JPH051860A - 吸収式冷温水機 - Google Patents

吸収式冷温水機

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JPH051860A
JPH051860A JP15186091A JP15186091A JPH051860A JP H051860 A JPH051860 A JP H051860A JP 15186091 A JP15186091 A JP 15186091A JP 15186091 A JP15186091 A JP 15186091A JP H051860 A JPH051860 A JP H051860A
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JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
high temperature
temperature regenerator
rotating body
dilute solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP15186091A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Otsuka
栄 大塚
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH051860A publication Critical patent/JPH051860A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 稀溶液、中間濃溶液の双方について高温再生
器に対する入熱量に比例して流量制御を行なうことによ
り運転効率の向上を図った吸収式冷温水機を提供するこ
と。 【構成】 冷房負荷の変化に応じて高温再生器に対する
入熱量を比例的に制御する吸収式冷温水機において、吸
収器6より高温再生器1側に送出される稀溶液の流量と
高温再生器1側から高温熱交換器7を介して低温再生器
3側に送出される中間濃溶液の流量を同時に調整する流
量調整装置13と、高温再生器1に対する入熱量に比例
して稀溶液及び中間濃溶液の流量を調整するように流量
調整装置13を駆動制御する制御回路17とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収式冷温水機に係
り、特に高温再生器に対して冷房負荷に比例してガス等
の燃料の入熱量を制御する吸収式冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の吸収式冷温水機にあって
は、冷房負荷の変動に対して高温再生器に対する入熱量
を比例的に制御すると共に、吸収式冷温水機の稀溶液循
環量も比例的に制御することが運転効率の向上となるこ
とは周知の事実であり、この方法として吸収液ポンプ
(溶液ポンプ)の回転数制御等を行なうものがある(特
公平2−166361号公報)。
【0003】ところで吸収式冷温水機においては稀溶液
循環制御に伴ない、高温再生器から分離器、高温熱交換
器を介して低温再生器側へ送出される中間濃溶液におい
ても高温再生器に対する入熱量に比例して適正に流量制
御がなされることが必要となる。中間濃溶液に対して適
正な流量制御が行なわれない場合には高温再生器と低温
再生器の間に圧力差が生じ、分離器で分離された蒸気が
高温熱交換器に流入して運転効率の低下を招く。その対
策として入熱量に対する稀溶液循環量の制御を3点につ
いて制御する、いわゆる三位置制御においては上述した
中間濃溶液の流量制御を電磁弁により行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように吸収式
冷温水機においては三位置制御については中間濃溶液に
ついても高温再生器に対する入熱量に対比例して流量制
御が行なわれていたが、高温再生器の入熱量に比例して
稀溶液循環量の稀溶液循環量制御を行なう比例制御にお
いては中間濃溶液について比例的な流量制御が行なわれ
ていなかった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、稀溶液及び中間濃溶液の双方について高温
再生器に対する入熱量に比例して流量制御を行なうこと
により運転効率の向上を図った吸収式冷温水機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の吸収式
冷温水機は、冷房負荷の変化に応じて高温再生器に対す
る入熱量を比例的に制御する吸収式冷温水機において、
吸収器より高温再生器側に送出される稀溶液の流量と高
温再生器側から高温熱交換器を介して低温再生器側に送
出される中間濃溶液の流量を同時に調整する流量調整手
段と、高温再生器に対する入熱量に比例して稀溶液及び
