JPH0518872U - メモスタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話等のメッセージを玩具的，装飾的な要素
を有した手段を通して伝えること。 【構成】 スイング本体に着脱自在のメモ挟持部材を設
けた構成。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はメモスタンドに関し、特に、装飾的，玩具的な要素を含んだメモスタ ンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

電話等のメッセージを伝えるメモは、通常、机上にあるスタンプ，パンチ等の 下にして机上の眼に付き易い位置に置いたり、セロテープ（登録商標）等で机上
に固定したり している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述したメモの渡し方は、特に問題はないが、単に機能的であり、面白味に欠 けるところがある。 従って、本考案の目的は面白味を有したメモの渡し方ができる装飾的，玩具的 な要素を含んだメモスタンドを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、装飾的，玩具的な要素を含ませるため、略半球状のスイング本体に 垂直に設けられたメモ挟持部材にメモを挟持するようにしたメモスタンドを提供 する。

【０００５】 前記スイング本体は載置面に接触する面が略半球状（楕円等の変形を含む）で あり、メモ挟持部材の重量によって転倒することなく、それが傾斜しても垂直姿 勢に復帰させる所定の重量（メモ挟持部材のそれより大）を有する。材質として は、ゴム，プラスチック等が適当であるが、金属であっても良く、また、ゴム， プラスチック等の内部に金属体を含ませた構造でも良い。一般に比重を大にすれ ば、所定の重量を出すのに小さな形状にすることができるが、デザインを考慮し てそのサイズ，材質を決定すれば良い。

【０００６】 前記メモ挟持部材はプラスチック板，ステンレス板等が適当であり、所定の形 状でスリットを切り込むことによって弾性舌片を形成し、これによってメモを挟 持する構成を有する。

【０００７】

【作用】

メモ挟持部材はプラスチック板，ステンレス板等の弾性挟持力によりメモを挟 持する。スイング本体はメモ挟持部材より大なる重量を有するので、全体を傾け てスイング本体の略半球状の載置面との接触位置が変わったとき、接触位置に対 してメモ挟持部材の重心の反対側にスイング本体の重心が位置することになるの でその傾きを復帰させるように作用する。このようにして、このメモスタンドに スイング運動を与えることができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案のメモスタンドを詳細に説明する。 図１は本考案の一実施例を示し、６０°〜７０°のゴム硬度を有し、載置面と の接触面が半球状であり、上面に水平面を有するゴム製のスイング本体１と、ス イング本体１に垂直に設けられたプラスチック板のメモ挟持部材３より構成され ている。スイング本体１は水平面に一対の押さえゴム２ａ，２ｂ（後述）を有し 、押さえゴム２ａ，２ｂの対向する細隙部にメモ挟持部材３の基部（後述）が支 持されている。メモ挟持部材３はスリット４の切り込みによって形成された弾性 舌片６を有し、その弾性舌片６によってメッセージが書き込まれたメモ５が挟持 されている。このメモスタンドはスイング本体１が半球状であるので、点線で示 すように左右前後にスイング運動を行う。スイング本体１の形状を工夫すること によって左右だけ、あるいは前後だけにスイングさせることもできる。

【０００９】 図２（ａ），（ｂ），（ｃ）は図１のメモスタンドの構造を説明するものであ る。（ａ）は、メモ挟持部材３がスリット４の切り込みによって形成された弾性 舌片６と、スイング本体１に支持される基部３ａを示す。（ｂ）は水平面に形成 されたスイング本体１の中心を通るスリット１ａと、そのスリット１ａの両側に 形成された凹部１ｂを有し、その凹部１ｂに一対の断面矩形の押さえゴム２ａ， ２ｂが嵌合されている。一対の押さえゴム２ａ，２ｂの対向する細隙部にメモ挟 持部材３の基部３ａが挟持されることにより弾性的に支持され、その両側に伸び るスリット１ａにメモ挟持部材３の下端部が嵌合する。（ｃ）はこのようにして 構成されたメモスタンドを示す。

【００１０】 図３は本考案の第２の実施例のメモスタンドを示す。第１の実施例と殆ど共通 するが、スイング本体１に嵌合する押さえゴム２が突起２ｃを有し、更に、一対 の押さえゴムに代えて一個の押さえゴム２が使用されている構成において相違す る。

【００１１】 図４（ａ），（ｂ），（ｃ）は、その構造を示している。（ａ），（ｂ）はス イング本体１にスリット１ａを形成し、その片側に凹部１ｂを形成した構造を有 し、凹部１ｂはその壁面に半球状のへこみ１ｃを有する。（ｃ）は凹部１ｂに嵌 合する押さえゴム２を示し、へこみ１ｃに圧入される突起２ｃを有する。 組み立てにあたっては、凹部１ｂに押さえゴム２を嵌合すると、突起２ｃのへ こみ１ｃへの圧入によって押さえゴム２とスリット１ａの壁面との間に弾性細隙 部が形成される。ここへメモ挟持部材３の基部を差し込むことにより弾性細隙部 の弾性力によってメモ挟持部材３を垂直に挟持することができる。

【００１２】 図５は本考案の第３の実施例を示し、第１の実施例のスイング本体１のスリッ ト１ａを省略したものである。従って、メモ挟持部材３の基部３ａは押さえゴム ２ａ，２ｂの対向する細隙部によりその弾性挟持力によって挟持される。同じよ うに、第２の実施例においても、スイング本体１のスリット１ａを省略しても良 い。

【００１３】 以上説明した本考案のメモスタンドによると、メモ挟持部材３として複数の色 ，デザイン，形状等の異なったものを準備し、希望に応じて適当に取り替えるこ とができる。構造が簡単なので、組み立てが非常に容易であり、また、材質等も 実施例に限定されることなく、自由に選択することができる。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明した通り、本考案のメモスタンドは、組み立てが簡単でスイング運動 ができるので玩具的要素があり、色，デザイン，形状，材質等を適当に選択ある いは取り替えることができるので装飾的要素を有する。当然ながら、メッセージ 伝言用の本来の機能を十分に果たす。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案の第１の実施例を示す斜視図。

【図２】図２（ａ），（ｂ），（ｃ）は第１の実施例の
分解，組立を示す説明図。

【図３】図３は本考案の第２の実施例を示す正面図。

【図４】図４（ａ），（ｂ），（ｃ）は第２の実施例の
要部を示す説明図。

【図５】図５は本考案の第３の実施例を示す説明図。

【符号の説明】

１ スイング本体 ２，２ａ，２ｂ 押さえゴム ３ メモ挟持部材 ４ スリット ６ 弾性舌片

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の重量の略半球状の接触面を有した
   スイング本体と、 前記スイング本体に垂直に設けられ、前記所定の重量よ
   り軽量の板状のメモ挟持部材より構成されることを特徴
   とするメモスタンド。
2. 【請求項２】 前記スイング本体が前記メモ挟持部材を
   挟持する弾性細隙部を有し、 前記メモ挟持部材がメモを挟持する弾性舌片を有する構
   成の請求項第１項記載のメモスタンド。
3. 【請求項３】 前記弾性細隙部が前記スイング本体の上
   面に形成された凹部に嵌合する弾性部材と、この弾性部
   材と対向して細隙を形成する壁面より構成される請求項
   第２項記載のメモスタンド。
4. 【請求項４】 前記壁面が前記凹部に嵌合し、前記弾性
   部材と対向する他の弾性部材の一面である構成の請求項
   第３項記載のメモスタンド。
5. 【請求項５】 前記壁面が前記凹部の一面である構成の
   請求項第３項記載のメモスタンド。