JPH05187858A - 孔形状測定装置 - Google Patents

孔形状測定装置

Info

Publication number
JPH05187858A
JPH05187858A JP398092A JP398092A JPH05187858A JP H05187858 A JPH05187858 A JP H05187858A JP 398092 A JP398092 A JP 398092A JP 398092 A JP398092 A JP 398092A JP H05187858 A JPH05187858 A JP H05187858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
insertion tube
inclinometer
movable
hole insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP398092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tokioka
眞裟人 時岡
Ryuichi Sekiguchi
龍一 関口
Yukio Sakai
幸雄 酒井
Keisuke Shimazaki
啓介 島崎
Masato Katajima
正人 片島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP398092A priority Critical patent/JPH05187858A/ja
Publication of JPH05187858A publication Critical patent/JPH05187858A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 孔のあらゆる方向の曲がりも正確に計測でき
るようにする。 【構成】 可撓管にて構成された孔挿入管2に一定間隔
毎に可動筒4を内嵌する。該可動筒4は夫々ユニバーサ
ルジョイントの如き縦横の軸X,Yで夫々回動自在に連
結されており、更に、之等各軸X,Yには夫々角度検出
器6,6…が取付けられている。一方、該孔挿入管2に
はねじれ検出用の傾斜計9を取付け、前記角度検出器
6,6…及び傾斜計9の夫々の検出値を解析装置に伝送
して孔の曲がりを計測できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔形状測定装置に関す
るものであり、特に、孔に挿入された孔挿入管の曲がり
を計算して孔形状を測定できるようにした孔形状測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
此種孔形状測定装置は、傾斜計として重力式加速度計を
用いるものが一般的に知られている。然るにこの装置
は、計測可能な傾斜角の範囲が±50度しかないため、
垂直方向の孔の計測ができない欠陥を有する。そこで、
孔のあらゆる方向の計測ができるようにするために解決
せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は
該課題を解決することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案せられたものであり、一定の長さを有
する可動筒を連設すると共に、各可動筒は縦軸及び横軸
によって夫々回動自在に連結されており、且つ、該縦軸
及び横軸には夫々角度検出器が取付けられて各可動筒の
縦横の回転角度の検出値を解析装置に伝送するように構
成し、更に、該可動筒は可撓性の孔挿入管に内嵌され、
且つ、該孔挿入管には該孔挿入管の傾斜角を検出するた
めの傾斜計が嵌着され、該傾斜計の検出値は前記解析装
置に伝送されるように構成され、該孔挿入管が孔内に挿
入され、該解析装置にて前記検出値を解析して孔の曲が
りを計測できるようにしたことを特徴とする孔形状測定
装置を提供するものである。
【0004】
【作用】この発明の孔挿入管をボーリング孔、アンカー
孔等の孔に挿入する。然るときは、孔の曲がりに応じて
孔挿入管は曲がり乍ら挿入される。このとき、該孔挿入
管内に一定間隔毎に配設されている可動筒は縦横の軸を
回動支点としてあらゆる角度に自在に可動し乍ら孔の曲
がりに従って延びる。そこで、該縦横の軸に取付けられ
ている夫々の角度検出器によって夫々の方向に対する回
転が各別に検出される。このとき、孔挿入管の傾斜は傾
斜計によって検出され、そして、之等の検出値は解析装
置に送られ、該解析装置は之等の各データ即ち、各可動
筒の間隔と相対角度及び各可動筒の数によって該孔挿入
管の曲がりを計算して測定する。
【0005】又、前記孔挿入管は予め地中に埋めておく
こともできる。この場合は、地震等の地殻の変動によっ
て地盤が変化したときは、その地盤変化は前述と全く同
様の作用が該孔挿入管に及ぶので、該孔挿入管は該地盤
変動に追随して曲がり、そして、その曲がりの状態は解
析装置によって計算されて測定される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に従
って説明する。図1に於て1は地盤に掘削されている孔
である。該孔1の開口部1aより孔挿入管2が挿入され
る。該孔挿入管2の先端部には弾丸3が固着され、該孔
挿入管2の孔1に対する挿入動作を円滑ならしめる。
尚、該孔挿入管2は可撓管にて形成され、そして、該孔
挿入管2に後述の可動筒4,4…が内嵌される。
【0007】図2は本装置の要部を示し、孔挿入管2を
縦断した一部切欠側面図、図3は角度検出器6の取付状
態を示す一部切欠斜面図である。図に於て4は一定の長
さに形成された可動筒である。該可動筒4は孔1の長さ
に応じて必要個数連結されるものとする。而も、該連結
方式は一種のユニバーサルジョイントの如く、片方の可
動筒4の端部を略半円形に凹設4aし、隣接の他の可動
筒4の端部を前記凹設部4aに遊挿せられる略楕円状の
凸部4bを突設して嵌挿する。このとき、該凹凸部には
夫々ピン5,5を十字状に固設して縦軸X、横軸Yと
し、そして、双方の可動筒4,4を之等の縦軸X及び横
軸Yを介して縦横に自在に回転させることができるよう
に構成される。
【0008】更に、之等の縦軸X及び横軸Yには夫々ポ
テンショメータの如きもので形成された角度検出器6,
6が取付けられている。而して、該角度検出器6,6は
図3に示す如く、夫々の可変抵抗6a,6aの抵抗値調
節用摘子6b,6bを前記縦横の各軸X,Yに固定し、
該可変抵抗6a,6aを各可動筒4,4に夫々固定し、
縦横の各軸X,Yを介して各可動筒4,4が回動すれ
ば、該可変抵抗6a,6aの抵抗値調節用摘子6b,6
bを回動せしめて可変抵抗値が可変し、斯くして、各可
動筒4,4…の回動角度が検出され、之等の各検出値即
ち、可動筒4,4…間の間隔と相対角度はコード7,7
…を介して孔外に設置されている解析装置8に伝送さ
れ、該解析装置8にて計算され孔挿入管2の曲がり状態
が測定される。
【0009】又、該孔挿入管2,2…を孔1内に挿入す
るとき、該孔挿入管2,2…にねじり方向の回転作用が
生じるため、該孔挿入管2,2…の傾斜角を計測して角
度検出器6,6…から伝送される各検出値を修整する必
要がある。そこで、この傾斜角を測定するために、傾斜
計9を該可動筒4に嵌着するのであるが、該傾斜計9の
嵌着孔10を孔挿入管2の長手方向の同一直線上に予め
適宜数開穿しておく。而も、該嵌着孔10,10…は、
孔挿入管2を孔1に挿入する際に邪魔にならないように
蓋体11,11…にて夫々閉塞されており、而も、該嵌
着孔10は傾斜計9を嵌着したとき、該傾斜計9の傾斜
軸がずれないように直径方向両端部に凸部10a,10
aを設け、更に、該凸部10a,10aが嵌合する凹部
9a,9aを傾斜計9の座板9bの直径方向両端部に設
け、該座板9bを前記嵌着孔10に嵌着したとき、夫々
の凹凸部9a,9a,10a,10aが嵌合するように
構成される。又、該嵌着孔10の凸部10a,10aに
対応して前記蓋体11の直径方向両端部にも凹部11
a,11aを設け、該蓋体11を嵌着孔10に嵌着した
とき、之等の凹凸部11a,11a及び10a,10a
が夫々嵌合するように構成されている。而も、前記傾斜
計9は孔の開口部1aから最も近い位置にある嵌着孔1
0に嵌着され、該傾斜計9による傾斜角度検出値は前記
解析装置8にコード12を介して伝送される。
【0010】斯くして、孔挿入管2を孔1に挿入する際
に発生する押し込み力は、各ピン5,5…によって支承
され、そして、該孔挿入管2は孔1に沿って自在に曲が
り乍ら挿入される。このとき、前記可動筒4,4…部分
の該孔挿入管2の表面は蛇腹状の保護カバー13,13
…にて覆装されて土砂の侵入を防止し、該可動筒4,4
…の可動作用に支障を来さないように構成されている。
【0011】又、前記コード7,7…は集束されるを可
とする。即ち、孔1が長いとき、可動筒4,4…の数が
増し、角度検出器6,6…も多くなり、この角度検出器
6,6…と解析装置8とを接続するコードの数が増すの
で、前記各ピン5,5…等に該コードが絡む虞れがあ
る。そこで、該コード7,7…はテープ又はチューブ等
で集束したものが使用される。
【0012】又、前記孔挿入管2は前記開口部1aより
孔1に挿入されて該孔1の曲がりを測定する外、予め地
中に該孔挿入管2を埋設しておくこともできる。然ると
きは、例えば地震その他の地殻の変動に応じて該孔挿入
管2は屈曲し、そして、前述の孔1に挿入されるときと
同様に、可動筒4,4…の動きが夫々角度検出器6,6
…にて検出され、そして、夫々の検出値は前記集束コー
ドを介して解析装置8に伝送される。更に、該解析装置
8には同時に孔挿入管2のねじれを検出する傾斜計9か
ら傾斜角の検出値が伝送され、そして、前記角度検出器
6,6から伝送された検出値が補正され、正確なる孔1
