JPH05187564A - チェックバルブ - Google Patents
チェックバルブInfo
- Publication number
- JPH05187564A JPH05187564A JP566092A JP566092A JPH05187564A JP H05187564 A JPH05187564 A JP H05187564A JP 566092 A JP566092 A JP 566092A JP 566092 A JP566092 A JP 566092A JP H05187564 A JPH05187564 A JP H05187564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poppet
- check valve
- sliding
- guide
- periphery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Check Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポペットがスティックしなくなることを目的
とする。 【構成】 ボディに穿設された孔内で円筒容器状のポペ
ットが進退して孔内に通ずる流路を開閉するチェックバ
ルブにおけるポペット外周の摺動面に摺動方向のガイド
を突設して構成する。
とする。 【構成】 ボディに穿設された孔内で円筒容器状のポペ
ットが進退して孔内に通ずる流路を開閉するチェックバ
ルブにおけるポペット外周の摺動面に摺動方向のガイド
を突設して構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙用機の推進系配管
ライン、或いは一般のプラント、水道設備の配管ライン
などに適用されるチェックバルブに関する。
ライン、或いは一般のプラント、水道設備の配管ライン
などに適用されるチェックバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の宇宙用機の推進系配管ライ
ンに使用されているチェックバルブの説明図である。図
において、本チェックバルブはインラインポペットタイ
プでポペット01が円筒容器、ボディ(エンド)03が
円孔をなしており、この両者を嵌め合う構造となってい
る。このポペット01とボディ03とのクリアランス
は、管径が6.35mmラインの場合で片側50〜20
0μmと小さい。符号02はハウジング、04はシール
である。
ンに使用されているチェックバルブの説明図である。図
において、本チェックバルブはインラインポペットタイ
プでポペット01が円筒容器、ボディ(エンド)03が
円孔をなしており、この両者を嵌め合う構造となってい
る。このポペット01とボディ03とのクリアランス
は、管径が6.35mmラインの場合で片側50〜20
0μmと小さい。符号02はハウジング、04はシール
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のチ
ェックバルブにおいて、ポペット01とボディ03との
クリアランスは管径が6.35mmラインの場合で片側
50〜200μmと小さいため、摺動面にフレッティン
グ傷や摺動傷が付き易く、これらフレッティング傷や摺
動傷の範囲は周方向にほぼ均等に広い範囲に及ぶ。ま
た、コンタミネーションがポペット01とボディ03と
の間に挟さまれ易い。これらが原因でポペット01がス
ティックすることがある。
ェックバルブにおいて、ポペット01とボディ03との
クリアランスは管径が6.35mmラインの場合で片側
50〜200μmと小さいため、摺動面にフレッティン
グ傷や摺動傷が付き易く、これらフレッティング傷や摺
動傷の範囲は周方向にほぼ均等に広い範囲に及ぶ。ま
た、コンタミネーションがポペット01とボディ03と
の間に挟さまれ易い。これらが原因でポペット01がス
ティックすることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチェックバ
ルブは上記課題の解決を目的にしており、ボディに穿設
された孔内で円筒容器状のポペットが進退して上記孔内
に通ずる流路を開閉するチェックバルブにおいて、上記
ポペット外周の摺動面に摺動方向のガイドを突設した構
成を特徴とする。
ルブは上記課題の解決を目的にしており、ボディに穿設
された孔内で円筒容器状のポペットが進退して上記孔内
に通ずる流路を開閉するチェックバルブにおいて、上記
ポペット外周の摺動面に摺動方向のガイドを突設した構
成を特徴とする。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係るチェックバルブにおいて
は、ボディに穿設された孔内で円筒容器状のポペットが
進退して孔内に通ずる流路を開閉するチェックバルブに
おけるポペット外周の摺動面に摺動方向のガイドが突設
されており、ポペットとボディとの摺動面にガイドが突
設されたことにより摺動面における接触面積が小さくな
