JPH05187740A - 吸収式冷凍機の高温再生器 - Google Patents
吸収式冷凍機の高温再生器Info
- Publication number
- JPH05187740A JPH05187740A JP1840592A JP1840592A JPH05187740A JP H05187740 A JPH05187740 A JP H05187740A JP 1840592 A JP1840592 A JP 1840592A JP 1840592 A JP1840592 A JP 1840592A JP H05187740 A JPH05187740 A JP H05187740A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high temperature
- absorption
- absorption solution
- concentration
- low
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸収液の激しい沸騰を抑制し、冷媒蒸気への
吸収液滴同伴を防止し、安定した運転を行うことのでき
る吸収式冷凍機の高温再生器を得る。 【構成】 低濃度吸収溶液供給管６の供給口７の位置を
タンク２内の吸収液温の高温部に配置する。 【効果】 吸収溶液の激しい沸騰を抑制すると共に、蒸
発器への吸収溶液の混入が防止される。
吸収液滴同伴を防止し、安定した運転を行うことのでき
る吸収式冷凍機の高温再生器を得る。 【構成】 低濃度吸収溶液供給管６の供給口７の位置を
タンク２内の吸収液温の高温部に配置する。 【効果】 吸収溶液の激しい沸騰を抑制すると共に、蒸
発器への吸収溶液の混入が防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、吸収式冷凍機におい
て低濃度吸収溶液から高濃度吸収溶液を作る吸収式冷凍
機の高温再生器に関するものである。
て低濃度吸収溶液から高濃度吸収溶液を作る吸収式冷凍
機の高温再生器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の吸収式冷凍機の高温再生器
を示す側面断面図である。図において、１は直火式の高
温再生器、２は吸収液である臭化リチウム水溶液（以下
吸収溶液という）を貯溜するタンク、３は燃焼器、４は
燃焼器３の燃焼が行われる燃焼炉、５は燃焼炉４からの
熱気が通過する伝熱管、６は低濃度吸収溶液供給管、７
は低濃度吸収溶液供給管６の供給口、８は供給口７から
の吸収溶液流通部、９は高濃度吸収溶液出口管、１０は
排気ガス、１１は煙突である。
を示す側面断面図である。図において、１は直火式の高
温再生器、２は吸収液である臭化リチウム水溶液（以下
吸収溶液という）を貯溜するタンク、３は燃焼器、４は
燃焼器３の燃焼が行われる燃焼炉、５は燃焼炉４からの
熱気が通過する伝熱管、６は低濃度吸収溶液供給管、７
は低濃度吸収溶液供給管６の供給口、８は供給口７から
の吸収溶液流通部、９は高濃度吸収溶液出口管、１０は
排気ガス、１１は煙突である。
【０００３】図４は上記高温再生器１を用いた従来の吸
収冷凍機１２を示す構成図で、符号１，３，４，６，９
は図３の同一符号部分を示す。吸収式冷凍機１２におい
て、１３は冷却水が流れている冷却水管、１４は上記高
濃度吸収溶液出口管９を通じて高濃度吸収溶液が加えら
れ、冷却水管１３の冷却水で冷却される吸収器、１５は
吸収器１４からの低濃度吸収溶液を低濃度吸収溶液供給
管６を通じて高温再生器１に送る吸収液ポンプである。
収冷凍機１２を示す構成図で、符号１，３，４，６，９
は図３の同一符号部分を示す。吸収式冷凍機１２におい
て、１３は冷却水が流れている冷却水管、１４は上記高
濃度吸収溶液出口管９を通じて高濃度吸収溶液が加えら
れ、冷却水管１３の冷却水で冷却される吸収器、１５は
吸収器１４からの低濃度吸収溶液を低濃度吸収溶液供給
管６を通じて高温再生器１に送る吸収液ポンプである。
【０００４】１６は高濃度吸収溶液出口管９および低濃
度吸収溶液供給管６の途中に設けた高温熱交換器、１７
は同じく途中に設けた低温熱交換器、１８は低温熱交換
器１７からの低濃度吸収溶液と高温再生器１からの冷媒