の曲がり又は該地殻変動の状態が計測されるのである。
【0013】尚、この発明は、この発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、この発
明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上記一実施例にて詳述せる
如く、孔挿入管を孔に挿入すれば、該孔挿入管2は孔の
曲がりに従って自在に屈曲し乍ら押し込められる。この
とき、各可動筒は各縦横の軸を回動支点として自在に可
動する。そして、この可動の状態は各角度検出器にて検
出されて解析装置に伝送され、更に、ねじれ検出用の傾
斜計にて捕捉されるねじれの検出値も該解析装置に伝送
され、そして前記検出値が補正されて各可動筒の角度が
算出され、更に、該可動筒の数と相俟って孔挿入管の屈
曲が計測される。斯くして、孔の曲がりが正確に測定さ
れることになる。而も、孔挿入管の挿入操作も円滑に行
われ、且つ、あらゆる角度の孔の曲がりも自在に測定で
きる。更に、最大測定距離即ち、孔の長さも殆ど無限に
できると共に計測手順も簡単であって、且つ孔の内面が
荒れていても孔挿入管は円滑に挿入できるので、該孔の
測定も可能となる。斯くして、ボーリング孔、アンカー
孔或は通信ケーブル、ガス管等の位置計測が可能とな
る。
【0015】更に、本発明の孔挿入管は予め地中に埋設
しておくこともできる。従って、例えば地山、盛土、或
は穀物の山などに埋めておき、微少な滑りや褶曲等も検
出できるので、土砂崩れ等も事前に察知することも可能
となる等、正に諸種の著大なる効果を奏する発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明の一実施例を示し、孔挿入管を孔に
挿入している状態の一部切欠縦断面図。
【図2】要部の一部切欠孔挿入管を縦断した一部切欠側
面図。
【図3】角度検出器の取付状態を示す一部切欠斜面図。
【図4】孔挿入管に設けた嵌着孔に蓋体を蓋装した状態
を示す一部切欠斜面図。
【図5】図4に於て蓋体を取外した状態を示す一部切欠
斜面図。
【図6】図5の嵌着孔に傾斜計を嵌着した状態を示す一
部切欠斜面図。
【図7】傾斜計の斜面図。
【符号の説明】
1 孔 1a 開口部 2 孔挿入管 4 可動筒 5 ピン X 縦軸 Y 横軸 6 角度検出器 8 解析装置 9 傾斜計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 啓介 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 片島 正人 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の長さを有する可動筒を連設すると
    共に、各可動筒は縦軸及び横軸によって夫々回動自在に
    連結されており、且つ、該縦軸及び横軸には夫々角度検
    出器が取付けられて各可動筒の縦横の回転角度の検出値
    を解析装置に伝送するように構成し、更に、該可動筒は
    可撓性の孔挿入管に内嵌され、且つ、該孔挿入管には該
    孔挿入管の傾斜角を検出するための傾斜計が嵌着され、
    該傾斜計の検出値は前記解析装置に伝送されるように構
    成され、該孔挿入管が孔内に挿入され、該解析装置にて
    前記検出値を解析して孔の曲がりを計測できるようにし
    たことを特徴とする孔形状測定装置。
JP398092A 1992-01-13 1992-01-13 孔形状測定装置 Withdrawn JPH05187858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP398092A JPH05187858A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 孔形状測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP398092A JPH05187858A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 孔形状測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05187858A true JPH05187858A (ja) 1993-07-27

Family

ID=11572193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP398092A Withdrawn JPH05187858A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 孔形状測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05187858A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047293A (ja) * 2004-06-25 2006-02-16 059312 Nb Inc 形状加速度計測装置及び方法
JP2011075569A (ja) * 2010-10-02 2011-04-14 International Rescue System Institute フレキシブルセンサチューブ
JP5483381B1 (ja) * 2013-07-29 2014-05-07 株式会社共栄測量設計社 多関節角度センサを用いた配管位置計測システム
EP2992297A4 (en) * 2013-05-02 2017-01-04 059312 N.B. Inc. Bipartite sensor array

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047293A (ja) * 2004-06-25 2006-02-16 059312 Nb Inc 形状加速度計測装置及び方法
JP2011075569A (ja) * 2010-10-02 2011-04-14 International Rescue System Institute フレキシブルセンサチューブ
EP2992297A4 (en) * 2013-05-02 2017-01-04 059312 N.B. Inc. Bipartite sensor array
US9777568B2 (en) 2013-05-02 2017-10-03 059312 N.B. Inc. Bipartite sensor array
JP5483381B1 (ja) * 2013-07-29 2014-05-07 株式会社共栄測量設計社 多関節角度センサを用いた配管位置計測システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1044039C (zh) 组合式测井装置
US4711303A (en) Method and means for determining the subsurface position of a blowing well with respect to a relief well
JPS5924281A (ja) 孔中で震動を検知する方法および装置
JPH05187858A (ja) 孔形状測定装置
NO312265B1 (no) System for oppmåling av innbyrdes avstand og retninger for rörender som skal sammenkobles på sjöbunnen
EP0703349B1 (en) Method and apparatus for logging non-circular boreholes
EP3004538B1 (en) Method and device for measuring pressure exerted by earth material
US6842990B2 (en) Inclinometer system
US5596142A (en) Well logging apparatus comprising a measuring pad and a combinaton device including such apparatus
JP4647520B2 (ja) 推進工法用位置計測方法及びその装置
US6176128B1 (en) Borehole tilt meter
JPH05164546A (ja) 孔形状測定装置
JPH08178653A (ja) 埋設管路位置計測システム
JP2002357418A (ja) 孔の3次元的位置計測装置
CA2133170C (en) Well logging device with a pad
US3817336A (en) Method and apparatus for determination of ore sampling location
JP3599925B2 (ja) 削孔情報計測装置および削孔管理方法
JP2831249B2 (ja) 管内設置形流量計治具
JPH11107278A (ja) 圧入杭打抜工法および同装置
JP4360933B2 (ja) 地盤削孔装置、地盤削孔における孔曲がり計測方法
JP2626962B2 (ja) 管内部点検装置
JPS59112218A (ja) 孔壁測定方法及びそれに用いる測定装置
KR101105743B1 (ko) 자동 방향보정 기능 및 진동에 의한 노이즈 발생 방지 기능의 수직 속도감지기 및 이를 포함하는 시추공 진동측정장치
JPS63120211A (ja) 管変形測定装置
KR102304560B1 (ko) 회전 방지 구조를 갖는 3차원 지중관로 측량 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408