JPS5917064B2 - 耐火性アルミン酸カルシウムセメント - Google Patents

耐火性アルミン酸カルシウムセメント

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JPS5917064B2
JPS5917064B2 JP51027997A JP2799776A JPS5917064B2 JP S5917064 B2 JPS5917064 B2 JP S5917064B2 JP 51027997 A JP51027997 A JP 51027997A JP 2799776 A JP2799776 A JP 2799776A JP S5917064 B2 JPS5917064 B2 JP S5917064B2
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ジヨセフ・スチ−ブン・マサリク
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KAIZAA ARUMINAMU ANDO CHEM CORP
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【発明の詳細な説明】 本発明はセメント、特にアルミン酸カルシウム耐火性セ
メントに関する。
キャスタブル(castable )として知られてい
る耐火性生成物は、耐火性骨材例えばか焼ボーキサイト
又は平板状アルミナをセメント(即ち水と反応して固体
水利相を形成し、その塊りを硬化すると固体の一体的構
造物を生ずる)と混合することによって製造する。
キャスタブルは、水(一般にち密な骨材の場合には乾燥
材料の5〜15重量係重量、多孔性絶縁性骨材の場合に
は約50%迄の量)と混合し、成る形状の場所に鋳込み
(或は銃射し)、その鋳込み材料を硬化させることによ
り、ポートランドセメントで作る普通のコンクリートの
場合と同様にして用いられる。
しかし耐火性キャスタブルは比較的高い温度で使用する
ためのものであるから、用いられるセメントは、ポート
ランドセメントより耐火性(即ち一層高い溶融又は軟化
点を有する)で、加熱サイクル下の体積安定性が一層大
きくなければならない。
ポートランドセメントのような耐火性セメントは次のよ
うにして製造する。
即ち選定した材料、例えば石灰石及びアルミナ又はボー
キサイトを混合し、それらを例えばロータリーキルンで
、それらが反応して12Ca0・7At203(C12
A7)八〇aO−A720s(CA)、及びCaO−2
At20a(CA2)の如き相を形成する温度へ加熱す
る。
このクリンカーを次に粉砕し、例えば少なくとも75係
が325メツシユ篩を通過する迄粉砕し耐火性セメント
を形成する。
CA(即ちCaO−At203の明確な鉱物相)が組成
物の大部を構成するクリンカーは、非常に満足すべき耐
火性セメントであることが判明している。
しかし、CaO−At203状態図から、そのようなり
リンカ−は約1600℃の融点を有することが決定でき
る。
屡々CAクリンカーを用いて作られたものより一層耐火
性の耐火性セメントを得ることが望まれてそる。
CA相とCA2相との両方を含むような一層アルミナ含
有量の多いクリンカーを作ることは知られている。
Ca OA 120g状態図から、そのようなりリンカ
−はCA単独のものより耐火性であることが分る。
しかしクリンカー中にCA2が存在すると、中間的温度
での強度が低下する傾向があり、それが用いられたコン
クリートの硬化速度を低下する。
耐火性キャスタブルは屡々一作業期間中の炉を補修する
のに用いられるので、補修のため炉の使用を止める時間
を最小にするため、できるだけ速く硬化するのが極めて
望ましい。
斯様に凝固成分が実質的に全てCAからなるセメントが
、それらの一層大きな強度及び一層迅速な硬化のため好
ましい。
クリンカーを製造後、それに微粉アルミナを添加するこ
とによってアルミン酸カルシウムセメントの耐火度を増
大することも知られている。