中間濃溶液の流量を調整するように流量調整手段を駆動
制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の吸収式冷温水機は、流量
調整手段は、円周方向に複数の孔が穿設されてなる回転
体と、回転体を収容するケーシングと、回転体を回転駆
動する駆動手段とを有し、ケーシングの両側に稀溶液が
流通する通路の入側及び出側にそれぞれ連通する第1の
一対の配管及び中間濃溶液が流通する通路の入側及び出
側にそれぞれ連通する第2の一対の配管が、それぞれ回
転体が回転時に複数の孔を介して連通するように形成さ
れていることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の吸収式冷温水機は、流量
調整手段は、円周方向の周縁部に複数の切り欠き部が形
成されてなる回転体と、回転体を収容するケーシング
と、回転体を回転駆動する駆動手段とを有し、ケーシン
グの直交する側面に稀溶液が流通する通路の入側及び出
側にそれぞれ連通する第1の一対の配管及び中間濃溶液
が流通する通路の入側及び出側にそれぞれ連通する第2
の一対の配管が、それぞれ回転体が回転時に前記複数の
切り欠き部を介して連通するように形成されていること
を特徴とする
【0009】
【作用】上記構成の吸収式冷温水機においては、流量調
整手段を構成する回転体が駆動手段により回転駆動され
る際に複数の孔または切り欠き部を介して第1の一対の
配管あるいは第2の一対の配管が順次、連通し、回転体
の回転数に応じて稀溶液あるいは中間濃溶液が同時に比
例的に流量制御される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1には本発明に係る吸収式冷温水機の一実施例
の構成が示されている。同図において、本発明に係る吸
収式冷温水機は、高温再生器1と、分離器2と、低温再
生器3と、凝縮器4と、蒸発器5と、吸収器6と、溶液
ポンプ9と、冷暖切替バルブ10と、低温熱交換器8
と、流量調整装置13と、高温熱交換器7と、温度セン
サ14,15と、制御回路17とを有しており、これら
が循環系を形成している。なお、11はバーナであり、
12はバーナ11に供給するガスの流量を制御する加熱
量制御弁である。
【0011】高温再生器1は、導入される稀溶液を加熱
する。分離器2は高温再生器1で加熱されて沸騰した高
温の水蒸気と中間濃溶液とを分離する。
【0012】低温再生器3は、分離器2で分離され、高
温熱交換器7で稀溶液との熱交換によって降温された
後、導入された中間濃溶液を、分離器2から取り込まれ
た高温蒸気によって加熱して濃縮すると同時に冷媒蒸気
を発生させる。
【0013】凝縮器4は、低温再生器3から中間濃溶液
を加熱することによって生じた冷媒蒸気と中間濃溶液に
熱を奪われて凝縮した液体冷媒とを取り込み、これを冷
却水コイル16内を流れる冷却水によって冷却して凝縮
させる。
【0014】蒸発器5は、凝縮器4で凝縮された冷媒が
分散管18を介して冷水伝熱コイル19上に散布させて
蒸発させる。
【0015】吸収器13は、低温再生器3から流入する
濃溶液を低温熱交換器8によって降温させた後、導入し
て冷却水コイル16上に散布することにより、蒸発器5
で蒸発した冷媒蒸気を吸収し、稀溶液とする。
【0016】溶液ポンプ9は、吸収器6における稀溶液
を低温熱交換器8、高温熱交換器7を介して高温再生器
1へ送出する。
【0017】冷暖切替バルブ10は、暖房と冷房との切
替えを行なう。
【0018】温度センサ14,15は、それぞれ蒸発器
5の冷水入口温度、冷水出口温度を検出する。
【0019】流量調整装置13(流量制御手段)は、吸
収器6より低温熱交換器8を介して高温再生器1側に送
出される稀溶液の流量及び高温再生器1側から高温熱交
換器7を介して低温再生器3側に送出される中間濃溶液
の流量を同時に調整する。
【0020】制御回路17(制御手段)は、温度センサ
14,15から冷水入口温度、冷水出口温度を検出し、
これらの温度差に基づいて、すなわち冷房負荷の変化量
に基づいて高温再生器1に対する入熱量を冷房負荷の変
化量に比例して制御するための信号を加熱量制御弁12
に出力すると共に、上記入熱量に比例して稀溶液及び中
間濃溶液の流量を調整するように流量調整装置13に制
御信号を出力する。
【0021】次に流量調整装置13の具体的構成を図2
乃至図4に基づいて説明する。図2には流量調整装置1
3の外観が、図3にはその平面図(図3(A))及び側
面図(図3(B))が、更に図4にはその縦断面図がそ
れぞれ示されている。これらの図において、ケーシング
21の両側には吸収器6より高温再生器1側に送出され
る稀溶液が流通する通路の入側及び出側にそれぞれ、連
通する一対の配管25A,25Bが一直線上に配設され
ている。
【0022】更にこれら一対の配管25A,25Bと平
行にケーシング21の両側に高温再生器1側から高温熱
