JPH05187983A - 引っかき試験器 - Google Patents

引っかき試験器

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Publication number
JPH05187983A
JPH05187983A JP465092A JP465092A JPH05187983A JP H05187983 A JPH05187983 A JP H05187983A JP 465092 A JP465092 A JP 465092A JP 465092 A JP465092 A JP 465092A JP H05187983 A JPH05187983 A JP H05187983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
film
tool
scratching
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP465092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenao Kataoka
秀直 片岡
Miyoko Doi
美代子 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP465092A priority Critical patent/JPH05187983A/ja
Publication of JPH05187983A publication Critical patent/JPH05187983A/ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の引っかき試験器では、被測定物として
は、平板形状に限定されていたが、軸回転対象な曲面上
の膜についても測定可能な試験器を提供する。 【構成】 回転テーブル7上のホルダー6に固定され
た、軸対象な曲面を有する被測定物3cを傾斜テーブル
8により、被測定物3c表面に対する引っかき具2の角
度を一定に維持しつつ、回転テーブル7を回転させ、引
っかき具2で被測定物3cの同軸円周上を引っかく。 【効果】 被測定物3c表面に対して引っかき具2の角
度を一定に維持でき、曲面上の膜に対して信頼性の高い
測定が実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平面のみでなく、軸対称
な曲面体の表面上に形成された膜の強度(母材との付着
力、膜の硬度)をも、従来の引っかき試験器と同様に測
定可能な、簡略な構成の引っかき試験器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の引っかき試験器(例えば、JIS
−K−5400、5401に準処した鉛筆引っかき試験
器)は、平面物体上のみに形成された膜の強度(母材と
の付着力、膜の硬度)の測定を目的としている。
【0003】そして、その構成と動作は、以下の通りで
ある。図3に示すように、引っかき具支持材1に保持さ
れた引っかき具2(鉛筆引っかき試験器の場合は引っか
き具は鉛筆)の先端部を、平板状の被測定物3a表面に
形成された膜13に対して一定圧で押圧する。そして、
送りテーブル5によって被測定物3aを引っかき具2に
対して直進移動させるのであるが、その際、引っかき具
2は、その進行方向及び進行方向に直角な方向において
被測定物3aに対して一定角度α、βを維持している。
【0004】なお、引っかき圧力は、引っかき具上部に
設置されたおもり4により与えられている。
【0005】以上の様にして、引っかき具2で膜13の
引っかき試験が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の引っかき試
験器では、被測定物の形状が平板状に限定される。即
ち、上記の引っかき試験器を用いて曲面体の表面上に形
成された膜の引っかき試験を実施しようとすれば、当然
ながら、引っかき具2の進行方向およびそれと直角方向
において、引っかき具と被測定物上の膜とのなす角度
α、βは常に一定とはならない。
【0007】そのために、例えば引っかき具が被測定物
上の膜に与える引っかき圧力が変化し、得られた引っか
き試験結果は信頼性を欠くものとなる。
【0008】本発明は被測定物として平面形状のみなら
ず軸対称な形状の曲面体上に形成された膜についても、
引っかき具とそれら表面上の膜とのなす角度が一定角度
に保った状態すなわち引っかき圧力を一定に保った状態
で試験可能な引っかき試験器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の引っかき試験器は、表面に膜形成された
軸対称曲面体を保持するホルダーと、前記ホルダーを対
称軸に対して回転させ、前記ホルダーの下部に設置され
た回転テーブルと、引っかき具の進行方向(前記軸対称
曲面体表面の同軸円周)に対して直角方向において前記
引っかき具と前記軸対称曲面体表面が規定の角度を一定
に保つように前記回転テーブルの傾き角を調整し前記回
転テーブルの下部に設置された傾斜テーブルを具備する
ものである。
【0010】
【作用】この構成によって、回転テーブル上のホールド
に固定された軸対称曲面体(被測定物)上の膜は、傾斜
テーブルにより、引っかき具の進行方向に対して直角方
向において、引っかき具と規定の一定角度をなすよう調
節、設定される。さらに、この回転テーブルを回転さ
せ、引っかき具で被測定物の同軸円周上を引っかくこと
により、被測定物上の膜は、引っかき具進行方向に対し
ても引っかき具と一定角度で引っかくことが出来る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0012】本実施例の構成は、機能的にみると、大き
く分けて被測定物回転部、被測定物傾斜部、被測定物移
動部、引っかき具保持部、回転駆動部からなる。
【0013】各部分を図1を用いて説明する。被測定物
回転部は、3cの被測定物(軸対称曲面体)、6のホル
ダー、7の回転テーブルからなり、被測定物傾斜部は、
8の傾斜テーブル、9の傾斜テーブル固定用ブラケット
からなる。そして、被測定物移動部は、10のX軸テー
ブル、11のY軸テーブルからなり、引っかき具保持部
は、2の引っかき具、4のおもり、1の引っかき具支持
材からなる。また、回転駆動部は、12の連結棒、モー
ターとその制御系からなる。
【0014】以上のように構成された引っかき試験器に
ついて、図2(a)、(b)を用いてその動作を説明す
る。まず、被測定物回転部のホルダー6は、軸対称な曲
面体である被測定物3cを、その対称軸と回転テーブル
7の回転軸とを一致させて保持する。ホルダー6の下部
に設置された回転テーブル7は、連結棒12を介してモ
ーターに連結されており、自動的に一定速度でホルダー
6、被測定物3cを対称軸回りに回転させ、引っかき具
2を被測定物3c上の膜の同軸円周上を移動させる。こ
れにより、引っかき具2の進行方向(被測定物3cの同
軸円周上)において、引っかき具2と被測定物3c上の
膜13とのなす角度は常に一定に保たれる(図2(a)
参照)。
【0015】次に、被測定物傾斜部の傾斜テーブル8
は、引っかき具2の進行方向(被測定物表面同軸円周)
に対して直角方向において、引っかき具2と被測定物3
c上の膜13とのなす角度を規定の一定角度(90度)
に設定するために、被測定物回転部(被測定物3c、ホ
ルダー6、回転テーブル7)を傾斜させる。この傾斜角
度は、被測定物(軸対称曲面体)の表面形状を表す方程
式f(r)を半径rで微分し、もとめられた式d(f(r))
/drに引っかき具2で引っかこうとする円周の半径r
=r1を代入することにより求められる(図2(b)参
照)。
【0016】また、図1から分かるように、被測定物移
動部のX軸テーブル10、Y軸テーブル11は、被測定
物回転部及び被測定物傾斜部を引っかき具2に対して移
動させることにより、引っかき具2を測定したい場所
(被測定物表面上の任意の円周上)に移動させるもので
ある。引っかき具支持部は、引っかき具2を引っかき具
支持材1で保持するとともに、膜13を引っかく際の引
っかき圧力を与えるおもり4を具備する。回転駆動部の
モーターは、被測定物回転部を連結棒12を介して一定
速度で回転させることにより、一定速度で膜13を引っ
かき具2で引っかく。
【0017】
【発明の効果】本発明により、従来の引っかき試験器で
はその測定結果の信頼性に疑問のあった軸対称曲面体に
対し、引っかき具を一定の角度に維持でき、信頼性のあ
る測定が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の引っかき試験器の外観図
【図2】(a)は同実施例試験器の被測定物回転部、被
測定物傾斜部の概略図(傾斜前) (b)は同実施例試験器の被測定物回転部、被測定物傾
斜部の概略図(傾斜後)
【図3】従来の引っかき試験器の構成図
【符号の説明】
1 引っかき具支持材 2 引っかき具 3a 被測定物 3b 曲面体 3c 軸対称曲面体 4 おもり 5 送りテーブル 6 ホルダー 7 回転テーブル 8 傾斜テーブル 9 傾斜テーブル固定用ブラケット 10 X軸テーブル 11 Y軸テーブル 12 連結棒 13 膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に膜形成された軸対称曲面体を保持す
    るホルダーと、前記ホルダーを対称軸に対して回転さ
    せ、前記ホルダーの下部に設置された回転テーブルと、
    引っかき具の進行方向(前記軸対称曲面体表面の同軸円
    周)に対して直角方向において前記引っかき具と前記軸
    対称曲面体表面が規定の角度を一定に保つように前記回
    転テーブルの傾き角を調整し前記回転テーブルの下部に
    設置された傾斜テーブルを有することを特徴とする引っ
    かき試験器。
JP465092A 1992-01-14 1992-01-14 引っかき試験器 Pending JPH05187983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP465092A JPH05187983A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 引っかき試験器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP465092A JPH05187983A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 引っかき試験器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05187983A true JPH05187983A (ja) 1993-07-27

Family

ID=11589833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP465092A Pending JPH05187983A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 引っかき試験器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05187983A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220790A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機及び硬さ試験方法
DE102012217378A1 (de) * 2012-09-26 2014-06-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vorrichtung für einen Ritztest

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220790A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Mitsutoyo Corp 硬さ試験機及び硬さ試験方法
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