JPH05180A - メダル補給回収機構 - Google Patents

メダル補給回収機構

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Publication number
JPH05180A
JPH05180A JP3152024A JP15202491A JPH05180A JP H05180 A JPH05180 A JP H05180A JP 3152024 A JP3152024 A JP 3152024A JP 15202491 A JP15202491 A JP 15202491A JP H05180 A JPH05180 A JP H05180A
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JP
Japan
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frame
medal
belt
medals
roller
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Application number
JP3152024A
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English (en)
Inventor
Toshisuke Yoshikawa
捷右 吉川
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KYOWA GIKEN
KYOWA GIKEN KK
Original Assignee
KYOWA GIKEN
KYOWA GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場工事減少による生産性の向上、及び組立
精度がアップできるようなゲーム機のメダル補給回収機
構を提供する。 【構成】 枠体60とその枠体60内に備えられるメダル補
給のための補給ライン50A及びメダル排出のための回収
ライン50Bとで形成され、両ライン50A,50Bは各々駆動ロ
ーラー51と軸支点を枠体60外へ移動可能な対向ローラー
52と両ローラー51,52に掛渡されるベルト56とを備えて
形成され、枠体60の側板には枠体60外へ移動可能な対向
ローラー52とベルト56とを突出させるための貫通穴61,6
3を設け、補給ライン50Aはその貫通穴61から突出したベ
ルト56に供給されるメダルを載せて枠体60内へ補給可能
に形成し、回収ライン50Bはベルト56にメダルを載せて
枠体60の貫通穴63から突出したベルト部分から枠体56外
へメダルを排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はメダル補給回収機構、
更に詳しくは、メダル遊技機に使用するメダルを補給し
たり回収したりする機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、メダルを媒体としたメダル遊
技機が存在していた。このメダル遊技機とは、ゲームの
開始条件としてメダルを投入するとともに、ゲームの進
行によって生じる入賞状態によってメダルを払い出すも
のである。メダルの投入が頻繁に行われるとメダル遊技
機内のメダル貯留部分からメダルがあふれることとなる
ため、このあふれたメダルの回収の必要がある。一方、
ゲームの進行に於て入賞が続くと、払い出されるメダル
の数が投入されるメダルの数を上回り、メダル遊技機内
に貯留されていたメダルが不足することとなるので、そ
のメダル遊技機内にメダルを補給する必要がある。
【0003】そこで従来のメダル遊技機においては、メ
ダルの回収または補給の作業を必要としていた。その作
業の方法としては、大きくは2つある。その一つは、1
台1台のメダル遊技機に対するメダルの回収または補給
を人間によって管理する方法である。即ち、当該メダル
遊技機を設置したゲームセンター等における係員が定期
的にメダルの回収または補給作業を行ったり、必要な場
合に随時、メダルの回収または補給作業を行ったりする
方法である。
【0004】もう一つは、図4に示すような方法であ
り、複数台のメダル遊技機を中央制御管理する方法であ
る。このような中央制御管理のためのメダル補給回収シ
ステムの構成について説明する。このメダル補給回収シ
ステムは、複数のメダル遊技機の土台となるいわゆる島
10と、その島10に隣接されたり背中合わせとされた
