JPH05182740A - 放電電極 - Google Patents

放電電極

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Publication number
JPH05182740A
JPH05182740A JP36140591A JP36140591A JPH05182740A JP H05182740 A JPH05182740 A JP H05182740A JP 36140591 A JP36140591 A JP 36140591A JP 36140591 A JP36140591 A JP 36140591A JP H05182740 A JPH05182740 A JP H05182740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silica
sintered body
individual
mixture
discharge electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP36140591A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Inoue
潔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INR Kenkyusho KK
Original Assignee
INR Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by INR Kenkyusho KK filed Critical INR Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より充分低温で焼結でき、歪みのないセ
ラミック電極構体の提供。焼結体の比抵抗を耐熱性を保
持した状態で放電電極として最適値に制御する。 【構成】 珪石、硼珪酸塩、シリカ、シリカと金属酸化
物もしくは水酸化物、炭酸カルシウム、ジルコニア、水
酸化アパタイト、その他の酸化物の単独もしくは混合物
を水熱反応焼結するに当たり、焼結体内に硼化物、炭化
物、グラファイトの単独もしくは混合物を加えて、焼結
体の比抵抗を0.1K〜100KΩcmに焼結成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電電極の放電管用電極
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックス材の放電電極を利用
することも試みられたが、セラミック材は一般に高温度
の焼結を必要とし、歪みが大きく、破壊し易い欠点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、セラミック材を従来より充分低温で焼結し、歪
みのないセラミック電極構体が得られ、且つ、その焼結
体の比抵抗を耐熱性を保持した状態で放電電極として最
適値に制御することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】珪石、硼珪酸塩、シリ
カ、シリカと金属酸化物もしくは水酸化物、炭酸カルシ
ウム、ジルコニア、水酸化アパタイト、その他の酸化物
の単独もしくは混合物を水熱反応焼結するに当たり、前
記焼結体内に硼化物、炭化物、グラファイト(カーボン
を含む)の単独もしくは混合物を加えて、焼結体の比抵
抗を0.1K〜100KΩcmに焼結したことを特徴と
する。
【0005】
【作用】本発明のセラミック電極構体は、珪石、硼珪酸
塩、シリカ、シリカと金属酸化物もしくは水酸化物、炭
酸カルシウム、ジルコニア、水酸アパタイト、その他の
酸化物の単独もしくは混合物を水熱反応させながら焼結
したものであるから、極めて低温で歪みなく焼結でき、
任意形状の電極として焼結成形でき、耐火性は1000
℃程度となり破壊性がない安定構体が得られる。そして
この焼結体内に硼化物、炭化物、グラファイト(カーボ
ンを含む)の単独もしくは混合物を加えて、焼結体の比
抵抗を0.1K〜100KΩcmに焼結したものであ
り、耐熱性を保持した状態で放電電極としての比抵抗
値、即ち所要の導電性を有せしめて焼結成形でき、避雷
器とか放電管用の電極として極めて有効なものとなり得
る。
【0006】
【実施例】珪石、硼珪酸塩、シリカ、シリカと金属酸化
物もしくは水酸化物、炭酸カルシウム、ジルコニア、水
酸化アパタイト、その他の酸化物の単独もしくは混合物
を水熱反応により焼結するには、水熱ホットプレス合成
法、水熱合成法(ハイドロサーマル反応)によって固化
するから、比較的低温で成形でき、歪みを少なくして任
意形状に容易に成形できる。この固化作用時にセラミッ
クに硼化物、炭化物、グラファイト等の耐熱導電性粉末
を混合して焼結することにより、これがセラミック全体
に分散分布して介在し、導電性が出て混合量により比抵
抗を0.1K〜100KΩcm程度の所要抵抗、導電性
を有する放電電極とすることができる。水熱合成して焼
結した前記セラミックは、耐火性が1000℃程度で、
これに耐熱導電性の硼化物、炭化物、グラファイト等を
添加して放電電極とするものであるから、耐熱性の高い
安定した放電電極が得られる。混合する硼化物、炭化物
の組み合わせとしては、例えばTiB+BC、Si
C+BC、TiC+BC、TiC+TiB等があ
り、更にグラファイトを混合したり電波吸収性能を有す
るフェライトを混合することもできる。これらの混合量
は、セラミックスに対して実用上28〜35wt%程度
を混合する。
【0007】次に具体例を説明すると、低温型石英の3
50メッシュの珪石と無定型アルミナ珪酸塩の珪華を
7:3で混合し、これにNaOH 10Nを前記粉末1
0kgに対し1250cm加え、導電性粉末として3
μφのカーボンを11wt%と、1000メッシュのT
iB+BCの混晶粉末を21wt%混合し、250
℃、250kgf/cmで2時間反応焼結した。得ら
れた焼結体の圧縮強度は30〜50kgf/m、比抵抗
は約1.2KΩcm、耐火性600〜1000℃程度で
ある。このように水熱反応を利用して得た合成物をその
まま焼結する水熱反応を利用することにより、常圧焼結
よりかなり低い温度で焼結することができ、低歪の焼結
体が容易に得られる。尚、前記焼結において、NaOH
を5〜15N、温度を100〜300℃、圧力110〜
750kgf/cm、1〜6時間の条件で同様に焼結
することができた。
【0008】次に、CaOとSiOを混合し、CaO
/SiOのモル比0.97とし、これに12倍の水を
加えた。又、グラファイトとBC+SiCを11wt
%で混合し、190℃、15kgf/cm、8時間で
水熱反応させながら焼結した。得られた焼結体は曲げ強
さ約15kgf/cm、比抵抗は約3.4KΩcmで
あった。又、グラファイト5%、グラファイトファイバ
ー10%を混入し、これをAl(OH) 10%、珪
石47%、珪華18.5%、NaOH 10%に混合
し、320℃、660kgf/cmで3時間焼結した
とき、曲げ強さ24kgf/cmであった。又、混合
粉末として酸化第二鉄45%とカーボンブラック3.5
wt%の混合物とか、SiCとBCをVol%で2
5:12で混合し、混合粉砕したもの等を利用して電波
吸収効果も得られ、又、これはフェライトと混合利用す
ることができる。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明は、珪石、硼珪酸
塩、シリカ、シリカと金属酸化物もしくは水酸化物、炭
酸カルシウム、ジルコニア、水酸化アパタイト、その他
の酸化物の単独もしくは混合物を水熱反応により焼結し
たものであるから、極めて低温で歪みなく焼結でき、任
意の寸法、形状に焼結でき、曲げ強度等の機械的強度が
高いセラミックス構体が容易に得られる。耐火性は10
00℃程度で耐熱性が高く、破壊のない安定した構体が
得られる。そしてこの焼結体内に硼化物、炭化物、グラ
ファイトの単独もしくは混合物を加えて焼結体の比抵抗
を0.1K〜100KΩcmに焼結したものであり、耐
熱性を保持した状態で放電電極としての導電性を有する
焼結体が得られ、避雷器とか放電管の放電電極として極
めて有効である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 珪石、硼珪酸塩、シリカ、シリカと金属
    酸化物もしくは水酸化物、炭酸カルシウム、ジルコニ
    ア、水酸化アパタイト、その他の酸化物の単独もしくは
    混合物を水熱反応焼結するに当たり、前記焼結体内に硼
    化物、炭化物、グラファイト(カーボンを含む)の単独
    もしくは混合物を加えて、焼結体の比抵抗を0.1K〜
    100KΩcmに焼結成形して成ることを特徴とする放
    電電極。
JP36140591A 1991-12-26 1991-12-26 放電電極 Pending JPH05182740A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100770736B1 (ko) * 2006-04-18 2007-10-26 전치중 수처리용 세라믹 전극 및 그 제조방법 그리고 이를 이용한전극구성체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100770736B1 (ko) * 2006-04-18 2007-10-26 전치중 수처리용 세라믹 전극 및 그 제조방법 그리고 이를 이용한전극구성체

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