JPH0518184A - 地中接合用シールド機とそれによるトンネル接合工法 - Google Patents

地中接合用シールド機とそれによるトンネル接合工法

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JPH0518184A
JPH0518184A JP19827191A JP19827191A JPH0518184A JP H0518184 A JPH0518184 A JP H0518184A JP 19827191 A JP19827191 A JP 19827191A JP 19827191 A JP19827191 A JP 19827191A JP H0518184 A JPH0518184 A JP H0518184A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接合機構を備えた2台の本発明シールド機で、
あるいは接合機構を備えた本発明シールド機と該接合機
構を備えない通常のシールド機とで、しかも、外周リン
グ部を有する強固なカッタヘッドを使用し、上記接合機
構の貫入歯体をカッタヘッドから前方地山土砂に貫入突
出させて所期の接合を簡単に行うことができるようにす
ること。 【構成】シールドスキンプレートaの前面開口部内側に
複数の貫入歯体bを、それに摺動ジャッキ5を連結させ
て、所要の間隔でかつ前後摺動自在に架設している。回
転カッタcの外周部に上記貫入歯体bが出入する同じく
複数の窓孔dを所要の間隔で設け、その窓孔dを通じて
貫入歯体bを回転カッタcの前方に突出させることがで
きるようした接合機構を付設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中接合用シールド機
とそれによるトンネル接合工法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海底下の長距離トンネルや市街地
深部の都市トンネル等のトンネル施工で、シールド機等
機材の搬入,搬出に必要な立坑用地の確保や掘削施工が
困難であるのを解消し、さらに、コストダウンを図るた
めに採用されるようになったシールドトンネル地中接合
工法において、地中を両側から掘進してきた2台のシー
ルド機を接近させ、両シールド機の間の土砂崩壊とか高
圧地下水の噴出防止のために周辺地盤を、薬液注入工法
あるいは凍結工法によって大規模に改良する工法は、工
期の短縮や工費の節減に未だ不十分であるという欠点が
ある。
【0003】その改善のために、シールド機に接合機構
を付設しておき、両側から接近した2台のシールド機の
接合機構により機械的に接合する工法として、両側から
掘進してきて所要至近位置において対向した両シールド
機のカッタヘッド径を、オーバーカッタを縮めることに
よって縮小し、一方のシールド機に内蔵した貫入リング
を他方のシールド機に設けた受入室に受入することによ
り、両者の機械的接合を行い、その後、接合部分を残し
て、両シールド機を解体,撤去するとともに、コンクリ
ートで所定の二次覆工を行う工法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この機械的接
合工法では、第1に、二種類のシールド機、すなわち貫
入リングを内蔵したシールド機と受入室を具備したシー
ルド機とを使用しなければならない重大な不利がある。
第2に、一方の貫入リングを他方の受入室に受入させる
のに、カッタヘッド径をオーバーカッタを縮めることに
よって縮小させる必要があり、したがって、通常のシー
ルド機の場合とは異なって、カッタヘッドに外周リング
部を装備できないために、カッタヘッドの強度が低下
し、カッタビットの配置数が少なくなり、カッタヘッド
最外周部の摩耗対策をとることができない。したがって
また、長距離掘進、および洪積砂礫層や洪積砂層等の掘
進に対しては随時ビット交換を必要とするという問題が
あった。
【0005】本発明の目的は、接合機構を付設してなる
2台の同じシールド機同士、あるいは接合機構を付設し
てなるシールド機とかかる接合機構を備えていない通常
のシールド機との機械的接合を可能にし、しかも、接合
機構を付設した上記シールド機においては外周リング部
を有するカッタヘッドを使用して、したがって、外周リ
ングを装備していないことにより生じる不利をすべてな
くした状態において、所期の接合を行うことができるよ
うにし、上記の欠点を解消することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明地中接合用シール
ド機の構成の次のとおりである。シールドジャッキによ
り推進し、駆動装置により回転カッタを回転させること
によってカッタチャンバに取り込んだ掘削土砂を、所要
の土砂排出装置により排出するようにした密閉型のシー
ルド機である。シールドスキンプレートaの前面開口部
内側に複数の貫入歯体bを所要の間隔をおいてかつ前後
摺動自在にして架設している。回転カッタcの外周部に
は上記貫入歯体bが出入する同じく複数の窓孔dを所要
の間隔で設け、その窓孔dを通じて貫入歯体bを回転カ
ッタcの前方に突出させることができるようした接合機
構を付設している。
【0007】上記において、貫入歯体bの各々に貫入歯
体摺動ジャッキ5を連結設置しておくと当該貫入歯体b
を個別に出入でき便利であり、また、その貫入歯体bに
ジェット水噴出ノズル2を備えておくことによって、当
該地山を緩めるのに使用して貫入歯体bの貫入を容易に
するのに役立てられる。さらに、シールドスキンプレー
トaの前面開口部の内周面に貼付け凍結管7を内装する
とともに、貫入歯体bにも貼付け凍結管1を内装してお
くことにより、接合部外周の地山土砂13を凍結してお
いて当該接合作業を実施するのに好適である。
【0008】本発明トンネル接合工法の構成は次のとお
りである。上記構成の接合機構を付設してなる密閉型の
地中接合用シールド機Aを、所定接合位置で停止させ、
その貫入歯体bを回転カッタcの窓孔dを通じて前方地
山土砂12に貫入することによって、当該接合位置に停
止している接合機構を付設していない対向シールド機の
回転カッタの前面当接位置あるいはその近傍まで突出さ
せる。
【0009】次に、その突出状態の貫入歯体bおよび両
シールド機のシールドスキンプレートを除くシールド機
各種設備をその一部から順次解体除去するとともに、そ
れに対応する部分のカッタチャンバ内の固化土および上
記前方地山土砂を排する。そして、これら除去および排
除部分においては、残存している両シールドスキンプレ
ートの前面開口部周縁と同じく残存している回転カッタ
の外周一部との間、およびその残存している両回転カッ
タの外周一部間、さらに必要に応じ各貫入歯体間に、当
該部分の除去および排除を完了するたびごとに弧状の補
強接合板材を溶接等により順次取り付ける。
【0010】接合部の全周に上記補強接合板材の取付け
を完了したところで、両シールドスキンプレートの内側
に、残存する回転カッタの外周一部、および取り付けた
補強接合板材を巻き込んで、所定の二次巻コンクリート
を打設する。
【0011】あるいはまた、上記構成の接合機構を付設
してなる2台の密閉型の地中接合用シールド機A,B
を、所定接合位置で対向停止させ、双方の貫入歯体b
を、各々の回転カッタcの窓孔dを通じ前方地山土砂1
2に貫入することによりたがいに噛合させる。
【0012】以下上記と同じ要領で、すなわち、噛合状
態の貫入歯体bおよび両シールドスキンプレートaを除
くシールド機各種設備をその一部から順次解体除去する
とともに、それに対応する部分のカッタチャンバ10内
の固化土および上記地山土砂12を排除し、これら除去
および排除部分においては、残存している両シールドス
キンプレートa,aの前面開口部周縁と同じく残存して
いる回転カッタcの外周一部との間、およびその残存し
ている両回転カッタc,cの外周一部の間に、当該部分
の除去および排除を完了するたびごとに弧状の補強接合
板材14,14および15を溶接等により順次取り付け
る。接合部の全周に上記補強接合板材14,14および
15の取付けを完了したところで、両シールドスキンプ
レートa,aの内側に、残存する回転カッタc,cの外
周一部、および取り付けた補強接合板材14,14,1
5を巻き込んで、所定の二次巻コンクリート16を打設
する。
【0013】上記において、貫入歯体bを前方地山土砂
12に貫入させたあと、貫入歯体bの外周および両シー
ルドスキンプレートa,aの前面開口部外周、すなわ
ち、接合部外周の地山土砂13を凍結し、そのあと、爾
後の作業を実施するのが好適であること明らかである。
【0014】
【作用】本発明によれば、所期のトンネル接合を簡単に
行うことがができる。すなわち、接合機構を付設したシ
ールド機を所定接合位置で停止させ、その貫入歯体を回
転カッタ(カッタヘッド)の窓孔を通じて前方地山土砂
に貫入突出させ、所要の補強接合板材を取り付けるとと
もに、二次巻コンクリートを打設するとよいものであ
る。しかも、シールドスキンプレートの前面開口部内側
に架設した複数の貫入歯体を出入するのに、回転カッタ
(カッタヘッド)の外周部に同じく複数の窓孔を開設し
ているから、そのカッタヘッドの最外周辺縁は切欠状態
になることなくリング状に連続しているので、カッタヘ
ッドの強度が低下するとかカッタビットの配置数を少な
くしなければならないという不利がない。
【0015】
【実施例】本発明シールド機は、シールドジャッキによ
り推進し、駆動装置により回転カッタを回転させること
によってカッタチャンバに取り込んだ掘削土砂を、所要
の土砂排出装置によって排出する従来公知のいわゆる密
閉型のシールド機において、そのシールドスキンプレー
トaの内側に複数の貫入歯体bを等間隔でかつ前後摺動
自在にして架設するとともに、回転カッタcの外周部に
同じく複数の窓孔dを等間隔で設け、その窓孔dを通じ
て貫入歯体bを回転カッタcの前方に突出できるように
し、これをもって接合機構としている。その詳細は以下
に述べるとおりである。
【0016】貫入歯体bは、シールドスキンプレートa
と同じ曲率の円弧状の内空体であり、その内部には貼付
け凍結管1を保温材(図示していない)に埋設した状態
で内装するとともに、前端面のジェット水噴出ノズル2
に接続の送水管3を装架してなり、それは、シールドス
キンプレートaの前面開口部内周面に設立した左右一対
のガイド4,4に前後摺動自在に支承され、後端面をシ
ールドスキンプレートaに基端を取り付けた一対の貫入
歯体摺動ジャッキ5の各ピストンロッド6に連結してい
る。
【0017】上記貫入歯体bは、その複数が、それ自体
の幅員wより広い間隔sをおいてシールドスキンプレー
トaの前面開口部の内周に設置されている。7はシール
ドスキンプレートaの前面開口部の全内周面に配置した
貼付け凍結管で、保温材8に埋設している。
【0018】回転カッタcは、カッタビットおよび切削
土砂取入れスリット等を所定の配置において装備したカ
ッタヘッド9の外周部に、貫入歯体bが余裕をもって出
入するのに十分な大きさの複数の窓孔dを、貫入歯体b
の配置と同様な配置において、すなわち、窓孔d自体の
幅員w′と少なくても同じかそれより広い幅員s′をお
いて配置している。
【0019】したがって、回転カッタcの窓孔dを貫入
歯体bに対向一致させた状態において、貫入歯体摺動ジ
ャッキ5を駆動することにより、貫入歯体bをその窓孔
dを通じカッタヘッド9すなわち回転カッタcの前方に
突出させることができるものである(図2参照)。
【0020】次に、上記構成のシールド機を使用して行
う本発明シールドトンネル地中接合工法について説明す
る。
【0021】今、2台のシールド機A,Bを接合しよと
する場合において、一方の先行シールド機Aが接合地点
に到達したとき、そのカッタチャンバ10に泥水固化剤
11を注入し、かつ、各貫入部体bを窓孔dを通じ地山
に当接するところまで押し出し、上記接合機構およびカ
ッタチャンバ10を除くシールド内の諸設備を解体除去
