JPH05188138A - 計測装置の検査方法、超音波検査装置の検査方法、電子走査式超音波検査装置、力覚センサシステムの検査方法および力覚センサシステム - Google Patents

計測装置の検査方法、超音波検査装置の検査方法、電子走査式超音波検査装置、力覚センサシステムの検査方法および力覚センサシステム

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JPH05188138A
JPH05188138A JP3330858A JP33085891A JPH05188138A JP H05188138 A JPH05188138 A JP H05188138A JP 3330858 A JP3330858 A JP 3330858A JP 33085891 A JP33085891 A JP 33085891A JP H05188138 A JPH05188138 A JP H05188138A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサおよび受信部の不良箇所を迅速にかつ
簡易に判定することの可能な計測装置の検査方法および
この方法が適用される各種計測装置を提供する。 【構成】 センサ(例えば超音波振動子A1〜A64)と
受信部(例えば送受信回路PR1〜PR64)との接続状
態を変更し、それぞれの接続状態で各々のセンサA1
64から出力される検出信号のの受信強度を受信部PR
1〜PR64毎に出力し、各接続状態における受信強度の
相違によりセンサA1〜A64および受信部PR1〜PR64
のそれぞれの異常を検査可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のセンサで得られ
た検出信号を受信部で受信する構成の計測装置につい
て、そのセンサおよび受信部を検査するための方法およ
びこの方法が適用される各種計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の計測装置は広く知られており、
たとえば、医療および工業分野で利用され、多数の超音
波振動子を電子的に走査して超音波画像を得る超音波検
査装置や、ロボットのハンド部に設けられてこのハンド
部に作用する力、モーメントを検出する(6軸)力セン
サシステム等がある。
【0003】上述の超音波検査(診断)装置は、例えば
図1に示すように、超音波の送受信を行うアレイプロー
ブ1と、このアレイプローブ1から得られた信号に基づ
いて2次元画像を得る装置本体部2とを備えている。ア
レイプローブ1は、アレイプローブ1から延出するケ−
ブル3の一端に設けられたプラグ4Pを装置本体部2の
レセプタクル4Rに差し込むことにより装置本体部2に
接続される。プラグ4Pおよびレセプタクル4Rはそれ
ぞれ多数の端子を有しており、全体として多芯コネクタ
4を構成している。
【0004】アレイプローブ1は、例えば図1に示すよ
うに、多数の超音波振動子(図示の例ではA1〜A64
計64個)を一直線状に(1次元的に)配列した超音波振
動子列(アレイ)5を備え、個々の超音波振動子A1
64は、ケ−ブル3を構成する64本の細い同軸ケ−ブル
により、プラグ4Pおよびレセプタクル4Rの各端子を
介して装置本体部2内の送受信回路PR(図8参照)に
それぞれ接続される。このとき、プラグ4Pを誤って逆
向き(180°回転した状態)に挿入することのないよ
う、通常はノッチを設けるなどの構造上の対策がとられ
ている。
【0005】装置本体部2内に設けられた送受信回路P
Rは、図8に示すように、パルサー回路Pおよびレシー
バ回路Rを備え、超音波振動子列5の各振動子A1〜A
64のそれぞれに対応して1個ずつ(図示の例ではPR1
〜PR64の計64個)設けられている。パルサー回路P
は、超音波振動子A1〜A64にパルス信号を送出してこ
の超音波振動子A1〜A64を励振し、超音波を送信させ
る。また、レシーバ回路Rは、超音波振動子A1〜A64
で受信され、電圧に変換された超音波微弱信号を増幅
し、装置本体部2内の次段回路にこれを送出する。そし
て、装置本体部2内に設けられた電子走査回路(図示
略)により動作させるパルサー回路P、レシーバ回路R
を順次選択することにより、アレイプローブ1から送信
される超音波ビームが電子的に走査される。
【0006】これら送受信回路PR(パルサー回路Pお
よびレシーバ回路R)は超音波振動子列5を構成する振
動子A1〜A64の数だけ必要とされるので、電子走査範
囲等の関係で超音波振動子Aの数を増やせばこれに従っ
て送受信回路PRの数も増加し、場合によっては200〜3
00チャンネル程度の回路規模になる。これに対して、送
受信回路PR以外の回路(例えば電子走査回路、電子集
束回路等)は振動子Aの数に関係なく、通常1回路で構
成される。
【0007】上述の装置において、例えば図9に示すよ
うな被検体6の上にアレイプローブ1を置くと、装置本
体部2のモニタ7には図10に示すような画像(Bスコ
−プ画像)が表示される。この被検体6には、内部欠陥
を模擬した3つの横穴6A〜6Cが設けられており、図
10に示すようにモニタ7上でこれら横穴6A〜6Cの
存在が確認できる。
【0008】なお、図1に示す超音波検査装置はキーボ
ード8を備え、このキーボード8から各種英文字、日本
語のキャラクタが入力可能とされているとともに、キー
ボード8から入力されたキャラクタ、および装置本体部
2の内部状態等を示すキャラクタがモニタ7に表示可能
とされている。
【0009】一方、上述の6軸力センサシステムは、図
14に示すように、例えば多関節形ロボット50の先端
部であるハンド部51およびアーム部52の間に介装さ
れた6軸力センサ53と、この6軸力センサ53からの
検出信号が入力される不図示の演算ユニットとを備えて
いる。6軸力センサ53は、図14に示すように、直交
座標系の3軸(X、Y、Z軸)方向の力(Fx,Fy,
Fz)およびこれら3軸回りのモーメント(Mx,M
y,Mz)を同時にかつ独立に測定可能とされている。
【0010】6軸力センサ53による力学量の検出方法
の一例について説明する。この6軸力センサ53には、
各力学量(力、モーメント)に対応して歪ゲージが4枚
づつ備えられている。図15(a)に示すように、力セン
サ53の構造部55に図示のごとく4枚の歪ゲージ54
A〜54Dが貼付された状態でこの構造部55に力Fが
作用すると、歪ゲージ54A、54Cには伸張力が作用
し、歪ゲージ54B、54Dには収縮力が作用する。従
って、図15(b)に示すように、これら歪ゲージ54A
〜54Dによりホイートストンブリッジ56を構成し、
このホイートストンブリッジ56からの出力電圧を検出
すれば力Fを測定することができる。
【0011】このように、6軸力センサ53には6個の
ブリッジ回路が設けられるとともに、ブリッジ回路から
の出力電圧を受信する受信部がこのブリッジ回路毎に設
けられ、さらに各ブリッジ回路に基準電圧を供給する電
源供給部が共通に設けられる。これら受信部および電源
供給部は上述の演算ユニット内に設けられており、6軸
力センサ53と演算ユニットとの間は不図示のケーブル
を介して接続されている。
【0012】ところで、上述のアレイプローブ1や6軸
