JPH05183898A - Catv端末装置 - Google Patents
Catv端末装置Info
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- JPH05183898A JPH05183898A JP3344547A JP34454791A JPH05183898A JP H05183898 A JPH05183898 A JP H05183898A JP 3344547 A JP3344547 A JP 3344547A JP 34454791 A JP34454791 A JP 34454791A JP H05183898 A JPH05183898 A JP H05183898A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同期圧縮方式のスクランブルを解除するため
のテレビジョン信号の同期部分に対する選択的な増幅伸
長に起因した画像品質の低下を防止する。 【構成】 チューナ1からの中間周波数のテレビジョン
信号aの同期部分のみに増幅伸長を施すスクランブルの
解除のためのディスクランブル部5と、該ディスクラン
ブル部5からのテレビジョン信号fをベースバンドの映
像信号gと音声信号hとに復調するための復調部6とを
備える。更に該復調部6と映像処理部7との間にクラン
プ回路10とクリップ回路11とを設ける。復調部6か
らの映像信号gは、該クランプ回路10とクリップ回路
11とによって同期尖頭部のノイズが除去されたうえ映
像処理部7及びRFモジュレータ9へ送られる。
のテレビジョン信号の同期部分に対する選択的な増幅伸
長に起因した画像品質の低下を防止する。 【構成】 チューナ1からの中間周波数のテレビジョン
信号aの同期部分のみに増幅伸長を施すスクランブルの
解除のためのディスクランブル部5と、該ディスクラン
ブル部5からのテレビジョン信号fをベースバンドの映
像信号gと音声信号hとに復調するための復調部6とを
備える。更に該復調部6と映像処理部7との間にクラン
プ回路10とクリップ回路11とを設ける。復調部6か
らの映像信号gは、該クランプ回路10とクリップ回路
11とによって同期尖頭部のノイズが除去されたうえ映
像処理部7及びRFモジュレータ9へ送られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期圧縮方式のスクラ
ンブルが施されたテレビジョン信号のディスクランブル
を行うためのCATV端末装置に関するものである。
ンブルが施されたテレビジョン信号のディスクランブル
を行うためのCATV端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CATVシステムにおいて有料放
送のサービスが一般的になり、盗視聴の防止を目的とし
てテレビジョン信号にスクランブルを施すようになって
いる。スクランブルの方式としては、いわゆる同期圧縮
方式が一般的である。
送のサービスが一般的になり、盗視聴の防止を目的とし
てテレビジョン信号にスクランブルを施すようになって
いる。スクランブルの方式としては、いわゆる同期圧縮
方式が一般的である。
【0003】以下、同期圧縮方式のスクランブルが施さ
れたテレビジョン信号を受信し、かつ該受信したテレビ
ジョン信号のスクランブルの解除すなわちディスクラン
ブルを行うための従来のCATV端末装置について説明
する。
れたテレビジョン信号を受信し、かつ該受信したテレビ
ジョン信号のスクランブルの解除すなわちディスクラン
ブルを行うための従来のCATV端末装置について説明
する。
【0004】図4は従来のCATV端末装置の構成例を
示すブロック図である。同図において、1はチューナ、
2はモデム、3はコントロール部、4はキー情報復調
部、5はディスクランブル部、6は復調部、7は映像処
理部、8は音声処理部、9はRFモジュレータ、15は
以上の構成を有する従来のCATV端末装置である。
示すブロック図である。同図において、1はチューナ、
2はモデム、3はコントロール部、4はキー情報復調
部、5はディスクランブル部、6は復調部、7は映像処
理部、8は音声処理部、9はRFモジュレータ、15は
以上の構成を有する従来のCATV端末装置である。
【0005】このCATV端末装置15は、センター
(図示せず)から伝送されてくるRFテレビジョン信号
とデータ信号とを含んだ入力Xを受信する。RFテレビ
ジョン信号の中には、同期圧縮方式のスクランブルが施
されたものやスクランブルが施されていないものが含ま
れている。データ信号は、スクランブルの解除のための
ディスクランブル情報を含む端末制御情報をFSK変調
したものである。
(図示せず)から伝送されてくるRFテレビジョン信号
とデータ信号とを含んだ入力Xを受信する。RFテレビ
ジョン信号の中には、同期圧縮方式のスクランブルが施
されたものやスクランブルが施されていないものが含ま
れている。データ信号は、スクランブルの解除のための
ディスクランブル情報を含む端末制御情報をFSK変調
したものである。
【0006】チューナ1は、入力Xとして与えられた複
数のRFテレビジョン信号の中の1つを選局して該選局
したRFテレビジョン信号を中間周波数のテレビジョン
信号aに変換するとともに、同じく入力Xとして与えら
れたデータ信号bをモデム2に送る。モデム2は、チュ
ーナ1から与えられたデータ信号bを復調し、該復調に
よって得た端末制御情報cをコントロール部3に送る。
キー情報復調部4は、チューナ1からの中間周波数のテ
レビジョン信号a中の音声キャリアに振幅変調されてい
るディスクランブルのためのタイミングを示すキー情報
を復調し、該復調によって得たキー情報dをコントロー
ル部3に送るものである。
数のRFテレビジョン信号の中の1つを選局して該選局
したRFテレビジョン信号を中間周波数のテレビジョン
信号aに変換するとともに、同じく入力Xとして与えら
れたデータ信号bをモデム2に送る。モデム2は、チュ
ーナ1から与えられたデータ信号bを復調し、該復調に
よって得た端末制御情報cをコントロール部3に送る。
キー情報復調部4は、チューナ1からの中間周波数のテ
レビジョン信号a中の音声キャリアに振幅変調されてい
るディスクランブルのためのタイミングを示すキー情報
を復調し、該復調によって得たキー情報dをコントロー
ル部3に送るものである。
【0007】ディスクランブル部5は、同期圧縮方式の
スクランブルが施されたRFテレビジョン信号をチュー
ナ1が選局した場合には、該チューナ1からの中間周波
数のテレビジョン信号aの同期部分と映像部分とのうち
の同期部分のみにコントロール部3からのタイミング信
号eに従って選択的な増幅伸長を施すことによりディス
クランブルを実現し、ディスクランブル済のテレビジョ
ン信号fを復調部6へ送る。スクランブルが施されてい
ないRFテレビジョン信号をチューナ1が選局した場合
には、同ディスクランブル部5は、チューナ1からの中
間周波数のテレビジョン信号aをそのまま復調部6への
テレビジョン信号fとする。
スクランブルが施されたRFテレビジョン信号をチュー
ナ1が選局した場合には、該チューナ1からの中間周波
数のテレビジョン信号aの同期部分と映像部分とのうち
の同期部分のみにコントロール部3からのタイミング信
号eに従って選択的な増幅伸長を施すことによりディス
クランブルを実現し、ディスクランブル済のテレビジョ
ン信号fを復調部6へ送る。スクランブルが施されてい
ないRFテレビジョン信号をチューナ1が選局した場合
には、同ディスクランブル部5は、チューナ1からの中
間周波数のテレビジョン信号aをそのまま復調部6への
テレビジョン信号fとする。
【0008】復調部6は、ディスクランブル部5から受
けたテレビジョン信号fをベースバンドの映像信号gと
音声信号hとに復調する。映像処理部7は、コントロー
ル部3からの制御信号iに従って映像信号gにオンスク
リーン処理等を施し、処理済の映像信号kをRFモジュ
レータ9に送るものである。一方、音声処理部8は、コ
ントロール部3からの他の制御信号jに従って音声信号
hに音量制御処理等を施し、処理済の音声信号mをRF
モジュレータ9に送る。RFモジュレータ9は、処理済
の映像信号kと音声信号mとを再びRFテレビジョン信
号に変調し、該RFテレビジョン信号をテレビジョン受
像機(図示せず)への出力Yとして送信するものであ
る。
けたテレビジョン信号fをベースバンドの映像信号gと
音声信号hとに復調する。映像処理部7は、コントロー
ル部3からの制御信号iに従って映像信号gにオンスク
リーン処理等を施し、処理済の映像信号kをRFモジュ
レータ9に送るものである。一方、音声処理部8は、コ
ントロール部3からの他の制御信号jに従って音声信号
hに音量制御処理等を施し、処理済の音声信号mをRF
モジュレータ9に送る。RFモジュレータ9は、処理済
の映像信号kと音声信号mとを再びRFテレビジョン信
号に変調し、該RFテレビジョン信号をテレビジョン受
像機(図示せず)への出力Yとして送信するものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のCATV端
末装置15は、ディスクランブル部5から出力されるテ
レビジョン信号fにノイズ除去操作を施すための構成を
有していなかったので、チューナ1からの中間周波数の
テレビジョン信号aにノイズが含まれている場合には、
該CATV端末装置15に接続されたテレビジョン受像
機の画面上に目立った輝度変化を生じさせる問題があっ
た。
末装置15は、ディスクランブル部5から出力されるテ
レビジョン信号fにノイズ除去操作を施すための構成を
有していなかったので、チューナ1からの中間周波数の
テレビジョン信号aにノイズが含まれている場合には、
該CATV端末装置15に接続されたテレビジョン受像
機の画面上に目立った輝度変化を生じさせる問題があっ
た。
【0010】CATV端末装置15に接続されるテレビ
ジョン受像機は、通例ピークAGC動作の復調部を有す
る。受信したRFテレビジョン信号すなわちCATV端
末装置15の出力Yの同期部分と映像部分とのうちの同
期部分中の同期尖頭部を基準として、自己のゲインを調
整するのである。このため、出力Yの同期尖頭部がノイ
ズを含んでいる場合には、復調部の出力振幅が該同期尖
頭部のノイズに追従して微妙に変化する結果、画面上に
水平方向の細かい輝度変化が現われる。
ジョン受像機は、通例ピークAGC動作の復調部を有す
る。受信したRFテレビジョン信号すなわちCATV端
末装置15の出力Yの同期部分と映像部分とのうちの同
期部分中の同期尖頭部を基準として、自己のゲインを調
整するのである。このため、出力Yの同期尖頭部がノイ
ズを含んでいる場合には、復調部の出力振幅が該同期尖
頭部のノイズに追従して微妙に変化する結果、画面上に
水平方向の細かい輝度変化が現われる。
【0011】ところが、CATV端末装置15において
スクランブルが施されていないRFテレビジョン信号を
チューナ1が選局した場合には、前記ピークAGC動作
による画面上の輝度変化はあまり目立たない。この場合
にはディスクランブル部5による同期部分に対する選択
的な増幅伸長が行われないので、出力Yのうちの同期部
分と映像部分とはノイズの大きさがほぼ等しくなってい
る。つまり、同期部分のノイズが大きくなったときには
映像部分のノイズも大きくなるので、テレビジョン受像
機のピークAGC動作によってその画面上に輝度変化が
現われても該輝度変化はあまり目立たないのである。
スクランブルが施されていないRFテレビジョン信号を
チューナ1が選局した場合には、前記ピークAGC動作
による画面上の輝度変化はあまり目立たない。この場合
にはディスクランブル部5による同期部分に対する選択
的な増幅伸長が行われないので、出力Yのうちの同期部
分と映像部分とはノイズの大きさがほぼ等しくなってい
る。つまり、同期部分のノイズが大きくなったときには
映像部分のノイズも大きくなるので、テレビジョン受像
機のピークAGC動作によってその画面上に輝度変化が
現われても該輝度変化はあまり目立たないのである。
【0012】これに対して同期圧縮方式のスクランブル
が施されたRFテレビジョン信号をチューナ1が選局し
た場合には、該チューナ1からの中間周波数のテレビジ
ョン信号aの同期部分と映像部分とのうちの同期部分の
みがディスクランブル部5によってディスクランブルの
実現のために選択的に増幅伸長されるので、出力Yのう
ち映像部分のノイズに比べて同期部分のノイズが大きく
なる。このようにして出力Yの同期部分中の同期尖頭部
のノイズが選択的に大きくなると、テレビジョン受像機
のピークAGC動作による画面上の輝度変化が目立つよ
うになる。
が施されたRFテレビジョン信号をチューナ1が選局し
た場合には、該チューナ1からの中間周波数のテレビジ
ョン信号aの同期部分と映像部分とのうちの同期部分の
みがディスクランブル部5によってディスクランブルの
実現のために選択的に増幅伸長されるので、出力Yのう
ち映像部分のノイズに比べて同期部分のノイズが大きく
なる。このようにして出力Yの同期部分中の同期尖頭部
のノイズが選択的に大きくなると、テレビジョン受像機
のピークAGC動作による画面上の輝度変化が目立つよ
うになる。
【0013】本発明の目的は、同期圧縮方式のスクラン
ブルが施されたテレビジョン信号を受信するCATV端
末装置において、該テレビジョン信号の同期部分に対す
るディスクランブルのための選択的な増幅伸長に起因し
た画像品質の低下を防止することにある。
ブルが施されたテレビジョン信号を受信するCATV端
末装置において、該テレビジョン信号の同期部分に対す
るディスクランブルのための選択的な増幅伸長に起因し
た画像品質の低下を防止することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、同期圧縮方式のスクランブルが施されたテ
レビジョン信号を受信し、かつ該受信したテレビジョン
信号にディスクランブルを施したうえディスクランブル
済のテレビジョン信号をテレビジョン受像機へ送信する
ためのCATV端末装置において、ディスクランブル済
のテレビジョン信号のうちの同期尖頭部のノイズをクラ
ンプ回路とクリップ回路とにより除去することとしたも
のである。
に本発明は、同期圧縮方式のスクランブルが施されたテ
レビジョン信号を受信し、かつ該受信したテレビジョン
信号にディスクランブルを施したうえディスクランブル
済のテレビジョン信号をテレビジョン受像機へ送信する
ためのCATV端末装置において、ディスクランブル済
のテレビジョン信号のうちの同期尖頭部のノイズをクラ
ンプ回路とクリップ回路とにより除去することとしたも
のである。
【0015】すなわち、本発明は、図1に示すように、
同期圧縮方式のスクランブルが施されたテレビジョン信
号X,aの同期部分と映像部分とのうちの同期部分のみ
に選択的な増幅伸長を施すためのディスクランブル部5
と、該ディスクランブル部5からのテレビジョン信号
f,gをクランプするためのクランプ回路10と、該ク
ランプ回路10によりクランプされたテレビジョン信号
nのうちの同期部分中の同期尖頭部のノイズを除去する
ように該同期尖頭部を一定の電圧でクリップするための
クリップ回路11とを備えた構成を採用したものであ
る。
同期圧縮方式のスクランブルが施されたテレビジョン信
号X,aの同期部分と映像部分とのうちの同期部分のみ
に選択的な増幅伸長を施すためのディスクランブル部5
と、該ディスクランブル部5からのテレビジョン信号
f,gをクランプするためのクランプ回路10と、該ク
ランプ回路10によりクランプされたテレビジョン信号
nのうちの同期部分中の同期尖頭部のノイズを除去する
ように該同期尖頭部を一定の電圧でクリップするための
クリップ回路11とを備えた構成を採用したものであ
る。
【0016】
【作用】本発明によれば、同期圧縮方式のスクランブル
が施されたテレビジョン信号X,a中の同期部分に対す
るディスクランブル部5による選択的な増幅伸長の結果
図3に示すようにディスクランブル済のテレビジョン信
号f,gの同期尖頭部Dのノイズが映像部分Bのノイズ
に比べて大きくなっても、同図に更に示すように該同期
尖頭部Dのノイズはクランプ回路10とクリップ回路1
1とにより除去される。したがって、本発明に係るCA
TV端末装置に接続されるテレビジョン受像機での復調
時のピークAGC動作が安定化し、従来のピークAGC
動作による画面上の輝度変化がなくなる。
が施されたテレビジョン信号X,a中の同期部分に対す
るディスクランブル部5による選択的な増幅伸長の結果
図3に示すようにディスクランブル済のテレビジョン信
号f,gの同期尖頭部Dのノイズが映像部分Bのノイズ
に比べて大きくなっても、同図に更に示すように該同期
尖頭部Dのノイズはクランプ回路10とクリップ回路1
1とにより除去される。したがって、本発明に係るCA
TV端末装置に接続されるテレビジョン受像機での復調
時のピークAGC動作が安定化し、従来のピークAGC
動作による画面上の輝度変化がなくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るCATV
端末装置の構成を示すブロック図である。本実施例のC
ATV端末装置15は、同図に示すように従来同様、チ
ューナ1、モデム2、コントロール部3、キー情報復調
部4、ディスクランブル部5、復調部6、映像処理部
7、音声処理部8及びRFモジュレータ9を有する。た
だし、復調部6と映像処理部7との間に、クランプ回路
10とクリップ回路11とが介在している。
端末装置の構成を示すブロック図である。本実施例のC
ATV端末装置15は、同図に示すように従来同様、チ
ューナ1、モデム2、コントロール部3、キー情報復調
部4、ディスクランブル部5、復調部6、映像処理部
7、音声処理部8及びRFモジュレータ9を有する。た
だし、復調部6と映像処理部7との間に、クランプ回路
10とクリップ回路11とが介在している。
【0019】クランプ回路10は、復調部6からのベー
スバンドの映像信号gをクランプするものである。クリ
ップ回路11は、クランプ回路10によりクランプが施
された映像信号nのうちの同期尖頭部のノイズを除去す
るように該同期尖頭部を一定の電圧でクリップするもの
である。このクリップ回路11によりクリップが施され
た映像信号pは、映像処理部7へ送られる。
スバンドの映像信号gをクランプするものである。クリ
ップ回路11は、クランプ回路10によりクランプが施
された映像信号nのうちの同期尖頭部のノイズを除去す
るように該同期尖頭部を一定の電圧でクリップするもの
である。このクリップ回路11によりクリップが施され
た映像信号pは、映像処理部7へ送られる。
【0020】図2は、これらクランプ回路10とクリッ
プ回路11との各ブロックの詳細構成を示す回路図であ
る。同図に示すクリップ回路10において、21はエミ
ッタフォロア動作のPNPトランジスタ、22,25,
26,28は抵抗、23はコンデンサ、24はクランプ
用のNPNトランジスタ、27はエミッタフォロア動作
のNPNトランジスタである。また、クランプ回路11
において、31はエミッタフォロア動作のPNPトラン
ジスタ、32,34,35は抵抗、33はクリップ用の
NPNトランジスタである。なお、クリップ回路11の
入力段のPNPトランジスタ31は、クランプ回路10
の出力段のNPNトランジスタ27の温度特性を補償す
るものである。
プ回路11との各ブロックの詳細構成を示す回路図であ
る。同図に示すクリップ回路10において、21はエミ
ッタフォロア動作のPNPトランジスタ、22,25,
26,28は抵抗、23はコンデンサ、24はクランプ
用のNPNトランジスタ、27はエミッタフォロア動作
のNPNトランジスタである。また、クランプ回路11
において、31はエミッタフォロア動作のPNPトラン
ジスタ、32,34,35は抵抗、33はクリップ用の
NPNトランジスタである。なお、クリップ回路11の
入力段のPNPトランジスタ31は、クランプ回路10
の出力段のNPNトランジスタ27の温度特性を補償す
るものである。
【0021】以上のクランプ回路10及びクリップ回路
11の動作について、図3を用いて説明する。同図は、
クランプ回路10の入力信号すなわち復調部6からの映
像信号gの波形と、クリップ回路11の出力信号すなわ
ち映像処理部7への映像信号pの波形とを対比して示す
ものである。
11の動作について、図3を用いて説明する。同図は、
クランプ回路10の入力信号すなわち復調部6からの映
像信号gの波形と、クリップ回路11の出力信号すなわ
ち映像処理部7への映像信号pの波形とを対比して示す
ものである。
【0022】復調部6からの映像信号gは、ディスクラ
ンブル部5からのディスクランブル済のテレビジョン信
号fを復調部6により復調して得られたベースバンドの
信号であって、DC電圧成分を含んだものである。同期
圧縮方式のスクランブルが施されたRFテレビジョン信
号をチューナ1が選局した場合には、ディスクランブル
部5によってテレビジョン信号の同期部分と映像部分と
のうちの同期部分のみにディスクランブルの実現のため
の増幅伸長が施される結果、図3に示すように復調部6
からの映像信号gは同期部分Aのノイズが映像部分Bの
ノイズに比べて大きくなっている。この際、該同期部分
Aの中の同期尖頭部Dのノイズもディスクランブル部5
により増幅されているのである。しかも、スクランブル
を施す際の同期圧縮量が大きいほどディスクランブル部
5による増幅伸長の操作量が大きくなるので、当然映像
信号g中の同期尖頭部Dのノイズは大きくなる。
ンブル部5からのディスクランブル済のテレビジョン信
号fを復調部6により復調して得られたベースバンドの
信号であって、DC電圧成分を含んだものである。同期
圧縮方式のスクランブルが施されたRFテレビジョン信
号をチューナ1が選局した場合には、ディスクランブル
部5によってテレビジョン信号の同期部分と映像部分と
のうちの同期部分のみにディスクランブルの実現のため
の増幅伸長が施される結果、図3に示すように復調部6
からの映像信号gは同期部分Aのノイズが映像部分Bの
ノイズに比べて大きくなっている。この際、該同期部分
Aの中の同期尖頭部Dのノイズもディスクランブル部5
により増幅されているのである。しかも、スクランブル
を施す際の同期圧縮量が大きいほどディスクランブル部
5による増幅伸長の操作量が大きくなるので、当然映像
信号g中の同期尖頭部Dのノイズは大きくなる。
【0023】この映像信号gは、クランプ回路10の入
力段のPNPトランジスタ21に与えられ、その同期尖
頭部Dの電圧がクランプ用NPNトランジスタ24のエ
ミッタ電圧にクランプされる。この際、クランプ電圧は
該NPNトランジスタ24のベースに接続された抵抗2
5,26からなる分圧回路により決定される。
力段のPNPトランジスタ21に与えられ、その同期尖
頭部Dの電圧がクランプ用NPNトランジスタ24のエ
ミッタ電圧にクランプされる。この際、クランプ電圧は
該NPNトランジスタ24のベースに接続された抵抗2
5,26からなる分圧回路により決定される。
【0024】クランプ回路10の出力信号すなわちクラ
ンプが施された映像信号nは、クリップ回路11の入力
段のPNPトランジスタ31に与えられ、その同期尖頭
部Dがクリップ用NPNトランジスタ33のエミッタ電
圧Eでクリップされる結果、同期尖頭部Dのノイズが除
去された映像信号pとなる(図3参照)。この際、クリ
ップ電圧Eはクリップ用NPNトランジスタ33のベー
スに接続された抵抗34,35からなる分圧回路により
決定される。
ンプが施された映像信号nは、クリップ回路11の入力
段のPNPトランジスタ31に与えられ、その同期尖頭
部Dがクリップ用NPNトランジスタ33のエミッタ電
圧Eでクリップされる結果、同期尖頭部Dのノイズが除
去された映像信号pとなる(図3参照)。この際、クリ
ップ電圧Eはクリップ用NPNトランジスタ33のベー
スに接続された抵抗34,35からなる分圧回路により
決定される。
【0025】以上のようにして同期尖頭部Dのノイズが
除去された映像信号pは、映像処理部7を経てRFモジ
ュレータ9に入力され、RFテレビジョン信号に変調さ
れてテレビジョン受像機への出力Yとなる。したがっ
て、本実施例のCATV端末装置15に接続されるテレ
ビジョン受像機での復調時のピークAGC動作は安定化
し、従来のピークAGC動作による画面上の輝度変化が
なくなって良好な画像を得ることができる。
除去された映像信号pは、映像処理部7を経てRFモジ
ュレータ9に入力され、RFテレビジョン信号に変調さ
れてテレビジョン受像機への出力Yとなる。したがっ
て、本実施例のCATV端末装置15に接続されるテレ
ビジョン受像機での復調時のピークAGC動作は安定化
し、従来のピークAGC動作による画面上の輝度変化が
なくなって良好な画像を得ることができる。
【0026】なお、以上に説明した実施例ではディスク
ランブル済のテレビジョン信号fを復調部6で復調する
構成を採用しているが、チューナ1からの中間周波数の
テレビジョン信号aを同期圧縮方式のスクランブルが施
されたままベースバンドの映像信号と音声信号とに復調
したうえ、該ベースバンドの映像信号中の同期部分に選
択的な増幅伸長を施すことによりディスクランブルを実
現する構成を採用する場合でも、ディスクランブル済の
映像信号を上記と同様のクランプ回路10とクリップ回
路11とで処理すれば同様の効果が得られることは言う
までもない。
ランブル済のテレビジョン信号fを復調部6で復調する
構成を採用しているが、チューナ1からの中間周波数の
テレビジョン信号aを同期圧縮方式のスクランブルが施
されたままベースバンドの映像信号と音声信号とに復調
したうえ、該ベースバンドの映像信号中の同期部分に選
択的な増幅伸長を施すことによりディスクランブルを実
現する構成を採用する場合でも、ディスクランブル済の
映像信号を上記と同様のクランプ回路10とクリップ回
路11とで処理すれば同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、ディスクランブル部5からのディスクランブル済の
テレビジョン信号f,gのうちの同期尖頭部Dのノイズ
をクランプ回路10とクリップ回路11とにより除去す
る構成を採用したので、ディスクランブル部5によりテ
レビジョン信号の同期部分が選択的に増幅伸長されても
常に同期尖頭部のノイズのないテレビジョン信号が得ら
れる。したがって、本発明に係るCATV端末装置に接
続されるテレビジョン受像機での復調時のピークAGC
動作が安定化し、従来のピークAGC動作による画面上
の輝度変化がなくなって画像品質が改善される。
ば、ディスクランブル部5からのディスクランブル済の
テレビジョン信号f,gのうちの同期尖頭部Dのノイズ
をクランプ回路10とクリップ回路11とにより除去す
る構成を採用したので、ディスクランブル部5によりテ
レビジョン信号の同期部分が選択的に増幅伸長されても
常に同期尖頭部のノイズのないテレビジョン信号が得ら
れる。したがって、本発明に係るCATV端末装置に接
続されるテレビジョン受像機での復調時のピークAGC
動作が安定化し、従来のピークAGC動作による画面上
の輝度変化がなくなって画像品質が改善される。
【図1】本発明の一実施例に係るCATV端末装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】図1のCATV端末装置中のクランプ回路とク
リップ回路との各ブロックの詳細構成を示す回路図であ
る。
リップ回路との各ブロックの詳細構成を示す回路図であ
る。
【図3】図1のCATV端末装置の動作を説明するため
のクランプ回路の入力信号波形とクリップ回路の出力信
号波形とを対比して示す波形図である。
のクランプ回路の入力信号波形とクリップ回路の出力信
号波形とを対比して示す波形図である。
【図4】従来のCATV端末装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
5 ディスクランブル部 6 復調部 10 クランプ回路 11 クリップ回路 15 CATV端末装置 A テレビジョン信号の同期部分 B テレビジョン信号の映像部分 D テレビジョン信号の同期尖頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 まさみ 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 同期圧縮方式のスクランブルが施された
テレビジョン信号を受信し、かつ該受信したテレビジョ
ン信号にディスクランブルを施したうえディスクランブ
ル済のテレビジョン信号をテレビジョン受像機へ送信す
るためのCATV端末装置であって、 同期圧縮方式のスクランブルが施されたテレビジョン信
号の同期部分と映像部分とのうちの同期部分のみに選択
的な増幅伸長を施すためのディスクランブル部と、 前記ディスクランブル部からのテレビジョン信号をクラ
ンプするためのクランプ回路と、 前記クランプ回路によりクランプされたテレビジョン信
号のうちの同期部分中の同期尖頭部のノイズを除去する
ように該同期尖頭部を一定の電圧でクリップするための
クリップ回路とを備えたことを特徴とするCATV端末
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344547A JPH05183898A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | Catv端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344547A JPH05183898A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | Catv端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05183898A true JPH05183898A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=18370120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344547A Withdrawn JPH05183898A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | Catv端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05183898A (ja) |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344547A patent/JPH05183898A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |