JPH05188494A - 映画音響用再生装置 - Google Patents

映画音響用再生装置

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JPH05188494A
JPH05188494A JP4004990A JP499092A JPH05188494A JP H05188494 A JPH05188494 A JP H05188494A JP 4004990 A JP4004990 A JP 4004990A JP 499092 A JP499092 A JP 499092A JP H05188494 A JPH05188494 A JP H05188494A
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JP
Japan
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film
code
address
sound
signal
Prior art date
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Application number
JP4004990A
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English (en)
Inventor
Chisato Miyaoka
千里 宮岡
Yasutoshi Komatsu
康俊 小松
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムにスプライシング部があっても、こ
の部分での音切れや音飛びノイズ発生等を防止する。 【構成】 フィルム1の長手方向に沿ってアドレスコー
ドを設けると共に光ディスク20にもアドレスコードと
フィルム映像に同期した音響信号を記録し、フィルム1
の不連続部分を検出した時にフェーダー14のフェード
アウト回路16を動作させると同時に光ディスク20の
トラックサーボを行なってフィルム1と光ディスク20
のアドレスが一致した時点でフェーダー14のフェード
イン回路15を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映画用の音響信号を再生
するに好適な映画音響用再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、映画用音響はフィルムのサウ
ンドトラックに記録した音響信号を光学的、或は磁気的
に取り出して映像に同期して放音させていた。
【0003】然し、よりハイファイ化を進めるためにマ
トリクスサウンドを光学フィルムのサウンドトラックに
記録し、これとは別の記録媒体の例えばカートリッジ化
した磁気テープに音響信号を記録し、上映時にはこの磁
気テープを用いて音響信号を放音させる様な映画音響用
再生装置が知られている。
【0004】図4はこの様なプリントされた映画用のフ
ィルム1を示すもので映像がプリントされた各コマ2と
パーホレーション3間のサウンドトラック4に撮影時の
音響信号が記録されると共にこのサウンドトラック4に
並設してアドレスコードが記録されてアドレストラック
5が形成される。この位置はSMPTEの規格でタイム
コード用に定められた位置と同一である。
【0005】又、6は撮影用の映写機であり、映写機6
の撮影レンズ7の中心位置、即ち、現在の画像が投影さ
れる位置より上流側にタイムコード或はアドレスコード
を光学的に読み取るコード検出器8が配設され、投影レ
ンズ7の中心位置とコード検出器8の中心間位置は例え
ばSMPTEのタイムコードの30フレーム/分に選択
されている。一方、上記フィルム1の映像の動きと音響
信号との同期をとるために別の磁気テープ等の記録媒体
の複数トラックに音響信号と映像の位置を示すアドレス
コードを記録する。
【0006】この様にフィルム1に記録したアドレスコ
ードを光学的にコード検出器8で検出し、磁気テープの
アドレスコードを読み出して同期させた状態でスピーカ
等から磁気テープの音響信号をハイファイ化して放音さ
せている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く映画フィル
ムと磁気テープを1ペアとして構成させた時に新品フィ
ルムの状態で映写される場合には特に問題は発生しな
い。然し、複数回の上映によって、フィルム1が損傷し
て来ると、上映に耐えない部分は切り取って、前後を突
き合わせて接着させる。いわゆるスプライシングがしば
しば行なわれる。
【0008】この様な場合にはフィルム1上にプリント
された映像と共にタイムコード又はアドレスコードも失
われることになる。
【0009】この為に、フィルム1上のアドレスコード
と磁気テープ上のアドレスコードは一致しない部分を生
ずる。この様にアドレスにずれを生じたままで上映を続
行すれば映像の動きと音響信号との間には当然ずれが発
生する。
【0010】この様なずれを無くすためにはフィルム1
例のアドレスと磁気テープ側のアドレスの同期をとって
一致させる必要があるが、映写機6側にはサーボ機構が
ないので磁気テープ側の音響再生装置のサーボを用いて
同期をとることになるが、フィルム1のスプライシング
した不連続部分ではアドレス比較するアドレスコードが
無いために当然、音響信号は音飛びを起こし、音声が歪
むかクリック等の雑音を発生する問題があった。更に磁