蒸気とが加えられる低温再生器、１９は低温再生器１８
からの冷媒蒸気と冷媒液とが加えられ冷却水管１３によ
り冷却される凝縮器である。
度吸収溶液供給管６の途中に設けた高温熱交換器、１７
は同じく途中に設けた低温熱交換器、１８は低温熱交換
器１７からの低濃度吸収溶液と高温再生器１からの冷媒
蒸気とが加えられる低温再生器、１９は低温再生器１８
からの冷媒蒸気と冷媒液とが加えられ冷却水管１３によ
り冷却される凝縮器である。
【０００５】２０は凝縮器１９からの冷媒液が加えられ
冷水を作る蒸発器、２１は蒸発器２０で作られた冷水を
冷凍負荷（図示せず）との間で循環させる冷水管、２２
は蒸発器２０の冷媒液を循環させる冷媒ポンプである。
冷水を作る蒸発器、２１は蒸発器２０で作られた冷水を
冷凍負荷（図示せず）との間で循環させる冷水管、２２
は蒸発器２０の冷媒液を循環させる冷媒ポンプである。
【０００６】次に動作について説明する。低濃度吸収溶
液供給管６より高温再生器１のタンク２に送り込まれた
低濃度吸収溶液は、燃焼器３からの燃焼ガスの加熱源に
より、燃焼炉４および伝熱管５周辺で加熱濃縮され、冷
媒蒸気を発生して高濃度吸収溶液となる。このとき、熱
交換された排気ガス１０は煙突１１を通り、機外へ排出
される。
液供給管６より高温再生器１のタンク２に送り込まれた
低濃度吸収溶液は、燃焼器３からの燃焼ガスの加熱源に
より、燃焼炉４および伝熱管５周辺で加熱濃縮され、冷
媒蒸気を発生して高濃度吸収溶液となる。このとき、熱
交換された排気ガス１０は煙突１１を通り、機外へ排出
される。
【０００７】濃縮されて高濃度となった吸収溶液は高濃
度吸収溶液出口管９より吸収器１４へと戻される。吸収
器１４へ戻された高濃度吸収溶液は、蒸発器２０で蒸発
した冷媒蒸気を吸収して低濃度吸収溶液となり、再び高
温再生器１のタンク２に送り込まれる。
度吸収溶液出口管９より吸収器１４へと戻される。吸収
器１４へ戻された高濃度吸収溶液は、蒸発器２０で蒸発
した冷媒蒸気を吸収して低濃度吸収溶液となり、再び高
温再生器１のタンク２に送り込まれる。
【０００８】一方、高温再生器１で発生した冷媒蒸気は
低温再生器１８，凝縮器１９を経て冷媒液となり、蒸発
器２０へ送られる。そして、上記のように加熱濃縮され
た吸収溶液と冷媒蒸気とは、冷温水ユニット（図示せ
ず）により、冷水または温水を作るのに利用される。
低温再生器１８，凝縮器１９を経て冷媒液となり、蒸発
器２０へ送られる。そして、上記のように加熱濃縮され
た吸収溶液と冷媒蒸気とは、冷温水ユニット（図示せ
ず）により、冷水または温水を作るのに利用される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来の吸収式冷凍機の
高温再生器は以上のように構成されているので、タンク
２内の濃度の高い吸収溶液中に多量の濃度の低い吸収溶
液が流入すると、吸収溶液の濃度が低下しその顕熱変化
分が冷媒蒸気発生の加熱源の増加分となり、冷媒蒸気を
発生させて激しい沸騰が生じ、このため冷媒蒸気に吸収
溶液滴が同伴して蒸発器２０内の冷媒に吸収溶液が混入
し、蒸発器２０における沸点上昇が生じ、性能低下を招
くなどの問題点があった。
高温再生器は以上のように構成されているので、タンク
２内の濃度の高い吸収溶液中に多量の濃度の低い吸収溶
液が流入すると、吸収溶液の濃度が低下しその顕熱変化
分が冷媒蒸気発生の加熱源の増加分となり、冷媒蒸気を
発生させて激しい沸騰が生じ、このため冷媒蒸気に吸収
溶液滴が同伴して蒸発器２０内の冷媒に吸収溶液が混入
し、蒸発器２０における沸点上昇が生じ、性能低下を招
くなどの問題点があった。
【００１０】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、激しい沸騰を抑制できるととも
に、冷媒蒸気への吸収溶液滴の同伴を防止し、性能低下
のない吸収式冷凍機の高温再生器を得ることを目的とす
る。
ためになされたもので、激しい沸騰を抑制できるととも
に、冷媒蒸気への吸収溶液滴の同伴を防止し、性能低下
のない吸収式冷凍機の高温再生器を得ることを目的とす
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る吸
収式冷凍機の高温再生器は、低濃度吸収溶液の供給位置
