JPH05263775A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH05263775A JPH05263775A JP6364492A JP6364492A JPH05263775A JP H05263775 A JPH05263775 A JP H05263775A JP 6364492 A JP6364492 A JP 6364492A JP 6364492 A JP6364492 A JP 6364492A JP H05263775 A JPH05263775 A JP H05263775A
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- JP
- Japan
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- groove
- fixed scroll
- suction passage
- suction
- scroll
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
- F04C29/124—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps
- F04C29/126—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2270/00—Control; Monitoring or safety arrangements
- F04C2270/70—Safety, emergency conditions or requirements
- F04C2270/72—Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸入ガス過熱を小さくできて能力低下を抑え
ることができながら、運転停止時の逆流を防止でき、し
かも、吸入管の吸入通路への接続が容易にできるように
すること。 【構成】 固定スクロール２のラップ溝２２の終端外方
に、前記固定スクロール２の半径方向外方に開口する吸
入通路２４を設け、この吸入通路２４の内側に逆止弁７
を内装して、吸入管１０を、ケーシング１の高温雰囲気
を横断させることなく、外周部がケーシング１に固定さ
れる固定スクロールの外周部から吸入通路２４に接続で
きて、吸入ガス過熱を小さくできながら運転停止時の逆
流を防止でき、吸入管１０の吸入通路２４への接続も容
易にできるようにした。
ることができながら、運転停止時の逆流を防止でき、し
かも、吸入管の吸入通路への接続が容易にできるように
すること。 【構成】 固定スクロール２のラップ溝２２の終端外方
に、前記固定スクロール２の半径方向外方に開口する吸
入通路２４を設け、この吸入通路２４の内側に逆止弁７
を内装して、吸入管１０を、ケーシング１の高温雰囲気
を横断させることなく、外周部がケーシング１に固定さ
れる固定スクロールの外周部から吸入通路２４に接続で
きて、吸入ガス過熱を小さくできながら運転停止時の逆
流を防止でき、吸入管１０の吸入通路２４への接続も容
易にできるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は主として冷凍装置に使用
するスクロール圧縮機、詳しくは、固定スクロールに吸
入通路を設け、この吸入通路に逆止弁を内装したスクロ
ール圧縮機に関する。
するスクロール圧縮機、詳しくは、固定スクロールに吸
入通路を設け、この吸入通路に逆止弁を内装したスクロ
ール圧縮機に関する。
【０００２】
【従来技術】従来、固定スクロールに設ける吸入通路に
逆止弁を内装して成るスクロール圧縮機は、特公平１ー
３４３１２号公報に示されている。この従来の圧縮機
は、図９に示すごとくラップ溝Ａと、該ラップ溝Ａに連
通する吐出口Ｂとをもつ固定スクロールＣと、前記ラッ
プ溝Ａに嵌合するラップＥをもち、前記固定スクロール
Ｃに対し旋回運動する可動スクロールＦとを備え、これ
ら各スクロールＣ、Ｆを密閉ケーシングＧに内装して、
このケーシングＧの一端側壁と前記固定スクロールＣと
の間に、前記吐出口Ｂと連通する高圧チャンバーＩを形
成する一方、前記固定スクロールＣのラップ溝終端外方
に、固定スクロールＣの厚さ方向に延びる吸入通路Ｊを
設け、この吸入通路Ｊに、運転時に開き、運転停止時に
閉じる円板状の逆止弁Ｋと該逆止弁Ｋを閉方向に付勢す
るスプリングＬとを内装すると共に、前記ケーシングＧ
の天壁に、該天壁から前記高圧チャンバーＩに突入し、
該高圧チャンバーＩを横断する吸入管Ｍを設けて、該吸
入管Ｍを前記吸入通路Ｊに連通させ、運転停止時、圧縮
後の高圧ガスが各スクロールＣ、Ｆの渦巻中心側から外
周側の前記吸入通路Ｊを経て吸入管Ｍ側に逆流するのを
防止するようにしている。
逆止弁を内装して成るスクロール圧縮機は、特公平１ー
３４３１２号公報に示されている。この従来の圧縮機
は、図９に示すごとくラップ溝Ａと、該ラップ溝Ａに連
通する吐出口Ｂとをもつ固定スクロールＣと、前記ラッ
プ溝Ａに嵌合するラップＥをもち、前記固定スクロール