交換器7を介して低温再生器3側に送出される中間濃溶
液が流通する通路の入側及び出側にそれぞれ連通する一
対の配管26A,26Bが配設されている。ケーシング
21はDCモータ22が取り付けられている取付板21
Aと、DCモータ22により回転駆動される回転体20
を包囲する蓋体21Bとから構成され、回転体20を収
容する。回転体20はDCモータ22の回転軸24によ
り軸支され、その円周方向に複数の穴が穿設されている
(図3(E))。図3(C)は図3(B)の左側面図、
図3(D)は図3(B)の右側面図である。
【0023】DCモータ22により回転体20が回転駆
動されると、複数の穴27が順次、一対の配管25A,
25Bあるいは他の一対の配管26A,26Bと一直線
上に配列した際に稀溶液あるいは中間濃溶液がそれぞれ
流通することとなる。従って回転体20の回転数、すな
わちDCモータ22の回転数を制御することにより稀溶
液及び中間濃溶液の流量を同時に調整することができ
る。
【0024】流量調整装置13の他の実施例を図5に示
す。本実施例では稀溶液が流通する一対の配管30A,
30B(上記実施例における配管25A,25Bに相当
する。)及び中間濃溶液が流通する一対の配管31A,
31B(上記実施例における配管26A,26Bに相当
する。)がケーシング21に対して直交するように配設
されている(図5(A))。このためDCモータ22に
より回転駆動される回転体32はその円周方向の周縁部
に複数の切り欠き部33が形成されている。モータ22
により回転体32が回転駆動されると、配管30Bある
いは配管31Aの末端部の開口が回転体32の切り欠き
部33と一致する際に稀溶液が配管30Aから配管30
B側に、あるいは中間濃溶液が配管31Aから配管31
B側にそれぞれ流通する。
【0025】一方、制御回路17では温度センサ14,
15からの検出出力に基づいて現在の冷房負荷kを算出
する。ここで温度センサ14により検出される蒸発器5
における冷水入口温度をti、温度センサ15により検
出される蒸発器5の冷水出口温度t0とし、これらの温
度差をΔtとすると、
【0026】
【数1】 k=α・Δt(α≧0) (1)
【0027】
【数2】 Δt=t0−t1 (2) となる。ただしαは定数であり、0.3≦k≦1(比例
帯を30〜100%とすると)である。
【0028】また冷房負荷kに対する高温再生器1の入
熱量をQcxとし、冷房負荷が100%のときに必要な
入熱量をQcとすると、
【0029】
【数3】 Qcx=kQc (3) となる。制御回路17は、冷房負荷kに比例して高温再
生器1に対する入熱量Qcxを制御するように加熱量制
御弁12に制御信号を出力する。これと同時に制御回路
17は、高温再生器1に対する入熱量に比例して稀溶液
及び中間濃溶液の流量を図7に示す特性に基づいて調整
するように流量調整装置13を駆動制御するための制御
信号を流量調整装置13に出力する。流量調整装置13
におけるDCモータ22の回転数Rと稀溶液または中間
濃溶液の流量Pとの関係は図8に示すように比例関係に
あり、またDCモータ22に印加されるモータ電圧Vと
DCモータ22の回転数Rとの関係は図9に示すように
比例関係にある。
【0030】このように本実施例によれば、一つの流量
調整装置により稀溶液及び中間濃溶液の流量制御を同時
に行なうことができる。また流量調整装置を構成する回
転体の駆動源としてDCモータを用いることにより電圧
変化により容易に駆動源の回転数制御を行なうことがで
きる。従って冷房負荷の変化に対して入熱量を比例的に
制御する吸収式冷温水機において入熱量の変化に追随し
て流量調整装置を構成するDCモータへの供給電圧を変
化させることにより容易に溶液循環量を稀溶液、中間濃
溶液の両者について同時に制御することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の吸収式冷温水機
によれば、回転体を収容するケーシングの両側に稀溶液
が流通する通路の入側及び出側にそれぞれ連通する第1
の一対の配管及び中間濃溶液が流通する通路の入側及び
出側にそれぞれ連通する第2の一対の配管が回転体が回
転時に回転体の円周方向に形成された複数の孔あるいは
回転体の円周方向の周縁部に形成された複数の切り欠き
部を介して連通するように形成したので、稀溶液、中間
濃溶液の双方について高温再生器に対する入熱量に比例
して流量制御を行なうことにより運転効率の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸収式冷温水機の一実施例の構成
を示す系統図である。
【図2】図1における流量調整装置の外観を示す斜視図
である。
【図3】図2に示す流量調整装置の平面図及び正面図で
ある。
【図4】図2における縦断面図である。
【図5】流量調整装置の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図6】図5に示す実施例で用いられる回転体の構造を
