JPH05184060A - スポットネットワーク受変電システム - Google Patents

スポットネットワーク受変電システム

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JPH05184060A
JPH05184060A JP34592991A JP34592991A JPH05184060A JP H05184060 A JPH05184060 A JP H05184060A JP 34592991 A JP34592991 A JP 34592991A JP 34592991 A JP34592991 A JP 34592991A JP H05184060 A JPH05184060 A JP H05184060A
Authority
JP
Japan
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reverse power
value
characteristic
power
settling
Prior art date
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Pending
Application number
JP34592991A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Otsuka
龍児 大塚
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP34592991A priority Critical patent/JPH05184060A/ja
Publication of JPH05184060A publication Critical patent/JPH05184060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆電力が小さいときでも確実に動作するよう
にしたものである。 【構成】 ネットワーク継電器31〜33には逆電力遮断
特性の電流整定値を変更する手段を設ける。この手段は
整定モード変更手段111〜113、整定値変更手段12
1〜123および整定範囲確認判定手段131〜133から
構成されている。これら手段により電流整定値を小さく
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電流整定変更を可能と
したネットワーク継電器を備えたスポットネットワーク
受変電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポットネットワーク受変電システム
は、ネットワークプロテクタにより開閉及び保護を自動
的に行うことを大きな特徴とし、ビルディングの受変電
設備として保守、運用が容易で、供給信頼度の高いシス
テムとして大都市過密地区のビルディングに広く採用さ
れている。
【0003】図4はスポットネットワーク受変電システ
ムを示す単線結線図であり、例えば3本の送電線11
3から夫々受電回線21〜23を介してネットワーク母
線Nに電力が供給され、このネットワーク母線Nから負
荷に電力が与えられる。T1〜T3は変圧器、F1〜F3
プロテクタヒューズ、CB1〜CB3はプロテクタ遮断
器、31〜33はネットワーク継電器、41〜43は変流
器、PTは計器用変圧器である。
【0004】このようなシステムにおいては、例えば送
電線の1回線に事故(図4のA点)があった場合、健全
な受電回線からネットワーク母線N及び事故回線の変圧
器を通じて事故点に故障電流が流れるので、事故時の分
離を行うために、受電回線に逆電流(ネットワーク母線
から送電線側に向う電流)が流れたときにネットワーク
継電器31〜33を介してプロテクタ遮断器CB1〜CB3
を開放する機能を備えている。
【0005】図5は横軸に逆電流の大きさ、縦軸に動作
時間をとった逆電力遮断時間特性図であり、実線aで示
す特性によって遮断のタイミングが設定される。
【0006】ところで最近において、上記のスポットネ
ットワーク受変電システムとコージェネレーション(熱
電併給)とを連系する要望が高まっている。コージェネ
レーションはガスタービン、ガスエンジン等により発電
を行う一方で、その廃熱を利用して給湯等の熱需要に応
えるシステムであり、予備電力の確保等の観点から一般
電力系統への併入が有利であると考えられている。
【0007】このような連系を行った場合例えば電力会
社変電所近傍のA点(図4参照)で短絡事故が起こる
と、発電機G側から各受電回線21〜23を介してA点に
電流が流れ、この結果逆電力遮断特性によって総てのネ
ットワーク継電器31〜33が動作してプロテクタ遮断器
CB1〜CB3を開放してしまい、停電を引き起こしてし
まう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のスポットネット
ワーク受変電システムとコージェネレーションとを連系
で使用するネットワーク継電器はコージェネレーション
連系対策のみであるため、逆電力遮断特性(図5)にお
ける電流整定値I0は比較的大きな値に設定されてい
る。しかし、コージェネレーション連系のないスポット
ネットワーク受変電設備、例えば、エレベータの回生電
力のように小さな値の逆電流に対しては図5に示す逆電
力遮断特性から動作時間が長くなってプロテクタ遮断器
CB1〜CB3が動作しにくくなる。すると、逆電力は送
電線側に流れ込んでしまうおそれがある。この対策のた
めに特公昭50−38192号公報に記載されているよ
うにエレベータの回生電力で動作してしまうプロテクタ
遮断器を用いる手段もあるが、この手段を用いると、エ
レベータ回生電力がある度に不要トリップを生じてしま
う不具合がある。このため、特公昭50−38192号
公報ではダミー負荷を用いて回生電力を消費させる手段
を用いねばならなくなる。
【0009】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、逆電力が小さいときでも確実に動作できるように
したスポットネットワーク受変電システムを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、複数の受電回線に夫々設けられたプロ
テクタ遮断器と、各プロテクタ遮断器の投入・開放を行
う逆電力遮断特性を備えたネットワーク継電器とを備
え、受電回線の負荷側には逆電力を発生する装置を接続
したスポットネットワーク受変電システムにおいて、逆
電力の値と動作時間とを座標軸とする座標系にて、予め
定めた逆電力の値よりも小さい範囲では、前記逆電力遮
断特性よりも下側に位置する逆電力遮断ロック特性を備
えると共に、各受電回線の逆電力の検出値が総て逆電力
遮断ロック特性を満足したことを条件として前記逆電力
遮断特性をロックする手段を設け、かつ逆電力遮断特性
の電流整定値は整定モード変更手段と、この手段から送
出された整定モード変更に従って整定値を変更する手段
と、この整定値変更手段で整定された値が整定範囲であ
るかを確認する判定手段とからなるものである。
【0011】
【作用】送電線の1回線にて短絡事故が起こると、負荷
側の逆電力により全受電回線に逆電流が流れ、これによ
り逆電力遮断ロック特性が働く。一方事故の起こった送
電線の電力送り出し遮断器が開放され、このため、健全
回線の電流方向は元に戻る。この結果、逆電力遮断ロッ
ク特性が解除され、事故回線のプロテクタ遮断器のみが
開放される。
【0012】上記動作における負荷側の逆電力は比較的
大きい場合であるが、負荷側がエレベータのように回生
電力が小さい(逆電力が小さい)と、逆電力遮断ロック
特性が働かないことがあるため、電流整定値を小さくす
ることにより、上記と同様にネットワーク継電器が動作
して事故回線のプロテクタ遮断器のみを開放できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1はこの発明の一実施例の全体構成を示す
図で、図3と同一符号のものは同一部分若しくは相当部
分を示し、100は電力会社の変電所を示している。
【0014】この実施例では、ネットワーク継電器31
〜33の各々に逆電力遮断ロック特性を持たせ、夫々受
電回線21〜23の逆電流の検出値が前記遮断ロック特性
で決まる動作時間だけ流れたときにネットワーク継電器
1〜33より出力信号S1〜S3を夫々発生するように構
成すると共に、各出力信号S1〜S3をアンド条件で入力
したときに逆電力遮断をロックする遮断ロック部51
3を設けている。また、ネットワーク継電器31〜33
には逆電力遮断特性の電流整定値を変更する手段が設け
られている。この手段は整定モード変更手段111〜1
3と、この手段111〜113から送出された整定モー
ド変更に従って整定値を変更する手段121〜123と、
この整定値変更手段111〜113で整定された値が整定
範囲であるかを確認する判定手段131〜133とから構
成される。
【0015】図2は横軸に逆電流の大きさ、縦軸に動作
時間を夫々とった座標系にて逆電力遮断特性bと逆電力
遮断ロック特性mとを示す時間特性図であり、同図から
判るように逆電力遮断ロック特性mは電流値I0よりも
小さい範囲において逆電力遮断特性bの下側に位置して
いる。
【0016】図2における逆電力遮断特性bは電流整定
値がI0と比較的大きな値に設定されているため、負荷
側の逆電力が大きいときには良好な動作時間となるけれ
ども、それが小さいときには動作が長くなってしまうの
で、前述した電流整定値変更手段で図2に示す値I1
で小さくする。これにより、小さい逆電力の場合でも良
好な動作時間となる。
【0017】次に上記実施例の動作について述べる。例
えば、エレベータのモータMが回生電力を発生中に、電
力会社100近傍の送電線I1のA点にて短絡事故が起
こると、モータMより全受電回線21〜23に逆電流が流
れる。各変流器41〜43で検出された逆電流の大きさが
例えばI1以下であってその動作時間が逆電力遮断ロッ
ク特性mで規定される時間を越えると、ネットワーク継
電器31〜33より夫々出力信号S1〜S3が発せられる。
これにより遮断ロック部51〜53にはアンド条件で出力
信号が入力され、各遮断ロック部51〜53により各ネッ
トワーク継電器31〜33の逆電力遮断特性がロックさ
れ、遮断指令の出力が禁止される。一方変電所100内
の瞬時要素付過電流継電器(HOCR)101が動作し
て電力送り出し遮断器102が開放され、このため健全
受電回線21,22の電流方向は元に戻り、ネットワーク
継電器31,33よりの前記出力信号S1〜S3は消失す
る。この結果遮断ロック部53の入力信号のアンド条件
が崩れるため、逆電力遮断ロックが解除され、事故回線
3のネットワーク継電器33より遮断指令が出力されて
プロテクタ遮断器CB3が開放される。こうして送電線
に短絡事故が起こっても事故回線のみが切り離され、停
電が起こることはない。
【0018】図3は電流整定値変更手段のフローチャー
トで、ステップS1は整定モードを選択するステップ
で、このステップS1では整定開始キーを押す。ステッ
プS1の処理が行われると、ステップS2の整定開始LE
Dが点灯する。その後、ステップS3で項目を選択する
と、ステップS4で項目が表示される。ステップS5は数
値表示部に現整定値を表示するもので、この表示が出て
た後、ステップS6で新整定値が入力される。この新整
定値はステップS7で表示部に表示される。その後、ス
テップS8で書込みキーを押して、ステップS9で絶対値
をチエックする。ステップS10では絶対値に誤りがあっ
たかを判断し、「YES」のときはステップS10に進ん
だ後に「C」に戻る。また、「NO」ならステップS12
の書込みLEDが瞬時点灯してステップS13で動作が終
りかどうかを判断する。
【0019】ステップS13で終りならステップS14,S
15を経てステップS16で相対値がチエックされる。ステ
ップS17で相対値に誤りがあるか、ないか判断され、誤
りがないときにはステップS18で新整定値にて運用開始
されて変更手順が終了する。前記ステップS13で「N
O」なら「A」に戻るか、ステップS19を経て「B」に
戻る。また、ステップS17で「YES」ならステップS
20を経て「A」に戻る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
逆電力遮断ロック特性を持たせるとともに電流整定値変
更手段を設けたため、コージェネレーション等の比較的
大きな回生電力およびエレベータ等の比較的小さな回生
電力を発生する需要家とスポットネットワーク受変電シ
ステムとを連系させた場合、健全な受電回線のネットワ
ーク継電器の不要動作をなくすことができ、停電を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示す回路図。
【図2】同実施例の逆電力遮断に関する時間特性図。
【図3】整定値変更手段のフローチャート。
【図4】従来例を示す回路図。
【図5】従来例の逆電力遮断に関する時間特性図。
【符号の説明】
1〜13…送電線、21〜23…受電回線、31〜33…ネ
ットワーク継電器、T1〜T3…ネットワーク変圧器、C
1〜CB2…プロテクタ遮断器、5…遮断ロック部、1
1〜113…整定モード変更手段、121〜123…整定
値変更手段、131〜133…整定範囲確認判定手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受電回線に夫々設けられたプロテ
    クタ遮断器と、各プロテクタ遮断器の投入・開放を行う
    逆電力遮断特性を備えたネットワーク継電器とを備え、
    受電回線の負荷側には逆電力を発生する装置を接続した
    スポットネットワーク受変電システムにおいて、 逆電力の値と動作時間とを座標軸とする座標系にて、予
    め定めた逆電力の値よりも小さい範囲では、前記逆電力
    遮断特性よりも下側に位置する逆電力遮断ロック特性を
    備えると共に、各受電回線の逆電力の検出値が総て逆電
    力遮断ロック特性を満足したことを条件として前記逆電
    力遮断特性をロックする手段を設け、かつ逆電力遮断特
    性の電流整定値は整定モード変更手段と、この手段から
    送出された整定モード変更に従って整定値を変更する手
    段と、この整定値変更手段で整定された値が整定範囲で
    あるかを確認する判定手段とを備えたことを特徴とする
    スポットネットワーク受変電システム。
JP34592991A 1991-12-27 1991-12-27 スポットネットワーク受変電システム Pending JPH05184060A (ja)

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JP34592991A JPH05184060A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スポットネットワーク受変電システム

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JP34592991A JPH05184060A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スポットネットワーク受変電システム

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JPH05184060A true JPH05184060A (ja) 1993-07-23

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JP34592991A Pending JPH05184060A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 スポットネットワーク受変電システム

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JP (1) JPH05184060A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024105742A1 (ja) * 2022-11-14 2024-05-23 日本電信電話株式会社 遮断装置、給電システム、制御装置、整定値決定方法、及びプログラム

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WO2024105742A1 (ja) * 2022-11-14 2024-05-23 日本電信電話株式会社 遮断装置、給電システム、制御装置、整定値決定方法、及びプログラム

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