JPH05183445A - ランレングス1/n圧縮フローティング符号装置 - Google Patents

ランレングス1/n圧縮フローティング符号装置

Info

Publication number
JPH05183445A
JPH05183445A JP3346116A JP34611691A JPH05183445A JP H05183445 A JPH05183445 A JP H05183445A JP 3346116 A JP3346116 A JP 3346116A JP 34611691 A JP34611691 A JP 34611691A JP H05183445 A JPH05183445 A JP H05183445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
compression
run length
compressed
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3346116A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0795691B2 (ja
Inventor
Naoki Ejima
直樹 江島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3346116A priority Critical patent/JPH0795691B2/ja
Publication of JPH05183445A publication Critical patent/JPH05183445A/ja
Publication of JPH0795691B2 publication Critical patent/JPH0795691B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力レベルの広い範囲において、復号化後の
瞬時SN比が聴覚検知限界48dB以上となる圧縮デー
タを得る符号装置を提供する。 【構成】 圧縮手段3はメモリで構成されており、元デ
ータの上位ランレングスを1/nに圧縮して格納するシ
フトメモリと、ランレングスを圧縮する時の圧縮剰余デ
ータを記憶するメモリから順次読み出して、フローティ
ング符号データを出力する。ランレングスが小さい時、
指数部語長は小さいので仮数部語長が大きくできて表現
精度を高められる。ランレングスが大きい時、指数部語
長は大きいのでレンジを細かく表現できて入力レベルの
範囲すなわちダイナミックレンジが広がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージデータの高品質
な記録伝送に用いる符号圧縮装置であって、特に広い入
力範囲に渡って瞬時S/N比特性が良好なランレングス
1/n圧縮フローティング符号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衛星PCM放送やデジタル・オー
ディオ・テープレコーダ(以下、DATと略す)におい
ては、圧縮による品質劣化を抑えながらハードウェア量
とのトレードオフを考慮し、比較的軽い圧縮率を採用し
ている。これらの例としては折れ線符号があり、DAT
においては12ビットの13折れ線符号が用いられてい
る。詳細な技術規格は日本電子機械工業会発行の「EI
AJ CP−2305DAT Cassette Sy
stem Part1: Dimensionand
Characteristics」に示されている。
【0003】図19(b)はDATに使用されている1
3折れ線符号(12ビット)の変換方法を説明する図で
あり、正の範囲を示す。図中の枠内において()内の数
字は10進数、それ以外の数字は2進数である。2進数
の最上位ビット(以下、MSBという)は極性ビットP
であり、正の範囲では「0」、負の範囲では「1」であ
る。図中の「ABCDEFGH」は「0000000
0」から「11111111」までの値であり、「*」
は任意の2進数である。また、L0は元データの極性ビ
ットを除いた上位で「0」が連続する連続データQ0の
ランレングスである。
【0004】以上のような符号方法について、以下その
手順について説明する。図19(b)は符号化と復号化
の変換を具体的に示す図である。
【0005】先ず、13折れ線符号(12ビット)の符
号化の方法および装置について説明する。16ビットの
領域を正の範囲で7分割し、それぞれの領域に応じてシ
フト量を操作する。同図より明らかな通り、領域分割は
MSB側から見て初めに「1」のある位置により行え
る。言い換えると、極性ビットを除いた「0」の連続デ
ータのランレングスL0で決定できる。ランレングスL
0を「0」から「7以上」までの8通りとし、L0の補
数をレンジデータとして指数表現する。例えば、元デー
タが「1216(10進)」すなわち「0000010
011000000(2進)」の場合、連続データQ0
のランレングスL0は「4」となる。レンジデータQ2
は「100」を反転した「011」である。また、「A
BCDEFGH」は「00110000」である。従っ
て、出力データは「001100110000」とな
る。図19(a)は上記の概念を図式化して示した図で
ある。出力データは極性ビットPと、領域を表すレンジ
データQ2と、シフトした仮数データD2とを合成して
12ビットにする。レンジデータQ2は固定語長であ
り、3ビットである。元データが2’S(トゥーズ)コ
ンプリメンタリである場合には、負の範囲はP以下のビ
ットを全てビット反転させることにより、正の範囲と全
く同様の符号化ができる。このように、負の範囲でビッ
ト反転させた符号を折り返し2進符号と呼ぶ。以下の説
明は特に断らない限り、折り返し2進符号を用いること
にするが、2’Sコンプリメンタリとの変換は相互に可
能である。
【0006】次に、13折れ線符号(12ビット)の復
号化の方法および装置について説明する。
【0007】復号化は、折れ線符号のレンジデータQ2
の位置が既知であるので、極性ビットPの以降3ビット
をみて、指数部すなわちレンジを再生する。仮数データ
D2の位置も既知であるので、レンジデータQ2によっ
て直線符号(16ビット)のランレングスL0を復元
し、反転ビットT0と、その後に仮数データD2を付け
る。元データの符号長W0に満たない時は、固定値を充
てる。このような手順に従って、復号化の処理を行う。
【0008】以上説明した符号化および復号化を行う
と、情報の丸めにより表現精度が変更される。情報の丸
めはシフト操作により発生する。ランレングスL0が
「6」と「7以上」では同じとするので、シフトは7種
類となる。よって、正と負で14種類となるが、中心の
領域では正と負で同じシフト操作をするので、全領域の
入出力特性は13種類の折れ線で表すことができる。
【0009】図19(b)のそれぞれの領域において、
表現精度すなわち分解能はランレングスL0によって変
化する。ランレングスL0が「0」ないし「6」の時、
分解能は語長換算のビット数で10ビットないし16ビ
ットである。
【0010】以上説明した内容を(表1)にまとめて示
す。
【0011】
【表1】
【0012】図20は従来の折れ線符号を用いた符号装
置の圧縮符号を復号装置で復号して伸長した復元符号の
特性図である。同図の横軸に入力レベル、縦軸に瞬時S
/N比を示す。ただし、瞬時S/N比は矩形波のS/N
比向上分の約2dBを、簡単のため省略している。同図
において、Z1は13折れ線符号(12ビット)の特性
を示すものである。Z1について説明する。入力レベル
0dBは符号で表現できる最大の正弦波の振幅を基準に
する。直線符号の「P11111111111111
1」がこれに相当する。入力レベル0dBないし−6d
Bの範囲では直線符号で「P1***・・・」となり、
(表1)よりランレングスL0が「0」であるので分解
能は10ビットである。10ビットデータの量子化ノイ
ズは1ビット当り−6dBとして−60dBになる。従
って、入力レベル0dBないし−6dBの瞬時S/N比
は60dBないし54dBとなる。
【0013】次に、入力レベル−6dBないし−12d
Bの範囲では直線符号で「P01***・・・」とな
り、(表1)よりランレングスL0が「1」であるので
分解能は11ビットである。11ビットデータの量子化
ノイズは−66dBになる。従って、瞬時S/N比は6
0dBないし54dBとなる。以下同様に、−96dB
までの領域で瞬時S/N比を求め、特性曲線にしたのが
Z1である。ここで、入力レベル−36dB以下では直
線符号(16ビット)の特性曲線と同じになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の装置では、瞬時S/N比が最良でも60dBしかな
く、さらに微小な入力レベルでは直線符号(16ビッ
ト)と同様に瞬時S/N比が低下する。過大入力に対す
るマージン(ヘッドルーム)確保が要求される業務用の
デジタル記録再生装置では、平均入力レベルを低く設定
して記録するので、実質的に利用するダイナミックレン
ジが狭くなること、および、入力レベルのかなりの範囲
で瞬時S/N比が不十分となるので、増幅・減衰を繰り
返す編集では劣化が増大するといった問題を有してい
る。前述の通り、この問題は直線符号(16ビット)で
あっても同様である。
【0015】好ましくは、聴覚検知限界約48dB以上
の瞬時S/N比特性を入力レベル0ないし−96dBの
広い範囲において満たすことが要求される。
【0016】そのための改良方法として、従来の13折
れ線符号(12ビット)を16ビットに拡張する方法が
容易に考えられる。(表2)は直線符号(20ビット)
から折れ線符号(16ビット)に変換する方法について
示すものである。(表2)において、仮数データD2の
語長が12になるので、全体に分解能が4ビット増加す
る。
【0017】
【表2】
【0018】(表2)に示す折れ線符号(16ビット)
を用いて圧縮符号を復号して伸長する復元符号の特性図
は図20中のZ2のようになる。この改良された方法に
よる装置では瞬時S/N比が全領域で24dBだけ向上
するが、入力レベル−72dBないし−96dBの範囲
では瞬時S/N比が48dB以下であり不十分である。
従って、この信号を増幅器で増幅すれば、その量子化ノ
イズが聴覚検知されるという問題を有している。
【0019】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、入力レベル0ないし−96dBの広い範囲におい
て、瞬時S/N比の聴覚検知限界である約48dB以上
を確保することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のランレングス1/n圧縮フローティング符号装
置は、上位で所定論理のビットが連続する連続データQ
0とQ0の連続性をブレークする反転ビットT0および
T0以降の下位データD0で構成される直線符号を入力
する入力部と、Q0のランレングスを1/nに圧縮した
Q1を格納するとともにQ1の連続性をブレークする反
転ビットT1とD0を丸めた仮数データD1を格納する
圧縮手段と、Q0のランレングスを1/nに圧縮する時
に生じる剰余F1を表す圧縮剰余データC1を記憶する
C1メモリと、圧縮手段から圧縮連続データQ1および
反転ビットT1を読み出し、C1メモリから圧縮剰余デ
ータC1を読み出し、圧縮手段から仮数データD1を読
み出して圧縮データを出力する出力部とを備えている。
【0021】ただし、連続データQ0のランレングスを
L0、圧縮連続データQ1のランレングスをL1、nを
2以上の整数とするとき、 L1=int(L0/n) F1=L0 mod n とする。
【0022】
【作用】本発明は上記した装置により、入力部から取り
込んだ元データの冗長なランレングスL0を約1/nに
圧縮して圧縮手段に格納する。同時にC1メモリは圧縮
時に生じる剰余F1を表す圧縮剰余データC1を記憶す
る。出力部は圧縮手段から圧縮したデータを、そして圧
縮剰余データC1メモリから圧縮剰余データC1を読み
出して圧縮データを出力する。
【0023】圧縮データは圧縮連続データと反転ビット
と圧縮剰余データとで指数部すなわちレンジを構成す
る。指数部すなわちレンジは元データのランレングスに
応じて変化する。すなわち、元データのランレングスが
小さい時は指数部すなわちレンジを少ないビット数で特
定し、ランレングスが大きくなるとビット数をさらに割
り当てて指数部すなわちレンジを特定する。また、符号
全体の語長が有限で所定の値とする場合、仮数部へ割り
当てるビット数がランレングスに応じて変更される。こ
れらの作用により、出力部から出力する圧縮符号の表現
する空間が拡張され、また表現精度を最大にできる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施例におけるラン
レングス1/2圧縮フローティング符号装置の構成を示
す概略ブロック図である。図面とともに動作を説明す
る。
【0026】2’Sコンプリメントで表現されるMSB
ファーストのシリアルデータが入力部1へ入力される。
入力部1で2’Sコンプリメントから折り返し2進符号
へ変換する。折り返し2進符号へ変換するのは以降の処
理が簡単になるためである。入力部1において、極性ビ
ットであるMSBをMSBメモリ2に格納しておき、格
納されたMSBでMSB以下のビットを反転して変換す
る。折り返し2進符号は圧縮手段3へ供給するととも
に、C1メモリ4へも供給する。圧縮手段3はシフトイ
ネーブル機能付きのシフトレジスタで構成する。すなわ
ち、入力データのうちランレングスの部分についてはシ
フトのイネーブルを1つおきにすることにより、ランレ
ングスを2/nに圧縮して圧縮手段3の内部へ格納す
る。C1メモリ4は圧縮手段3で1つおきに間引く際の
剰余をタイミング生成部6のカウンタ値をデコードする
ことにより得てメモリに格納する。これらのデータを出
力部5で多重化した後、逆変換した2’Sコンプリメン
トの出力データとして出力する。タイミング生成部6は
各部にそれぞれのタイミング信号を供給する。
【0027】図2は第1の実施例における概略の動作タ
イミング図である。入力データの形式は前記したように
2’Sコンプリメントで表現されるMSBファーストの
シリアルデータであり、28ビットデータを前詰めにし
て入力される。SFCKはそのビットクロックでありサ
ンプリング周波数の64倍のクロックであり、Lチャン
ネルとRチャンネルを多重しているのでLチャンネルだ
けでは32クロック分の時間が割り当てられる。LRC
KはLチャンネルとRチャンネルを識別するクロックで
ある。後ろの4ビットはゼロデータで埋められる。この
ような入力データのLチャンネル分を次のRチャンネル
の入力タイミングで出力する。圧縮してビット数を16
にした出力データはSFCKの2周期で1ビットを出力
する。他の方法としてはSFCKの1周期で1ビットを
出力し入力データと同様に前詰めとしてもよい。Rチャ
ンネルのデータを圧縮するには図1の符号装置8を2つ
配置して並列処理する。図3はLチャンネルとRチャン
ネルを圧縮する符号装置のブロック図である。図3にお
いて、符号装置8Aと符号装置8Bは同じ装置であり、
LRCKの表と裏でそれぞれ動作するよう入力802B
の前にインバータ90を入れる。出力データ804Aと
出力データ804Bはマルチプレクサ91で多重して多
重出力データ904を出力データCMPDとして出力す
る。
【0028】以下さらに詳細に説明する。図4は圧縮手
段3の具体回路図である。圧縮手段は2種類14個のシ
フトレジスタで構成される。シフトレジスタ301は非
同期セット付き同期イネーブル型シフトレジスタであ
り、シフトレジスタ302ないし314は非同期リセッ
ト付き同期イネーブル型シフトレジスタである。これら
を順次シリアルに接続し、共通のクロックSFCKと、
共通のイネーブル信号SFENと、共通の非同期ロード
信号NL0Tを供給する。同図において、入力データS
IDTはイネーブル信号SFENが論理「H」の時クロ
ックSFCKの立ち上がりでシフトレジスタ301にラ
ッチされ、同時に内部データは順次右側へシフトする。
非同期ロード信号NL0Tを供給すると、ダイレクトに
データ”100・・・0”が内部にロードされる。図5
(a)および図5(b)はそれぞれシフトレジスタ30
1,シフトレジスタ302ないし314の内部回路図で
ある。基本回路であるので動作説明は省略する。
【0029】図6はMSBメモリ2の具体回路図であ
る。入力データADDATを端子201から入力し、セ
レクタ21とD型フリップフロップ(以下、DFFとい
う)22で構成する同期イネーブル付きDFFでMSB
をラッチする。MSBファーストのデータであるのでL
チャンネルの最初のビットスロットで論理「L」になる
NL0Tでイネーブルにする。ラッチしたデータは次の
Lチャンネルデータがくるまで保持される。
【0030】図7はC1メモリ4の具体回路図である。
41はJK型フリップフロップ(以下、JKFFとい
う)である。折り返し2進符号にした入力データSID
TのMSBを除いたデータを入力端子Kへ供給し、最初
に現れる論理「H」で出力端子Qを論理「H」に保持す
る。また、L27TとオアをとっているのでLチャンネ
ルの第27ビット以降のタイミングでは必ず出力端子Q
が論理「H」に保持される。この出力端子Qのデータを
LDAT0とする。セレクタ42とDFF43からなる
同期イネーブル付きDFFの入力データとしてBITA
D0を供給する。BITAD0はLチャンネルのビット
スロットの番号をアドレスデータとするもののLSBで
ある。したがって、ビットスロットの番号の奇遇を表
す。イネーブルデータはLDAT0を供給する。ただ
し、イネーブルデータが論理「L」の時データラッチ
し、論理「H」のときデータを保持する。したがって、
LDAT0が論理「H」になるとその時のBITAD0
すなわちビットスロットの番号の奇遇をラッチして以降
これを保持する。この保持したデータをLC1として出
力する。なお、JKFF41はLチャンネルの初期にN
L0Tで初期化される。
【0031】図8はタイミング生成部6の具体回路図で
ある。内部の動作説明については省略し、出力の信号に
ついて説明する。
【0032】LSRENDはLチャンネルの初期に論理
「L」にし、LチャンネルのESR14の論理「H」で
論理「H」を保持する。すなわち、圧縮手段3にロード
した”10000・・・0”のデータが順次シフトして
シフトレジスタ301の”1”がESR14に到達した
らLSRENDが論理「H」を保持する。
【0033】SFENは圧縮手段3のシフトイネーブル
を制御するのに使うので、SIDTのシフトインと圧縮
データのシフトアウトで切り換えている。
【0034】SIDTのシフトイン時には、NL0Tが
論理「H」で、LSRENDが論理で、LDAT0が論
理「H」なら論理「H」を出力する。また、NL0Tが
論理「H」で、LSRENDが論理「L」で、LDAT
0が論理「L」ならBITAD0が論理「L」の時に論
理「H」を出力する。
【0035】圧縮データのシフトアウト時には、ESR
14から圧縮されたランレングスの直後にある反転ビッ
トT0を検出してRSRT0を論理「H」に保持する。
このRSRT0をSFCKで遅延させRSRT0D,R
SRT0DD,RSRT0RDDDを生成する。これら
より圧縮データを出力する時に圧縮剰余データC1の位
置でシフトイネーブルをマスクするLC1MSKおよび
出力部5で圧縮剰余データC1を選択するための切り換
え信号LC1Tをそれぞれ生成する。これらを用いてS
FENはBITAD0が論理「H」,LC1MSKが論
理「L」の時に論理「H」を出力する。
【0036】LC1Tは前述した通り、出力部5で圧縮
剰余データC1を選択するための切り換え信号である。
【0037】LMSBTは同じく出力部5でMSBデー
タを選択するための切り換え信号である。
【0038】図9(a)および(b)はそれぞれ入力部
1および出力部5の具体回路図である。詳細な説明は省
略するが、出力部5でDFFを2段介して出力している
のは、セレクタ出力にハザードを生じるのでこれを整形
するのと、圧縮手段3の出力タイミングを調整するため
である。
【0039】以上説明した第1の実施例について、次に
タイミングチャートとともに動作を説明する。図10な
いし図13は圧縮手段3の入出力データおよびタイミン
グ生成部6のタイミング処理を説明する図である。入力
データのランレングスに応じてそれぞれ、図10はラン
レングスが0の場合、図11はランレングスが1の場
合、図12はランレングスが20の場合、図13はラン
レングスが26の場合のタイミングチャートである。入
力データSIDTは折り返し2進符号であり、極性ビッ
トを除けばランレングスL0の部分はデータ”0”が連
なる。入力データをシフトレジスタ301ないしシフト
レジスタ314に順次シフト入力する。ESR1ないし
ESR14はシフトレジスタ301ないしシフトレジス
タ314の内部出力データである。圧縮手段3への入力
過程では初期化パルスNL0Tで初期化した後、ランレ
ングスに応じてタイミング生成部6で生成するLDAT
0を基にシフト動作を制御する。反転ビットT0と残り
部分のデータD0をシフト入力し、全部で14ビットの
データを取り込んだらタイミング生成部6でLSREN
Dを立て、これを基にシフト入力を止める。シフト動作
を直接制御するのはSFENである。
【0040】例えば図12において入力データは、MS
B、20個の”0”、反転ビットT0の”1”、残り部
分のデータD0”ABC・・・”である。ランレングス
20の”0”の間はLDAT0が論理「L」であるの
で、0を除く偶数毎にSFENを論理「H」にしてシフ
トイネーブルにする。図12において、ランレングス2
0の”0”の間はLDAT0が論理「L」であるので、
0を除く偶数毎にSFENを論理「H」にしてシフトイ
ネーブルにする。したがって、ランレングスは1つおき
に間引かれて10になってシフト入力される。その後、
反転ビットT0以降はSFENを論理「H」にして連続
してシフトイネーブルにする。反転ビットT0と残り部
分のデータD0すなわち”1ABC”がシフト入力さ
れ、全体で14ビットをシフト入力するとLSREND
を立て、SFENを論理「L」にしてシフト動作をとめ
る。
【0041】なお、圧縮剰余データC1は、C1メモリ
4において、LDAT0の立ち上がりタイミングで、B
ITAD0をラッチして得られる。LDAT0の立ち上
がりタイミングにおいて、ビットスロットの奇遇を表す
BITAD0はMSBの1とランレングスの20で21
となるため”1”である。すなわち、ランレングス20
を2で除算した剰余”0”の補数”1”がC1メモリ4
にラッチして格納される。
【0042】このようにして圧縮データを生成する。次
に、Lチャンネルの入力データの圧縮データをRチャン
ネルの入力データタイミングに取り出す過程について説
明する。
【0043】図12において、LRCKの立ち上がり時
には圧縮手段3にMSBデータと圧縮剰余データC1を
除く圧縮データが用意されている。圧縮データの取り出
しは出力データタイミングに合わせるため、SFCKの
2倍周期で行う。そのため、シフトイネーブルSFEN
を1つおきに論理「H」にする。ランレングスL1は1
0であるので10個の”0”をシフト出力した後、反転
ビットT0”1”を出力すると、タイミング生成部6の
RSRT0が論理「H」となる。RSRT0を遅延した
RSRT0D,RSRT0DD,RSRT0DDDから
生成したLC1MSKでSFENをマスクしてその間だ
け論理「L」にする。したがって、反転ビットT0はそ
の間伸びる。これは圧縮剰余データC1を出力するスロ
ットを作るためである。以降は、残り部分のデータD
0”ABC”を順次出力する。このようにして圧縮デー
タを取り出す。
【0044】次に、図13はランレングスが26の場合
であるが、図12と動作が異なるのは、以下の点であ
る。ランレングスの大きい場合にこれを打ち切るため固
定のタイミングでLDAT0を論理「H」にする。その
ため、タイミング生成部6でL27Tを生成しLDAT
0に反映させる。したがって、反転ビットT0の有無に
かかわらず、L27TのタイミングでLDAT0を論理
「H」にする。また、RSRT0をR24Tのタイミン
グで強制的に論理「H」にして圧縮剰余データC1を出
力するスロットを作る。図10および図11はランレン
グスが0および1の場合であるが、動作としては以上の
説明と同じになるので、省略する。
【0045】このようにして得られる圧縮データについ
て、その符号構成のいくつかの例とその符号の持つ特性
について説明する。
【0046】図14(a)は本発明の実施例におけるラ
ンレングス1/2圧縮フローティング符号の構成を示す
概念図であり、図14(b)は直線符号(30ビット)
をランレングス1/2圧縮フローティング符号(16ビ
ット)に圧縮する符号変換を説明するための図である。
図中、従来例と同様部分には同一記号を付与している。
【0047】以下、図に従って、まず圧縮(符号化)の
手順について説明する。圧縮連続データQ1は連続デー
タQ0のランレングスL0を2で除算して整数化したラ
ンレングスL1の長さを有する連続データである。すな
わち、 L1=int(L0/2) である。また、整数除算の剰余項を圧縮剰余F1とする
と、 F1=L0 mod 2 である。
【0048】反転ビットT1は圧縮連続データQ1のラ
ンをブレークする反転ビットである。圧縮剰余データC
1は圧縮剰余F1を補数表現したものである。また、仮
数データD1はデータD0の上位の部分データである。
ランレングス1/2圧縮フローティング符号は、極性ビ
ットP、圧縮連続データQ1、反転ビットT1、圧縮剰
余データC1、仮数データD1の順に配置する。
【0049】以下、図14(b)に基づいてランレング
スL0が「0」ないし「28」の場合について説明す
る。
【0050】L0=0の時、L1,F1は、 L1=int(0/2)=0 F1=0 mod 2 =0 である。
【0051】ランレングスL1が「0」であるので圧縮
連続データQ1は無い。圧縮剰余データC1は「1」で
ある。データD0は30ビットで、その内の上位13ビ
ット「ABCDEFGHIJKLM」が仮数データD1
である。ランレングス1/2圧縮フローティング符号は
極性ビットP、反転ビットT1、圧縮剰余データC1お
よび仮数データD1をこの順に配置して、「P11AB
CDEFGHIJKLM」である。
【0052】同様にして以下を求める。L0=1の時、 L1=int(1/2)=0 F1=1 mod 2 =1 より、圧縮連続データQ1は無く、圧縮剰余データC1
は「0」である。データD0の上位13ビット「ABC
DEFGHIJKLM」が仮数データD1である。ラン
レングス1/2圧縮フローティング符号は「P10AB
CDEFGHIJKLM」である。
【0053】L0=2の時、 L1=int(2/2)=1 F1=2 mod 2 =0 より、連続データQ1は「0」であり、圧縮剰余データ
C1は「1」である。データD0の上位12ビット「A
BCDEFGHIJKL」が仮数データD1である。ラ
ンレングス1/2圧縮フローティング符号は「P011
ABCDEFGHIJKL」である。
【0054】L0=3の時、 L1=int(3/2)=1 F1=3 mod 2 =1 より、連続データQ1は「0」であり、圧縮剰余データ
C1は「0」である。データD0の上位12ビット「A
BCDEFGHIJKL」が仮数データD1である。ラ
ンレングス1/2圧縮フローティング符号は「P010
ABCDEFGHIJKL」である。
【0055】また、L0=20の時、 L1=int(20/2)=10 F1=20 mod 2 =0 より、連続データQ1は「0000000000」であ
り、圧縮剰余データC1は「1」である。データD0の
上位3ビット「ABC」が仮数データD1である。従っ
て、ランレングス1/2圧縮フローティング符号は「P
000000000011ABC」である。
【0056】さらに、L0=28の時、 L1=int(28/2)=14 F1=28 mod 2 =0 より、連続データQ1は「0000000000000
0」であり、圧縮剰余データC1は「1」である。デー
タD0はなく、仮数データD1もない。従って、ランレ
ングス1/2圧縮フローティング符号は「P00000
0000000001」である。
【0057】このようにして、直線符号(30ビット)
をランレングス1/2圧縮フローティング符号(16ビ
ット)に圧縮する。
【0058】次に、伸長(復号化)の手順について説明
する。復号化の手順は、圧縮データから極性ビットPを
除き、圧縮連続データQ1と反転ビットT1からランレ
ングスL1を得る。また、反転ビットT1の直後にある
圧縮剰余データC1(1ビット)と仮数データD1を得
る。圧縮剰余データC1を反転した圧縮剰余F1を得
る。
【0059】これらより、元データの連続データQ0の
ランレングスL0は、 L0=2*L1+F1 から求める。
【0060】連続データQ0はランレングスL0の長さ
の「0」を連ねて復元する。連続データQ0の後に反転
ビットT0を付け、その後に仮数データD1を付加す
る。極性ビットPを先頭に付けて元データとするが、こ
の符号長がW0に満たない時は仮数データD1の下位に
固定値を充てて符号長をW0にする。この手順に従っ
て、復号化の処理を行う。
【0061】以下に、図14(b)を参照しながらラン
レングスL1のいくつかの場合について具体的に説明す
る。
【0062】L1=0かつF1=0の時、 L0=2*0+0=0 であるから、連続データQ0は無い。仮数データD1は
13ビットで「ABCDEFGHIJKLM」である。
このとき、元データは、極性ビットP、反転ビットT0
および仮数データD1をならべて、「P1ABCDEF
GHIJKLM***************」とな
る。なお、「***・・・」は固定値「011・・・」
を充てるものとする。
【0063】以下同様に、L1=10かつF1=0の
時、 L0=2*10+0=20 であるから、連続データQ0は「0000000000
0000000000」、また仮数データD1は「AB
C」である。このとき、元データは、極性ビットP、連
続データQ0、反転ビットT0および仮数データD1を
ならべて、「P000000000000000000
001ABC*****」となる。
【0064】このようにして、ランレングス1/2圧縮
フローティング符号(16ビット)から直線符号(30
ビット)を復号化して伸長する。
【0065】以上と同様にして、全ての場合についてま
とめた結果を(表3)に示す。
【0066】
【表3】
【0067】(表3)において、直線符号(28ビッ
ト)は折り返し2進符号であり、フローティング符号は
折り返し型のランレングス1/2圧縮フローティング符
号である。ランレングスL0、ランレングスL1および
分解能の欄は10進数である。
【0068】圧縮符号を復号して伸長した復元符号の表
現精度すなわち分解能は、直線符号における直線符号の
丸め精度で決定され、ランレングスL0によって変化す
る。(表3)より、最高28ビットないし15ビットの
精度が得られる。
【0069】ここで、直線符号を入力として、ランレン
グス1/2圧縮フローティング符号を用いて圧縮符号化
し、この符号を復号して伸長した復元符号を出力する場
合の瞬時S/N比について説明する。ただし、簡単のた
め瞬時S/N比は矩形波のS/N比向上分(約2dB)
を省略する。入力レベルは符号で表現できる最大の正弦
波の振幅を基準(0dB)にする。直線符号の「P11
11・・・」がこれに相当する。
【0070】入力レベル0dBないし−6dBの範囲
は、直線符号で「P1ABC・・・」であり、(表3)
より分解能は15ビットである。15ビットデータの量
子化ノイズは1ビット当り−6dBとして−90dBに
なる。従って、入力レベル0dBないし−6dBの領域
で瞬時S/N比は90dBないし84dBとなる。
【0071】入力レベル−6dBないし−18dBの範
囲では直線符号で「P01ABC・・・」または「P0
01ABC・・・」となり、(表3)より分解能は16
ビットである。16ビットデータの量子化ノイズは−9
6dBであるので、瞬時S/N比は90dBないし78
dBとなる。
【0072】入力レベル−18dBないし−30dBの
範囲では直線符号で「P0001ABC・・・」または
「P00001ABC・・・」となり、(表3)より分
解能は17ビットである。17ビットデータの量子化ノ
イズは−102dBであるので、瞬時S/N比は84d
Bないし72dBとなる。
【0073】以下同様に、−180dBまでの入力レベ
ル領域で瞬時S/N比を求める。図16はランレングス
1/2圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号を復号
して伸長した復元符号の瞬時S/N比特性図である。同
図の横軸に入力レベル、縦軸に瞬時S/N比を示す。同
図の特性曲線X1は(表3)に示すランレングス1/2
圧縮フローティング符号の瞬時S/N比を表すものであ
る。図より特性曲線X1は、入力レベル0dBないし−
96dBの範囲で瞬時S/N比の聴覚検知限界48dB
をほぼ上回っていると言える。
【0074】従来の直線符号(16ビット)に比べ、入
力レベル−96dBのところで約42dBもの瞬時S/
N比改善が達成される。瞬時S/N比の改善は入力レベ
ル−18dBから−180dBの広範囲にわたり作用す
る。入力レベル0dBから−6dBの範囲で瞬時S/N
比が劣化するが、高々6dBの劣化であり、なお90d
Bないし84dBの瞬時S/N比を有する。この領域は
マージンとして留保し、通常は殆ど使用しない範囲であ
るので、全く問題とならない。
【0075】また、図20の特性曲線Z2に示す折れ線
符号(16ビット)との比較においても、入力レベル0
dBから−12dBの範囲で6dBの改善があり、しか
も−96dBでは18dBの改善が得られる。
【0076】このように微小レベルの信号を増幅して
も、入力レベル−96dBまでの広い範囲にわたって量
子化ノイズを聴覚検知限より小さくすることができる。
従って、十分にヘッドルームを確保して録音レベルを設
定でき、後の編集で任意に増幅できる。また、微小レベ
ルの信号に発生する固有スペクトルの量子化ノイズの問
題を改善するために、白色雑音(ディザ)を付加してノ
イズスペクトルを分散させるなどの処理を無くすことが
できる。
【0077】現在の技術では入力レベル0dBから−1
80dBもの広範囲な信号を増幅したり、AD変換器で
デジタル化することは困難であるが、高温超伝導を利用
する機能素子や回路技術の将来の発展により、本発明の
効果が最大限に発揮できるようになる。
【0078】なお、(表3)においてランレングス1/
2圧縮フローティング符号の増加特性を考察する。実施
例では圧縮剰余データC1を圧縮剰余F1の補数とした
ことにより、レンジの境界では上位のレンジの数値の方
が下位のレンジよりも必ず大きい。従って、この符号は
単調増加特性を有する。仮に圧縮データを直線符号(1
6ビット)と誤って再生することがあっても、単調増加
特性であればレベルの逆転やジャンプを起こさないので
有利である。この作用は、圧縮剰余データC1を圧縮剰
余F1の補数としたことによるが、必ずしも補数とする
必要は無く他の表現であってもよい。
【0079】前述したように、現在の技術では入力レベ
ル0dBから−180dBもの広範囲な信号を増幅した
り、AD変換器でデジタル化することは困難である。そ
こで、直線符号を30ビット用意することができない場
合、第1の実施例のように直線符号の短縮を行っても良
い。(表4)は直線符号(28ビット)をランレングス
1/2圧縮フローティング符号(16ビット)に圧縮伸
長する符号復号装置について表すものである。
【0080】
【表4】
【0081】この場合、ランレングスL0を最大26で
打ち切る。ランレングスL0=26の時、反転ビットT
0を省略し、残り部分のデータをD0とする。符号化は
同様にするが、圧縮剰余データC1を省略してその代わ
りに仮数データD1すなわちD0を配置する。ランレン
グスL0の打ち切りによって、瞬時S/N比特性は図1
6における特性曲線X2となる。入力レベル−162d
Bから0dBの範囲では同図のX1と同一である。
【0082】また、全く同様に、直線符号を24ビット
に短縮を行っても良い。(表5)は直線符号(24ビッ
ト)をランレングス1/2圧縮フローティング符号(1
6ビット)に圧縮伸長する符号復号方法について表すも
のである。
【0083】
【表5】
【0084】この場合、ランレングスL0を最大「1
8」で打ち切る。ランレングスL0=18の時、反転ビ
ットT0を省略し、残り部分のデータをD0とする。符
号化は同様にするが、ランレングスL1は最大値が
「9」であることが判っているので、反転ビットT1は
何であっても良い。さらに、圧縮剰余データC1を省略
してその代わりに仮数データD1すなわちD0を配置す
る。ランレングスL0の打ち切りによって、瞬時S/N
比特性は図16における特性曲線X3となる。入力レベ
ル−114dBから0dBの範囲では同図のX1と同一
である。以上述べた特性曲線X1,X2,X3の何れで
あっても、入力レベル0dBから−96dBまでの範囲
で瞬時S/N比の聴覚検知限界をほぼクリアできる。
【0085】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図15(a)は本発明の第
2の実施例におけるランレングス1/4圧縮フローティ
ング符号の構成を示す概念図であり、図15(b)は変
換処理を説明するための具体例を表す図である。図中、
従来例と同様部分には同一記号を付与している。
【0086】以下、図に従って、まず圧縮(符号化)の
手順について説明する。第2の実施例は直線符号(32
ビット)をランレングス1/4圧縮フローティング符号
(16ビット)に圧縮伸長する符号装置である。
【0087】圧縮連続データQ1は連続データQ0のラ
ンレングスL0を「4」で除算して整数化したランレン
グスL1の長さを有する連続データである。
【0088】L1=int(L0/4) また、整数除算の剰余項を圧縮剰余F1とすると、 F1=L0 mod 4 である。
【0089】反転ビットT1は圧縮連続データQ1のラ
ンレングスをブレークする反転ビットである。圧縮剰余
データC1は圧縮剰余F1を補数表現するものである。
また、仮数データD1はデータD0の上位側の部分デー
タである。ランレングス1/4圧縮フローティング符号
は、極性ビットP、圧縮連続データQ1、反転ビットT
1、圧縮剰余データC1、仮数データD1の順に配置す
る。
【0090】以下、図15(b)に基づいてランレング
スL0が「0」ないし「28」の場合について説明す
る。
【0091】L0=0の時、 L1=int(0/4)=0 F1=0 mod 4 =0 より、ランレングスL1が「0」であるので、圧縮連続
データQ1は無い。圧縮剰余データC1は「11」であ
る。データD0は30ビットで、その内の上位12ビッ
ト「ABCDEFGHIJKL」が仮数データD1であ
る。ランレングス1/4圧縮フローティング符号は極性
ビットP、反転ビットT1、圧縮剰余データC1および
仮数データD1をこの順に配置して、「P111ABC
DEFGHIJKL」である。
【0092】以下同様に、L0=1の時、 L1=int(1/4)=0 F1=1 mod 4 =1 より、圧縮連続データQ1は無く、圧縮剰余データC1
は「10」である。データD0の上位12ビット「AB
CDEFGHIJKL」が仮数データD1である。ラン
レングス1/4圧縮フローティング符号は「P110A
BCDEFGHIJKL」である。
【0093】L0=3の時、 L1=int(3/4)=0 F1=3 mod 4 =3 より、連続データQ1は「0」であり、圧縮剰余データ
C1は「00」である。データD0の上位12ビット
「ABCDEFGHIJKL」が仮数データD1であ
る。ランレングス1/4圧縮フローティング符号は「P
100ABCDEFGHIJKL」である。
【0094】また、L0=20の時、 L1=int(20/4)=5 F1=20 mod 4 =0 より、連続データQ1は「00000」であり、圧縮剰
余データC1は「11」である。データD0の上位7ビ
ット「ABCDEFG」が仮数データD1である。従っ
て、ランレングス1/4圧縮フローティング符号は「P
00000111ABCDEFG」である。
【0095】さらに、L0=23の時、 L1=int(23/4)=5 F1=23 mod 4 =3 より、連続データQ1は「00000」であり、圧縮剰
余データC1は「00」である。データD0の上位7ビ
ット「ABCDEFG」が仮数データD1である。従っ
て、ランレングス1/4圧縮フローティング符号は「P
00000100ABCDEFG」である。
【0096】このようにして、直線符号(32ビット)
をランレングス1/4圧縮フローティング符号(16ビ
ット)に圧縮する。
【0097】次に、伸長(復号化)の手順について説明
する。復号化の手順は、圧縮データから極性ビットPを
除き、圧縮連続データQ1と反転ビットT1からランレ
ングスL1を得る。また、反転ビットT1の直後にある
圧縮剰余データC1(2ビット)と仮数データD1を得
る。圧縮剰余データC1を反転した圧縮剰余F1を得
る。
【0098】これらより、元データの連続データQ0の
ランレングスL0は、 L0=4*L1+F1 から求める。連続データQ0はランレングスL0の長さ
の「0」を連ねて復元する。連続データQ0の後に反転
ビットT0を付け、その後に仮数データD1を付加す
る。極性ビットPを先頭に付けて元データとするが、こ
の符号長がW0に満たない時は仮数データD1の下位に
固定値を充てて符号長をW0にする。この手順に従っ
て、復号化の処理を行う。
【0099】以下に、図15(b)を参照しながらラン
レングスL1のいくつかの場合について具体的に説明す
る。
【0100】L1=0かつF1=0の時、 L0=4*0+0=0 であるから、連続データQ0は無い。仮数データD1は
12ビットで「ABCDEFGHIJKL」である。こ
のとき、元データは、極性ビットP、反転ビットT0お
よび仮数データD1をならべて、「P1ABCDEFG
HIJKL***************」となる。
なお、「***・・・」は固定値「1000・・・」を
充てるものとする。
【0101】以下同様に、L1=5かつF1=0の時、 L0=4*5+0=20 であるから、連続データQ0は「0000000000
0000000000」、また仮数データD1は「AB
CDEFG」である。このとき、元データは、極性ビッ
トP、連続データQ0、反転ビットT0および仮数デー
タD1をならべて、「P00000000000000
0000001ABCDEFG***」となる。
【0102】このようにして、ランレングス1/4圧縮
フローティング符号(16ビット)から直線符号(32
ビット)を復号化して伸長する。
【0103】以上と同様にして、全ての場合についてま
とめた結果を(表6)に示す。
【0104】
【表6】
【0105】(表6)より、本実施例によれば最高32
ビットないし14ビットの精度が得られる。
【0106】ここで、直線符号を入力として、ランレン
グス1/4圧縮フローティング符号を用いて圧縮符号化
し、この符号を復号して伸長した復元符号を出力する場
合の瞬時S/N比について説明する。
【0107】入力レベル0dBないし−6dBの範囲
は、直線符号で「P1ABC・・・」であり、(表6)
より分解能は14ビットである。14ビットデータの量
子化ノイズは1ビット当り−6dBとして−84dBに
なる。従って、入力レベル0dBないし−6dBの領域
で、瞬時S/N比は84dBないし78dBとなる。
【0108】入力レベル−6dBないし−12dBの範
囲では直線符号で「P01ABC・・・」であり、(表
6)より分解能は15ビットである。15ビットデータ
の量子化ノイズは−90dBであるので、瞬時S/N比
は84dBないし78dBとなる。
【0109】入力レベル−12dBないし−18dBの
範囲では直線符号で「P001ABC・・・」であり、
(表6)より分解能は16ビットである。16ビットデ
ータの量子化ノイズは−96dBであるので、瞬時S/
N比は84dBないし78dBとなる。
【0110】入力レベル−18dBないし−30dBの
範囲では直線符号で「P0001ABC・・・」または
「P00001ABC・・・」となり、(表6)より分
解能は17ビットである。17ビットデータの量子化ノ
イズは−102dBであるので、瞬時S/N比は84d
Bないし72dBとなる。
【0111】以下同様に、−180dBまでの入力レベ
ル領域で瞬時S/N比を求める。図17はランレングス
1/4圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号を復号
して伸長した復元符号の瞬時S/N比特性図である。同
図の横軸に入力レベル、縦軸に瞬時S/N比を示す。同
図の特性曲線Y1は(表6)に示すランレングス1/4
圧縮フローティング符号の瞬時S/N比を表すものであ
る。図より明らかに特性曲線Y1は、入力レベル0dB
ないし−96dBの範囲で瞬時S/N比の聴覚検知限界
48dBを上回っている。
【0112】従来の直線符号(16ビット)に比べ入力
レベル−96dBのところで約60dBもの瞬時S/N
比改善が達成される。瞬時S/N比の改善は入力レベル
−18dBから−196dBの広範囲にわたり作用す
る。入力レベル0dBから−12dBの範囲で瞬時S/
N比が劣化するが、高々12dBの劣化であり、なお、
84dBないし78dBの瞬時S/N比を有する。この
領域はマージンとして通常はあまり使用しない範囲であ
るので、全く問題とならない。
【0113】また、図20の特性曲線Z2に示す折れ線
符号(16ビット)との比較においても、入力レベル−
54dBから−196dBの範囲で改善があり、−96
dBでは36dBの改善が得られる。
【0114】このように第2の実施例によれば、第1の
実施例よりもさらに微小な入力レベル−144dBの信
号を増幅しても、量子化ノイズを聴覚検知することが全
く無くなる。従って、十分にヘッドルームを確保して録
音レベルを設定でき、後の編集で任意に増幅できる。
【0115】(表7)は直線符号(29ビット)をラン
レングス1/4圧縮フローティング符号(16ビット)
に圧縮伸長する符号復号方法について表すものである。
【0116】
【表7】
【0117】この場合ランレングスL0を最大「20」
で打ち切る。ランレングスL0=20の時、反転ビット
T0を省略し、残り部分のデータをD0とする。符号化
は同様にするが、ランレングスL1は最大値が「5」で
あることが判っているので、反転ビットT1を省略す
る。また、圧縮剰余データC1は何であっても良い。ラ
ンレングスL0の打ち切りによって、瞬時S/N比特性
は図17における特性曲線Y2となる。入力レベル−1
26dBから0dBの範囲では同図のY1と同一であ
る。
【0118】また、全く同様に、直線符号を26ビット
に短縮を行っても良い。(表8)は直線符号(26ビッ
ト)をランレングス1/4圧縮フローティング符号(1
6ビット)に圧縮伸長する符号復号方法について表すも
のである。
【0119】
【表8】
【0120】この場合、ランレングスL0を最大「1
6」で打ち切る。ランレングスL0=16の時、反転ビ
ットT0を省略し、残り部分のデータをD0とする。符
号化は同様にするが、ランレングスL1は最大値が4で
あることが判っているので、反転ビットT1を省略す
る。さらに、圧縮剰余データC1は何であっても良い。
ランレングスL0の打ち切りによって、瞬時S/N比特
性は図17における特性曲線Y3となる。入力レベル−
102dBから0dBの範囲では同図のY1と同一であ
る。以上述べた特性曲線Y1,Y2,Y3の何れであっ
ても、入力レベル0dBから−96dBまでの範囲で瞬
時S/N比の聴覚検知限界を完全にクリアできる。
【0121】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。第3の実施例は直線符号(24ビット)をランレ
ングス1/4圧縮フローティング符号(8ビット)に圧
縮伸長する符号方法である。すなわち、第2の実施例の
符号のビット数を変更したものである。従って、圧縮
(符号化)および伸長(復号化)の手順については第2
の実施例と同様であるので説明を略す。
【0122】全ての指数部すなわちレンジの場合につい
てまとめた結果を(表9)に示す。
【0123】
【表9】
【0124】(表9)より、本実施例によれば最高24
ビットないし6ビットの精度が得られる。
【0125】図18は第3の実施例のランレングス1/
4圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号を復号して
伸長した復元符号の瞬時S/N比特性図である。同図の
横軸に入力レベル、縦軸に瞬時S/N比を示す。同図の
特性曲線V1は(表9)に示すランレングス1/4圧縮
フローティング符号の瞬時S/N比を表すものである。
図より明らかに特性曲線Y1は直線符号(8ビット)に
比較してはるかに広大な入力レベル範囲で略フラットな
瞬時S/N比の特性を示している。このままでは瞬時S
/N比の聴覚検知限界48dBに満たないけれども、差
分符号などと組み合わせることによって、広大な入力レ
ベル範囲と高分解能を活かすことができる。イメージデ
ータのサンプル間相関性を利用する冗長圧縮などに活用
できる。
【0126】なお、以上説明した第1ないし第3の実施
例では、直線符号は折り返し2進符号としたが、2’S
コンプリメンタリ符号やオフセットバイナリ符号など他
の直線符号であっても、相互に変換するかまたは所定の
論理値を変更するだけで、全く同様に適用できる。ま
た、nは「2」と「4」の場合だけについて説明した
が、nは「2以上」の整数であれば何でもよい。この場
合、nの値に応じて圧縮剰余の場合の数が変わるので、
圧縮剰余データの語長を変更し、シフトイネーブルの制
御を変えればよいことは言うまでもない。また、実施例
ではシフトレジスタを用いた回路構成としたが、同様の
データ変換を行う、DSP(デジタルシグナルプロセッ
サー)のハードウェアおよびソフトウェアで構成しても
よい。
【0127】
【発明の効果】以上のように本発明は、元データの上位
ランレングスを約1/nに圧縮して得られる圧縮連続デ
ータと反転ビットとランレングスを圧縮する時派生する
剰余データとで指数部すなわちレンジを構成する符号を
発生するものである。指数部すなわちレンジの語長は元
データのランレングスに応じて変化する。この作用によ
り、ランレングスが小さい時は指数部すなわちレンジを
小さい語長で構成し、仮数部の語長を大きくするので表
現精度を最大限とすることができる。また、ランレング
スが大きい時は指数部すなわちレンジを大きい語長で構
成するので、指数部すなわちレンジの種類を細分化して
表現して入力レベルの範囲を広くでき、圧縮符号の表現
する空間が拡張される。これにより、精度と入力レベル
範囲の両方を所定の特性以上に保つので、特に業務編集
用のデジタル記録再生装置などに適用すると、増幅減衰
を伴うミキシングやダビングを繰り返しても、量子化ノ
イズが聴覚検知されることが無くなり、入力レベル0な
いし−96dBの広い範囲において、瞬時S/N比の聴
覚検知限界である約48dB以上を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるランレングス1
/2圧縮フローティング符号装置の構成を示す概略ブロ
ック図
【図2】同第1の実施例における概略の動作タイミング
【図3】LチャンネルとRチャンネルを圧縮する符号装
置のブロック図
【図4】図1における圧縮手段3の具体回路図
【図5】(a)は図4におけるシフトレジスタ301の
内部回路図 (b)は図4におけるシフトレジスタ302ないし31
4の内部回路図
【図6】図1におけるMSBメモリ2の具体回路図
【図7】図1におけるC1メモリ4の具体回路図
【図8】図1におけるタイミング生成部6の具体回路図
【図9】(a)は図1における入力部1の具体回路図 (b)は図1における出力部5の具体回路図
【図10】図1における圧縮手段3の入出力データおよ
びタイミング生成部6のタイミング処理を説明する波形
【図11】図1における圧縮手段3の入出力データおよ
びタイミング生成部6のタイミング処理を説明する波形
【図12】図1における圧縮手段3の入出力データおよ
びタイミング生成部6のタイミング処理を説明する波形
【図13】図1における圧縮手段3の入出力データおよ
びタイミング生成部6のタイミング処理を説明する波形
【図14】(a)は本発明の第1の実施例におけるラン
レングス1/2圧縮フローティング符号の構成を示す概
念図 (b)は同じく変換処理を説明するための説明図
【図15】(a)は本発明の第2の実施例におけるラン
レングス1/4圧縮フローティング符号の構成を示す概
念図 (b)は同じく変換処理を説明するための具体例を表す
説明図
【図16】本発明の第1の実施例におけるランレングス
1/2圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号を復号
して伸長した復元符号の瞬時S/N比特性図
【図17】本発明の第2の実施例におけるランレングス
1/4圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号を復号
して伸長した復元符号の瞬時S/N比特性図
【図18】本発明の第3の実施例におけるランレングス
1/4圧縮フローティング符号を用いた圧縮符号を復号
して伸長した復元符号の瞬時S/N比特性図
【図19】(a)は従来の13折れ線符号(12ビッ
ト)の構成を示す概念図 (b)は同じく変換方法を説明するための具体例を表す
説明図
【図20】従来の折れ線符号を用いた圧縮符号を復号し
て伸長した復元符号の特性図
【符号の説明】
1 入力部 2 MSBメモリ 3 圧縮手段 4 C1メモリ 5 出力部 6 タイミング生成部 P 極性ビット Q0 連続データ Q1 圧縮連続データ Q2 レンジデータ L0 連続データQ0のランレングス L1 圧縮連続データQ1のランレングス L2 レンジデータQ2のランレングス T0,T1 反転ビット D0 残り部分のデータ D1,D2 仮数データ W0 元データの符号長 W1,W2 圧縮データの符号長

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位で所定論理のビットが連続する連続
    データQ0とQ0の連続性をブレークする反転ビットT
    0およびT0以降の下位データD0で構成される直線符
    号を入力する入力部と、 前記Q0のランレングスを1/nに圧縮したQ1を格納
    するとともに、Q1の連続性をブレークする反転ビット
    T1と前記D0を丸めた仮数データD1を格納する圧縮
    手段と、 前記Q0のランレングスを1/nに圧縮する時に生じる
    剰余F1を表す圧縮剰余データC1を記憶するC1メモ
    リと、 前記圧縮手段から圧縮連続データQ1および前記反転ビ
    ットT1を読み出し、前記C1メモリから前記圧縮剰余
    データC1を読み出し、前記圧縮手段から前記仮数デー
    タD1を読み出して圧縮データを出力する出力部とを備
    えることを特徴とするランレングス1/n圧縮フローテ
    ィング符号装置。ただし、前記連続データQ0のランレ
    ングスをL0、前記圧縮連続データQ1のランレングス
    をL1、nを2以上の整数とするとき、 L1=int(L0/n) F1=L0 mod n とする。
  2. 【請求項2】 出力部は上位から、圧縮連続データQ
    1、反転ビットT1、圧縮剰余データC1、仮数データ
    D1の順に配置して圧縮データを出力する請求項1に記
    載のランレングス1/n圧縮フローティング符号方法。
  3. 【請求項3】 極性ビットPとPを除く上位で所定論理
    のビットが連続する連続データQ0とQ0の連続性をブ
    レークする反転ビットT0およびT0以降の下位データ
    D0で構成される直線符号を入力する入力部と、 前記Q0のランレングスを1/nに圧縮したQ1を格納
    するとともに、Q1の連続性をブレークする反転ビット
    T1と前記D0を丸めた仮数データD1を格納する圧縮
    手段と、 1/nに圧縮する時に生じる剰余F1を表す圧縮剰余デ
    ータC1を記憶するC1メモリと、 前記極性ビットPを記憶するMSBメモリと、 前記MSBメモリから前記極性ビットPを読み出し、前
    記圧縮手段から前記圧縮連続データQ1および前記反転
    ビットT1を読み出し、さらに前記C1メモリから前記
    圧縮剰余データC1を読み出し、前記圧縮手段から前記
    仮数データD1を読み出して圧縮データを出力する出力
    部とを備えることを特徴とするランレングス1/n圧縮
    フローティング符号装置。ただし、前記連続データQ0
    のランレングスをL0、前記圧縮連続データQ1のラン
    レングスをL1、nを2以上の整数とするとき、 L1=int(L0/n) F1=L0 mod n とする。
  4. 【請求項4】 C1メモリに格納する圧縮剰余データC
    1は圧縮剰余F1の補数である請求項1または3に記載
    のランレングス1/n圧縮フローティング符号装置。
  5. 【請求項5】 出力部は圧縮データが所定の符号長W1
    となるようにデータD1の下位ビットを削除する請求項
    1または3に記載のランレングス1/n圧縮フローティ
    ング符号装置。
  6. 【請求項6】 圧縮手段およびC1メモリは、所定の制
    限長LSとランレングスL0の小さい方をLminとす
    るとき、L1およびF1が、 L1=int(Lmin/n) F1=Lmin mod n となるようにした請求項1または3に記載のランレング
    ス1/n圧縮フローティング符号装置。
  7. 【請求項7】 出力部は上位から、極性ビットP、圧縮
    連続データQ1、反転ビットT1、圧縮剰余データC
    1、仮数データD1の順に配置して圧縮データを出力す
    る請求項3に記載のランレングス1/n圧縮フローティ
    ング符号方法。
  8. 【請求項8】 圧縮手段およびC1メモリは、所定の制
    限長LSとランレングスL0の小さい方をLminとす
    るとき、L1およびF1が、 L1=int(Lmin/n) F1=Lmin mod n であり、かつ、ランレングスL0が前記制限長LSより
    大なるときは反転ビットT0および反転ビットT1を省
    略した請求項6に記載のランレングス1/n圧縮フロー
    ティング符号装置。
  9. 【請求項9】 圧縮手段およびC1メモリは、所定の制
    限長LSとランレングスL0の小さい方をLminとす
    るとき、L1およびF1が、 L1=int(Lmin/n) F1=Lmin mod n であり、かつ、ランレングスL0が前記制限長LSより
    大なるときは反転ビットT0および反転ビットT1を省
    略し、圧縮剰余F1を表す圧縮剰余データC1を所定値
    にした請求項6に記載のランレングス1/n圧縮フロー
    ティング符号装置。
JP3346116A 1991-12-27 1991-12-27 ランレングス1/n圧縮フローティング符号装置 Expired - Fee Related JPH0795691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3346116A JPH0795691B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ランレングス1/n圧縮フローティング符号装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3346116A JPH0795691B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ランレングス1/n圧縮フローティング符号装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05183445A true JPH05183445A (ja) 1993-07-23
JPH0795691B2 JPH0795691B2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=18381250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3346116A Expired - Fee Related JPH0795691B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ランレングス1/n圧縮フローティング符号装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0795691B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039531A1 (fr) * 1996-04-16 1997-10-23 Dome Inc. Codeur, decodeur, procede de codage et procede de decodage
CN107395211A (zh) * 2017-09-12 2017-11-24 郑州云海信息技术有限公司 一种基于卷积神经网络模型的数据处理方法及装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039531A1 (fr) * 1996-04-16 1997-10-23 Dome Inc. Codeur, decodeur, procede de codage et procede de decodage
CN107395211A (zh) * 2017-09-12 2017-11-24 郑州云海信息技术有限公司 一种基于卷积神经网络模型的数据处理方法及装置
CN107395211B (zh) * 2017-09-12 2020-12-01 苏州浪潮智能科技有限公司 一种基于卷积神经网络模型的数据处理方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0795691B2 (ja) 1995-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6825782B2 (en) Method and apparatus for arithmetic coding and termination
US6906647B2 (en) Method and apparatus for arithmetic coding, including probability estimation state table creation
US20050143981A1 (en) Compressing method and apparatus, expanding method and apparatus, compression and expansion system, recorded medium, program
US5313203A (en) Coding apparatus and method for coding information symbol strings by assigning fixed length codes thereto
KR920009642B1 (ko) 데이타 압축 회로
JPH05183445A (ja) ランレングス1/n圧縮フローティング符号装置
JP3092299B2 (ja) ランレングス1/n圧縮フローティング符号の復号装置
JPH07199996A (ja) 波形データ符号化装置、波形データ符号化方法、波形データ復号装置、及び波形データ符号化/復号装置
US4037226A (en) Pulse code modulation compressor
JP3460037B2 (ja) ディジタル録音装置
JPH07101849B2 (ja) ランレングス1/n圧縮フローティング符号方法及びその復号方法
JP2002271207A (ja) データ変換装置およびデータ圧縮装置およびデータ伸長装置
JP2785822B2 (ja) テレビジョン信号の高能率符号化装置及び復号装置
US5325240A (en) Data compression and expansion apparatus for audio recorders
KR0120040Y1 (ko) 샘플링주파수가 다른 직렬디지탈오디오데이타 혼합장치
JP3334437B2 (ja) 符号方法と符号装置と記録媒体と復号装置
JP3230270B2 (ja) 信号処理装置
KR950004755B1 (ko) Pcm 디코더의 수신 에러 저감 방법
JP2794719B2 (ja) 符号変換装置
JP3083119B2 (ja) 適応デルタ変調方式を利用した符号化/復号化回路
KR890004121B1 (ko) 디지탈 비선형/선형 및 선형/비선형 피시엠 변환기
KR930004340B1 (ko) 디지탈 오디오테이프 레코더의 오디오데이타 신장회로 및 방식
JP3092331B2 (ja) 信号処理装置
JPH0482419A (ja) オーディオ信号符号化装置
JPH0348774Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees