JPH05188268A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH05188268A
JPH05188268A JP4003006A JP300692A JPH05188268A JP H05188268 A JPH05188268 A JP H05188268A JP 4003006 A JP4003006 A JP 4003006A JP 300692 A JP300692 A JP 300692A JP H05188268 A JPH05188268 A JP H05188268A
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lens
zoom
variable power
focus
speed
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JP4003006A
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Tatsuo Chiaki
千明  達生
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】変倍レンズとフオーカスレンズとを所定の関係
に保ちながら変倍動作を行なうようにしたリアフオーカ
スズームレンズを備え、変倍レンズの複数の駆動速度を
メモリに記憶し、変倍レンズと前記フオーカスレンズの
位置に応じてメモリより変倍レンズ速度情報を読み出す
とともに、その読み出した速度情報とズームスイツチの
操作状態に応じた情報とを演算して変倍レンズ駆動速度
を決定するようにしたビデオカメラ。 【効果】ズームスイツチの操作の度合いに応じた任意の
ズーム速度を得ることができるとともに、フオーカスレ
ンズを確実に追従させ、焦点ぼけのないズーム動作を実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変倍レンズの後方にフ
オーカスレンズを配した所謂リヤフオーカスズームレン
ズを備えたビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ等においては、その
機能の1つとしてズームレンズの装備が必須になつてい
る。
【0003】一般にズームレンズにおいては、変倍動作
に応じて発生する焦点のぼけを補正するため、変倍レン
ズとフオーカスレンズとをカム環で連動させるようにな
つていたが、最近では小型軽量化のため、従来のカム環
を廃止し、変倍レンズとフオーカスレンズをそれぞれ独
立したモータによつて駆動するとともに、従来のカム環
による連動関係を電気的な制御によつて実現するように
した所謂電子カム方式のズームレンズが広く用いられる
ようになつている。
【0004】この種の電子カム方式のズームレンズを備
えたビデオカメラにおいては、変倍レンズを直流モータ
によつて駆動し、フオーカスレンズはステツピングモー
タによつて駆動するようになし、変倍レンズの位置を例
えば抵抗体を用いたポテンシヨメータによつて検出し、
変倍レンズとフオーカスレンズの位置を合焦状態を保持
し得る所定の関係を保つた状態で駆動するのが一般的な
方法である。
【0005】また従来のズームレンズにおける変倍動作
を見ると、変倍レンズの駆動を変倍レンズ駆動用のDC
モータに複数段階(一般には2段階程度)の電圧を印加
することによつて行ない、その各印加電圧に応じた複数
段階の速度で変倍レンズを移動させるようになつてい
た。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなリヤフオーカスタイプのズームレンズを用いた
ビデオカメラにおいては、ズーム速度が数段階しかない
ため、手動のカム環を有するズームレンズにおいてズー
ムリングを操作して得られるような任意のズームスピー
ドを得ることはできず、撮影者の意図通りの映像が得ら