はとんど全てのセメントは、室温から上昇した温度へ加
熱すると強度が減少する。
これは室温硬化中形成された水利セメント物質の分解に
よる。
一層高い温度(例えば1200℃以上の温度)では、キ
ャスタブルの強度はセラミック結合の形成により再び増
大する。
従って耐火性セメントから作られたコンクリートは、中
間的温度(即ち1000℃又は1100℃の範囲)では
比較的低い強度を示す。
従って中間温度での強度がその耐火物の最も大きな弱点
になるので、それが限界を示す性質になる。
(例えば炉壁のようなほとんどの用途ではキャス) (
Ca5t )部分の厚みを通して温度勾配が存在するの
で、その最大の弱点は中間温度、例えば約1000℃の
所にある点になることは分るであろう)。
米国特許第3,617,319号では、中間的温度で溶
融し、セラミック結合に役立つ氷晶石(AtNa5F6
)の如きフラックス含有させることにより、クリンカー
と添加アルミナから作られたセメントの低い中間的強度
の問題を解決するととが提案されている。
しかしそのようなセメントはそのフラックスの添加によ
りクループ抵抗が低くなり、然もシリカと反応して弗化
珪素ガスを生ずるという欠点を有する。
従ってそれらは、例えば極めて一般的に用いられている
アルミノ珪酸塩骨材の如きシリカを含有する耐火性骨材
と共に用いることができない。
換言すれば弗化物フラックス含有セメントは、低シリカ
骨材と共にしか用いることができ々い。
本発明は、室温及び中間的温度の両方で良好な耐火性、
迅速な硬化及び良好々強度をもつ耐火性アミン酸カルシ
ウムセメントを与える。
本発明に従い、(a)少なくとも80重重量がCA相で
あるクリンカー40〜60重量係と、(b)比表面積が
1〜30??Z2/f、平均孔径が0.05〜0.5ミ
クロンで扉外表面状形態をしたアルミナ60〜40重量
係とを混合し、混合後膣クリンカーとアルミナとを粉砕
し80重重量が325メツシユ篩を通過するようにする
ことにより、改良された耐火性アルミン酸カルシウムセ
メントを作ることができることが今度判明した。
本発明で用いられるクリンカーは少なくとも80重重量
、好ましくは少なくとも95チがCAである。
クリンカー中のCAの量は、クリンカーを作るのに用い
られた原料の純度及び、At203生成材料とCaO生
成材料の相対的割合の調節の関数である。
之等の材料は、少なくとも95係の純度及び好ましくは
少々くとも98ヂの純度をもつであろう。
A t20 a生成材料のNa2O含有量は特に限定す
る必要はないが、一般に1%より少なく、例えば015
%以下であろう。
A t20s生成材料は、水酸化アルミニウム又はか焼
成は円板状アルミナであってよい。
石灰石はCaO生成材料として適切な原料である。
原料の量は、クリンカー中のAt20s 1モル当りC
a11モルにできるだけ近くなるように選定する。
もしCaO生成材料が過剰であると、クリンカー中には
C1□A7相が存在するようになるであろう。
この相の存在は、セメントの非常に早い即ち「フラッシ
ュ」凝固を起すので望ましくない。
もしA l−z Os生成材料が過剰に存在すると、C
A2が形成されるであろう。
前に示した通り、この物質の存在はコンクリートの硬化
速度を低くし、例えばキャスト後24時間の強度を比較
的低くする傾向がある。
セメント業界でよく知られているように、原料は焼成前
に、例えば実質的に全てが65メツシユ篩を通過するよ
うに、比較的細かく粉砕されるであろう。
完全に混合し、粉砕した材料を、例えばロータリーキル
ン中で1400〜1600℃の温度へ焼成する。
約1500℃の温度が、本発明で用いられるCAクリン
カーを形成するのに非常に適していることが判明してい
る。
クリンカーに添加されるアルミナの形態は、本発明を実
施するための限定的条件である。
本質的にそれは中間的表面積のアルミナである。
比較的低い温度でか焼され、非常に大きな表面積を有す
るアルミナは、コンクリートのキャスト中に水を吸収す
る傾があり、そのためキスト操作中過大な量の水を必要
とする。
