JPH0518667Y2 - - Google Patents

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JPH0518667Y2
JPH0518667Y2 JP14626688U JP14626688U JPH0518667Y2 JP H0518667 Y2 JPH0518667 Y2 JP H0518667Y2 JP 14626688 U JP14626688 U JP 14626688U JP 14626688 U JP14626688 U JP 14626688U JP H0518667 Y2 JPH0518667 Y2 JP H0518667Y2
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trough
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 〈産業上の利用分野〉 本考案は、試料を振動コンベヤによつて搬送し
つつ、振動コンベヤ全体の重量を測定するための
装置に関する。
〈従来技術〉 試料の重量を連続的に測定しようとする場合
に、試料をコンベヤによつて搬送しつつ、コンベ
ヤ全体の重量を測定し、その測定値とコンベヤ上
に試料が載つていないときのコンベヤ全体重量の
測定値との差からそのときのコンベヤ上の試料の
重量を測定する方法がある。
〈考案が解決しようとする課題〉 そのような装置は、殆どがコンベヤとしてベル
トコンベヤを用いており、振動コンベヤは用いな
い。その理由としては、振動コンベヤの駆動のた
めの振動が重量の測定値の変動要因となつてしま
うことが考えられる。しかし、使用が例えば工程
中の茶葉のように不定形小片の集合体であり、且
つ高含水率で粘着性が強い場合、あるいは試料の
重量測定と共に他の特性を調べる都合上搬送され
ている試料の見かけ密度に均一性が求められる場
合等、利用分野によつては振動コンベヤを使用せ
ざるを得ない場合がある。この場合に、重量の測
定精度は振動コンベヤの振動のため極端に悪くな
るが、これについてはデータを多数とり、統計的
処理を施すこおによつて解決できる。
しかしコンベヤ上の試料の量や位置によつて振
動コンベヤの重心の位置が変わつてしまうことに
起因する測定精度の低下は統計的処理では解決で
きない。この問題は特に計量装置としてロードセ
ルを利用したときに、より深刻なものとなる。
一方、このような装置では、試料重量の測定を
振動コンベヤと共に行うため、振動コンベヤはで
きる限り、軽い方が測定精度は向上する。かとい
つて単にシンプルにしただけでは部材の耐久性に
問題が生ずるばかりでなく、トラフの振動が搬送
方向からずれたり、トラフの振動が三次元的に回
転してしまつたりして、トラフ上の試料の偏り、
特に搬送幅方向における偏りを生じさせ、逆に測
定精度を低下させてしまうこととなる。
〈開発を試みた技術的事項〉 よつて、本考案は比較的簡単な構成により、試
料の量や位置の変化による機枠の重心の位置の搬
送幅方向における偏りを殆ど皆無にとどめること
のできる振動コンベヤ型の試料重量測定装置を提
供することを目的とする。
《考案の構成》 〈目的達成の手段〉 すなわち本出願に係る振動コンベヤ型の試料重
量測定装置の第一の考案は、斜め上下に往復運動
自在に支持されたトラフと、トラフの搬送方向中
心線上に出力軸が位置するモータと、出力軸と直
交し両端に偏心軸を形成した駆動軸とを機枠に配
設し、トラフには左右にそれぞれ伝達板と一端を
取り付け、伝達板の他端は偏心軸に回動自在に取
り付け、出力軸と駆動軸とはドライブベベルギヤ
とドリブンベベルギヤとによつて連結するととも
に、駆動軸には、その重心がトラフ搬送幅方向の
中心となるようにドリブンギヤの偏荷重分を補正
するウエイトリングが形成され、これら部材は全
体としてトラフ搬送幅方向中心線上に幅方向の重
心を設定し、更に機枠には機枠全体の重量が測定
可能な計量装置を装着したことを特徴として成る
ものである。
また本出願に係る振動コンベヤ型の試料重量測
定装置の第二の考案は、前記要件に加え、前記ウ
エイトリングは駆動軸と別体部材であることを特
徴として成るものである。
更にまた本出願に係る振動コンベヤ型の試料重
量測定装置の第三の考案は、前記要件に加え、前
記ウエイトリングは、駆動軸のスラスト方向にお
ける位置決めを行うことを特徴として成るもので
ある。
これら考案により前記目的を達成しようとする
ものである。