れないという欠点があつた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
除去することを目的としてなされたもので、その特徴と
するところは、変倍レンズとフオーカスレンズとを所定
の関係に保ちながら変倍動作を行なうようにしたビデオ
カメラであつて、前記変倍レンズ複数の駆動速度を記憶
した記憶手段と、前記変倍レンズと前記フオーカスレン
ズの位置を検出する位置検出手段と、ズームスイツチ
と、前記ズームスイツチの操作状態を検出する検出手段
と、前記位置検出手段の検出結果に応じて前記記憶手段
から読み出した前記変倍レンズの駆動速度と前記ズーム
スイツチの操作状態とを演算して前記変倍レンズを駆動
する制御手段とを有するビデオカメラにある。
【0008】
【作用】これによつてズームスイツチの操作の度合いに
応じた任意のズーム速度を得ることができるとともに、
フオーカスレンズを確実に追従させ、焦点ぼけのないズ
ーム動作を実現することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明におけるビデオカメラ装置を、各
図を参照しながらその1実施例について詳細に説明す
る。
【0010】図1は本発明におけるビデオカメラ装置の
第1の実施例を示すブロツク図、図2は本発明の実施例
におけるズームスイツチ部の正面図、図3は本発明の実
施例のズームスイツチ部の分解斜視図、図4は本発明の
実施例の動作を説明するためのフローチヤート、図5
(a)はズーム動作時の変倍レンズおよびフオーカスレ
ンズの位置を示す図、図5(b)はズーム動作時のフオ
ーカスレンズの駆動速度を示す図、図5(c)はズーム
動作時の変倍レンズの駆動速度を示す図、図6は変倍レ
ンズの駆動速度情報を記憶した情報テーブルを示す図で
ある。
【0011】図1において、1は第1のレンズ鏡筒、
2,3,4,5はそれぞれ撮影レンズを構成するレンズ
群であり、2,4は固定のレンズ、3は変倍レンズ、5
はフオーカスレンズである。
【0012】6は変倍レンズ3を支持する第2のレンズ
鏡筒、7はフオーカスレンズ5を支持する第3のレンズ
鏡筒である。8は変倍レンズ3を駆動する第1のステツ
ピングモータ、9は変倍レンズの初期位置を検出する第
1のフオトインタラプタ、10は変倍レンズ3を支持す
る第2の鏡筒6を光軸方向にガイドする第1のガイドバ
ー、11はフオーカスレンズ5を駆動する第2のステツ
ピングモータ、12はラツク、13,14はそれぞれフ
オーカスレンズ5を支持する第3の鏡筒7を光軸方向に
ガイドする第2,第3のガイドバー、15はフオーカス
レンズ5の初期位置を検出する第2のフオトインタラプ
タ、16は撮影レンズによつて結像された被写体像を光
電変換して撮像信号を出力するCCD等の撮像素子、1
7はCCD16を支持するCCDホルダ、18は本発明
におけるレンズシステムを総合的に動作制御するマイク
ロコンピユータで、出力端子18a,18b,18c,
18d,18eと、入力端子18f,18g,18h,
18i,18j,18k,18l,18mを有してい
る。
【0013】19はマイクロコンピユータ18の出力に
基づいて変倍レンズを駆動するためステツピングモータ
8を駆動制御する第1のステツピングモータ駆動回路、
20はマイクロコンピユータ18の出力に基づいてフオ
ーカスレンズを駆動するためステツピングモータ11を
駆動制御する第2のステツピングモータ駆動回路、21
は変倍レンズ3の移動位置を検出すべくマイクロコンピ
ユータ18から第1のステツピングモータ駆動回路19
へと供給される駆動ステツプパルスをカウントする第1
のカウンタ、22はフオーカスレンズ5の移動位置を検
出すべくマイクロコンピユータ18から第1のステツピ
ングモータ駆動回路20へと供給される駆動ステツプパ
ルスをカウントする第2のカウンタである。
【0014】23はCCD16より出力された撮像信号
に所定の信号処理を施して規格化されたテレビジヨン信
号に変換するカメラ信号処理回路である。
【0015】24は絞りユニツトで、25は絞りユニツ
ト24より出力された絞り値情報をA/D変換してマイ
クロコンピユータ18へと供給する第1のA/Dコンバ
ータである。
【0016】26は絞りユニツト24を駆動する絞り駆
動回路で、絞り駆動回路26には、その出力端子26a
を絞りユニツト24内の図示しない絞り駆動用IGメー
タの駆動コイルに接続され、入力端子26bは図示しな
い絞り羽根の移動速度を検出する速度検出コイルの出力
に接続され、さらに入力端子26cはマイクロコンピユ
ータ18の絞り駆動信号出力端子18cに接続されてお
り、この絞り駆動信号出力端子18cより供給される絞
り制御信号にしたがって絞りユニツト内の絞り羽根を駆
動する。
【0017】また絞りユニツト24内に設けられた図示
しない絞り値検出用のホール素子の出力信号がA/Dコ
ンバータ25を介してマイクロコンピユータ18へと入
力端子18lから供給されるようになつている。
【0018】したがつて絞り駆動回路26は、マイクロ
コンピユータ18より供給される駆動信号に基づいて絞
りユニツト24を駆動し、同時に絞り羽根移動速度を検
出して適正な移動速度となるように制御し、且つ絞り値
が図示しない絞り値検出用のホール素子で検出され、A
/Dコンバータ25を介してマイクロコンピユータ18
へと供給されることによつて、マイクロコンピユータ1
8からの指令に応じた絞り値に制御することができるも
のである。
【0019】27は後述するように、変倍レンズとフオ
ーカスレンズの位置に応じた変倍レンズの複数の駆動速
度情報が記憶された第1のメモリであり、これは変倍レ
ンズの駆動速度を変倍レンズ及びフオーカスレンズの位
置関係によつて変化させ、広角端(W:ワイド)から望
遠端(T:テレ)まで、ぼけのないズーム動作を可能と
するためである。ズームスイツチとしてのズームリング
の操作状態に応じた変倍レンズ速度制御を行なうことに
用いることもできる。
【0020】28は変倍レンズとフオーカスレンズそれ
ぞれの位置に応じたフオーカスレンズの位置情報が記憶
された第2のメモリであり、これらの位置情報にしたが
つて適切なフオーカスレンズ駆動速度を選択するための
ものである。すなわち本発明のように、リヤフオーカス
レンズにおいては、変倍レンズを移動すると合焦点の位
置が変化するため、ズーム動作中にぼけを生じないよう
にするためには、変倍レンズの移動とともに、フオーカ
スレンズもその変化する焦点面位置に追従して移動させ
る必要があり、この関係を図5(a)を用いて説明す
る。
【0021】図5(a)は、縦軸が光軸方向を示し、い
ま変倍レンズ3が曲線Vに示すような軌跡を描いてワイ
ドからテレまで移動すると、変倍レンズの移動に伴う合
焦点位置は曲線Rで示す軌跡にしたがつて変化する。し
たがつてこの軌跡にしたがつてフオーカスレンズを移動
させればズーム動作中にぼけを発生しないことになり、
すなわちこれが変倍レンズに追従するフオーカスレンズ
の移動軌跡ということになる。同図から明らかなよう
に、変倍レンズが一方向に移動するのに対してフオーカ
スレンズは複雑な移動軌跡をとる。
【0022】同図は被写体に焦点が合っている状態で、
ズーム動作を行なつた場合に合焦状態を保ち得るように
するための基本的な軌跡であるため、実際は被写体距離
に応じて複数の軌跡が用意されており、ズーム動作中に
被写体が変化して合焦状態を逸脱した場合は、図示しな
いオートフオーカス装置によつてその被写体距離に応じ
た軌跡上へ移動するように補正を行なう。本実施例で
は、ある被写体に合焦している状態におけるズーム動作
を問題としているので、他の被写体距離におけるフオー
カスレンズ移動軌跡については図示を省略する。
【0023】尚、メモリ28内には、変倍レンズ3に対
するフオーカスレンズの移動位置の情報が曲線Vと曲線
Rの相対距離の形(変倍レンズ,フオーカスレンズの位
置をステツピングモータ駆動パルスをカウントすること
によつて検出しているので、実際はこれらのカウント値
の差の情報)で記憶されている。したがつて変倍レンズ
とフオーカスレンズそれぞれの実際の位置を検出して記
憶情報と比較することによつて正確なフオーカスレンズ
の駆動制御を行なうことができる。
【0024】また同図から明らかであるが、変倍レンズ
がテレ端近傍となるとフオーカスレンズの速度が急峻な
変化を呈するため、従来はここでフオーカスレンズが変
倍レンズに追従できず、ぼけを生じる原因となつてい
た。本発明はこの点を改善し、フオーカスレンズの追従
速度を一定に保ち得るようにしたものである。
【0025】40は変倍レンズを外部より操作するため
のズームスイツチとしてのズームリング、41はズーム
リングの操作を検出するポテンシヨメータ、42はポテ
ンシヨメータに給電する電源回路、43は第2のA/D
コンバータで、その出力はマイクロコンピユータ18の
入力端子18hへと接続され、ズーム操作状態を示す情
報がマイクロコンピユータ18へと供給されるようにな
つている。
【0026】第1のレンズ鏡筒1には、第1の撮影レン
ズ2、第3の撮影レンズ4、第1のステツピングモータ
8、第1のフオトインタラプタ9、第1、第2、第3の
ガイドバー10、13、14、第2のステツピングモー
タ11、第2のフオトインタラプタ15と、CCD16
が固定されたCCDホルダ17と、ポテンシヨメータ4
1の抵抗体が固定されまた第1の鏡筒1の先端部にはズ
ームリング40が回転自在に保持されている。
【0027】第2のレンズ鏡筒6は、変倍レンズ3を保
持するとともに、軸受け部6aを有し、該軸受け部6a
は前記第1のレンズ鏡筒1に固定された第1のガイドバ
ー10と嵌合し、第2のレンズ鏡筒6は、第1のレンズ
鏡筒1に対し光軸方向に移動自在に支持されている。ま
た第2のレンズ鏡筒6には、前記軸受け部6aと光軸に
対して略対称の位置に雌ねじ部6cが設けられ、該雌ね
じ6cは第1の鏡筒1に固定された第1のステツピング
モータ8の出力軸上に一体に設けられたリードスクリユ
ー8aと噛合しており、第2のレンズ鏡筒6は、第1の
ステツピングモータ8の回転により光軸方向に駆動され
る。
【0028】また第2のレンズ鏡筒6は突起部6bを有
し、該突起部6bは第1のフオトインタラプタ9のスリ
ツト部を通る様に設けられており、第1のフオトインタ
ラプタ9は前記第2のレンズ鏡筒の突起部6bがスリツ
ト部を通過するとその出力を変化させるようになつてお
り、これによつて変倍レンズ3が所定の位置すなわち本
実施例では初期位置に位置していることを検出すること
ができる。
【0029】第3のレンズ鏡筒7には第4の撮影レンズ
すなわちフオーカスレンズ5が固定され、その第3のレ
ンズ鏡筒7には第1の軸受け部7a、第2の軸受け部7
b、延長部7cが設けられている。第3の鏡筒7の第1
の軸受け部7aは第1の鏡筒1に固定された第2のガイ
ドバー13に嵌合され、また第3の鏡筒7の第2の軸受
け部7bは第1の鏡筒1に固定された第3のガイドバー
14に嵌合されることによつて、第1の鏡筒1に対して
光軸方向に移動自在に支持されている。
【0030】さらに、第3の鏡筒7の延長部7cにはラ
ツクネジ12が固定され、該ラツクネジ12は、第1の
鏡筒1に固定された第2のステツピングモータ11の出
力軸上に一体に設けられたリードスクリユー11aと噛
合されており、これによつて第3の鏡筒が第2のステツ
ピングモータ11により光軸方向に駆動される。
【0031】また第3の鏡筒7の突起部7dは、第3の
鏡筒7の光軸方向の動きに伴い、第1の鏡筒に固定され
た第2のフオトインタラプタ15のスリツト部を通る様
に設けられており、第2のフオトインタラプタ15は前
記第3のレンズ鏡筒の突起部7dがスリツト部を通過す
るとその出力を変化させる。これによつてフオーカスレ
ンズ5が所定の位置すなわち本実施例では初期位置に位
置していることを検出することができる。
【0032】ズームリング40の構成について見ると、
図2,図3に図示するようにストツパ部40aと、第
1,第2,第3の溝部40b,40c,40dが設けら
れており、また前述の第1の鏡筒1の先端部には第1、
第2の溝1a,1bと、突起部1dが設けられている。
そして第1の鏡筒1の第1の溝部1aとズームリング4
0の第1の溝40bの空間には第1のバネ45と第1の
ストツパ44が配設され、第1のばね45は第1のスト
ツパ44を第1の鏡筒1の第1の突起部1dへと付勢し
ている。
【0033】また第1の鏡筒1の第2の溝部1eとズー
ムリング40の第2の溝40cの間の空間には第2のば
ね47と第2のストツパ46が配設され、第2のばね4
7は第2のストツパ46を第1の鏡筒1の第1の突起部
1dへと付勢している。ズームリング40の突起部40
aは前記第1及び第2のストツパに挟まれている。
【0034】このような構成によりズームリング40は
外力が加わらない時には、図2に図示する状態に復帰す
る。
【0035】ズームリング40の第3の溝部40dと第
1の鏡筒の間の空間にはポテンシヨメータ41が設けら
れている。ポテンシヨメータ41の抵抗体41bは、第
1の鏡筒1の外周部に固定され、ポテンシヨメータ41
のブラシは、ズームリング40の第3の溝部40dに固
定され、ポテンシヨメータ41はズームリング40の操
作状態に対応する電圧を出力する。ポテンシヨメータ4
1の出力は第2のA/Dコンバータ43の入力端子に接
続され、第2のA/Dコンバータ43の出力端子はマイ
クロコンピユータ18の入力端子18mに接続されてい
る。そしてマイクロコンピユータ18は第2のA/Dコ
ンバータ43からの入力信号によりズームリング40の
状態を検出する。すなわち本実施例では、変倍レンズを
任意の速度で駆動し得る所謂可変速ズーム動作を可能と
し、ズームリングの回動方向及び回動角によつてズーム
方向及びズーム速度を制御するようになつているため、
ズームリングの操作状態を上述のポテンシヨメータで検
出し、これをA/D変換してマイクロコンピユータ18
へと供給するようになつている。またこのズームリング
の操作状態を表わす情報は、変数Kで表わすことにす
る。
【0036】また第1のステツピングモータ駆動回路1
9はその出力端子を第1のステツピングモータ8の電機
子コイルに接続され、入力端子19aをマイクロコンピ
ユータ18の出力端子18aに接続されている。そして
第1のステツピングモータ駆動回路19は、マイクロコ
ンピユータ18から供給される回転方向に応じた駆動ス
テツプパルス信号に基づき、その示す回転方向に駆動ス
テツプパルス数に対応するステツプ数だけ第1のステツ
ピングモータ8を歩進させる。
【0037】第2のステツピングモータ駆動回路20は
その出力端子を第2のステツピングモータ11の電機子
コイルに接続され、入力端子20aをマイクロコンピユ
ータ18の出力端子18bに接続されている。そして第
2のステツピングモータ駆動回路20は、マイクロコン
ピユータ18から供給される回転方向に応じた駆動ステ
ツプパルス信号に基づき、その示す回転方向に駆動ステ
ツプパルス数に対応するステツプ数だけ第2のステツピ
ングモータ11を歩進させる。
【0038】第1のカウンタ21は、その入力端子21
aによりマイクロコンピユータ18より第1のステツピ
ングモータ駆動回路19へと供給された駆動ステツプパ
ルスをカウントし、そのカウント値を出力端子21cよ
りマイクロコンピユータ18の入力端子18dへと供給
し、入力端子21bによつてマイクロコンピユータ18
からのリセツト信号を入力することによりカウント値を
リセツトするものである。本実施例では、ビデオカメラ
に電源が投入された際に、第1のステツピングモータ8
は第2のレンズ鏡筒6の突起6bが第1のフオトインタ
ラプタ9の投受光素子間のスリツトを通過するまで駆動
され、この位置を基準となる初期位置となし、かつカウ
ンタ21がマイクロコンピユータ18の出力端子18h
より供給されるリセツト信号に基づいてリセツトされ
る。これによつて変倍レンズ3のイニシヤライズが行な
われる。尚、初期位置は変倍レンズの移動範囲における
任意の位置でよい。
【0039】そして変倍レンズ駆動時は、マイクロコン
ピユータ18の出力端子18aより出力される駆動ステ
ツプパルスを入力端子21aより取り込み、第1のステ
ツピングモータ8を歩進駆動させたパルス数をその駆動
方向に応じてアツプカウントあるいはダウンカウントす
ることにより変倍レンズ3の移動位置を検出し、マイク
ロコンピユータ18へと供給するものである。
【0040】第2のカウンタ22は、その入力端子22
aによりマイクロコンピユータ18より第2のステツピ
ングモータ駆動回路20へと供給された駆動ステツプパ
ルスをカウントし、そのカウント値を出力端子22cよ
りマイクロコンピユータ18の入力端子18eへと供給
し、入力端子22bによつてマイクロコンピユータ18
からのリセツト信号を入力することによりカウント値を
リセツトするものである。本実施例では、ビデオカメラ
に電源が投入された際に、第2のステツピングモータ8
は第3のレンズ鏡筒7の突起7dが第2のフオトインタ
ラプタ15の投受光素子間のスリツトを通過するまで駆
動され、この位置を基準となる初期位置となし、かつカ
ウンタ22がマイクロコンピユータ18の出力端子18
iより供給されるリセツト信号に基づいてリセツトされ
る。これによつてフオーカスレンズ5のイニシヤライズ
が行なわれる。
【0041】そしてフオーカスレンズ駆動時は、マイク
ロコンピユータ18の出力端子18bより出力される駆
動ステツプパルスを入力端子22aより取り込み、第2
のステツピングモータ11を歩進駆動させたパルス数を
その駆動方向に応じてアツプカウントあるいはダウンカ
ウントすることによりフオーカスレンズ5の移動位置を
検出し、マイクロコンピユータ18へと供給するもので
ある。
【0042】メモリ27は不揮発性メモリで、第1及び
第2のカウンタ21、22のカウント値によつてマイク
ロコンピユータ18に認識される変倍レンズ3及びフオ
ーカスレンズ5の位置に応じた変倍レンズ駆動速度情報
が記憶されている。図6はその変倍レンズ駆動速度情報
を記憶したメモリ内のテーブルを示すものである。第1
のカウンタのカウント値で示される変倍レンズ位置と、
第2のカウンタのカウント値で示されるフオーカスレン
ズ位置をアドレスとして各変倍レンズ駆動速度が記憶さ
れている。
【0043】次に本発明におけるビデオカメラのズーミ
ング動作について、図4、図5を用いて説明する。
【0044】図4のフローチヤートはマイクロコンピユ
ータ18の制御動作を示すものであり、同図において、
ビデオカメラの電源が投入されると、マイクロコンピユ
ータ18は制御をスタートし、前述のように、変倍レン
ズ3及びフオーカスレンズ5を第1及び第2のフオトイ
ンタラプタの出力が所定の変化すなわちそれぞれ突起部
6b,7bがスリツト内に位置した基準となる初期位置
へと駆動し、第1及び第2のカウンタ21、22をリセ
ツトする。これによつてイニシヤライズ動作が完了する
(S1)。
【0045】イニシヤライズが完了すると、ズーム動作
が行なわれているか否か、すなわちズームリングがいず
れかの方向に回転されたか否かをA/Dコンバータ43
の出力から検出する(S2)。そしてA/Dコンバータ
43の出力がイニシヤル状態から変化するとズームスイ
ツチONと判定し、そのA/Dコンバータ43の出力値
がどのように変化しているかを読み込んでズームスイツ
チの操作度合いを検出し、この値をKとする(S3)。
【0046】続いて第1のカウンタ21のカウント値よ
り変倍レンズ3の位置VCを読み込むとともに(S
4)、第2のカウンタ22のカウント値よりフオーカス
レンズ5の位置FCを読み込む(S5)。そしてこれら
の位置情報に基づき、図6に示すメモリ27内のテーブ
ルから、そのVC、FCに応じた変倍レンズ駆動速度情
報VSを読み込む(S6)。
【0047】またS3で読み込んだズームリングの操作
