JPH05185578A - ロータリスクリーン捺染機及びこれを用いる捺染方法 - Google Patents
ロータリスクリーン捺染機及びこれを用いる捺染方法Info
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- JPH05185578A JPH05185578A JP4167960A JP16796092A JPH05185578A JP H05185578 A JPH05185578 A JP H05185578A JP 4167960 A JP4167960 A JP 4167960A JP 16796092 A JP16796092 A JP 16796092A JP H05185578 A JPH05185578 A JP H05185578A
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- B41F17/00—Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for
- B41F17/003—Special types of machines for printing textiles
- B41F17/005—Supports for workpieces; Devices for securing the workpieces to the supports
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- B41F15/14—Details
- B41F15/16—Printing tables
- B41F15/18—Supports for workpieces
- B41F15/28—Supports for workpieces for elongated flat articles, e.g. strips, bands
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
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- Screen Printers (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、少なくとも1つの円筒状ステンシルと、前記
ステンシルと相互作用し合う逆圧ローラと、捺染される
べき材料に一時的に付着させられる強化弾力材料で作ら
れた捺染ベルトとを含む、ロータリスクリーン捺染機に
係わる。ここで使用される捺染ベルトは高い剛性を有
し、更に特に、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加えられ
る時に0.05%以下の延伸を、好ましくは0.01%以下の延
伸を、有利には 0.005%以下の延伸をもたらす剛性を有
する。好ましい実施例によるとこの捺染ベルトは、良好
な接着特性と洗浄特性を有する、合成ポリマー繊維によ
る強化合成ゴムから形成されている。本発明は、そうし
たロータリスクリーン捺染機を用いた、材料の捺染方法
にも係わる。
ステンシルと相互作用し合う逆圧ローラと、捺染される
べき材料に一時的に付着させられる強化弾力材料で作ら
れた捺染ベルトとを含む、ロータリスクリーン捺染機に
係わる。ここで使用される捺染ベルトは高い剛性を有
し、更に特に、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加えられ
る時に0.05%以下の延伸を、好ましくは0.01%以下の延
伸を、有利には 0.005%以下の延伸をもたらす剛性を有
する。好ましい実施例によるとこの捺染ベルトは、良好
な接着特性と洗浄特性を有する、合成ポリマー繊維によ
る強化合成ゴムから形成されている。本発明は、そうし
たロータリスクリーン捺染機を用いた、材料の捺染方法
にも係わる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つの円筒
ステンシルと、前記ステンシルと相互作用し合う逆圧ロ
ーラと、捺染されるべき材料に一時的に付着させられる
強化弾性材料で作られた捺染ベルトとを含む、ロータリ
スクリーン捺染機に係わる。
ステンシルと、前記ステンシルと相互作用し合う逆圧ロ
ーラと、捺染されるべき材料に一時的に付着させられる
強化弾性材料で作られた捺染ベルトとを含む、ロータリ
スクリーン捺染機に係わる。
【0002】
【従来の技術】ロータリスクリーン捺染機の場合には、
捺染されるべき図柄が継目なし円筒状スクリーン(ステ
ンシル)に付与されており、捺染のりがスキージによっ
て内側からそのスクリーンの開口を通して、捺染される
