JPH0518716A - 光学式非接触厚み測定装置 - Google Patents

光学式非接触厚み測定装置

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JPH0518716A
JPH0518716A JP19578291A JP19578291A JPH0518716A JP H0518716 A JPH0518716 A JP H0518716A JP 19578291 A JP19578291 A JP 19578291A JP 19578291 A JP19578291 A JP 19578291A JP H0518716 A JPH0518716 A JP H0518716A
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light
measured
thickness
condenser lens
condensing
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JP19578291A
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Inventor
Kazuyuki Yonetani
米谷和幸
Yasushi Asada
浅田泰史
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Seidensha Electronics Co Ltd
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Seidensha Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明な被測定物の厚みを、片側からの操作の
みで、かつ非接触で測定する。 【構成】 光軸L2 上に、第1集光レンズ4,第2集光
レンズ5およびハ−フミラ−6を配置して、共焦点光学
系を構成する。光軸L2 に垂直に被測定物7を設置す
る。光源1のHe−Neレ−ザ発振器2から、レ−ザビ
−ムを出射すると、このレ−ザビ−ムは、ハ−フミラ−
6で反射されて第1集光レンズ4に入射し、集光点F4
に集光する。第1集光レンズ4を、被測定物7に接近さ
せると、集光点F4 は、被測定物7の表面H側から裏面
B側に向かって移動する。被測定物7で反射した反射光
は、第1集光レンズ4およびハ−フミラ−6を通り、第
2集光レンズ5により集光されるが、この反射光のう
ち、集光点F4 からの反射光のみが、集光点F5 に集光
する。そして、光選択板8のピンホ−ル8aを通って光
センサ9に受光される。他の位置からの反射光は、光選
択板8でカットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明なガラスやプラス
チック材等の厚みを、光学的に非接触で測定することが
できる装置に係り、特に被測定物の厚みを、片面側から
の操作のみで測定することができる光学式非接触厚み測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスやプラスチック製の透明容
器等の肉厚を測定する装置としては、透明容器の表面に
プロ−ブを密着させ、超音波を用いて厚みを測定する超
音波方式のもの、あるいは透明容器内にプロ−ブを挿入
するとともに、透明容器外にもプロ−ブを配置し、透明
容器が吸収する赤外線の量に基づき厚みを測定する赤外
線方式のもの、さらには透明容器内に金属球を入れると
ともに、この金属球を、透明容器外に密着させたプロ−
ブに磁石を用いて磁着させ、磁界の強さから厚みを測定
する電磁方式のものが、一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の厚み測定装
置のうち、超音波方式のものは、透明容器の表面にプロ
−ブを密着させる必要があるため、測定が容易でないと
ともに、曲率半径が小さな曲面に対しては、測定できな
いおそれがある。また、小型の容器の場合には、プロ−
ブを密着させる面積を確保できず、この場合にも測定で
きないおそれがある。
【0004】また、赤外線方式の従来の厚み測定装置
は、プロ−ブを透明容器に接触させる必要がないため、
非接触で厚み測定が可能となるという利点を有し、PE
Tボトルの厚み測定に実用化されているが、透明容器の
両側にプロ−ブを配置しなければならないないため、プ
ロ−ブを挿入できない小型の容器には適用できず、また
大型の容器でも、密閉容器の場合には適用できないとい
う問題がある。
【0005】さらに、電磁方式の従来の厚み測定装置
は、金属球を密着させることができる面であれば、比較
的曲率半径が小さな曲面でも測定することができるが、
金属球を透明容器内に入れなければならないため、前記
赤外線方式の場合と同様の問題がある。
【0006】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、被測定物の厚みを、片面側からの操作のみで、かつ
非接触で測定することができ、しかも被測定物が小さく
ても、また曲面であっても適用することができる光学式
非接触厚み測定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
前記目的を達成する手段として、光源からの光を集光さ
せるとともに、その集光点を被測定物の厚さ方向に相対
移動させる入射光学系と;被測定物からの反射光が入射
され、入射された反射光を集光させる反射光学系と;反
射光学系からの光のうち、前記集光点からの反射光のみ
を通過させるピンホ−ルまたはスリットを有する光選択
機構と;光選択機構を通過した光の強度を測定する光セ
ンサと;を備え、前記光センサの出力に基づいて被測定
物の厚さを測定するようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の第2の発明は、前記目的を
達成する手段として、光源からの光がハ−フミラ−を介
し入射され、入射された光を被測定物に対しほぼ直角に
出射して集光させるとともに、その集光点を被測定物の
厚さ方向に相対移動させる第1集光レンズと;被測定物
からの反射光が前記第1集光レンズおよびハ−フミラ−
を介し入射され、入射された反射光を集光させる第2集
光レンズと;第2集光レンズからの光のうち、前記集光
点からの反射光のみを通過させるピンホ−ルまたはスリ
ットを有する光選択機構と;光選択機構を通過した光の
強度を測定する光センサと;を備え、前記光センサの出
力に基づいて被測定物の厚さを測定するようにしたこと
を特徴とする。
【0009】さらに、本発明の第3の発明は、前記目的
を達成する手段として、光源からの光を、被測定物に対
し予め定められた鋭角の入射角で出射して集光させると
ともに、その集光点を被測定物の厚さ方向に相対移動さ
せる第1集光レンズと;被測定物からの反射光が入射さ
れる第2集光レンズと;第2集光レンズを通過した反射
光を集光させる第3集光レンズと;第3集光レンズから
の光のうち、前記集光点からの反射光のみを通過させる
ピンホ−ルまたはスリットを有する光選択機構と;光選
択機構を通過した光の強度を測定する光センサと;を備
え、前記光センサの出力および前記被測定物に対する光
の入反射角に基づいて被測定物の厚さを測定するように
したことを特徴とする。
【0010】そして、本発明の第3の発明においては、
第1集光レンズ,第2集光レンズおよび第3集光レンズ
のうちの少なくともいずれか1つの集光レンズに代え、
凹面鏡を用いるようにすることもできる。
【0011】
【作用】本発明の第1の発明に係る光学式非接触厚み測
定装置においては、入射光学系と反射光学系とにより共
焦点光学系が構成され、入射光学系の集光点からの反射
光は、反射光学系の集光点で集光することになる。この
ため、反射光学系の集光点位置に光選択機構を設置して
おけば、入射光学系の集光点からの反射光のみが光選択
機構を通過し、光センサによりその強度が測定される。
【0012】ところで、光選択機構を通過した光の強度
は、入射光学系の集光点が、被測定物の表面に一致する
場合および被測定物の裏面に一致する場合に極端に大き
くなり、光センサの出力は、前記両位置にピ−ク値を有
する波形となる。このため、両ピ−ク値間の距離を、被
測定物の屈折率を考慮して補正することにより、被測定
物の厚みを非接触で、しかも片面側からのみの操作で測
定することが可能となる。
【0013】また、本発明の第2の発明に係る光学式非
接触厚み測定装置においては、共焦点光学系が、第1集
光レンズおよび第2集光レンズと、これら両集光レンズ
の間に配されるハ−フミラ−とから構成される。このた
め、共焦点光学系の構成が簡素化され、装置のコンパク
ト化およびコストダウンが可能となる。
【0014】さらに、本発明の第3の発明に係る光学式
非接触厚み測定装置においては、各集光レンズ,光選択
機構および光センサが、被測定物の測定面に直交する方
向を避けて設置される。このため、前記測定面に直交す
る方向に障害物がある場合でも測定でき、適用範囲の拡
大が可能となる。そして、前記各集光レンズに代えて、
凹面鏡を用いるようにしても、ほぼ同様の効果が期待で
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。図
1は、本発明の第1実施例に係る光学式非接触厚み測定
装置を示すもので、図中、符号1は光源であり、この光
源1は、He−Neレ−ザ発振器2と、微小スポットを
得るためにHe−Neレ−ザ発振器2からのレ−ザビ−
ムを拡大して平行光とするビ−ムエキスパンダ3とから
構成されている。
【0016】この光源1のレ−ザビ−ム出射側には、図
1に示すように、レ−ザビ−ムの光軸L1 に光軸L2
直交させて第1集光レンズ4および第2集光レンズ5が
それぞれ配置されており、これら両集光レンズ4,5の
間には、前記両光軸L1 ,L2 に対し45度に傾斜する
ハ−フミラ−6が設置されている。そして、前記光源1
からのレ−ザビ−ムは、このハ−フミラ−6で反射され
て前記第1集光レンズ4に入射され、第1集光レンズ4
は、入射したレ−ザビ−ムを後述する被測定物7側に出
射して、集光点F4 に集光させるようになっている。
【0017】この第1集光レンズ4は、図1に両矢印S
で示すように、例えばマイクロメ−タ(図示せず)の駆
動により、光軸L2 にそって被測定物7に対し遠近方向
に移動するようになっており、この移動により、前記集
光点F4 が、被測定物7の表面H側から裏面B側に向か
って厚さ方向に移動するようになっている。
【0018】前記被測定物7としては、図1に示すよう
に、例えば厚さがTの透明なアクリル板が対象となって
おり、この被測定物7は、前記光軸L2 に対し垂直にな
るように設置されている。そして、この被測定物7で反
射した反射光は、前記第1集光レンズ4およびハ−フミ
ラ−6を通して第2集光レンズ5に入射され、この第2
集光レンズ5により集光されるようになっている。
【0019】すなわち、本実施例においては、第1集光
レンズ4およびハ−フミラ−6により入射光学系が構成
されているとともに、両集光レンズ4,5およびハ−フ
ミラ−6により反射光学系が構成されており、かつこれ
らは共焦点光学系を構成している。したがって、第1集
光レンズ4の集光点F4 からの反射光は、図1に示すよ
うに、第2集光レンズ5の集光点F5 に集光するように
なっている。
【0020】この集光点F5 位置には、図1に示すよう
に、光軸L2 上にピンホ−ル8aを有する光選択板8が
設置されており、したがって、この光選択板8は、前記
集光点F4 からの反射光のみを通過させるようになって
いる。そして、この光選択板8を通過した光の強度は、
光パワ−メ−タ等の光センサ9により測定されるように
なっており、この光センサ9の出力に基づいて、被測定
物7の厚さTが測定されるようになっている。
【0021】次に、本実施例の作用について説明する。
He−Neレ−ザ発振器2を起動すると、He−Neレ
−ザ発振器2からのレ−ザビ−ムは、ビ−ムエキスパン
ダ3で例えば10倍に拡大されて平行光となり、ハ−フ
ミラ−6で反射された後、第1集光レンズ4に入射され
る。そして、集光点F4 に集光する。
【0022】この状態で、第1集光レンズ4をマイクロ
メ−タ(図示せず)等を用いて被測定物7に接近させる
と、前記集光点F4 は、被測定物7の表面Hの手前から
裏面Bに通過した位置まで、被測定物7の厚さ方向に移
動することになる。
【0023】一方、被測定物7からの反射光は、第1集
光レンズ4およびハ−フミラ−6を通過して第2集光レ
ンズ5に入射され、その後集光されることになるが、前
述のように、両集光レンズ4,5およびハ−フミラ−6
は、共焦点光学系を構成しているので、第1集光レンズ
4の集光点F4 からの反射光のみが、第2集光レンズ5
の集光点F5 に集光することになる。そして、この集光
点F5 位置には、ピンホ−ル8aを有する光選択板8が
設置されているので、集光点F4 からの反射光のみが、
ピンホ−ル8aを通過して光センサ9に受光され、他の
位置からの反射光は、光選択板8によりカツトされる。
【0024】図2は、このようにして得られた光センサ
9の出力波形を、横軸に移動距離,縦軸に光センサ出力
を取って示したものである。
【0025】図2からも明らかなように、光センサ9の
出力は、第1集光レンズ4の集光点F4 が、被測定物7
の表面Hに一致した位置と裏面Bに一致した位置とにピ
−ク値を有する波形となっている。したがって、このピ
−ク値間の距離Dを測定すれば、被測定物7の厚さTを
求めることができる。
【0026】ここで、一般に前述の方法により求められ
た距離Dと厚さTとの間には、光学の法則により、被測
定物の屈折率をNとした場合、T=N・Dの関係が成立
する。したがって、この式を用いて被測定物の物理的な
厚みTを簡単に計算することができる。
【0027】なお、被測定物7の屈折率Nが不明の場合
には、被測定物7と同一材質で厚さTが判っているサン
プルを用いて屈折率Nを求め、その後被測定物7の厚さ
測定を行なうようにすればよい。
【0028】(実験例)本発明者等は、光源1からのレ
−ザビ−ムのスポット径を10mm,第1集光レンズ4
の焦点距離を20mm,第2集光レンズ5の焦点距離を
100mm,ピンホ−ル8aの径を80μmとし、被測
定物7に透明アクリル板を用いて、その厚さTの測定を
行なった。
【0029】その結果、ミクロオ−ダ−の極めて高精度
な厚さ測定が可能であることが確認された。また、被測
定物7に照射されたレ−ザビ−ムのスポット径が微小で
あるため、被測定物7が小型であっても、また曲面であ
っても、極めて高精度に厚さ測定を行なうことができる
ことも確認された。また、被測定物7として、例えば飲
料が充填された容器等を用いても、容器の屈折率と飲料
の屈折率とが異なっていれば、充分に測定できることも
判った。また、第1集光レンズ4を移動させずに被測定
物7を移動させても、同様の結果が得られることも判っ
た。さらに、被測定物7は、光を透過しかつ充分な反射
光が得られる素材であれば、無色透明の場合に限らず、
着色透明あるいは半透明の場合にも測定できることが確
認された。
【0030】しかして、被測定物7の厚さTを、非接触
で測定することができるので、被測定物7に悪影響を及
ぼすおそれがない。また、被測定物7の片面からの作業
のみで測定できるので、密閉容器等の測定も可能とな
る。また、測定に微小スポットの光を用いているので、
被測定物7が小型であっても、また曲面であっても、厚
さTを精度よく測定することができる。このため、例え
ば透明容器の製造ラインでの厚さ検査等に最適である。
【0031】図3は、本発明の第2実施例を示すもの
で、入射光学系と反射光学系とを別の系で構成し、光源
1からのレ−ザビ−ムを、鋭角の入射角で被測定物7に
照射するようにしたものである。
【0032】すなわち、入射光学系は、図3に示すよう
に、第1集光レンズ11で構成されており、光源1から
のレ−ザビ−ムは、被測定物7に対し所定の鋭角の入射
角で出射され、集光点F11に集光するようになってい
る。
【0033】一方、反射光学系は、図3に示すように、
被測定物7からの反射光が入射される第2集光レンズ1
2と、この第2集光レンズ12からの光を集光させる第
3集光レンズ13とから構成されており、前記第1集光
レンズ11の集光F11からの反射光は、第3集光レンズ
13の集光点F13に集光するようになっている。
【0034】この集光点F13位置には、図3に示すよう
に、ピンホ−ル8aを有する光選択板8が設置されてお
り、したがって、この光選択板8は、前記集光点F11
らの反射光のみを通過させるようになっている。そし
て、この光選択板8を通過した光の強度は、光センサ9
により測定され、その出力に基づいて、被測定物7の厚
さTが測定されるようになっている。
【0035】なお、本実施例においても、前記第1実施
例と同様、被測定物7の厚さTを測定する際には、第1
集光レンズ11の集光点F11を、被測定物7の厚さT方
向に移動させる必要がある。
【0036】その方法としては、第1集光レンズ11
を、入射光学系の光軸にそって移動させる方法と、光源
1とともに被測定物7に対し直交する方向に移動させる
方法とが考えられるが、いずれの場合にも、第1集光レ
ンズ11の移動に合わせ、反射光学系の光軸を移動調節
する必要があり、操作が容易でない。
【0037】したがって、本実施例の場合には、集光点
11を被測定物7の厚さT方向に移動させるのに、第1
集光レンズ11を移動させず、被測定物7を移動させる
ようにすることが好ましい。
【0038】しかして、本実施例の場合にも、前記第1
実施例と同様の効果が期待できるとともに、被測定物7
の近傍に障害物がある場合でも、これを避けて測定を行
なうことができ、適用範囲を拡大することができる。
【0039】図4は、本発明の第3実施例を示すもの
で、前記第2実施例における第1集光レンズ11に代
え、凹面鏡21を用いるようにしたものである。なお、
その他の点については、前記第2実施例と同一構成とな
っており、作用も同一である。
【0040】しかして、凹面鏡21を用いても、前記第
2実施例と同様の効果が期待できる。また、第2集光レ
ンズ12あるいは第3集光レンズ13に代えて、凹面鏡
を用いることもでき、同様の効果が期待できる。
【0041】なお、前記各実施例においては、光源1に
He−Neレ−ザ発振器2を用いる場合について説明し
たが、半導体レ−ザ等の他のレ−ザ発振器を用いること
もでき、また微小スポットが得られるのであれば、レ−
ザ光以外の光を用いることもできる。また、光選択板8
には、ピンホ−ル8aに代えてスリットを設けるように
してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の発明
は、入射光学系と反射光学系とにより共焦点光学系が構
成され、入射光学系の集光点からの反射光のみが、光選
択機構を通過して光センサでその強度が測定されるよう
になっているので、光センサの出力に基づき、被測定物
の厚さを容易かつ高精度に測定することができる。ま
た、被測定物の片面側からの操作のみで、しかも非接触
で測定できるので、接触により被測定物を損傷するおそ
れがないとともに、密閉容器等の測定にも適用すること
ができる。また、測定に光を用いているので、被測定物
が小型であっても、また曲面であっても、何等支障なく
高精度に厚さ測定を行なうことができる。
【0043】また、本発明の第2の発明は、共焦点光学
系が、第1集光レンズ,第2集光レンズおよびハ−フミ
ラ−のみで構成されるので、光学系の構成が簡素化され
るとともに、第1集光レンズの集光点を移動させる機構
も簡素化され、装置の小型化およびコストダウンを図る
ことができる。
【0044】また、本発明の第3の発明は、入射光学系
および反射光学系を、被測定物の正面を避けて設置する
ことができるので、被測定物の正面に障害物があるよう
な場合にも適用でき、適用範囲の拡大を図ることができ
る。
【0045】そしてこの際、各集光レンズに代えて、凹
面鏡を用いることもでき、この場合にも、ほぼ同様の効
果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光学式非接触厚み測
定装置を示す構成図である。
【図2】図1の装置の光センサの出力波形を示すグラフ
である。
【図3】本発明の第2実施例に係る光学式非接触厚み測
定装置を示す構成図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る光学式非接触厚み測
定装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 光源 2 He−Neレ−ザ発振器 4,11 第1集光レンズ 5,12 第2集光レンズ 6 ハ−フミラ− 7 被測定物 8 光選択板 8a ピンホ−ル 9 光センサ 13 第3集光レンズ 21 凹面鏡 F4 ,F5 ,F11,F13 集光点 H 表面 B 裏面 T 厚さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を集光させるとともに、そ
    の集光点を被測定物の厚さ方向に相対移動させる入射光
    学系と;被測定物からの反射光が入射され、入射された
    反射光を集光させる反射光学系と;反射光学系からの光
    のうち、前記集光点からの反射光のみを通過させるピン
    ホ−ルまたはスリットを有する光選択機構と;光選択機
    構を通過した光の強度を測定する光センサと;を備え、
    前記光センサの出力に基づいて被測定物の厚さを測定す
    ることを特徴とする光学式非接触厚み測定装置。
  2. 【請求項2】 光源からの光がハ−フミラ−を介し入射
    され、入射された光を被測定物に対しほぼ直角に出射し
    て集光させるとともに、その集光点を被測定物の厚さ方
    向に相対移動させる第1集光レンズと;被測定物からの
    反射光が前記第1集光レンズおよびハ−フミラ−を介し
    入射され、入射された反射光を集光させる第2集光レン
    ズと;第2集光レンズからの光のうち、前記集光点から
    の反射光のみを通過させるピンホ−ルまたはスリットを
    有する光選択機構と;光選択機構を通過した光の強度を
    測定する光センサと;を備え、前記光センサの出力に基
    づいて被測定物の厚さを測定することを特徴とする光学
    式非接触厚み測定装置。
  3. 【請求項3】 光源からの光を被測定物に対し予め定め
    られた鋭角の入射角で出射して集光させるとともに、そ
    の集光点を被測定物の厚さ方向に相対移動させる第1集
    光レンズと;被測定物からの反射光が入射される第2集
    光レンズと;第2集光レンズを通過した反射光を集光さ
    せる第3集光レンズと;第3集光レンズからの光のう
    ち、前記集光点からの反射光のみを通過させるピンホ−
    ルまたはスリットを有する光選択機構と;光選択機構を
    通過した光の強度を測定する光センサと;を備え、前記
    光センサの出力および前記被測定物に対する光の入反射
    角に基づいて被測定物の厚さを測定することを特徴とす
    る光学式非接触厚み測定装置。
  4. 【請求項4】 第1集光レンズ,第2集光レンズおよび
    第3集光レンズのうちの少なくともいずれか1つの集光
    レンズに代え、凹面鏡を用いることを特徴とする請求項
    3記載の光学式非接触厚み測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003329407A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Sharp Corp 光学式距離測定装置およびそれを用いた印刷装置
JP2006153851A (ja) * 2004-11-08 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 共焦点光学装置及び球面収差補正方法

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