JPH0518189Y2 - - Google Patents

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JPH0518189Y2
JPH0518189Y2 JP1988036310U JP3631088U JPH0518189Y2 JP H0518189 Y2 JPH0518189 Y2 JP H0518189Y2 JP 1988036310 U JP1988036310 U JP 1988036310U JP 3631088 U JP3631088 U JP 3631088U JP H0518189 Y2 JPH0518189 Y2 JP H0518189Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、キヤブサスペンシヨン機構を備えた
チルトキヤブの変速機リモートコントロールリン
ケージ装置の改良に関する。
[従来の技術] かかるリンケージ装置は種々知られている(例
えば特公昭49−8722号公報、本出願人による実公
昭56−32335号公報等)。
その一例を第4図について説明すると、リンケ
ージ装置はノブ1aがキヤブA内に突出するよう
に節aで枢着されたシフトレバー1と、節d,e
がチルト回転中心Bの付近に配置され、キヤブA
の床下面に節cで枢着されたレバー3と、フレー
ムC上に節fで枢着されたレバー5と、シフトレ
バー1の節bとレバー3の節dとを連結するロツ
ド2と、レバー3の節eとレバー5の節gとを連
結する略水平なロツド4と、レバー5の節hを一
端とし、他端が図示しない変速機に連結されたロ
ツド6とからなつている。
このように構成されており、 () キヤブAをチルトすると第5図に示すよ
うに、節a,cはキヤブAとともに移動し、そ
れぞれ節a′,c′に移る。このとき、レバー5は
ロツド6に拘束されて回動できないため、ロツ
ド4は節gを中心に回動し、レバー3は節c′と
節e′により決められるレバー3′の位置に回動
する。そして、ロツド2に押されてレバー1
は、レバー1′の位置に移る。この際、節d,
eはチルト回転中心Bの付近に配置されている
ので、節d→節d′、節e→節e′の移動距離は小
さく、従つて節bの軌跡は節eを中心とし、ロ
ツド2の長さを半径すると円周に近似される。
その結果、レバー 1,1′がキヤブ床面A1,
A1′とそれぞれなす角θ,θ′の差は僅少とな
り、ノブ1aがキヤブA内の他部材と干渉する
おそれは少ない。
() 走行中にキヤブAが上下動(図は下動し
た場合を示す)すると第6図に示すように、節
cは節c′に移動するが、ロツド4が略水平に配
置されているので、節dは節cと略平行に移動
する。このためレバー3のキヤブAに対する角
度はほとんど変化しない。また、レバー1の節
aも節cと平行に移動するので、レバー1,
1′がキヤブ床面A1,A1′とそれぞれなす角
θ,θ′は略近似となる。すなわち、キヤブAの
上下動により、レバー1の揺動する幅は極めて
小さい。
[考案が解決しようとする課題] 上記したリンケージ装置においては、チルト回
転中心BとフレームC上のレバー5との相対位置
が限定され、特にトルト回転中心BがフレームC
から大巾の高い位置にあると、成立しない不具合
がある。
すなわち上記の(),()を満足するため
に、ロツド4を略水平に配置し、レバー3の
節d,eをチルト回転中心Bの付近に配置してい
るが、チルト回転中心BがフレームCから大巾に
高い位置にあると、上記の、を同時に満足さ
せることはできない。仮にを満足させてロツド
4を水平に配置すると第7図に示すように、節
d、eがチルト回転中心Bから離れてしまう。従
つて、チルト時に、節aの回動中心(チルト回転
中心B)と節bの回動中心(節eの軌跡e〜e
上)とのずれが大きくなり、その結果、レバー
1,1′がキヤツプ床面A1,A1′とそれぞれな
す角θ,θ′の差が大きくなり、その結果、チルト
時にレバー1′がキヤツプA内の周辺部材と干渉
するおそれが生じる。
逆にを満足させて節d,eをチルト回転中心
Bの付近に配置すると第8図に示すように、ロツ
ド4は節e側が高くなつて水平にはならない。こ
の状態でキヤブが上下動すると、節cの軌跡c〜
c′と節eの軌跡e〜e′が略平行になり得ないの
で、レバー3はキヤブに対する角度を変化させな
がらレバー3′の位置に移る。従つて、ロツド2