ってフレッティング傷や摺動傷が少なくなるとともに、
ポペットとボディとのクリアランスが大きくなってコン
タミネーションがポペットとボディとの間に詰まるのが
防止される。
は、ボディに穿設された孔内で円筒容器状のポペットが
進退して孔内に通ずる流路を開閉するチェックバルブに
おけるポペット外周の摺動面に摺動方向のガイドが突設
されており、ポペットとボディとの摺動面にガイドが突
設されたことにより摺動面における接触面積が小さくな
ってフレッティング傷や摺動傷が少なくなるとともに、
ポペットとボディとのクリアランスが大きくなってコン
タミネーションがポペットとボディとの間に詰まるのが
防止される。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るチェックバル
ブの説明図である。図において、本実施例に係るチェッ
クバルブは宇宙用機の推進系配管ラインに使用されるイ
ンラインポペットタイプのもので、ポペット1が円筒容
器、ボディ(エンド)3が円孔をなしており、この両者
を嵌め合う構造となっている。符号2はハウジング、4
はシールである。このポペット1とボディ3とのクリア
ランスが小さいと摺動面にフレッティング傷や摺動傷が
付き易く、またコンタミネーションがポペット1とボデ
ィ3との間に挟さまれ易く、これらが原因でポペット1
がスティックすることがあるが、本チェックバルブはこ
のスティックを回避するため、図に示すようにポペット
1の外周に摺動方向のガイド1aを突設してポペット1
外径をボディ3の内径よりも一回り小さくしており、ポ
ペット1とボディ3とのクリアランスは管径が6.35
mmラインの場合で片側400〜500μmと大きくな
っている。このクリアランスを大きくしたことによって
起こるポペット1の振れ止めは、ガイド1aをポペット
1の外周に等分に3個乃至複数個設けてポペット1の振
れを抑制することにより防ぐようになっている。
ブの説明図である。図において、本実施例に係るチェッ
クバルブは宇宙用機の推進系配管ラインに使用されるイ
ンラインポペットタイプのもので、ポペット1が円筒容
器、ボディ(エンド)3が円孔をなしており、この両者
を嵌め合う構造となっている。符号2はハウジング、4
はシールである。このポペット1とボディ3とのクリア
ランスが小さいと摺動面にフレッティング傷や摺動傷が
付き易く、またコンタミネーションがポペット1とボデ
ィ3との間に挟さまれ易く、これらが原因でポペット1
がスティックすることがあるが、本チェックバルブはこ
のスティックを回避するため、図に示すようにポペット
1の外周に摺動方向のガイド1aを突設してポペット1
外径をボディ3の内径よりも一回り小さくしており、ポ
ペット1とボディ3とのクリアランスは管径が6.35
mmラインの場合で片側400〜500μmと大きくな
っている。このクリアランスを大きくしたことによって
起こるポペット1の振れ止めは、ガイド1aをポペット
1の外周に等分に3個乃至複数個設けてポペット1の振
れを抑制することにより防ぐようになっている。
【0007】このようにして本チェックバルブは、従来
のチェックバルブではポペット1とボディ3とがポペッ
ト1の全周において接触している面積を、3個乃至複数
のガイド1aだけで接触させることによって従来の10
%程度に抑え、フレッティング傷や摺動傷を従来の10
%程度としている。また、コンタミネーションも従来の
チェックバルブでは最大で数百μm程度であるが、ポペ
ット1とボディ3とのクリアランスを従来のチェックバ
ルブにおける3倍程度に広げて400〜500μm程度
にすることにより、ポペット1とボディ3との間をコン
タミネーションが容易に通り抜けるようにしている。こ
のように、ポペット1とボディ3との摺動面におけるフ
レッティング傷や摺動傷を少なくすることができるとと
もに、コンタミネーションがポペット1とボディ3との
間に詰まるのを防ぐことができるので、ポペット1のス
ティックがなくなる。なお、ガイド1aとボディ3との
クリアランスは、従来のチェックバルブにおけるクリア
ランスと同じにしている。これによってポペット1の振
動を抑え、摺動面における過度のこすれ、叩かれ、肌荒
れ等を防ぎ、ポペット1のスティック防止を可能として
いる。従って、ロケットなど宇宙用機の推進系システム
において重要な役割を担う本チェックバルブの故障が防
止され、推進系システムの開発やロケットの打上げ作業
が一層スムーズに行われるようになり、コストの面でも
大きな効果がある。また、ポペット1、ボディ3におけ
るフレッティング傷や摺動傷が減少するので、むしれ傷
の剥離による推進システム系のアクシデントを減らすこ
とができる。
のチェックバルブではポペット1とボディ3とがポペッ
ト1の全周において接触している面積を、3個乃至複数
のガイド1aだけで接触させることによって従来の10
%程度に抑え、フレッティング傷や摺動傷を従来の10
%程度としている。また、コンタミネーションも従来の
チェックバルブでは最大で数百μm程度であるが、ポペ
ット1とボディ3とのクリアランスを従来のチェックバ
ルブにおける3倍程度に広げて400〜500μm程度
にすることにより、ポペット1とボディ3との間をコン
タミネーションが容易に通り抜けるようにしている。こ
のように、ポペット1とボディ3との摺動面におけるフ
レッティング傷や摺動傷を少なくすることができるとと
もに、コンタミネーションがポペット1とボディ3との
間に詰まるのを防ぐことができるので、ポペット1のス
ティックがなくなる。なお、ガイド1aとボディ3との
クリアランスは、従来のチェックバルブにおけるクリア
ランスと同じにしている。これによってポペット1の振
動を抑え、摺動面における過度のこすれ、叩かれ、肌荒
れ等を防ぎ、ポペット1のスティック防止を可能として
いる。従って、ロケットなど宇宙用機の推進系システム
において重要な役割を担う本チェックバルブの故障が防
止され、推進系システムの開発やロケットの打上げ作業
が一層スムーズに行われるようになり、コストの面でも
大きな効果がある。また、ポペット1、ボディ3におけ
るフレッティング傷や摺動傷が減少するので、むしれ傷
の剥離による推進システム系のアクシデントを減らすこ
とができる。
【0008】
【発明の効果】本発明に係るチェックバルブは前記のよ
うに構成されており、ポペットとボディとの摺動面にお
けるフレッティング傷や摺動傷が少なくなるとともにコ
ンタミネーションがポペットとボディとの間に詰まるの
が防止されるので、ポペットがスティックしなくなる。
うに構成されており、ポペットとボディとの摺動面にお
けるフレッティング傷や摺動傷が少なくなるとともにコ
ンタミネーションがポペットとボディとの間に詰まるの
が防止されるので、ポペットがスティックしなくなる。
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係るチェック
バルブの断面図、同図(b)は同図(a)におけるb−
b断面図、同図(c)は同図(a)におけるポペットの
斜視図である。
バルブの断面図、同図(b)は同図(a)におけるb−
b断面図、同図(c)は同図(a)におけるポペットの
斜視図である。
【図2】図2(a)は従来のチェックバルブの断面図、
同図(b)は同図(a)におけるb−b断面図である。
同図(b)は同図(a)におけるb−b断面図である。
1 ポペット 1a ガイド 2 ハウジング 3 ボディ(エンド) 4 シール
Claims (1)
- 【請求項1】 ボディに穿設された孔内で円筒容器状の
ポペットが進退して上記孔内に通ずる流路を開閉するチ
ェックバルブにおいて、上記ポペット外周の摺動面に摺
動方向のガイドを突設したことを特徴とするチェックバ
ルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP566092A JPH05187564A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | チェックバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP566092A JPH05187564A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | チェックバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187564A true JPH05187564A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11617267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP566092A Withdrawn JPH05187564A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | チェックバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05187564A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008298127A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Nippon Tansan Gas Co Ltd | ガス開閉弁 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP566092A patent/JPH05187564A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008298127A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Nippon Tansan Gas Co Ltd | ガス開閉弁 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |