JPH05188348A - 強誘電性液晶表示素子 - Google Patents
強誘電性液晶表示素子Info
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- JPH05188348A JPH05188348A JP4019399A JP1939992A JPH05188348A JP H05188348 A JPH05188348 A JP H05188348A JP 4019399 A JP4019399 A JP 4019399A JP 1939992 A JP1939992 A JP 1939992A JP H05188348 A JPH05188348 A JP H05188348A
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- Japan
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- liquid crystal
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- frame
- ferroelectric liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 枠部の液晶に電気信号を印加して駆動するこ
となく、枠部の表示状態を均一に保てるようにする。 【構成】 液晶駆動用の電極群をそれぞれ有する１組の
基板間に強誘電性液晶を挟持して成り、有効表示領域の
外側に枠表示領域を有する強誘電性液晶表示素子におい
て、枠表示領域の液晶は駆動されないようにする。
となく、枠部の表示状態を均一に保てるようにする。 【構成】 液晶駆動用の電極群をそれぞれ有する１組の
基板間に強誘電性液晶を挟持して成り、有効表示領域の
外側に枠表示領域を有する強誘電性液晶表示素子におい
て、枠表示領域の液晶は駆動されないようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電性液晶表示素子
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】強誘電性液晶を用いた表示素子に関して
は、特開昭第６１−９４０２３号などに示されているよ
うに、１〜３μｍ程度のセルギャップを保って内面に透
明電極を形成し配向処理を施した２枚のガラス基板を対
向させて構成した液晶セルに、強誘電性液晶を注入した
ものが知られている。
は、特開昭第６１−９４０２３号などに示されているよ
うに、１〜３μｍ程度のセルギャップを保って内面に透
明電極を形成し配向処理を施した２枚のガラス基板を対
向させて構成した液晶セルに、強誘電性液晶を注入した
ものが知られている。
【０００３】強誘電性液晶を用いた上記表示素子の特徴
は、強誘電性液晶が自発分極を有することにより、外部
電界と自発分極の結合力をスイッチングに使えること
と、強誘電性液晶分子の長軸方向が自発分極の分極方向
と１対１に対応しているため、外部電界の極性によって
スイッチングできることである。また、強誘電性液晶と
しては一般にカイラルスメクチック液晶（ＳｍＣ* 、Ｓ
ｍＨ* ）を用いるので、バルク状態では液晶分子長軸が
ねじれた配向を示すが、上述の１〜３μｍ位のセルギャ
ップのセルに入れることによって液晶分子長軸のねじれ
を解消することができる（Ｎ．Ａ．ＣＬＡＲＫ他、ＭＣ
ＬＣ、１９８３年、Ｖｏｌ９４、Ｐ２１３〜２３４参
照）。
は、強誘電性液晶が自発分極を有することにより、外部
電界と自発分極の結合力をスイッチングに使えること
と、強誘電性液晶分子の長軸方向が自発分極の分極方向
と１対１に対応しているため、外部電界の極性によって
スイッチングできることである。また、強誘電性液晶と
しては一般にカイラルスメクチック液晶（ＳｍＣ* 、Ｓ
ｍＨ* ）を用いるので、バルク状態では液晶分子長軸が
ねじれた配向を示すが、上述の１〜３μｍ位のセルギャ
ップのセルに入れることによって液晶分子長軸のねじれ
を解消することができる（Ｎ．Ａ．ＣＬＡＲＫ他、ＭＣ
ＬＣ、１９８３年、Ｖｏｌ９４、Ｐ２１３〜２３４参
照）。
【０００４】実際の強誘電性液晶セルの構成において
は、図１に示すような、走査電極群Ｓ 1 ，Ｓ2 ・・・Ｓ
n および情報電極群Ｉ1 ，Ｉ2 ・・・Ｉn を有する単純
マトリックス基板が用いられている。この基板は、図２
（ａ）に示すように、所定間隔を置いて対向するガラス
基板１の内面にＩＴＯストライプ電極２、二酸化シリコ
ン（ＳｉＯ2 ）の絶縁膜３、ポリイミド配向膜４を順次
被着した構成を有する液晶セルの内部に強誘電性液晶６
を注入したものである。ＩＴＯストライプ電極２は図２
（ｂ）のような形状を有している。なお、図２中、５は
シーリング部材である。そして、このような液晶を用い
た表示装置においては、通常、液晶パネルを、化粧箱を
用いて実装してユニットを構成するようにしている。
は、図１に示すような、走査電極群Ｓ 1 ，Ｓ2 ・・・Ｓ
n および情報電極群Ｉ1 ，Ｉ2 ・・・Ｉn を有する単純
マトリックス基板が用いられている。この基板は、図２
（ａ）に示すように、所定間隔を置いて対向するガラス
基板１の内面にＩＴＯストライプ電極２、二酸化シリコ
ン（ＳｉＯ2 ）の絶縁膜３、ポリイミド配向膜４を順次
被着した構成を有する液晶セルの内部に強誘電性液晶６
を注入したものである。ＩＴＯストライプ電極２は図２
（ｂ）のような形状を有している。なお、図２中、５は