をタンク内の吸収溶液温度の高いところに配置したもの
である。
収式冷凍機の高温再生器は、低濃度吸収溶液の供給位置
をタンク内の吸収溶液温度の高いところに配置したもの
である。
【００１２】請求項２の発明に係る吸収冷凍機の高温再
生器は、低濃度吸収溶液の供給口を複数設けたものであ
る。
生器は、低濃度吸収溶液の供給口を複数設けたものであ
る。
【００１３】
【作用】請求項１の発明における吸収式冷凍機の高温再
生器は、低濃度吸収溶液（稀溶液）の供給口の位置を吸
収溶液温度の高いところに配置することにより、激しい
沸騰を防止し、安定した吸収溶液の加熱を実現する。
生器は、低濃度吸収溶液（稀溶液）の供給口の位置を吸
収溶液温度の高いところに配置することにより、激しい
沸騰を防止し、安定した吸収溶液の加熱を実現する。
【００１４】請求項２の発明における吸収式冷凍機の高
温再生器は、低濃度吸収溶液の供給口を複数設けること
により、タンク内の吸収溶液のよどみを無くし、吸収溶
液温度を均一に保ち、激しい沸騰を抑制することができ
る。
温再生器は、低濃度吸収溶液の供給口を複数設けること
により、タンク内の吸収溶液のよどみを無くし、吸収溶
液温度を均一に保ち、激しい沸騰を抑制することができ
る。
【００１５】
実施例１．以下、請求項１の発明の一実施例を図につい
て説明する。図１においては図３と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。この実施例１は図示のよう
に、低濃度吸収溶液供給管６の供給口７を、燃焼炉４の
下方の燃焼器３寄りの位置である高温部に配置したもの
である。
て説明する。図１においては図３と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。この実施例１は図示のよう
に、低濃度吸収溶液供給管６の供給口７を、燃焼炉４の
下方の燃焼器３寄りの位置である高温部に配置したもの
である。
【００１６】次に動作について説明する。上記のよう
に、低濃度吸収溶液の注入口を高温部に設けることによ
り、低濃度吸収溶液の注入部付近の吸収溶液温度を下
げ、高濃度の吸収溶液中に多量の低濃度の吸収溶液が流
入した時に生じる濃度低下による顕熱変化分に応じた冷
媒蒸気発生の加熱源の増加分を抑えることができ、激し
い沸騰を抑制できるとともに、冷媒蒸気への吸収溶液滴
の同伴を防止できる。
に、低濃度吸収溶液の注入口を高温部に設けることによ
り、低濃度吸収溶液の注入部付近の吸収溶液温度を下
げ、高濃度の吸収溶液中に多量の低濃度の吸収溶液が流
入した時に生じる濃度低下による顕熱変化分に応じた冷
媒蒸気発生の加熱源の増加分を抑えることができ、激し
い沸騰を抑制できるとともに、冷媒蒸気への吸収溶液滴
の同伴を防止できる。
【００１７】実施例２．図２は請求項２の発明の一実施
例を示す。この実施例２は低濃度吸収溶液供給管６の供
給口７を複数設けたもので、低濃度吸収溶液の注入口を
分散させることにより、タンク２内の吸収溶液のよどみ
を無くし、吸収溶液温度を均一に保つことができ、激し
い沸騰を抑制できるとともに、冷媒蒸気への吸収溶液滴
の同伴を防止できる。
例を示す。この実施例２は低濃度吸収溶液供給管６の供
給口７を複数設けたもので、低濃度吸収溶液の注入口を
分散させることにより、タンク２内の吸収溶液のよどみ
を無くし、吸収溶液温度を均一に保つことができ、激し
い沸騰を抑制できるとともに、冷媒蒸気への吸収溶液滴
の同伴を防止できる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれ
ば、低濃度吸収溶液供給管の供給口を、燃焼炉の下方の
高温部に配置することにより、激しい沸騰を抑制し、冷
媒蒸気への吸収溶液滴の同伴を防ぐ効果がある。
ば、低濃度吸収溶液供給管の供給口を、燃焼炉の下方の
高温部に配置することにより、激しい沸騰を抑制し、冷
媒蒸気への吸収溶液滴の同伴を防ぐ効果がある。
【００１９】また、請求項２の発明によれば、低濃度吸
収溶液供給管の供給口を複数設けることにより、激しい
沸騰を抑制し、冷媒蒸気への吸収溶液滴の同伴を防ぐ効
果がある。
収溶液供給管の供給口を複数設けることにより、激しい
沸騰を抑制し、冷媒蒸気への吸収溶液滴の同伴を防ぐ効
