JPH0518868U - 葉書用通信欄の通信文の隠蔽シール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 葉書或は往復葉書の通信欄の通信文に隠蔽シ
ールを貼着して非可視とし、秘密を保持するものであ
る。 【構成】 隠蔽シールの外縁より僅かの間隔をおいてミ
シン目を施して内部に弱接着部を方形に形成し、該ミシ
ン目の各隅角部に切込み部を形成すると共に前記シール
の外縁とミシン目線間の間隔に強接着部を形成して、通
信文面を隠蔽する構成と、また、同様の目的を達するた
めに葉書の通信欄の通信文の上面を再剥離性を有するシ
ールを、蒸気或はその他の加熱手段にて隠蔽する構成
と、また、往復葉書の通信文に再剥離を有するフィルム
と、隠蔽性のある粘着紙又は、粘着フィルムを重合した
シールにて通信文を隠蔽するために貼着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、葉書の通信欄の文字部分の秘密性を保持しようとする葉書用文章欄 の通信文字隠蔽シールに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来一般に使用されている葉書の通信欄は殆ど文章の内容をかくすことなく表 現して使用している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の葉書では通信文が通信欄に表現されているため名宛人以 外の者に読取られることを望まない場合が多く、封書は高価であり、また、封書 にするほどの通信文ではなく、殊に、商取引上従来のままでは一般に非公開にで きないという問題点があった。

【０００４】 そこで、本考案が解決しようとする前記問題点は、葉書の通信欄を可視し得な いような剥離性の粘着のある隠蔽シールを貼着し、名宛人以外は剥離ができない ようにしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、フィルムを使用することなく、葉書の通信欄のうち可視不可能とす るために、隠蔽シールの内部に任意の大きさを保つようにその周囲にミシン目を 施して内部に弱接着部を形成し、該ミシン目の各隅角部に切込み部を一部設け、 前記ミシン目線と隠蔽シールの外縁との間の空間部に強接着部材を塗布して、隠 蔽シールを構成し、前記葉書の通信欄の通信文字上を隠蔽シールで隠蔽してなる ものである。

【０００６】 また、再剥離性のシールを蒸気或は加熱によりシールに粘着性を与えて往復葉 書の通信欄の通信文面に前記隠蔽シールを粘着することができる。

【０００７】 そして、同様の目的で、再剥離のシール性のあるフィルムと、隠蔽性のある粘 着紙又は粘着フィルムを組み合せて隠蔽シールを形成して往復葉書の通信欄の通 信文を隠蔽し親展用に形成する。

【０００８】

【実施例】

図１〜４は、本考案シールの平面図であって、葉書６の通信欄の通信文を隠蔽 するための隠蔽シールの外縁１より若干の間隔をおいてミシン目２を刻設し、該 囲繞した片面に方形弱接着部３を形成し、前記ミシン目２の各隅角部に切込み部 ４を施し、前記ミシン目２と隠蔽シールの外縁１間の空間部５を強接着部に形成 して、葉書６の通信欄の通信文に接着面側を貼着しているものである。

【０００９】 図５〜６は他の実施例を示すものであって、往復葉書７の通信欄の通信文に対 し再剥離性を有するシール８の片面に蒸気を用いて隠蔽性を与えて通信文面上を 蒸着することもでき、或はヒートシールにて隠蔽し、熱により圧着することもで きる。

【００１０】 同様の隠蔽手段として再剥離のシール性のあるフィルムと、隠蔽性粘着紙、又 は粘着フィルムを組み合せて往復葉書７の通信欄に書いている通信文の上に少な くとも２枚を隠蔽シール８として貼着して使用することができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は葉書又は往復葉書の通信欄の通信文面上に隠蔽シ ールをはりつけて非可視状態に形成しているので、一般人に見られることなく、 名宛人のみが知見しうることができるので、簡単な文章の秘密性を保つことがで きる利点がある。また隠蔽シールにミシン目を刻設し隅角部に共々切込み部を設 けているので、切込み部を持ち上げるとミシン目に沿って弱接着部が剥離して通 信文の内容を容易に知見しうるので従来のようにシールの下にフィルムが貼着し たのとは異なり葉書等にシールを直接にはりつけ、或は剥離しうるの効果がある 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の隠蔽シールの接着面側を表わした平面
図である。

【図２】葉書の通信欄に本考案の隠蔽シールの貼着状態
を示す平面図である。

【図３】本考案

【図２】の中央横断面図である。

【図４】本考案において葉書の裏面に隠蔽シールを貼着
した表面図である。

【図５】往復葉書に本考案再剥離のシール性のある隠蔽
シールを、蒸着又はヒートシールした状態を示す斜視図
である。

【図６】往復葉書に本考案の再剥離のシール性のあるフ
ィルムと隠蔽性のある粘着紙又は粘着フィルムを重合し
て貼着した状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 隠蔽ラベルの外縁 ２ ミシン目 ３ 方形弱接着部 ４ 切込み部 ５ 空間部 ６ 葉書 ７ 往復葉書 ８ 再剥離性を有するシール

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 隠蔽シールの外縁より若干の間隔をおい
   てミシン目を施して内部に弱接着部材を塗布した方形接
   着部を形成し、かつ、前記方形接着部の各隅角部の一部
   に切込線を施し、該方形接着部の周縁とシールの周縁と
   の空間部に強接着部材を塗布して葉書の通信欄の通信文
   字部分を隠蔽するよう前記接着面にて接着することを特
   徴とする葉書用通信欄の通信文の隠蔽シール。
2. 【請求項２】 葉書の通信欄の通信文を再剥離性を有す
   るシールの半面を加熱して貼着し隠蔽することを特徴と
   する葉書用通信欄の通信文の隠蔽シール。
3. 【請求項３】 葉書の通信欄の通信文を、再剥離性を有
   するフィルムと、隠蔽性のある粘着紙又は粘着フィルム
   を２枚重合してシールを形成し、前記通信文を隠蔽する
   よう粘着したことを特徴とする葉書用通信欄の通信文の
   隠蔽シール。