〈考案の作用〉 トラフは左右設けられ、同一駆動軸からの偏心
を受けて往復運動する伝達板によつて、斜め上下
方向に振動し、試料を搬送する。このとき試料の
幅方向における位置は偏在することなく送られ
る。これは機枠全体の重心、特にトラフの幅方向
の重心の位置が、中心に設定されていることによ
る。そして計量装置により、機枠全体の重量が測
定される。
〈実施例〉 以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に
説明する。機枠1の中央から前方にはトラフ2が
前後左右四枚の板バネ3によつて支持されてい
る。トラフ2は後壁と両側壁を立ち上げ、前方を
開放した一体形状を呈し、底面が搬送方向に傾斜
している。符号4は板バネ3の上端とトラフ2と
を固着する締付具(丸子ネジ、バネ座金、ナツト
から成る)であり、符号5は板バネ3の下端と機
枠1とを固着する締付具である。
一方、機枠1の後方にはギヤヘツド6が締付具
7によつて固着され、ギヤヘツド6にはトラフ2
の幅方向と水平に駆動軸8がベアリング9,9′
によつて保持されている。駆動軸8の両端には偏
心軸10,10′が成形されており、偏心軸10,
10′にはそれぞれ内から外へ、ナイロン座11,
11′、伝達リング12,12′、ナイロン座1
3,13′が回転自在に嵌められ、最後にストツ
プリング14,14′によつて止められている。
伝達リング12,12′にはステー15,15′が
固設され、このステー15,15′には板バネで
形成された伝達板16,16′の一端が締付具1
7,17′によつて固着され、伝達板16,1
6′の他端は、トラフ2の後端の左右にそれぞれ
締付具18,18′によつて固着される。
前記ギヤヘツド6には下方から、その出力軸2
0がトラフ2の搬送方向中心線A上に位置するよ
うにモータ21が嵌め込まれ、締付具(図示略)
によつて固着される。出力軸20にはナイロン座
22を介してドライブベベルギヤ23が固着され
ている。なお以上の構造、すなわち機枠1、トラ
フ2、ギヤヘツド6、モータ21等の部材はすべ
て前記中心線Aに対し線対象に配設されている。
このような構成により、以上述べた諸部材は組立
状態において全体としてトラフ2の搬送幅方向中
心線上に重心位置を設定している。
更に前記駆動軸8にはドリブンベベルギヤ24
が固着されて、ドライブベベルギヤ23と噛み合
い、モータの出力軸20の回転は駆動軸8の回転
に伝達される。ところでこのドリブンベベルギヤ
24の存在は偏荷重となつて駆動軸8の長手方向
の重量バランスを損なう結果となる。このため駆
動軸8のずれ防止と左右の重量バランスをとるた
めに駆動軸8にはドリブンベベルギヤ24に対し
中心位置を隔てて反対側にウエイトリング25を
対設する。このウエイトリング25は駆動軸8の
一部を大径とした一体の部材としてもよいし、別
部材のリングを嵌め込んでもよい。
以上のような様々な部材を載設した機枠1は、
計量装置たるロードセル19によつて計量ステー
26に支持され、ロードセル19の検出値は検出
値処理装置(図示略)に伝送される。符号27は
ロードセル19と機枠1を固着する締付具、28
はロードセル19と計量ステー26を固着する締
付具であり、29は試料の供給口である。
本考案による試料重量の測定は次のように行わ
れる。まず、モータ21を駆動すると、その出力
軸20の回転はドライブベベルギヤ23、ドリブ
ンベベルギヤ24を介して駆動軸8に伝達され、
駆動軸8の両端に形成された偏心軸10,10′
は偏心運動を行い、この偏心運動は伝達板16,
16′によつて往復運動に変換されて板バネ3に
よつて支持されているトラフ2を第2図に矢印a
によつて示す方向に細かく振動させる。この状態
で、機枠1全体の重量によるロードセル19の歪
みが検出され、検出値は次々に検出値処理装置に
送られて、そこで0.02秒ごとに重量値wに変換さ
れる。この重量値wは機枠1の振動による影響を
受けてばらついているため、検出値処理装置内で
複数の重量値wの平均が算出され、この値が初期
値W0として記憶される。
次に試料を供給口29からトラフの後端に供給
すれば、試料はトラフ2の振動により、飛び跳
ね、滑りながらトラフ2の幅方向に均されつつ輸
送され、トラフ2の前端から排出される。このと
き、試料を含む機枠1全体の重量によるロードセ
ル19の歪みが検出され、検出値は次々に検出値
処理装置に送られて、そこで0.02秒ごとに重量値
wに変換される。この重量値wも機枠1の振動に
よる影響を受けてばらついているため、検出値処
理装置内では、一定期間(例えば1秒)の間の一
定個数(例えば50個)の重量値wを累積し、その
累積値を累積個数で除することによつて重量値w
の平均を算出し、この値を測定値W1として記憶
する。そしてこの測定値W1から初期値W0を引い
た値Wが一定期間(1秒)におけるトラフ2上の
試料重量の平均値として求められる。
以上のような処理の間、機枠1のトラフ2の搬
送幅方向における重心の位置が試料の有無、量な
どによつて変化すると、測定精度が低減してしま
う。しかし本実施例では、機枠1上の諸部材が搬
送幅方向の中心線A上に対し左右対象に配設され
ており、試料の搬送方向の中心もこの中心線Aと
一致するため、試料の有無、量の変化によつて
も、(機枠1の前後方向の重心の位置が代わるの
はやむを得ないが)機枠1の左右方向では、重心
の位置が変わらないため、測定精度のよいものと
なつている。勿論、搬送幅方向における重心を偏
らせる要因となるドリブンベベルギヤ24に対し
ても、カウンタウエイトとして働くウエイトリン
グ25が設けることにより、上述のような重心設
定となるようバランスをとっているのである。
《考案の効果》 以上のように、本考案の振動コンベヤ型の試料
重量測定装置によれば、トラフ2及びその駆動の
ための諸部材の重心はトラフの搬送方向中心線と
ほぼ一致しており、試料が流れている状態と流れ
てない状態とで重心(トラフの搬送方向の重心)
の位置が変化しにくいため試料も搬送幅方向に満
遍なく広がり、且つその見かけ上の全体の重心位
置を搬送幅方向中心に保つことができ、機枠全体
の重量は精度良く測定される。また偏心駆動する
駆動軸8の重心バランスを崩す要因となるドリブ
ンベベルギヤ24に対し、これを補正するために
バランスリング25を設け、且つこのものは駆動
軸8のスラスト方向における位置決め作用をも行
うので、重心の位置が変化しにくく、様々な精密
機械の要素として応用が可能である。更に本考案
の構造は簡単であり、製品をコンパクトに仕上げ
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は本考案の実施例を示す一部断面正面図である。 1……機枠、2……トラフ、3……板バネ、4
……締付具、5……締付具、6……ギヤヘツド、
7……締付具、8……駆動軸、9,9′……ベア
リング、10,10′……偏心軸、11,11′…
…ナイロン座、12,12′……伝達リング、1
3,13′……ナイロン座、14,14′……スト
ツプリング、15,15′……ステー、16,1
6′……伝達板、17,17′……締付具、18,
18′……締付具、19……ロードセル、20…
…出力軸、21……モータ、22……ナイロン
座、23……ドライブベベルギヤ、24……ドリ
ブンベベルギヤ、25……ウエイトリング、26
……計量ステー、27……締付具、28……締付
具、29……供給口、A……中心線、W……値、
W0……初期値、W1……測定値。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 斜め上下に往復運動自在に支持されたトラフ
    と、トラフの搬送方向中心線上に出力軸が位置
    するモータと、出力軸と直交し両端に偏心軸を
    形成した駆動軸とを機枠に配設し、トラフには
    左右にそれぞれ伝達板と一端を取り付け、伝達
    板の他端は偏心軸に回動自在に取り付け、出力
    軸と駆動軸とはドライブベベルギヤとドリブン
    ベベルギヤとによつて連結するとともに、駆動
    軸には、その重心がトラフ搬送幅方向の中心と
    なるようにドリブンギヤの偏荷重分を補正する
    ウエイトリングが形成され、これら部材は全体
    としてトラフ搬送幅方向中心線上に幅方向の重
    心を設定し、更に機枠には機枠全体の重量が測
    定可能な計量装置を装着したことを特徴とす
    る、振動コンベヤ型の試料重量測定装置。 (2) 前記ウエイトリングは駆動軸と別体部材であ
    ることを特徴とする請求項1記載の振動コンベ
    ヤ型の試料重量測定装置。 (3) 前記ウエイトリングは、駆動軸のスラスト方
    向における位置決めを行うことを特徴とする請
    求項1または2記載の振動コンベヤ型の試料重
    量測定装置。
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