JPH05182469A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH05182469A
JPH05182469A JP3360111A JP36011191A JPH05182469A JP H05182469 A JPH05182469 A JP H05182469A JP 3360111 A JP3360111 A JP 3360111A JP 36011191 A JP36011191 A JP 36011191A JP H05182469 A JPH05182469 A JP H05182469A
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transistor
circuit
signal
power supply
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JP3360111A
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Inventor
Nobuhiro Tsuda
信浩 津田
Toru Shiomi
徹 塩見
Yoshiko Higashide
佳子 東出
Yasuyuki Okamoto
泰之 岡本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセスタイムが高速で、かつ、貫通電流を
低減した低消費電力の半導体集積回路を得る。 【構成】 バッファ回路を構成する第1及び第2の出力
用トランジスタ4,5を貫通して第1の電源電位20か
ら第2の電源電位21へ流れる貫通電流Iの経路を一時
的に遮断するためのスイッチング用トランジスタ12を
前記第1及び第2の出力用トランジスタ4,5の間に直
列に接続し、第1及び第2の入力ノード18,19をイ
コライズするイコライズ用トランジスタ3を制御するト
リガパルスに同期した制御信号で制御するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路におけ
るバッファ回路に係り、特に、スタティックRAMの出
力バッファ回路などに用いられるバッファ回路におい
て、高速アクセスを可能にした半導体集積回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の例えばスタティックRAM
などの半導体集積回路における出力バッファ回路の構成
の一例を示すブロック図である。図において、1はセン
スアンプ7からの出力の反転信号及び出力制御回路8か
らの出力を入力とするNOR回路からなる第1の論理回
路で、出力制御回路8からの出力が“H”レベルである
とセンスアンプ7からの出力にかかわらず、“L”レベ
ルを出力し、出力制御回路8からの出力が“L”レベル
であると、センスアンプ7の反転信号に応じた信号が出
力されるものである。2はセンスアンプ7からの出力及
び出力制御回路8からの出力を入力とするNOR回路か
らなる第2の論理回路で、出力制御回路8からの出力が
“H”レベルであるとセンスアンプ7からの出力にかか
わらず、“L”レベルを出力し、出力制御回路8からの
出力が“L”レベルであると、センスアンプ7の信号に
応じた信号が出力されるものである。
【0003】3は制御電極であるゲート電極に遅延回路
10の出力を、一対のソース/ドレイン電極に第1,第
2の論理回路1,2の出力(該バッファ回路における第
1及び第2の入力ノード18,19)を接続して、該第
1及び第2の入力ノード18,19の電位をイコライズ
するNMOSトランジスタからなるイコライズ用トラン
ジスタ、4は第1の論理回路1からの出力が制御電極で
あるゲート電極に入力され、第1の電源ノード20とデ
ータ出力端子6との間に接続されたNMOSトランジス
タからなる第1の出力用トランジスタ、5は第2の論理
回路2からの入力が制御電極であるゲート電極に入力さ
れ、データ出力端子6と第2の電源ノード21との間に
接続されたNMOSトランジスタからなる第2の出力用
トランジスタで、該第2の出力用トランジスタ5と上記
イコライズ用トランジスタと第1の出力用トランジスタ
4とで出力バッファ回路を構成しており、第1及び第2
の出力用トランジスタ4,5のオン・オフ状態により、
データ出力端子6に出力データ信号D2を出力するとと
もに、該データ出力端子6をハイインピーダンス状態に
する。
【0004】6は該出力バッファ回路の出力信号である
出力データ信号D2が出力されるデータ出力端子、7は
メモリセルから読み出されたデータを検知,増幅するた
めのセンスアンプ、8はこのセンスアンプ7にて検知,
増幅されたメモリセルからのデータをデータ出力端子6
(出力ノード)に出力するか否かを制御するための出力
制御回路、9はメモリセルアレイにおけるメモリセルを
選択するためのアドレス信号の変化を検出してパルス状
のアドレス変化検出信号ATDを発生するアドレス変化
検出回路、10はアドレス変化検出信号ATDを一定時
間遅延してアドレス変化検出ディレイ信号ATDDを発
生する遅延回路、18は第1の論理回路1と第1の出力
用トランジスタ4との間の第1の入力ノード、19は第
2の論理回路2と第2の出力用トランジスタ5との間の
第2の入力ノード、20は電位がVccである第1の電
源ノード(電源電位)、21は接地された第2の電源ノ
ード(電源電位)である。
【0005】次に動作について説明する。図7は従来の
スタティックRAMなどの半導体集積回路における出力
バッファ回路の動作を示すタイミング図であり、図にお
いて、図6と同一符号は同一または相当部分を示す。ま
た、図において、D1はトリガ信号であるアドレス変化
検出ディレイ信号ATDDによりバッファ回路の第1及
び第2の入力ノード18及び19、即ち、第1及び第2
の論理回路1,2の出力をイコライズしない場合の出力
データ信号を示している。さらに、(L→H),(H→
L)はそれぞれセンスアンプ7出力の変化を示してい
る。
【0006】まず、出力制御回路8からの出力が“H”
(例えば、第1の電源ノードVcc)の状態、つまりデ
ータ出力端子6からは出力しない状態の場合について説
明する。この状態では、第1の論理回路1の出力が
“L”(例えば、第2の電源ノードである接地電位)に
固定され、第1の出力用トランジスタ4は非導通状態と
なる。また、この状態では、第2の論理回路2の出力も
“L”に固定され、第2の出力用トランジスタ5も非導
通状態になる。従って、この状態においては第1及び第
2の出力用トランジスタ4,5ともに非導通状態なの
で、データ出力端子6はハイインピーダンス状態にな
り、該データ出力端子6から出力データ信号D2は出力
されない。
【0007】次に、出力制御回路8からの出力が“L”
の状態、つまりデータ出力端子6からセンスアンプ7に
よって検知,増幅されたデータを出力する状態について
説明する。この状態で、センスアンプ7の出力が“L”
から“H”に変化すると、第1の論理回路1の出力は
“H”に、第2の論理回路2の出力は“L”に変化しよ
うとする。また、ここで該スタティックRAMに入力さ
れるアドレス信号aが変化したとき、この変化はアドレ
ス変化検出回路9により検出されてアドレス変化検出信
号ATDを発生し、さらに、この信号は遅延回路10に
入力されて遅延され、アドレス変化検出ディレイ信号A
TDDとして出力される。
【0008】該アドレス変化検出ディレイ信号ATDD
がイコライズ用トランジスタ3のゲート電極に入力され
ることにより、第1及び第2の論理回路1,2からの出
力レベルはイコライズされて“H”でも“L”でもない
第1の電源ノード20の電位Vccと第2の電源ノード
21の接地電位との中間レベルで同一の電位となり、こ
の“H”でもない“L”でもない不確定な電位が出力バ
ッファ回路の第1及び第2の入力ノード18,19、つ
まり第1及び第2の出力用トランジスタ4,5のゲート
電極に入力されることにより、両出力用トランジスタ
4,5ともに軽い導通状態となって、出力データ信号D
2もアドレス変化検出ディレイ信号ATDDが“H”の
期間中、第1の電源ノード20の電位Vccと第2の電
源ノード21の接地電位GNDとの中間レベルの電位を
出力データ信号D2として出力することになる。
【0009】該アドレス変化検出ディレイ信号ATDD
が“H”から“L”になった時点で、イコライズ用トラ
ンジスタ3は非導通状態(遮断状態)になるので、第1
及び第2の論理回路1,2の出力がイコライズされるこ
とはなくなり、第1の論理回路1の出力は“H”に固定
されて第1の出力用トランジスタ4は完全な導通状態
に、第2の論理回路2の出力は“L”に固定されて第2
の出力用トランジスタ5は非導通状態になる。従って、
この状態では出力データ信号D2は、第1の出力用トラ
ンジスタ4が導通状態となっているので第1の電源ノー
ド20(Vcc)である“H”となる。
【0010】さらに、出力制御回路8からの出力が
“L”の状態で、センスアンプ7の出力が“H”から
“L”に変化すると、第1の論理回路1の出力は“L”
に、第2の論理回路2の出力は“H”に変化しようとす
る。また、ここで該スタティックRAMに入力されるア
ドレス信号aが変化したとき、この変化によりアドレス
変化検出ディレイ信号ATDDが発生し、イコライズ用
トランジスタ3を導通状態にすることにより、前記第1
及び第2の論理回路1,2の出力は、つまり第1及び第
2の入力ノード18,19の電位はイコライズされ、
“H”でも“L”でもない中間レベルで同一の電位とな
り、この不確定な電圧が第1及び第2の出力用トランジ
スタ4,5のゲート電極に入力されることにより該トラ
ンジスタ4,5は軽い導通状態となり、出力データ信号
D2もアドレス変化検出ディレイ信号ATDDが“H”
の期間中、第1の電源ノード20の電位Vccと第2の
電源ノード21の電位GNDとの中間レベルの信号を出
力データ信号D2として出力することになる。
【0011】該アドレス変化検出ディレイ信号ATDD
が“H”から“L”になった時点で、イコライズ用トラ
ンジスタ3は非導通状態となるので第1及び第2の論理
回路1,2の出力がイコライズされることはなくなり、
第1の論理回路1の出力は“L”に固定されて第1の出
力用トランジスタ4は非導通状態に、第2の論理回路2
の出力は“H”に固定されて第2の出力用トランジスタ
5は完全な導通状態になる。従ってこの状態では出力デ
ータ信号D2は、第2の出力用トランジスタ5が導通状
態になっているので接地電位GNDである“L”にな
る。
【0012】なお、アドレス変化検出ディレイ信号AT
DDにより第1及び第2の論理回路1,2の出力をイコ
ライズしない場合の出力データ信号D1は、図7に示す
ように、イコライズした場合の出力データ信号D2より
△Tの時間だけ遅く変化する。従って、以上のようにア
ドレス変化検出ディレイ信号ATDDを使用して第1及
び第2の論理回路1,2の出力をイコライズをすること
は、該半導体メモリのアクセスタイムの高速化という点
で有効である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されているので、タイミングの変化
を速くするためにバッファ回路の第1及び第2の入力ノ
ード18,19をアドレス変化検出ディレイ信号ATD
Dのようなトリガパルスでイコライズしているが、該ト
リガパルスでバッファ回路の入力をイコライズしている
期間中、バッファ回路を構成する第1及び第2の出力用
トランジスタ4,5のゲート電極に第1の電源ノード2
0と第2の電源ノード21との中間の電位が印加され、
これによりバッファ回路を構成する第1及び第2の出力
用トランジスタ4,5は両者とも導通状態となり、該2
つのトランジスタを貫通して電源配線やGND配線に大
きな貫通電流Iが流れるなど、半導体集積回路の低消費
電力化に対して大きな問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、バッファ回路の第1及び第2の
入力ノードをイコライズして、バッファ回路のタイミン
グ変化を速くし、しかも、イコライズ期間中にバッファ
回路を構成するトランジスタを貫通する電流をなくし
た、低消費電力で、かつ、アクセスタイムが高速のバッ
ファ回路を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、第1の電源ノードと出力ノードとの間に接続
されその制御電極が第1の入力ノードに接続される第1
の出力用トランジスタと、前記出力ノードと第2の電源
ノードとの間に接続されその制御電極が第2の入力ノー
ドに接続される第2の出力用トランジスタと、前記第1
及び第2の入力ノード間に接続され第1の制御信号を受
けて該第1の制御信号に基づいて前記第1及び第2の入
力ノード間を導通または非導通状態となすイコライズ手
段と、前記第1及び第2の出力用トランジスタの間に接
続される前記第1及び第2の出力用トランジスタに対し
て直列に接続され、前記第1の制御信号に同期した第2
の制御信号を受け前記イコライズ手段が導通状態となす
時に該第2の制御新語に基づいて前記第1及び第2の電
源ノード間を非導通状態となすスイッチング手段とを備
えたバッファ回路を有するものである。
【0016】
【作用】この発明における半導体集積回路は、イコライ
ズ手段を制御する第1の制御信号と同期した第2の制御
信号により制御されるスイッチング手段によりバッファ
回路を構成するトランジスタの貫通電流の流れる経路を
遮断するようにしたので、半導体集積回路のアクセスタ
イムを速くすることができるとともに、貫通電流を低減
することができる。
【0017】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による半導体集積回路
の出力バッファ回路の構造を示すブロック図であり、図
において、図6と同一符号は同一または相当部分を示
す。図において、11は遅延回路10より出力される第
1の制御信号であるアドレス変化検出ディレイ信号AT
DDを入力とし、この第1の制御信号に同期した第2の
制御信号である上記ATDDの反転信号/ATDDを出
力するインバータからなる信号反転手段、12は第1及
び第2の出力用トランジスタ4,5に対して直列に接続
されたスイッチング用トランジスタで、この実施例1に
おいては第1の出力用トランジスタ4のソースと第2の
出力用トランジスタ5のドレインに接続されたNMOS
トランジスタであり、その動作はゲート電極に入力され
る/アドレス変化検出ディレイ信号(/ATDD)で制
御され、イコライズ手段であるイコライズ用トランジス
タ3が第1及び第2の入力ノード18,19を導通状態
となす時に第1及び第2の電源ノード(電源電位)2
0,21間を非導通状態となし、イコライズ用トランジ
スタ3が第1及び第2の入力ノード18,19を非導通
状態となす時に第1及び第2の電源ノード20,21を
導通状態となす。また、該スイッチング用トランジスタ
12のドレインはデータ出力端子(出力ノード)6と接
続されており、該スイッチング用トランジスタ12が導
通状態の時のみ、データ出力端子6と第2の電源ノード
21(GND)が導通する可能性があり、それ以外の場
合はデータ出力端子6と第2の電源ノード21(GN
D)間は遮断されている。
【0018】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施例1による半導体集積回路の出力バッファ回路
の動作を示すタイミング図であり、図中、図1と同符号
は同一又は相当する部分を示す。まず、出力制御回路8
からの出力が“H”の状態、つまりセンスアンプ7から
の出力をデータ出力端子6に伝達しない状態について説
明する。この状態では、従来例と同様に、第1及び第2
の入力ノード18,19はともに“L”であるため、第
1及び第2の出力用トランジスタ4,5ともに非導通状
態であり、データ出力端子6はハイインピーダンス状態
になり、出力データ信号D2は出力されない。
【0019】次に、出力制御回路8からの出力が“L”
の状態、つまりセンスアンプ7に検知,増幅されたメモ
リセルからのデータをデータ出力端子6に出力する状態
について説明する。この状態で、半導体記憶装置に入力
されるアドレス信号aが変化した時、この変化はアドレ
ス変化検出回路9により検知され、発生したアドレス変
化検出信号ATDが遅延回路10により遅延され、該遅
延回路10より出力された第1の制御信号となるアドレ
ス変化検出ディレイ信号ATDDがイコライズ用トラン
ジスタ3のゲート電極に入力されることにより、第1及
び第2の論理回路1,2の出力、つまり出力バッファ回
路の第1及び第2の入力ノードがイコライズされ、
“H”でも“L”でもない中間の電位になる。この状態
は、図2に示すt1 からt2 までの部分にて示されてい
る。この状態の時、スイッチング用トランジスタ12の
ゲート電極には第2の制御信号であるアドレス変化検出
ディレイ信号ATDDの反転信号/ATDDが入力され
てスイッチング用トランジスタ12は非導通状態となっ
ていることにより、データ出力端子6より出力されて出
力データ信号D2を“H”に駆動するための第1の出力
用トランジスタ4と“L”に駆動するための第2の出力
用トランジスタ5とを結ぶ第1の電源ノード20から第
2の電源ノード21への経路を遮断しており、第1及び
第2の出力用トランジスタ4,5を介して第1の電源ノ
ード20から第2の電源ノード21への電流の貫通がな
くなり、電源配線やGND配線に貫通電流Iが流れるこ
とはない。
【0020】次に、図2に示すt の時点になると、アド
レス変化検出ディレイ信号ATDDが“L”となり、第
1及び第2の論理回路1,2の出力をイコライズするこ
とはなくなり、しかもアドレス変化検出ディレイ信号A
TDDの反転信号/ATDDが“H”となり、スイッチ
ング用トランジスタ12が導通状態となるので、センス
アンプ7の出力が“L”から“H”(あるいは“H”か
ら“L”)に変化するのに応じて、出力データ信号D2
は、中間レベルから“L”(あるいは中間レベルから
“H”)に変化する。
【0021】以上のように本実施例1では、データ出力
端子6を駆動するバッファ回路の第1及び第2の入力ノ
ード18,19がイコライズされて中間の電位になって
いる期間中、該バッファ回路を構成する電源側トランジ
スタである第1の出力用トランジスタ4とGND側トラ
ンジスタである第2の出力用トランジスタ5との間を、
スイッチング用トランジスタ12を非導通状態とするこ
とにより第1の電源ノード20と第2の電源ノード21
との経路を遮断している。その結果、アクセスタイムを
高速化したまま、バッファ回路を構成する第1及び第2
の出力用トランジスタ4,5が軽く導通状態となっても
第1の電源ノード20から第1及び第2の出力用トラン
ジスタ4,5を介して第2の電源ノード21へ至る経路
が遮断されて電源配線やGND配線に流れる貫通電流I
をなくすことができる。
【0022】実施例2.上記実施例1では、データ出力
端子6を駆動するトランジスタとして、第1及び第2の
出力用トランジスタ4,5の両者ともにNMOSトラン
ジスタを用いたものを示したが、第1の出力用トランジ
スタにPMOSトランジスタを用いてもよく、その一例
を図3に示す。
【0023】図3はこの発明の実施例2による半導体集
積回路のバッファ回路の構造を示すブロック図であり、
図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示
す。図において、13はセンスアンプ7及び出力制御回
路8の出力を入力とするNAND回路からなる第1の論
理回路、14はセンスアンプ7の出力及び出力制御回路
8の出力の反転信号を入力とするNOR回路からなる第
2の論理回路、15は第1の論理回路13からの出力が
ゲート電極に入力されるPMOSトランジスタからなる
第1の出力用トランジスタ、16はゲート電極に第2の
制御信号である第1の制御信号と同じアドレス変化検出
ディレイ信号ATDDが入力されるPMOSトランジス
タからなるスイッチング用トランジスタである。
【0024】PMOSトランジスタにて構成される第1
の出力用トランジスタ15及びスイッチング用トランジ
スタ16は上記実施例1で示したNMOSトランジスタ
にて構成される第1の出力用トランジスタ4及びスイッ
チング用トランジスタ12にそれぞれ対応するものであ
り、その動作も上記実施例1と同様にバッファ回路の第
1及び第2の入力ノード18,19を第1の制御信号で
あるアドレス変化検出ディレイ信号ATDDによりイコ
ライズ用トランジスタ3を駆動させてイコライズしてい
る期間中、同時に第2の制御信号となるアドレス変化検
出ディレイ信号ATDDによりバッファ回路を構成する
第1及び第2の出力用トランジスタ5,15を貫通して
流れる電流の経路をスイッチング用トランジスタ16を
非導通状態とさせて遮断することにより、バッファ回路
を構成する第1の出力用トランジスタ15と第2の出力
用トランジスタ5に流れる第1の電源ノード20から第
2の電源ノード21への貫通電流Iを失くしている。
【0025】実施例3.なお上記実施例1及び2では、
それぞれデータ出力端子6を“H”に駆動する第1の出
力用トランジスタとしてNMOSトランジスタ,PMO
Sトランジスタを用いたが、バイポーラトランジスタを
使用してもよく、その一例を図4,図5に示す。
【0026】図4はこの発明の実施例3による半導体集
積回路のバッファ回路の構造を示すブロック図であり、
図において図1及び図3と同一符号は同一または相当部
分を示す。図において、17はデータ出力端子6を
“H”に駆動するNPNバイポーラトランジスタからな
る第1の出力用トランジスタである。なお、第2の出力
用トランジスタ5のゲート電極に入力するデータ/D
は、第2の論理回路から出力された信号であり、第1の
出力用トランジスタ17のゲートに入力する第1の論理
回路から出力された信号であるデータDの反転データで
ある。ここでは、データ出力端子6を“H”に駆動する
第1の出力用トランジスタ17としてNPNバイポーラ
トランジスタを、バッファ回路に流れる貫通電流の経路
を遮断するスイッチングトランジスタ16であるトラン
ジスタとして、第2の制御信号である第1の制御信号と
同じアドレス変化検出ディレイ信号ATDDで制御され
るPMOSトランジスタを使用している。
【0027】実施例4.図5はこの発明の実施例4によ
る半導体集積回路のバッファ回路の構造を示すブロック
図であり、図3及び図4と同一符号は同一または相当部
分を示す。なお、第2の出力用トランジスタ5のゲート
電極に入力するデータ/Dは、第2の論理回路から出力
された信号であり、第1の出力用トランジスタ17のゲ
ートに入力する第1の論理回路から出力された信号であ
るデータDの反転データである。ここでは、データ出力
端子6を“H”に駆動する第1のトランジスタ17とし
てNPNバイポーラトランジスタを、バッファ回路に流
れる貫通電流Iの経路を遮断するスイッチング用トラン
ジスタ12としてアドレス変化検出ディレイ信号ATD
Dの反転パルスである/ATDDで制御されるNMOS
トランジスタを使用している。
【0028】以上、実施例2〜4においても、バッファ
回路の第1及び第2の入力ノード18,19がイコライ
ズ手段3によってイコライズされて中間の電位になって
いる期間中、該バッファ回路の第1の出力用トランジス
タと第2の出力用トランジスタとの間を、それらの間に
設けたスイッチ手段により遮断することにより、実施例
1と同様に半導体集積回路のアクセスタイムを高速化し
たまま、貫通電流Iも防ぐことができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る半導体集
積回路によれば、バッファ回路を構成するトランジスタ
の貫通電流が流れる経路を一時的に遮断するためのスイ
ッチング手段を、バッファ回路を構成する第1出力用ト
ランジスタと第2の出力用トランジスタと直列に第1の
電源ノードと第2の電源ノードとの間に設け、そのスイ
ッチング手段の制御を、第1及び第2の入力ノードをイ
コライズするためのイコライズ手段に与える第1の制御
信号と同期した第2の制御信号で行ったので、半導体集
積回路のアクセスタイムを速くすると同時に、貫通電流
を防いで消費電力を小さくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による半導体集積回路にお
ける出力バッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による半導体集積回路にお
ける出力バッファ回路の動作を示すタイミング図であ
る。
【図3】この発明の実施例2による半導体集積回路にお
ける出力バッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例3による半導体集積回路にお
ける出力バッファ回路の構造を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例4による半導体集積回路にお
ける出力バッファ回路の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の半導体集積回路における出力バッファ回
路の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の半導体集積回路における出力バッファ回
路の動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】 1 第1の論理回路 2 第2の論理回路 3 イコライズ用トランジスタ 4 第1の出力用トランジスタ 5 第2の出力用トランジスタ 6 データ出力端子 7 センスアンプ 8 出力制御回路 9 アドレス変化検出回路 10 遅延回路 11 信号反転手段 12 スイッチング用トランジスタ 13 第1の論理回路 14 第2の論理回路 15 第1の出力用トランジスタ 16 スイッチング用トランジスタ 17 第1の出力用トランジスタ 18 第1の入力ノード 19 第2の入力ノード 20 第1の電源ノード 21 第2の電源ノード ATD アドレス変化検出信号 ATDD アドレス変化検出ディレイ信号(第1の
制御信号) /ATDD アドレス変化検出ディレイ信号の反転信
号(第2の制御信号) D2 出力データ信号 I 貫通電流
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路におけ
るバッファ回路に係り、特に、スタティックRAMの出
力バッファ回路などに用いられるバッファ回路におい
て、低消費電力でかつ高速アクセスを可能にした半導体
集積回路に関するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】3は制御電極であるゲート電極に遅延回路
10の出力を、一対のソース/ドレイン電極に第1,第
2の論理回路1,2の出力(該バッファ回路における第
1及び第2の入力ノード18,19)を接続して、該第
1及び第2の入力ノード18,19の電位をイコライズ
するNMOSトランジスタからなるイコライズ用トラン
ジスタ、4は第1の論理回路1からの出力が制御電極で
あるゲート電極に入力され、第1の電源ノード20とデ
ータ出力端子6との間に接続されたNMOSトランジス
タからなる第1の出力用トランジスタ、5は第2の論理
回路2からの入力が制御電極であるゲート電極に入力さ
れ、データ出力端子6と第2の電源ノード21との間に
接続されたNMOSトランジスタからなる第2の出力用
トランジスタで、該第2の出力用トランジスタ5と上記
イコライズ用トランジスタと第1の出力用トランジス
タ4とで出力バッファ回路を構成しており、第1及び第
2の出力用トランジスタ4,5のオン・オフ状態によ
り、データ出力端子6に出力データ信号D2を出力する
とともに、該データ出力端子6をハイインピーダンス状
態にする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、第1の電源ノードと出力ノードとの間に接続
されその制御電極が第1の入力ノードに接続される第1
の出力用トランジスタと、前記出力ノードと第2の電源
ノードとの間に接続されその制御電極が第2の入力ノー
ドに接続される第2の出力用トランジスタと、前記第1
及び第2の入力ノード間に接続され第1の制御信号を受
けて該第1の制御信号に基づいて前記第1及び第2の入
力ノード間を導通または非導通状態となすイコライズ手
段と、前記第1及び第2の出力用トランジスタの間に接
続される前記第1及び第2の出力用トランジスタに対し
て直列に接続され、前記第1の制御信号に同期した第2
の制御信号を受け前記イコライズ手段が導通状態となす
時に該第2の制御信号に基づいて前記第1及び第2の電
源ノード間を非導通状態となすスイッチング手段とを備
えたバッファ回路を有するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】次に、図2に示す2 の時点になると、ア
ドレス変化検出ディレイ信号ATDDが“L”となり、
第1及び第2の論理回路1,2の出力をイコライズする
ことはなくなり、しかもアドレス変化検出ディレイ信号
ATDDの反転信号/ATDDが“H”となり、スイッ
チング用トランジスタ12が導通状態となるので、セン
スアンプ7の出力が“L”から“H”(あるいは“H”
から“L”)に変化するのに応じて、出力データ信号D
2は、中間レベルから“L”(あるいは中間レベルから
“H”)に変化する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】以上のように本実施例1では、データ出力
端子6を駆動するバッファ回路の第1及び第2の入力ノ
ード18,19がイコライズされて中間の電位になって
いる期間中、該バッファ回路を構成する電源側トランジ
スタである第1の出力用トランジスタ4とGND側トラ
ンジスタである第2の出力用トランジスタ5との間を、
スイッチング用トランジスタ12を非導通状態とするこ
とにより第1の電源ノード20と第2の電源ノード21
との経路を遮断している。その結果、バッファ回路の第
1及び第2の入力ノード18,19がイコライズされて
中間電位になって、バッファ回路を構成する第1及び第
2の出力用トランジスタ4,5が導通状態となっても第
1の電源ノード20から第1及び第2の出力用トランジ
スタ4,5を介して第2の電源ノード21へ至る経路が
遮断されて電源配線やGND配線に流れる貫通電流Iを
なくすことができるので、低消費電力でかつ高速アクセ
スが可能になる
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る半導体集
積回路によれば、バッファ回路を構成するトランジスタ
の貫通電流が流れる経路を一時的に遮断するためのスイ
ッチング手段を、バッファ回路を構成する第1出力用
トランジスタと第2の出力用トランジスタと直列に第1
の電源ノードと第2の電源ノードとの間に設け、そのス
イッチング手段の制御を、第1及び第2の入力ノードを
イコライズするためのイコライズ手段に与える第1の制
御信号と同期した第2の制御信号で行ったので、半導体
集積回路のアクセスタイムを速くすると同時に、貫通電
流を防いで消費電力を小さくできるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/16 L 9184−5J 19/0175 19/0948 7015−5J H03K 19/094 B 9184−5J 17/56 F (72)発明者 岡本 泰之 兵庫県伊丹市荻野1丁目132番地 大王電 機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源ノードと出力ノードとの間に
    接続され、その制御電極が第1の入力ノードに接続され
    る第1の出力用トランジスタと、 前記出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続され、
    その制御電極が第2の入力ノードに接続される第2の出
    力用トランジスタと、 前記第1及び第2の入力ノード間に接続され、第1の制
    御信号を受けて該第1の制御信号に基づいて前記第1及
    び第2の入力ノード間を導通または非導通状態となすイ
    コライズ手段と、 前記第1及び第2の出力用トランジスタの間に接続され
    る前記第1及び第2の出力用トランジスタに対して直列
    に接続され、前記第1の制御信号に同期した第2の制御
    信号を受け、前記イコライズ手段が導通状態となす時に
    該第2の制御新語に基づいて前記第1及び第2の電源ノ
    ード間を非導通状態となすスイッチング手段とを備えた
    バッファ回路を有する半導体集積回路。
JP3360111A 1991-12-27 1991-12-27 半導体集積回路 Pending JPH05182469A (ja)

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