JPH0518585A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0518585A
JPH0518585A JP3168169A JP16816991A JPH0518585A JP H0518585 A JPH0518585 A JP H0518585A JP 3168169 A JP3168169 A JP 3168169A JP 16816991 A JP16816991 A JP 16816991A JP H0518585 A JPH0518585 A JP H0518585A
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Yasuyuki Doi
康之 土井
Yasushi Kinoshita
康 木下
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、被空調室の空調負荷が減少したと
きに、被空調室を冷房時冷えすぎたり、暖房時暖まりす
ぎたりせず換気風量を確保して快適な屋内環境を維持で
きる空気調和機を提供することを目的とする。 【構成】 CPU25は、吹出温度検出器4の検出する
吹出温度が吹出温度設定器27にあらかじめ設定された
設定吹出温度になるように圧縮機制御器22を介して圧
縮機6を制御するが、室内側送風機20の回転数が記憶
器30に記憶された所定回転数N0以下になったことを
回転数比較器31で検出すると、吹出温度設定器27の
設定吹出温度を冷房運転時所定値上げ、暖房運転時所定
値下げる制御をするよう構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吹出温度を一定に保つ
能力制御を行う空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吹出温度一定制御を行う空気調和
機としては特開平2−122138号公報に示されてい
るものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の吹出
温度一定制御を行う空気調和機について説明する。図6
は従来の空気調和機を示す概略構成図で、1はダクト式
の室内機本体で、内部に室内側熱交換器2、室内側送風
機3、室内側送風機3にて吹き出された空気温度を検出
する吹出温度検出器4を有している。5は室外機本体
で、内部に能力可変式の圧縮機6、室外側熱交換器7、
室外側送風機8、圧縮機6の能力を制御する圧縮機制御
器9を有している。
【0004】室内機本体1から被空調室10までダクト
11にて接続され、被空調室10に温風又は冷風を導
く。ダクト11の途中には可変風量ユニット12が具備
され通過風量を変化させることで、被空調室10の室温
制御を行っている。13はリターンダクトで、被空調室
10から室内機本体1に空気を導く。14は吸気ダク
ト、15は排気ダクトで、給気ダクト14,排気ダクト
15いずれもダクトの途中に給・排気装置としてのファ
ン14a,15aをもち、リターンダクト13内の空気
の一部を排気するとともに、外気を給気して、被空調室
10を換気している。
【0005】16は可変風量ユニット12の風量制御装
置で、被空調室10内の室温調整器17に設けられた室
温設定器18にて設定された設定室温T0と室温検出器
19にて検出された室温T1との差でもって、可変風量
ユニット12内のダンパー(図示せず),モータ(図示
せず)を制御しダクト11内の通過風量を制御する。
【0006】以上のように構成された吹出温度一定制御
を行う空気調和機について以下図7を参照しながら冷房
時の動作を説明する。
【0007】室温調整器17内の室温設定器18にて設
定された設定室温T0と室温検出器19にて検出された
室温T1の差(ステップa)が、冷暖時T1−T0>0の
場合ダクト11内の風量が増加するよう風量制御装置1
6は可変ユニット12を制御する(ステップb)。また
逆にT1−T0<0の場合ダクト11内の風量を減少させ
るよう制御する(ステップc)。
【0008】このとき被空調室10の換気風量の確保の
ため、可変風量ユニット12は、最低でもダクト11内
の通過風量をあらかじめ設定した風量以下にはならな
い。このようにダクト11内の通過風量が変化するが、