Ｃに対し旋回運動する可動スクロールＦとを備え、これ
ら各スクロールＣ、Ｆを密閉ケーシングＧに内装して、
このケーシングＧの一端側壁と前記固定スクロールＣと
の間に、前記吐出口Ｂと連通する高圧チャンバーＩを形
成する一方、前記固定スクロールＣのラップ溝終端外方
に、固定スクロールＣの厚さ方向に延びる吸入通路Ｊを
設け、この吸入通路Ｊに、運転時に開き、運転停止時に
閉じる円板状の逆止弁Ｋと該逆止弁Ｋを閉方向に付勢す
るスプリングＬとを内装すると共に、前記ケーシングＧ
の天壁に、該天壁から前記高圧チャンバーＩに突入し、
該高圧チャンバーＩを横断する吸入管Ｍを設けて、該吸
入管Ｍを前記吸入通路Ｊに連通させ、運転停止時、圧縮
後の高圧ガスが各スクロールＣ、Ｆの渦巻中心側から外
周側の前記吸入通路Ｊを経て吸入管Ｍ側に逆流するのを
防止するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
圧縮機は、以上のように、固定スクロールＣの厚さ方向
に吸入通路Ｊを設けて、この吸入通路Ｊに、前記高圧チ
ャンバーＩの高温雰囲気内を横断する吸入管Ｍを接続し
ているため、この吸入管Ｍが前記高圧チャンバーＩの雰
囲気温度により加熱され、吸入管Ｍから吸入通路Ｊを経
て前記各スクロールＣ、Ｆ間の圧縮室に吸入される吸入
ガスが過熱されて膨張することになり、この吸入過熱に
より、容積効率が低下し、能力低下を引き起こす問題が
あった。また、前記吸入管Ｍは、前記ケーシングＧの天
壁から高圧チャンバーＩに突入させ、該高圧チャンバー
Ｉを横断して吸入通路Ｊに接続させることになるから、
この吸入管Ｍの吸入通路Ｊへの接続も行いにくくなり、
それだけ組付け作業性が悪くてコスト高となる問題もあ
った。
圧縮機は、以上のように、固定スクロールＣの厚さ方向
に吸入通路Ｊを設けて、この吸入通路Ｊに、前記高圧チ
ャンバーＩの高温雰囲気内を横断する吸入管Ｍを接続し
ているため、この吸入管Ｍが前記高圧チャンバーＩの雰
囲気温度により加熱され、吸入管Ｍから吸入通路Ｊを経
て前記各スクロールＣ、Ｆ間の圧縮室に吸入される吸入
ガスが過熱されて膨張することになり、この吸入過熱に
より、容積効率が低下し、能力低下を引き起こす問題が
あった。また、前記吸入管Ｍは、前記ケーシングＧの天
壁から高圧チャンバーＩに突入させ、該高圧チャンバー
Ｉを横断して吸入通路Ｊに接続させることになるから、
この吸入管Ｍの吸入通路Ｊへの接続も行いにくくなり、
それだけ組付け作業性が悪くてコスト高となる問題もあ
った。
【０００４】本発明は以上の問題点に鑑み発明したもの
で、目的は、吸入ガス過熱を小さくでき、能力低下を抑
えることができながら、運転停止時の逆流を防止でき、
しかも、吸入管の吸入通路への接続も容易にできるよう
にする点にある。
で、目的は、吸入ガス過熱を小さくでき、能力低下を抑
えることができながら、運転停止時の逆流を防止でき、
しかも、吸入管の吸入通路への接続も容易にできるよう
にする点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明は、ラ
ップ溝２２と、該ラップ溝２２に連通する吐出口２３と
をもつ固定スクロール２と、前記ラップ溝２２に嵌合す
るラップ３２をもち、前記固定スクロール２に対し旋回
運動する可動スクロール３とを備え、これら各スクロー
ル２、３を密閉ケーシング１に内装すると共に、前記固
定スクロール２と可動スクロール３との間に該可動スク
ロール３の旋回範囲内に位置する吸入チャンバー６を設
け、該吸入チャンバー６に吸入管１０を連通させたスク
ロール圧縮機であって、前記固定スクロール２のラップ
溝終端外方に、前記固定スクロール２の外周方向に延
び、外側が前記固定スクロール２の外周部に開口する吸
入通路２４を設けて、該吸入通路２４の内側にスプリン
グ８を備えた逆止弁７を内装する一方、前記ラップ溝２
２の終端側と前記吸入通路２４の内側との間に、前記ラ
ップ溝２２から延びる連通溝２５を形成すると共に、こ
の連通溝２５における前記吸入通路２４の開口長さを、
前記逆止弁７の弁直径より小さくしたのである。
ップ溝２２と、該ラップ溝２２に連通する吐出口２３と
をもつ固定スクロール２と、前記ラップ溝２２に嵌合す
るラップ３２をもち、前記固定スクロール２に対し旋回
運動する可動スクロール３とを備え、これら各スクロー
ル２、３を密閉ケーシング１に内装すると共に、前記固
定スクロール２と可動スクロール３との間に該可動スク
ロール３の旋回範囲内に位置する吸入チャンバー６を設
け、該吸入チャンバー６に吸入管１０を連通させたスク
ロール圧縮機であって、前記固定スクロール２のラップ
溝終端外方に、前記固定スクロール２の外周方向に延
び、外側が前記固定スクロール２の外周部に開口する吸
入通路２４を設けて、該吸入通路２４の内側にスプリン
グ８を備えた逆止弁７を内装する一方、前記ラップ溝２
２の終端側と前記吸入通路２４の内側との間に、前記ラ
ップ溝２２から延びる連通溝２５を形成すると共に、こ
の連通溝２５における前記吸入通路２４の開口長さを、
前記逆止弁７の弁直径より小さくしたのである。
【０００６】また、前記連通溝２５における溝底部２５
