JPH0518684U - ワイヤーに塗布したグリスの除去装置 - Google Patents

ワイヤーに塗布したグリスの除去装置

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JPH0518684U
JPH0518684U JP7214891U JP7214891U JPH0518684U JP H0518684 U JPH0518684 U JP H0518684U JP 7214891 U JP7214891 U JP 7214891U JP 7214891 U JP7214891 U JP 7214891U JP H0518684 U JPH0518684 U JP H0518684U
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JP
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wire
grease
cleaning nozzle
pressure liquid
casing
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Application number
JP7214891U
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English (en)
Inventor
博 十河
Original Assignee
有限会社長楽工事
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤー1の表面に付着する劣化したグリス
を、簡単かつ容易に、しかも能率よく完全に除去する。 【構成】 グリスの除去装置は、ワイヤー1を挿通でき
るリング状の洗浄ノズル2と、この洗浄ノズル2に高圧
液体を供給する高圧ポンプ3と、洗浄ノズル2をワイヤ
ー1に沿って移動させる移動手段4とを備えている。噴
射口から噴射される高圧液体が、ワイヤー1の表面に付
着するグリスを吹き飛ばして除去し、さらに表面を洗浄
して綺麗にする。 【効果】 ワイヤー1の凹部に侵入したグリスも確実に
除去して、古いグリスを綺麗に除去できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として、水門のゲートを開閉するワイヤー、あるいは、吊り橋 に使用されるワイヤー等に付着するグリスを除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水門やつり橋に使用されるワイヤーは、一定の期間でグリスを塗り変える必要 がある。グリスがワイヤーの表面を被覆して錆を防止するからである。ワイヤー に付着するグリスは、一定期間使用すると劣化してワイヤーを保護する作用が低 下する。とくに、ワイヤーに塗布されたグリスは、風雨に曝され、また、太陽光 線に照射されるので一定期間使用すると確実に劣化して、ワイヤーの防錆作用が 低下する。劣化したグリスは、完全に除去して新しいグリスに塗り変える必要が ある。このため、従来は、ワイヤーに沿って移動するゴンドラに作業者が乗り、 ブラシや電動工具を使用して手作業でグリスを除去していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、ワイヤーの表面に付着するグリスを完全に除去 できない欠点がある。また、この作業は凹凸のあるワイヤー表面のグリスを除去 するので、極めて手間のかかる作業である。さらに、ワイヤー表面の凹部に侵入 したグリスを完全に除去することはほとんど不可能である。さらにまた、この作 業は高所における作業が多く、極めて危険な仕事である。このため、現実にはワ イヤーの表面に付着するグリスを完全に除去しないで、劣化したグリスに新しい グリスを上塗しているのが実状である。
【0004】 この考案は、この欠点を解決することを目的に開発されたもので、この考案の 重要な目的は、ワイヤーの表面に付着する劣化したグリスを簡単かつ容易に、し かも能率よく完全に除去できるワイヤーに塗布したグリスの除去装置を提供する にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のワイヤーに塗布したグリスの除去装置は、前述の目的を達成するた めに、下記の構成を備えている。すなわち、この考案のグリスの除去装置は、ワ イヤー1を挿通できるリング状の洗浄ノズル2と、この洗浄ノズル2に高圧液体 を供給する高圧ポンプ3と、洗浄ノズル2をワイヤー1に沿って移動させる移動 手段4とを備えている。洗浄ノズル2は挿通されたワイヤー1の表面に沿って高 圧液体を噴射する噴射口を開口している。噴射口から噴射される高圧液体が、ワ イヤー1の表面に付着するグリスを吹き飛ばして除去し、さらに表面を洗浄して 綺麗にする。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。但し、以下に示す実施例 は、この考案の技術思想を具体化する為のグリスの除去装置を例示すものであっ て、この考案の装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に特定 するものでない。この考案の装置は、実用新案登録請求の範囲に於て、種々の変 更を加えることができる。
【0007】 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解し易いように、実施例に 示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲」、および「課題を 解決する為の手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請 求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0008】 図1の概略図と、図2および図3に示すワイヤーに塗布したグリスの除去装置 は、洗浄ノズル2と、高圧ポンプ3と、移動手段4と、飛散防止カバー7とを備 えている。さらに、図4は水門16のワイヤー1に付着するグリスを除去する使 用状態を示している。
【0009】 洗浄ノズル2はワイヤー1を挿通できる内径、例えば内径が3〜50cmφの リング状となっている。この洗浄ノズル2は、内側に向かって高圧液体である洗 浄水を噴射する噴射口を設けている。さらに、中空パイプをリング状としたもの で、内部に供給された高圧液体である洗浄水を噴射口に供給する。噴射口は、中 心に向かって開口されている。噴射口は、洗浄ノズル2の内側に放射状に高圧液 体を噴射するように、3〜数十個設けられている。
【0010】 洗浄ノズル2の中空部は、高圧ホース5を介して高圧ポンプ3に連結されてい る。高圧ポンプ3は、高圧液体である洗浄水を、例えば、十数kg/cm2〜2 00kg/cm2、好ましくは数十気圧〜150気圧に加圧して洗浄ノズル2に 供給する。高圧ポンプ3は、図4に示すように、安定に設置できる場所にセット し、高圧ポンプ3と洗浄ノズル2とを高圧ホース5で連結して使用する。
【0011】 移動手段4は、洗浄ノズル2をワイヤー1に沿って移送させるもので、図1に 示す移動手段4は、洗浄ノズル2に連結された吊ロープ6である。吊ロープ6は 、飛散防止カバー7に連結されている。吊ロープ6を引き上げて洗浄ノズル2を 上下に移動させる。吊ロープ6は、手で上下させることもできるが、ウインチ( 図示せず)を使用して上下に移動させることも可能である。
【0012】 飛散防止カバー7は、洗浄ノズル2をワイヤー1に沿ってスムーズに移動させ る作用も兼ね備えている。飛散防止カバー7は、円筒状のケーシング8と、ワイ ヤー1の表面を走行する走行輪9と、ケーシング8の上下の開口部とワイヤー1 との隙間を塞ぐゴム状弾性体の閉塞材10とで構成されている。
【0013】 ケーシング8は、内部に洗浄ノズル2と走行輪9とを内蔵できる内径で、さら に、上部と下部とに走行輪9を取付できる長さに設計されている。ケーシング8 は、好ましくは、内径が10〜60cmφで、長さが5〜100cmの筒状に設 計される。
【0014】 走行輪9は、図2と図3とに示すように、これがワイヤー1の表面を走行して 、ケーシング8をワイヤー1に沿ってスムーズに軽く移動できるようにする。し たがって、走行輪9は、回転軸をケーシング8の接線方法に延長して、ケーシン グ8の上部と下部とに複数個設けられる。
【0015】 閉塞材10は、筒状でケーシング8の上端と下端とに固定されている。閉塞材 10は、ケーシング8の端に水密に固定され、中心孔は弾性的にワイヤー1の表 面に接触し、ケーシング8の内部に閉塞された水室を設けている。ただ、ワイヤ ー1の表面は凹凸があるので、閉塞材10で完全にケーシング8とワイヤー1と の間を水密に密閉できず、この間から多少は洗浄液が漏れる。
【0016】 さらに、図2と図3とに示すケーシング8は、ドレンホース11を介して洗浄 液の回収手段12に連結されている。回収手段12は、ワイヤー1の表面に噴射 されてケーシング8内に溜る洗浄液を吸入して回収する。したがって、回収手段 12は、洗浄液を回収する吸入ポンプ(図示せず)を備えている。
【0017】 図2と図3とに示すように、高圧液体をケーシング8内に噴射して回収する装 置は、洗浄液の飛散を防止して、綺麗に洗浄できる特長がある。ただ、この考案 は、必ずしも洗浄ノズル2をケーシング8内に配設する必要はない。
【0018】 グリスを除去したワイヤー1は、図5に示す装置を使用して、新しいグリスを 塗布することができる。この塗布装置は、ワイヤー1に沿って移動するグリスカ バー13と、このグリスカバー13にグリスホースを介して連結されたグリスの 供給ポンプ14と、グリスカバー13を上下に移動する吊下ロープ15とを備え ている。
【0019】 グリスカバー13は、上下に、ワイヤー1を挿通できるがなるべく隙間ができ ない摺動孔が開口されている。この摺動孔は、閉塞材10のように、ゴム状弾性 体として弾性的にワイヤー1の表面に押圧することもできる。さらに、グリスカ バー13は、吊下ロープ15を引っ張ることによって、自重でワイヤー1に沿っ て移動できる重量に調整されている。
【0020】 この塗布装置は、供給ポンプから加圧してグリスをグリスカバー13に供給し 、吊下ロープ15でグリスカバー13をワイヤー1に沿って移動させることによ って、ワイヤー1の表面にグリスを簡単に塗布できる特長がある。
【0021】
【考案の効果】
この考案のグリスの除去装置は、簡単かつ容易に、しかも能率よく、ワイヤー に付着したグリスを除去できる特長がある。とくに、ワイヤー表面の凹部に侵入 したグリスを確実に除去して、劣化したグリスを綺麗に除去できる特長がある。 この特長は、この考案の除去装置が、リング状の洗浄ノズルにワイヤーを挿通し 、この洗浄ノズルからワイヤーに向けて高圧液体を噴射し、高圧液体でワイヤー 表面のグリスを除去することが理由である。
【0022】 このようにして、ワイヤーの表面の古いグリスを除去できるこの考案の除去装 置は、高所の極めて作業性の悪いところで安全に使用して、ワイヤーの古いグリ スを除去でき、ワイヤーの保守に極めて便利に使用できる特長がある。
【0023】 さらに、この考案の装置を使用することによって、ワイヤーを長期間にわたっ て腐食から効果的に防止できる特長も実現できる。それは、古いグリスを確実に 除去して、表面を新しいグリスで保護できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例を示すワイヤーに塗布し
たグリスの除去装置の概略斜視図
【図2】 この考案の一実施例を示すワイヤーに塗布し
たグリスの除去装置の垂直断面図
【図3】 この考案の一実施例を示すワイヤーに塗布し
たグリスの除去装置の水平断面図
【図4】 この考案の一実施例を示すワイヤーに塗布し
たグリスの除去装置の使用状態を示す側面図
【図5】 洗浄されたワイヤーにグリスを塗布する装置
の断面図
【符号の説明】
1…ワイヤー 2…洗浄ノズ
ル 3…高圧ポンプ 4…移動手段 5…高圧ホース 6…吊ロープ 7…飛散防止カバー 8…ケーシン
グ 9…走行輪 10…閉塞材 11…ドレンホース 12…回収手
段 13…グリスカバー 14…供給ポ
ンプ 15…吊下ロープ 16…水門

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤー(1)を挿通できるリング状の洗
    浄ノズル(2)と、この洗浄ノズル(2)に高圧液体を供給す
    る高圧ポンプ(3)と、洗浄ノズル(2)をワイヤー(1)に沿
    って移動させる移動手段(4)とを備えており、洗浄ノズ
    ル(2)は挿通されたワイヤー(1)の表面に沿って高圧液体
    を噴射する噴射口が設けられており、噴射口から噴射さ
    れる高圧液体でワイヤー(1)の表面に付着するグリスが
    除去されるように構成されたグリスの除去装置。
JP7214891U 1991-08-12 1991-08-12 ワイヤーに塗布したグリスの除去装置 Pending JPH0518684U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040003716A (ko) * 2002-07-03 2004-01-13 이상섭 제거식 그라운드 앵커용 그리스 제거기
KR100670030B1 (ko) * 2004-12-31 2007-01-19 동 섭 신 시선 유도봉용 세척기
KR101330317B1 (ko) * 2012-07-27 2013-11-15 주식회사 포스코 전기로의 부정형 내화물 해체장치

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JPS58192413A (ja) * 1982-05-04 1983-11-09 株式会社フジクラ 架空送電線の自動脱脂装置
JPS599229A (ja) * 1982-07-08 1984-01-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd 嵩高複合糸の製法

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