JPH0518361A - オイル潤滑式空気圧縮機 - Google Patents

オイル潤滑式空気圧縮機

Info

Publication number
JPH0518361A
JPH0518361A JP19115391A JP19115391A JPH0518361A JP H0518361 A JPH0518361 A JP H0518361A JP 19115391 A JP19115391 A JP 19115391A JP 19115391 A JP19115391 A JP 19115391A JP H0518361 A JPH0518361 A JP H0518361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
compressor
air
compressed air
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19115391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Wada
博文 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
Priority to JP19115391A priority Critical patent/JPH0518361A/ja
Publication of JPH0518361A publication Critical patent/JPH0518361A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイル潤滑式空気圧縮機において、圧縮機の
性能に影響を及ぼすことなくオイルセパレータ内に溜ま
るオイルを圧縮機部へ戻すことを実現する。 【構成】 オイルセパレータ(6)と圧縮機部(1b)
との間にオイル戻し回路を接続し、このオイル戻し回路
に設けた弁を圧縮機の停止時に開とする。このようにし
て、オイル溜室(4a)内の圧縮空気を利用することに
よりオイルセパレータ内のオイルを圧縮機部に圧送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオイル潤滑式空気圧縮機
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機について図2を参照して
説明する。圧縮機1は電動機駆動形であり、電動機部1
aと圧縮機部1bとから成る。圧縮機部1bは例えば、
スクロールタイプであり、圧縮機内部の潤滑と冷却、圧
縮過程での空気漏れを減らすためにオイルが使用されて
いる。吸入フィルタ2を介して圧縮機部1bに吸入され
た空気は、圧縮されて高圧となりオイルを伴って吐出管
3aを通りタンク4に入る。タンク4は、オイル溜室4
aとエアータンク4bとから成る。オイル溜室4aとエ
アータンク4bとは隔壁5で仕切られている。オイル溜
室4a内には圧縮空気中に含まれているオイルミストを
分離するオイルセパレータ6が配設されている。
【0003】圧縮空気中に含まれているオイルミスト
は、このオイルセパレータ6を通過するときに微粒子同
志が結合することにより凝集され、オイルセパレータ6
の内部に達した時に空気に比べ重いオイルは自重で落下
しオイルセパレータ6内部に溜まる。このことによりオ
イルは圧縮空気より分離される。また、このオイルセパ
レータ6の下部にはオイル戻り配管12が接続されてお
り、このオイル戻り配管12には、圧縮機運転中常に開
となる電磁弁13と、この管路の流量を規制する目的の
絞り14が設けられている。このことにより、圧縮空気
から分離されオイルセパレータ6内部に溜まるオイル
は、圧縮機運転中常に圧縮機部1bに戻される。また、
圧縮機1が停止すると、電磁弁13は閉となる。一方、
オイルと分離された圧縮空気はこのオイルセパレータか
らエアタンク4b内に入り、この圧縮空気は、吐出管3
c及び調圧弁7を通して圧縮空気の被供給部(例えば、
釘打機)に供給される。
【0004】また、オイル溜室4a内下部にはオイルフ
ィルタ8aが取り付けられており、そのオイルフィルタ
8aは、内部で電磁弁9を含むオイル戻り配管8によっ
て圧縮機部1bと接続されている。この電磁弁9は、圧
縮機の運転時に開となることにより、オイル溜室4aに
溜まっているオイルが、オイル溜室4aと圧縮機部1b
との差圧によって圧縮機1bに流れ、圧縮機内部の潤滑
と冷却及び圧縮過程での空気漏れを減らすことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な圧縮機には次のような問題点がある。 (1)圧縮される空気には水分が含まれているが、圧縮
機運転中は圧縮空気が高温(約80℃)であるが故に、
凝縮することは少ない。しかし、圧縮機が一旦停止する
と、タンク4内の圧縮空気は徐々に温度が低下し水分が
凝縮し始める。従って圧縮機の運転・停止が繰り返され
るとオイル溜室4aには徐々に凝縮水が混入することと
なり、オイルの劣化を招いていた。
【0006】(2)オイル戻り配管12は圧縮機運転中
常に開放状態におかれ、オイルセパレータ6内に溜った
オイルを圧縮機部1bに戻している。しかし、オイルセ
パレータ6に溜まるオイルはそれほど多く無く、圧縮機
運転中は常にオイルと共に圧縮空気が戻されている状態
となる。これは圧縮機の圧縮効率低下の原因となるの
で、絞り14はできるだけ細くすることが望ましいが、
あまり細くすると乳化したオイルの固形化等により詰ま
りが生じ易くなる。このため、オイルの戻しを圧縮機の
吸入側、すなわち大気圧の場所にしか行うことのできな
い圧縮機や、圧縮空気量に対して戻り空気量の割合が大
きくなる小型圧縮機では、性能低下が著しくなる。
【0007】以上のような問題点に鑑み、本発明の主た
る課題は、圧縮機の性能に影響を及ぼすことなくオイル
セパレータ内から圧縮機部へのオイルの戻しを行うこと
のできるオイル潤滑式空気圧縮機を提供することにあ
る。本発明はまた、圧縮空気に含まれる水分によるオイ
ル劣化を防止することのできるオイル潤滑式空気圧縮機
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるオイル潤滑
式空気圧縮機は、圧縮機とオイルセパレータの間に、前
記圧縮機の停止時に前記オイルセパレータ内に溜まった
オイルを前記圧縮機側へ戻す戻し回路を接続したことを
特徴とする。前記戻し回路は、圧縮機とオイルセパレー
タの間に、前記圧縮機の停止を検出して開となる弁手段
を含み、前記圧縮機の停止時に、前記オイルセパレータ
内に溜まったオイルを、前記オイル溜室内の圧縮空気の
圧力を利用して圧縮機側に圧送することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明による戻し回路は、圧縮機が停止すると
作動し、オイル溜室に溜った圧縮空気によりオイルセパ
レータ内に溜まったオイルが圧縮機の吸入側に戻され
る。
【0010】
【実施例】図1を参照して本発明の一実施例について説
明する。図2と同じ部分については同一番号を付してい
る。空気圧縮動作について簡単に説明する。吸入フィル
タ2を通して圧縮機部1bに吸入された空気は、圧縮さ
れて高圧となりオイルを伴って吐出管3aを通りタンク
4のオイル溜室4aに入る。オイル溜室4a内の圧縮空
気はオイルセパレータ6、吐出管3b及び逆止弁22を
通してエアータンク4bに導入される。エアータンク4
b内の圧縮空気は、吐出管3c及び調圧弁7を通して出
力される。
【0011】オイル溜室4aの下部と圧縮機部1bとの
間には電磁弁9を含む第1の戻り管8が接続されてい
る。オイル溜室4a内に配設されたオイルセパレータ6
の出口側には、逆止弁22を有する吐出管3bが接続さ
れている。オイルセパレータ6のオイル受(図示せず)
にはまた、電磁弁23を通して圧縮機部1bに至る第2
の戻り管12が接続されている。第一の戻り管8に接続
されている電磁弁9は、圧縮機1の停止時に開となる。
これにより圧縮機1の運転時にはオイル溜室4a内のオ
イル25が常に圧縮機1bに戻されることになる。
【0012】第二の戻り管12に接続されている電磁弁
23は圧縮機1の停止時にのみ開となる。また、エアタ
ンク4bには、エアタンク内の圧力を検出し、設定され
た圧力以上にこの圧力が上昇すると、電動機部1aの通
電を遮断する圧力スイッチ15が設置されている。即
ち、エアタンク4b内の圧力が、圧力スイッチ15の設
定圧力以上になると圧縮機1が停止し、第二の戻り管1
2が開となる。これにより、オイルセパレータ6内に溜
まったオイルは、オイル溜室4a内の圧縮空気によって
圧縮機部1bに戻されるが、エアタンク4b内の圧縮空
気は逆止弁22により戻されることはない。また、圧力
スイッチ15は復帰圧力も設定されているため、エアタ
ンク4b内の圧縮空気が消費され圧力が低下すると再び
圧縮機1は起動する。このとき電磁弁23は閉じられる
ため、オイル溜室4aの圧力は上昇し、エアタンク4b
内の圧力以上になると逆止弁22が開くことにより、エ
アタンク4bに圧縮空気が充填され、前記のことが繰返
される。以上の説明で明らかなように、オイルセパレー
タ6内のオイル25は、圧縮機の停止時に電磁弁23が
開となることでオイル溜室4aの圧縮空気によって圧縮
機部1bに戻される。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、圧縮機の運転中はオイルセパレータ内に溜まるオイ
ルを戻す回路を閉じることにより、圧縮機部への圧縮空
気の戻りはないので、圧縮機の運転効率を低下させるこ
とは無くなる。また、圧縮機の停止時には、オイル溜室
内の圧力は大気圧にまで下げられるため、オイル溜室内
の圧縮空気に含まれる水分が凝縮してオイル中に混入す
るのを極力防止でき、強いてはオイルの劣化を防止し、
オイル交換の期間延長を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 1a 圧縮機部 1b 電動機 3a,3b,3c 吐出管 4 タンク 4a オイル溜室 4b エアータンク 6 オイルセパレータ 7 調圧弁 13,20,23 電磁弁 8 第1の戻り管 12 第2の戻り管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の吐出側にオイル溜室とエアータ
    ンクを有する筒体を備え前記オイル溜室内に圧縮空気中
    のオイルを分離するオイルセパレータを有するオイル潤
    滑式空気圧縮機において、前記圧縮機と前記オイルセパ
    レータとの間に、前記圧縮機の停止時に前記オイルセパ
    レータ内に溜ったオイルを前記圧縮機側へ戻す戻し回路
    を接続したことを特徴とするオイル潤滑式空気圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記戻し回路は前記圧縮機の停止を検出
    して開となる弁手段を含み、前記オイル溜室内の圧縮空
    気の圧力を利用してオイルセパレータ内オイルを前記圧
    縮機に圧送することを特徴とする請求項1記載のオイル
    潤滑式空気圧縮機。
JP19115391A 1991-07-05 1991-07-05 オイル潤滑式空気圧縮機 Withdrawn JPH0518361A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19115391A JPH0518361A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 オイル潤滑式空気圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19115391A JPH0518361A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 オイル潤滑式空気圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518361A true JPH0518361A (ja) 1993-01-26

Family

ID=16269785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19115391A Withdrawn JPH0518361A (ja) 1991-07-05 1991-07-05 オイル潤滑式空気圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518361A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5761914A (en) Oil return from evaporator to compressor in a refrigeration system
US3291385A (en) Receiver-separator unit for liquidinjected compressor
US4553906A (en) Positive displacement rotary compressors
JPS6139520B2 (ja)
JPH04228889A (ja) 油冷式圧縮機の運転方法
US2175913A (en) Motor-compressor unit for refrigerating apparatus
US3482768A (en) Compressor control system
JP2000080983A (ja) 圧縮機
US2048025A (en) Refrigerating apparatus
US2741424A (en) Refrigeration
US3208667A (en) Compressor
JPS61180860A (ja) タ−ボ冷凍機の油回収装置
US6866490B2 (en) Water-injected screw compressor
JPH0518361A (ja) オイル潤滑式空気圧縮機
US3698515A (en) Vacuum pump lubrication system
JPH05195975A (ja) 密閉型圧縮機
US2236088A (en) Refrigerating apparatus
JPH021517Y2 (ja)
JPH051667A (ja) オイル潤滑式空気圧縮機
JP2518455B2 (ja) 極低温冷凍機の圧縮装置
US2818210A (en) Refrigerating apparatus
US2038176A (en) Compressor unit
JP2000027756A (ja) 圧縮機
JPS62111178A (ja) 圧縮機
JPH051666A (ja) オイル潤滑式空気圧縮装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008