気テープ等では長尺なためアドレスコードの頭出しに多
くの時間を要し、映像部分の変化に音響信号が対応出来
ない問題があった。
【0011】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところはフィルムの不連
続部分で記録媒体から再生される音響信号をフェードす
ることで極めて自然に画像と同期のとれた音響信号を放
音させる様にした映画音響再生装置を提供する様にした
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の映画音響用再生
装置はその例が図1に示されている様にタイムコード又
はアドレスコードを記録したトラックを有するフィルム
1から、コードを検出した検出信号に基づいて、フィル
ム画像に同期した音響信号をコードを記録した音響信号
再生装置の他の記録媒体33から放音させる様に成され
た映画音響用再生装置に於いて、タイムコード又はアド
レスコードの不連続状態を検出するコード検出手段13
と、音響信号再生装置33の記録媒体20で再生される
音響信号をフェードイン又は/及びフェードアウトする
フェード手段14とを具備し、コードの不連続状態検出
後の映像が投影される時間に同期してフェード手段14
により音響信号再生装置33からの音響信号をフェード
アウトすると共にフィルム1のコードと音響信号再生装
置30のコードが同期された後にフェード手段14によ
り音響信号再生装置33の記録媒体20からの音響信号
をフェードインする様にして成るものである。
【0013】
【作用】本発明の映画音響再生装置は映写機6のフィル
ム1上のスプライシング部分で発生するアドレスコード
の不連続を検出すると、この不連続部分が投影機構に掛
る時間に合せて記録媒体の光ディスクからの音響信号を
フェードアウトし、光ディスクの光ピックアップをサー
ボして光ディスクからのアドレスコードがフィルム1上
のアドレスに同期した時にフェードインして音響信号を
放音する様に成したので音飛び、雑音の発生を抑圧し映
写画像に対応した滑かな音響信号を放音させることが出
来るものが得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の映画音響用再生装置の一実施
例を図1乃至図3について説明する。
【0015】図1は本発明の映画音響用再生装置として
音響信号の記録媒体に光ディスクを用いた場合の全体的
な系統図を示すものである。
【0016】図1で映写機6の供給リール9及び巻取リ
ール10間に巻回されたフィルム1は投影レンズ7を介
して映画館のスクリーン等に投影される。
【0017】この投影レンズ7の中心位置より例えば、
30フレーム/分の上流に配設されたアドレスコード検
出器8は光学的或は磁気的にアドレストラック5のコー
ドを読み取って、アドレス検出回路11に検出信号を出
力する。
【0018】アドレス検出回路11ではコード検出器8
からの光信号をデジタルデータに変換して、例えばマイ
クロコンピュータ等で構成されたシステムコントローラ
13並に同期状態を検出するための同期検出回路12に
供給する。
【0019】同期検出回路12はシステムコントローラ
13を通して光ディスク20に書き込まれたアドレスが
供給されて、フィルム1のアドレスと光ディスク20の
アドレスの比較が成され、同期検出回路12からは同期
検出データ12aが検出されてフェーダー14のフェー
ドイン回路15に供給される。
【0020】光データ20に書き込んだアドレスコード
31はフィルム1のアドレストラック5のアドレスコー
ドに対応し、更に光ディスク20には投影される映像と
同期のとれた音響信号29が記録されている。
【0021】この光ディスク20に記録するアドレスコ
ードの記録方法としては種々の方法が考えられるが、例
えば光磁気ディスク(M.Oディスク)等に設けたプリ
グループを所定の周期で蛇行させて光ディスク20に予
めアドレスコード31を機械的に記録する様にしてもよ
い。
【0022】この様なアドレスコード31及び音響信号
29は光ピックアップ21を介してRFアンプ25及び
アドレス検出回路24に供給され、光ピックアップ20
上のアドレスコード31はアドレス検出回路24で検出
されてシステムコントローラ13に供給される。
【0023】光ディスク20上にピット状に記録された
音響信号29はRFアンプ25及びデコーダ27を介し
て再生信号処理回路17に供給されて各種信号処理が行
なわれて例えば左右音響信号29のデータは左右書き込
み回路28LW及び28RWを介して左右バッファメモ
リ28L及び28R内に格納される。
【0024】勿論、この音響信号29のデータは投影レ
ンズ7で映写される画像に先行して30フレーム分先に
書き込まれていて、通常状態では左右読み出し回路28
LR及び28RRを介して左右バッファメモリ28L及
び28Rに蓄積されているデータを読み出してデジタル
−アナログ変換回路(DAC)18L及び18Rでアナ
ログ変換された後に左右電力増幅器30L及び30Rを
介して左右スピーカ19L及び19Rから放音される。
【0025】フィルム1のスプライシング部分を検出し
た時にはアドレス検出回路11を介してシステムコント
ローラ13にアドレスデータが供給されるので、システ
ムコントローラはこのフィルム1のアドレスを光ディス
ク20のアドレスと比較して不連続検出データ13aを
フェーダー14のフェードアウト回路16に供給すると
同時に、デコーダ27等に供給して再生信号処理回路1