室内機本体1内の吹出温度検出器4にて検出された吹出
温度が常に一定になるよう圧縮機制御器9は圧縮機6の
能力を可変する(ステップd)。
【0009】以上のように室内機本体1から常に一定の
吹出温度にて空気を吹き出し、可変風量ユニット12に
て被空調室10内に供給する風量を変化させて被空調室
10を空調するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成は、被空調室の空調負荷が減少しても、換気風量
を確保するため一定風量以下には供給風量を減少させる
ことができず、冷房時被空調室が冷え過ぎ、暖房時には
逆に暖まり過ぎる、つまり空気調和機の能力が下がらな
いという欠点があった。
【0011】本発明は、被空調室の空調負荷が減少した
とき、被空調室を冷房時冷え過ぎたり、暖房時暖まり過
ぎにさせず換気風量を確保して快適な屋内環境を維持す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空気調和機では、可変風量ユニットと室内
機本体との間のダクト内の静圧を設定する静圧設定器
と、前記可変風量ユニットと前記室内機本体との間のダ
クト内の静圧を設定する静圧設定器と、前記静圧検出器
による検出静圧が前記静圧設定器による設定静圧に一致
するよう前記室内側送風機の回転数を制御する送風機制
御器と、前記室内機本体からの吹出空気温度を検出する
吹出温度検出器と、前記圧縮機の運転を制御する圧縮機
制御装置と、前記圧縮機制御器を制御するCPUとを具
備している。
【0013】そして前記CPUは、前記吹出温度検出器
にて検出した吹出空気温度があらかじめ設定された設定
温度になるように前記圧縮機制御器に前記圧縮機の能力
制御を行わせるとともに、前記送風機制御器があらかじ
め設定された所定回転数以下で前記室内側送風機を運転
した場合には吹出空気温度の設定温度を冷房運転時所定
値上げ、暖房運転時所定値下げる制御を行うように構成
している。
【0014】また本発明の他の空気調和機では、CPU
は、前記吹出温度検出器にて検出した吹出空気温度があ
らかじめ設定された設定温度になるように前記圧縮機制
御器に前記圧縮機の能力制御を行わせるとともに、前記
室内側送風機の回転数が換気のための最小供給風量に対
応する回転数より高めに設定された第1所定回転数より
低くなった場合には吹出空気温度の設定温度を冷房運転
時所定値上げ、暖房運転時所定値下げ、さらに前記室内
側送風機の回転数が最大供給風量に対応する回転数より
低めに設定された第2所定回転数より高くなった場合に
は吹出空気温度の設定温度を冷房運転時所定値下げ、暖
房運転時所定値上げる制御を行うように構成している。
【0015】
【作用】本発明の空気調和機は、被空調室の空調負荷が
減少したときは、可変風量ユニットによりダクトの通過
風量が減少し、ダクトの通過風量の減少により可変風量
ユニットと室内機本体との間のダクト内の静圧が設定静
圧より高くなるため送風機制御器は室内側送風機の回転
数を下げて可変風量ユニットと室内機本体との間のダク
ト内の静圧を設定静圧に一致させようとする。
【0016】そして室内側送風機の回転数が換気風量確
保のために必要な回転数より少し高めに設定した所定回
転数以下に低下すると、CPUは室内機本体からの吹出
空気の設定温度を冷房運転時所定値上げ(暖房運転時所
定値下げ)るとともに、室内機本体からの吹出空気の温
度が新しく設定された温度になるように圧縮機制御器に
圧縮機の能力制御(能力減少)を行わせる。
【0017】その結果、室内機本体からの吹出空気の温
度が冷房運転時所定値上がり(暖房運転時所定値下が
り)、被空調室の空調負荷が増加し、可変風量ユニット
によりダクトの通過風量が増加し、ダクトの通過風量の
増加により可変風量ユニットと室内機本体との間のダク
ト内の静圧が設定静圧より低くなるため送風機制御器は
室内側送風機の回転数を所定回転数以上に上げるのであ
る。
【0018】また本発明の他の空気調和機は、被空調室
の空調負荷が減少したときは、可変風量ユニットにより
ダクトの通過風量が減少し、ダクトの通過風量の減少に
より可変風量ユニットと室内機本体との間のダクト内の
静圧が設定静圧より高くなるため送風機制御器は室内側
送風機の回転数を下げて可変風量ユニットと室内機本体
との間のダクト内の静圧を設定静圧に一致させようとす
る。