シーリング部材である。そして、このような液晶を用い
た表示装置においては、通常、液晶パネルを、化粧箱を
用いて実装してユニットを構成するようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、液晶パネル
を化粧箱を用いて実装した場合、化粧箱の高さが液晶パ
ネル面より高くなり斜めから見たとき両端の表示が視認
できない。そこで、図３に示すように、有効表示駆動領
域３１の外側の隣接した部分に幅５〜１０ｍｍ程度の枠
駆動領域３２を設け、表示の視認性を良くするようにし
ている。しかしながら、双安定性を有する液晶表示素子
を用いる場合、この枠駆動領域に対して何らかの電気信
号を印加して枠部の表示状態を均一にする必要性があ
る。
を化粧箱を用いて実装した場合、化粧箱の高さが液晶パ
ネル面より高くなり斜めから見たとき両端の表示が視認
できない。そこで、図３に示すように、有効表示駆動領
域３１の外側の隣接した部分に幅５〜１０ｍｍ程度の枠
駆動領域３２を設け、表示の視認性を良くするようにし
ている。しかしながら、双安定性を有する液晶表示素子
を用いる場合、この枠駆動領域に対して何らかの電気信
号を印加して枠部の表示状態を均一にする必要性があ
る。
【０００６】本発明の目的は、この従来技術の問題点に
鑑み、強誘電性液晶表示素子において、枠部の液晶に電
気信号を印加して駆動することなく、枠部の表示状態を
均一に保てるようにすることにある。
鑑み、強誘電性液晶表示素子において、枠部の液晶に電
気信号を印加して駆動することなく、枠部の表示状態を
均一に保てるようにすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、液晶駆動用の電極群をそれぞれ有する１組
の基板間に強誘電性液晶を挟持して成り、有効表示領域
の外側に枠表示領域を有する強誘電性液晶表示素子にお
いて、枠表示領域の液晶は駆動されないようにしてい
る。
本発明では、液晶駆動用の電極群をそれぞれ有する１組
の基板間に強誘電性液晶を挟持して成り、有効表示領域
の外側に枠表示領域を有する強誘電性液晶表示素子にお
いて、枠表示領域の液晶は駆動されないようにしてい
る。
【０００８】
【作用】この構成において、枠表示領域の強誘電性液晶
は駆動されないため、配向状態は変化せず初期の状態が
維持される。したがって、初期状態を均一な表示のもの
とすることにより、枠表示領域の表示状態は、枠部の液
晶に電気信号を印加して駆動する必要なく均一に保たれ
る。
は駆動されないため、配向状態は変化せず初期の状態が
維持される。したがって、初期状態を均一な表示のもの
とすることにより、枠表示領域の表示状態は、枠部の液
晶に電気信号を印加して駆動する必要なく均一に保たれ
る。
【０００９】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図３は本発明の一実施例に係る強誘電性液晶表示素
子の表示部を示す模式図である。図中、３１は有効表示
領域、３２は枠表示領域である。枠表示領域３２部分の
上下基板の配向膜には、ラビング処理が施されておら
ず、有効表示領域３２部分の配向膜にのみラビング処理
が施されている。したがって、有効表示領域３２部分を
拡大した図３（ｂ）に示すように、有効表示領域３２部
分の液晶分子３６は上下基板のラビング方向３４および
３５に対して垂直方向にスメクチック層を形成してお
り、双安定な配向状態を示しているが、一方、枠表示領
域３２部分を拡大した図３（ａ）に示すように、枠表示
領域３２部分の液晶分子３６は、スメクチック層は形成
するものの、双安定な配向状態をとり得ない。そのた
め、枠表示領域３２部分の液晶分子はスイッチング動作
を示さず、枠表示領域３２は駆動する必要性がない。
る。図３は本発明の一実施例に係る強誘電性液晶表示素
子の表示部を示す模式図である。図中、３１は有効表示
領域、３２は枠表示領域である。枠表示領域３２部分の
上下基板の配向膜には、ラビング処理が施されておら
ず、有効表示領域３２部分の配向膜にのみラビング処理
が施されている。したがって、有効表示領域３２部分を
拡大した図３（ｂ）に示すように、有効表示領域３２部
分の液晶分子３６は上下基板のラビング方向３４および
３５に対して垂直方向にスメクチック層を形成してお
り、双安定な配向状態を示しているが、一方、枠表示領
域３２部分を拡大した図３（ａ）に示すように、枠表示
領域３２部分の液晶分子３６は、スメクチック層は形成
するものの、双安定な配向状態をとり得ない。そのた
め、枠表示領域３２部分の液晶分子はスイッチング動作
を示さず、枠表示領域３２は駆動する必要性がない。
【００１０】有効表示領域３１部分にのみラビング処理
を施すためには、配向膜であるポリイミド薄膜の枠表示
領域３２部分にマスキングを行ってからラビング処理を
施すようにすると良い。
を施すためには、配向膜であるポリイミド薄膜の枠表示
領域３２部分にマスキングを行ってからラビング処理を
施すようにすると良い。
【００１１】図４は本発明の他の実施例に係る強誘電性
液晶表示素子の上下のガラス基板を示す模式図である。
この素子においては、上下のガラス基板の枠表示領域部
分にガラスエッチングを施すことにより、枠表示領域を
駆動するためのＩＴＯの透明電極が取り除いてあり、枠
表示領域部分の液晶分子がスイッチングしないようにな
っている。
液晶表示素子の上下のガラス基板を示す模式図である。
この素子においては、上下のガラス基板の枠表示領域部
