JPH05179325A - 高炉の湯口を施栓する方法およびこの方法を実施するための施栓機 - Google Patents

高炉の湯口を施栓する方法およびこの方法を実施するための施栓機

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JPH05179325A
JPH05179325A JP4151101A JP15110192A JPH05179325A JP H05179325 A JPH05179325 A JP H05179325A JP 4151101 A JP4151101 A JP 4151101A JP 15110192 A JP15110192 A JP 15110192A JP H05179325 A JPH05179325 A JP H05179325A
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    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
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    • F27D3/15Tapping equipment; Equipment for removing or retaining slag
    • F27D3/1509Tapping equipment
    • F27D3/1536Devices for plugging tap holes, e.g. plugs stoppers

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 施栓工程中の湯口付近の高炉の壁の損耗の恐
れを低減することのできる新規な施栓方法および新規な
施栓機を提供する。 【構成】 施栓ガン10を使用して高炉の湯口を施栓す
る方法において、この施栓ガンは高炉の壁に対して施栓
ガン10を押し付け接触状態に保持する第一液圧作動シ
リンダ18を具備しており、第二液圧作動シリンダ26
は施栓塊を前記湯口内に注入するピストン30を作動さ
せる。施栓ガン10の先端と炉壁との間の接触圧力を限
定するために、第一液圧作動シリンダ18の供給圧力P
は第二液圧作動シリンダ26の供給圧力Pの関数と
して調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、高炉の壁に設けられた湯口を施
栓する方法であって、少なくとも第一液圧作動シリンダ
の作用で支柱のまわりに回動できる担持アームに装着さ
れた施栓ガンを使用し、この施栓ガンは前記第一液圧作
動シリンダの作用で炉の壁に対して押し付け接触状態に
保持されている間に施栓ガンの前部銃口を通して施栓塊
を前記湯口内に注入するために第二液圧作動シリンダの
働きで滑動するピストンを備えた室を有することを特徴
とする湯口を施栓する方法である。本発明はまた、この
方法を実施するための施栓機にも関する。
【0002】高炉特に溶鉱炉の湯口が、施栓塊により施
栓されることは公知である。施栓塊は施栓ガンつまり粘
土ガンを用いて極めて高い圧力で湯口内に注入され、施
栓塊は凝固するにつれて湯口を塞ぐ。施栓塊は、一般に
粘土および凝固過程を早める合成添加剤をベースとして
いる。最新の溶鉱炉が稼動する高い圧力および現在使用
されている施栓塊の性状は、湯口を施栓するために極め
て高い施栓圧力を必要とする。
【0003】最新の施栓ガンは、前部銃口の出口におい
て200x10Pa以上に達し得る施栓圧力で稼動す
べく設計されている。そのような施栓圧力で稼動し得る
ために、現在の施栓ガンでは300x10Paの作動
液圧が使用される。
【0004】施栓工程中に、施栓ガンはその前部銃口の
先端が高炉の壁に押し付けられる。高炉の壁と施栓ガン
の銃口の先端との間の密閉を確保して漏出を阻止するた
めに、高炉の壁と前部銃口の先端との間に施栓圧力の1
0〜20%の最小接触圧力を確保することが必要であ
る。もちろん、施栓塊により施栓機に対して及ぼされる
反作用を平衡させることも必要である、つまり、この反
作用は機械を湯口から遠ざける傾向を示すのである。こ
の反作用は施栓圧力に比例する。現在まで、これは施栓
ガンの担持アームを作動させる液圧作動シリンダに対し