この過大な水は室温及び上昇した温度の両方での強度を
低下することになる。
一方、あまりにも高い温度でか焼された、或は鉱化剤(
m1neralizer)の存在下でか焼されたアルミ
ナは、比較的低い表面積をもち、中間的温度で耐火性キ
ャスタブルに適切なセラミック結合を形成するのに充分
な反応性をもた々い。
このため低い中間温度強度をもたらす。
更に、特に本発明で用いられるアルミナは、比表面積が
1〜30tr?/グ、好ましくは1〜10dl、例えば
約5rr?/?である。
それは平均孔径が0.05〜0.5ミクロン、例えば約
0.15ミクロンである。
孔径の範囲は比較的狭いのが好ましく、例えば平均孔径
0.15ミクロンの材料は、この孔の少なくとも50係
が0.05〜0.50である。
その材料は0.1〜0.5 CC,/7、例えば約01
3CC/?の比孔体積をもつであろう。
添加するアルミナの結晶形は、それがか焼された条件に
よるであろうが、一般にα結晶形のものが50%以上で
あろう。
しかし添加アルミナの結晶形ではなく比表面積が本発明
での使用に対し本質的限定条件である。
添加アルミナのN a 20含有量は特に限定する必要
はないが、1チより少なく、例えば0.5係以下である
べきである。
゛1低ソーダアルミナが必須なわけではない。
第1図は、本発明で用いるのに適したアルミナの典型的
「脳さんご状」あるいは「層外表面状」形態を示す。
適している市販アルミナには、Reynolds Me
tals CorporationからRC−23とい
う名で、Ka i s e r Al umi num
&Chemical C□rporationからC
−4という名で、又Aluminum Company
of AmericaからA−3という名で夫々売り
出されているものがある。
本発明で用いるのに適したアルミナは、三水和アルミニ
ウム例えばバイヤー法で形成されたヂブサイト(gib
bsite )を800〜1500℃の温度、例えば約
1200℃でか焼することにより製造することができる
異なった原料は異なったか焼温度及び/又は時間を必要
とし、本質的な点は特定の形態上の特性であることは分
るであろう。
セメント業界でよく知られているように、クリンカーと
アルミナは、両方共適当なセメントを形成するためには
例えば少なくとも80L:/6が325メツシユ篩を通
過するように細かく粉砕しなければならない。
一般にクリンカーとアルミナの両方を粉砕する必要があ
ろう。
クリンカーは水と反応して水和生成物を形成するので、
乾式粉砕しなければならないことは分るであろう。
従ってアルミナを粉砕するのに湿式を用い(アルミナを
クリンカーと混合する前に乾燥しなければならないが)
、クリンカーをアルミナとは別に粉砕することも可能で
ある。
しかし、もしアルミナとクリンカーとを一緒に少なくと
も80係が一325メツシュになるように粉砕すると、
優れたセメントができることが判明している。
特にそのようなセメントは、耐火性キャスタブルと゛し
て用いると、室温及び上昇した温度の両方で大きな強度
を生ずる。
全く奇妙なことであるが、比較的粗いセメント混合物、
例えば80チが一325メツシュであるものは、例えば
90%が一325メツシュのものと比較してコンクリー
ト中のキャスト用水が一層多量に必要であることが判明
している。
斯様に、下に述べる理由から細かい粉砕が好ましい。
当業界でよく知られているように、粉砕助剤例えばトリ
エタノールアミン又はナフテン酸を、例えば0.01〜
1重量%の量で使用することは効率的な粉砕を行うのに
有利であることが判明している。
同様に当分野でよく知られているように、クエン酸ナト
リウムの如き材料を例えば0.1〜1重量重量量で添加
することは、耐火性キャスタブルの凝固速度を調節する
のに有用であることが判明している。
それをクリンカー、アルミナ及び粉砕助剤へ粉砕する前
に添加するのが好ましい。
このようにして作ったセメントは、当分野でよく知られ
ているように、乾燥重量に基づいて5〜50重量係重量
えば約30重置部の量で、分粒耐火性骨材と混合して用
いる。
本発明のセメントは極めて耐火性のセメントなので、用
いられる骨材は比較的高純度のもの、例えばか焼成は円
板状アルミナ又は之等の混合物或はそれと同等の材料に
なるであろう。
絶縁性(即ち多孔性)骨材を用いることができる。
使用に際し、耐火性キャスタブルは約5〜15係、例え
ば約8チの水と混合し、型にキャストする。
(もし骨材が高度に多孔性ならば50%迄の水を使用で
きる)。
耐火性キャスタブルの特性を定める性質は、105℃で
24時間乾燥後の強度及び、中間温度例えば1100℃
へ加熱した後の強度である。
70重重量が分粒円板状アルミナで30係が本発明によ
るセメントである高純度キャスタブルの場合には、少な
くとも10,000psi %約700 K9/−の2
4時間乾燥強度を冷間破壊試験で示し、24時間乾桑強
度の少なくとも約75係の強度を1100℃へ加熱した
後に示すのが望ましいことが判明している。
換言すれば1100℃へ加熱した後、このキャスタブル
は冷間破壊試験で少なくとも7500psis犬体50
0 Kp/7の強度をもつべきである。
コンクリートの強度の限界的因子の一つは、キャスタブ
ル・コンシスチンシー(castableconsi
5tency)を生ずるのに用いられる水の量である。
特に、用いられる水の量が多くなる程、硬化コンク17
− トの強度は低下する。
実際上、キャスタブル・コンシスチンシーを生ずるのに
必要な最少量の水をコンクリートに添加する。
従ってキャスタブル、コンシスチンシーを生ずるのに必
水が少ないコンクリートは、一層大きな強度をもつ傾向
があるのであろう。
本発明に従って作られたセメントの利点の−っは、コン
クリートを形成するのにセメントを耐火性骨材と共に用
いた時、キャスタブル・コンシスチンシーに達するのに
必要な水の量が従来のセメントより少なく、従って本発
明のセメントを用いて作ったコンクリートが一層大きな
強度を有するという一事である。
キャスト用水の量に影響を与える一つの因子は、クリン
カーの反応性である。
之は焼温度が高くなる程低下し、クエン酸ナトリウムの
添加によって低下する。
亦、キャスト用水の量は、添加アルミナの比面積により
影響を受け、比面積が大きくなる程、必要な水の量は限
界内で大きく々る。
CAセメントと添加アルミナとから作ったキャスタブル
を1100℃へ加熱した時に保持される相対的強度は、
添加アルミナの形態に依存する力へ乾燥後或は1100
℃へ加熱後の強度の絶対値は、用いたキャスト用水の量
の関数であることに注意すべきである。
本発明に従い添加アルミナを用いることにより大きなそ
のような保持強度(75%以上)が得られ、亦キャスト
用水を一層少なくすることができ、絶対的強度を一層大
きくすることができる。
実施例 50.3部のアルミナと49.7部のミシシッピーライ
ム・カンパニー(Mississippi Lime
Co、)の高カルシウム石灰石とを水スラリーとして混
合することによシフリンカーを作った。
アルミナはA−2の名でアルミナム、カンパニー・オブ
・アメリカ(Aluminum Company of
America)から売り出されている未粉砕バイヤ
ー法アルミナで、約80係が100メツシユ篩を通過し
、325メツンユ篩上に残るものであった。
石灰石は99チ以上が一325メツシュであった。
混合物を98%が一325メツシュになる迄ボールミル
で粉砕した。
粉砕混合物を1532℃で1時間焼成し、焼成後岩石学
的検査により99チがCAであす、残すが他のアルミン
酸カルシウム相及び未反応アルミナであることが示され
た。
このクリンカー53部と、RC−23の名でレイノルズ
・メタルズ・カンパニー(ReynoldsMetal
s Co−)から売り出されているアルミナ(第1図参
照)47部とを0.3部のクエン酸ナトリウムニ水和物
と0.1部のトリエタノールアミン(粉砕助剤)と共に
混合し、その材料の95チが一325メツシュになる迄
6時間ボールミルにかけた。
RC−23アルミナは、93%がα型で、5、5 rr
?/ ?の比表面積、0.15ミクロンの平均孔径及び
0.3 CC/ fの止孔体積をもっていた。
このようにして作ったセメントを、全でが6メツシユ篩
を通過し、実質的に全てが325メツシユ篩上に残る分
粒円板状アルミナと、円板状アルミナ70部、セメン)
30部の割合で混合した。
このコンクリートを乾燥重量に基づき7.8%ノ水と混
合し、2インチ即ち約5crrL立方にキャストした。
之等の試料は、105℃で24時間乾架装2.80 f
/CC(175Ib/ft3)の嵩密度と、1100℃
で5時間加熱後2.61 r/cC(163Ib/ft
3)の嵩密度とをもっていた。
105℃乾燥後のそれらの平均冷間破壊強度は、105
8Ky/cIl(15,020psi)で1100℃へ
加熱した後のそれば855Kf/7(12,140ps
i)であった。
1100℃へ加熱した後、試料はそれらの架装強度の8
0係を保持していた事が分る。
(冷間破壊強度は、試料の大きさを別としてASTMC
39−72の方法に従って決定された)。
第一の比較用セメントを前記実施例と同じやり方で、同
じクリンカーから作った。
但しRC−23アルミナの代りにアルカン、アルミナム
・コーポレーション(Alcan AlnminumC
orpoAlnmlnuからC−4という名で売り出さ
れているアルミナ(第2図参照)を用いた。
C−4アルミナはわずか20チがα型で、71rr?/
fの比表面積、約0.01〜10ミクロンの広い孔径範
囲及び0.31 cC/ fの止孔体積をもっていた。
それは比較的低い温度でか焼されたアルミナの典型的な
ものであった。
この比較セメントを上記実施例と同じ量の同じ骨材と混
合すると、キャストするのに11.5%(乾燥基準)の
水を必要とした。
この比較的大量のキャスト用水が必要であることは、添
加アルミナの表面積が非常に大きいため、予想されたこ
とである。
それは低い密度及び強度をもたらし、105℃乾燥後の
密度は2.51t/匡(157Ib/ft3)で、11
00℃へ加熱した後テill’2.37 r/CC(1
48Ib/f t3)であった。
この比較コンクリートの冷間破壊強度は、105℃乾燥
後で589Kg/Cl1(8370psi )で110
0℃に加熱した後ではわずかに199Kg/i(282
0psi )であった。
換言すれば、1100℃へ加熱した後、この比較コンク
リートはその(比較的低い)乾燥強度のわずか34係し
か保持できなかった。
第二の比較セメントを最初の実施例と同様にして作った
但しRC−23アルミナの代りにアルミニウム・カンパ
ニー・オブ・アメリカから売り出されているA−2とい
う名のアルミナ(第3図参照)を用いた。
このアルミナは、約90係がα相で、0.4??22/
fの比表面積、約2ミクロンの平均孔径及び0.35
cr、、/S’の止孔体積をもっており、之は鉱化剤の
存在下でか焼したアルミナの典型的なものである。
この第2の比較セメントを、同じ量の同じ骨材と混合す
ると、キャストするのに9チ(乾燥基準)の水が必要で
あった。
この低比表面積のアルミナと一緒にした比較セメントが
、本発明により作られたセメントよりもキャストするの
に一層多くの水が必要であるという理由は明らかでない
が、凝固コンクリートの強度を低下し、成る程度その密
度を低下する予想された効果をもっていた。
105℃乾燥後、密度は2.76 L?/CC。(17
2Ib/ft3)で、冷間破壊強度は665Kg/C7
A(9440ps i )であった。
1100℃へ加熱した後、密度は2.53f/頭(15
8Ib/ft3)で、冷間破壊強度は406に9〜(s
76opsi)であった。
105℃乾燥強度のわずか60係しか1100℃へ加熱
した後に保持されていなかったことが分る。
最後の比較を、本発明により作ったセメントと、最もそ
れに近い類似の従来の市販セメントであると考えられる
アルミナム・カンパニー・オブ・アメリカから売シ出さ
れているCA〜25という名のセメントとの間で行なっ
た。
CA−25セメントを最初の実施例と同じ割合の同じ骨
材と混合すると、コンクリートはキャストするのに9.