7への音響信号29のデータ伝送を停止して、音響信号
の再生を停止する。この時左右バッファのデータはフェ
ードアウト回路16に供給される。
【0026】依って、左右音響信号はフェードアウト回
路16で図2に示す曲線36の様にフェードアウトされ
る。即ち左右バッファメモリ28L及び28Rに格納さ
れていたアドレス不連続部分35前の音響信号は漸次、
そのレベルを減衰して不自然な音切れ、音の歪、雑音の
発生が防止出来る。
【0027】次にシステムコントローラ13がアドレス
の不連続検出データ13aを検出して、フェーダー14
のフェードアウト回路16を動作させて音響信号のレベ
ルを徐々に小さくした後に光ディスク20とフィルム1
の夫々のアドレスコードを一致させるためにサーボ信号
13bをサーボ回路26に供給することでサーボ回路2
6はスピンドルモータ22及び送りモータ23をサーボ
(実際にはトラッキングサーボを可とする)するので光
ピックアップ21はトラッキングのジャンプ等が成され
ることもあるが、サーボ回路26によって、フィルム1
と光ディスク20とのアドレスコードの一致をみて同期
検出回路12から同期検出データ12aが出力されたら
フェードイン回路15が直ちに動作すると同時にデコー
ダ27を介して音響信号25のデータの再生を開始す
る。
【0028】かくすれば図2に示す様に左右バッファメ
モリ28L及び28Rに格納される音響信号はアドレス
不連続部分35から漸次、そのレベルを増加した曲線3
7となってフェードインされる。
【0029】上述のフェードイン回路15及びフェード
アウト回路16は音響信号をデジタル的にはシフトする
方法或はハードウェアの乗算器を用いて利得を掛算する
様にすればよい。
【0030】尚、図1でのシステムコントローラ13内
でのアドレス検出のフローチャートの一例を図3で説明
する。
【0031】図1のアドレス検出回路11からアドレス
検出信号データが検出されてシステムコントローラ13
に供給されると、システムコントローラ13は図3の第
1ステップST1 に示す様にフィルム1のアドレスと光
ディスク20のアドレスを比較しアドレス飛びがないの
否かをチェックする。アドレス飛びがなければ第6ステ
ップST6 に示す通常の再生を行なう。
【0032】アドレス飛びがあれば、第2ステップST
2 でフェードアウトの動作に直ちに入ると同時に第3ス
テップST3 でサーボ回路26を介してアドレス変更が
行なわれる。
【0033】次の第4ステップST4 ではフィルム1と
光ディスク20のアドレスが正規のアドレスになったか
否かの判断を行ない正規アドレスになっていなければ、
第3ステップST3 に戻して所定のサーボが成される。
【0034】第4ステップST4 が正規アドレスになっ
た場合は第5ステップST5 でフェードイン動作を行な
わせて第6ステップST6 で音響信号再生が行なわれる
ことになる。
【0035】本発明は他の記録媒体として光ディスクを
用いるのでトラッキングサーボが極めて短時間に行なわ
れ、所定アドレス検出時の頭出しが迅速に行なえるので
不自然な音切れ、音の歪の発生、雑音の発生が押さえら
れ、不連続部分でスムーズな音響信号のなかつぎを行な
うことが出来る。
【0036】
【発明の効果】本発明の映画音響用再生装置によればフ
ィルムのスプライシング部で生ずるアドレスコードの不
連続部分でも音切れ、歪や雑音発生のない音響信号の放
音が可能となり、フィルムの画像と音響信号をスムーズ
に同期させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映画音響用再生装置の一実施例を示す
全体的系統図である。
【図2】本発明の映画音響用再生装置の特性説明図であ
る。
【図3】本発明の映画音響用再生装置の動作説明用の流
れ図である。
【図4】従来の映写フィルムの説明図である。
【符号の説明】
1 映画用フィルム 5 アドレスコードトラック 6 映写機 8 コード検出器 11 アドレス検出回路 13 システムコントローラ 14 フェーダー 15 フェードイン回路 16 フェードアウト回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイムコード又はアドレスコードを記録
    したトラックを有するフィルムから、該コードを検出し
    た検出信号に基づいて、該フィルム画像に同期した音響
    信号を該コードを記録した音響信号再生装置の他の記録
    媒体から放音させる様に成された映画音響用再生装置に
    於いて、 上記タイムコード又はアドレスコードの不連続状態を検
    出するコード検出手段と、 上記音響信号再生装置の記録媒体で再生される音響信号
    をフェードイン又は/及びフェードアウトするフェード
    手段とを具備し、 上記コードの不連続状態検出後の映像が投影される時間
    に同期して上記フェード手段により上記音響信号再生装
    置からの音響信号をフェードアウトすると共に上記フィ
    ルムのコードと上記音響信号再生装置のコードが同期さ
    れた後に上記フェード手段により上記音響信号再生装置
    の記録媒体からの音響信号をフェードインする様にして
    成ることを特徴とする映画音響用再生装置。
JP4004990A 1992-01-14 1992-01-14 映画音響用再生装置 Pending JPH05188494A (ja)

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