を介してレバー1の角度も変化させられ、その揺
動が大きくなる。それによるシフトレバー7の揺
動はドライバにとつて極めて不快なだけでなく、
時として変速機のギヤ抜け等の要因となることが
ある。また実開昭59−147630号公報にはキヤブチ
ルト時の走行時の相対変位によつてリンクの操作
に影響のないリンク構造が開示されている。しか
しながら、かかる公知技術ではチルト中心の回動
軸線とリンクの枢点とを一致させており。キヤブ
前方のレイアウト上チルト中心付近までリンクを
突出できない場合がある。
したがつて、本考案の目的は、チルト回転中心
がフレームより高い位置にあつても、リンク装置
をキヤブの内側に設置でき、しかもシフトレバー
のノブに揺動による変化が少ない変速機リモート
コントロールリンケージ装置を提供するにある。
[課題を解決する手段] 本考案によれば、キヤブサスペンシヨン機構を
備えたチルトキヤブの変速機リモートコントロー
ルリンケージ装置において、キヤブを支持しキヤ
ブの上下動により揺動するキヤブサスペンシヨン
リンクにレバーを枢着し、該レバーの一端をリン
ケージを介してシフトレバーに連結し、該レバー
の他端を斜向ロツドを介してシヤシ側のレバーに
連結し、前記リンケージは、キヤブの底部に枢着
された第1のレバーと、該レバーの一端とシフト
レバーとを連結する第1のロツドと、該レバーの
他端とキヤブサスペンシヨンリンクに枢着された
レバーである第2のレバーの一端とを連結する第
2のロツドとで構成され、前記第2のレバーの第
2のロツドが連結された節はチルト回転中心の付
近に配置され、第1のレバーの第1,第2のロツ
ドが連結されたそれぞれの節のキヤブチルト時の
円弧軌跡が略平行になるように構成され、第2の
レバーの枢点を第2のロツドの第1,第2のレバ
ーに連結されたそれぞれの節のキヤブ上下動時の
水平距離が移動前後において等しくなるようにキ
ヤブサスペンシヨンリンク上に配置されている。
[作用] 上記のように構成された変速機リモートコント
ロールリンケージ装置において、キヤブチルト時
に、第1のレバーの両節の円弧軌跡は略平行にな
り、従つて、第1のレバーとキヤブとのなす角は
略一定に保たれ、その結果、シフトレバーのキヤ
ブ床面とのなす角度の差は小さくなる。
また、キヤブ上下動時に、第2のロツドの両節
の水平距離は等しくなり、従つて、第1のレバー
の角度は変化しないので、シフトレバーのノブは
揺動することはない。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図において、フレームCの前部にはキヤブ
サスペンシヨンブラケツト16が立設され、その
ブラケツト16の上端部には前方に向けてキヤブ
サスペンシヨンリンク17が節pで枢着されてい
る。そのリンク17の前端部にはキヤブAのチル
ト回転中心Bが設けられ、また前端部とフレーム
Cとの間には、キヤブサスペンシヨンリング18
が介装され、リンク17はキヤブAの上下動によ
り揺動するようになつている。
変速機リモートコントロールリンケージ装置
は、ノブ15がキヤブA内に突出するように節a
でキヤブAの床面A1に枢着されたシフトレバー
7と、節iでキヤブAの底部に枢着された第1の
レバー9と、節mがキヤブサスペンシヨンリンク
17の中程よりチルト回転中心Bに近い側に枢着
された第2のレバー11と、節fがフレームC上
に枢着された第3のレバー13と、シフトレバー
7の節bと第1のレバー9の節jとを連結する第
1のロツド8と、第1のレバー9の節kと第2の
レバー11の節lとを連結する第2のロツド10
と、第2のレバー11の節nと第3のレバー13
の節gとを連結した斜向する第3のロツド12
と、第3のレバー13の節hと図示しない変速機
とを連結する第4のロツド14とからなつてい
る。
上記のリンケージ装置において、キヤブAを第
2図に示すようにチルトすると、キヤブAに支持
された節a,iはそれぞれ節a′,i′に移動し、第
2のレバー11は第4のロツド14、第3のレバ
ー13、第3のロツド12により固定され動けな
いので、第1のレバー9の節kの軌跡は、第2の
レバー11の節lを中心とし第2のロツド10の
長さを半径とする円弧になり、節iの軌跡はチル
ト回転中心Bを中心とした円弧になる。
これに対し、節lの位置と第2のロツド10の
長さとは、第1のレバー9の節iと節kとの円弧
軌跡が略平行になるように、節lはチルト回転中
心Bの付近に配置され、ロツド10の長さは選択
的に決められている。従つて、第1のレバー9と
キヤブAとのなす角を略一定に保つことができる
ようになつている。
また、キヤブAが上下動し、例えば第3図に示
すように下方に移動すると、キヤブAに支持され
た節a,iはキヤブAと平行に移動しそれぞれ節
a′,i′に移り、第2のレバー11の節mは節pを
中心として回動し、水平方向xに変位δxだけず
れた節m′の位置に移り、節m,m′とキヤブとの
相対位置にずれが生じる。
これに対し、節mの位置は、第2のロツド10
の節l,kの水平距離と、移動後の第2のロツド
10′の節l′,k′の水平距離とが等しくなるように
キヤブサスペンシヨンリンク17上に配置されて
いる。従つて、第2のレバー9の角度に変化な
く、キヤブAは上下動できるようになつている。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、キヤブのチルト時に、第1のレバー
9とキヤブとのなす角を略一定に保ち、シフトレ
バーのキヤブ床面とのなす角度の差を小さくし、
その結果、シフトレバー9がキヤブ内の周辺部材
に干渉するのを防止することができる。
また、キヤブの上下動時に、第1のレバー9の
角度を変化させないで、シフトレバーのノブの動
揺をなくし、その結果、ドライバに与える不快感
やまれに起こり得る変速機のギヤ抜けを防止する
ことができる。
このようにして、チルト回転中心がフレームか
ら大巾に高い位置にあるキヤブに対し、実施する
ことができる。
また本考案によれば、リンクの節をトルト中心
より内側に設けられているので、レイアウト上問
題がなく、種々のチルトキヤツプに適用でき、汎
用性が大である。
なお、チルト回転中心が低い位置にあつても、
レイアウトの都合上から水平なロツドを配設でき
ない場合には、プツシユブルワイヤ、伸縮式ロツ
ド、分割リンク等の特別な部材を用いないで、従
来からの一般的なレバー、ロツドを用いて対処す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概念を示す側面
図、第2図および第3図はそれぞれ作動を説明す
るキヤブのチルト時および上下動時の側面図、第
4図は従来装置を説明する側面図、第5図および
第6図はそれぞれ第2図および第3図に相当する
図面、第7図および第8図はチルト回転中心がフ
レームから大巾に高い位置にあるキヤブに設けら
れた従来装置のそれぞれ第2図および第3図に相
当する図面である。 1……シフトレバー、8……第1のロツド、9
……第1のレバー、10……第2のロツド、11
……第2のレバー、12……第3のロツド、13
……第3のレバー、14……第4のロツド、17
……キヤブサスペンシヨンリンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブサスペンシヨン機構を備えたチルトキヤ
    ブの変速機リモートコントロールリンケージ装置
    において、キヤブを支持してキヤブの上下動によ
    り揺動するキヤブサスペンシヨンリンクにレバー
    を枢着し、該レバーの一端をリンケージを介して
    シフトレバーに連結し、該レバーの他端を斜向ロ
    ツドを介してシヤシ側のレバーに連結し、前記リ
    ンケージは、キヤブの底部に枢着された第1のレ
    バーと、該レバーの一端とシフトレバーとを連結
    する第1のロツドと、該レバーの他端とキヤブサ
    スペンシヨンリンクに枢着されたレバーである第
    2のレバーの一端とを連結する第2のロツドとで
    構成され、前記第2のレバーの第2のロツドが連
    結された節はチルト回転中心の付近に配置され、
    第1のレバーの第1,第2のロツドが連結された
    それぞれの節のキヤブチルト時の円弧軌跡が略平
    行になるように構成され、第2のレバーの枢点を
    第2のロツドの第1,第2のレバーに連結された
    それぞれの節のキヤブ上下動時の水平距離が移動
    前後において等しくなるようにキヤブサスペンシ
    ヨンリンク上に配置されたことを特徴とする変速
    機リモートコントロールリンケージ装置。
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