて現像装置ケーシング外へ現
像剤が漏出することがない。また、上記電極による現像
剤の帯電を充分に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に係る現像装置の主要部の正面
図、(b)は同現像装置の電極板31に電圧を印加した
変形例を示す正面図。
【図2】同現像装置の全体の概略構成を示す正面図。
【図3】(a)は同現像装置の現像ローラー4表面の一
部を示す平面図、(b)は(a)中のa−a切断線にお
ける断面図。
【図4】同現像装置のトナー供給ローラー5による現像
ローラー4へのトナー供給作用を説明する説明図。
【図5】トナー供給ローラー5と現像ローラー4との回
転方向の関係を同現像装置と異なるものにした場合の、
トナー供給ローラー5による現像ローラー4へのトナー
供給作用を説明する説明図。
【図6】(a)同現像装置における現像ローラー4上の
トナー層のトナーの帯電量分布を示すグラフ、(b)は
トナー供給ローラー5と現像ローラー4との回転方向の
関係を同現像装置と異なるものにした場合の、現像ロー
ラー4上のトナー層のトナーの帯電量分布を示すグラ
フ。
【図7】現像ローラー4上のトナー層のトナーの帯電量
分布を求めるための測定装置の説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム , 2 現像
装置 3 ケーシング , 4 現像
ローラー 5 トナー供給ローラー , 6 アジ
テーター 7 隔離板 , 8 層厚
ならし部材 31 電極板 , 32 電源 A トナー供給部 , B 接触
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 祐一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩田 尚貴 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が移動するように駆動される現像剤担
    持体と、表面が現像剤担持体表面に接触して移動するよ
    うに駆動される現像剤供給部材とを有し、現像剤供給部
    材で現像剤担持体上に供給された現像剤により潜像担持
    体上の潜像を可視像化する現像装置において、 現像剤供給部材表面の移動方向を現像剤担持体表面との
    接触部で互いに同方向に移動するように設定し、 現像剤供給部材表面の移動方向において現像剤供給部材
    への現像剤供給個所より下流側で且つ現像剤担持体表面
    との接触個所よりも上流側である位置に、現像剤供給部
    材表面上の現像剤に接触するように摩擦帯電促進用の電
    極を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】上記摩擦帯電促進用の電極に代え、電圧が
    印加された電荷注入用の電極を設けたことを特徴とする
    請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】上記現像剤供給部材表面の移動方向を、現
    像装置ケーシング下壁の内面上で該表面が現像剤担持体
    側へ移動するように設定した請求項1又は2の現像装置
    において、 上記電極を、現像剤供給部材への現像剤供給個所近傍か
    ら現像剤担持体表面との接触個所近傍までにわたって現
    像剤供給部材表面上の現像剤に接触するように設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2の現像装置。
JP4022069A 1992-01-11 1992-01-11 現像装置 Withdrawn JPH05188755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341633A (ja) * 2001-03-15 2002-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プロセスユニット
JP2003076121A (ja) * 2001-09-07 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プロセスユニット

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JP2002341633A (ja) * 2001-03-15 2002-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プロセスユニット
JP2003076121A (ja) * 2001-09-07 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プロセスユニット

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