JPH051876U - 圧縮機における圧力制御スイツチ - Google Patents
圧縮機における圧力制御スイツチInfo
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- JPH051876U JPH051876U JP5830591U JP5830591U JPH051876U JP H051876 U JPH051876 U JP H051876U JP 5830591 U JP5830591 U JP 5830591U JP 5830591 U JP5830591 U JP 5830591U JP H051876 U JPH051876 U JP H051876U
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が単純で安価な圧力制御スイッチを提供
する。 【構成】 タンク13に取付けられて該タンク13内圧
の変化に応じて連続的に突出量が変化する圧力検知棒8
3と、圧縮機1の駆動源5の作動を制御するボタンスイ
ッチ85とからなり、該ボタンスイッチ85が前記圧力
検知棒83に対して所定間隔を開けて対向して配設され
て該圧力検知棒83の作動方向に位置調節自在とされて
いる。
する。 【構成】 タンク13に取付けられて該タンク13内圧
の変化に応じて連続的に突出量が変化する圧力検知棒8
3と、圧縮機1の駆動源5の作動を制御するボタンスイ
ッチ85とからなり、該ボタンスイッチ85が前記圧力
検知棒83に対して所定間隔を開けて対向して配設され
て該圧力検知棒83の作動方向に位置調節自在とされて
いる。
Description
【0001】
本考案は、例えば空気や冷媒等の作動気体を圧縮する圧縮機において、作り出 される圧縮空気等の圧力を制御するための圧力制御スイッチに関する。
【0002】
圧縮機によって作り出される圧縮空気等の圧力を制御するために、圧縮機と接 続管で連結されたタンクの外側に、該タンク内の圧力を検出してタンク内圧が所 定圧以上になると圧縮機の作動を停止させる圧力スイッチが設けられている。
【0003】
しかし、従来構成の圧力スイッチは構造が複雑であり、製造コストも高いとい う欠点があった。
【0004】 そこで、本考案は、構造が単純で安価な圧縮機用圧力制御スイッチを提供しよ うとするものである。
【0005】
前記課題を解決するため、本考案は、タンクに取付けられて該タンクの内圧の 変化に応じて連続的に突出量が変化する圧力検知棒と、圧縮機の駆動源の作動を 制御するボタンスイッチとからなり、該ボタンスイッチが前記圧力検知棒に対し て所定間隔を開けて対向して配設されて該圧力検知棒の作動方向に位置調節自在 の構成としたものである
【0006】
圧縮機の駆動源の作動によりタンク内に圧縮流体が蓄積されると、タンク内圧 が上昇する。これに伴い、タンクに取り付けられた圧力検知棒の突出量が増大す る。そして、圧力検知棒がボタンスイッチを押圧すると圧縮機の駆動源の作動が 停止する。
【0007】 一方、タンクから圧縮流体が吐出されてタンク内圧が低下すると、圧力検知棒 の突出量が減少し、圧力検知棒とボタンスイッチとの接触が解かれるため、再び 圧縮機が作動を開始する。
【0008】 前記ボタンスイッチは、圧力検知棒の作動方向に位置調節自在に設けられてい るため、圧力検知棒との間隔を大きく設定しておけばタンク内が高圧になるまで 流体が圧縮され、逆に圧力検知棒との間隔を小さく設定しておけば低圧となるこ ととなり、作り出される圧縮流体の圧力を自在に制御することが可能である。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1乃至3は本考案の一実施例としての圧力制御スイッチ80を用いた空気圧 縮機1の断面図及び概略斜視図であり、図中3は、内部に圧縮機の駆動源として のモータ5や起動用コンデンサ7等を収容し、上部に把手9、下部に脚部11を 有するカバーである。
【0011】 前記カバー3内の下部には、同一容量の二つの中空の空気タンク13、13が 対向して固着されて収容されている。該各空気タンク13、13は、二つの空気 タンク片13a、13bをシールリング15を介して密着接合して構成したもの であり、その内の一片13bは水平方向に延びるシリンダ17と一体に成形され 、前記空気タンク13内部に該空気タンクの一片13bを兼ねた前記シリンダ1 7が突入した構成とされている。図面に示す実施例では、機械加工上の便宜のた め、シリンダ17が空気タンク13と同心的に設けられた構成とされているがこ れに限定されるものではない。
【0012】 前記のように構成される左右二つの空気タンク13、13は、それぞれ前記シ リンダ17の筒心を一致させるように背中合わせにしてボルト等の適宜の手段で 接合固着され、連通路14で互いに連通されている。前記シリンダ17、17の 基部はクランク室19を兼ねるものであり、該クランク室19には、前記左右の シリンダ17、17の合わせ面に形成され、かつ、適宜の逆止弁(図示せず)を 介装せしめた吸気路86から、前記空気タンク13の側部に設けられたエアクリ ーナ4で浄化された空気が取り込まれる。
