JPH05184044A - 機器接続用ケーブルヘッド - Google Patents

機器接続用ケーブルヘッド

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JPH05184044A
JPH05184044A JP35948991A JP35948991A JPH05184044A JP H05184044 A JPH05184044 A JP H05184044A JP 35948991 A JP35948991 A JP 35948991A JP 35948991 A JP35948991 A JP 35948991A JP H05184044 A JPH05184044 A JP H05184044A
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cable line
bushing
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Nobuo Masaki
信男 正木
Masaki Ikuta
正樹 生田
Hiromasa Sato
浩正 佐藤
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Toshiba Corp
SWCC Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 このケーブルヘッドには、ケーブル線路20
を接続するケーブル接続端部Aと課電用ケーブル30を
接続する課電端部Bを設ける。また、ブッシング11の
中に機器の内部回路と接続される導体引出し棒13を設
け、これとケーブル接続端部Aとの間を電気接続するた
め、電気接続部材15を移動可能に挿入する。ケーブル
線路20の直流耐圧試験の際には、この電気接続部材1
5を課電用ケーブル30の導体端末により弾性復帰部材
16の弾性力に抗して絶縁スペーサ17を介して押す。 【効果】 これにより、導体引出し棒13とケーブル接
続端部Aとの間が電気的に遮断され、ケーブル線路20
にのみ直流の試験用電圧が課電される。課電用ケーブル
30を除去すれば電気接続部材15は元の位置に復帰す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル線路と機器と
の間を接続する機器接続用ケーブルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】GIS(ガス絶縁遮断器)のような高電
圧機器相互間をケーブル線路で接続する場合、一般に次
のような構成が採用される。図4に従来の機器と機器接
続用ケーブルヘッドの側面図を示す。図において、機器
1は例えば、上記GISのような高電圧機器で、その壁
面2に対しブッシング3を介してケーブル線路4が接続
されている。この機器1の内部装置5はブッシング3に
対し母線6を介して電気接続される。また機器1の内部
は六フッ化硫黄等の絶縁性ガス7によって絶縁されてい
る。このような設備の取付けにあたっては、予め機器1
やケーブル線路4をそれぞれ個別に電気試験しておく
外、ブッシング3等の取付け完了後、装置全体としての
電気試験を行う必要がある。この場合、ケーブル線路4
を通じて試験用の交流電圧を課電する、いわゆるAC耐
圧試験等が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にケー
ブル線路4は、機器1等と比較して静電容量が極めて大
きい。従って、直流高電圧を印加するいわゆるDC耐圧
試験の方が、ケーブル線路4の電気特性を正確にとらえ
ることができる。しかしながら、ケーブル線路4を機器
1に接続した後、DC耐圧試験を実施すると次のような
問題が生じる。即ち、機器1の内部には絶縁性ガス7が
充填されているが、絶縁性ガス7中には相当量の塵が浮
遊している。従って、ケーブル線路4を通じて母線6等
に直流高電圧が印加されると、いわゆる電気集塵器の原
理で、塵が機器の内部に集中的に付着する。従って、こ
れによって絶縁性能を低下させてしまう恐れがある。こ
のため、従来は機器1への装着後のケーブル線路4に対
しDC耐圧試験を行うことが難しいという問題があっ
た。本発明は以上の点に着目してなされたもので、機器
の内部に直流電圧が印加されるのを防止しつつ、機器に
接続されたケーブル線路のDC耐圧試験を可能とする機
器接続用ケーブルヘッドを提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の機器接続用ケー
ブルヘッドは、機器の壁面に取り付けられるブッシング
に、前記機器と電気接続されるケーブル線路の終端を受
け入れるためのケーブル接続端部と、前記ブッシングを
介して前記ケーブル線路に試験用電圧を課電する課電用
ケーブルの終端を受け入れるための課電端部とを設け、
前記ブッシングの内部には、前記機器の内部回路と接続
される導体引出し棒と前記ケーブル接続端部間を電気接
続するための電気接続部材を移動可能に配し、前記課電
用ケーブルの前記課電端部への装着で電気接続部材を弾
性復帰部材の弾性力に抗して移動させ、導体引出し棒と
ケーブル接続端部とを切断し、かつケーブル接続端部と
課電端部とを電気接続することを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】このケーブルヘッドには、ケーブル線路20を
接続するケーブル接続端部Aと課電用ケーブル30を接
続する課電端部Bを設ける。また、ブッシング11の中
に機器の内部回路と接続される導体引出し棒13を設け
ると共にこれとケーブル接続端部Aとの間を電気接続す
る電気接続部材15を移動可能に配する。ケーブル線路
20の直流耐圧試験の際には、この電気接続部材15を
課電用ケーブル30の導体端末により弾性復帰部材16
の弾性力に抗して絶縁スペーサ17を介して押す。これ
により、導体引出し棒13とケーブル接続端部Aとの間
が電気的に遮断され、ケーブル線路20にのみ直流の試
験用電圧が課電される。課電用ケーブル30を除去すれ
ば電気接続部材15は元の位置に復帰する。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の機器接続用ケーブルヘッド実施
例を示すもので、(a)はその縦断面図である。また、
(b)は電気接続部材の側面図である。図において、機
器の壁面2にはブッシング11が固定ボルト12を介し
て固定されている。このブッシング11の図1における
左側の一端は、機器の壁面2に設けられた貫通孔2Aを
突き抜けて機器の内部に突出している。また、ブッシン
グ11の内部には、機器の内部回路と接続される導体引
出し棒13が設けられている。更に、このブッシング1
1の中央部分には、後で説明するケーブル線路や課電用
ケーブルとの電気接続を行う内部電極14が配置されて
いる。
【0007】このブッシング11の下側には、後で図2
を用いて説明するケーブル線路20の終端を受け入れる
ためのケーブル接続端部Aが設けられている。ブッシン
グ11の図中の右側には、このブッシング11を介して
ケーブル線路20に試験用電圧を課電する課電用ケーブ
ル30の終端を受け入れるための課電端部Bが設けられ
ている。この課電用ケーブル30は、保護ケース31を
用いてブッシング11の課電端部Bに固定される。ま
た、課電用ケーブル30の絶縁体上には、絶縁補強のた
めストレスコーン32が嵌め込まれている。この課電用
ケーブル30のケーブル終端構成は、従来一般の高電圧
ケーブルの終端構成と同一であり、更に詳細な説明は省
略する。
【0008】ここで、本発明の機器接続用ケーブルヘッ
ドにおいては、このブッシング11の中空部に配されて
いる導体引出し棒13と内部電極14にはそれぞれ対向
して同軸的に筒状の中空部13a,14aが設けられて
いる。これらの中空部13a,14aには、図1(b)
に示したような円筒状の電気接続部材15が移動可能に
嵌め込まれる。図1(b)に示すように、電気接続部材
15は、図中、左側に大径部、右側に小径部を有する。
この電気接続部材15の左側面にはコイルばねから成る
弾性復帰部材16の一端が当接され、弾性復帰部材16
の他端は導体引出し棒13の中空部13a内面に押し当
てるように挿入されている。弾性復帰部材16は電気接
続部材15を内部電極14の中空部14aに向けて押圧
力を付与している。また、電気接続部材15の右側面に
はエポキシ樹脂等から成る柱状の絶縁スペーサ17がね
じ込み固定されている。
【0009】電気接続部材15は円柱形の導体から構成
され、大径部及び小径部の外周には、ばね状の環状接触
子15Aが設けられている。即ち、この電気接続部材1
5を導体引出し棒13の中空部10aに嵌め込むと、そ
の大径部に設けられた接触子15Aが導体引出し棒13
の中空部13a内面に電気的に接触する。また、電気接
続部材15の小径部は、図2に示したように右方に移動
した状態で内部電極14の中空部14a内面に電気的に
接触する。これによって、図2に示した使用状態のとき
導体引出し棒13と内部電極14との間の電気接続が確
保される。
【0010】一方、図1(a)に示すように課電用ケー
ブル30を課電端部Bに装着すると、電気接続部材15
は図の左方に押されてその回路を切断する。課電用ケー
ブル30の端末部分は、図1(a)に示すように、絶縁
体33を剥離した導体34に差込みによって容易に電気
的接続ができるプラグ36を取り付けている。プラグ3
6の外周には、同図(b)に示した電気接続部材15と
同様の接触子36Aが設けられている。従って、課電用
ケーブル30を押し込んでプラグ36を内部電極14の
中空部14aに挿入することによって、このプラグ36
を介して内部電極14との間の電気接続が完了する。こ
の挿入時において、プラグ36は、図1(a)に示した
ように絶縁スペーサ17を介して電気接続部材15を導
体引出し棒13側にスライドさせる。これにより電気接
続部材15の小径部が内部電極14の中空部14aから
離れて回路が切断される。
【0011】尚、この内部電極14の下側には、ケーブ
ル線路20の終端を受け入れてこれと電気接続を行うた
めのチューリップコンタクト21が設けられている。内
部電極14に直流高電圧が印加された場合、ブッシング
11の中空部の内壁面を伝わって絶縁破壊が生じるのを
防止するため、この中空部には六フッ化硫黄等の絶縁性
ガスが注入される。図2には上記のようなDC耐圧試験
を終了し、通常の使用状態におけるブッシングの縦断面
図を示した。図のように、ブッシング11のケーブル接
続端部Aには、ケーブル線路20の導体に接続された端
部24が挿入され、チューリップコンタクト21によっ
て内部電極14との電気接続が行われている。尚、この
ケーブル線路20は保護ケース23によってブッシング
11に固定され、その絶縁体上には絶縁補強のためスト
レスコーン22が嵌め込まれている。その他のケーブル
終端構造は、課電用ケーブルのものと同様、従来一般に
採用されている構成と変わるところはない。
【0012】また、課電用ケーブルを装着しない場合に
は、図のように課電端部Bには盲栓40が嵌め込まれ
る。この盲栓40の高圧側及び低圧側には、それぞれ電
極板41,42が設けられており、その他の部分は絶縁
性のゴム43から構成される。また、この課電端部B
は、蓋46及びボルト45によって気密に封止される。
蓋46の裏面と電極板42の凹部との間にスプリング4
4が挿入され、このスプリング44が盲栓40をブッシ
ング11の課電端部Bの内壁面に押し付ける構成とされ
ている。尚、このような状態で、ブッシング11の中空
部にある電気接続部材15は弾性復帰部材16の弾性力
によって右方にスライドし、導体引出し棒13と内部電
極14の間を図2に示すように電気接続する。
【0013】以上の構成の本発明の機器接続用ケーブル
ヘッドは次のようにして使用される。図3に本発明の機
器接続用ケーブルヘッド使用状態における動作説明図を
示す。図3(a)はDC耐圧試験の際の動作説明図、図
3(b)は通常の使用状態における動作説明図である。
図において、ケーブル線路20に対し、課電用ケーブル
30を用いて直流高電圧を印加し、DC耐圧試験を行う
場合には、先に図1(a)に示したように、課電用ケー
ブル30を課電用端部Bに装着する。また、ケーブル線
路20を図2に示したように装着する。これによって、
先に説明したように電気接続部材15の回路が切断さ
れ、図3(a)に示すように課電用ケーブル30からケ
ーブル線路20に対し直流高電圧が印加される。一方、
導体引出し棒13に対しては、直流高電圧が遮断され、
機器の内部に直流高電圧が課電されない。
【0014】一方、DC耐圧試験終了後は、図2に示し
たような盲栓40を装着する。これによって、電気接続
部材15が復帰し、ケーブル線路20と導体引出し棒1
3とは電気接続部材15を介して図3(b)に示すよう
に電気接続される。従って、先に図4で説明したような
通常の使用が可能となる。本発明は以上の実施例に限定
されない。上記ケーブル接続端部や課電端部をブッシン
グに設ける場合、その位置や数は任意であってよい。ま
た、導体引出し棒13や電気接続部材15の形状等は上
記目的を達成する範囲で自由に変更して差し支えない。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明の機器接続用ケーブ
ルヘッドは、ブッシングの内部において導体引出し棒と
ケーブル接続端部間を内部回路を断続的に電気接続する
電気接続部材及び弾性復帰部材を設け、課電用ケーブル
を用いてケーブル線路に試験用電圧を課電中には、課電
用ケーブルにて電気接続部材を弾性復帰部材の弾性力に
抗して移動させ、回路を切断することができるようにし
たので、機器に対し直流高電圧を印加することなくケー
ブル線路の直流耐圧試験を実施することができる。これ
によって、ケーブル線路の直流耐圧試験の際、機器内で
直流高電圧が印加され、機器の内壁等に塵が付着するこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器接続用ケーブルヘッドの実施例を
示すもので、(a)はその縦断面図、(b)は電気接続
部材の側面図である。
【図2】本発明の機器接続用ケーブルヘッドの通常使用
時における縦断面図である。
【図3】本発明の機器接続用ケーブルヘッドの動作説明
図である。
【図4】従来一般の機器及びケーブルヘッドの縦断面図
である。
【符号の説明】
2 機器の壁面 11 ブッシング 13 導体引出し棒 14 内部電極 15 電気接続部材 16 弾性復帰部材 17 絶縁スペーサ 20 ケーブル線路 30 課電用ケーブル 36 プラグ A ケーブル接続端部 B 課電端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 1/06 Q 7373−5G (72)発明者 生田 正樹 東京都府中市東芝町一番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 佐藤 浩正 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の壁面に取り付けられるブッシング
    に、 前記機器と電気接続されるケーブル線路の終端を受け入
    れるためのケーブル接続端部と、 前記ブッシングを介して前記ケーブル線路に試験用電圧
    を課電する課電用ケーブルの終端を受け入れるための課
    電端部とを設け、 前記ブッシングの内部に、前記機器の内部回路と接続さ
    れる導体引出し棒と前記ケーブル接続端部間を電気接続
    するための電気接続部材を移動可能に配し、 前記課電用ケーブルの前記課電端部への装着で前記電気
    接続部材を弾性復帰部材の弾性力に抗して移動させ、前
    記導体引出し棒と前記ケーブル接続端部とを切断すると
    共に、該ケーブル接続端部と前記課電端部とを電気接続
    することを特徴とする機器接続用ケーブルヘッド。
JP35948991A 1991-12-27 1991-12-27 機器接続用ケーブルヘッド Expired - Lifetime JP2918376B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102856873A (zh) * 2011-06-30 2013-01-02 泰科电子(上海)有限公司 应力锥组件、高压电缆连接器组件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102856873A (zh) * 2011-06-30 2013-01-02 泰科电子(上海)有限公司 应力锥组件、高压电缆连接器组件

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