りして設置される複数のメダル遊技機20と、そのメダ
ル遊技機20全てをつなぐ補給ライン30及び回収ライ
ン40とから構成されている。図4に示す例では、補給
ライン30はメダル遊技機20の上部に固定され、回収
ライン40はメダル遊技機の下部に固定されているが、
島10内部に設けるものもある。通常、補給ライン30
及び回収ライン40は、ベルトコンベアシステムにて形
成され、その作動は、貯留されているメダルの残量を検
知するセンサーによって制御されている。
【0005】このようなメダル補給回収システムは、通
常、一つの島10ごとに構成され、島10が複数存在す
る場合には、更にその島10ごとのメダル補給回収シス
テムをすべて中央制御管理するシステムを構成してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のメダル補給回収システムでは、それぞれ以下のような
欠点があった。1台1台のメダル遊技機に対するメダル
の回収または補給を人間によって管理する方法にあって
は、当該メダル遊技機を設置しているゲームセンターに
は、係員が常時作業のために待機していなければならな
かった。
【0007】一方、複数台のメダル遊技機を中央制御管
理する方法にあっては、係員が常時作業のために待機し
ている必要はほとんどなくなるものの、以下のような新
たな問題が存在していた。例えば、複数台のメダル遊技
機を設置しようとするゲームセンターは、そのレイアウ
トがまちまちであり、従って島10の長さや大きさや数
などの規模がゲームセンターごとに異なっているのが実
状である。従って、その島10に適合したメダル補給回
収システムを組まなければならない。即ち、メダル補給
回収システムがオーダーメイド的であって生産性が非常
に悪く、組立精度を上げるために何度となく試験を行わ
ねばならなかった。
【0008】また、メダル補給回収システムを構成する
ベルトコンベアのベルトが非常に長くなることが多く、
ベルトの「へたり」が起き易く、また故障も多く、信頼
性がいま一歩であった。本発明が解決すべき課題は、現
場工事を減らして生産性を向上させると共に、ベルトを
短くしてベルトの「へたり」を起きにくくし、更に組立
精度をアップすることができるようなメダル補給回収機
構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載のメダル補
給回収機構は、メダルゲーム機の外枠を形成する枠体
と、その枠体内に備えられ、枠体外から枠体内へメダル
を補給するための補給ライン、及び枠体内から枠体外へ
メダルを排出するための回収ラインとから形成されるメ
ダル補給回収機構であって、補給ラインと回収ラインと
は各々、枠体に軸支される駆動ローラーと、その駆動ロ
ーラーの側方において軸支されその軸支点を枠体内から
枠体外へ移動可能に形成された対向ローラーと、駆動ロ
ーラー及び対向ローラーに掛け渡されるベルトとを備え
た基本ユニットとして形成され、枠体の側板には、枠体
内から枠体外へ移動させる対向ローラーとその対向ロー
ラーに掛け渡されたベルトとを突出させるための突出用
貫通穴を設け、補給ラインは、枠体の突出用貫通穴から
突出したベルトに枠体外から供給されるメダルを載せて
枠体内へメダルを補給することができるよう形成し、回
収ラインは、ベルトにメダルを載せて枠体の突出用貫通
穴から突出したベルト部分から枠体外へメダルを排出す
ることができるよう形成したことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載のメダル補給回収機構
は、メダルゲーム機の外枠を形成する枠体と、その枠体
内に備えられ、枠体外から枠体内へメダルを補給するた
めの補給ライン、及び枠体内から枠体外へメダルを排出
するための回収ラインとから形成されるメダル補給回収
機構であって、補給ラインと回収ラインとは各々、枠体
に軸支される駆動ローラーと、その駆動ローラーの側方
やや上方において軸支されその軸支点を枠体内から枠体
外へ移動可能に形成された対向ローラーと、駆動ローラ
ー及び対向ローラーに掛け渡されるベルトとを備えた基
本ユニットとして形成され、枠体の側板には、枠体内か
ら枠体外へ移動させる対向ローラーとその対向ローラー
に掛け渡されたベルトとを突出させるための突出用貫通
穴を設けるとともに、突出用貫通穴と反対側の枠体の側
板には、本メダルゲーム機に隣接されたメダルゲーム機
の枠体の突出用貫通穴から突出させた対向ローラー及び
ベルトを引き込んで本メダルゲーム機のベルトの上方に
位置させるための導入用貫通穴を設け、補給ラインは、
駆動ローラーを正回転させることによって突出用貫通穴
側に隣接されたメダルゲーム機の補給ラインへとメダル
を送ることができると共に、駆動ローラーを逆回転させ
ることによって枠体内にメダルを補給することができる
よう形成し、回収ラインは、ベルトにメダルを載せて枠
体の突出用貫通穴から突出したベルト部分から枠体外へ
メダルを排出することができるよう形成したことを特徴
とする。
【0011】
【作 用】以下、請求項1記載のメダル補給回収機構の
作用を説明する。補給ラインにおいては、枠体の側板に
設けられた突出用貫通穴から基本ユニットの対向ローラ
ー及びその対向ローラーに掛け渡されたベルトを突出さ
せ、そのベルトの突出部分に枠体外から供給されるメダ
ルを載せる。続いて駆動ローラーを当該メダルが枠体内
に引き込まれるように回転させる。すると、ベルトに載
せられたメダルは、枠体内に引き込まれ、ベルトの端部
より落下する等によってメダルの補給が完了する。
【0012】回収ラインにおいては、枠体の側板に設け
られた突出用貫通穴から対向ローラー及びその対向ロー
ラーに掛け渡されたベルトを突出させる。ついで枠体内
にて余剰のメダルをベルトの上に載せ、突出用貫通穴か
ら枠体外へ運ばれるように駆動ローラーを回転させる。
続いて、請求項2記載のメダル補給回収機構の作用を説
明する。
【0013】補給ライン及び回収ラインにおいて、枠体
の側板に設けられた突出用貫通穴から対向ローラー及び
その対向ローラーに掛け渡されたベルトを突出させ、隣
接されたメダルゲーム機の枠体の導入用貫通穴へ差入
れ、その枠体内のベルト上に位置させる。補給ラインに
あっては、枠体外から供給されるメダルをベルト上に載
せ、駆動ローラーを当該メダルが対向ローラー側へ移動
するよう回転させるのであるが、メダルの補給作業は2
種類あり、本メダルゲーム機以外のメダルゲーム機への
メダル補給と、本メダルゲームへのメダル補給とは相違
する。なお、対向ローラーの方向にメダルを移動させる
ような駆動ローラーの回転を正回転とする。
【0014】本メダルゲーム機以外のメダルゲーム機へ
のメダル補給を行う場合にあっては、本メダルゲーム機
の補給ラインの駆動ローラーは正回転する。すると、本
メダルゲーム機にあっては、駆動ローラー側に隣接され
たメダルゲーム機の補給ラインからメダルが供給されて
本メダルゲーム機の補給ラインのベルトに載せられる
が、そのメダルは対向ローラー側に隣接されたメダルゲ
ーム機の補給ラインのベルトへと送られる。
【0015】本メダルゲーム機以外のメダルゲーム機へ
のメダル補給を行う場合にあっては、本メダルゲーム機
の補給ラインの駆動ローラーは、逆回転する。すると、
本メダルゲーム機にあっては、駆動ローラー側に隣接さ
れたメダルゲーム機の補給ラインからメダルが供給され
て本メダルゲーム機の補給ラインのベルトに載せられ、
そのメダルは駆動ローラー側から枠体内へ落とされ、メ
ダルの補給が完了することとなる。
【0016】回収ラインにおいては、枠体の側板に設け
られた突出用貫通穴から対向ローラー及びその対向ロー
ラーに掛け渡されたベルトを突出させる。ついで枠体内
にて余剰のメダルをベルトの上に載せ、突出用貫通穴か
ら対向ローラー側へ運ばれるように駆動ローラーを回転
させる。するとそのメダルは、駆動ローラー側に隣接さ
れたメダルゲーム機の回収ラインのベルト上に載せられ
るがそのベルトも駆動ローラーの正回転によって運ば
れ、やがて最端に位置するメダルゲーム機外に送られて
回収される。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって、メダル補給回収機構
を説明する。図1は、基本ユニットを組み込んだ1台の
メダル遊技機を示す概念図である。図2は、基本ユニッ
トを示す概念図である。図3は、基本ユニットを組み込
んだメダル遊技機を複数台組み合わせた状態を示す概念
図である。
【0018】まず、図2をもとに、基本ユニット50の
構成について説明する。基本ユニット50は、図示を省
略した基体に対して各々平行に軸支される4つのローラ
ーと、それらのローラーに掛け渡されるベルト56を有
して形成されている。4つのローラーは、駆動ローラー
51、その駆動ローラー51の側方やや上方に位置する
対向ローラー52、駆動ローラー51の下方に位置する
補助ローラー53、及び駆動ローラー51の対向ローラ
ー52側やや下方に位置するアイドラー54である。
【0019】ベルト56は、駆動ローラー51、対向ロ
ーラー52、及び補助ローラー53をその外軌道として
掛け渡されるものであり、アイドラー54によって駆動
ローラー51側に押し付けられている。即ち、アイドラ
ー54は、ベルト56のたるみをとるテンションプーリ
ーの役割を果たす。駆動ローラー51は、図示を省略し
た電動モーターによってその駆動力を得ている。
【0020】対向ローラー52は、基体に対する軸支点
を移動可能に形成されており、対向ローラー52の軸支
点を移動させることによってベルト56の軌道も変化す
る。対向ローラー52の移動可能範囲内での軸支点の移
動は、駆動ローラー51と対向ローラー52とを常に一
直線上に位置させる。補助ローラー53は、ベルト56
外方であって補助ローラー53の下方に位置する張力ス
プリング55によって常時下方に向かって付勢されてい
る。これによってベルト56は、張りを保っている。
【0021】続いて、図1をもとに、説明する。図1に
よれば、1台のメダル遊技機に対し、2つの基本ユニッ
ト50を組み込んで形成したものであり、請求項1記載
のメダル補給回収機構に対応するものである。この1台
のメダル遊技機は、枠体60と、その枠体60の内部に
組み込まれる2つの基本ユニット50とから形成され
る。
【0022】枠体60の側板には、それぞれ2つずつの
貫通穴を有している。この貫通穴は、右側板上部のもの
を突出用貫通穴としての右上穴61、左側板上部のもの
を導入用貫通穴としての左上穴62、左側板下部のもの
を突出用貫通穴としての左下穴63、右側板下部のもの
を導入用貫通穴としての右下穴64とする。枠体60に
組み込まれる基本ユニット50のうちの一方は、突出用
貫通穴としての右上穴61及び左上穴62に合わせて固
定される。他方の基本ユニット50は、導入用貫通穴と
しての左下穴63及び右下穴64に合わせて固定され
る。
【0023】2つの基本ユニット50のうち、上部のも
のが補給ライン50Aを形成し、下部のものが回収ライ
ン50Bを形成する。右上穴61は、上部に固定された
基本ユニット50において、対向ローラー52を外方向
へ移動させた場合に対向ローラー52及びベルト56の
一部を突出させるためのものである。
【0024】同様に、左下穴63は、下部に固定された
基本ユニット50において、対向ローラー52を外方向
へ移動させた場合に対向ローラー52及びベルト56の
一部を突出させるためのものである。このように形成さ
れた右上穴61側方には、図示を省略した補給機構を、
左下穴63側方には、図示を省略した回収機構を備えて
いる。ここで、補給機構とは、補給ライン50Aに対し
てメダルを補給するためのシステムであり、補給するた
めのメダルを蓄えておく貯留部と、その貯留部から補給
ライン50Aにメダルを送るための移送部とを有して形
成されている。また、回収機構とは、回収ライン50A
によって回収されるメダルを取り上げてメダル洗浄機に
送るための回収部、そのメダル洗浄機から補給機構の貯
留部へと戻す返却部とを有して形成されている。メダル
洗浄機に送られたメダルは、洗浄されてゴミや汚れが落
とされ、ゴミや汚れが及ぼす周辺機器への悪影響を防止
する。
【0025】一方、図1に示すメダル補給回収機構には
使用されないが、左上穴62は、この枠体60の左側に
位置する枠体60における上部に固定された基本ユニッ
ト50において、対向ローラー52をその枠体60の外
方向へ移動させて突出させた対向ローラー52及びベル
ト56の一部を取り入れるためのものである。同様に、
右下穴64は、この枠体60の右側に位置する枠体60
における下部に固定された基本ユニット50において、
対向ローラー52をその枠体60の外方向へ移動させて
突出させた対向ローラー52及びベルト56の一部を取
り入れるためのものである。
【0026】なお、枠体60における基本ユニット50
の位置する任意箇所には、ベルト56によって搬送され
るメダルの動きや枠体60内に蓄えられているメダル量
を検知するためのセンサー65を設けている。このセン
サー65の検知結果は、中央制御装置に伝えられる。次
に、上記のメダル補給回収ラインの作用について説明す
る。
【0027】センサー65が、枠体60内に蓄えられて
いるメダル量を検知し、その検知結果を中央制御装置に
伝える。その検知結果によると枠体60内に蓄えられて
いるメダル量が少なくなっている場合には、中央制御装
置が、補給機構と補給ライン50Aの駆動ローラー51
とを作動させる命令を発する。補給機構が作動すると、
その貯留部に蓄えられていたメダルが移送部によって右
上穴61外におけるベルト57に載せられる。一方、駆
動ローラー51が作動すると、駆動ローラー51、対向
ローラー52、補助ローラー53、及びアイドラー54
がベルト57と共に動く。その結果、ベルト57に載せ
られたメダルは枠体60内に運ばれ、ベルト57の端部
から落下するなどしてメダルの補給がなされることとな
る。
【0028】逆に、その検知結果によると枠体60内に
蓄えられているメダル量が多くなっている場合には、中
央制御装置が回収機構と回収ライン50Bの駆動ローラ
ー51とを作動させる命令を発する。回収ライン50B
の駆動ローラー51が作動すると、駆動ローラー51、
対向ローラー52、補助ローラー53、及びアイドラー
54がベルト57と共に動き、そのベルト57にはメダ
ルが載せられて左下穴63外へ運ばれる。左下穴63外
へ運ばれたそのメダルは、回収機構の回収部によって取
り上げられてメダル洗浄機にかけられる。メダル洗浄機
にかけられたメダルは、返却部によって補給機構の貯留
部に戻される。
【0029】次に、図3を用いて請求項2記載のメダル
補給回収機構に対応する実施例を説明する。図3に示す
メダル補給回収機構は、図1に示すメダル補給回収機構
を複数組み合わせて構成したものである。即ち、図1に
示すメダル補給回収機構にて使用されなかった導入用貫
通穴たる左上穴62、及び右下穴64を使用して隣合う
枠体60における補給ライン50A及び回収ライン50
Bを連結して新たに大きな補給ライン50A及び回収ラ
イン50Bを形成するものである。
【0030】両隣にメダルゲーム機を配置したメダルゲ
ーム機(「本メダルゲーム機」と記す)を中心に、更に
具体的に説明する。本メダルゲーム機の枠体60の両側
の側板には、本メダルゲーム機に隣接されたメダルゲー
ム機の枠体60の突出用貫通穴から突出させた対向ロー
ラー52及びベルト57を引き込んで本メダルゲーム機
のベルト57の上方に位置させるための導入用貫通穴、
即ち左上穴62及び右下穴64を設けている。補給ライ
ン50Aは、駆動ローラー51を正回転させることによ
って右側に隣接されたメダルゲーム機の補給ライン50
Aへとメダルを送ることができると共に、駆動ローラー
51を逆回転させることによって枠体60内にメダルを
補給することができるように形成されている。回収ライ
ン50Bは、ベルト57にメダルを載せて枠体60の左
下穴63から突出したベルト57部分から枠体60外へ
メダルを左隣のメダルゲーム機に送ることにより、余分
なメダルを本メダルゲーム機から排出することができる
よう形成されている。
【0031】このようなメダル補給回収機構の構成にあ
っても、各枠体60にセンサー65が設けられており、
ただ一つ設けられた中央制御装置は、各枠体60のメダ
ルの動きを認識したり、メダルの補給や回収が必要な場
合には、補給ライン50Aまたは回収ライン50Bの作
動を命令する。また、このメダル補給回収機構の作用に
あっても前記したメダル補給回収機構とほぼ同様である
が、以下のような相違がある。
【0032】特定の一つの枠体60内のメダルが不足し
た場合は、その旨のがその枠体60に備えられたセンサ
ー65が中央制御装置に伝達する。すると、補給機構が
作動し、補給ライン50Aの作動が命じられ、メダルが
補給ライン50Aのベルト57によって運ばれる。やが
てメダルを補給すべき枠体60のベルトに達したら、そ
の旨をセンサー65が中央制御部に伝える。
【0033】続いて、メダルを補給すべき枠体60の隣
の枠体60であって補給機構よりも遠い位置にある枠体
60に備えられる駆動ローラー51が逆回転し、メダル
を補給すべき枠体60に対してのみ、メダル補給がなさ
れる。特定の一つの枠体60内のメダルが多くなった場
合は、その枠体60とその枠体60から回収機構に連な
る枠体60までの枠体60とからメダル回収がなされ
る。これによって、実質的に、メダルを回収すべき枠体
60のみからのメダル回収が行われたことと同様とな
る。
【0034】上記した実施例によれば、以下のような効
果がある。まず、上記の2種類のメダル補給回収ライン
についてのゲームセンターへの設置にあっては、他のメ
ダル循環機を必要としない。また、基本ユニット50を
となり合う枠体60どおしで連結するだけで補給ライン
50A及び回収ライン50Bを構成することができる。
従って、ゲームセンターにおける現場工事を減らすこと
ができることとなった。
【0035】また、ベルト57が枠体60ひとつずつに
おいて独立しているとともに、補助ローラー53及び張
力スプリング55を備えているため、ベルトの「へた
り」が起きにくくなった。以下、上記した実施例の他、
バリエーションを説明する。回収ライン50Bについて
は、常時可動させておき、あふれたメダルはタイムリー
に回収することとしてもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載のメダル補給回収機構によ
れば、現場工事を減らして生産性を向上させると共に、
ベルトを短くしてベルトの「へたり」を起きにくくし、
更に組立精度をアップすることができるようなメダル補
給回収機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本ユニットを組み込んだ1台のメダル遊技機
を示す概念図である。
【図2】基本ユニットを示す概念図である。
【図3】基本ユニットを組み込んだメダル遊技機を複数
台組み合わせた状態を示す概念図である。
【図4】従来のメダル遊技機を複数台組み合わせた状態
を示す側面概念図である。
【符号の説明】
10 島 20 メダル遊技機 30 補給ライン 31 補給弁 40 回収ライン 50 基本ユニット 50A 補給ライン 50B 回収ライン 51 駆動ローラー 52 対向ローラ
ー 53 補助ローラー 54 アイドラー 55 張力スプリング 56 ベルト 60 枠体 65 センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルゲーム機の外枠を形成する枠体
    と、その枠体内に備えられ、枠体外から枠体内へメダル
    を補給するための補給ライン、及び枠体内から枠体外へ
    メダルを排出するための回収ラインとから形成されるメ
    ダル補給回収機構であって、補給ラインと回収ラインと
    は各々、枠体に軸支される駆動ローラーと、その駆動ロ
    ーラーの側方において軸支されその軸支点を枠体内から
    枠体外へ移動可能に形成された対向ローラーと、駆動ロ
    ーラー及び対向ローラーに掛け渡されるベルトとを備え
    た基本ユニットとして形成され、枠体の側板には、枠体
    内から枠体外へ移動させる対向ローラーとその対向ロー
    ラーに掛け渡されたベルトとを突出させるための突出用
    貫通穴を設け、補給ラインは、枠体の突出用貫通穴から
    突出したベルトに枠体外から供給されるメダルを載せて
    枠体内へメダルを補給することができるよう形成し、回
    収ラインは、ベルトにメダルを載せて枠体の突出用貫通
    穴から突出したベルト部分から枠体外へメダルを排出す
    ることができるよう形成したことを特徴とするメダル補
    給回収機構。
  2. 【請求項2】 メダルゲーム機の外枠を形成する枠体
    と、その枠体内に備えられ、枠体外から枠体内へメダル
    を補給するための補給ライン、及び枠体内から枠体外へ
    メダルを排出するための回収ラインとから形成されるメ
    ダル補給回収機構であって、補給ラインと回収ラインと
    は各々、枠体に軸支される駆動ローラーと、その駆動ロ
    ーラーの側方やや上方において軸支されその軸支点を枠
    体内から枠体外へ移動可能に形成された対向ローラー
    と、駆動ローラー及び対向ローラーに掛け渡されるベル
    トとを備えた基本ユニットとして形成され、枠体の側板
    には、枠体内から枠体外へ移動させる対向ローラーとそ
    の対向ローラーに掛け渡されたベルトとを突出させるた
    めの突出用貫通穴を設けるとともに、突出用貫通穴と反
    対側の枠体の側板には、本メダルゲーム機に隣接された
    メダルゲーム機の枠体の突出用貫通穴から突出させた対
    向ローラー及びベルトを引き込んで本メダルゲーム機の
    ベルトの上方に位置させるための導入用貫通穴を設け、
    補給ラインは、駆動ローラーを正回転させることによっ
    て突出用貫通穴側に隣接されたメダルゲーム機の補給ラ
    インへとメダルを送ることができると共に、駆動ローラ
    ーを逆回転させることによって枠体内にメダルを補給す
    ることができるよう形成し、回収ラインは、ベルトにメ
    ダルを載せて枠体の突出用貫通穴から突出したベルト部
    分から枠体外へメダルを排出することができるよう形成
    したことを特徴とする連結型メダル補給回収機構。
JP3152024A 1991-06-24 1991-06-24 メダル補給回収機構 Pending JPH05180A (ja)

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