【0013】 前記モータ5はモータ軸6を垂直にして前記空気タンク13上部のカバー3内 に収容され、前記モータ軸6はギヤ87を介して前記モータ軸6に平行なクラン クシャフト21を駆動する。このクランクシャフト21は、前記の接合されたシ リンダ17、17の合わせ面で回転自在に挟持されている。従って、前記シリン ダ17、17及び空気タンク13、13は、形状の点においても、また容積の点 においても、前記クランクシャフト21に対して完全に左右対称とすることがで きる。
【0014】 前記クランクシャフト21には、二個の偏心クランク部材23、23が、前記 クランク室19の中央に位置するように、上下に正対して重合固定して装着され ている(図4参照)。該クランク部材23、23は二枚の円盤23a、23bを 中心をずらして接合した形状のものであり、各円盤の外周には、水平方向に延び るピストンロッド27a、27b、29a、29bの端部と一体のリング28a 、28b、30a、30bがそれぞれベアリングを介して取り付けられている。 図面に示す実施例では、外側の二枚の円盤23a、23aに取り付けられたピス トンロッド27a、27bは図の右側に延び、内側の二枚の円盤23b、23b に取り付けられたピストンロッド29a、29bは図の左側にそれぞれ延びるも のとされている。
【0015】 前記各ピストンロッドの先端はピストンピン31、31に連結され、これらの ピストンピン31、31には前記シリンダ17、17内を往復動するピストン3 3、33がそれぞれ取り付けられている。前記クランクシャフト21を中心とす る左右一対のピストン33、33は、前記モータ5の回転に伴うクランクシャフ ト21の回転により、互いに逆方向に向かって同時に往復運動を行うので、作動 時の振動を大幅に低減できる。
【0016】 図5に示す如く、前記各ピストン33、33のピストンヘッド34、34には 、その直径上で中心から等距離の位置に二つの吸気口39、39がそれぞれ貫設 され、これらの吸気口39、39の上面には吸気リード弁37が設けられている 。該吸気リード弁37は、吸気弁押え部材41によって中央部を押圧され、該吸 気弁押え部材41とともに前記ピストンヘッド34に対してビス止め固定されて いる。このように、吸気リード弁37がシリンダ17内部に設けられているため 、吸気音の発生が少ないという利点がある。
【0017】 前記吸気弁押え部材41は、前記ピストンヘッド34とほぼ同径の円盤状のも のであり、その外周には前記ピストンヘッド34の方向に突出した突出縁45が 形成されている。
【0018】 この突出縁45は、前記ピストンヘッド34の外周部に設けられた段部32に 適合するものであり、該段部32との間に形成される溝内にシールリング47を 入れている。
【0019】 また、前記吸気弁押え部材41の裏面(ピストンヘッド34側の面)には、中 心から滑らかなアールをなした傾斜面49が形成されている。この傾斜面49に は、前記吸気リード弁37が開状態で密着して開度が規制される。
【0020】 前記吸気弁押え部材41の直径上には、前記ピストンヘッド34と同様に二つ の吸気口51、51が設けられている。これらの吸気口51、51は、前記吸気 リード弁37が開状態のときに該吸気リード弁37によって閉塞されないように 、前記ピストン33の吸気口39、39より外側の位置にずらして貫設される。 この結果、ピストン33が上死点から下死点に移動するときに、吸気リード弁3 7が開いてクランク室19内の空気がピストン33及び吸気弁押え部材41に設 けられた吸気口39、51から吸気される。
【0021】 前記シリンダ17のシリンダヘッド53には二つの排気口55、55が貫設さ れている。これらの排気口55には前記ピストンヘッド34に設けられた吸気リ ード弁37と同様の排気リード弁57が設けられ、前記吸気弁押え部材41と同 様の排気弁押え部材58とともに前記シリンダヘッド53に対してビス止めされ ている(図6参照)。図面に示す実施例においては、前記排気弁押え部材58は 、前記吸気弁押え部材41とは90度回転させて取り付けている。
【0022】 また、前記シリンダヘッド53、53にはそれぞれ蓋59が取り付けられ、該 蓋59の内面と前記シリンダヘッド53に固着された前記排気弁押え部材58の 上面とにより気溜り室61が形成されている。前記蓋59の頂部には、前記気溜 り室61内の気圧が所定圧以上になると開状態となって前記気溜り室61内の空 気を前記空気タンク13へ排出するとともに、該空気タンク13から前記気溜り 室61方向への空気の流れを阻止する逆止弁63が設けられている。すなわち、 前記蓋59の頂部に抜気口65を設けるとともに、該抜気口65の周囲から前記 気溜り室61内に向かって筒部66を突設し、該筒部66の先端に内向きフラン ジ67を設け、スプリング69によって弁63を前記内向きフランジ67側に付 勢し、前記弁63と内向きフランジ67との間にはシール用Oリング71を介在 させている。