分にガラスエッチングを施すことにより、枠表示領域を
駆動するためのＩＴＯの透明電極が取り除いてあり、枠
表示領域部分の液晶分子がスイッチングしないようにな
っている。
【００１２】すなわち、図４（ａ）に示すように、走査
電極４１が設けられている方の基板においては、有効表
示領域３１内の走査電極４１に平行してガラス基板の枠
表示領域４２部分のＩＴＯをエッチングにより取り除い
てある。同様に、図４（ｂ）に示すように、情報電極４
３が設けられている方の基板においては、有効表示領域
３１部分内の情報電極４３に平行してガラス基板の枠表
示領域３２部分のＩＴＯがエッチングにより取り除いて
ある。
電極４１が設けられている方の基板においては、有効表
示領域３１内の走査電極４１に平行してガラス基板の枠
表示領域４２部分のＩＴＯをエッチングにより取り除い
てある。同様に、図４（ｂ）に示すように、情報電極４
３が設けられている方の基板においては、有効表示領域
３１部分内の情報電極４３に平行してガラス基板の枠表
示領域３２部分のＩＴＯがエッチングにより取り除いて
ある。
【００１３】これにより、枠表示領域の液晶はスイッチ
ングされず、枠表示領域を駆動する必要もない。
ングされず、枠表示領域を駆動する必要もない。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、枠
表示領域の液晶が駆動されないようにしたため、枠表示
領域を駆動する必要なく、枠表領域の表示状態を均一に
保持することができる。
表示領域の液晶が駆動されないようにしたため、枠表示
領域を駆動する必要なく、枠表領域の表示状態を均一に
保持することができる。
【図１】 単純マトリックス基板における走査電極群と
情報電極群を示す模式図である。
情報電極群を示す模式図である。
【図２】 強誘電性液晶セルの構成を示す断面図および
その電極基板を示す平面図である。
その電極基板を示す平面図である。
【図３】 本発明の一実施例に係る強誘電性液晶表示素
子の表示部を示す模式図である。
子の表示部を示す模式図である。
【図４】 本発明の他の実施例に係る強誘電性液晶表示
素子の上下のガラス基板を示す模式図である。
素子の上下のガラス基板を示す模式図である。
１：ガラス基板、１４：基板、３１：有効表示領域、３
２：枠表示領域、４１：走査電極、４３：情報電極
２：枠表示領域、４１：走査電極、４３：情報電極
Claims (1)
- 【請求項１】 液晶駆動用の電極群をそれぞれ有する１
組の基板間に強誘電性液晶を挟持して成り、有効表示領
域の外側に枠表示領域を有する強誘電性液晶表示素子で
あって、枠表示領域の液晶は駆動されないことを特徴と
する強誘電性液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4019399A JPH05188348A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 強誘電性液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4019399A JPH05188348A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 強誘電性液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05188348A true JPH05188348A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11998198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4019399A Pending JPH05188348A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 強誘電性液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05188348A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5786879A (en) * | 1993-04-28 | 1998-07-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device with different pretilt in peripheral portion |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP4019399A patent/JPH05188348A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5786879A (en) * | 1993-04-28 | 1998-07-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device with different pretilt in peripheral portion |
| US5822031A (en) * | 1993-04-28 | 1998-10-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid crystal device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |