JPH05179848A - 錠 前 - Google Patents

錠 前

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JPH05179848A
JPH05179848A JP35814291A JP35814291A JPH05179848A JP H05179848 A JPH05179848 A JP H05179848A JP 35814291 A JP35814291 A JP 35814291A JP 35814291 A JP35814291 A JP 35814291A JP H05179848 A JPH05179848 A JP H05179848A
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Hiroyuki Minemura
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SANPOUROTSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一個の錠で、各種のバックセット量に対応で
きる錠前を提供することにある。 【構成】 ドア用把持具により駆動されるラッチハブ1
1と、このラッチハブ11により駆動される摺動部材1
2と、該摺動部材12により駆動される従動ハブ13
と、この従動ハブ13により突出自在に係合されたラッ
チボルト14を備えた錠前において、前記ラッチハブ1
1を錠前本体の長穴内に移動自在に配設したので、ドア
用把持具の位置を自由に移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅、会社等の各種施
設の扉、ドア等に使用される錠前に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、錠前は、錠を取り付けるドアの
フロント(面板)から鍵穴及びハブ穴の位置までの寸法
(バックセット量)が例えばJISの規格により夫々3
8mm,51mm,60mm,64mm,70mmと決
められている。また、この規格のほかにも種々の寸法の
ものが、多数存在している。また、取り付けるドアの把
持部が握り玉(Knob)か、レバーハンドル(LeverHandl
e)か、プッシュプル(Push Pull)か、サムラッチ(Th
umb Latch)かによってその駆動機構が大きく違ってい
た。つまり、握り玉とレバーハンドルの場合は、スピン
ドル軸によって操作するためラッチハブを直接駆動する
ことにより行っている。また、プッシュプルやサムラッ
チ機構による場合は、別の駆動機構を用いる必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の錠前において、ドアに取り付ける把持部(操作部)
の位置により夫々JIS規格や、その他の寸法に合った
錠前を用意しなければならなかった。また、ドアに取り
付ける把持部が握り玉、レバーハンドル、プッシュプ
ル、サムラッチかによって、異なった機構の錠前を用意
しなければならないという欠点が存在した。これは、在
庫管理の上からも非常に無駄の多いものであった。更
に、鍵穴及びサムターンの位置は、ドア用把持具と一致
させるのが通常であるため、これに対応した錠前が必要
であった。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので一個の錠前で夫々の把持部位置に対応
することのできる錠前を提供することにある。また、他
の目的は、一個の錠前で種々の把持部に対応できる錠前
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る錠前は、ド
ア用把持具により駆動されるラッチハブと、該ラッチハ
ブにより駆動される摺動部材と、該摺動部材により駆動
される従動ハブと、この従動ハブにより突出自在に係合
されたラッチボルトを備えた錠前において、前記ラッチ
ハブを錠前本体の長穴内に移動自在に配設したものであ
る。また、ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
て、前記ラッチハブは、ラッチハブ本体に軸支された回
動片及び爪片と、ラッチハブ本体に形成された軸穴と、
ラッチハブホルダの長穴内に移動及び回動自在に装着さ
れた装着片とを有して成るものである。ドア用把持具に
より駆動されるラッチハブと、該ラッチハブにより駆動
される摺動部材と、該摺動部材により駆動される従動ハ
ブと、この従動ハブにより突出自在に係合されたラッチ
ボルトを備えた錠前において、前記ラッチハブは、二分
割され、夫々で軸穴を形成する軸穴部材と、軸穴部材の
固定された枠部材と、左右の枠部材をピン結合する連結
部材と、軸穴部材が接合する方向へ付勢するバネから構
成されたものであってもよい。更に、ドア用把持具によ
り駆動されるラッチハブと、該ラッチハブにより駆動さ
れる摺動部材と、該摺動部材により駆動される従動ハブ
と、この従動ハブにより突出自在に係合されたラッチボ
ルトを備えた錠前において、ドア用把持具が握り玉、レ
バーハンドル、プッシュプル、サムラッチのいずれであ
ってもよい。更にまた、ドア用把持具により駆動される
ラッチハブと、該ラッチハブにより駆動される摺動部材
と、該摺動部材により駆動される従動ハブと、この従動
ハブにより突出自在に係合されたラッチボルトを備えた
錠前において、前記ラッチハブはラッチハブ本体に軸支
された回動片とラッチハブ本体に固定されたスピンドル
軸等の嵌挿される軸穴の半分を形成する回動軸と、軸穴
の残りの半分を形成するとともに、ラッチハブ本体の円
弧状長穴内に回動自在に装着された回動軸を有する摺動
片とから構成されているものであってもよい。
【0006】
【作用】このように、本発明に係る錠前によれば、一個
の錠前で夫々異なった寸法の把持部位置に対応できると
ともに、握り玉、レバーハンドル、プッシュプル、サム
ラッチ等の全ての把持部材に対応することができる。ま
た、種々の寸法の鍵穴及びサムターン位置に対応するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図面は、本願発明である錠前の内部構造を示
す要部平面図である。ここで、錠前10はドア用把持具
により駆動されるラッチハブ11と、該ラッチハブ11
により駆動される摺動部材12と、該摺動部材12によ
り駆動される従動ハブ13と、この従動ハブ13により
突出自在に係合されたラッチボルト14を備えた錠前に
おいて、前記ラッチハブ11をラッチハブホルダ15内
の長穴16内に移動自在に配設して構成されている。こ
こで、ラッチハブ11は、図11〜図16に示す如く、
ラッチハブ本体11bに軸11aで軸支された回動片1
7及び爪片18とラッチハブ本体11bに固定されたス
ピンドル軸の嵌挿される軸穴19の半分を形成する回動
軸34aと、軸穴19の半分を形成するとともに、ラッ
チハブ本体11bの長穴20a内に摺動自在に装着され
た回動軸34bを有する装着片21とから構成されてい
る。ここで、装着片21は、長穴20bを有していると
共に、該長穴20bの奥に回動軸34bがピン35で固
定されている。この様に構成されたラッチハブ11は、
装着片21が長穴20a内を移動可能になっている。つ
まり、回動軸34aと回動軸34bの相対距離が離れる
と回動片17が曲線部17aで上に押し上げられる。軸
穴19の端部19aでラッチハブホルダ15の長穴22
に摺動自在に装着されている。ラッチハブホルダ15
は、図5,6に示す如くラッチハブ11の装着される、
長穴22と当接部材23と従動ハブ13の装着される切
欠き24等から構成されている。
【0008】摺動部材12は、図3,4に示す如く、略
中央に大きな切欠き25と上端に折曲片26を有し、下
端に従動ハブ13の装着される切欠き27及び従動ハブ
13の腕31のピン31aが係合する係合溝28が形成
されている。図7に示す如く、ラッチボルト14は楔形
のラッチヘッド14aと、従動ハブ13の腕30に立設
されたピン30aが係合される係止凹部29とを有して
いる。また、ラッチヘッド14aの後端に延設された連
結杆14bには、前方へ突出ように付勢するバネ32が
挿通されている。従動ハブ13は、図8〜10に示す如
く、略直角配置された腕30と31とを有し、夫々ピン
30a,31aが立設されている。ピン30aは、前記
の様にラッチボルト14の係止凹部29に係合し、ピン
31aは、摺動部材12の係合溝28に係合される。
【0009】以上のように構成された錠前の動作につい
て説明する。先ず、ドア用把持具に握り玉、レバーハン
ドル等のスピンドル軸を用いる場合について説明する。
これらの場合、図外のスピンドル軸を軸穴19に挿入す
る。この時、ラッチハブ11は、長穴22内を自由に移
動することができる。移動したどの位置であっても、ラ
ッチハブ11を回転操作することにより、ラッチボルト
14を後退させることができる。後退したラッチボルト
14は、バネ32により、再度突出する。図12は、ス
ピンドル軸を図面に対して右に廻した場合を示す。ラッ
チハブ11は、矢印A方向に回転し、左上端で摺動部材
12を上に押し上げる。摺動部材12が上昇すると、摺
動部材12の係合溝28に係合した従動ハブ13が回動
して、係止凹部29に係合した腕30を介してラッチボ
ルト14を後退させる。
【0010】図14は、スピンドル軸を図面に対して左
に廻した場合を示すものである。スピンドル軸を左に回
転すると、ラッチハブ11の爪片18がラッチハブホル
ダ15の内側面に立設された当接部材23に当接し、回
動片17を軸11aを中心として、矢印B方向へ回転さ
せる。回動片17が矢印B方向へ回動すると、当接して
いる摺動部材12を上に押し上げる。摺動部材12が上
昇すると、摺動部材12の係合溝28に係合した従動ハ
ブ13が回動し、ラッチボルト14を後退させる。図2
2は、握り玉40を取り付けた場合を示す側面図であ
る。
【0011】次に、ドア用把持具にプッシュプルを取り
付ける場合について説明する。プッシュプルの場合、図
25,26に示す如くレバー50を押すと、作動片51
が矢印C方向へ回動する。本願発明の錠前をドアに装着
する場合、ドアの表、裏から別々の作動片51が軸穴1
9へ挿入されている。また、ラッチハブ11は、プッシ
ュプルレバーを押していない場合、図15に示す如く、
水平状態にあり、回動片17も、起き上がっていない。
ドアのいずれかのプッシュプルレバーを押す又は引く
と、図16に示す用に作動片51が水平移動し、装着片
21を矢印E方向へ移動させる。装着片21が矢印E方
向に移動すると装着片21の軸穴19の外周部が回動片
17の曲線部17aに当接し、回動片17を矢印F方向
に回動させる。回動された回動片17は、摺動部材12
を上昇させ、従動ハブ13を介してラッチボルト14を
後退させる。図25〜図28は、プッシュプルレバー5
0の作動片51の動作について説明するものである。図
25は、プッシュ型のレバーの例を示すものである。レ
バー50を押すと作動片51が矢印方向に移動し、図2
8(b)に示すようにドアの反対側から挿入された、作
動片51との相対距離が開く。開いた作動片51は、回
動軸34aと回動軸34bを引き離し、図16に示すよ
うに回動片17を押し上げる。図26は、プル型のレバ
ーの例を示すものである。レバー50を引くと作動片5
1が矢印方向に移動し、図28(c)に示すようにドア
の反対側から挿入された、作動片51との相対距離が開
く。開いた作動片51は、回動軸34aと回動軸34b
を引き離し、図16に示すように回動片17を押し上げ
る。
【0012】次にサムラッチによる場合について説明す
る。図24に示す如く、サムラッチ52のラッチレバー
53を親指で押すと、軸穴19に挿入された図外の作動
片がラッチハブ11を介して摺動部材12を上昇させ
る。これにより、従動ハブ13の回動を通じてラッチボ
ルト14が後退する。以上、説明したように、本発明の
錠前によれば、各種のドア用把持具、握り玉、レバーハ
ンドル、プッシュプル、サムラッチに対応することがで
きる。また、各種のドア把持具であっても、作動点の位
置を同一とすることができる。
【0013】図17〜21は、本発明に係るラッチハブ
55の他の実施例を示す分解斜視図及び、正面図であ
る。ここで、ラッチハブ55は二分割され、夫々で軸穴
19を形成する軸穴部材56a,56bと、軸穴部材5
6a,56bの固定された枠部材59a,59bと、左
右の枠部材59a,59bとをピン結合する連結部材5
7、57と軸穴部材56a,56bを接合する方向へ付
勢するバネ58等から構成されている。また、枠部材5
9aには、長穴61aが形成されている。一方、枠部材
59bには、長穴61bが形成されている。以上のよう
に構成されたラッチハブ55は、まず、握り玉による場
合は、図19,20に示す如く、軸穴19にスピンドル
軸を挿入し、左右に回転させる。図19は、握り玉を右
に廻した場合を示し、図20は左に廻した場合を示す。
回転することにより、ラッチハブ55の上端が摺動部材
12を上昇させ、従動ハブ13を介してラッチボルト1
4を後退させる。握り玉の場合は左右に廻すが、レバー
ハンドルの場合は、いずれか一方向のみの回転でよい。
また、サムラッチを使用した場合は、前記実施例と同様
に作動する。更に、プッシュプルハンドルに使用する場
合は、第1の実施例で説明した如く、軸穴19に作動片
51を挿入し、組み付ける。このように構成された場
合、レバー50を押し、また引くと軸穴部材56a,5
6bは左右に開き、連結部材57が上昇する。上昇した
連結部材57は、摺動部材12を押上従動ハブ13を介
してラッチボルト14を後退させる。
【0014】デッドボルト機構は、鍵または、サムター
ンで駆動されるデッドハブ111と、該デッドハブ11
1で上下に駆動される摺動部材112と、該摺動部材1
12により駆動される従動ハブ113と、この従動ハブ
113により突出自在に係合されたデッドボルト114
を備え、前記デッドハブ111には錠前本体の切欠き穴
116内に移動かつ回動可能に支承する支持部111a
が備えてある。デッドハブ111は、摺動部材112を
上下させる作動腕111bとバネ118の一端が係止さ
れるピン111dを有した付勢腕111cとを備えてい
る。そして、デッドハブ111は、デッドハブホルダ1
17に支持部で半回動自在に支承されており、バネ11
8で付勢腕111cが長穴117aの中間で停止しない
様にクリック感を出す様に付勢している。また、デッド
ハブホルダ117は、デッドハブ111とともに錠前本
体内を左右に移動する。摺動部材112は、中央に略長
方形の切欠き112aを有すると共に、従動ハブ113
と係合する係合部119を有している。そして、錠前本
体の切欠き穴116と摺動部材112の切欠き112a
は、略重なる範囲で移動する。デッドボルト114は、
中央に長穴120を有し、本体に立設されたピン121
に案内されて左右に移動する。また、基端部には、従動
ハブ113の腕122と係合する係合凹部114aが形
成されている。従動ハブ113は、2本の腕122,1
23を有しており、夫々ピン122a,123aを備え
ている。ピン123aは、摺動部材112の係合部11
9と係合している。
【0015】以上のように構成されたデッドボルト機構
の動作について説明する。先ず、施錠する場合は、図外
の鍵或いはサムターンによりデッドハブ111を図1中
で、矢印X方向へ回転する。すると、デッドハブ111
の作動腕111bが摺動部材112の切欠き112aの
下端に当接し、下方へ押し下げる。摺動部材112が下
降すると、従動ハブ113が左回転し、デッドボルト1
14を錠前本体から突出させる。ここで、デッドハブ1
11は、バネ118の働きにより、摺動部材112を完
全に下降した位置または、上昇した位置でクリック感を
持って停止し、中間では止まり難い。
【0016】また、解錠する場合、前述の手順と逆に、
図外の鍵或いは、サムターンを右に回す。デッドハブ1
11を右に回すと、作動腕111bが切欠き112aの
上端に当接し、摺動部材112を上昇させる。摺動部材
112が上昇すると、従動ハブ113の動作を介して、
デッドボルト114が錠前本体内へ後退する。また、本
願発明の錠前では、デッドハブ111、デッドハブホル
ダ117が切欠き穴116の範囲内を移動することがで
きる。切欠き穴116の範囲内であれば、摺動部材11
2の切欠き112aの範囲内であるので、作動腕111
bは、摺動部材112を上昇、下降させるのに支障な
い。このように、本願発明の錠前は、デッドハブ111
の位置も自由に移動することができる。
【0017】尚、以上の実施例では、ドアの端面からド
ア把持具までの寸法(バックセット量)が移動できると
ともに、各種のドア把持具に対応できる。このため、錠
前の在庫管理上有利である。また、握り玉、レバーハン
ドルのみに対応するものであれば、ラッチハブの形状を
より単純にすることができる。図29,30は、ラッチ
ハブ61の形状を単純化した例を示すものである。この
場合、ラッチハブホルダ15は必要なく、錠前本体の長
穴62に回動軸63を遊嵌すればよい。
【0018】以上のように、本願発明の錠前によれば、
バックセット量を設定範囲内で自由に調整することがで
きる。また、握り玉、レバーハンドル、プッシュプル、
サムラッチ式の何れのドアノブであっても適用できる。
更に、ラッチボルト14の後退を規制する部材を設けれ
ば、突出したラッチボルトをデッドボルトと兼用するこ
とができる。
【0019】図31〜図35は、本願発明に使用するラ
ッチハブのその他実施例を示すものである。ラッチハブ
200は、図に示す如く、ラッチハブ本体201に軸2
02で軸支された回動片203とラッチハブ本体201
に固定されたスピンドル軸等の嵌挿される軸穴204の
半分を形成する回動軸205aと、軸穴204の半分を
形成するとともに、ラッチハブ本体201の円弧状長穴
206a内に回動自在に装着された回動軸205bを有
する摺動片207とから構成されている。ここで、摺動
片207は、円弧状長穴206bを有していると共に、
該円弧状長穴206bの奥に回動軸205bがピン20
8で固定されており、前記ラッチハブ本体201とピン
209で回動自在に支持されている。この様に構成され
たラッチハブ200は、摺動片207が円弧状長穴20
6a内を回動可能になっている。つまり、回動軸205
aと回動軸205bの相対距離が離れるとラッチハブ本
体201がピン209を中心として回動し、左方上部が
上昇して、摺動部材12を押し上げる。そして、軸穴2
04の端部で図外のラッチハブホルダの長穴に摺動及び
回動自在に装着されている。
【0020】このように、構成されたラッチハブ200
は、握り玉、レバーハンドル等のスピンドル軸を使用す
る場合でもラッチハブホルダの長穴内を自由に移動でき
る。移動したどの位置であっても、ラッチハブ200を
回転操作することにより、ラッチボルト14を後退させ
ることができる。また、プッシュプルを使用する場合に
は、ドアの両面から作動片を軸穴204に挿入し、レバ
ー操作によりピン209を中心に回動軸205aと回動
軸205bが離隔するように開く。すると、ラッチハブ
本体201の左肩部がピン209を中心として上昇し
て、図外の摺動部材12を押し上げラッチボルトを後退
させる。この様な構成とした場合には、ラッチハブ20
0の摺動摩擦を低減することができる。尚、本発明は以
上の実施例に限ることなく本発明の技術思想に基ずいて
種々の設計変更が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る錠前によれば、ドア用把持具により駆動されるラッチ
ハブと、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該
摺動部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブに
より突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前に
おいて、前記ラッチハブをラッチハブホルダ内の長穴内
に移動自在に配設したので、ドア用把持具の位置(バッ
クセット量)を自由に設定することができる。また、ド
ア用把持具により駆動されるラッチハブと、該ラッチハ
ブにより駆動される摺動部材と、該摺動部材により駆動
される従動ハブと、この従動ハブにより突出自在に係合
されたラッチボルトを備えた錠前において、前記ラッチ
ハブは、ラッチハブ本体に軸支された回動片及び爪片
と、ラッチハブ本体に形成された軸穴と、ラッチハブ本
体の長穴内に摺動自在に装着された装着片とを有して構
成した場合、一個の錠前で各種のドア用把持具、握り
玉、レバーハンドル、サムラッチ、プッシュプル等に対
応して使用することができる。したがって、本願発明に
よれば、一個の錠前により種々の寸法のバックセット量
の錠前に対応できると共に、種々のドア用把持部材を使
用することができ、在庫管理の上からも極めて優れた効
果を奏するものである。また、請求項6のように構成し
た場合、錠穴及びサムターンの位置も自由に移動するこ
とができる。更に、請求項7のように構成した場合は、
駆動の為の摩擦力を低減することができる。したがっ
て、ドアの開閉を小さな力で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である錠前の内部構造を示す
要部平面図である。
【図2】本発明の一実施例である錠前の外形を示す平面
図である。
【図3】本発明の一実施例である錠前に使用する摺動部
材を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例である錠前に使用する摺動部
材を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例である錠前に使用するデッド
ハブホルダ示す平面図である。
【図6】本発明の一実施例である錠前に使用するデッド
ハブホルダ示す右側面図である。
【図7】本発明の錠前に使用するラッチボルトを示す平
面図である。
【図8】本発明の錠前に使用する従動ハブの平面図であ
る。
【図9】本発明の錠前に使用する従動ハブの正面図であ
る。
【図10】本発明に錠前に使用する従動ハブを示す右側
面図である。
【図11】本発明に錠前に使用するラッチハブを示す分
解斜視図である。
【図12】本発明に錠前に使用するラッチハブの組立図
である。
【図13】本発明の錠前を握り玉及びレバーハンドルに
使用した場合のラッチハブの作動例を示す正面図であ
る。
【図14】本発明の錠前を握り玉に使用した場合のラッ
チハブの作動例を示す正面図である。
【図15】本発明の錠前をプッシュプルレバーに使用し
た場合のラッチハブを示す正面図である。
【図16】本発明の錠前をプッシュプルレバーに使用し
た場合のラッチハブを示す正面図である。
【図17】本発明の錠前に使用するラッチハブの他の実
施例を示す分解斜視図である。
【図18】本発明の錠前に使用するラッチハブの他の実
施例を示す組立図である。
【図19】本発明の他の実施例であるラッチハブの作動
状態を示す正面図である。
【図20】本発明の他の実施例であるラッチハブの作動
状態を示す正面図である。
【図21】本発明の他の実施例であるラッチハブの作動
状態を示す正面図である。
【図22】本発明の錠前を握り玉に使用した例を示す側
面図である。
【図23】本発明の錠前をレバーハンドルに使用した例
を示す側面図である。
【図24】本発明の錠前をサムラッチに使用した例を示
す側面図である。
【図25】本発明の錠前をプッシュプルレバーに使用し
た例を示す側面図である。
【図26】本発明の錠前をプッシュプルレバーに使用し
た例を示す側面図である。
【図27】本発明の錠前をプッシュプルレバーに使用し
た場合の作動片を示す一部切欠き断面図である。
【図28】本発明の錠前をプッシュプルレバーに使用し
た場合の作動片の移動状態を示す説明図で、(a)はプ
ッシュプルレバーを操作しない場合、(b)は、ドアの
片側のプッシュプルレバーを操作した場合、(c)は、
ドアの他側のプッシュプルレバーを操作した場合ある。
【図29】本発明の錠前に使用するラッチハブの他の例
を示す平面図ある。
【図30】本発明の錠前に使用するラッチハブの他の例
の作動状態を示す平面図ある。
【図31】本発明の錠前に使用するラッチハブのその他
の実施例を示す分解斜視図である。
【図32】本発明の錠前に使用するラッチハブのその他
の実施例を示す組立図である。
【図33】本発明の錠前に使用するラッチハブのその他
の実施例を示す部品図ある。
【図34】本発明の錠前に使用するラッチハブのその他
の実施例を示す部品図ある。
【図35】本発明の錠前に使用するラッチハブのその他
の実施例を示す部品図ある。
【符号の説明】
10 錠前 11,55 ラッチハブ 11a 軸 11b ラッチハブ本体 12 摺動部材 13 従動ハブ 14 ラッチボルト 14a ラッチヘッド 15 ラッチハブホルダ 16 長穴 17 回動片 17a 曲線部 18 爪片 19 軸穴 19a 端部 20 長穴 21 装着片 22 長穴 23 当接部材 24 切欠き 25 切欠き 26 折曲片 27 切欠き 28 係合溝 29 係止凹部 30 腕 30a ピン 31 腕 31a ピン 32 バネ 34a,34b 回動軸 35 ピン 40 握り玉 50 レバー 51 作動片 52 サムラッチ 53 ラッチレバー 56a,56b 軸孔部材 57 連結部材 58 バネ 60 レバーハンドル 61 ラッチハブ 62 長穴 63 回動軸 111 デッドハブ 111a 支持部 111b 作動腕 111c 付勢腕 111d ピン 112 摺動部材 112a 切欠き 113 従動ハブ 114 デッドボルト 114a 係合凹部 116 切欠き穴 117 デッドハブホルダ 117a 長穴 118 バネ 119 係合部 120 長穴 121 ピン 200 ラッチハブ 201 ラッチハブ本体 202 軸 203 回動片204 軸穴 205a,b 回動軸 206a,b 円弧状長穴 207 摺動片 208 ピン 209 ピン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
    と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
    部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
    突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
    て、前記ラッチハブを錠前本体の長穴内に移動自在に配
    設したことを特徴とする錠前。
  2. 【請求項2】ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
    と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
    部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
    突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
    て、前記ラッチハブは、ラッチハブ本体に軸支された回
    動片及び爪片と、ラッチハブ本体に形成された軸穴と、
    ラッチハブホルダの長穴内に移動及び回動自在に装着さ
    れた装着片とを有して成ることを特徴とする錠前。
  3. 【請求項3】ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
    と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
    部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
    突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
    て、前記ラッチハブは、二分割され、夫々で軸穴を形成
    する軸穴部材と、該軸穴部材の固定された左右の枠部材
    と、左右の枠部材をピン結合する連結部材と、前記軸穴
    部材が接近する方向へ付勢するバネから構成されている
    ことを特徴とする錠前。
  4. 【請求項4】ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
    と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
    部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
    突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
    て、ドア用把持具が握り玉、レバーハンドル、プッシュ
    プル、サムラッチであることを特徴とする錠前。
  5. 【請求項5】ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
    と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
    部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
    突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
    て、前記ラッチボルトの後退を選択的に規制する部材を
    備え、ラッチボルトをデッドボルトと兼用したことを特
    徴とする錠前。
  6. 【請求項6】ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
    と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
    部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
    突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
    て、前記ラッチハブを錠前本体の長穴内に移動自在に配
    設すると共に、鍵もしくは、サムターンで駆動されるデ
    ッドハブと、該デッドハブで上下に駆動される摺動部材
    と、該摺動部材により駆動される従動ハブと、この従動
    ハブにより突出自在に係合されたデッドボルトを備え、
    前記デッドハブには該デッドハブを錠前本体の切欠き穴
    内を移動かつ回動可能に支承する支持部が備えられてい
    ることを特徴とする錠前。
  7. 【請求項7】ドア用把持具により駆動されるラッチハブ
    と、該ラッチハブにより駆動される摺動部材と、該摺動
    部材により駆動される従動ハブと、この従動ハブにより
    突出自在に係合されたラッチボルトを備えた錠前におい
    て、前記ラッチハブはラッチハブ本体に軸支された回動
    片とラッチハブ本体に固定されたスピンドル軸等の嵌挿
    される軸穴の半分を形成する回動軸と、軸穴の残りの半
    分を形成するとともに、ラッチハブ本体の円弧状長穴内
    に回動自在に装着された回動軸を有する摺動片とから構
    成されていることを特徴とする錠前。
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