ｂを、ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２の厚
さ方向に突出させるのが好ましい。
ｂを、ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２の厚
さ方向に突出させるのが好ましい。
【０００７】
【作用】固定スクロール２のラップ溝終端外方に、前記
固定スクロール２の外周方向に延びる吸入通路２４を設
けたから、吸入管１０を、ケーシング１内の高圧雰囲気
を横断させることなく、外周部が前記ケーシングに固定
される固定スクロール２の外周部から前記吸入通路２４
に接続することができる。従って、この吸入管１０が、
ケーシング１内の高温雰囲気温度により加熱されるのを
回避できるから、圧縮室に吸入される吸入ガスの過熱を
小さくでき、能力低下を抑えることができるのであり、
しかも、運転停止時には、前記吸入通路２４の内側に内
装する逆止弁７が閉動作して冷媒ガスの逆流を防止でき
るのである。
固定スクロール２の外周方向に延びる吸入通路２４を設
けたから、吸入管１０を、ケーシング１内の高圧雰囲気
を横断させることなく、外周部が前記ケーシングに固定
される固定スクロール２の外周部から前記吸入通路２４
に接続することができる。従って、この吸入管１０が、
ケーシング１内の高温雰囲気温度により加熱されるのを
回避できるから、圧縮室に吸入される吸入ガスの過熱を
小さくでき、能力低下を抑えることができるのであり、
しかも、運転停止時には、前記吸入通路２４の内側に内
装する逆止弁７が閉動作して冷媒ガスの逆流を防止でき
るのである。
【０００８】また、前記吸入管１０は、外周部が前記ケ
ーシングに固定される固定スクロール２の外周部から前
記吸入通路２４に接続できるから、この吸入管１０の吸
入通路２４への接続も容易にできるのである。
ーシングに固定される固定スクロール２の外周部から前
記吸入通路２４に接続できるから、この吸入管１０の吸
入通路２４への接続も容易にできるのである。
【０００９】また、前記ラップ溝２２の終端側と前記吸
入通路２４の内側との間に、前記ラップ溝２２から延び
る連通溝２５を形成し、この連通溝２５における前記吸
入通路２４の開口長さを、逆止弁７の弁直径より小さく
しているから、特別のガイド部材を設けることなく前記
逆止弁７の吸入通路２４からの飛び出しを防止できるの
であり、しかも、前記吸入通路２４は、前記逆止弁７が
吸入通路２４から飛び出さない範囲内で連通溝２５に大
きく開口させることができるから、吸入ガス流体の流通
抵抗を小さくでき、この流通抵抗による能力低下を小さ
くできるのである。
入通路２４の内側との間に、前記ラップ溝２２から延び
る連通溝２５を形成し、この連通溝２５における前記吸
入通路２４の開口長さを、逆止弁７の弁直径より小さく
しているから、特別のガイド部材を設けることなく前記
逆止弁７の吸入通路２４からの飛び出しを防止できるの
であり、しかも、前記吸入通路２４は、前記逆止弁７が
吸入通路２４から飛び出さない範囲内で連通溝２５に大
きく開口させることができるから、吸入ガス流体の流通
抵抗を小さくでき、この流通抵抗による能力低下を小さ
くできるのである。
【００１０】また、前記連通溝２５における溝底部２５
ｂを、前記ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２
の厚さ方向に突出させることにより、前記吸入通路２４
を前記溝底部２５ｂにのみ開口させて前記開口長さを得
ることができるので、この吸入通路２４を固定スクロー
ル２の背面から離反する側に配置できて、固定スクロー
ル２の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを短
縮できるし、しかも、前記連通溝２５の終端位置が特定
位置に制約されることなく前記開口長さを確保すること
ができるので、連通溝２５の加工が行い易いのである。
ｂを、前記ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２
の厚さ方向に突出させることにより、前記吸入通路２４
を前記溝底部２５ｂにのみ開口させて前記開口長さを得
ることができるので、この吸入通路２４を固定スクロー
ル２の背面から離反する側に配置できて、固定スクロー
ル２の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを短
縮できるし、しかも、前記連通溝２５の終端位置が特定
位置に制約されることなく前記開口長さを確保すること
ができるので、連通溝２５の加工が行い易いのである。
【００１１】
【実施例】図４に示したスクロール圧縮機は主として冷
凍装置に使用する縦型スクロール圧縮機であって、吸入
管１０と吐出管１１とが接続される縦長密閉ケーシング
１の下部に、鏡板２１のー側平面にラップ溝２２をもっ
た固定スクロール２１と、鏡板３１のー側平面に前記ラ
ップ溝２２に嵌合するラップ３２をもった可動スクロー
ル３とを内装し、また、上部に、前記可動スクロール３
を前記固定スクロール２に対し旋回運動させる駆動軸４
をもったモータ５を内装している。尚、前記固定スクロ
ール２は、その鏡板２１の外周部を前記ケーシング１に
圧入により固定している。
凍装置に使用する縦型スクロール圧縮機であって、吸入
管１０と吐出管１１とが接続される縦長密閉ケーシング
１の下部に、鏡板２１のー側平面にラップ溝２２をもっ
た固定スクロール２１と、鏡板３１のー側平面に前記ラ
ップ溝２２に嵌合するラップ３２をもった可動スクロー
ル３とを内装し、また、上部に、前記可動スクロール３
を前記固定スクロール２に対し旋回運動させる駆動軸４
をもったモータ５を内装している。尚、前記固定スクロ
ール２は、その鏡板２１の外周部を前記ケーシング１に
圧入により固定している。
【００１２】また、前記固定スクロール２の鏡板２１の
中心部に、前記ラップ溝２２に連通する吐出口２３を設
けると共に、前記固定スクロール２と可動スクロール３
との対向面間で、前記ラップ３２の巻終り端部と対向す
る部位に、前記可動スクロール３の旋回範囲内に位置す
る吸入チャンバー６を設け、該吸入チャンバー６に前記
吸入管１０を連通させている。
中心部に、前記ラップ溝２２に連通する吐出口２３を設
けると共に、前記固定スクロール２と可動スクロール３
との対向面間で、前記ラップ３２の巻終り端部と対向す
る部位に、前記可動スクロール３の旋回範囲内に位置す
る吸入チャンバー６を設け、該吸入チャンバー６に前記
吸入管１０を連通させている。
【００１３】しかして、本発明は、以上のごとく構成す
る圧縮機において、図１、２に示すように前記固定スク
ロール２で、前記ラップ溝２２の終端ｅに対し溝方向外
方部位に、前記固定スクロール２の外周方向に延び、外
側が前記固定スクロール２の外周部に開口する丸孔形状
の吸入通路２４を前記ラップ溝２２の溝方向と直交状に
設けて、該吸入通路２４の内側に、運転時に開き、運転
停止時に閉じる円板状の逆止弁７と該逆止弁７を閉方向
に付勢するスプリング８とを内装すると共に、前記ラッ
プ溝２２の終端側と前記吸入通路２４の内側との間に、
前記ラップ溝２２から吸入通路２４に向かって延びる連
通溝２５を形成して、前記吸入通路２４を前記連通溝２
５に開口２４ａさせ、連通溝２５における前記吸入通路
２４の開口長さＨを、前記逆止弁７の弁直径Ｄより小さ
くしたのである。
る圧縮機において、図１、２に示すように前記固定スク
ロール２で、前記ラップ溝２２の終端ｅに対し溝方向外
方部位に、前記固定スクロール２の外周方向に延び、外
側が前記固定スクロール２の外周部に開口する丸孔形状
の吸入通路２４を前記ラップ溝２２の溝方向と直交状に
設けて、該吸入通路２４の内側に、運転時に開き、運転
停止時に閉じる円板状の逆止弁７と該逆止弁７を閉方向
に付勢するスプリング８とを内装すると共に、前記ラッ
プ溝２２の終端側と前記吸入通路２４の内側との間に、
前記ラップ溝２２から吸入通路２４に向かって延びる連
通溝２５を形成して、前記吸入通路２４を前記連通溝２
５に開口２４ａさせ、連通溝２５における前記吸入通路
２４の開口長さＨを、前記逆止弁７の弁直径Ｄより小さ
くしたのである。
【００１４】前記吸入通路２４は、図２に示すように前
記ラップ溝２２の溝底２２ａとほぼ同じ位置を中心とす
る丸孔状に形成して、その内周を前記逆止弁７のガイド
面とするのであり、また、前記吸入通路２４の入口側に
前記吸入管１０を挿嵌して接続し、該吸入管１０の先端
面を前記逆止弁７の弁座９とし、この弁座９と前記吸入
通路２４の内側端面との間を前記連通溝２５に開口させ
るのである。
記ラップ溝２２の溝底２２ａとほぼ同じ位置を中心とす
る丸孔状に形成して、その内周を前記逆止弁７のガイド
面とするのであり、また、前記吸入通路２４の入口側に
前記吸入管１０を挿嵌して接続し、該吸入管１０の先端
面を前記逆止弁７の弁座９とし、この弁座９と前記吸入
通路２４の内側端面との間を前記連通溝２５に開口させ
るのである。
【００１５】この連通溝２５は、図１に示すように前記
ラップ溝２２の終端部を溝方向に向かって先広がりとな
るように前記吸入通路２４の直径位置よりも少し手前位
置にまで延長して前記ラップ溝２２よりも広幅に形成
し、吸入通路２４の連通溝２５への開口面積を大きくで
きるようにするのであり、また、前記連通溝２５は、図
３のように前記吸入通路２４の径方向奥面２４ｂよりも
少し手前位置にまで延長して、この連通溝２５の延長終
端位置２５ａと溝底部２５ｂとの間に前記開口２４ａを
形成し、この開口２４ａから前記逆止弁７が連通溝２５
に飛び出すのを防止するように成すのである。
ラップ溝２２の終端部を溝方向に向かって先広がりとな
るように前記吸入通路２４の直径位置よりも少し手前位
置にまで延長して前記ラップ溝２２よりも広幅に形成
し、吸入通路２４の連通溝２５への開口面積を大きくで
きるようにするのであり、また、前記連通溝２５は、図
３のように前記吸入通路２４の径方向奥面２４ｂよりも
少し手前位置にまで延長して、この連通溝２５の延長終
端位置２５ａと溝底部２５ｂとの間に前記開口２４ａを
形成し、この開口２４ａから前記逆止弁７が連通溝２５
に飛び出すのを防止するように成すのである。
【００１６】また、前記連通溝２５は、図１、２のよう
に前記可動スクロール３の旋回運動軌跡内に形成して、
溝底部２５ｂと反対側の開放端を前記可動スクロール３
の鏡板３１により閉鎖するのである。
に前記可動スクロール３の旋回運動軌跡内に形成して、
溝底部２５ｂと反対側の開放端を前記可動スクロール３
の鏡板３１により閉鎖するのである。
【００１７】尚、前記ケーシング１内には下部軸受ハウ
ジング１２と上部軸受ハウジング１３とを内装して、こ
れらハウジング１２、１３に前記駆動軸４の両端側を回
転自由に支持している。また、前記固定スクロール２の
背面側に、仕切壁１４で画成された吐出チャンバー１５
を設けて、該吐出チャンバー１５に前記吐出口２３を開
口させると共に、前記固定スクロール２と前記下部軸受
ハウジング１２とに、前記吐出チャンバー１５と前記ケ
ーシング１のモータ側室１６とを連通する吐出ガス通路
１７を形成している。また一方、モータ側室１６は、前
記モータ５のロータ５ａとステータ５ｂとの間のエアギ
ャップａ及び前記ステータ５ｂの外周に設けるコアカッ
トを介して前記モータ５の反圧縮要素側室１８と連通し
ていると共に、前記上部軸受ハウジング１３に設ける吐
出ガス通路１３ａを介して吐出室１９と連通しているの
であって、この吐出室１９に前記吐出管１１を開口させ
ている。
ジング１２と上部軸受ハウジング１３とを内装して、こ
れらハウジング１２、１３に前記駆動軸４の両端側を回
転自由に支持している。また、前記固定スクロール２の
背面側に、仕切壁１４で画成された吐出チャンバー１５
を設けて、該吐出チャンバー１５に前記吐出口２３を開
口させると共に、前記固定スクロール２と前記下部軸受
ハウジング１２とに、前記吐出チャンバー１５と前記ケ
ーシング１のモータ側室１６とを連通する吐出ガス通路
１７を形成している。また一方、モータ側室１６は、前
記モータ５のロータ５ａとステータ５ｂとの間のエアギ
ャップａ及び前記ステータ５ｂの外周に設けるコアカッ
トを介して前記モータ５の反圧縮要素側室１８と連通し
ていると共に、前記上部軸受ハウジング１３に設ける吐
出ガス通路１３ａを介して吐出室１９と連通しているの
であって、この吐出室１９に前記吐出管１１を開口させ
ている。
【００１８】以上のごとく構成した圧縮機は、前記モー
タ５で駆動軸４を駆動し、可動スクロール３を固定スク
ロール２に対し旋回運動させて運転するとき、システム
側からの吸入ガスにより前記逆止弁７がスプリング８の
力に抗して開動作し、吸入管１０から吸入通路２４、連
通溝２５を経て吸入チャンバー６に吸入ガスが吸入さ
れ、前記ラップ溝２２とラップ３２との間に画成される
圧縮室で高圧に圧縮された後、吐出口２３から吐出チャ
ンバー１５に吐出され、吐出ガス通路１７、モータ５の
エアギャップａなどを経て上方側の吐出室１９に放出さ
れ、吐出管１１から外部に吐出されるのである。
タ５で駆動軸４を駆動し、可動スクロール３を固定スク
ロール２に対し旋回運動させて運転するとき、システム
側からの吸入ガスにより前記逆止弁７がスプリング８の
力に抗して開動作し、吸入管１０から吸入通路２４、連
通溝２５を経て吸入チャンバー６に吸入ガスが吸入さ
れ、前記ラップ溝２２とラップ３２との間に画成される
圧縮室で高圧に圧縮された後、吐出口２３から吐出チャ
ンバー１５に吐出され、吐出ガス通路１７、モータ５の
エアギャップａなどを経て上方側の吐出室１９に放出さ
れ、吐出管１１から外部に吐出されるのである。
【００１９】また、運転停止時には、前記逆止弁７はス
プリング８の力で閉動作し、弁座９に衝合して吸入通路
２４が閉鎖されるのである。従って、前記吐出チャンバ
ー１５などに溜っている高圧ガスが前記吐出口２３側か
ら圧縮室及び吸入チャンバー６を経て吸入管１０側に逆
流するのを防止できるのである。
プリング８の力で閉動作し、弁座９に衝合して吸入通路
２４が閉鎖されるのである。従って、前記吐出チャンバ
ー１５などに溜っている高圧ガスが前記吐出口２３側か
ら圧縮室及び吸入チャンバー６を経て吸入管１０側に逆
流するのを防止できるのである。
【００２０】しかして、前記吸入通路２４は、ラップ溝
２２の終端外方から固定スクロール２の径方向、つまり
横方向に形成して、固定スクロール２の外周部に開口さ
せているから、前記吸入管１０を、前記吐出チャンバー
１５の高圧雰囲気を横断させることなく、外周部がケー
シング１に固定される固定スクロール２の外周部から前
記吸入通路２４に接続することができる。従って、この
吸入管１０が、ケーシング１内の高温雰囲気温度により
加熱されるのを回避できるから、吸入通路２４から圧縮
室に吸入される吸入ガスの過熱を小さくでき、それだけ
能力低下を抑えることができるのである。
２２の終端外方から固定スクロール２の径方向、つまり
横方向に形成して、固定スクロール２の外周部に開口さ
せているから、前記吸入管１０を、前記吐出チャンバー
１５の高圧雰囲気を横断させることなく、外周部がケー
シング１に固定される固定スクロール２の外周部から前
記吸入通路２４に接続することができる。従って、この
吸入管１０が、ケーシング１内の高温雰囲気温度により
加熱されるのを回避できるから、吸入通路２４から圧縮
室に吸入される吸入ガスの過熱を小さくでき、それだけ
能力低下を抑えることができるのである。
【００２１】また、前記吸入管１０は、外周部が前記ケ
ーシング１に固定される固定スクロール２の外周部から
前記吸入通路２４に接続できるから、前記した従来例の
ように高圧雰囲気を横断して吸入通路に接続するものに
比較して、吸入管１０の吸入通路２４への接続も容易に
できるのであり、また、吸入管１０の吸入通路２４への
嵌合長さも十分に確保できるから、吸入管１０と吸入通
路２４との間のシ−ル性も高めることができるのであ
る。
ーシング１に固定される固定スクロール２の外周部から
前記吸入通路２４に接続できるから、前記した従来例の
ように高圧雰囲気を横断して吸入通路に接続するものに
比較して、吸入管１０の吸入通路２４への接続も容易に
できるのであり、また、吸入管１０の吸入通路２４への
嵌合長さも十分に確保できるから、吸入管１０と吸入通
路２４との間のシ−ル性も高めることができるのであ
る。
【００２２】また、吸入通路２４の内周を逆止弁７のガ
イド面とし、更に、吸入通路２４の開口２４ａの長さＨ
を、逆止弁７の弁直径Ｄより小さくしているから、特別
のガイド部材を設けることなく前記逆止弁７の吸入通路
２４からの飛び出しを防止できるのであり、しかも、前
記吸入通路２４は、前記逆止弁７が飛び出さない範囲内
で連通溝２５に大きく開口させることができるから、吸
入ガスの流通抵抗を小さくでき、この流通抵抗による能
力低下を小さくできるのである。
イド面とし、更に、吸入通路２４の開口２４ａの長さＨ
を、逆止弁７の弁直径Ｄより小さくしているから、特別
のガイド部材を設けることなく前記逆止弁７の吸入通路
２４からの飛び出しを防止できるのであり、しかも、前
記吸入通路２４は、前記逆止弁７が飛び出さない範囲内
で連通溝２５に大きく開口させることができるから、吸
入ガスの流通抵抗を小さくでき、この流通抵抗による能
力低下を小さくできるのである。
【００２３】尚、以上説明した実施例では、吸入通路２
４を、前記ラップ溝２２の溝底２２ａとほぼ同じ位置を
中心とする丸孔状に形成したが、その他、図５に示すよ
うに前記ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２の
厚さ方向に変位した位置を中心とする丸孔状に形成して
もよい。斯くすることにより、前記吸入通路２４を、固
定スクロール２の背面から離反する側に配置できるの
で、図１〜４に示したものに比較して固定スクロール２
の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを短くで
き、小形、軽量化できるのである。
４を、前記ラップ溝２２の溝底２２ａとほぼ同じ位置を
中心とする丸孔状に形成したが、その他、図５に示すよ
うに前記ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２の
厚さ方向に変位した位置を中心とする丸孔状に形成して
もよい。斯くすることにより、前記吸入通路２４を、固
定スクロール２の背面から離反する側に配置できるの
で、図１〜４に示したものに比較して固定スクロール２
の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを短くで
き、小形、軽量化できるのである。
【００２４】また、図１〜５に示した実施例では、連通
溝２５の溝底部２５ｂをラップ溝２２の溝底２２ａと同
じに形成して吸入通路２４を連通溝２５に連通させた
が、その他、前記連通溝２５は、図６〜８に示すように
溝底部２５ｂを前記ラップ溝２２の溝底２２ａに対し固
定スクロール２の厚さ方向に突出させて、前記吸入通路
２４を前記溝底部２５ｂにのみ開口させてもよい。斯く
することにより、前記吸入通路２４を、固定スクロール
２の背面から離反する側に配置できるので、固定スクロ
ール２の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを
短縮できて、圧縮機全体を小形、軽量化できるのであ
り、しかも、前記図１〜５で示した実施例のように連通
溝２５の終端位置２５ａが特定位置に制約されることな
く、つまり、図３及び図５から明らかなように前記開口
２４ａの長さＨは前記連通溝２５の終端位置２５ａで決
定されるため、この終端位置２５ａが特定位置に制約さ
れるのであるが、図８のように構成することにより、前
記終端位置如何に拘らず前記開口長さＨを確保すること
ができるので、それだけ連通溝２５の加工が行い易いの
である。
溝２５の溝底部２５ｂをラップ溝２２の溝底２２ａと同
じに形成して吸入通路２４を連通溝２５に連通させた
が、その他、前記連通溝２５は、図６〜８に示すように
溝底部２５ｂを前記ラップ溝２２の溝底２２ａに対し固
定スクロール２の厚さ方向に突出させて、前記吸入通路
２４を前記溝底部２５ｂにのみ開口させてもよい。斯く
することにより、前記吸入通路２４を、固定スクロール
２の背面から離反する側に配置できるので、固定スクロ
ール２の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを
短縮できて、圧縮機全体を小形、軽量化できるのであ
り、しかも、前記図１〜５で示した実施例のように連通
溝２５の終端位置２５ａが特定位置に制約されることな
く、つまり、図３及び図５から明らかなように前記開口
２４ａの長さＨは前記連通溝２５の終端位置２５ａで決
定されるため、この終端位置２５ａが特定位置に制約さ
れるのであるが、図８のように構成することにより、前
記終端位置如何に拘らず前記開口長さＨを確保すること
ができるので、それだけ連通溝２５の加工が行い易いの
である。
【００２５】又、以上説明した実施例では、固定スクロ
ール２及び可動スクロール３を、縦長ケーシング１の下
方側に配置し、上方側にモータ５を配置した圧縮機につ
いて説明したが、その反対に配置した圧縮機であっても
よいし、また、縦型圧縮機である他、横型圧縮機であっ
てもよい。
ール２及び可動スクロール３を、縦長ケーシング１の下
方側に配置し、上方側にモータ５を配置した圧縮機につ
いて説明したが、その反対に配置した圧縮機であっても
よいし、また、縦型圧縮機である他、横型圧縮機であっ
てもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、固定スクロール
２のラップ溝終端外方に、前記固定スクロール２の外周
方向に延びる吸入通路２４を設けたから、吸入管１０
を、ケーシング１内の高圧雰囲気を横断させることな
く、外周部が前記ケーシングに固定される固定スクロー
ル２の外周部から前記吸入通路２４に接続することがで
きる。従って、この吸入管１０が、ケーシング１内の高
温雰囲気温度により加熱されるのを回避できるから、吸
入通路２４から圧縮室に吸入される吸入ガスの過熱を小
さくでき、能力低下を抑えることができるのであり、し
かも、運転停止時には、前記吸入通路２４の内側に内装
する逆止弁７が閉動作して冷媒ガスの逆流を防止できる
のである。
２のラップ溝終端外方に、前記固定スクロール２の外周
方向に延びる吸入通路２４を設けたから、吸入管１０
を、ケーシング１内の高圧雰囲気を横断させることな
く、外周部が前記ケーシングに固定される固定スクロー
ル２の外周部から前記吸入通路２４に接続することがで
きる。従って、この吸入管１０が、ケーシング１内の高
温雰囲気温度により加熱されるのを回避できるから、吸
入通路２４から圧縮室に吸入される吸入ガスの過熱を小
さくでき、能力低下を抑えることができるのであり、し
かも、運転停止時には、前記吸入通路２４の内側に内装
する逆止弁７が閉動作して冷媒ガスの逆流を防止できる
のである。
【００２７】また、前記吸入管１０は、外周部が前記ケ
ーシング１に固定される固定スクロール２の外周部から
前記吸入通路２４に接続できるから、この吸入管１０の
吸入通路２４への接続も容易にでき、それだけ組付け作
業を良好にできて、コストを低減できるのである。
ーシング１に固定される固定スクロール２の外周部から
前記吸入通路２４に接続できるから、この吸入管１０の
吸入通路２４への接続も容易にでき、それだけ組付け作
業を良好にできて、コストを低減できるのである。
【００２８】また、前記ラップ溝２２の終端側と前記吸
入通路２４の内側との間に、前記ラップ溝２２から延び
る連通溝２５を形成し、この連通溝２５における前記吸
入通路２４の開口長さを、逆止弁７の弁直径より小さく
しているから、特別のガイド部材を設けることなく前記
逆止弁７の吸入通路２４からの飛び出しを防止できるの
であり、しかも、前記吸入通路２４は、前記逆止弁７が
吸入通路２４から飛び出さない範囲内で連通溝２５に大
きく開口させることができるから、吸入ガス流体の流通
抵抗を小さくでき、この流通抵抗による能力低下を小さ
くできるのである。
入通路２４の内側との間に、前記ラップ溝２２から延び
る連通溝２５を形成し、この連通溝２５における前記吸
入通路２４の開口長さを、逆止弁７の弁直径より小さく
しているから、特別のガイド部材を設けることなく前記
逆止弁７の吸入通路２４からの飛び出しを防止できるの
であり、しかも、前記吸入通路２４は、前記逆止弁７が
吸入通路２４から飛び出さない範囲内で連通溝２５に大
きく開口させることができるから、吸入ガス流体の流通
抵抗を小さくでき、この流通抵抗による能力低下を小さ
くできるのである。
【００２９】また、前記連通溝２５における溝底部２５
ｂを、前記ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２
の厚さ方向に突出させることにより、前記吸入通路２４
を前記溝底部２５ｂにのみ開口させて前記開口長さを得
ることができるので、この吸入通路２４を固定スクロー
ル２の背面から離反する側に配置できて、固定スクロー
ル２の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを短
くでき、小形、軽量化できるし、しかも、前記連通溝２
５の終端位置が特定位置に制約されることなく前記開口
長さを確保することができるので、連通溝２５の加工が
行い易いのである。
ｂを、前記ラップ溝２２の溝底に対し固定スクロール２
の厚さ方向に突出させることにより、前記吸入通路２４
を前記溝底部２５ｂにのみ開口させて前記開口長さを得