5%(乾燥基準)の水を必要とした。
105℃で乾燥すると、この最後の比較コンクリートの
試料は、2.64 f/cC(165Ib/ft3)
ノ平均密度及び731Ky/7(10,380psi)
の冷間破壊強度をもっていた。
1100℃へ加熱した後、密度は2.48グ/cc、(
155Ib/ft” )、冷間破壊強度は542〜/d
(7700psi )になった。
CA−25セメントを用いて作ったキャスタブルは11
00℃に加熱した後、その室温強度のほぼ75%を保持
していたが、全強度は本発明のセメントを用いて得られ
た強度よりもかなり低いことが分る。
本明細書及び特許請求の範囲中、チ及び部は特に指示し
ない限り重量による。
ここで言及したメツシュの大きさは、McGrawHi
ll Book Co。
から出版されたJohn H,Perry編集Ch e
mi c a IEngineers’ Handbo
ok第3版(1950)第963頁に定義されているタ
イラー標準篩の大きさによる。
例えば100メツシユの篩の網目は147ミクロン、3
25メツシユは44ミクロンに相当する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で用いるのに適したアルミナの電子顕
微鏡写真である。 第2図は、第1図で示したものよりも大きな比表面積を
もつアルミナの電子顕微鏡写真である。 第3図は、第1図で示したものよりも小さい比表面積を
もつアルミナの電子顕微鏡写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)少なくとも80重量%がCA相のクリンカー4
    0〜60重量%と、 (b) 比表面積が1〜30tt?/グ、平均孔径が
    0.05〜0.5ミクロンで脳性表面状形態をしたアル
    ミナ60〜40重量係とを混合し、混合前又は混合後に
    該クリンカーとアルミナとを80重量%が325メツシ
    ユ篩を通過するように粉砕することからなる耐火性アル
    ミン酸カルシウムセメントの製造方法。 2 クリンカーが少なくとも95重量%がCA相である
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 アルミナの比表面積が1〜10i/fである、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 4 クリンカーとアルミナとを特定の粒径へ粉砕する前
    に混合する前記第3項に記載の方法。 5 クリンカーが少なくとも95重量がCA相である前
    記第3項に記載の方法。 6 クリンカーとアルミナとを粉砕助剤の存在の下で粉
    砕する前記第4項に記載の方法。 7 粉砕助剤がトリエタノールアミンである前記第6項
    に記載の方法。 8 クエン酸ナトリウムを混合物へ添加する前記第4項
    に記載の方法。 9 アルミナが約5 tt?/ fの比表面積と約0.
    15ミクロンの平均孔径を有する前記第3項に記載の方
    法。 10 クリンカーとアルミナを特定の粒径へ粉砕する
    前に混合する前記第9項に記載の方法。 11 クリンカーが少なくとも95重量%がCA相で
    あり、クリンカーとアルミナとを粉砕助剤と共に粉砕し
    、クエン酸す) IJウムを混合物へ添加する前記第1
    0項に記載の方法。 12 クリンカーを、Al□03生成材料とCaO生成
    材料との混合物を1400〜1600℃の温度でか焼す
    ることによって作る前記第3項に記載の方法。 13 Al2O3生成材料がか焼アルミナである前記第
    12項に記載の方法。 14CaO生成材料が石灰石である前記第12項に記載
    の方法。 15 Al2O3生成材料がか焼アルミナであり、か
    焼を約1500℃の温度で行う前記第14項に記載の方
    法。 16 (a) 少なくとも80重量%がCA相である
    クリンカー40〜60重量%と、 6)比表面積が1〜10tr?/?、平均孔径が0.0
    5〜0.5ミクロンであり、脳外表面状形態を有する微
    細アルミナ60〜40重量係とから本質的になり、然も
    少なくとも80重重量が325メツシユ篩を通過する耐
    火性アルミン酸カルシウムセメント。 17アルミナが約5 rr?/ ’jの比表面積を有す
    る前記第16項に記載のセメント。 18 クリンカーが少なくとも95重重量がCA相であ
    る前記第16項に記載のセメント。 19 クエン酸ナトリウムを含有する前記第18項に
    記載の耐火性セメント。 冗 アルミナが約5tr?/?の比表面積と約0.15
    ミクロンの平均孔径とを有する前記第19項に記載の耐
    火性セメント。
JP51027997A 1976-03-15 1976-03-15 耐火性アルミン酸カルシウムセメント Expired JPS5917064B2 (ja)

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JPH0388158A (ja) * 1989-08-31 1991-04-12 Sony Corp 再生装置
JPH0445905B2 (ja) * 1984-06-21 1992-07-28 Fujitsu Ten Ltd

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