て全施栓工程にわたって液圧システムの全作動圧力を及
ぼすことにより実施されてきた。
【0005】ここで指摘されるべきは、施栓ガンはこの
ような高い圧力で施栓を実行すべく設計されているが、
この最大圧力は全施栓工程にわたって使用されるわけで
はないことである。事実、湯口が施栓塊に対してほとん
ど抵抗を示さない初期段階では、銃口を通して施栓塊を
湯口内に注入するために加えられる圧力は比較的低く、
50x10Pa台以下である。この圧力は漸増して、
施栓工程の終わりには200x10Pa台の到達す
る。これは、施栓ガンが全施栓工程にわたって最大の力
を以て高炉の壁に対して負荷されたならば、この力は施
栓作業の開始時には実際の所要力よりも4倍も大きいこ
とを意味する。事実、施栓塊により施栓機に対して及ぼ
される反作用が施栓圧力だけに比例して増加するなら
ば、高炉の壁と前部銃口の先端との間の接触圧力は施栓
工程の開始時には、高炉の壁と前部銃口の先端との間の
密封を確保するために必要とされる最小圧力に等しい施
栓工程の終了時のそれより4倍も高いのである。工程開
始時のこの高い接触圧力は湯口の周囲のレンガを破壊し
たり、それに貫入する恐れを惹起するが、これは施栓ガ
ンの銃口の環状リムが比較的鋭い縁を有するためにそれ
だけ影響が大きい。
【0006】本発明の目的は、施栓工程中の湯口付近の
高炉の壁の損耗の恐れを低減することのできる新規な施
栓方法および新規な施栓機を提供することにある。
【0007】この目的を達成するために、本発明は高炉
の壁に設けられた湯口を施栓する方法であって、少なく
とも第一液圧作動シリンダの作用で支柱のまわりに回動
できる担持アームに装着された施栓ガンを使用し、この
施栓ガンは前記第一液圧作動シリンダの作用で炉の壁に
対して押し付け接触状態に保持されている間に施栓ガン
の前部銃口を通して施栓塊を前記湯口内に注入するため
に可変圧力で動作する第二作動シリンダの働きで滑動す
るピストンを備えた室を有するものである湯口を施栓す
る方法において、施栓ガンを炉の壁に対して押し付け接
触状態に維持するための前記第一液圧作動シリンダの供
給圧力Pは、施栓塊を押し出すピストンを作動させる
前記第二作動シリンダの可変供給圧力Pの関数として
施栓工程中に調節されることを特徴とする高炉の湯口を
施栓する方法を提供する。
【0008】この調節は好ましくは関係式P(t)=
k・P(t)にしたがって行われるが、ここでkは所
与の機械に対する施栓塊の性状に基づく所定の定数であ
り、またP(t)は施栓ガンを炉の壁に対して押し付
け接触状態に保持する第一液圧作動シリンダの時間tの
瞬間における供給圧力であり、さらにP(t)は押出
しピストンを作動させる第二液圧作動シリンダの時間t
の瞬間における供給圧力である。
【0009】調節は好ましくは、押し付け圧力P
(t)が所定の最小圧力P最小以下にならないように
行われる。
【0010】施栓ガンの押し付け圧力のこの調節は、施
栓ガンを炉の壁に対して押し付ける力を漸進的にかつ施
栓圧力に比例して増加させることができる。この措置に
より、湯口の周囲を損耗させる恐れのある施栓ガンの先
端と炉の壁との間の過度に高い圧力が回避され得る。
【0011】本発明は、高炉の壁に設けられた湯口を施
栓する機械であって、圧力Pで動作する少なくとも第
一液圧作動シリンダの作用で支柱のまわりに回動できる
担持アームに装着された施栓ガンからなり、この施栓ガ
ンは前記第一液圧作動シリンダの作用で炉の壁に対して
押し付け接触状態に保持されている間に施栓ガンの前部
銃口を通して施栓塊を前記湯口内に注入するために可変
圧力Pで動作する第二作動シリンダの働きで滑動する
ピストンを備えた室を有するものである湯口を施栓する
機械において、最小圧力P最小を確定する減圧弁を介し
て供給システムの作業圧力Pに接続された前記第一液
圧作動シリンダの第一供給回路、および液圧が施栓ガン
のピストンを作動させる前記第二作動シリンダの可変供
給圧力Pの関数である第一作動シリンダの第二供給回
路を特微とする高炉の湯口を施栓する機械も提供する。
【0012】第一実施態様にしたがって、第二回路は制
御操作されて開放される逆止め弁を介して施栓ガンのピ
ストンを作動させる作動シリンダの供給圧力Pに接続
される。
【0013】第二実施態様にしたがって、第二回路は作
業圧力Pに接続されかつ施栓ガンのピストンを作動さ
せる液圧作動シリンダの供給圧力Pを測定する圧力セ
ンサにより制御操作される調整可能な圧力調整弁からな
る。この回路はさらに、関係式P=k・Pにしたが
って調節を行うために前記圧力センサの測定値を増減さ
せる装置を含むことができる。
【0014】その他の長所および特徴は、添付図面に関
連して例示により以下に記載されるいくつかの好ましい
実施態様の説明から明らかとなるであろう。
【0015】図1は、溶鉱炉の湯口の施栓機を概略的に
示している。本機は担持アーム12の両端の一方により
支持された施栓ガン10からなり、この担持アームの他
端はベース16上に設置された支柱14のまわりに回動
する。担持アーム12の回動は、ベース16に装着され
かつそのロッド20が担持アーム12に直接的に作用す
る液圧作動シリンダ18の作用により行われる。参照数
字22は、担持アーム12の運動中に施栓ガン10を案
内および操縦するためのロッドを表している。施栓ガン
10は第二液圧作動シリンダ26により後方に延ばされ
る円筒形の粘土室24からなり、このシリンダのロッド
28はピストン30に作用して円筒室24内で滑動させ
る。この室24内に含まれる施栓塊は、その端つまりそ
の先端において出口を囲む肩部34からなる狭まった銃
口32を介してピストン30の推力の作用により室24
から押し出される。この肩部34は、施栓塊を湯口内に
注入する間に湯口のまわりの炉壁に対して密閉された状
態で押し付けられなければならない。
【0016】参照文字Pは、室24内の押出しピスト
ン30を動かすための第二液圧作動シリンダ26の液圧
供給圧力を表す。この液圧は施栓塊を湯口内に注入する
作業だけでなく、施栓塊を狭まった銃口32を介して押
し出すために施栓塊を変形させる作業も実施する。図示
された機械では、施栓圧力が200x10Paまで上
昇するならば、施栓塊を注入するために300x10
Pa台の液圧作業圧力Pを用いることが必要であるこ
とが確認できる。
【0017】参照文字Pは、液圧作動シリンダ18の
液圧供給圧力を表す。この圧力は、それが施栓ガンを移
動させるためであるか、あるいは施栓工程中に施栓ガン
を炉壁に対して密閉された押し付け接触状態で保持する
ためであるかに応じて、異なる大きさを有する。
【0018】図示されていない液圧装置は作業圧力P
における圧液を提供するが、その最大値は液圧回路を介
して作動シリンダ18および施栓ガン10の液圧シリン
ダ26の両方に供給するために300x10Pa台で
ある。
【0019】しかし、今日まで作動シリンダ18の供給
圧力Pは施栓工程を通じて最大作業圧力Pに合致し
ていたが、本発明は作動シリンダ18の圧力Pをピス
トン30を動かして施栓塊を湯口に注入させるために必
要とされる供給圧力Pの関数として調節することを提
案している。
【0020】図2の線図は施栓工程における圧力の経時
変化を示しているが、図示された例では、その時間はお
よそ50秒間継続するとみなされる。液圧装置により提
供される最大圧力は、300x10Pa台の圧力P
である。
【0021】最初の15秒間は、圧力Pで作動する液
圧作動シリンダ18の作用により施栓ガンを待機位置か
ら炉壁に対して押し付け接触状態にある作業位置へ動か
すために用いられる。この圧力Pは、施栓ガンの始動
に対して70x10Pa台である。施栓ガンが動いた
ならば、圧力Pはおよそ50x10Paの値に下が
った後に銃口32が炉壁と接触する際におよそ90x1
Paに急上昇する。
【0022】施栓ガンが15秒後にその作業位置に来た
ならば、施栓工程が開始される。曲線Pは、ピストン
30を動かして施栓塊を湯口に注入させるために必要と
される液圧作動シリンダ26の圧力を表す。施栓工程の
最初の25秒間に、圧力Pはそれほど高くなく、緩や
かに増加するだけであるが、施栓工程の後半においては
この圧力Pは提供可能な最大圧力Pに向かって急上
昇することが観察される。これは、湯口は工程の開始時
には施栓塊に対して比較的小さな抵抗しか示さないが、
この抵抗は湯口が塞がれるにつれて増大するという事実
のためである。もちろん、曲線Pの経時変化はとりわ
け施栓塊の粘度および湯口内でのその挙動に影響される
のである。
【0023】今日まで液圧作動シリンダ18の圧力P
は実際の施栓工程が開姶された時の作動圧力Pに等し
いが、本発明にしたがって、圧力Pを施栓工程の第一
段階では90x10Pa台の最小値P最小に保持する
ことが提案される。この段階では、この圧力は湯口に注
入された施栓塊の施栓ガンに対する反作用を補償し、ま
た肩部34の周囲に十分な密閉を確保するために十分な
大きさである。施栓工程のおよそ27秒後に圧力P
作動シリンダ18を保持している圧力P最小の到達する
と同時に作動シリンダ18の液圧Pは圧力Pの経時
変化に応じてそれが最大作業圧力Pに達するまで漸増
する。したがって、圧力PおよびPを示す曲線は施
栓工程の後半の間のグラフ上で一致している(図2の参
照数字100で表わされた曲線を参照すること)。
【0024】実用では、関係式P(t)=k・P
(t)にしたがってPを調整する可能性を有するこ
とが好ましいが、ここでkは特に施栓塊の性状の関数と
しての所与の機械に対して選定された定数である。上記
の場合つまりP(t)が第二施栓階中にP(t)に
等しい場合には、kは明らかに1に等しい。図2におい
て破線で示された二つの曲線は、kが1よりも大きい、
または小さい時の押し付け圧力の調節例を示している
(参照数字101および102表された曲線を参照する
こと)。施栓塊が比較的流動性であるならば、施栓ガン
の先端と高炉壁との間の接触圧力は漏出を避けるために
高くなければならず、したがって定数kの値を増加させ
ることが必要となる。圧力Pは、実質的に上側の曲線
にしたがって時間と共に変化する。対照的に施栓塊が高
い粘度を有する場合には、圧力Pが下側の曲線の類似
した曲線を描くようにkの値を下げることができる。し
かし、kの変動幅は機械の設計データおよび特に二つの
作動シリンダ18および26のサイズならびにピストン
30および先端部32により本質的に影響されることが
明らかである。
【0025】前記の説明は、作動シリンダ18の液圧P
および施栓ガン10の液圧作動シリンダ26の液圧P
に基づいている。しかし、本発明の効果はこれらの曲
線の結果が施栓ガン10の銃口32における力に変換し
て図示される方が分かり易い。実際に、炉壁に対する施
栓ガンの押し付け力は、施栓圧力から生じる反作用に対
して補償できなければならず、しかも施栓塊の側面漏出
を阻止するために十分な接触圧力を保証しなければなら
ない。
【0026】図3は1,000daNの単位で、施栓時
間の関数としての圧力PおよびPにより生起される
力を示している。力の単位に面し、また10Paの単
位で縦座標に沿うのが、それぞれ液圧作動シリンダ18
および26の当該圧力PおよびPである。これらの
二つの縦座標PとPとの間には施栓圧力P、すなわ
ち銃口32を介して出口における施栓塊に負荷される圧
力が記載されている。圧力Pが最大つまりP=30
0x10Paであるならば、200x10Pa台の
施栓圧力Pが測定される。
【0027】300x10Paの最大圧力Pに応じ
て、42x10daNの力F最大が施栓ガン10の
第一液圧作動シリンダにより炉壁の方向に負荷される。
対照的に最大施栓力P=200x10Paに応じて、
36x10daN台の最大反作用が施栓塊により機械
に負荷される。この反作用は施栓機を湯口から引き離す
傾向を有しており、したがってF最大から減じられ
る。換言すれば、第一作動シリンダにより施栓ガンに負
荷される最大力は前記の最大反作用を17%程度超える
が、これは施栓塊の側面の漏出を阻止する肩部34と炉
壁との間の接触圧力を生起するために十分である。
【0028】曲線Fは、施栓工程中の施栓圧力から生
じる施栓機への反作用を表す。そのため、この曲線の全
体的な見かけは、図2のPのそれに合致している。曲
線Fは,圧力Pの作用による施栓ガンの炉壁に対す
る押し付け力を表す。この曲線はしたがって図2の最小
圧力に照応する水平レベル区間からなり、また図2の曲
線Pに照応する全体的な見かけを有する。
【0029】二つの曲線FとFとの間のクロス・ハ
ッチング区域は、二つの力の差(F−F)における
経時変化を表す。この差は、肩部34を介して炉壁に対
して実際に負荷される押し付け力を表す。この差(F
−F)は、肩部34と炉壁との間の実際の接触圧力の
忠実な画像である。この接触圧力は施栓工程の開始時に
最大となるが、この最大値は同じ瞬間での(F最大−
)に照応する接触圧力の20%にすぎないことが観
察される。次いで接触圧力は施栓工程の前半中に減少し
ておよそ27秒後にその最小値に達するが、その後はF
=F最大の際の相対的最大値まで増加する。
【0030】図4は、作動シリンダ18の圧力Pを作
動シリンダ26の液圧Pの関数として調節するための
液圧回路を示している。300x10Pa台の値の作
業圧力Pは、図示されていない液圧システムにより供
給される。この作業圧力Pは、減圧弁40においてP
最小の値に低減される。作動シリンダ18には分配弁4
2および二つの逆止め弁44と46を介してこの圧力P
最小での圧液が供給されるが、それにより施栓ガンは待
機位置から作業位置に動かされ、したがって施栓ガンは
図2に基づく施栓工程の開始時の圧力P最小で炉壁に押
し付けられる。
【0031】液圧作動シリンダ26は分配弁48を介し
て供給され、また液圧作動シリンダ26を作動させる供
給圧力Pは図2の曲線Pにしたがって施栓工程中に
漸増する。
【0032】圧力Pを圧力Pの関数として調節する
ために、作動シリンダ18の供給回路は制御操作されて
開放される二つの逆止め弁50および52を介してシリ
ンダ26の供給回路に接続されている。これらの二つの
逆止め弁50および52は、圧液がある回路から他の回
路へ制御されずに通過することを阻止する。作動シリン
ダ18が最小圧力P最小の圧液を供給されたならば、弁
52はこの圧力の作用により自動的に開かれる。対照的
に、逆止め弁50は圧液が圧力P最小で液圧作動シリン
ダ26の供給回路に向かって流れることを阻止する。逆
止め弁50はシリンダ26の供給回路の圧力により,圧
力Pが圧力P最小を超えた場合にのみ開くように制御
操作される。したがって、この時点から、圧液はシリン
ダ26の供給回路から圧力Pの制御下Pの開放弁5
2および弁50を介して作動シリンダ18の供給回路に
流入することができ、圧力Pは圧力Pに等しくな
る。したがって、弁50が開いた後は状況はPがP
に等しい時の図2により示されたものに戻るのであり、
定数kは図4に基づく回路には含まれていない。
【0033】制御操作されて開放される逆止め弁52
は、本発明に基づく圧力Pの調節には必ずしも必要で
ないことが看取されるべきである。この弁は、例えば液
圧作動シリンダ26が施栓ガンに充填するために施栓ガ
ンの待機位置において作動される際に、圧液が作動シリ
ンダ18の回路へ流入することを阻止する機能を果た
す。
【0034】図5はP=k・Pのタイプの関係式に
したがってPを調節するための定数kを含む回路の実
施態様を示しており、ここではkは1とは異なる。図5
において、図4におけるものと同じ参照数字は合致する
要素を表すために用いられている。
【0035】図5の線図に基づく最小圧力P最小での作
動シリンダ18への供給は、図4に基づく操作モードの
それと同一である。しかし、図4とは異なり、作動シリ
ンダ18の第二供給回路は作動シリンダ26の供給回路
に直結されておらず、並行回路54の介在により液圧シ
ステムの作業圧力Pに接続されている。この第二回路
54は、圧力Pが最小圧力P最小を超えると同時に稼
動する。それは開放のために制御操作される逆止め弁5
6により開かれるが、この弁の開放は圧力Pが数値P
最小に達した時に作動シリンダ26の供給回路により自
動的に操作される。さらに回路54は、圧力センサ60
の制御下に置かれる圧力調整弁58からなる。この圧力
センサは圧力Pを測定し、また圧力調整弁58を増減
装置62を介してPの値の関数として制御操作する。
この装置62は定数kを導入させると共に、圧力P
調節を公式P(t)=k・P(t)にしたがって実
行することを可能ならしめる。換言すれば、減圧弁58
はセンサ60および装置62の制御下で圧力Pが圧力
P最小を超える瞬間から圧力Pを圧力k・P(t)
に下げるべく自動的に制御される。装置62は、定数k
の値を例えば施栓塊の性状の関数として手動で調節でき
るように設計されている。
【0036】今日までは炉壁を過度の押し付け圧力で損
耗させないために施栓圧力をおよそ200x10Pa
に限定することが必要であったが、本発明により提供さ
れる押し付け圧力の調節は施栓圧力の200x10
aという制限値を超えることを可能ならしめたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高炉の湯口の施栓機の部分断面を示す概略平面
図である。
【図2】施栓工程中の液圧の経時変化を示すグラフであ
る。
【図3】対抗力を示すグラフである。
【図4】施栓ガンの押し付け圧力を調節するための回路
の第一実施態様の液圧回路図である。
【図5】施栓ガンの押し付け圧力を調節するための回路
の第二実施態様の液圧回路図である。
【符号の説明】
10 施栓ガン 12 担持アーム 14 支柱 18 第一液圧作動シリンダ 24 室 26 第二液圧作動シリンダ 30 液圧ピストン 32 銃口 P 供給圧力 P 可変供給圧力

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉の壁に設けられた湯口を施栓する方
    法であって、少なくとも第一液圧作動シリンダの作用で
    支柱のまわりに回動できる担持アームに装着された施栓
    ガンを使用し、この施栓ガンは前記第一液圧作動シリン
    ダの作用で炉の壁に対して押し付け接触状態に保持され
    ている間に施栓ガンの前部銃口を通して施栓塊を前記湯
    口内に注入するために可変圧力で動作する第二液圧作動
    シリンダの働きで滑動するピストンを備えた室を有する
    ものである高炉の壁に設けられた湯口を施栓する方法に
    おいて、施栓ガンを炉の壁に対して押し付け接蝕状態に
    保持するための前記第一液圧作動シリンダの供給圧力P
    は、施栓塊を押し出すピストンを作動させる前記第二
    液圧作動シリンダの可変供給圧力Pの関数として施栓
    工程中に調節されることを特徴とする高炉の湯口を施栓
    する方法。
  2. 【請求項2】 調節は関係式P=k・Pにしたがっ
    て行われ、ここでkは施栓塊の性状の関数として選定さ
    れた事前決定される定数であることを特徴とする請求項
    1記載の高炉の湯口を施栓する方法。
  3. 【請求項3】 調節は押し付け圧力Pが事前決定され
    る最小圧力P最小を下回らないように実施されることを
    特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の高炉の
    湯口を施栓する方法。
  4. 【請求項4】 高炉の壁に設けられた湯口の施栓機であ
    って、圧力P下で動作する第一液圧作動シリンダ(1
    8)の作用で支柱(14)のまわりに回動できる担持ア
    ーム(12)に装着された施栓ガン(10)からなり、
    この施栓ガンは前記第一液圧作動シリンダ(18)の作
    用で炉の壁に対して押し付け接触状態に保持されている
    間に施栓ガン(10)の前部銃口(32)を通して施栓
    塊を前記湯口内に注入するために可変圧Pで動作する
    第二液圧作動シリンダ(26)の働きで滑動する液圧ピ
    ストン(30)を備えた室(24)を有し、および作業
    圧力Pで圧液を供給しかつ液圧回路により作動シリン
    ダ(18)およびピストン(30)を液圧的に制御する
    ための液圧システムからなる高炉の壁に設けられた湯口
    の施栓機において、最小圧力P最小を確定する減圧弁
    (40)を介して液圧システムの作業圧力Pに接続さ
    れた液圧作動シリンダ(18)の第一供給回路、および
    液圧がピストン(30)に作用する第二液圧作動シリン
    ダ(26)の可変供給圧力Pの関数である液圧作動シ
    リンダ(18)の第二供給回路を特徴とする高炉の壁に
    設けられた湯口の施栓機。
  5. 【請求項5】 第二回路は第二液圧作動シリンダ(2
    6)の可変供給圧力Pに接続されており、このシリン
    ダは開くために制御操作される逆止め弁(50、52)
    を介して施栓ガン(10)のピストンに作用することを
    特徴とする請求項4記載の高炉の壁に設けられた湯口の
    施栓機。
  6. 【請求項6】 第二回路(54)は、作業圧力Pに接
    続され、かつ第二液圧作動シリンダ(26)の供給圧力
    を測定する圧力センサ(60)により制御操作され
    る圧力調整弁(58)からなることを特徴とする請求項
    4記載の高炉の壁に設けられた湯口の施栓機。
  7. 【請求項7】 圧力センサ(60)の測定値を増減する
    ための装置(62)を特徴とする請求項6記載の高炉の
    壁に設けられた湯口の施栓機。
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