状態を示す情報Kに基づき、S6で読み込んだ変倍レン
ズ駆動速度VSをK倍し、操作に応じたズーム駆動速度
を求める(S7)。
【0048】またマイクロコンピユータ18は、前述し
たように、メモリ28より変倍レンズとフオーカスレン
ズの位置と、ズームスイツチが望遠方向(テレ)に押さ
れているか広角方向(ワイド)に押されているかによつ
て決まる駆動開始後の適正な変倍レンズとフオーカスレ
ンズの位置関係を表わす第1、第2のカウンタのカウン
ト値の差の情報(図5(a)に示す曲線VとRの差の情
報)VRを読み出す(S8)。
【0049】次にマイクロコンピユータ18は、S7で
求めた変倍レンズをズームスイツチの操作度合いKとあ
らかじめ読み込んだ変倍レンズ駆動速度情報VSとを演
算して得られる速度KVSで変倍レンズの駆動を開始す
る(S9)。
【0050】続いて変倍レンズとフオーカスレンズの位
置が合焦状態を保持し得る所定の関係を満たしているか
否かを調べる(S10)。具体的には、ズームレンズ位
置VCとフオーカスレンズ位置FCをそれぞれ表わす第
1、第2のカウンタ21,22のカウント値のとの差が
VRになつているか否かを判定する。
【0051】S10において変倍レンズとフオーカスレ
ンズの位置関係が合焦状態を保持し得る所定の関係にな
つていなければ、その関係が満たされる方向にフオーカ
スレンズを駆動、すなわちVC−FC=VRの関係が満
たされる方向にフオーカスレンズを駆動し(S11)、
S12の処理へと移行する。S10で変倍レンズとフオ
ーカスレンズの位置関係が合焦状態を保持し得る所定の
関係になつている場合には、S11の処理を飛ばしてS
12の処理へと移行する。
【0052】次に電源の状態(又は撮影モード)が続い
ているか否かを判定し(S12)、電源OFFあるいは
撮影モードが解除されていれば制御を終了し、撮影が続
行されていれば、S2へと復帰してズームスイツチの状
態を確認し、ズームスイツチがONでズーム操作が行な
われていれば、ズームスイツチの操作状態を読み込んで
上述の動作を繰り返し行ない、ズームスイツチがOFF
でズーム操作が終了している場合には、再びズームスイ
ツチの操作を待つ。
【0053】次に上述の制御動作を図5を用いて更に詳
述する。
【0054】同図(a)は変倍レンズとフオーカスレン
ズの相対的な位置関係を示す特性曲線、同図(b)は変
倍レンズ駆動速度情報を広角端から望遠端まで移動する
場合におけるフオーカスレンズの追従速度を示す特性曲
線、同図(c),(d)は変倍レンズ駆動速度情報を広
角端から望遠端まで移動する場合における変倍レンズの
追従速度を示すものである。
【0055】前述のように、変倍レンズとフオーカスレ
ンズの相対的な関係は図5(a)のようになるが、変倍
レンズ駆動速度情報を広角端から望遠端まで移動する場
合におけるフオーカスレンズの追従速度は図5(b)の
ようになり、図5(a)における頂点を境にして駆動方
向が反転するため、その反転位置で一旦速度が0とな
り、反転後急激に速度が上昇する。
【0056】一方、この反転位置は通常望遠端近傍であ
り、したがつてフオーカスレンズは駆動方向を反転する
と、変倍レンズのわずかの移動の間に急激に速度が上昇
することになり、従来の装置のように、変倍レンズ駆動
速度を変倍レンズ位置に応じて制御することをせず、図
5(c),(d)に点線で示すように、操作に応じた一
定の速度で駆動する装置によると、望遠端近傍におい
て、図5(b)に点線F’で示すようにフオーカスレン
ズが追従できず、ステツピングモータが脱調して制御不
能となる不都合が多発していた。
【0057】この点、本発明によれば、変倍レンズを任
意の速度で駆動可能であるが、基本的に速度をメモリ2
7より読み出して速度設定を行なうので、同図(c),
(d)に示すように望遠端近傍で変倍レンズ駆動速度を
落すようにすることにより、図5(b)に示すように望
遠端近傍におけるフオーカスレンズの速度上昇を抑制
し、変倍レンズに確実に追従させることができる。尚、
望遠端近傍では、広角端側に比較して像の変化の割合が
大きくなるので、変倍レンズの駆動速度を低下させて
も、操作性を損なうことはない。
【0058】また同図(d)に示すような速度情報に、
ズームスイツチの操作度合いを考慮した場合における変
倍レンズとフオーカスレンズの駆動速度は、それぞれ図
5(b),(c)のような駆動速度となる。図5(c)
においてV1,V2,V3はそれぞれズームスイツチの
異なる操作度合いのときの変倍レンズの駆動速度を示
し、図5(b)においてF1、F2,F3はそれぞれ変
倍レンズ駆動速度V1,V2,V3に対応するフオーカ
スレンズの駆動速度を示す。
【0059】図5より明らかなようにズームスイツチの
操作度合い(ズームリングの回転角度)によつて任意の
速度でズーミングが行なわれ、また、変倍レンズの速度
情報を適正なものにすることにより、望遠端でフオーカ
スレンズの駆動速度が極端に上がることが防止され、か
つ、広角側で比較的高速で駆動されるために広角端から
望遠端まで短時間でズーミングすることもできる。
【0060】また本発明によれば、変倍レンズ及びフオ
ーカスレンズをそれぞれステツピングモータによつて駆
動するようになすとともに、これらの速度制御をステツ
ピングモータの駆動ステツプパルス周波数あるいはパル
ス数で記憶、演算、制御するので、各種制御が容易とな
り、かつ高精度の制御を実現することができる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、これによつてズーム
スイツチの操作の度合いに応じた任意のズーム速度を得
ることができるとともに、変倍レンズの位置にかかわら
ずフオーカスレンズを確実に追従させ、常に焦点ぼけの
ないズーム動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるビデオカメラの構成を示すブロ
ツク図である。
【図2】本発明におけるビデオカメラのズームリングの
構成を示す正面図である。
【図3】本発明におけるビデオカメラのズームリングの
構成を示す分解斜視図である。
【図4】本発明におけるビデオカメラのズーム制御動作
を説明するためのフローチヤートである。
【図5】本発明におけるビデオカメラの変倍レンズとフ
オーカスレンズの関係を示す特性図である。
【図6】本発明におけるビデオカメラに用いられる変倍
レンズ駆動速度を記憶したデータテーブルを示す図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍レンズとフオーカスレンズとを所定
    の関係に保ちながら変倍動作を行なうようにしたビデオ
    カメラであつて、 前記変倍レンズ複数の駆動速度を記憶した記憶手段と、 前記変倍レンズと前記フオーカスレンズの位置を検出す
    る位置検出手段と、 ズームスイツチと、 前記ズームスイツチの操作状態を検出する検出手段と、 前記位置検出手段の検出結果に応じて前記記憶手段から
    読み出した前記変倍レンズの駆動速度と前記ズームスイ
    ツチの操作状態とを演算して前記変倍レンズを駆動する
    制御手段と、を有することを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記記憶手段に記憶
    された駆動速度情報は、望遠端近傍において前記フオー
    カスレンズの駆動速度を略一定となすような速度情報で
    あることを特徴とするビデオカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614231A (ja) * 1992-06-29 1994-01-21 Canon Inc ビデオカメラ
CN1320402C (zh) * 2004-02-06 2007-06-06 佳能株式会社 图像摄取装置及其控制方法

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