【0023】 なお、シリンダ17の排気口55と空気タンク13との間に前記の構成の気溜 り室61を設けたのは、シリンダヘッド53に設けた排気リード弁57はあまり シール性の良いものではないため、ピストン33の動作を止めておいたときに、 気溜り室61内の圧縮空気が自然にシリンダ17内へ漏れるので、シリンダ内圧 が上がり過ぎて、再始動時にピストンが作動しなくなることを防止するためであ る。すなわち、前記気溜り室61は、シリンダヘッド53に設けた排気リード弁 57のシールが不完全なことを利用してアンローダの作用をせしめるべく設けら れたものである。
【0024】 前記空気タンク13の前記エアクリーナ4とは反対側の側部には、空気圧縮機 1によって作り出される圧縮空気の空気圧を制御するための圧力制御スイッチ8 0が設けられている(図2及び図7参照)。
【0025】 詳述すると、まず、前記空気タンク片13bと一体に成形され、前記空気タン ク13内部と連通孔84を介して連通するシリンダ82が前記空気タンク13側 部に突設されている。図面に示す実施例では、前記シリンダ82は、空気圧縮機 1をコンパクトに構成すべく、前記空気タンク13の側部に設けられた着脱自在 の蓋板92で覆われる凹部91に収納されるように設けられている。
【0026】 前記シリンダ82内には、頭部83aと軸部83bとからなる圧力検知棒83 が嵌挿され、該圧力検知棒83の頭部83aにはシールリング90が装着されて 気密性が保持されている。
【0027】 前記シリンダ82の開口した外端には、対向する面に、前記圧力検知棒83の 軸部83bを挿通してガイドする圧力検知棒ガイド孔81aと、後述するボタン スイッチ85を挿通するボタンスイッチ挿通孔81bとをそれぞれ有するコ字形 のホルダー81が固着されている。そして前記圧力検知棒83は、その軸部83 bを前記圧力検知棒ガイド孔81aから外部へ突出させ、且つ前記シリンダ82 内に挿入されたスプリング88によって前記ホルダー81と反対側に付勢されて 前記シリンダ82内に収容されている。
【0028】 前記ホルダー81のボタンスイッチ挿通孔81bには、前記モータ5の作動を 制御するボタンスイッチ85が、前記圧力検知棒83と対向して挿通されている 。前記ボタンスイッチ85はその胴部に螺子溝を有し、該螺子溝と適合して螺子 切りされた二つの調整固定ナット89、89によって前記ホルダー81に取り付 けられている。従って、前記ボタンスイッチ85は、前記調整固定ナット89、 89を回動調節することにより前記圧力検知棒83の作動方向に位置調節自在と なっている。
【0029】 上記のように構成される圧縮機1においては、まず、エアクリーナ4で浄化さ れクランク室19内に供給された空気は、モータ5の駆動によって作動するピス トン33によりシリンダ内に吸入される。すなわち、左右一対のピストン33、 33が同時に上死点から下死点へと運動することにより、ピストンヘッド34に 設けられた吸気リード弁37が開いてピストンヘッド34及び吸気弁押え部材4 1に貫設された吸気口39、51から空気が吸入される。このときシリンダヘッ ド53に設けられた排気リード弁57は閉状態である。
【0030】 下死点に達したピストン33、33が上死点へと作動するときには、ピストン ヘッド34の吸気リード弁37は閉状態となる一方、シリンダ17、17内の気 圧の上昇によりシリンダヘッド53の排気リード弁57が開状態となるため、シ リンダ17、17内に吸入された空気は、シリンダヘッド53及び排気弁押え部 材58に貫設された排気口55、60から気溜り室61内へと圧送される。
【0031】 上記のようにして気溜り室61内の気圧が所定圧以上になると、気溜り室61 内の圧縮空気がスプリング69の付勢力に抗して蓋59に設けられた逆止弁63 を開き、空気タンク13、13内へと流入する。空気タンク13、13内の空気 は逆止弁63の作用により気溜り室61方向に逆流することはない。
【0032】 空気タンク13内の気圧の変化に伴い、空気タンク片13bに直接取り付けら れた圧力検知棒83の突出量が連続的に変化する。そして圧力検知棒83の先端 がボタンスイッチ85を押圧したときにモータ5の作動が停止する。ボタンスイ ッチ85と圧力検知棒83との間隔は、ホルダー81に取り付けられたボタンス イッチ85の圧力検知棒83方向への突出量を調節することにより適宜に定めら れるため、作り出される空気圧の大きさを容易に制御することができる。
【0033】 なお、上記の実施例では、本考案について、左右のシリンダ17、17が空気 タンク13の一片13bと一体成形され、前記空気タンク13に覆われた構成の 空気圧縮機を用いて説明したが、本考案は、空気タンクが空気圧縮機と別個に構 成された従来構成のものについても適用可能であることは言うまでもない。
【0034】 また、図示例の構成の圧縮機は、ベッドのリフト装置用等の、間欠的使用や小 容量のもので、発熱があまり問題とならない用途に特に適している。
【0035】
本考案によれば、極めて簡易な構成によって圧縮機の作動を制御することが可 能であるとともに、作り出される圧力の大きさを自在に制御することが可能とな る等の効果がある。
【図1】本考案のスイッチを用いた圧縮機を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図2】本考案のスイッチを用いた圧縮機を示す横断平
面図である。
面図である。
【図3】本考案のスイッチを用いた圧縮機を示す全体概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図4】クランク室内部構成を示した斜視図である。
【図5】ピストンヘッド付近の断面図である。
【図6】シリンダヘッド付近の分解斜視図である。
【図7】本考案の一実施例の圧力制御スイッチの斜視図
である。
である。
1 圧縮機 5 駆動源 13 空気タンク 80 圧力制御スイッチ 83 圧力検知棒 85 ボタンスイッチ
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 タンク13に取付けられて該タンク13
の内圧の変化に応じて連続的に突出量が変化する圧力検
知棒83と、圧縮機1の駆動源5の作動を制御するボタ
ンスイッチ85とからなり、該ボタンスイッチ85が前
記圧力検知棒83に対して所定間隔を開けて対向して配
設されて該圧力検知棒83の作動方向に位置調節自在で
あることを特徴とする圧縮機における圧力制御スイッ
チ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5830591U JPH051876U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 圧縮機における圧力制御スイツチ |
US08/135,296 US5370504A (en) | 1991-06-28 | 1993-10-12 | Ambulant reciprocating compressor having plural pressure collection chambers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5830591U JPH051876U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 圧縮機における圧力制御スイツチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051876U true JPH051876U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13080521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5830591U Pending JPH051876U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 圧縮機における圧力制御スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051876U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5728756A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-16 | Iseto Shikou Kk | Continuous envelope with window and its manufacturing device |
JPS593450B2 (ja) * | 1978-12-21 | 1984-01-24 | ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン | アルコ−ルの製造方法 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP5830591U patent/JPH051876U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593450B2 (ja) * | 1978-12-21 | 1984-01-24 | ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン | アルコ−ルの製造方法 |
JPS5728756A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-16 | Iseto Shikou Kk | Continuous envelope with window and its manufacturing device |
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