示す正面図である。
【図7】入熱量と稀溶液循環量との関係を示す特性図で
ある。
【図8】流量調整装置を構成するDCモータの回転数と
制御される溶液の流量との関係を示す特性図である。
【図9】DCモータのモータ電圧とその回転数との関係
を示す特性図である。
【符号の説明】
1 高温再生器 2 分離器 3 低温再生器 4 凝縮器 5 蒸発器 6 吸収器 7 高温熱交換器 8 低温熱交換器 9 溶液ポンプ 12 加熱量制御弁 13 流量調整装置 14,15 温度センサ 17 制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷房負荷の変化に応じて高温再生器に対
    する入熱量を比例的に制御する吸収式冷温水機におい
    て、吸収器より高温再生器側に送出される稀溶液の流量
    と高温再生器側から高温熱交換器を介して低温再生器側
    に送出される中間濃溶液の流量を同時に調整する流量調
    整手段と、高温再生器に対する入熱量に比例して前記稀
    溶液及び中間濃溶液の流量を調整するように前記流量調
    整手段を駆動制御する制御手段とを有することを特徴と
    する吸収式冷温水機。
  2. 【請求項2】 前記流量調整手段は、円周方向に複数の
    孔が穿設されてなる回転体と、該回転体を収容するケー
    シングと、前記回転体を回転駆動する駆動手段とを有
    し、前記ケーシングの両側に稀溶液が流通する通路の入
    側及び出側にそれぞれ連通する第1の一対の配管及び中
    間濃溶液が流通する通路の入側及び出側にそれぞれ連通
    する第2の一対の配管が、それぞれ前記回転体が回転時
    に前記複数の孔を介して連通するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の吸収式冷温水機。
  3. 【請求項3】 前記流量調整手段は、円周方向の周縁部
    に複数の切り欠き部が形成されてなる回転体と、該回転
    体を収容するケーシングと、前記回転体を回転駆動する
    駆動手段とを有し、前記ケーシングの直交する側面に稀
    溶液が流通する通路の入側及び出側にそれぞれ連通する
    第1の一対の配管及び中間濃溶液が流通する通路の入側
    及び出側にそれぞれ連通する第2の一対の配管が、それ
    ぞれ前記回転体が回転時に前記複数の切り欠き部を介し
    て連通するように形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の吸収式冷温水機。
JP15186091A 1991-06-24 1991-06-24 吸収式冷温水機 Pending JPH051860A (ja)

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JP15186091A JPH051860A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 吸収式冷温水機

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JP15186091A JPH051860A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 吸収式冷温水機

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JPH051860A true JPH051860A (ja) 1993-01-08

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ID=15527829

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JP15186091A Pending JPH051860A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 吸収式冷温水機

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JP (1) JPH051860A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109253557A (zh) * 2017-07-14 2019-01-22 荏原冷热系统株式会社 吸收式制冷机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109253557A (zh) * 2017-07-14 2019-01-22 荏原冷热系统株式会社 吸收式制冷机

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