【0019】そして室内側送風機の回転数が換気のため
の最小供給風量に対応する回転数より高めに設定された
第1所定回転数より低くなると、CPUは室内機本体か
らの吹出空気の設定温度を冷房運転時所定値上げ(暖房
運転時所定値下げ)るとともに、室内機本体からの吹出
空気の温度が新しく設定された温度になるように圧縮機
制御器に圧縮機の能力制御(能力減少)を行わせる。
【0020】その結果、室内機本体からの吹出空気の温
度が冷房運転時所定値上がり(暖房運転時所定値下が
り)、被空調室の空調負荷が増加し、可変風量ユニット
によりダクトの通過風量が増加し、ダクトの通過風量の
増加により可変風量ユニットと室内機本体との間のダク
ト内の静圧が設定静圧より低くなるため送風機制御器は
室内側送風機の回転数を第1所定回転数以上に上げるの
である。
【0021】このようにして本発明の空気調和機は、換
気風量を確保しながら空気調和機の能力を低下させるこ
とができ、被空調室の冷房運転時の冷え過ぎや暖房運転
時の暖まり過ぎを防止し、快適な室内環境を維持させる
ことができる。
【0022】
【実施例】以下本発明による空気調和機の第1の実施例
について図面を参照しながら説明するが、従来と同一構
成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。図1は本発明の第1の実施例の概略構成図、図2は
同実施例の空気調和機のブロック図、図3は同実施例の
空気調和機の動作を示すフローチャートである。
【0023】図1において、ダクト式の室内機本体1
は、内部に室内側熱交換器2,回転数制御式の室内側送
風機20,室内側送風機20を制御する送風機制御器2
1,吹出温度検出器4を具備している。室外機本体5
は、内部に能力可変式の圧縮機6,室外側熱交換器7,
室外側送風機8,圧縮機制御器22を具備している。ま
たダクト11内には、室内側送風機20から吹き出す空
気の静圧を検出する静圧検出器23を有し、送風機制御
器21に近接して、室内側送風機20から吹き出す空気
の静圧を設定する静圧設定器24を有している。
【0024】図2において、25は本実施例の空気調和
機を制御するCPUで、内部に室温設定器18により設
定された設定室温T0と室温検出器19にて検出された
室温T1とを比較する室温比較器26と、吹出温度を設
定する吹出温度設定器27と、吹出温度検出器4にて検
出された吹出温度t1と吹出温度設定器27にて設定さ
れた設定吹出温度t0とを比較する吹出温度比較器28
と、静圧設定器24で設定された静圧P0と静圧検出器
23で検出された静圧P1とを比較する静圧比較器29
と、室内側送風機20の所定回転数N0(換気風量確保
のため必要な回転数より少し高めに設定した)を記憶す
る記憶器30と、記憶器30にて記憶した所定回転数N
0と室内側送風機20の回転数N1とを比較する回転数比
較器31を内蔵している。
【0025】CPU25は、室温比較器26の比較結果
と運転モード検出器32が検出する運転モードにより風
量制御装置16を介して可変風量ユニット12の風量を
可変させるとともに、静圧比較器29の比較結果によ
り、送風機制御器21を介して室内側送風機20の回転
数を制御する。また吹出温度比較器28の比較結果と運
転モード検出器32が検出する運転モードにより圧縮機
制御器22を介して圧縮機6の能力を変化させる。また
回転数比較器31の比較結果と運転モード検出器32が
検出する運転モードにより吹出温度設定器27の設定温
度を変化させる。
【0026】次にこの動作の具体例を冷房運転時の動作
を示す図3のフローチャートで説明する。
【0027】室温調整器17内の室温設定器18にて設
定された設定室温T0と室温検出器19にて検出された
室温T1の差が、冷房持T1−T0>0の場合風量制御装
置16はダクト11内の風量が増加するよう可変風量ユ
ニット12を制御する(ステップ1)。また逆にT1
0<0の場合ダクト11内の風量を減少させるよう制
御する(ステップ1)。
【0028】このとき被空調室10の換気風量の確保の
ため、可変風量ユニット12は、最低でもダクト11内
の通過風量をあらかじめ設定した風量以下にはならな
い。このようにダクト11内の通過風量が変化すると、
ダクト11内の静圧が変化する。送風機制御器21は静
圧検出器23で検出されたダクト静圧P1と静圧設定器
24で設定された設定静圧P0との差が、冷房時P1−P
0>0の場合室内側送風機20の回転数を減少させP1
0<0の場合室内側送風機20の回転数を増加させる
(ステップ2)。
【0029】このとき室内側送風機20の回転数が所定
回転数N0以下になった場合、一定吹出設定温度t0を冷
房時所定値上げ、暖房時所定値下げる(ステップ3)。
【0030】また、室内機本体1内の吹出温度検出器4
にて検出された吹出温度が一定温度t0になるよう圧縮
機制御器22は圧縮機6の能力を制御する(ステップ
4)。
【0031】第1の実施例の空気調和機は、被空調室1
0の空調負荷が減少したときは、可変風量ユニット12
によりダクト11の通過風量が減少し、ダクト11の通
過風量の減少により可変風量ユニット12と室内機本体
1との間のダクト11内の静圧P1が設定静圧P0より高
くなるため送風機制御器21は室内側送風機20の回転
数N1を下げて可変風量ユニット12と室内機本体1と
の間のダクト11内の静圧P1を設定静圧P0に一致させ
ようとする。
【0032】そして室内側送風機20の回転数N1が換
気風量確保のために必要な回転数より少し高めに設定し
た所定回転数N0以下に低下すると、CPU25は室内
機本体1からの吹出空気の設定温度t0を冷房運転時所
定値上げ(暖房運転時所定値下げ)るとともに、室内機
本体1からの吹出空気の温度t1が新しく設定された温
度t0になるように圧縮機制御器22に圧縮機6の能力
制御(能力減少)を行わせる。
【0033】その結果、室内機本体1からの吹出空気の
温度t1が冷房運転時所定値上がり(暖房運転時所定値
下がり)、被空調室10の空調負荷が増加し、可変風量
ユニット12によりダクト11の通過風量が増加し、ダ
クト11の通過風量の増加により可変風量ユニット12
と室内機本体1との間のダクト11内の静圧P1が設定
静圧P0より低くなるため送風機制御器21は室内側送
風機20の回転数N1を所定回転数N0以上に上げるので
ある。
【0034】そして、室内側送風機20の回転数N1
所定回転数N0より高くなると、吹出空気の設定温度t0
をもとの温度に戻すのである。
【0035】このように、第1の実施例の空気調和機
は、当初の吹出空気の設定温度t0で室内側送風機20
が所定回転数より高い回転数の状態で対応できる空調負
荷の場合は、吹出温度一定での供給風量制御を行い、そ
れで対応できない小さい空調負荷の場合は供給風量ほぼ
一定での吹出温度制御を行うのである。
【0036】具体的に説明すると、冷房運転時一定吹出
設定温度t0を15℃とすると、室内側送風機20が所
定回転数N0以下になった場合、一定吹出設定温度t0
18℃に変化させる。このとき、被空調室10への最大
供給風量が50m3/min、室内側送風機20の回転数が
0のときの風量が25m3/min、最小供給風量(換気必
要風量)が20m3/minとすると、一定吹出温度t0が1
5℃のままであると、能力は約40%までしか減少させ
ることができず、前述した課題である被空調室10の冷
房負荷が40%以下になった場合、室内の冷え過ぎが発
生する。本実施例のように室内側送風機20の回転数N
1が設定回転数N0以下になった場合、一定吹出温度t0
を18℃に変化させると、室内機1の吸込温度が仮に2
6℃とすると、20(26−18)/50(26−1
5)=0.29より約29%まで制御することが、最小
風量20m3/minを確保しながら行うことができる。
【0037】また暖房の場合も、冷房の場合と同様に、
暖房の能力制御範囲を、最小風量を確保しながら拡げる
ことができる。
【0038】以上のように、一定吹出温度制御におい
て、室内側送風機20の回転数N1が所定値N0以下にな
った時、吹出温度の設定温度t0を冷房時、所定値上
げ、暖房時、所定値下げることにより、最低換気風量を
確保しながら、能力制御範囲を拡げることができ、被空
調室10の空調負荷が減少した場合の室内の冷え過ぎ,
暖まり過ぎを防止できる。
【0039】次に本発明による空気調和機の第2の実施
例について、図面を参照しながら説明するが、第1の実
施例と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。図4は本発明の第2の実施例の空気調和
機のブロック図、図5は同実施例の空気調和機の動作を
示すフローチャートである。