べき材料(例えば織物)に付与される。フラットスクリ
ーン捺染機に比較したロータリスクリーン捺染機の大き
な利点は、その工程が連続的であることで、このことは
非常に大きいコスト節約が得られることを意味する。
捺染されるべき図柄が継目なし円筒状スクリーン(ステ
ンシル)に付与されており、捺染のりがスキージによっ
て内側からそのスクリーンの開口を通して、捺染される
べき材料(例えば織物)に付与される。フラットスクリ
ーン捺染機に比較したロータリスクリーン捺染機の大き
な利点は、その工程が連続的であることで、このことは
非常に大きいコスト節約が得られることを意味する。
【0003】スクリーン捺染においては、図柄が幾つか
の色彩構成要素に分解されている。ロータリスクリーン
捺染方法では、このことは実際上は、1つの図柄が最大
限で約24までの異なった色彩に分けられることを意味す
る。ここでは各色彩について1つのステンシルが必要で
ある。図柄の付与においては、捺染されるべき材料が個
々のステンシルの間を案内され、逆圧ローラがその各ス
テンシルと相互作用する。個々のステンシルが捺染位置
としても知られているということが指摘される。
の色彩構成要素に分解されている。ロータリスクリーン
捺染方法では、このことは実際上は、1つの図柄が最大
限で約24までの異なった色彩に分けられることを意味す
る。ここでは各色彩について1つのステンシルが必要で
ある。図柄の付与においては、捺染されるべき材料が個
々のステンシルの間を案内され、逆圧ローラがその各ス
テンシルと相互作用する。個々のステンシルが捺染位置
としても知られているということが指摘される。
【0004】捺染されるべき織物のような材料は、一般
的に工程を通過して良好な結果を得るの十分なだけの剛
性を持たないが故に、所謂「捺染ベルト」が使用されて
いる。
的に工程を通過して良好な結果を得るの十分なだけの剛
性を持たないが故に、所謂「捺染ベルト」が使用されて
いる。
【0005】捺染されるべき材料が、捺染の前に、一般
的には接着剤を使用して捺染ベルトに付着させられる。
この接着剤は、捺染中にはその2つの層が互いに対して
スリップせず、しかも一方、捺染後にはその捺染済み材
料が捺染ベルトから容易に分離されることが可能である
ような特性を持たねばならない。
的には接着剤を使用して捺染ベルトに付着させられる。
この接着剤は、捺染中にはその2つの層が互いに対して
スリップせず、しかも一方、捺染後にはその捺染済み材
料が捺染ベルトから容易に分離されることが可能である
ような特性を持たねばならない。
【0006】良好な捺染結果の重要な品質パラメータ
は、図柄の種々の色が互いに良好に組み合わさっている
かどうか、即ち図柄の個々の色が正しく整合しているか
という点である。この整合は、個々の捺染位置(従って
個々のステンシル)と、これらの位置で捺染するための
材料位置の正確さとを調整することによって決定され
る。捺染されるべき材料上の個々の図柄の正確さが、直
ぐに確かめられ、容易に定着させられることが可能であ
る。
は、図柄の種々の色が互いに良好に組み合わさっている
かどうか、即ち図柄の個々の色が正しく整合しているか
という点である。この整合は、個々の捺染位置(従って
個々のステンシル)と、これらの位置で捺染するための
材料位置の正確さとを調整することによって決定され
る。捺染されるべき材料上の個々の図柄の正確さが、直
ぐに確かめられ、容易に定着させられることが可能であ
る。
【0007】現在まで、実現可能であった最善の結果
は、24のステンシルを有する捺染機内の最初の捺染位置
(ステンシル)と最終の捺染位置(ステンシル)との間
で数ミリメートルの偏差、即ち約18メートルの長さにお
いて2〜3mmの偏差であった。
は、24のステンシルを有する捺染機内の最初の捺染位置
(ステンシル)と最終の捺染位置(ステンシル)との間
で数ミリメートルの偏差、即ち約18メートルの長さにお
いて2〜3mmの偏差であった。
【0008】この理由から、捺染は、色の重ね合わせに
関しては明色から暗色へと行われるのが常である。これ
は明色が最初の捺染位置において捺染されることを意味
し、それでその図柄は、暗色が明色の上に部分的に重な
るようにデザインされている。従って、捺染位置の不正
確さは消費者には殆ど見分けがつかないが、商品取引に
おいては、こうした不正確さは二級品のバッチとして扱
われる原因となる。
関しては明色から暗色へと行われるのが常である。これ
は明色が最初の捺染位置において捺染されることを意味
し、それでその図柄は、暗色が明色の上に部分的に重な
るようにデザインされている。従って、捺染位置の不正
確さは消費者には殆ど見分けがつかないが、商品取引に
おいては、こうした不正確さは二級品のバッチとして扱
われる原因となる。
【0009】この位置の不正確さの主な原因は、使用さ
れる捺染ベルトにあることが知られている。捺染ベルト
は、ロータリスクリーン捺染機内で、駆動装置、処理加
工時の力(例えば捺染自体)、(使用された接着層を除
去するための)洗浄装置、捺染のための材料を捺染ベル
トに付着させるための接着層付与のための接着装置、ベ
ルト駆動装置といった変化する種々の力を受ける。これ
らの力の各々は、捺染ベルトの局所的又は全般的延伸を
引き起こし、このことは、捺染されるべき材料の位置の
正確さを低下させる。温度が長さの変動に効果するが故
に、温度も影響を与える。
れる捺染ベルトにあることが知られている。捺染ベルト
は、ロータリスクリーン捺染機内で、駆動装置、処理加
工時の力(例えば捺染自体)、(使用された接着層を除
去するための)洗浄装置、捺染のための材料を捺染ベル
トに付着させるための接着層付与のための接着装置、ベ
ルト駆動装置といった変化する種々の力を受ける。これ
らの力の各々は、捺染ベルトの局所的又は全般的延伸を
引き起こし、このことは、捺染されるべき材料の位置の
正確さを低下させる。温度が長さの変動に効果するが故
に、温度も影響を与える。
【0010】前文において言及されたロータリスクリー
ン捺染機では、強化ゴム状材料で作られた捺染ベルト
が、位置の不正確さに対処するために使用される。更に
特に、こうした捺染ベルトは、木綿又はポリエステル織
物がその中に埋め込まれたニトリルブタジエンゴムかウ
レタンゴムで作られている。そうしたゴムは良好な接着
特性と洗浄特性を有することが知られており、このこと
は、少なくとも捺染ベルトの表面層における使用に関し
てそうしたゴムを優れたものにする。
ン捺染機では、強化ゴム状材料で作られた捺染ベルト
が、位置の不正確さに対処するために使用される。更に
特に、こうした捺染ベルトは、木綿又はポリエステル織
物がその中に埋め込まれたニトリルブタジエンゴムかウ
レタンゴムで作られている。そうしたゴムは良好な接着
特性と洗浄特性を有することが知られており、このこと
は、少なくとも捺染ベルトの表面層における使用に関し
てそうしたゴムを優れたものにする。
【0011】しかしこれらの公知の捺染ベルトの、長さ
方向の延伸に対する抵抗として表される剛性は比較的低
い。
方向の延伸に対する抵抗として表される剛性は比較的低
い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】驚くべきことに、位置
の不正確さから結果的に生じる上記の問題点が、高い剛
性を有する捺染ベルトを使用して取り除かれることが可
能であるということが見出された。
の不正確さから結果的に生じる上記の問題点が、高い剛
性を有する捺染ベルトを使用して取り除かれることが可
能であるということが見出された。
【0013】従って本発明は、捺染ベルトの材料が高い
剛性を有することによって特徴付けられる。
剛性を有することによって特徴付けられる。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的のために、捺染
ベルトの剛性とは、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加え
られた時のパーセンテージで表されたベルトの相対的な
長さ変化として測定される、長さ方向延伸に対する抵抗
を示すものと理解されるということが指摘される。
ベルトの剛性とは、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加え
られた時のパーセンテージで表されたベルトの相対的な
長さ変化として測定される、長さ方向延伸に対する抵抗
を示すものと理解されるということが指摘される。
【0015】捺染ベルトは、ベルト幅1mm当たり1Nの
力が加えられた時に、延伸が0.05%以下であるような剛
性を有することが好ましく、その延伸が0.01%以下であ
るような剛性を有することが更に好ましい。
力が加えられた時に、延伸が0.05%以下であるような剛
性を有することが好ましく、その延伸が0.01%以下であ
るような剛性を有することが更に好ましい。
【0016】0.05〜0.01%以下の延伸にもたらす剛性の
増大は、24の捺染位置を有するロータリスクリーン捺染
機における最初の捺染位置と最終の捺染位置との間にお
ける偏差を2〜3mmから約 0.2mmへと低減させることが
可能であることを意味する。実際にはこのことは、そう
したロータリスクリーン捺染機を用いて作られる二級品
材料が著しく減少されることも意味し、これは公知のロ
ータリスクリーン捺染機を上回る非常に重要な利点を意
味する。
増大は、24の捺染位置を有するロータリスクリーン捺染
機における最初の捺染位置と最終の捺染位置との間にお
ける偏差を2〜3mmから約 0.2mmへと低減させることが
可能であることを意味する。実際にはこのことは、そう
したロータリスクリーン捺染機を用いて作られる二級品
材料が著しく減少されることも意味し、これは公知のロ
ータリスクリーン捺染機を上回る非常に重要な利点を意
味する。
【0017】本発明による捺染ベルトが、ベルト幅1mm
当たり1Nの力が加えられた時に0.005 %以下の延伸を
もたらす剛性をすることも好ましい。
当たり1Nの力が加えられた時に0.005 %以下の延伸を
もたらす剛性をすることも好ましい。
【0018】ロータリスクリーン捺染機で使用するため
の捺染ベルトはエンドレスタイプであり、約 3.20mの幅
と12〜40 mの長さを有することが指摘されよう。
の捺染ベルトはエンドレスタイプであり、約 3.20mの幅
と12〜40 mの長さを有することが指摘されよう。
【0019】前述の延伸に関連する問題点は、合成ポリ
マー繊維によって強化された合成ゴム、特にアラミド繊
維で強化されたニトリルブタジエンゴム又はポリウレタ
ンゴムから形成された捺染ベルトを使用して取り除かれ
ることが可能である。一方で当然のことながら、この捺
染ベルトが、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加えられた
時にその延伸が0.05%以下であるべきであり、更に好ま
しくは0.01%以下であるべきという必要条件を満たすと
いうことが、現在では認められている。
マー繊維によって強化された合成ゴム、特にアラミド繊
維で強化されたニトリルブタジエンゴム又はポリウレタ
ンゴムから形成された捺染ベルトを使用して取り除かれ
ることが可能である。一方で当然のことながら、この捺
染ベルトが、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加えられた
時にその延伸が0.05%以下であるべきであり、更に好ま
しくは0.01%以下であるべきという必要条件を満たすと
いうことが、現在では認められている。
【0020】強化材として使用される合成ポリマー繊維
(特にアラミド繊維)に関しては、特定の織りパターン
は必要ではないということが指摘される。しかし本発明
の場合に、これらの繊維の織りパターンの適切な選択
は、一連のうね織り織物(strand of cord fabric) 又は
直線縦編み織物(straight warp fabric)であるように思
える。一方で他の織りパターンも使用可能である。
(特にアラミド繊維)に関しては、特定の織りパターン
は必要ではないということが指摘される。しかし本発明
の場合に、これらの繊維の織りパターンの適切な選択
は、一連のうね織り織物(strand of cord fabric) 又は
直線縦編み織物(straight warp fabric)であるように思
える。一方で他の織りパターンも使用可能である。
【0021】更に本発明は、ロータリスクリーン捺染機
における使用に適した、高い剛性を有する捺染ベルトの
使用にも係わる。
における使用に適した、高い剛性を有する捺染ベルトの
使用にも係わる。
【0022】捺染ベルトの材料は、ベルト幅1mm当たり
1Nの力が加えられた時に、0.05%以下の、特に0.01%
以下の、有利には 0.005%以下の延伸を生じさせる剛性
を有することが好ましい。
1Nの力が加えられた時に、0.05%以下の、特に0.01%
以下の、有利には 0.005%以下の延伸を生じさせる剛性
を有することが好ましい。
【0023】更に本発明は、ロータリスクリーン捺染機
を使用して材料(特に織物)を捺染するための方法にも
係わり、この方法では捺染されるべき材料が捺染ベルト
に一時的に付着させられ、この方法では、高い剛性の捺
染ベルトが使用されることを特徴とする。
を使用して材料(特に織物)を捺染するための方法にも
係わり、この方法では捺染されるべき材料が捺染ベルト
に一時的に付着させられ、この方法では、高い剛性の捺
染ベルトが使用されることを特徴とする。
【0024】そうした方法の結果として、図柄の個々の
色が良好に整合させられた、即ち24個のロータリスクリ
ーンと長さ約18メートルの1つの捺染ベルトが使用され
た時に、図柄の個々の色が最大で約 0.2mmの位置誤差を
有する捺染布を得ることが可能である。
色が良好に整合させられた、即ち24個のロータリスクリ
ーンと長さ約18メートルの1つの捺染ベルトが使用され
た時に、図柄の個々の色が最大で約 0.2mmの位置誤差を
有する捺染布を得ることが可能である。
【0025】本発明による方法で使用されるべき捺染ベ
ルトは特に、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加えられた
時に、0.05%以下の、好ましくは0.01%以下の延伸をも
たらす剛性を有し、合成繊維(特にアラミド繊維)によ
って強化されたニトリルブタジエンゴム又はポリウレタ
ンゴムで作られていることが好ましい。
ルトは特に、ベルト幅1mm当たり1Nの力が加えられた
時に、0.05%以下の、好ましくは0.01%以下の延伸をも
たらす剛性を有し、合成繊維(特にアラミド繊維)によ
って強化されたニトリルブタジエンゴム又はポリウレタ
ンゴムで作られていることが好ましい。
【0026】
【実施例】図1はロータリスクリーン捺染の原理を示
す。この技術では、捺染されるべき図柄が、円筒1のよ
うなステンシルに付与されており、ステンシル1を通し
て内側から外へスキージ要素7によって捺染のり(P)
が織物(又は捺染されるべき材料)8の上に押し付けら
れ、捺染された織物9を形成している。織物自体がその
捺染工程を通過して良好な結果を得るの十分なだけの剛
性を持たないが故に、この材料は、一般的には接着層に
よって一時的に捺染ベルト10に付着させられ、この接着
層は捺染工程が完了した後で洗浄によって除去されるこ
とが可能である。ローラ1aは、ステンシル1と相互作
用し合う逆圧ローラである。
す。この技術では、捺染されるべき図柄が、円筒1のよ
うなステンシルに付与されており、ステンシル1を通し
て内側から外へスキージ要素7によって捺染のり(P)
が織物(又は捺染されるべき材料)8の上に押し付けら
れ、捺染された織物9を形成している。織物自体がその
捺染工程を通過して良好な結果を得るの十分なだけの剛
性を持たないが故に、この材料は、一般的には接着層に
よって一時的に捺染ベルト10に付着させられ、この接着
層は捺染工程が完了した後で洗浄によって除去されるこ
とが可能である。ローラ1aは、ステンシル1と相互作
用し合う逆圧ローラである。
【0027】図2は、逆圧ローラ1a,2a,3a,4
aを各々に伴った4つのステンシル1、2、3、4の形
の4つの捺染位置を有する、布地捺染機を概略的に示
す。この概略的な図解から分かるように、捺染ベルト10
は継目なしタイプであり、このベルトは反転ローラ5、
6によって捺染位置に沿って案内される。
aを各々に伴った4つのステンシル1、2、3、4の形
の4つの捺染位置を有する、布地捺染機を概略的に示
す。この概略的な図解から分かるように、捺染ベルト10
は継目なしタイプであり、このベルトは反転ローラ5、
6によって捺染位置に沿って案内される。
【0028】本発明によると、そうした装置において、
高い剛性を有する、好ましくはベルト幅1mm当たり1N
の力が加えられる時に0.01%以下の延伸をもたらす剛性
を有する捺染ベルトが使用される。このベルトが、アラ
ミド繊維織物がその中に埋め込まれたニトリルブタジエ
ンゴム又はポリウレタンゴムによって形成されているこ
とが有利である。これらのポリマーは、捺染されるべき
材料を捺染ベルトに一時的に付着させるために必要な良
好な接着特性と洗浄特性とを有する。もちろん本発明は
これらの材料に限定されず、その材料が上記の仕様を満
たすならば他の材料も使用可能である。
高い剛性を有する、好ましくはベルト幅1mm当たり1N
の力が加えられる時に0.01%以下の延伸をもたらす剛性
を有する捺染ベルトが使用される。このベルトが、アラ
ミド繊維織物がその中に埋め込まれたニトリルブタジエ
ンゴム又はポリウレタンゴムによって形成されているこ
とが有利である。これらのポリマーは、捺染されるべき
材料を捺染ベルトに一時的に付着させるために必要な良
好な接着特性と洗浄特性とを有する。もちろん本発明は
これらの材料に限定されず、その材料が上記の仕様を満
たすならば他の材料も使用可能である。
【0029】ロータリスクリーン捺染機における使用の
ためには、捺染ベルトはエンドレスに作られなければな
らない。このために当業者は、自由に様々な方法を使用
することが可能であり、このことは本書では更に詳細に
説明されることはないだろう。しかし特定の方法の選択
は、織物のタイプに部分的に基づいて決まる。
ためには、捺染ベルトはエンドレスに作られなければな
らない。このために当業者は、自由に様々な方法を使用
することが可能であり、このことは本書では更に詳細に
説明されることはないだろう。しかし特定の方法の選択
は、織物のタイプに部分的に基づいて決まる。
【図1】ロータリスクリーン捺染の原理を示す説明図で
ある。
ある。
【図2】布地捺染機の単純化した説明図である。
1、2、3、4 ステンシル 1a、2a、3a、4a 逆圧ローラ 5、6 反転ローラ 7 スキージ要素 8 織物(捺染されるべき材料) 9 捺染された織物 10 捺染ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシスカス・ヨハネス・ヤコブス・フ アン・アケレン オランダ国、6039・ヘー・テー・ストラム プロイ、クレーメンストラート・16 (72)発明者 カロラス・テオドラス・ヨハネス・アレゴ ンダ・フアン・サス オランダ国、5703・イツクス・カー・ヘル モンド、フアン・リーベツクストラート・ 20
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも1つの円筒状ステンシルと、
前記ステンシルと相互作用し合う逆圧ローラと、捺染さ
れるべき材料に一時的に付着させられる強化弾性材料で
作られた捺染ベルトとを含み、前記捺染ベルトが高い剛
性を有するロータリスクリーン捺染機。 - 【請求項2】 前記捺染ベルトが、ベルト幅1mm当たり
1Nの力が加えられた時に0.05%以下の延伸をもたらす
剛性を有する請求項1に記載のロータリスクリーン捺染
機。 - 【請求項3】 前記捺染ベルトが、ベルト幅1mm当たり
1Nの力が加えられた時に0.01%以下の延伸をもたらす
剛性を有する請求項1に記載のロータリスクリーン捺染
機。 - 【請求項4】 前記捺染ベルトが、ベルト幅1mm当たり
1Nの力が加えられた時に0.005 %以下の延伸をもたら
す剛性を有する請求項1に記載のロータリスクリーン捺
染機。 - 【請求項5】 前記捺染ベルトが、合成ポリマー繊維に
よって強化された合成ゴムから、特にアラミド繊維がそ
の中に埋め込まれたニトリルブタジエンゴム又はポリウ
レタンゴムから形成されている請求項1に記載のロータ
リスクリーン捺染機。 - 【請求項6】 ロータリスクリーン捺染機での使用に適
した高い剛性を有する捺染ベルトの使用。 - 【請求項7】 前記捺染ベルトが、ベルト幅1mm当たり
1Nの力が加えられた時に0.05%以下の延伸を、好まし
くは0.01%以下の延伸を、有利には 0.005%以下の延伸
をもたらす剛性を有する請求項6に記載の使用。 - 【請求項8】 捺染されるべき材料が一時的に捺染ベル
トに付着させられ、ここで高い剛性を有する前記捺染ベ
ルトが使用される、ロータリスクリーン捺染機を使用し
て材料(特に織物)を捺染するための方法。 - 【請求項9】 ベルト幅1mm当たりの1Nの力が加えら
れた時に0.05%以下の延伸を、好ましくは0.01%以下の
延伸を、有利には 0.005%以下の延伸をもたらす剛性を
有する捺染ベルトが使用される請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 合成繊維、特にアラミド繊維によって
強化されたニトリルブタジエンゴム又はポリウレタンゴ
ムから作られた捺染ベルトが使用される請求項8に記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL9101124 | 1991-06-28 | ||
NL9101124A NL9101124A (nl) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | Rotatiezeefdrukmachine. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185578A true JPH05185578A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=19859435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4167960A Pending JPH05185578A (ja) | 1991-06-28 | 1992-06-25 | ロータリスクリーン捺染機及びこれを用いる捺染方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0520570A1 (ja) |
JP (1) | JPH05185578A (ja) |
KR (1) | KR930000268A (ja) |
CN (1) | CN1069932A (ja) |
BR (1) | BR9202479A (ja) |
NL (1) | NL9101124A (ja) |
TR (1) | TR26933A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002539036A (ja) * | 1999-03-11 | 2002-11-19 | ダンスク・ホンコン・リミテッド | 転写印刷機 |
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