JPH0518201A - スクロール流体機械 - Google Patents

スクロール流体機械

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Publication number
JPH0518201A
JPH0518201A JP16689591A JP16689591A JPH0518201A JP H0518201 A JPH0518201 A JP H0518201A JP 16689591 A JP16689591 A JP 16689591A JP 16689591 A JP16689591 A JP 16689591A JP H0518201 A JPH0518201 A JP H0518201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
valve
spring
discharge port
base plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP16689591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
浩史 中島
Tadashi Kimura
正 木村
Atsushi Osada
淳 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0518201A publication Critical patent/JPH0518201A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール圧縮機において、ばね及び弁受け
の回動による異常摩耗をなくし、ばねや弁受けの破損の
防止及び弁のばたつきによる異常音を防止する。 【構成】 ばね 122の一端を接線方向に伸長させた伸長
部122aの先端部122bとコイル中心との距離をa、筒体部
114の内半径をRとした時、a>Rなる関係とし、上記
伸長部122aを上記筒体部内壁に付勢した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば冷凍装置や空
気調和装置などに用いられるスクロール流体機械に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図9ないし図10は例えば特開昭63− 800
89号公報に開示されている従来の全系回転形のスクロー
ル流体機械を示すもので、図において、1は上部に配設
され、第1のスクロールを構成した駆動スクロールで、
台板部1bの下面に渦巻突起体1aが設けられ、軸中心O1
に吐出口1cが設けられ、上方に駆動軸1fが一体に、又は
固着により出されている。1dは後述する弁24を介して吐
出口1cに連通する軸方向の連通口を構成する排気経路、
1eは半径方向にあけられた複数の吐出穴、2は下方に配
設され、第2のスクロールを構成した従動スクロール
で、台板部2bの上面に設けられた渦巻突起体2aが渦巻突
起体1aに組合され、下部にボス部2cが設けられている。
3は吸気口3aを有する第1の容器を構成する円筒状の容
器、3bはその吸入室、3cはこの容器3の下端に設けられ
た軸受ハウジングで、軸受部5,6を介し上記従動スク
ロール2のボス部2cを支持している。
【0003】24は吐出口1cに設けられた弁で、ばね25に
より逆止されている。26は吐出口1c内に固定され、ばね
25を支持する弁受け、27はばね25を受ける座金、28は弁
24の弁座で、Oリング29によりシールされ、スナップリ
ング30により抜け止めされている。31は容器3内に封入
された油である。
【0004】次に動作について説明する。モータ21を回
転すると、駆動スクロール1は軸中心O1 を中心として
回転され、その渦巻突起体1aに渦巻突起体2aが接触した
従動スクロール2が軸中心O2 を中心として追従して回
転される。双方のスクロール1,2の回転により、気体
の吸入、圧縮、吐出しが行われる。
【0005】従って、上記スクロール1,2の回転によ
り、吸入口3aから気体が吸入され、吸入室3bに吸引さ
れ、圧縮室Aに入る。圧縮室Aに入った気体は、圧縮室
Aが中心側に移動することにより、気体の圧縮作用が行
われ、吐出口1cから吐出する。
【0006】また、弁24は圧縮室A内より圧縮吐出され
た気体および油が大気圧室7bより圧縮室A内へ逆戻りす
ることを防止する役目をしている。この弁24の位置は吐
出口1cに設けるのが望ましい。なお、弁24はばね25で逆
止され、弁座28で位置決めされている。また弁受け26は
中央に穴があり、この穴を経て排気経路1dに至る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール流体
機械は以上のように構成されているので、弁の開閉に伴
ってばね25は伸縮するだけでなく回転し、さらに弁24も
回動するため回転運動により接触部分が異常摩耗を起こ
し、ばね25の破損や弁24の動作不良等が発生し、またば
ね25が弁24を吐出口1cに押圧できなくなり、弁のばたつ
きによる騒音の原因となり、さらに逆止弁の効果も得ら
れなくなっていた。
【0008】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたものでばねや弁受け、弁等の異常摩耗や破損な
どを防止できるとともに信頼性の高い低騒音スクロール
流体機械を得る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロー
ル流体機械は、台板部下面に渦巻突起体が設けられ、台
板部中心に吐出口が設けられた第1のスクロールと、台
板部上面に渦巻突起体が設けられ、上記第1のスクロー
ルと組合されて圧縮室を構成する第2のスクロールと、
上記第1のスクロールの吐出口に設けられ作動流体の圧
力差により開閉する弁機構と、上記第1のスクロール台
板部から突出し、上記吐出口と弁機構の周囲を覆う筒体
部とを備え、弁機構は作動流体の逆流を防止する逆止弁
と、この逆止弁を押圧して吐出口を閉止するばねと、逆
止弁およびばねの動きを規制する弁受けとを備えたスク
ロール圧縮機において、上記ばねは、円形圧縮コイルば
ねであって、巻始めか巻終りの少くとも一端をコイル状
部から外方向に伸長させ、該伸長部先端とコイル中心と
の距離a、上記筒体部の内半径をRとした時a>Rとな
るようにし、上記コイルの伸長部を上記筒体部の内面に
押圧して上記コイルばねが回動しないようにした。
【0010】
【作用】この発明におけるスクロール流体機械は、ばね
の巻き始めか巻き終りの少くとも一端をコイル状部から
外方向に伸長させ、該伸長部先端とコイル中心との距離
をa、筒体部内半径をRとした時、a>Rとなるように
して上記コイルの伸長部を上記筒体部の内面に押圧した
ので、上記コイルばねが回動しなくなり、回動による接
触部分の異常摩耗がなくなる。従ってばねの破損や弁の
動作不良も防止でき、また、弁のばたつきによる騒音の
問題もなくなる。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1はこの発明によるスクロール流体機械の
全体の縦断面図を示すもので、 101は台板部101aの下面
に渦巻突起部101bを設けた第1のスクロール、 102は台
板部102aの上面に渦巻突起部102bを設けた第2のスクロ
ールで、102cはこの第2のスクロール 102の台板部102a
の中心部に下方へ向かって突出している軸部、 103は上
記第1のスクロール101と第2のスクロール 102の外周
部に形成された吸入口、 104は第1のスクロール 101の
台板部101aの中心に設けられた吐出口、 105は上記両ス
クロール 101, 102の渦巻突起部101b,102b間に形成さ
れる渦巻状の圧縮室、 106は主軸で、上端部の大径部10
6aに偏心孔106bが設けられている。
【0012】107はこの偏心孔106bに配設され、上記軸
部102cを半径方向に支持する軸受、108, 109は主軸 10
6を回転駆動する電動機のロータとステータ、 110は主
軸 106が回転駆動したとき第2のスクロール 102が回転
しないように公転運動をさせるためのオルダム継手、 1
11は上記したスクロール機構部と電動機構部を収容する
密閉容器、 112はこの密閉容器 111に取付けた吸入管で
ある。
【0013】114は第1のスクロール 101の台板部101a
から吐出口 104を囲むように上方へ突出する筒体部、 1
15は上部が密閉容器 111の上壁に結合され下部が上記筒
体部114と嵌合して吐出室 116を形成する吐出室カバ
ー、 117はこの吐出室カバー 115に取付けられ外部と連
通する吐出管、 118は上記筒体部 114と吐出室カバー 1
15との間を気密にするシール材、 119は上記第1のスク
ロール 101の吐出口 104に設けられた弁座、 120はこの
弁座 119を開閉する逆止弁で、図4、図5に示すように
弁部120aと軸部120bとから構成されている。
【0014】121はこの逆止弁 120の開放量を規制する
弁受けであって、図6、図7に示すように逆止弁 120側
に向って徐々に細くなる円錐台状の筒部121aと、この筒
部121aの先端部をなす弁受面121bと、等分に配された3
つの足部121cと、上記逆止弁120の軸部120bが嵌合する
軸受部121dとから構成されている。122は上記弁受け121
の筒部121aに一端が装着され、前記逆止弁 120を前記弁
座 119へ付勢するばねで、図2、図3に示すように122a
は一方の端部をコイル中心円に対して接線方向に伸長さ
せた伸長部、122bは該伸長部122aの先端部であり、コイ
ル中心との距離aが上記筒体部 114の内半径Rに対して
a>Rとなるように設定されており、図8のように上記
筒体部 114の内周壁に付勢されている。また 123は弁受
け 121の上動を規制する止め輪、 124は油溜めである。
【0015】次に動作について説明する。ロータ 108が
回転すると主軸 106も回転し、オルダム継手 110を介し
て第2のスクロール102が公転運動する。これにより両
スクロールの渦巻突起部101b,102b間の圧縮室 105に外
周側の吸入口 103から吸入されたガスが次第に圧縮され
ながら中心側の吐出口 104から吐出される。そして、こ
の吐出ガスは逆止弁 120をばね 122の力に抗して押し上
げ、通路114a,吐出室116を経て吐出管 117から吐出さ
れる。この際、逆止弁 120は軸部120bが弁受け121の軸
受部121dと嵌合しているためその動きを軸線方向にのみ
規制されているので傾いて作動することがない。また、
ばね 122はその伸長部122aが上記弁受け 121の足部121c
と足部121cの間を通って上記筒体部 114の内壁に付勢さ
れているので、ばね 122は回動できず、また弁受け 121
も上記ばね 122の伸長部122aが足部121cと干渉するため
回動できない。従って、ばねおよび弁受けの回動による
異常摩耗がなくなり、ばねや弁受けの破損が防止できる
ので、逆止弁 120の付勢力も失われないため弁のばたつ
きによる騒音の発生も防止できる。
【0016】尚、上記一実施例におけるスクロール圧縮
機のばね部材 122の伸長部122aは、接線方向でなくても
よく、先端部122bとコイル中心との距離aがa>Rの関
係であれば前記筒体部 114の内壁に付勢できるので、同
様の効果が得られるのは言うまでもないことである。ま
た、上記筒体部 114の内壁に軸線方向に切欠きや溝を設
けて上記ばね 122の伸長部122aの先端部122bを上記切欠
きや溝にひっかけることによってもばねや弁受けの回動
は防止でき、同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
圧縮機コイルばねの一端部をコイル状部から外方向へ伸
長させ、該伸長部を筒体部内壁に付勢したので、ばね及
び弁受けの回動による異常摩耗がなくなり、ばねや弁受
けの破損が防止でき、さらには弁のばたつきによる騒音
の発生も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるスクロール流体機
械の縦断面図である。
【図2】円形圧縮コイルばねの上面図である。
【図3】円形圧縮コイルばねの側断面図である。
【図4】逆止弁の側断面図である。
【図5】逆止弁の下面図である。
【図6】弁受けの側断面図である。
【図7】弁受けの底面図である。
【図8】この発明の要部断面図である。
【図9】従来のスクロール流体機械の断面図である。
【図10】従来の弁機構付近の拡大断面図である。
【符号の説明】
101 第1のスクロール 101a 台板部 101b 渦巻突起部 102 第2のスクロール 102a 台板部 102b 渦巻突起部 104 吐出口 105 圧縮室 114 筒体部 120 逆止弁 120a 弁部 120b 軸部 121 弁受け 121a 円錐台状の筒部 121b 弁受面 121c 足部 121d 軸受部 122 円形圧縮コイルばね 122a 伸長部 122b 先端部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 台板部下面に渦巻突起体が設けられ、台
    板部中心に吐出口が設けられた第1のスクロールと、台
    板部上面に渦巻突起体が設けられ、上記第1のスクロー
    ルと組合されて圧縮室を構成する第2のスクロールと、
    上記第1のスクロールの吐出口に設けられ作動流体の圧
    力差により開閉する弁機構と、上記第1のスクロール台
    板部から突出し、上記吐出口と弁機構の周囲を覆う筒体
    部とを備え、弁機構は作動流体の逆流を防止する逆止弁
    と、この逆止弁を押圧して吐出口を閉止するばねと、逆
    止弁およびばねの動きを規制する弁受けとを備えたスク
    ロール圧縮機において、上記ばねは円形圧縮コイルばね
    であって、巻始めか巻終りの少くとも一端をコイル状部
    から外方向に伸長させ、該伸長部先端とコイル中心との
    距離をa、上記筒体部の内半径をRとした時、a>Rと
    なるようにし、上記伸長部先端を上記筒体部内周壁に当
    接したことを特徴とするスクロール流体機械。
JP16689591A 1991-07-08 1991-07-08 スクロール流体機械 Pending JPH0518201A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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