【0040】図4において、33は本実施例の空気調和
機を制御するCPUで、内部に室温比較器26と、吹出
温度を設定する吹出温度設定器34と、吹出温度検出器
4にて検出された吹出温度t1と吹出温度設定器34に
て設定された設定吹出温度t0とを比較する吹出温度比
較器28と、静圧比較器29と、換気のための最小供給
風量に対応する室内側送風機20の回転数より高めに設
定された第1所定回転数Naと最大供給風量に対応する
室内側送風機20の回転数より低めに設定された第2所
定回転数Nbを記憶する記憶器35と、記憶器35にて
記憶した第1,第2所定回転数Na,Nbと室内側送風機
20の回転数N1とを比較する回転数比較器31とを内
蔵している。
【0041】CPU33は、室温比較器26の比較結果
と運転モード検出器32が検出する運転モードにより風
量制御装置16を介して可変風量ユニット12の風量を
可変させるとともに、静圧比較器29の比較結果によ
り、送風機制御器21を介して室内側送風機20の回転
数を制御する。また吹出温度比較器28の比較結果と運
転モード検出器32が検出する運転モードにより圧縮機
の能力を変化させる。また回転数比較器36の比較結果
と運転モード検出器32が検出する運転モードにより吹
出温度設定器34の設定温度を変化させる。
【0042】以上のように構成された本実施例の空気調
和機の冷房運転時の動作について、図5のフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0043】室温設定器18にて設定された設定室温T
0と室温検出器にて検出された室温T1との差が、T1
0>0の場合は風量制御装置16がダクト11内の風
量が増加するよう可変風量ユニット12を制御し、また
逆にT1−T0<0の場合はダクト11内の風量を減少さ
せるよう制御する(ステップ5)。
【0044】ダクト11内の通過風量が変化するとダク
ト11内の静圧が変化する。静圧設定器24で設定され
た設定静圧P0と静圧検出器23で検出されたダクト静
圧P1との差が、P1−P0>0の場合は送風機制御装置
21が室内側送風機20の回転数を減少させ、P1−P0
<0の場合は送風機制御装置21が室内側送風機20の
回転数を増加させる(ステップ6)。
【0045】記憶器35に記憶された第1所定回転数N
a,第2所定回転数Nbと室内側送風機20の回転数N1
との関係がN1−Na<0の場合は吹出温度設定器34で
設定する吹出設定温度t0をこれまでより3℃上げ、N1
−Nb>0の場合は吹出温度設定器34で設定する設定
吹出温度t0をこれまでより3℃下げる(ステップ
7)。
【0046】吹出温度検出器4にて検出された吹出温度
1と吹出温度設定器34で設定された設定吹出温度t0
との関係がt1>t0の場合は圧縮機制御器22が圧縮機
6の能力を増加させ、t1<t0の場合は圧縮機制御器2
2が圧縮機6の能力を減少させる(ステップ8)。
【0047】なお、暖房時には、設定室温T0と検出さ
れた室温T1との差が、T1−T0>0の場合はダクト1
1内の風量が減少するよう、T1−T0<0の場合はダク
ト11内の風量が増加するように風量制御装置16が可
変風量ユニット12を制御する。そして、第1,第2所
定回転数Na,Nbと室内側送風機20の回転数N1との
関係が、N1−Na<0の場合は設定吹出温度t0をこれ
までより3℃下げ、N1−Na>0の場合は設定吹出温度
0をこれまでより3℃上げる。そして吹出温度t 1と設
定吹出温度t0との関係が、t1>t0の場合は圧縮機制
御器22が圧縮機6の能力を減少させ、t1<t0の場合
は圧縮機制御器22が圧縮機6の能力を増加させる。
【0048】第2の実施例の空気調和機は、被空調室1
0の空調負荷が減少したときは、可変風量ユニット12
によりダクト11の通過風量が減少し、ダクト11の通
過風量の減少により可変風量ユニット12と室内機本体
1との間のダクト11内の静圧P1が設定静圧P0より高
くなるため送風機制御器21は室内側送風機20の回転
数N1を下げて可変風量ユニット12と室内機本体1と
の間のダクト11内の静圧P1を設定静圧P0に一致させ
ようとする。
【0049】そして室内側送風機20の回転数N1が換
気のための最小供給風量に対応する回転数より高めに設
定された第1所定回転数Naより低くなると、CPU3