ることができるので、この吸入通路２４を固定スクロー
ル２の背面から離反する側に配置できて、固定スクロー
ル２の厚さを薄くでき、それだけ圧縮機の全体長さを短
くでき、小形、軽量化できるし、しかも、前記連通溝２
５の終端位置が特定位置に制約されることなく前記開口
長さを確保することができるので、連通溝２５の加工が
行い易いのである。
【図１】本発明圧縮機の要部のみの平面図である。
【図２】図１のＸーＸ線拡大断面図である。
【図３】図１のＹーＹ線拡大断面図である。
【図４】本発明圧縮機全体を示す一部省略断面図であ
る。
る。
【図５】別の実施例を示す図３に対応した要部のみの断
面図である。
面図である。
【図６】更に別の実施例を示す図１に対応した平面図で
ある。
ある。
【図７】図６のＺーＺ線拡大断面図である。
【図８】図６の０ー０線拡大断面図である。
【図９】従来例を示す縦断面図である。
１ 密閉ケーシング ２ 固定スクロール ２２ ラップ溝 ２３ 吐出口 ２４ 吸入通路 ２５ 連通溝 ２５ｂ 溝底部 ３ 可動スクロール ３１ ラップ ６ 吸入チャンバー ７ 逆止弁 ８ スプリング
Claims (2)
- 【請求項１】ラップ溝２２と、該ラップ溝２２に連通す
る吐出口２３とをもつ固定スクロール２と、前記ラップ
溝２２に嵌合するラップ３２をもち、前記固定スクロー
ル２に対し旋回運動する可動スクロール３とを備え、こ
れら各スクロール２、３を密閉ケーシング１に内装する
と共に、前記固定スクロール２と可動スクロール３との
間に該可動スクロール３の旋回範囲内に位置する吸入チ
ャンバー６を設け、該吸入チャンバー６に吸入管１０を
連通させたスクロール圧縮機であって、前記固定スクロ
ール２のラップ溝終端外方に、前記固定スクロール２の
外周方向に延び、外側が前記固定スクロール２の外周部
に開口する吸入通路２４を設けて、該吸入通路２４の内
側にスプリング８を備えた逆止弁７を内装する一方、前
記ラップ溝２２の終端側と前記吸入通路２４の内側との
間に、前記ラップ溝２２から延びる連通溝２５を形成す
ると共に、この連通溝２５における前記吸入通路２４の
開口長さを、前記逆止弁７の弁直径より小さくしている
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項２】連通溝２５における溝底部２５ｂを、ラッ
プ溝２２の溝底に対し固定スクロール２の厚さ方向に突
出させている請求項１記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6364492A JPH05263775A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6364492A JPH05263775A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05263775A true JPH05263775A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13235272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6364492A Pending JPH05263775A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05263775A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6364643B1 (en) * | 2000-11-10 | 2002-04-02 | Scroll Technologies | Scroll compressor with dual suction passages which merge into suction path |
| KR20230130427A (ko) * | 2022-03-03 | 2023-09-12 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP6364492A patent/JPH05263775A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6364643B1 (en) * | 2000-11-10 | 2002-04-02 | Scroll Technologies | Scroll compressor with dual suction passages which merge into suction path |
| KR20230130427A (ko) * | 2022-03-03 | 2023-09-12 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| US11788531B2 (en) | 2022-03-03 | 2023-10-17 | Lg Electronics Inc. | Scroll compressor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001205 |