JP3018611B2 - 往復式圧縮機 - Google Patents
往復式圧縮機Info
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- JP3018611B2 JP3018611B2 JP3185319A JP18531991A JP3018611B2 JP 3018611 B2 JP3018611 B2 JP 3018611B2 JP 3185319 A JP3185319 A JP 3185319A JP 18531991 A JP18531991 A JP 18531991A JP 3018611 B2 JP3018611 B2 JP 3018611B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気や冷媒等の
作動気体を圧縮する往復式圧縮機に関する。
作動気体を圧縮する往復式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば圧縮空気を作り出す空
気圧縮機の一つとして、圧縮を往復運動により行う往復
式圧縮機が用いられている。
気圧縮機の一つとして、圧縮を往復運動により行う往復
式圧縮機が用いられている。
【0003】この種の圧縮機の基本的構成は、吸気口と
排気口とを有するシリンダ内をピストンが往復動するこ
とにより空気を圧縮し、この圧縮空気を、前記シリンダ
の排気口から配管を通して別体に設けられた空気タンク
に送り込むものである。
排気口とを有するシリンダ内をピストンが往復動するこ
とにより空気を圧縮し、この圧縮空気を、前記シリンダ
の排気口から配管を通して別体に設けられた空気タンク
に送り込むものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来構成の往復式圧縮機は、シリンダが実質的に外部へ露
出していたり部品点数や配管が多く、そのため、特有の
騒音、振動の発生が避けられないという問題があった。
来構成の往復式圧縮機は、シリンダが実質的に外部へ露
出していたり部品点数や配管が多く、そのため、特有の
騒音、振動の発生が避けられないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、可能な限り部品を共通
化するとともに、装置全体をコンパクトにすることによ
り、低騒音、低振動の往復式圧縮機を提供することを目
的とするものである。
化するとともに、装置全体をコンパクトにすることによ
り、低騒音、低振動の往復式圧縮機を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、シリンダがタンクの一片と一体に構成さ
れ前記タンクに覆われるとともに、前記シリンダの排気
口と前記タンクとの間に、該タンクに対して気密性を有
するとともに前記シリンダの内部と排気リ−ド弁を介し
て連通する気溜り室を設けた構成としたものである。
め、本発明は、シリンダがタンクの一片と一体に構成さ
れ前記タンクに覆われるとともに、前記シリンダの排気
口と前記タンクとの間に、該タンクに対して気密性を有
するとともに前記シリンダの内部と排気リ−ド弁を介し
て連通する気溜り室を設けた構成としたものである。
【0007】
【作用】本発明は、シリンダがタンクの一片と一体に構
成され、タンク内に突入した構成であり、シリンダから
排気された圧縮空気等は配管を要することなく直接タン
クに溜められる。従って、シリンダからタンクへの配管
が不要であり、このため、全体がコンパクトに構成され
るだけではなく、ビビリ音の発生が少ない。
成され、タンク内に突入した構成であり、シリンダから
排気された圧縮空気等は配管を要することなく直接タン
クに溜められる。従って、シリンダからタンクへの配管
が不要であり、このため、全体がコンパクトに構成され
るだけではなく、ビビリ音の発生が少ない。
【0008】さらに、前記気溜り室は、前記タンクに対
して気密性を有する一方、シリンダ内部と排気リ−ド弁
で仕切られたものであるため、シリンダに対しての気密
性は不完全なものである。このため、前記気溜り室は自
動アンロ−ダとして作用し、装置を停止した状態から再
起動する場合に、シリンダ内圧が高圧となり過ぎて起動
不能となることを防止する。
して気密性を有する一方、シリンダ内部と排気リ−ド弁
で仕切られたものであるため、シリンダに対しての気密
性は不完全なものである。このため、前記気溜り室は自
動アンロ−ダとして作用し、装置を停止した状態から再
起動する場合に、シリンダ内圧が高圧となり過ぎて起動
不能となることを防止する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1乃至3は本発明の一実施例としての空
気圧縮機1の断面図及び概略斜視図であり、図中3は、
内部にモータ5、起動用コンデンサ7等を収容し、上部
に把手9、下部に脚部11を有するカバーである。
気圧縮機1の断面図及び概略斜視図であり、図中3は、
内部にモータ5、起動用コンデンサ7等を収容し、上部
に把手9、下部に脚部11を有するカバーである。
【0011】前記カバー3内の下部には、同一容量の二
つの中空の空気タンク13、13が対向して固着されて
収容されている。該各空気タンク13、13は、二つの
空気タンク片13a、13bをシールリング15を介し
て密着接合して構成したものであり、その内の一片13
bは水平方向に延びるシリンダ17と一体に成形され、
前記空気タンク13内部に該空気タンクの一片13bを
兼ねた前記シリンダ17が突入した構成とされている。
図面に示す実施例では、機械加工上の便宜のため、シリ
ンダ17が空気タンク13と同心的に設けられた構成と
されているがこれに限定されるものではない。
つの中空の空気タンク13、13が対向して固着されて
収容されている。該各空気タンク13、13は、二つの
空気タンク片13a、13bをシールリング15を介し
て密着接合して構成したものであり、その内の一片13
bは水平方向に延びるシリンダ17と一体に成形され、
前記空気タンク13内部に該空気タンクの一片13bを
兼ねた前記シリンダ17が突入した構成とされている。
図面に示す実施例では、機械加工上の便宜のため、シリ
ンダ17が空気タンク13と同心的に設けられた構成と
されているがこれに限定されるものではない。
【0012】前記のように構成される左右二つの空気タ
ンク13、13は、それぞれの前記シリンダ17の筒心
を一致させるように背中合わせにしてボルト等の適宜の
手段で接合固着され、連通路14で互いに連通されてい
る。前記シリンダ17、17の基部はクランク室19を
兼ねるものであり、該クランク室19には、前記左右の
シリンダ17、17の合わせ面に形成され、かつ、適宜
の逆止弁(図示せず)を介装せしめた吸気路86から、
前記空気タンク13の側部に設けられたエアクリーナ4
で浄化された空気が取り込まれる。
ンク13、13は、それぞれの前記シリンダ17の筒心
を一致させるように背中合わせにしてボルト等の適宜の
手段で接合固着され、連通路14で互いに連通されてい
る。前記シリンダ17、17の基部はクランク室19を
兼ねるものであり、該クランク室19には、前記左右の
シリンダ17、17の合わせ面に形成され、かつ、適宜
の逆止弁(図示せず)を介装せしめた吸気路86から、
前記空気タンク13の側部に設けられたエアクリーナ4
で浄化された空気が取り込まれる。
【0013】前記モータ5は、モータ軸6を垂直にして
前記空気タンク13上部のカバー3内に収容され、前記
モータ軸6はギヤ87を介して前記モータ軸6に平行な
クランクシャフト21を駆動する。このクランクシャフ
ト21は前記の接合されたシリンダ17、17の合わせ
面で回転自在に挟持されている。従って、前記シリンダ
17、17及び空気タンク13、13は、形状の点にお
いても、また容積の点においても、前記クランクシャフ
ト21に対して完全に左右対称とすることができる。
前記空気タンク13上部のカバー3内に収容され、前記
モータ軸6はギヤ87を介して前記モータ軸6に平行な
クランクシャフト21を駆動する。このクランクシャフ
ト21は前記の接合されたシリンダ17、17の合わせ
面で回転自在に挟持されている。従って、前記シリンダ
17、17及び空気タンク13、13は、形状の点にお
いても、また容積の点においても、前記クランクシャフ
ト21に対して完全に左右対称とすることができる。
【0014】前記クランクシャフト21には、二個の偏
心クランク部材23、23が、前記クランク室19の中
央に位置するように、上下に正対して重合固定して装着
されている(図4参照)。該クランク部材23、23は
二枚の円盤23a、23bを中心をずらして接合した形
状のものであり、各円盤の外周には水平方向に延びるピ
ストンロッド27a、27b、29a、29bの端部と
一体のリング28a、28b、30a、30bがそれぞ
れベアリングを介して取り付けられている。図面に示す
実施例では、外側の二枚の円盤23a、23aに取り付
けられたピストンロッド27a、27bは図の右側に延
び、内側の二枚の円盤23b、23bに取り付けられた
ピストンロッド29a、29bは図の左側にそれぞれ延
びるものとされている。
心クランク部材23、23が、前記クランク室19の中
央に位置するように、上下に正対して重合固定して装着
されている(図4参照)。該クランク部材23、23は
二枚の円盤23a、23bを中心をずらして接合した形
状のものであり、各円盤の外周には水平方向に延びるピ
ストンロッド27a、27b、29a、29bの端部と
一体のリング28a、28b、30a、30bがそれぞ
れベアリングを介して取り付けられている。図面に示す
実施例では、外側の二枚の円盤23a、23aに取り付
けられたピストンロッド27a、27bは図の右側に延
び、内側の二枚の円盤23b、23bに取り付けられた
ピストンロッド29a、29bは図の左側にそれぞれ延
びるものとされている。
【0015】前記ピストンロッド27a、27b及び2
9a、29bの先端はピストンピン31及び31に連結
され、これらのピストンピン31、31には、前記シリ
ンダ17、17内を往復動するピストン33、33がそ
れぞれ取り付けられている。前記クランクシャフト21
を中心とする左右一対のピストン33、33は、前記モ
−タ5の回転に伴うクランクシャフト21の回転によ
り、互いに逆方向に向かって同時に往復運動を行うの
で、作動時の振動を大幅に低減できる。
9a、29bの先端はピストンピン31及び31に連結
され、これらのピストンピン31、31には、前記シリ
ンダ17、17内を往復動するピストン33、33がそ
れぞれ取り付けられている。前記クランクシャフト21
を中心とする左右一対のピストン33、33は、前記モ
−タ5の回転に伴うクランクシャフト21の回転によ
り、互いに逆方向に向かって同時に往復運動を行うの
で、作動時の振動を大幅に低減できる。
【0016】図5に示す如く、前記各ピストン33、3
3のピストンヘッド34、34には、その直径上で中心
から等距離の位置に二つの吸気口39、39がそれぞれ
貫設され、これらの吸気口39、39の上面には吸気リ
ード弁37が設けられている。該吸気リード弁37は、
吸気弁押え部材41によって中央部を押圧され、該吸気
弁押え部材41とともに前記ピストンヘッド34に対し
てビス止め固定されている。このように、吸気リード弁
37がシリンダ17内部に設けられているため、吸気音
の発生が少ないという利点がある。
3のピストンヘッド34、34には、その直径上で中心
から等距離の位置に二つの吸気口39、39がそれぞれ
貫設され、これらの吸気口39、39の上面には吸気リ
ード弁37が設けられている。該吸気リード弁37は、
吸気弁押え部材41によって中央部を押圧され、該吸気
弁押え部材41とともに前記ピストンヘッド34に対し
てビス止め固定されている。このように、吸気リード弁
37がシリンダ17内部に設けられているため、吸気音
の発生が少ないという利点がある。
【0017】前記吸気弁押え部材41は、前記ピストン
ヘッド34とほぼ同径の円盤状のものであり、その外周
には前記ピストンヘッド34の方向に突出した突出縁4
5が形成されている。
ヘッド34とほぼ同径の円盤状のものであり、その外周
には前記ピストンヘッド34の方向に突出した突出縁4
5が形成されている。
【0018】この突出縁45は、前記ピストンヘッド3
4の外周部に設けられた段部32に適合するものであ
り、該段部32との間に形成される溝内にシ−ルリング
47が挿入されている。
4の外周部に設けられた段部32に適合するものであ
り、該段部32との間に形成される溝内にシ−ルリング
47が挿入されている。
【0019】また、前記吸気弁押え部材41の裏面(ピ
ストンヘッド34側の面)には、中心から滑らかなアー
ルをなした傾斜面49が形成されている。この傾斜面4
9には、前記吸気リード弁37が開状態で密着して開度
が規制される。
ストンヘッド34側の面)には、中心から滑らかなアー
ルをなした傾斜面49が形成されている。この傾斜面4
9には、前記吸気リード弁37が開状態で密着して開度
が規制される。
【0020】前記吸気弁押え部材41の直径上には、前
記ピストンヘッド34と同様に二つの吸気口51、51
が設けられている。これらの吸気口51、51は、前記
吸気リード弁37が開状態のときに該吸気リード弁37
によって閉塞されないように、前記ピストン33の吸気
口39、39より外側の位置にずらして貫設される。こ
の結果、ピストン33が上死点から下死点に移動すると
きに、吸気リード弁37が開いてクランク室19内の空
気がピストン33及び吸気弁押え部材41に設けられた
吸気口39、51から吸気される。
記ピストンヘッド34と同様に二つの吸気口51、51
が設けられている。これらの吸気口51、51は、前記
吸気リード弁37が開状態のときに該吸気リード弁37
によって閉塞されないように、前記ピストン33の吸気
口39、39より外側の位置にずらして貫設される。こ
の結果、ピストン33が上死点から下死点に移動すると
きに、吸気リード弁37が開いてクランク室19内の空
気がピストン33及び吸気弁押え部材41に設けられた
吸気口39、51から吸気される。
【0021】前記シリンダ17のシリンダヘッド53に
は二つの排気口55、55が貫設されている。これらの
排気口55には前記ピストンヘッド34に設けられた吸
気リード弁37と同様の排気リード弁57が設けられ、