する。他方のシールド機Bについては、接合地点の手前
30〜50mの地点で一時停止し、水平ボーリングによ
り位置の確認を行う(図6)。
【0022】そこで、シールド機Bによる掘進を行い両
シールド機A,Bの回転カッタc,cが接触する至近位
置にたがいの中心線を一致させた状態で停止させ(図
7)、そのシールド機Bのカッタチャンバ10に泥水固
化剤11を注入するとともに、各貫入歯体bを窓孔dを
通じ地山に当接するところまで押し出し、かつ、両シー
ルド機A,Bの各貫入歯体bの前端面のジェット水噴出
ノズル2からジェット水を噴出させて外周地山を緩め
る。
【0023】上記において、対向する両シールド機A,
Bは、たがいに自己の貫入歯体bの前端面を相手の回転
カッタc(カッタヘッド9)の窓孔d,dの間の部分に
対向位置するように調整セットしておき、貫入歯体摺動
ジャッキ5を駆動することによって、各貫入歯体bを前
方地山にたがいに相手の回転カッタc(カッタヘッド
9)に当接するところまで順次交互に貫入させ、双方の
貫入歯体bを噛合させる(図8)。
【0024】次いで、図8のように両シールド機A,B
の回転カッタc,c(カッタヘッド9,9)の間に所要
の薬液注入を行いその部分の地山土砂12を固化させ
る。そこで、シールド機Bの上記接合機構およびカッタ
チャンバ10を除くシールド内の諸設備を解体除去する
とともに、その固化した地山土砂に水平ボーリングによ
り連絡口や観測孔を開設する。
【0025】続いて、両シールド機A,Bに所要の作業
事件で予め設置しておいた凍結ユニットを運転して、各
貫入歯体bの貼付け凍結管1、およびシールドスキンプ
レートaの貼付け凍結管7により、たがいに噛合した上
記貫入歯体bの外周および両シールド機A,Bのシール
ドスキンプレートa,aの前面開口部外周、すなわち、
接合部外周の地山土砂13を凍結する(図9)。この凍
結は、上記貼付け凍結管1,7だけによるほか、必要に
応じ当該部分に測温管とともに設置する放射凍結管を利
用して行ってもよい。
【0026】上記凍結後、その凍結ユニットと貫入歯体
bを除く、カッタチャンバ10を区画形成している部
材,回転カッタc等をその一部から解体除去するととも
に、それに対応する部分のカッタチャンバ10内の固化
土および上記地山土砂12を排除するとともに、これら
除去および排除部分においては、残存している両シール
ド機A,Bのシールドスキンプレートaの前面開口部周
縁と回転カッタcとの間、および両回転カッタc,cの
間に、当該部分の除去および排除を完了するたびごとに
弧状の補強接合板材14,14および15を溶接等によ
り順次取り付ける(図10,11)。
【0027】接合部の全周に上記補強接合板材14,1
4および15の取付けを完了したところで、凍結ユニッ
トによる凍結運転を停止し、シールドスキンプレート
a,a、回転カッタc,cの外周一部、および取り付け
た補強接合板材14,14,15を残してシールド機
A,Bのすべての部材を解体除去する(図12)。
【0028】そのあと、シールドスキンプレートa,a
の内側に、残存する上記回転カッタc,cの外周一部、
および取り付けた補強接合板材14,14,15を巻き
込んで、所定の二次巻コンクリート16を打設する(図
13)。
【0029】上記では、接合機構を付設した同じ構成の
2台のシールド機A,Bによる接合工法について説明し
たが、本発明にかかる接合機構を付設したシールド機と
接合機構を具備していない通常のシールド機との接合工
法も勿論可能である。
【0030】それは要するに、たとえば、シールド機A
を、所定接合位置で停止させて貫入歯体bを回転カッタ
cの窓孔dを通じて前方地山土砂に貫入することによっ
て、当該接合位置に停止し格別の接合機構を具備してい
ない公知の対向シールド機の回転カッタの前面当接位置
あるいはその近傍まで突出させる。
【0031】その突出した貫入歯体bの外周および両シ
ールド機のシールドスキンプレートの前面開口部外周、
すなわち、接合部外周の地山土砂を凍結し、そのあと、
凍結ユニットとその突出状態の貫入歯体および両シール
ドスキンプレートを除くシールド機各種設備をその一部
から順次解体除去する等の作業を上記と同じ要領で行う
とよいものである。
【0032】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明によれば次の効果を奏する。接合機構を付設した本
発明のシールド機とかかる接合機構を具備していない通
常のシールド機とで、あるいは同じ接合機構を有する2
台の本発明のシールド機によって、所期のトンネル接合
ができるから、従来のように貫入リングを内蔵したシー
ルド機と受入室を具備したシールド機とを使用しなけれ
ばならない場合にくらべて経済的に極めて有利である。
【0033】所定接合位置に停止させた本発明のシール
ド機の貫入歯体を、回転カッタ(カッタヘッド)の窓孔
を通じて前方地山土砂に貫入突出し、所要の補強整合板
材を取り付けるとともに、二次巻コンクリートを打設す
るとよいものであるから、工期の短縮と工費の節減がで
きる。
【0034】シールドスキンプレートの前面開口部内側
に架設した複数の貫入歯体を出入する複数の窓孔を、回
転カッタ(カッタヘッド)の外周部に所要の間隔をおい
て開設してなるもので、そのカッタヘッドの最外周辺縁
は切欠状態になることなくリング状に連続しているの
で、カッタヘッドの強度が低下するとかカッタビットの
配置数を少なくしなければならないという不利がない。
したがって、長距離掘進が可能であり、ビット交換の必
要も少なくなる。
【0035】上記窓孔を貫入歯体が余裕をもって出入で
きる大きさにしておくことにより、対向する2台のシー
ルド機がその中心線を必ずしも正確に一致させなくて
も、すなわち、たがいの中心がある程度ずれていても、
上記余裕範囲であれば所期の接合ができるので、貫入リ
ングを受入室に押入する従来公知のシールド機による接
合に比べその作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る地中接合用シールド機の
正面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の要部の正面図である。
【図4】同上の要部の断面図である。
【図5】貫入歯体の斜視図である。
【図6】一方のシールド機が接合位置に達し、他方のシ
ールド機がそれより手前に位置している状態の断面図で
ある。
【図7】両シールド機が接合位置に達した状態の断面図
である。
【図8】両シールド機の間の前方地山土砂に薬液注入を
行った状態の断面図である。
【図9】両シールド機の接合部外周の地山土砂を凍結さ
せた状態の断面図である。
【図10】シールド機内の一部の部材を解体撤去した状
態の断面図である。
【図11】同上の要部拡大断面図である。
【図12】接合部全体に補強接合板材を取り付けシール
ド機の諸設備を解体除去し終わった状態の断面図であ
る。
【図13】二次巻コンクリートの打設を完了し接合を終
えた状態の断面図である。
【符号の説明】
A 接合しようとする一方のシールド機 B 接合しようとする他方のシールド機 a シールドスキンプレート b 貫入歯体 c 回転カッタ d 窓孔 1 貼付け凍結管 2 ジェット水噴出ノズル 3 送水管 4 ガイド 5 貫入歯体摺動ジャッキ 6 ピストンロッド 7 貼付け凍結管 8 保温材 9 カッタヘッド 10 カッタチャンバ 11 泥水固化剤 12 前方地山土砂 13 接合部外周の地山土砂 14 補強接合板材 15 補強接合板材 16 二次巻コンクリート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉型のシールド機において、シールドス
    キンプレートの前面開口部内側に複数の貫入歯体を所要
    の間隔をおいてかつ前後摺動自在に架設するとともに、
    回転カッタの外周部には上記貫入歯体が出入する同じく
    複数の窓孔を所要の間隔で設け、その窓孔を通じて貫入
    歯体を回転カッタの前方に突出させることができるよう
    にした接合機構を付設してなることを特徴とする地中接
    合用シールド機。
  2. 【請求項2】貫入歯体の各々に貫入歯体摺動ジャッキを
    連結設置してなることを特徴とする請求項1記載の地中
    接合用シールド機。
  3. 【請求項3】シールドスキンプレートの前面開口部の内
    周面に貼付け凍結管を内装するとともに、貫入歯体にも
    貼付け凍結管を内装していることを特徴とする請求項1
    または2記載の地中接合用シールド機。
  4. 【請求項4】貫入歯体がジェット水噴出ノズルを備えて
    いることを特徴とする請求項1,2または3記載の地中
    接合用シールド機。
  5. 【請求項5】シールドスキンプレートの前面開口部内側
    に複数の貫入歯体を所要の間隔をおいてかつ前後摺動自
    在にして架設するとともに、回転カッタの外周部には上
    記貫入歯体が出入する同じく複数の窓孔を所要の間隔で
    設け、その窓孔を通じて貫入歯体を回転カッタの前方に
    突出させることができるようにした接合機構を付設して
    なる密閉型の地中接合用シールド機を、所定接合位置で
    停止させ、貫入歯体を回転カッタの窓孔を通じて前方地
    山土砂に貫入することによって、当該接合位置に停止し
    ている対向シールド機の回転カッタの前面当接位置ある
    いはその近傍まで突出させ、その突出状態の貫入歯体お
    よび両シールド機のシールドスキンプレートを除くシー
    ルド機各種設備をその一部から順次解体除去するととも
    に、それに対応する部分のカッタチャンバ内の固化土お
    よび上記前方地山土砂を排除し、 これら除去および排除部分においては、残存している両
    シールドスキンプレートの前面開口部周縁と同じく残存
    している回転カッタの外周一部との間、およびその残存
    している両回転カッタの外周一部間、さらに必要に応じ
    各貫入歯体間に、当該部分の除去および排除を完了する
    たびごとに弧状の補強接合板材を溶接等により順次取り
    付け、接合部の全周に上記補強接合板材の取付けを完了
    したところで、両シールドスキンプレートの内側に、残
    存する回転カッタの外周一部、および取り付けた補強接
    合板材を巻き込んで、所定の二次巻コンクリートを打設
    することを特徴とするトンネル接合工法。
  6. 【請求項6】シールドスキンプレートの前面開口部内側
    に複数の貫入歯体を所要の間隔をおいてかつ前後摺動自
    在にして架設するとともに、回転カッタの外周部には上
    記貫入歯体が出入する同じく複数の窓孔を所要の間隔で
    設け、その窓孔を通じて貫入歯体を回転カッタの前方に
    突出させることができるようにした接合機構を付設して
    なる密閉型の地中接合用シールド機を、所定接合位置で
    停止させ、貫入歯体を回転カッタの窓孔を通じて前方地
    山土砂に貫入することによって、当該接合位置に停止し
    ている対向シールド機の回転カッタの前面当接位置ある
    いはその近傍まで突出させ、その突出した貫入歯体の外
    周および両シールド機のシールドスキンプレートの前面
    開口部外周、すなわち、接合部外周の地山土砂を凍結
    し、そのあと、凍結ユニットとその突出状態の貫入歯体
    および両シールドスキンプレートを除くシールド機各種
    設備をその一部から順次解体除去するとともに、それに
    対応する部分のカッタチャンバ内の固化土および上記前
    方地山土砂を排除し、これら除去および排除部分におい
    ては、残存している両シールドスキンプレートの前面開
    口部周縁と同じく残存している回転カッタの外周一部と
    の間、その残存している両回転カッタの外周一部間、さ
    らに必要に応じ各貫入歯体間に、当該部分の除去および
    排除を完了するたびごとに弧状の補強接合板材を溶接等