3は室内機本体1からの吹出空気の設定温度t0を冷房
運転時所定値上げ(暖房運転時所定値下げ)るととも
に、室内機本体1からの吹出空気の温度t1が新しく設
定された温度t0になるように圧縮機制御器22に圧縮
機6の能力制御(能力減少)を行わせる。
【0050】その結果、室内機本体1からの吹出空気の
温度t1が冷房運転時所定値上がり(暖房運転時所定値
下がり)、被空調室10の空調負荷が増加し、可変風量
ユニット12によりダクト11の通過風量が増加し、ダ
クト11の通過風量の増加により可変風量ユニット12
と室内機本体1との間のダクト11内の静圧P1が設定
静圧P0より低くなるため送風機制御器21は室内側送
風機20の回転数N1を第1所定回転数Na以上に上げる
のである。
【0051】なお、本実施例では、室内機本体1からの
吹出空気の設定温度t0の変化幅を3℃としているが、
この温度変化幅は、吹出空気の設定温度t0の変化によ
り室内側送風機20の回転数N1が第1の所定回転数Na
より低い回転数から上がる場合に、その回転数N1が第
2の所定回転数Nbより低くなり、かつ、吹出空気の設
定温度t0の変化により室内側送風機20の回転数N1
第2の所定回転数Nbより高い回転数から下がる場合
に、その回転数N1が第1の所定回転数Naより高くなる
ような温度変化幅であれば、3℃の変化幅でなくてもよ
い。
【0052】第2の実施例では、設定吹出温度の変化幅
をうまく設定することにより、空調負荷に対するそれぞ
れの設定吹出温度の担当範囲を幅広くオーバーラップさ
せて、設定吹出温度の切り換わりを少なくできるので、
圧縮機の能力制御による負担を軽くできる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和機は、送
風機制御器が所定回転数以下で室内側送風機を運転した
場合には吹出空気温度の設定温度を冷房時所定値上げ、
暖房時所定値下げる制御を行うので、被空調室の空調負
荷が低負荷時においても換気風量を確保しながら十分能
力制御を行うことができ、被空調室の冷房時の冷え過ぎ
や、暖房時の暖まり過ぎを防止することができ、快適な
室内環境を維持することができるという効果がある。
【0054】また本発明の他の空気調和機は、室内側送
風機の回転数が換気のための最小供給風量に対応する回
転数より高めに設定された第1所定回転数より低くなっ
た場合には吹出空気温度の設定温度を冷房運転時所定値
上げ、暖房運転時所定値下げ、さらに室内側送風機の回
転数が最大供給風量に対応する回転数より低めに設定さ
れた第2所定回転数より高くなった場合には吹出空気温
度の設定温度を冷房運転時所定値下げ、暖房運転時所定
値上げる制御を行うので、被空調室の空調負荷が低負荷
時においても換気風量を確保しながら十分能力制御を行
うことができ、圧縮機の能力制御による負担を軽くする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第1の実施例の概略
構成図
【図2】同実施例の空気調和機のブロック図
【図3】同実施例の空気調和機の冷房運転時の動作を示
すフローチャート
【図4】本発明による空気調和機の第2の実施例のブロ
ック図
【図5】同実施例の空気調和機の冷房運転時の動作を示
すフローチャート
【図6】従来の空気調和機の概略構成図
【図7】従来の空気調和機の冷房運転時の動作を示すフ
ローチャート
【符号の説明】
1 室内機本体 2 室内側熱交換器 4 吹出温度検出器 5 室外機本体 6 圧縮機 7 室外側熱交換器 8 室外側送風機 10 被空調室 11 ダクト 12 可変風量ユニット 16 風量制御装置 20 室内側送風機 21 送風機制御器 22 圧縮機制御器 23 静圧検出器 24 静圧設定器 25 CPU 33 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被空調室に連通するダクトに設けられ内
    部に室内側熱交換器,回転数制御式の室内側送風機を有
    するダクト式室内機本体と、内部に能力可変式の圧縮
    機,室外側熱交換器,室外側送風機を有する室外機本体
    と、前記室内機本体より下流側のダクトに設けられ前記
    ダクトの通過風量を変化させる可変風量ユニットと、空
    気調和機の運転モードと前記被空調室の室温と設定室温