力センサ53は測定すべき被検体やハンド部51に接近
(多くの場合は接触)した状態で使用されることが多
く、この被検体等からの不慮の衝撃(接触、衝突など)
等によって振動子Aや歪ゲージ54が破損する事態が起
り得るので、適宜これを検査する必要がある。特に、送
受信回路PRを含めた振動子Aや受信部を含めたブリッ
ジ回路そのものは各々独立した回路であるので、振動子
A、ブリッジ回路単位で検査を行うことが好ましい。以
下、超音波検査装置における検査方法を例にとって説明
を進める。
【0013】従来、アレイプローブ1を検査する方法と
しては、基準となる被検体(例えば金属板)に検査すべ
きアレイプローブ1を相対向して配置し、この状態で1
つの送受信回路PRおよび超音波振動子Aのみを動作さ
せてこのときの受信強度(エコーレベル)を記憶し、こ
れを各チャンネル毎に順次行ってチャンネル単位の検査
を行うような方法があった。図3は検査結果の一例を示
す図である。
【0014】図3に示すように、各チャンネルのエコー
レベルは、超音波振動子A、送受信回路PR(パルサー
回路P、レシーバ回路R)の特性の変動範囲内において
ばらつきを生じるが、振動子Aそのものが破損すれば超
音波の送受信が行われず、エコーレベルが大きく低下す
るのでこれを判別することができる。そこで、振動子A
の合否判定を行うための閾値V0を設け、エコーレベル
がこの閾値V0を下回るチャンネル(図3に示す例では1
9チャンネル)についてはその振動子Aが破損したもの
と判定することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアレイプローブ検査方法にあっては、送受信回
路PRが正常に動作していることを前提として検査を行
っているので、この検査方法のみでは厳密な不良箇所の
特定ができない、という問題があった。すなわち、該当
チャンネルの送受信回路PRが故障すれば、振動子A自
体は破損していなくとも振動子Aが破損した場合と同様
の結果が得られるため、エコーレベルの低下のみをもっ
て振動子A破損と断定することは困難である。
【0016】そこで、前もって検査済の同一使用のアレ
イプローブ1を再度接続したり、あるいは、装置本体部
2を分解して送受信回路PRを直接検査する等の手段に
より送受信回路PRを単体で検査することが行われてい
た。しかしながら、超音波検査装置がインライン状態で
工程内に組み込まれている場合等は、不良箇所を迅速に
判定し、これに対処することが望まれるため、上述の検
査方法をそのまま適用するには迅速性、簡易性等の面で
問題があった。
【0017】本発明の目的は、センサおよび受信部の不
良箇所を迅速にかつ簡易に判定することの可能な計測装
置の検査方法およびこの方法が適用される各種計測装置
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1、図
5、図6および図16に対応付けて説明すると、本発明
のうち請求項1の発明は、複数のセンサ(例えば超音波
振動子A1〜A64)と、これらセンサA1〜A64のそれぞ
れに対応して設けられ、各センサA1〜A64からの検出
信号を受信する受信部(例えば送受信回路PR1〜PR
64)とを備えた計測装置に対して、これらセンサA1
64および受信部PR1〜PR64の動作状態を検査する
方法に適用される。そして、上述の目的は、前記センサ
1〜A64を前記受信部PR1〜PR64に接続して第1の
接続状態を実現する工程と、前記第1の接続状態が実現
された状態で、前記センサA1〜A64のそれぞれから出
力される検出信号の受信強度を前記各受信部PR1〜P
64毎に出力する工程と、前記センサA1〜A64を前記
第1の接続状態のときと異なるように前記受信部PR1
〜PR64に接続して第2の接続状態を実現する工程と、
前記第2の接続状態が実現された状態で、前記センサA
1〜A64のそれぞれから出力される検出信号の受信強度
を前記各受信部PR1〜PR64毎に出力する工程とを実
行し、前記第1および第2の接続状態における受信強度
の相違によりセンサA1〜A64および受信部PR1〜PR
64のそれぞれの異常を検査可能とすることにより達成さ
れる。また、請求項2の発明は、多数の超音波振動子A
1〜A64を少なくとも1次元的に配列してなるアレイプ
ローブ1と、前記超音波振動子A1〜A64のそれぞれに
対応して設けられ、各超音波振動子A1〜A64との間で
信号の送受信を行う多数の送受信回路部PR1〜PR64
とを備えた超音波検査装置に対して、これら超音波振動
子A1〜A64および送受信回路部PR1〜PR64の動作状
態を検査する方法に適用される。そして、上述の目的
は、前記超音波振動子A1〜A64を前記送受信回路部P
1〜PR64に接続して第1の接続状態を実現する工程
と、前記第1の接続状態が実現された状態で前記アレイ
プローブ1を反射体に対向させ、各々の送受信回路部P
1〜PR64を順次動作させてこの送受信回路部PR1
PR64に接続された超音波振動子A1〜A64と前記反射
体との間で超音波の送受信を行い、そのときの受信強度
を送受信回路部PR1〜PR64毎に出力する工程と、前
記超音波振動子A1〜A64を前記第1の接続状態のとき
と異なるように前記送受信回路部PR1〜PR64に接続
して第2の接続状態を実現する工程と、前記第2の接続
状態が実現された状態で前記アレイプローブ1を反射体
に対向させ、各々の送受信回路部PR1〜PR64を順次
動作させてこの送受信回路部PR1〜PR64に接続され
た超音波振動子A1〜A64と前記反射体との間で超音波
の送受信を行い、そのときの受信強度を送受信回路部P
1〜PR64毎に出力する工程とを実行し、前記第1お
よび第2の接続状態における受信強度の相違により超音
波振動子および送受信回路部のそれぞれの異常を検査可
能とすることにより達成される。また、請求項3の発明
は、請求項1に記載の検査方法で検査される電子走査式
超音波検査装置を、多数の超音波振動子A1〜A64を少
なくとも1次元的に配列してなるアレイプローブ1と、
前記超音波振動子A1〜A64のそれぞれに対応して設け
られ、各超音波振動子A1〜A64との間で信号の送受信
を行う多数の送受信回路部PR1〜PR64とから構成
し、プラグ4Pおよびレセプタクル4Rを介して前記ア
レイプローブ1と送受信回路部PRとを接続し、前記プ
ラグ4Pおよびレセプタクル4Rの各端子の配線状態を
それぞれ回転対称状に設定するとともに、これらプラグ
4Pおよびレセプタクル4Rを相互に反転挿脱可能に構
成したものである。また、請求項4の発明は、請求項1
に記載の検査方法で検査される電子走査式超音波検査装
置を、多数の超音波振動子A1〜A64を少なくとも1次
元的に配列してなるアレイプローブ1と、前記超音波振
動子A1〜A64のそれぞれに対応して設けられ、各超音
波振動子A1〜A64との間で信号の送受信を行う多数の
送受信回路部PR1〜PR64とから構成し、プラグ4P
および2個以上のレセプタクル4R1、4R2を介して前
記アレイプローブ1と送受信回路部PRとを接続し、前
記各レセプタクル4R1、4R2の各端子と前記各送受信
回路部PR1〜PR64との接続状態がそれぞれ異なるよ
うに構成したものである。さらに、請求項5の発明は、
請求項1に記載の検査方法で検査される電子走査式超音
波検査装置を、多数の超音波振動子A1〜A64を少なく
とも1次元的に配列してなるアレイプローブ1と、前記
超音波振動子A1〜A64のそれぞれに対応して設けら
れ、各超音波振動子A1〜A64との間で信号の送受信を
行う多数の送受信回路部PR1〜PR64とから構成し、
2個以上のプラグ4P1、4P2およびレセプタクルを介
して前記アレイプローブ1と送受信回路部PRとを接続
し、前記各プラグ4P1、4P2の各端子と前記各超音波
振動子A1〜A64との接続状態がそれぞれ異なるように
構成したものである。一方、請求項6の発明は、ロボッ
ト50のハンド部51に設けられてこのハンド部51に
作用する力学量を検出する複数の力覚センサ56A〜5
6Fと、前記力覚センサ56A〜56Fのそれぞれに対
応して設けられ、各力覚センサ56A〜56Fからの検
出信号を受信する受信回路部61A〜61Fとを備えた
力覚センサシステムに対して、これら力覚センサ56A
〜56Fおよび受信回路部61A〜61Fの動作状態を
検査する方法に適用される。そして、上述の目的は、前
記力覚センサ56A〜56Fを前記受信回路部61A〜
61Fに接続して第1の接続状態を実現する工程と、前
記第1の接続状態が実現された状態で、前記ロボット5
0のハンド部51を操作したときに前記力覚センサ56
A〜56Fのそれぞれから出力される検出信号の受信強
度を前記各受信回路部61A〜61F毎に出力する工程
と、前記力覚センサ56A〜56Fを前記第1の接続状
態のときと異なるように前記受信回路部61A〜61F
に接続して第2の接続状態を実現する工程と、前記第2
の接続状態が実現された状態で、前記ロボット50のハ
ンド部51を操作したときに前記力覚センサ56A〜5
6Fのそれぞれから出力される検出信号の受信強度を前
記各受信回路部毎に出力する工程とを実行し、前記第1
および第2の接続状態における受信強度の相違により力
覚センサ56A〜56Fおよび受信回路部61A〜61
Fのそれぞれの異常を検査可能とすることにより達成さ
れる。そして、請求項7の発明は、請求項6に記載の検
査方法で検査される力覚センサシステムを、ロボット5
0のハンド部51に設けられ、このハンド部51に作用
する力学量を検出する複数の力覚センサ56A〜56F
を有するセンサユニット53と、前記力覚センサ56A
〜56Fのそれぞれに対応して設けられ、各力覚センサ
56A〜56Fからの検出信号を受信する受信回路部6
1A〜61Fとから構成し、プラグ59Pおよびレセプ
タクル59Rを介して前記センサユニット53と前記受
信回路部61A〜61Fとを接続し、前記プラグ59P
およびレセプタクル59Rの各端子の配線状態をそれぞ
れ回転対称状に設定するとともに、これらプラグ59P
およびレセプタクル59Rを相互に反転挿脱可能に構成
したものである。
【0019】
【作用】
−請求項1− あるセンサ(例えば超音波振動子A1〜A64)に注目す
ると、接続状態を変更することによりこのセンサA1
64に接続される受信部(例えば送受信回路PR1〜P
64)は異なるので、接続状態の変更に伴う受信部PR
1〜PR64の受信強度の変化をそのときのセンサA1〜A
64に対応して出力すれば、個々のセンサA1〜A64およ
び受信部PR1〜PR64の不良を独立に検査することが
できる。 −請求項2− 反射体で反射された超音波の受信強度は、各超音波振動
子A1〜A64および各送受信回路PR1〜PR64でほとん
ど一定と考えられる。そして、1つの超音波振動子A1
〜A64に注目すれば、接続状態を変更することによりこ
の超音波振動子A1〜A64に接続される送受信回路部P
1〜PR64は異なってくる。従って、接続状態を変更
しても所定の受信強度が得られなければその超音波振動
子A1〜A64の不良が判定でき、接続状態を変更して所
定の受信強度が得られれば変更前の送受信回路PR1
PR64の不良が判定できる。 −請求項3− プラグ4Pおよびレセプタクル4Rの各端子の配線状態
がそれぞれ回転対称状に設定されているとともに、これ
らプラグ4Pおよびレセプタクル4Rが相互に反転挿脱
可能に構成されているので、相互に反転した状態でプラ
グ4Pをレセプタクル4Rに挿入すれば、超音波振動子
1〜A64および送受信回路部PR1〜PR64の接続状態
を変更することができる。 −請求項4− レセプタクル4R1、4R2が2個設けられ、かつ、各レ
セプタクル4R1、4R2の各端子と前記各送受信回路部
PR1〜PR64との接続状態がそれぞれ異なるように構
成されているので、プラグ4Pを一方のレセプタクル4
1、4R2から他方のレセプタクル4R1、4R2に差し
替えるだけで超音波振動子A1〜A64および送受信回路
部PR1〜PR64の接続状態を変更することができる。 −請求項5− プラグ4P1、4P2が2個設けられ、かつ、各プラグ4
1、4P2の各端子と前記各超音波振動子A1〜A64
の接続状態がそれぞれ異なるように構成されているの
で、レセプタクル4Rに挿入されるプラグを一方のプラ
グ4P1、4P2から他方のプラグ4P1、4P2に差し替
えるだけで超音波振動子A1〜A64および送受信回路部
PR1〜PR64の接続状態を変更することができる。 −請求項6− ある力覚センサ56A〜56Fに注目すると、接続状態
を変更することによりこの力覚センサ56A〜56Fに
接続される受信回路部61A〜61Fは異なってくる。
従って、ロボット50のハンド部51を操作して各力覚
センサ56A〜56Fから検出信号を出力させた際に、
接続状態を変更しても所定の受信強度が得られなければ
その力覚センサ56A〜56Fの不良が判定でき、接続
状態を変更して所定の受信強度が得られれば変更前の受
信回路部61A〜61Fの不良が判定できる。 −請求項7− プラグ59Pおよびレセプタクル59Rの各端子の配線
状態がそれぞれ回転対称状に設定されているとともに、
これらプラグ59Pおよびレセプタクル59Rが相互に
反転挿脱可能に構成されているので、相互に反転した状
態でプラグ59Pをレセプタクル59Rに挿入すれば、
力覚センサ56A〜56Fおよび受信回路部61A〜6
1Fの接続状態を変更することができる。
【0020】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0021】
【実施例】
−第1実施例− 図1および図2は、本発明による電子走査式超音波検査
装置の第1実施例を示す図であって、図1はその全体構
成を示す斜視図、図2はプラグまたはレセプタクルの配
線状態を示す平面図である。図1に示す超音波検査装置
の基本的構成は上述の従来例と共通であり、上述したよ
うに、アレイプローブ1の先端部には64個の超音波振動
子A1〜A64が等間隔で短冊状に並んでいる。各超音波
振動子A1〜A64は一対の電極(図示略)を備え、各電
極は、ケ−ブル3を構成する各同軸ケ−ブルの内外部導
体(芯線およびア−ス線)を介してプラグ4Pの各端子
に接続されている。一方、装置本体部2の前面にはレセ
プタクル4Rが1個設けられ、このレセプタクル4Rに
はプラグ4Pの端子配列に対応した端子が設けられてお
り、各端子は装置本体部2内の送受信回路9(図8参
照)にそれぞれ1対1対応した状態で接続されている。
【0022】装置本体部2は、各超音波振動子A1〜A
64との間で信号の送受信を行う64個の送受信回路PR1
〜PR64と、アレイプローブ1の出力信号により走査方
向に応じた2次元画像を形成する画像形成回路(図示
略)と、形成した画像を表示するモニタ7などを備えて
いる。送受信回路PRは、上述のように、レセプタクル
4Rの各端子を介して各超音波振動子A1〜A64へ励振
パルスを送出するパルサー回路Pと、被検体からの反射
波に対応して得られる各超音波振動子A1〜A64からの
出力をレセプタクル4Rの各端子を介して受信するレシ
ーバ回路Rとを備えている。
【0023】装置本体部2は、通常の超音波検査を行う
通常モードと超音波振動子A1〜A6 4および送受信回路
PR1〜PR64の不良検査を行う検査モードとの2つの
動作状態を備え、これらモード切換はキーボード8から
のコマンド入力等により行われる。検査モードでは、後
述のように、1つの超音波振動子A1〜A64および送受
信回路PR1〜PR64のみを動作させてその時のエコー
の最大値(検波の前後を問わない、以下、これをエコー
レベルと称する)を測定し、これを各チャンネル毎に順
次行う動作が実行される。各チャンネルのエコーレベル
は、このエコーレベルが得られたチャンネルに対応した
状態で装置本体部2内に備えられたメモリ(図示略)内
に格納される。
【0024】次に、プラグ4Pおよびレセプタクル4R
によって構成される多芯コネクタ4の各端子の配線状態
を図2を参照して説明する。コネクタピンおよびソケッ
トは縦6列×横16列、計96個の端子を有する。図2
に示すA〜Fの6列のうち、BおよびE列は同軸ケーブ
ルのア−ス線に接続されるものでGと表記している。他
の4列は同軸ケーブルの芯線に接続されるもので、1〜
64の番号はそれぞれ64本の芯線に対応している。図示例
がプラグ4Pの場合は、この芯線番号は64個の超音波振
動子A1〜A64の各々に対応し、レセプタクル4Rの場
合にはそれぞれ対応する送受信回路(PR1〜PR64
の番号を示している。なお、ア−ス線用の端子は、芯線
用の端子2個に対し1個の割合となっており、各ア−ス
線は上下の芯線に対応するものが共通に接続される構成
となっている。
【0025】図2に示すように、各端子の配列は多芯コ
ネクタ4の中央部を中心として回転対称に構成されてい
る。また、プラグ4Pおよびレセプタクル4Rは通常と
異なりノッチなどは設けず、プラグ4Pを図2に示した
状態のままレセプタクル4Rに挿入することも、図1中
の矢印のように180°回転させて上下、左右を反転させ
た状態で挿入することも自由に行えるようにしてある。
【0026】従って、プラグ4Pを上下、左右に反転さ
せた状態でも超音波振動子Aと送受信回路PRとは互い
に接続された状態にあるが、この反転により超音波振動
子Aと送受信回路PRとの接続状態は異なったものとな
る。すなわち、反転する前に超音波振動子ANが送受信
回路PRN(N=1〜64)に接続されていたとすれば、
反転した後に超音波振動子ANは送受信回路PRM(M=
65−N)に接続される。このように、本実施例では超音
波振動子Aと送受信回路PRとの間の接続状態が2種類
ある。以下、超音波振動子ANが送受信回路PRN(N=
1〜64)に接続されている状態を「正接続」、超音波振
動子ANが送受信回路PRM(M=65−N)に接続されて
いる状態を「逆接続」と称する。
【0027】このように、必要に応じプラグ4Pの挿入
方向を変えることで、超音波振動子Aと送受信回路PR
との接続状態を変更することができる。この際、現時点
での接続状態を識別できる目印があれば便利である。一
例として、正接続された状態におけるプラグ4Pの上面
に「正」、その裏面に「逆」の表記をしておけばよい。
【0028】次に、本実施例の超音波検査装置を用いて
超音波振動子Aおよび送受信回路PRの不良箇所の判定
を行う方法について説明する。まず、超音波振動子Aと
送受信回路PRとが正接続された状態で、上述と同様に
基準となる被検体に検査すべきアレイプローブ1を相対
向して配置し、この状態で装置本体部2の動作を検査モ
ードに切り換える。そして、1つの送受信回路PRおよ
び超音波振動子Aのみを動作させてこのときのエコーレ
ベルを記憶し、これを各チャンネル毎に順次行ってチャ
ンネル単位の検査を行う。
【0029】いま、図3に示すように、送受信回路PR
19から得られたエコーレベルのみが異常値、すなわち閾
値V0を下回る値を示したものと仮定する。異常値を示
した原因としては、 (1) 振動子A19の不良 (2) 送受信回路PR19の不良 (3) 振動子A19および送受信回路PR19双方の不良 の3通りが考えられる。そこで、これらいずれの原因に
より送受信回路PR19から得られたエコーレベルが異常
値を示したかを判定するために、超音波振動子Aと送受
信回路PRとを逆接続した状態で、送受信回路PR19
PR46のエコーレベルを測定する。ここで、送受信回路
PR46のエコーレベルを測定するのは、逆接続状態にお
いて振動子A19が送受信回路PR46と接続されるからで
ある。
【0030】図4は、異常原因別の検査結果を示す図で
ある。図中右側の表において、○印はエコーレベルが正
常であること、×印はエコーレベルが異常であることを
示している。図4に示すように、異常原因により検査結
果が全て異なることから、以上述べた方法により異常原
因の特定、ひいては不良箇所の判定を行うことができ
る。但し、当該送受信回路PRNと逆接続に対応する送
受信回路PRM(以下、逆送受信回路と称する)とが同
時に異常値を示した場合は、上述の方法によって異常原
因を特定することはできない。
【0031】図5は、本実施例の方法の手順を示す図で
ある。図5に示す手順は、正接続状態で各送受信回路P
Rのエコーレベルが測定された後に行われる。まず、ス
テップS101ではいずれかの送受信回路PRN(N=
1〜64)のエコーレベルが閾値V0を上回っているか否
か、すなわち正常値であるか否かが判定され、判定が否
定されればステップS102に移行し、判定が肯定され
れば検査手順を終了する。
【0032】ステップS102では逆送受信回路PRM
(M=65−N)のエコーレベルが正常値であるか否かが
判定され、判定が否定されれば不良箇所判定不能として
手順を終了し、判定が肯定されればステップS103で
超音波振動子Aと送受信回路PRとを逆接続する作業が
行われる。
【0033】次いで、異常値を示した送受信回路PRN
およびこれに対応する逆送受信回路PRMのエコーレベ
ルが再度測定され、ステップS104では送受信回路P
Nのエコーレベルが正常値であるか否かが判定され、
判定が肯定されれば第N番目の超音波振動子ANが不良
であると判定され、判定が否定されればステップS10
5に移行する。ステップS105では逆送受信回路PR
Mのエコーレベルが正常値であるか否かが判定され、判
定が肯定されれば第N番目の送受信回路PRNが不良で
あると判定され、判定が否定されれば第N番目の超音波
振動子ANおよび送受信回路PRNが共に不良であると判
定される。
【0034】従って、本実施例によれば、超音波振動子
Aと送受信回路PRとの接続状態を変更することにより
不良箇所がいずれにあるかを判定することができるの
で、不良箇所の判定が迅速かつ簡易に行える。従って、
インライン状態で工程に組込まれた超音波検査装置に本
実施例を適用すれば、不良発生に対する迅速な対応がで
きて好ましい。
【0035】−第2実施例− 図6は、本発明による電子走査式超音波検査装置の第2
実施例を示す斜視図である。なお、以下の説明におい
て、上述の第1実施例と同様の構成要素については同一
の符号を付し、その説明を省略する。本実施例では、多
芯コネクタ4を2組設けることにより上述の「逆接続」
を実現している。すなわち、アレイプローブ1から延出
するケーブル3は、その途中においてケーブルブッシュ
10を介して二股に分岐され、これら分岐されたケーブ
ル3a、3bの先端にはそれぞれプラグ4P1、4P2
それぞれ接続されている。本実施例では、一方のプラグ
4P1には超音波振動子A1〜A32が、他方のプラグ4P
2には超音波振動子A33〜A64が接続されている。一
方、装置本体部2にもレセプタクル4R1、4R2が2個
設けられており、一方のレセプタクル4R1には送受信
回路PR1〜PR32が、他方のレセプタクル4R2には送
受信回路PR33〜PR64が接続されている。なお、本実
施例では、上述の第1実施例と異なり、多芯コネクタ4
にノッチ等の反転挿脱阻止機構が設けられており、プラ
グ4P1、4P2およびレセプタクル4R1、4R2の相互
反転挿入が禁止されている。
【0036】本実施例においては、プラグ4P1、4P2
をいずれのレセプタクル4R1、4R2に挿入しても超音
波振動子Aと送受信回路PRとは互いに接続された状態
にあるが、接続されるプラグ、レセプタクルの順序が異
なれば超音波振動子Aと送受信回路PRとの接続状態は
異なったものとなる。すなわち、プラグ4P1、4P2
順にレセプタクル4R1、4R2に接続されていれば、超
音波振動子ANは送受信回路PRN(N=1〜64)に接続
され、プラグ4P1、4P2が逆にレセプタクル4R2
4R1の順に接続されていれば、超音波振動子ANは送受
信回路PRM(M=N+32(1≦N≦32)、M=N−32
(33≦N≦64))に接続される。このように、本実施例
においても超音波振動子Aと送受信回路PRとの間の接
続状態が2種類ある。以下、プラグ4P1、4P2がレセ
プタクル4R1、4R2に接続されている状態を「正接
続」、プラグ4P1、4P2がレセプタクル4R2、4R1
に接続されている状態を「逆接続」と称する。
【0037】そして、以上のように「正接続」、「逆接
続」を定義すれば、上述の第1実施例と同様の手順によ
り超音波振動子A、送受信回路PRの不良箇所の判定を
行うことができる。よって、本実施例によっても、第1
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0038】−第3実施例− 図7は、本発明による電子走査式超音波検査装置の第3
実施例を示す斜視図である。本実施例では、第2実施例
のように多芯コネクタ4を2組設ける代わりに、レセプ
タクル4R1、4R2のみ2個設けている。また、本実施
例では、両レセプタクル4R1、4R2で内部の送受信回
路PRとの接続関係を反転させてある。すなわち、図2
において1から64の芯線番号を付した端子は、レセプタ
クル4R1においてそれぞれ送受信回路PR1〜PR64
順に接続されているが、レセプタクル4R2においては
逆にPR64〜PR1の順で接続されている。
【0039】従って、プラグ4Pをいずれのレセプタク
ル4R1、4R2に接続した状態でも超音波振動子Aと送
受信回路PRとは互いに接続された状態にあるが、いず
れのレセプタクル4R1、4R2に接続するかによって超
音波振動子Aと送受信回路PRとの接続状態は異なった
ものとなる。すなわち、プラグ4Pがレセプタクル4R
1に接続されていれば、超音波振動子ANは送受信回路P
N(N=1〜64)に接続され、プラグ4Pがレセプタ
クル4R2に接続されていれば、超音波振動子ANは送受
信回路PRM(M=65−N)に接続される。このよう
に、本実施例においても、超音波振動子Aと送受信回路
PRとの間の接続状態が2種類ある。以下、第1実施例
と同様に、超音波振動子ANが送受信回路PRN(N=1
〜64)に接続されている状態を「正接続」、超音波振動
子ANが送受信回路PRM(M=65−N)に接続されてい
る状態を「逆接続」と称する。
【0040】そして、以上のように「正接続」、「逆接
続」を定義すれば、上述の第1実施例と同様の手順によ
り超音波振動子A、送受信回路PRの不良箇所の判定を
行うことができる。よって、本実施例によっても、第1
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】なお、本実施例では、プラグ4Pが常に同
じ向きで各レセプタクル4R1、4R2に挿入されるよ
う、通常の場合と同様の逆挿入を防止する構造のものが
使用可能である。もちろん、端子の配線状態を回転対称
状にする必要はない。なお、2個のレセプタクルをそれ
ぞれ送受信回路に接続する必要があるが、単純な配線で
あり回路的な負担はわずかである。
【0042】−第4実施例− 図16および図17は、本発明による力覚センサシステ
ムの一実施例を示す図であって、図16はその全体の回
路構成を示すブロック図、図17はプラグまたはレセプ
タクルの配線状態を示す平面図である。図16に示すよ
うに、力覚センサシステムの基本的構成は上述の6軸力
センサシステムの従来例と共通であり、ロボット50の
ハンド部51およびアーム部52の間に介装された6軸
力センサ53と(図14参照)、この6軸力センサ53
にケーブル57を介して接続された演算ユニット58と
を備えている。6軸力センサ53には、測定すべき力学
量(力、モーメント)に対応して6個のブリッジ回路5
6A〜56Fがそれぞれ設けられ、各ブリッジ回路56
A〜56Fは、ケーブル57を介してその先端に設けら
れたプラグ59P(図17参照)の各端子に接続されて
いる。このブリッジ回路56A〜56Fは、上述のよう
に4枚の歪ゲージ54A〜54Dを備えている。一方、
演算ユニット58にはレセプタクル59Rが1個設けら
れ、このレセプタクル59Rにはプラグ59Pの端子配
列に対応した端子が設けられている。
【0043】演算ユニット58は、各ブリッジ回路56
A〜56Fに基準電圧を供給する共通の定電圧電源60
と、レセプタクル59Rの各端子に対応して(すなわち
各ブリッジ回路56A〜56Fに対応して)設けられた
受信回路部61A〜61Fと、この受信回路部61A〜
61Fで受信された検出信号から力学量算出演算を行う
CPU等の演算処理装置62とを備えている。受信回路
部61A〜61Fは、アンプ63A〜63Fと、アンプ
63の後段に設けられ、不要な高周波信号をカットする
ローパスフィルタ64A〜64FおよびA/Dコンバー
タ65A〜65Fとを備えている。
【0044】次に、プラグ59Pおよびレセプタクル5
9Rによって構成される多芯コネクタ59の各端子の配
線状態を図17を参照して説明する。コネクタピンおよ
びソケットは縦2列×横8列、計16個の端子を有す
る。図17に示す端子番号のうち、A〜Fはそれぞれ同
軸ケーブルの芯線に接続されるもので、図示例がプラグ
59Pの場合は6個のブリッジ回路56A〜56Fの各
々の出力に対応し(例えばA1、A2はブリッジ回路56
Aの出力)、レセプタクル59Rの場合にはそれぞれ対
応する受信回路部61A〜61Fの入力に対応してい
る。また、V、Gは定電圧電源60からの電源端子およ
びアース端子を示し、後述のように端子全体を回転対称
に配置するためにそれぞれ2箇所設けられている。
【0045】図17に示すように、各端子の配列は多芯
コネクタ59の中央部を中心として回転対称に構成され
ている。また、プラグ59Pおよびレセプタクル59R
は通常と異なりノッチなどは設けず、プラグ59Pを図
2に示した状態のままレセプタクル59Rに挿入するこ
とも可能であり、また、180°回転させて上下、左右を
反転させた状態で挿入することも自由に行えるようにし
てある。
【0046】従って、プラグ59Pを上下、左右に反転
させた状態でもブリッジ回路56と受信回路部61とは
互いに接続された状態にあるが、この反転によりブリッ
ジ回路56と受信回路部61との接続状態は異なったも
のとなる。すなわち、反転する前にブリッジ回路56i
が受信回路部61i(i=A〜F)に接続されていたと
すれば、反転した後にブリッジ回路56iは受信回路部
61j(j=F〜A)に接続される。このように、本実
施例ではブリッジ回路56とアンプ61との間の接続状
態が2種類ある。以下、ブリッジ回路56iが受信回路
部61i(i=A〜F)に接続されている状態を「正接
続」、ブリッジ回路56iが受信回路部61j(j=F
〜A)に接続されている状態を「逆接続」と称する。
【0047】そして、以上のように「正接続」、「逆接
続」を定義すれば、上述の第1実施例と同様の手順によ
りブリッジ回路56、受信回路部61の不良箇所の判定
を行うことができる。この際、ブリッジ回路56から不
良箇所判定用の基準信号を得る(上述の各実施例におい
てエコーレベルを測定することに相当する)手法は任意
であり、例えば、ロボット50のアーム部52を操作し
てハンド部51を壁等の障害物に対して垂直や斜めに押
し当てて(垂直に押し当てればハンド部51に力が作用
し、斜めに押し当てればハンド部51にモーメントが作
用する)基準信号を得ればよい。よって、本実施例によ
っても、第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。なお、本実施例は上述の第1実施例に対応するもの
であったが、第2、第3実施例に対応する実施例も実現
可能である。
【0048】なお、各実施例と請求の範囲との対応にお
いて、超音波振動子Aおよびブリッジ回路56はセンサ
を、ブリッジ回路56は力覚センサを、6軸力センサ5
3はセンサユニットを、送受信回路PRおよび受信回路
部61は受信部を、送受信回路PRは送受信回路部をそ
れぞれ構成している。
【0049】−本発明の変形例− なお、本発明の計測装置の検査方法およびこの方法が適
用される各種計測装置は、その細部が上述の各実施例に
限定されず、種々の変形例が可能である。
【0050】(1) 各実施例では超音波振動子Aと送受
信回路PR、あるいはブリッジ回路56とアンプ61と
の接続状態が2種類しかなかったが、これら各実施例を
組み合わせることにより接続状態を増加させることも可
能である。例えば、第1実施例と第2実施例とを組み合
わせ、多芯コネクタ4を2組用意してこれらのプラグ4
1、4P2およびレセプタクル4R1、4R2が相互反転
挿脱可能な構成とすることも可能である。この際、送受
信回路PR19からのエコーレベルが異常値を示したとす
れば、3通りの逆接続(送受信回路PR14、PR46およ
びPR51)を選択することができる。このように、逆接
続の選択幅を増やすことにより、最終的に「判定不能」
(図5参照)となる確率を非常に低くすることができ
る。また、第2、第3実施例ではプラグまたはレセプタ
クルを2組用意していたが、3組以上用意することによ
り逆接続の選択幅を増やすことも可能である。また、上
述の第1〜第3の実施例では装置本体部2側にレセプタ
クル4Rを、ケーブル3側にプラグ4Pを設けていた
が、これらの構成は相対的なものであり、例えばプラグ
4Pを装置本体部2側に設けてもよい。
【0051】(2) 図5に示す手順をプログラム化して
装置本体部2内のROM等に記憶させておき、プログラ
ムの実行により自動的に不良箇所の判定を行うようにし
てもよい。このようなプログラムの一例を図11〜図1
3のフローチャートにより説明する。
【0052】図11〜図13のフローチャートに示すプ
ログラムは、上述の第1実施例に対応するものであり、
プログラム開始時においては超音波振動子Aと送受信回
路PRとは正接続状態にあるとする。まず、ステップS
201ではプログラムに使用される変数の初期化(0値
代入)が行われ、ステップS202ではエコーレベル判
定用の閾値V0が設定される。閾値V0そのものは操作者
がキーボード8等により手入力してもよく、あるいは、
装置本体部2のメモリ内に予め設定値を記憶させてこれ
を利用してもよい。ステップS203では、送受信回路
番号N、配列番号S、SSを示す変数に1が代入される。
【0053】次に、ステップS204では、上述のよう
に送受信回路番号N(N=1〜64)に対応する1つの超
音波振動子ANおよび送受信回路PRNのみが作動され、
このときのエコーレベルが変数E(N)に格納される。ス
テップS205では、変数E(N)、すなわち送受信回路
PRNから得られたエコーレベルと閾値V0との大小が判
定され、変数E(N)が閾値V0より小さいと判定されれ
ばプログラムはステップS206に移行し、変数E(N)
が閾値V0以上であると判定されればステップS208
に移行する。
【0054】ステップS206では、このときの送受信
回路番号Nが変数F1(S)に代入され、ステップS20
7では変数Sが1つインクリメントされる。例えば、送
受信回路PR5、PR22、PR38から得られたエコーレ
ベルが異常値を示した場合は、F1(1)=5、F1(2)
=22、F1(3)=38、F1(4)〜F1(64)=0となる。
この後、プログラムはステップS208に移行する。
【0055】ステップS208では変数Nが1つインク
リメントされ、ステップS209ではこの変数Nが64以
下であるか否か、すなわち全ての送受信回路PR1〜P
64についてエコーレベルを測定したか否かが判定さ
れ、判定が肯定されると次の送受信回路PRのエコーレ
ベルを測定すべくステップS204に戻って測定が継続
され、判定が否定されると全ての送受信回路PRについ
て測定が終了したとしてステップS210に移行する。
【0056】ステップS210では変数Sが1であるか
否か、すなわち異常値を示した送受信回路PRの有無が
判定され、判定が肯定されると異常値を示した送受信回
路PRがないと判定されてステップS211に移行し、
モニタ7上に「正常です」とのメッセージ文を表示して
プログラムを終了する。一方、判定が否定されると異常
値を示した送受信回路PRがあるとしてプログラムを続
行する。
【0057】すなわち、ステップS212では異常値を
示した送受信回路PRの番号F1(SS)から逆送受信
回路の番号Mが算出され、ステップS213ではこの番
号Mが変数F2(SS)に代入される。上述の例に従えば、
F1(1)=5、F1(2)=22、F1(3)=38であるの
で、F2(1)=60、F2(2)=43、F2(3)=32、F2
(4)〜F2(64)=0となる。
【0058】次に、ステップS214では変数E
(M)、すなわち逆送受信回路PRMから得られたエコー
レベルと閾値V0との大小が判定され、変数E(M)が閾
値V0より小さいと判定されればプログラムはステップ
S215に移行し、モニタ7上に「異常がありますが判
定不能です」とのメッセージ文を表示してプログラムを
終了する。判定不能となる理由は上述のとおりである。
【0059】一方、変数E(M)が閾値V0以上であると
判定されればステップS216に移行して変数SSを1つ
インクリメントし、ステップS217で変数SSがSに等
しいか否か、すなわち異常値を示した全ての送受信回路
PRについて逆送受信回路の番号を算出したか否かが判
定される。そして、判定が肯定されると次の逆送受信回
路の番号を算出すべくプログラムはステップS212に
戻って算出作業が継続され、判定が否定されると異常値
を示した送受信回路の全てについて逆送受信回路の番号
が算出できたとしてステップS218に移行する。
【0060】ステップS218では、モニタ7上に「コ
ネクタを逆接続にしてください。用意ができたらリター
ンキーを押してください」とのメッセージ文が表示さ
れ、ステップS219ではキーボード7のリターンキー
の押下が待たれ、ステップS220では変数SSに1が代
入される。
【0061】さらに、ステップS221では変数Nに変
数F1(SS)の内容が代入され、すなわち、異常値を示し
た送受信回路の番号が変数Nに代入され、ステップS2
22では送受信回路PRNのエコーレベルが測定されて
これが変数E1に格納される。ステップS223では変
数E1、すなわち送受信回路PRNから得られたエコー
レベルと閾値V0との大小が判定され、変数E1が閾値
0より大きいと判定されればプログラムはステップS
224に移行し、モニタ7上に「チャンネル番号Nの超
音波振動子が不良です」とのメッセージ文が表示され
る。
【0062】一方、変数E1が閾値V0未満であると判
定されればプログラムはステップS225に移行し、変
数Mに変数F2(SS)の内容が代入されて逆送受信回路の
番号が変数Mに代入される。ステップS226では逆送
受信回路PRMのエコーレベルが測定されてこれが変数
E1に格納される。ステップS227では変数E1、す
なわち逆送受信回路PRMから得られたエコーレベルと
閾値V0との大小が判定され、変数E1が閾値V0以上と
判定されればプログラムはステップS228に移行し、
モニタ7上に「チャンネル番号Nの送受信回路が不良で
す」とのメッセージ文が表示される。一方、変数E1が
閾値V0未満であると判定されればプログラムはステッ
プS229に移行し、モニタ7上に「チャンネル番号N
の超音波振動子および送受信回路が不良です」と表示さ
れる。
【0063】ステップS230では変数SSが1つインク
リメントされ、ステップS231では変数SSがSに等し
いか否か、すなわち全ての不良箇所が特定されたか否か
が判定される。そして、判定が肯定されると次の不良箇
所特定作業をすべくプログラムはステップS221に戻
って特定作業が継続され、判定が否定されると全ての不
良箇所が特定できたとしてプログラムを終了する。以上
のようにして、超音波振動子Aおよび送受信回路PRの
不良箇所特定作業を自動的に行うことが可能である。
【0064】(3) 本発明は、第1〜第3実施例で示し
たような送受信兼用型のアレイプローブのみならず、送
信、または受信専用のアレイプローブにも適用可能であ
る。同様に、第1〜第3実施例では超音波振動子を一次
元的に配列した例で説明したが、2次元的(マトリクス
状)に配列したものにも適用可能である。
【0065】(4) 上述の各実施例ではプラグおよびレ
セプタクルの接続状態を変更することにより超音波振動
子および送受信回路、あるいはブリッジ回路およびアン
プの接続状態を変更していたが、他の手段により接続状
態を変更してもよい。例えば、プラグとレセプタクルと
の間に変換コネクタを介装してプラグ・レセプタクルを
相互に反転挿入したような状態を生成してもよい。
【0066】(5) 上述の各実施例は、本発明を超音波
検査装置や6軸力センサシステムに適用したものであっ
たが、これに限らず、複数のセンサおよびこれらセンサ
のそれぞれに対応して設けられた受信部を備えた計測装
置であれば、本発明の適用が可能である。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、センサと受信部との接続状態を変更することによ
り不良箇所を特定することができ、不良箇所の判定が迅
速かつ簡易に行える。従って、インライン状態で工程に
組込まれた計測装置に本発明を適用すれば、不良発生に
対する迅速な対応ができて好ましい。また、請求項3〜
請求項5および請求項7の発明によれば、プラグを反転
して挿入し、あるいは挿入すべきプラグまたはレセプタ
クルを変更するという単純な作業により超音波振動子と
送受信回路部、あるいは力覚センサと受信回路部との接
続状態を容易に変更することができ、不良箇所の判定が
さらに迅速にかつ簡易に行える、という優れた効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である電子走査式超音波検
査装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例におけるアレイプローブと装置本体部
とを接続する多芯コネクタの配線状態を示す図である。
【図3】各超音波振動子で受信されたエコーレベルの一
例を示す図である。
【図4】異常原因別の検査結果を示す図である。
【図5】第1実施例を用いた本発明の超音波検査装置の
検査方法の手順の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例である電子走査式超音波検
査装置の全体構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例である電子走査式超音波検
査装置の全体構成を示す斜視図である。
【図8】超音波振動子および送受信回路の接続状態を示
す図である。
【図9】アレイプローブを被検体上に置いた状態を示す
正面図である。
【図10】モニタの表示例を示す正面図である。
【図11】第1実施例を用いた本発明の超音波検査装置
の検査方法の手順の他の例を示すフローチャートであ
る。
【図12】図11と同様の図である。
【図13】図11と同様の図である。
【図14】本発明の第4実施例である6軸力センサシス
テムのうち、6軸力センサがロボットに取り付けられた
状態を示す図である。
【図15】6軸力センサによる力学量検出の原理を説明
するための図である。
【図16】第4実施例の6軸力センサシステムの回路構
成を示すブロック図である。
【図17】同実施例における6軸力センサと演算ユニッ
トとを接続する多芯コネクタの配線状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 アレイプローブ 2 装置本体部 3 ケーブル 4 多芯コネクタ 4P プラグ 4R レセプタクル A 超音波振動子 PR 送受信回路 P パルサー回路 R レシーバ回路 50 ロボット 51 ハンド部 53 6軸力センサ 54 歪ゲージ 56 ブリッジ回路 58 演算ユニット 59 多芯コネクタ 59P プラグ 59R レセプタクル 61 受信回路部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセンサと、これらセンサのそれぞ
    れに対応して設けられ、各センサからの検出信号を受信
    する受信部とを備えた計測装置に対して、これらセンサ
    および受信部の動作状態を検査する方法において、 前記センサを前記受信部に接続して第1の接続状態を実
    現する工程と、 前記第1の接続状態が実現された状態で、前記センサの
    それぞれから出力される検出信号の受信強度を前記各受
    信部毎に出力する工程と、 前記センサを前記第1の接続状態のときと異なるように
    前記受信部に接続して第2の接続状態を実現する工程
    と、 前記第2の接続状態が実現された状態で、前記センサの
    それぞれから出力される検出信号の受信強度を前記各受
    信部毎に出力する工程とを備え、 前記第1および第2の接続状態における受信強度の相違
    によりセンサおよび受信部のそれぞれの異常を検査可能
    としたことを特徴とする計測装置の検査方法。
  2. 【請求項2】 多数の超音波振動子を少なくとも1次元
    的に配列してなるアレイプローブと、前記超音波振動子
    のそれぞれに対応して設けられ、各超音波振動子との間
    で信号の送受信を行う多数の送受信回路部とを備えた超
    音波検査装置に対して、これら超音波振動子および送受
    信回路部の動作状態を検査する方法において、 前記超音波振動子を前記送受信回路部に接続して第1の
    接続状態を実現する工程と、 前記第1の接続状態が実現された状態で前記アレイプロ
    ーブを反射体に対向させ、各々の送受信回路部を順次動
    作させてこの送受信回路部に接続された超音波振動子と
    前記反射体との間で超音波の送受信を行い、そのときの
    受信強度を送受信回路部毎に出力する工程と、 前記超音波振動子を前記第1の接続状態のときと異なる
    ように前記送受信回路部に接続して第2の接続状態を実
    現する工程と、 前記第2の接続状態が実現された状態で前記アレイプロ
    ーブを反射体に対向させ、各々の送受信回路部を順次動
    作させてこの送受信回路部に接続された超音波振動子と
    前記反射体との間で超音波の送受信を行い、そのときの
    受信強度を送受信回路部毎に出力する工程とを備え、 前記第1および第2の接続状態における受信強度の相違
    により超音波振動子および送受信回路部のそれぞれの異
    常を検査可能としたことを特徴とする超音波検査装置の
    検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の検査方法で検査される
    電子走査式超音波検査装置であって、 多数の超音波振動子を少なくとも1次元的に配列してな
    るアレイプローブと、 前記超音波振動子のそれぞれに対応して設けられ、各超
    音波振動子との間で信号の送受信を行う多数の送受信回
    路部とを備え、 前記アレイプローブと送受信回路部とはプラグおよびレ
    セプタクルを介して接続され、 前記プラグおよびレセプタクルは、その各端子の配線状
    態がそれぞれ回転対称状に設定されているとともに、相
    互に反転挿脱可能に構成されていることを特徴とする電
    子走査式超音波検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の検査方法で検査される
    電子走査式超音波検査装置であって、 多数の超音波振動子を少なくとも1次元的に配列してな
    るアレイプローブと、 前記超音波振動子のそれぞれに対応して設けられ、各超
    音波振動子との間で信号の送受信を行う多数の送受信回
    路部とを備え、 前記アレイプローブと送受信回路部とはプラグおよび2
    個以上のレセプタクルを介して接続され、 前記各レセプタクルは、その各端子と前記各送受信回路
    部との接続状態がそれぞれ異なるように構成されている
    ことを特徴とする電子走査式超音波検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の検査方法で検査される
    電子走査式超音波検査装置であって、 多数の超音波振動子を少なくとも1次元的に配列してな
    るアレイプローブと、 前記超音波振動子のそれぞれに対応して設けられ、各超
    音波振動子との間で信号の送受信を行う多数の送受信回
    路部とを備え、 前記アレイプローブと送受信回路部とは2個以上のプラ
    グおよびレセプタクルを介して接続され、 前記各プラグは、その各端子と前記各超音波振動子との
    接続状態がそれぞれ異なるように構成されていることを
    特徴とする電子走査式超音波検査装置。
  6. 【請求項6】 ロボットのハンド部に設けられてこのハ
    ンド部に作用する力学量を検出する複数の力覚センサ
    と、前記力覚センサのそれぞれに対応して設けられ、各
    力覚センサからの検出信号を受信する受信回路部とを備
    えた力覚センサシステムに対して、これら力覚センサお
    よび受信回路部の動作状態を検査する方法において、 前記力覚センサを前記受信回路部に接続して第1の接続
    状態を実現する工程と、 前記第1の接続状態が実現された状態で、前記ロボット
    のハンド部を操作したときに前記力覚センサのそれぞれ
    から出力される検出信号の受信強度を前記各受信回路部
    毎に出力する工程と、 前記力覚センサを前記第1の接続状態のときと異なるよ
    うに前記受信回路部に接続して第2の接続状態を実現す
    る工程と、 前記第2の接続状態が実現された状態で、前記ロボット
    のハンド部を操作したときに前記力覚センサのそれぞれ
    から出力される検出信号の受信強度を前記各受信回路部
    毎に出力する工程とを備え、 前記第1および第2の接続状態における受信強度の相違
    により力覚センサおよび受信回路部のそれぞれの異常を
    検査可能としたことを特徴とする力覚センサシステムの
    検査方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の検査方法で検査される
    力覚センサシステムであって、 ロボットのハンド部に設けられ、このハンド部に作用す
    る力学量を検出する複数の力覚センサを有するセンサユ
    ニットと、 前記力覚センサのそれぞれに対応して設けられ、各力覚
    センサからの検出信号を受信する受信回路部とを備え、 前記センサユニットと前記受信回路部とはプラグおよび
    レセプタクルを介して接続され、 前記プラグおよびレセプタクルは、その各端子の配線状
    態がそれぞれ回転対称状に設定されているとともに、相
    互に反転挿脱可能に構成されていることを特徴とする力
    覚センサシステム。
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