JPH05183481A - 携帯形無線機 - Google Patents

携帯形無線機

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JPH05183481A
JPH05183481A JP4000819A JP81992A JPH05183481A JP H05183481 A JPH05183481 A JP H05183481A JP 4000819 A JP4000819 A JP 4000819A JP 81992 A JP81992 A JP 81992A JP H05183481 A JPH05183481 A JP H05183481A
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JP
Japan
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battery
current
wireless device
power supply
circuit
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JP4000819A
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English (en)
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Makoto Murai
誠 村井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自己放電電流の大きい電池を使用しても、こ
の電池の容量を十分有効に活用できるようにして電池寿
命を延ばす。 【構成】 バッテリセービングにより回路ブロックBへ
の電源供給を断としている非受信動作期間に、電池20
の自己放電電流のうちの余剰電流分をコンデンサ21に
供給して充電させ、回路ブロックBの受信動作期間にこ
のコンデンサ21を放電させてその放電出力電流Icc2
を電源電流として上記回路ブロックBに供給するように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば選択呼出受信機
やコードレス電話機、携帯無線電話機などの携帯形無線
機に係わり、特に電源回路部の構成を改良して電池寿命
の延命化を図った携帯形無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動無線システムの一つとして、
選択呼出システムが知られている。選択呼出システム
は、例えば図7に示すような選択呼出信号を使用する。
すなわち、選択呼出信号は1フレームが(a)に示すよ
うに複数のグループ(図ではnグループ)に時分割さ
れ、これらのグループがさらに(b)に示す如く同期ワ
ードと複数の呼出ワード(図ではmワード)とに時分割
されている。また、これらの呼出ワードは、(c)に示
す如く選択呼出受信機の個別番号符号(IDコード)
と、メッセージコードとから構成される。
【0003】所望の選択呼出受信機を呼出す場合、発呼
者はこの選択呼出受信機に対応する電話番号をダイヤル
して基地局を呼出し、この基地局へメッセージ情報を送
る。そうすると、基地局は先ず上記選択呼出受信機に予
め付与されているIDコードと、上記メッセージ情報を
符号化したメッセージコードとを発生する。そして、1
フレームを構成する複数のグループのうち上記選択呼出
受信機が所属するグループの空きの呼出ワードに、上記
IDコードおよびメッセージコードをそれぞれ挿入して
送信する。
【0004】一方、図8は選択呼出受信機の構成の一例
を示すものである。同図において、基地局から送信され
た選択呼出信号は、アンテナ1を介して無線回路2で受
信されたのち復調回路3で復調されて制御回路4に導入
される。制御回路4は、上記復調された選択呼出信号に
含まれるIDコードを、個別番号符号メモリ(ID−R
OM)5に予め記憶されている自機のIDコードと照合
する。そして、この照合により両符号の一致が検出され
ると、自機への呼出しが発生したものと認識して、駆動
回路6を介してスピーカ7へ鳴音信号を供給する。この
ため、スピーカ7からは呼出音が発生され、これにより
所持者に呼出しの発生が報知される。尚、上記呼出音は
停止スイッチ11を押すことにより停止される。
【0005】また、上記制御回路4は、上記IDコード
の一致が検出されると、IDコードに続いて受信された
メッセージコードを誤り訂正処理したのち復号し、さら
にこの復号により得られたメッセージデータを表示駆動
回路8に供給する。このため、液晶表示器(LCD)9
にはメッセージ情報が表示される。したがって、所持者
は呼出報知時に上記LCD9を見ることにより、発呼者
からのメッセージを知ることができる。また、上記受信
メッセージコードは、メッセージメモリ(M−RAM)
10に転送され記憶される。このM−RAM10に記憶
されたメッセージコードは、後に表示スイッチ12の操
作により読み出されてLCD9に再表示される。
【0006】ところで、この様な選択呼出受信機は電源
として電池13を使用しているが、近年選択呼出受信機
のより一層の薄形化のため、従来のマンガン乾電池では
なく空気亜鉛電池を使用することが検討されている。空
気亜鉛電池は一般に高容量であり、しかもマンガン乾電
池に比べて形状を薄形にすることができるので、選択呼
出受信機の薄形化を図る上で非常に有望である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この空気亜
鉛電池は自己放電電流が非常に大きいという性質を有し
ている。このため、選択呼出受信機に使用した場合に
は、受信機が受信動作を行なっていない状態でも、受信
機の消費電流よりも極端に大きい自己放電電流が常時消
費されることになり、この結果電池自体は高容量である
にも拘らず電池寿命が短くなって頻繁に交換しなければ
ならず、ランニングコストが高くなるという問題点を有
していた。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、自己放電電流の大きい電
池を使用しても、この電池の容量を十分有効に活用でき
るようにし、これにより無線機形状のより一層の軽薄短
小化を図ったうえで、電池寿命を延ばしてランニングコ
ストを低減することができる携帯形無線機を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、待機動作時における携帯形無線機本体の消
費電流値よりも自己放電電流値が大きい電池を電源とし
て使用した携帯形無線機において、上記電池に対し並列
に蓄電手段を接続するとともに、電源制御手段を備えて
いる。そして、この電源制御手段により、携帯形無線機
本体の消費電流値が上記電池の自己放電電流値よりも小
さい状態では、上記電池の出力電流により上記蓄電手段
を充電させ、一方上記携帯形無線機本体の消費電流値が
上記電池の自己放電電流値よりも大きい状態では、上記
蓄電手段を放電させてその出力電流を電源電流として上
記携帯形無線機本体に供給させるようにしたものであ
る。
【0010】また本発明は、電源制御手段により、携帯
形無線機本体の消費電流値が電池の自己放電電流値より
も大きい状態において、蓄電手段を放電させてその出力
電流を主たる電源電流として携帯形無線機本体に供給さ
せ、電池の出力電流を補助的な電源電流として携帯形無
線機本体に供給させることも特徴とする。
【0011】
【作用】この結果本発明によれば、例えば非動作状態や
受信待機状態のように携帯形無線機本体の消費電流値が
電池の自己放電電流値よりも小さい状態において、電池
の自己放電電流により蓄電手段が充電され、この充電さ
れた電荷が、例えば受信動作状態のように携帯形無線機
本体の消費電流値が電池の自己放電電流値よりも大きい
状態において放電されて、電源電流として携帯形無線機
本体に供給される。このため、自己放電電流の大きい電
池を用いた場合でも、この大きい自己放電電流を無駄に
することなく電源電流として使用することが可能とな
り、これにより電池の容量を有効に利用することができ
る。したがって、携帯形無線機の形状のより一層の軽薄
短小化を図ったうえで、電池寿命を延長してランニング
コストを低減することができる。
【0012】また、蓄電手段の放電電流を主たる電源電
流として使用し、電池の出力電流を補助的な電源電流と
して使用することにより、受信動作状態などのように携
帯形無線機本体の消費電流値が電池の自己放電電流値よ
りも大きい状態においても、電池の出力電流を自己放電
電流値にすることが可能となり、これにより電池の出力
電流を無線機本体の動作状態に関係なく常に自己放電電
流に保持して、電池の寿命を最大限延長させることがで
きる。また、蓄電手段の放電電流と電池の出力電流とを
併用することにより、蓄電手段の放電電流のみを電源電
流として無線機本体に供給する場合に比べて、余裕をも
って安定な電源電流を供給することができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる選択呼出
受信機の構成を示す回路ブロック図である。尚、同図に
おいて前記図8と同一部分には同一符号を付して詳しい
説明は省略する。
【0014】本実施例の選択呼出受信機は、電源系統が
互いに独立した回路ブロックA、回路ブロックB、およ
び回路ブロックCを備えている。このうち先ず回路ブロ
ックAは、制御回路40と、その周辺回路であるID−
ROM5、M−RAM10、停止スイッチ11および表
示スイッチ12と、表示駆動回路8およびLCD9とを
備えたもので、消費電力の比較的少ない回路により構成
されている。次に回路ブロックBは、アンテナ1、無線
回路2および復調回路3を備えたもので、消費電力が比
較的多い回路により構成されている。また回路ブロック
Cは、スピーカ駆動回路6およびスピーカ7を備え、そ
の消費電力は比較的少ない。
【0015】電源回路部は、空気亜鉛電池からなる電池
20を有し、この電池20には高容量のコンデンサ21
が並列に設けられている。また、上記電池20とコンデ
ンサ21との間およびコンデンサ21の出力側には、そ
れぞれスイッチングトランジスタ22,23が介挿され
ている。これらのスイッチングトランジスタ22,23
は、それぞれ制御回路40から出力される制御信号BS
a,BSbによりオンオフ動作する。上記電池20の出
力電流Icc1 は、回路ブロックAおよび回路ブロックC
にそれぞれ電源電流として供給される。また回路ブロッ
クBには、上記コンデンサ21の放電電流Icc2 がスイ
ッチングトランジスタ23を介して供給される。
【0016】制御回路40は、マイクロコンピュータを
主制御部として備えたもので、その制御機能として、受
信IDコードの照合から鳴音の発生および受信メッセー
ジの表示までの一連の受信呼出制御を実行する通常の受
信呼出制御手段41に加えて、電源供給制御手段42を
有している。電源供給制御手段42は、回路ブロックB
に対するバッテリセービングの制御タイミングに同期し
て制御信号BSa,BSbを発生し、これにより各スイ
ッチングトランジスタ22,23をオンオフ制御して各
回路ブロックA,B,Cに対する電源供給を制御するも
のである。次に以上のように構成された選択呼出受信機
の電源供給動作を説明する。
【0017】図示しない電源スイッチが投入されると、
電池20の出力電流が回路ブロックAおよび回路ブロッ
クCに供給され、これにより制御回路40は初期化動作
を行なう。そうすると、制御回路40から“L”レベル
の制御信号BSa,BSbが出力されて、これによりス
イッチングトランジスタ22,23は導通状態となる。
このため、電池20の出力電流は回路ブロックBに供給
され、これにより無線回路2および復調回路3はともに
動作状態となって選択呼出信号の受信復調動作を開始す
る。また、このとき上記電池20の出力電流によりコン
デンサ21の充電が開始される。上記回路ブロックBが
受信復調動作を開始すると、制御回路40は受信復調さ
れた選択呼出信号に対する同期を確立するための動作を
行なう。そして、同期が確立されると、以後バッテリセ
ービングを行ないながら次のように受信呼出制御を開始
する。
【0018】すなわち、いま仮に自機がグループ2に所
属していたとする。そうすると、制御回路40は、1フ
レームの受信期間のうちグループ2以外のグループの受
信期間において、図3に示すごとく制御回路BSaを
“L”レベルに、また制御信号BSbを“H”レベルに
それぞれ設定する。このため、スイッチングトランジス
タ22はオン、またスイッチングトランジスタ23はオ
フとなり、回路ブロックBへの電源供給は断たれ、これ
により無線回路2および復調回路3は図2に示すごとく
非受信動作状態となる。すなわち、電流を消費しない状
態となる。
【0019】また、このとき電池20の出力電流Icc1
は、回路ブロックA,Cに供給されながら蓄電手段とし
てのコンデンサ21にも供給され、これによりコンデン
サ21の充電が行なわれる。すなわち、電池21には空
気亜鉛電池を使用しているため、自己放電電流値が例え
ば 400μA程度と大きい。一方、回路ブロックBが非受
信動作状態となっている状態において、実質的に動作し
ている部分は回路ブロックAの制御回路40のみとなる
ため、選択呼出受信機の消費電流は例えば数十μA程度
と微小となる。したがって、電池20の自己放電電流の
うち、この微小な消費電流を除いた分は余剰電流とな
り、この余剰電流がコンデンサ21に供給されて充電さ
れる。
【0020】一方、1フレームの受信期間のうちグルー
プ2の受信期間になると、制御回路40は図3に示すご
とく制御信号BSaを“H”レベルに、また制御信号B
Sbを“L”レベルにそれぞれ設定する。このため、ス
イッチングトランジスタ22,23はそれぞれオフ,オ
ンとなり、これによりコンデンサ21は放電状態となっ
てその放電出力電流Icc2 が図3に示すごとく電源電流
として回路ブロックBに供給される。このとき、回路ブ
ロックBの動作時における消費電流は例えば数mAと大
きいが、コンデンサ21として例えば1[F]の高容量
のコンデンサを使用すれば、大きな電圧効果を起こさず
に上記数mAの電流を供給することは十分可能である。
【0021】そうして電源電流が供給されると、無線回
路2および復調回路3は図2に示すごとく受信動作状態
となり、グループ2の選択呼出信号を受信する。制御回
路40は、上記無線回路2および復調回路3により受信
復調されたIDコードをID−ROM5に記憶されてい
る自機のIDコードと照合し、両コードが一致すると自
機に対する呼出しが発生したと判断して、回路ブロック
Cから鳴音を発生させる。また、同時にメッセージコー
ドが受信された場合には、制御回路40はこのメッセー
ジコードをM−RAM10に保管するとともに、解読し
て表示駆動回路8に供給する。このため、上記メッセー
ジコードに対応したメッセージがLCD9に表示され
る。
【0022】このように本実施例であれば、バッテリセ
ービングにより回路ブロックBへの電源供給を断として
いる期間に、電池20の自己放電電流のうちの余剰電流
分をコンデンサ21に供給して充電させ、回路ブロック
Bの受信動作期間にこのコンデンサ21を放電させてそ
の放電出力電流Icc2 を電源電流として上記回路ブロッ
クBに供給するようにしている。このため、従来では非
受信期間中にいわゆる垂れ流し状態になっていた電池2
0の大きな自己放電電流を無駄にすることなく使用する
ことができ、結果的に電池20の容量を十分有効に利用
することができる。
【0023】また本実施例では、回路ブロックBの受信
動作期間中において、回路ブロックBへは電源電流とし
てコンデンサ21の放電出力電流Icc2 のみを供給し、
電池20の出力電流Icc1 は非受信動作期間と同様に回
路ブロックA,Cのみに供給するようにしているので、
電池20の出力電流を受信動作期間においても自己放電
電流値( 400μA)に保つことができる。すなわち、電
池20の出力電流を受信動作時および非受信動作時を通
して常時自己放電電流に保持することができ、これによ
り電池20の寿命を最大限延長させることができる。図
4はその様子を従来回路の場合と比較して示したもの
で、(a)が本実施例の回路の電流Icc1、(b)は従
来回路の電流Iccを示している。
【0024】ここで、具体的にどの程度の消費電流が改
善されるかを試算してみる。いま仮に1グループの時間
を1sec 、1フレームにおけるグループ数を10、非受
信動作期間中における選択呼出受信機全体の消費電流を
60μA、受信動作中の選択呼出受信機全体の消費電流を
6mA、自己放電電流を 400μAとすると、コンデンサ
21を併用しない従来回路の場合では、単位時間当りの
消費電流は { 400μA×(10−1)+6mA×1}/10= 960μA となる。
【0025】これに対し本実施例の回路では、受信動作
中にコンデンサ21から回路ブロックBに供給される電
荷量は 6mA×1=6mC であり、この電荷量を非受信動作期間(9msec )に電
池20からコンデンサ21に補給することになるため、
そのための消費電流は 6mC/9msec = 666μA となる。したがって、選択呼出受信機全体の単位時間当
りの消費電流は 666μA+60μA= 726μA となる。したがって、このモデルでは消費電流が約25
%改善されることになる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではスピーカ7および
スピーカ駆動回路6を含む回路ブロックCに対して電池
20の出力電流Icc1 のみを電源電流として供給するよ
うにしていたが、図5に示すごとく電池20の出力電流
Icc1 に加えてコンデンサ21の放電出力電流Icc2を
併せて供給するように構成してもよい。このように構成
すると、例えばスピーカ7から出力する鳴音の音量を大
きく設定している場合でも、電池20から大きな出力電
流を発生させることなく大きな音量の鳴音を発生させる
ことができる。すなわち、大きな音量の鳴音を発生する
場合でも、電池20の出力電流値を自己放電電流値に保
持することができる。
【0027】また、図6に示すごとく、制御回路40
と、その周辺回路であるID−ROM5、M−RAM1
0、停止スイッチ11および表示スイッチ12とにより
回路ブロックA′を構成するとともに、スピーカ駆動回
路6、スピーカ7、表示駆動回路8およびLCD9によ
り回路ブロックB′を構成し、回路ブロックA′に電池
20の出力電流Icc1 を電源電流として供給するととも
に、回路ブロックC′には回路ブロックBとともにコン
デンサ21の放電出力電流Icc2 を電源電流として供給
するように構成してもよい。
【0028】さらに、前記実施例では選択呼出受信機を
例にとって説明したが、電源として電池を使用するその
他の携帯形無線機、例えば携帯無線電話機やコードレス
電話機等に適用してもよい。これらの無線機でも、一般
にバッテリセービングが行なわれているため、このバッ
テリセービングの動作に同期させることにより本発明の
電源供給制御を実施することが可能である。
【0029】また、蓄電手段として前記実施例ではコン
デンサ21を使用したが、二次電池やその他の蓄電器を
使用してもよい。その他、電池の種類や、電池から蓄電
手段への充電タイミング、蓄電手段の充放電を切替える
ための回路構成、電源供給制御手段の構成や制御手順お
よび制御内容などについても、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施できる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、待機動作
時における携帯形無線機本体の消費電流値よりも自己放
電電流値が大きい電池を電源として使用した携帯形無線
機において、上記電池に対し並列に蓄電手段を接続する
とともに、電源制御手段を備えている。そして、この電
源制御手段により、携帯形無線機本体の消費電流値が上
記電池の自己放電電流値よりも小さい状態では、上記電
池の出力電流により上記蓄電手段を充電させ、一方上記
携帯形無線機本体の消費電流値が上記電池の自己放電電
流値よりも大きい状態では、上記蓄電手段を放電させて
その出力電流を電源電流として上記携帯形無線機本体に
供給させるようにしたものである。
【0031】したがって本発明によれば、自己放電電流
の大きい電池を使用しても、この電池の容量を十分有効
に活用できるようにし、これにより無線機形状のより一
層の軽薄短小化を図ったうえで、電池寿命を延ばしてラ
ンニングコストを低減することができる携帯形無線機を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる選択呼出受信機の構
成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した選択呼出受信機のバッテリセービ
ング動作を説明するためのタイミング図。
【図3】図1に示した選択呼出受信機の電源供給制御動
作を説明するためのタイミング図。
【図4】図1に示した選択呼出受信機の効果を説明する
ための図。
【図5】本発明の他の実施例に係わる選択呼出受信機の
構成を示す回路ブロック図。
【図6】本発明のその他の実施例に係わる選択呼出受信
機の構成を示す回路ブロック図。
【図7】選択呼出信号の信号フォーマットの一例を示す
図。
【図8】従来の選択呼出受信機の構成の一例を示す回路
ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…無線回路、3…復調回路、5…個別
番号符号メモリ(ID−ROM)、6…スピーカ駆動回
路、7…スピーカ、8…表示駆動回路、9…液晶表示器
(LCD)、10…メッセージメモリ(M−RAM)、
11…停止スイッチ、12…表示スイッチ、20…電
池、21…コンデンサ、22,23…スイッチングトラ
ンジスタ、40…制御回路、41…受信呼出制御手段、
42…電源供給制御手段、BSa,BSb…制御信号、
Icc1 …電池20の出力電流、Icc2 …コンデンサ21
の出力電流。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の無線機から送信された信号の受信動
    作を少なくとも行なう携帯形無線機本体と、 自己放電電流値が待機動作時における前記携帯形無線機
    本体の消費電流値よりも大きい電池と、 この電池に対し並列に接続された蓄電手段と、 前記携帯形無線機本体の消費電流値が前記電池の自己放
    電電流値よりも小さい状態では、前記電池の出力電流に
    より前記蓄電手段を充電させ、前記携帯形無線機本体の
    消費電流値が前記電池の自己放電電流値よりも大きい状
    態では、前記蓄電手段を放電させてその出力電流を電源
    電流として前記携帯形無線機本体に供給させる電源制御
    手段とを具備したことを特徴とする携帯形無線機。
  2. 【請求項2】 電源制御手段は、携帯形無線機本体の消
    費電流値が電池の自己放電電流値よりも大きい状態にお
    いて、蓄電手段を放電させてその出力電流を主たる電源
    電流として携帯形無線機本体に供給させ、電池の出力電
    流を補助的な電源電流として携帯形無線機本体に供給さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の携帯形無線機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11512866A (ja) * 1995-09-27 1999-11-02 モトローラ・インコーポレイテッド ハイブリッド・エネルギ蓄積システム
WO2010110113A1 (ja) * 2009-03-24 2010-09-30 株式会社山武 フィールド機器

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