前記吸気弁押え部材41と同様の排気弁押え部材58と
ともに前記シリンダヘッド53に対してビス止めされて
いる(図6参照)。図面に示す実施例においては、前記
排気弁押え部材58は、前記吸気弁押え部材41とは9
0度回転させて取り付けている。
は二つの排気口55、55が貫設されている。これらの
排気口55には前記ピストンヘッド34に設けられた吸
気リード弁37と同様の排気リード弁57が設けられ、
前記吸気弁押え部材41と同様の排気弁押え部材58と
ともに前記シリンダヘッド53に対してビス止めされて
いる(図6参照)。図面に示す実施例においては、前記
排気弁押え部材58は、前記吸気弁押え部材41とは9
0度回転させて取り付けている。
【0022】また、前記シリンダヘッド53、53には
それぞれ蓋59が取り付けられ、該蓋59の内面と前記
シリンダヘッド53に固着された前記排気弁押え部材5
8の上面とにより気溜り室61が形成されている。前記
蓋59の頂部には、前記気溜り室61内の気圧が所定圧
以上になると開状態となって前記気溜り室61内の空気
を前記空気タンク13へ排出するとともに、該空気タン
ク13から前記気溜り室61方向への空気の流れを阻止
する逆止弁63が設けられている。すなわち、前記蓋5
9の頂部に抜気口65を設けるとともに、該抜気口65
の周囲から前記気溜り室61内に向かって筒部66を突
設し、該筒部66の先端に内向きフランジ67を設け、
スプリング69によって弁63を前記内向きフランジ6
7側に付勢し、前記弁63と内向きフランジ67との間
にはシール用Oリング71を介在させている。
それぞれ蓋59が取り付けられ、該蓋59の内面と前記
シリンダヘッド53に固着された前記排気弁押え部材5
8の上面とにより気溜り室61が形成されている。前記
蓋59の頂部には、前記気溜り室61内の気圧が所定圧
以上になると開状態となって前記気溜り室61内の空気
を前記空気タンク13へ排出するとともに、該空気タン
ク13から前記気溜り室61方向への空気の流れを阻止
する逆止弁63が設けられている。すなわち、前記蓋5
9の頂部に抜気口65を設けるとともに、該抜気口65
の周囲から前記気溜り室61内に向かって筒部66を突
設し、該筒部66の先端に内向きフランジ67を設け、
スプリング69によって弁63を前記内向きフランジ6
7側に付勢し、前記弁63と内向きフランジ67との間
にはシール用Oリング71を介在させている。
【0023】なお、シリンダ17の排気口55と空気タ
ンク13との間に前記構成の気溜り室61を設けたの
は、シリンダヘッド53に設けた排気リ−ド弁57はあ
まりシ−ル性の良いものではないため、ピストン33の
動作を止めておいたときに、気溜り室61内の圧縮空気
が自然にシリンダ17内に漏れるので、該シリンダ17
の内圧が上り過ぎて、再始動時にピストン33が起動し
なくなることを防止するためである。すなわち、前記気
溜り室61は、シリンダヘッド53に設けた排気リ−ド
弁57のシ−ルが不完全なことを利用してアンロ−ダの
作用をせしめるべく設けられたものである。
ンク13との間に前記構成の気溜り室61を設けたの
は、シリンダヘッド53に設けた排気リ−ド弁57はあ
まりシ−ル性の良いものではないため、ピストン33の
動作を止めておいたときに、気溜り室61内の圧縮空気
が自然にシリンダ17内に漏れるので、該シリンダ17
の内圧が上り過ぎて、再始動時にピストン33が起動し
なくなることを防止するためである。すなわち、前記気
溜り室61は、シリンダヘッド53に設けた排気リ−ド
弁57のシ−ルが不完全なことを利用してアンロ−ダの
作用をせしめるべく設けられたものである。
【0024】前記空気タンク13の適宜の位置には、コ
字形の鉄板からなる固定部材81と、該固定部材81の
対向する面にそれぞれ対向して挿通された圧力検知棒8
3とボタンスイッチ85とからなる圧力制御スイッチ8
0が設けられている。この圧力制御スイッチ80は、前
記空気タンク13内の気圧が所定圧以上になると前記モ
ータ5の作動を停止させるものである。
字形の鉄板からなる固定部材81と、該固定部材81の
対向する面にそれぞれ対向して挿通された圧力検知棒8
3とボタンスイッチ85とからなる圧力制御スイッチ8
0が設けられている。この圧力制御スイッチ80は、前
記空気タンク13内の気圧が所定圧以上になると前記モ
ータ5の作動を停止させるものである。
【0025】前記圧力検知棒83は、ばね88の付勢力
と空気タンク13内の気圧とのバランスの変化に応じて
連続的に突出量が変化するものであり、前記一方の空気
タンク13を構成する空気タンク片13bに直接取り付
けられている。前記ボタンスイッチ85は、前記圧力検
知棒83の作動方向に位置調節可能に前記固定部材81
に取り付けられており、前記検知棒83方向への突出量
を調節することにより、作り出される空気圧の調整を可
能とするものである。
と空気タンク13内の気圧とのバランスの変化に応じて
連続的に突出量が変化するものであり、前記一方の空気
タンク13を構成する空気タンク片13bに直接取り付
けられている。前記ボタンスイッチ85は、前記圧力検
知棒83の作動方向に位置調節可能に前記固定部材81
に取り付けられており、前記検知棒83方向への突出量
を調節することにより、作り出される空気圧の調整を可
能とするものである。
【0026】上記のように構成される圧縮機1において
は、まず、エアクリ−ナ4で浄化されクランク室19内
に供給された空気は、モ−タ5の駆動によって作動する
ピストン33によりシリンダ17内に吸入される。すな
わち、左右一対のピストン33、33が同時に上死点か
ら下死点へと運動することにより、ピストンヘッド34
に設けられた吸気リ−ド弁37が開いてピストンヘッド
34及び吸気弁押え部材41に貫設された吸気口39、
51から空気が吸入される。このときシリンダヘッド5
3に設けられた排気リ−ド弁57は閉状態である。
は、まず、エアクリ−ナ4で浄化されクランク室19内
に供給された空気は、モ−タ5の駆動によって作動する
ピストン33によりシリンダ17内に吸入される。すな
わち、左右一対のピストン33、33が同時に上死点か
ら下死点へと運動することにより、ピストンヘッド34
に設けられた吸気リ−ド弁37が開いてピストンヘッド
34及び吸気弁押え部材41に貫設された吸気口39、
51から空気が吸入される。このときシリンダヘッド5
3に設けられた排気リ−ド弁57は閉状態である。
【0027】下死点に達したピストン33、33が上死
点へと作動するときには、ピストンヘッド34の吸気リ
ード弁37は閉状態となる一方、シリンダ17、17内
の気圧の上昇によりシリンダヘッド53の排気リード弁
57が開状態となるため、シリンダ17、17内に吸入
された空気は、シリンダヘッド53及び排気弁押え部材
58に貫設された排気口55、60から気溜り室61内
へと圧送される。
点へと作動するときには、ピストンヘッド34の吸気リ
ード弁37は閉状態となる一方、シリンダ17、17内
の気圧の上昇によりシリンダヘッド53の排気リード弁
57が開状態となるため、シリンダ17、17内に吸入
された空気は、シリンダヘッド53及び排気弁押え部材
58に貫設された排気口55、60から気溜り室61内
へと圧送される。
【0028】上記のようにして気溜り室61内の気圧が
所定圧以上になると、気溜り室61内の圧縮空気がスプ
リング69の付勢力に抗して蓋59に設けられた逆止弁
63を開き、空気タンク13、13内へと流入する。空
気タンク13、13内の空気は、逆止弁63の作用によ
り気溜り室61方向に逆流することはない。
所定圧以上になると、気溜り室61内の圧縮空気がスプ
リング69の付勢力に抗して蓋59に設けられた逆止弁
63を開き、空気タンク13、13内へと流入する。空
気タンク13、13内の空気は、逆止弁63の作用によ
り気溜り室61方向に逆流することはない。
【0029】空気タンク13内の気圧の変化に伴い、空
気タンク片13bに直接取り付けられた圧力検知棒83
の突出量が連続的に変化する。そして圧力検知棒83の
先端がボタンスイッチ85を押圧したときにモータ5の
作動が停止する。ボタンスイッチ85と圧力検知棒83
との間隔は、固定部材81に取り付けられたボタンスイ
ッチ85の突出量を調節することにより適宜に定められ
るため、取り出される空気圧の大きさを容易に制御する
ことができる。
気タンク片13bに直接取り付けられた圧力検知棒83
の突出量が連続的に変化する。そして圧力検知棒83の
先端がボタンスイッチ85を押圧したときにモータ5の
作動が停止する。ボタンスイッチ85と圧力検知棒83
との間隔は、固定部材81に取り付けられたボタンスイ
ッチ85の突出量を調節することにより適宜に定められ
るため、取り出される空気圧の大きさを容易に制御する
ことができる。
【0030】上記実施例の構成では、クランクシャフト
21を中心軸として左右に使用される各部品が全て共通
であるため、量産性に富み、製造コストが抑えられると
いう利点がある。
21を中心軸として左右に使用される各部品が全て共通
であるため、量産性に富み、製造コストが抑えられると
いう利点がある。
【0031】なお、以上は、本発明について、シリンダ
とピストンとをそれぞれ二つずつ有し、クランクシャフ
トに対して左右対称とした構成の圧縮機を用いて説明し
たが、本発明は、シリンダ及びピストンがそれぞれ一つ
である圧縮機にも実施可能であることは言うまでもな
い。
とピストンとをそれぞれ二つずつ有し、クランクシャフ
トに対して左右対称とした構成の圧縮機を用いて説明し
たが、本発明は、シリンダ及びピストンがそれぞれ一つ
である圧縮機にも実施可能であることは言うまでもな
い。
【0032】また、本発明の構成の圧縮機は、ベッドの
リフト装置用等の、間欠的使用や小容量のもので、発熱
があまり問題とならない用途に特に適している。
リフト装置用等の、間欠的使用や小容量のもので、発熱
があまり問題とならない用途に特に適している。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダとタンクとが
一体化されているため部品点数が少なく安価である。ま
た、配管も無く圧縮機の付属機器を全て内部に組付けら
れるものであるため、ビビリ音の発生も少なく、低振動
・低騒音での運転が可能であるほか、保守整備が容易で
ある。さらに、圧縮機にタンクを組込んだものであるた
め、装置全体がコンパクトで体裁もよい等の効果があ
る。
一体化されているため部品点数が少なく安価である。ま
た、配管も無く圧縮機の付属機器を全て内部に組付けら
れるものであるため、ビビリ音の発生も少なく、低振動
・低騒音での運転が可能であるほか、保守整備が容易で
ある。さらに、圧縮機にタンクを組込んだものであるた
め、装置全体がコンパクトで体裁もよい等の効果があ
る。
【図1】本発明の圧縮機の一実施例を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の圧縮機の一実施例を示す横断平面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の圧縮機の一実施例を示す全体概略斜視
図である。
図である。
【図4】クランク室内部構成を示した斜視図である。
【図5】ピストンヘッド付近の断面図である。
【図6】シリンダヘッド付近の分解斜視図である。
13 タンク 13a、13b タンク片 17 シリンダ 55 排気口 57 排気リ−ド弁61 気溜り室
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ(17)がタンク(13)の一
片(13b)と一体に構成され前記タンク(13)に覆
われるとともに、前記シリンダ(17)の排気口(5
5)と前記タンク(13)との間に、該タンク(13)
に対して気密性を有するとともに前記シリンダ(17)
の内部と排気リ−ド弁(57)を介して連通する気溜り
室(61)を設けたことを特徴とする往復動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185319A JP3018611B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 往復式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185319A JP3018611B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 往復式圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510259A JPH0510259A (ja) | 1993-01-19 |
JP3018611B2 true JP3018611B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16168757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3185319A Expired - Lifetime JP3018611B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 往復式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018611B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1664529A4 (en) * | 2003-09-02 | 2008-07-23 | Airsep Corp | COMPACT COMPACTOR |
WO2014142041A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-18 | 株式会社ティラド | 樹脂製ラジエータキャップとその取付構造 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3185319A patent/JP3018611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0510259A (ja) | 1993-01-19 |
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