果がある。
【図１】請求項１の発明の一実施例による吸収式冷凍機
の高温再生器を示す側面断面図である。
の高温再生器を示す側面断面図である。
【図２】請求項２の発明の一実施例による吸収式冷凍機
の高温再生器を示す側面断面図である。
の高温再生器を示す側面断面図である。
【図３】従来の吸収式冷凍機の高温再生器を示す側面断
面図である。
面図である。
【図４】従来の吸収式冷凍機を示す構成図である。
１ 高温再生器 ２ タンク ４ 燃焼炉 ５ 伝熱管 ６ 低濃度吸収溶液供給管 ７ 供給口
Claims (2)
- 【請求項１】 加熱濃縮されて冷媒蒸気を発生する吸収
溶液を収容するタンクと、このタンク内の吸収溶液を加
熱する燃焼炉とこの燃焼炉の熱を伝える伝熱管とを備え
た吸収式冷凍機の高温再生器において、上記タンク内に
低濃度吸収溶液を供給する低濃度吸収溶液供給管の供給
口をタンク内の吸収液温度の高い部分に設けたことを特
徴とする吸収式冷凍機の高温再生器。 - 【請求項２】 加熱濃縮されて冷媒蒸気を発生する吸収
溶液を収容するタンクと、このタンク内の吸収溶液を加
熱する燃焼炉とこの燃焼炉の熱を伝える伝熱管とを備え
た吸収式冷凍機の高温再生器において、上記タンク内に
低濃度吸収溶液を供給する低濃度吸収溶液供給管の供給
口を複数個設けたことを特徴とする吸収式冷凍機の高温
再生器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1840592A JPH05187740A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 吸収式冷凍機の高温再生器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1840592A JPH05187740A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 吸収式冷凍機の高温再生器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05187740A true JPH05187740A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11970766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1840592A Pending JPH05187740A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 吸収式冷凍機の高温再生器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05187740A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003036194A1 (en) * | 2001-10-22 | 2003-05-01 | American Standard International Inc. | Single-pass, direct-fired generator for an absorption chiller |
-
1992
- 1992-01-08 JP JP1840592A patent/JPH05187740A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003036194A1 (en) * | 2001-10-22 | 2003-05-01 | American Standard International Inc. | Single-pass, direct-fired generator for an absorption chiller |
| US6601405B2 (en) | 2001-10-22 | 2003-08-05 | American Standard Inc. | Single-pass, direct-fired generator for an absorption chiller |
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