    により順次取り付け、接合部の全周に上記補強接合板材
    の取付けを完了したところで、上記凍結ユニット,貫入
    歯体等を解体除去したあと、両シールドスキンプレート
    の内側に、残存する回転カッタの外周一部、および取り
    付けた補強接合板材を巻き込んで、所定の二次巻コンク
    リートを打設することを特徴とするトンネル接合工法。
  7. 【請求項7】シールドスキンプレートの前面開口部内側
    に複数の貫入歯体を所要の間隔をおいてかつ前後摺動自
    在にして架設するとともに、回転カッタの外周部には上
    記貫入歯体が出入する同じく複数の窓孔を所要の間隔で
    設け、その窓孔を通じて貫入歯体を回転カッタの前方に
    突出させることができるようにした接合機構を付設して
    なる2台の密閉型の地中接合用シールド機を、所定接合
    位置で対向停止させ、双方の貫入歯体を、各々の回転カ
    ッタの窓孔を通じて前方地山土砂に貫入することによっ
    てたがいに噛合させ、その噛合状態の貫入歯体および両
    シールドスキンプレートを除くシールド機各種設備をそ
    の一部から順次解体除去するとともに、それに対応する
    部分のカッタチャンバ内の固化土および上記前方地山土
    砂を排除し、これら除去および排除部分においては、残
    存している両シールドスキンプレートの前面開口部周縁
    と同じく残存している回転カッタの外周一部との間、お
    よびその残存している両回転カッタの外周一部間に、当
    該部分の除去および排除を完了するたびごとに弧状の補
    強接合板材を溶接等により順次取り付け、接合部の全周
    に上記補強接合板材の取付けを完了したところで、両シ
    ールドスキンプレートの内側に、残存する回転カッタの
    外周一部、および取り付けた補強接合板材を巻き込ん
    で、所定の二次巻コンクリートを打設することを特徴と
    するトンネル接合工法。
  8. 【請求項8】シールドスキンプレートの前面開口部内側
    に複数の貫入歯体を所要の間隔をおいてかつ前後摺動自
    在にして架設するとともに、回転カッタの外周部には上
    記貫入歯体が出入する同じく複数の窓孔を所要の間隔で
    設け、その窓孔を通じて貫入歯体を回転カッタの前方に
    突出させることができるようにした接合機構を付設して
    なる2台の密閉型の地中接合用シールド機を、所定接合
    位置で対向停止させ、双方の貫入歯体を、各々の回転カ
    ッタの窓孔を通じて前方地山土砂に貫入することによっ
    てたがいに噛合させ、これら噛合した貫入歯体の外周お
    よび両シールドスキンプレートの前面開口部外周、すな
    わち、接合部外周の地山土砂を凍結し、そのあと、凍結
    ユニットとその噛合状態の貫入歯体および両シールドス
    キンプレートを除くシールド機各種設備をその一部から
    順次解体除去するとともに、それに対応する部分のカッ
    タチャンバ内の固化土および上記前方地山土砂を排除
    し、これら除去および排除部分においては、残存してい
    る両シールドスキンプレートの前面開口部周縁と同じく
    残存している回転カッタの外周一部との間、およびその
    残存している両回転カッタの外周一部の間に、当該部分
    の除去および排除を完了するたびごとに弧状の補強接合
    板材を溶接等により順次取り付け、接合部の全周に上記
    補強接合板材の取付けを完了したところで、上記凍結ユ
    ニット,貫入歯体等を解体除去したあと、両シールドス
    キンプレートの内側に、残存する回転カッタの外周一
    部、および取り付けた補強接合板材を巻き込んで、所定
    の二次巻コンクリートを打設することを特徴とするトン
    ネル接合工法。
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