    とに応じて前記被空調室の室温が設定室温に一致するよ
    う前記可変風量ユニットを制御する風量制御装置と、前
    記可変風量ユニットと前記室内機本体との間のダクト内
    の静圧を検出する静圧検出器と、前記可変風量ユニット
    と前記室内機本体との間のダクト内の静圧を設定する静
    圧設定器と、前記静圧検出器による検出静圧が前記静圧
    設定器による設定静圧に一致するよう前記室内側送風機
    の回転数を制御する送風機制御器と、前記室内機本体か
    らの吹出空気温度を検出する吹出温度検出器と、前記圧
    縮機の運転を制御する圧縮機制御装置と、前記圧縮機制
    御器を制御するCPUとを具備し、前記CPUは、前記
    吹出温度検出器にて検出した吹出空気温度があらかじめ
    設定された設定温度になるように前記圧縮機制御器に前
    記圧縮機の能力制御を行わせるとともに、前記送風機制
    御器があらかじめ設定された所定回転数以下で前記室内
    側送風機を運転した場合には吹出空気温度の設定温度を
    冷房運転時所定値上げ、暖房運転時所定値下げることを
    特徴とした空気調和機。
  2. 【請求項2】 被空調室に連通するダクトに設けられ内
    部に室内側熱交換器,回転数制御式の室内側送風機を有
    するダクト式室内機本体と、内部に能力可変式の圧縮
    機,室外側熱交換器,室外側送風機を有する室外機本体
    と、前記室内機本体より下流側のダクトに設けられ前記
    ダクトの通過風量を変化させる可変風量ユニットと、空
    気調和機の運転モードと前記被空調室の室温と設定室温
    とに応じて前記被空調室の室温が設定室温に一致するよ
    う前記可変風量ユニットを制御する風量制御装置と、前
    記可変風量ユニットと前記室内機本体との間のダクト内
    の静圧を検出する静圧検出器と、前記可変風量ユニット
    と前記室内機本体との間のダクト内の静圧を設定する静
    圧設定器と、前記静圧検出器による検出静圧が前記静圧
    設定器による設定静圧に一致するよう前記室内側送風機
    の回転数を制御する送風機制御器と、前記室内機本体か
    らの吹出空気温度を検出する吹出温度検出器と、前記圧
    縮機の運転を制御する圧縮機制御装置と、前記圧縮機制
    御器を制御するCPUとを具備し、前記CPUは、前記
    吹出温度検出器にて検出した吹出空気温度があらかじめ
    設定された設定温度になるように前記圧縮機制御器に前
    記圧縮機の能力制御を行わせるとともに、前記室内側送
    風機の回転数が換気のための最小供給風量に対応する回
    転数より高めに設定された第1所定回転数より低くなっ
    た場合には吹出空気温度の設定温度を冷房運転時所定値
    上げ、暖房運転時所定値下げ、さらに前記室内側送風機
    の回転数が最大供給風量に対応する回転数より低めに設
    定された第2所定回転数より高くなった場合には吹出空
    気温度の設定温度を冷房運転時所定値下げ、暖房運転時
    所定値上げることを特徴とした空気調和機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0587382A (ja) * 1991-09-30 1993-04-06 Kubota Corp 外気導入型空調装置
CN108375175A (zh) * 2018-02-08 2018-08-07 珠海格力电器股份有限公司 空调系统控制方法及装置
JP2019049387A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社竹中工務店 空調システム

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JP2019049387A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社竹中工務店 空調システム
CN108375175A (zh) * 2018-02-08 2018-08-07 珠海格力电器股份有限公司 空调系统控制方法及装置

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