JPH05178456A - ワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め補正装置 - Google Patents

ワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め補正装置

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JPH05178456A
JPH05178456A JP35634691A JP35634691A JPH05178456A JP H05178456 A JPH05178456 A JP H05178456A JP 35634691 A JP35634691 A JP 35634691A JP 35634691 A JP35634691 A JP 35634691A JP H05178456 A JPH05178456 A JP H05178456A
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posture
positioning
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JP35634691A
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Hideo Ogino
英雄 荻野
Miyuki Tsumoto
深雪 津元
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状や大きさの異なる複数種類のワークを搬
送する際、ワークに特別な搬送基準を新たに設けること
なく、しかも簡単な構造の装置によって、ワークを一定
の位置及び姿勢に位置決めできるようにする。 【構成】 ワーク10の既存の軸孔10aに係合する一
対の保持部材21を有する位置決め装置20を設け、ワ
ーク10の両側面を把持する一対の把持部材61を有す
る姿勢決め装置60を設ける。両保持部材21を軸孔1
0aに両側から係合させて、ワーク10を軸孔10aの
部分を基準として回動可能にセンタリングする。軸孔1
0aから離間する位置で両把持部材61を互いに近接さ
せてワーク10の両側面を把持することによって、ワー
ク10の姿勢を決定する。形状や大きさの異なる複数種
類のワーク10、10′が常に一定の位置及び姿勢に位
置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形状や大きさの異なる
複数種類のワークを搬送する自動搬送ラインにおいて、
ワークを一定の位置及び姿勢に位置決めするためのワー
ク位置決め補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば各種機械の構成部品な
ど特に比較的大型で大重量のワークを各製造工程の間で
搬送するような場合、自動搬送ラインを使用することが
多い。このような搬送ラインにおいては、ワークを位置
決めして保持したのち、搬送装置に供給する所定の位置
及び姿勢に再度位置決めする必要がある。一般的に、常
に同一品種のワークを搬送する場合には、それらのワー
クに対応して搬送ラインが予め専用の仕様に設定されて
いることが多い。しかし、形状や大きさの異なる複数種
類のワークを搬送する場合には、ある一定の搬送基準、
例えば基準孔や基準溝などをワークに設け、これによっ
てワークの位置決めを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、形状や大きさの異なる複数種類のワークの搬送にあ
たっては、搬送装置の基準に合わせた共通な基準孔や基
準溝などの特別な搬送基準をワークに新たに設けていた
ので、ワークを搬送する前に、ワーク自体の付加価値と
しては全く不必要な搬送基準を設けるための加工工程並
びに加工装置が必要になるという問題があった。なお、
外観形状そのものが製品価値となるワークにおいては、
製品にするための加工工程が終わった後に、前記の搬送
基準を除去または修復する工程も必要となり、複数のワ
ークを搬送するためには、さらに新たな設備が必要にな
る。また、このような基準孔や基準溝を使用して形状や
大きさの異なる複数種類のワークを決められた位置及び
姿勢で搬送装置に供給するためには、ワークの基準合わ
せ機構や所定の位置及び姿勢に再位置決めする機構な
ど、極めて複雑な位置決め装置が必要になるという問題
があった。
【0004】そこで本発明は、形状や大きさの異なる複
数種類のワークを搬送する際、ワークに特別な搬送基準
を新たに設けることなく、しかも簡単な構造の装置によ
って、ワークを一定の位置及び姿勢に位置決めできるよ
うにしたワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め補正
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、既存の被係合孔を有する複数種類のワー
クを搬送するワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め
補正装置であって、前記ワークの被係合孔に係合する一
対の保持部材と、これら両保持部材を互いに近接及び離
間させて所定の位置に停止させる駆動手段とによって構
成され、前記両保持部材を前記ワークの被係合孔に両側
から係合させることによって、そのワークをセンタリン
グする位置決め装置、及び、前記位置決め装置を前記ワ
ークに対して少なくとも1方向へ移動自在に支持する移
動装置、さらに、前記ワークの被係合孔から離間する位
置でそのワークの両側面を把持する一対の把持部材と、
これら両把持部材を互いに近接及び離間させて所定の位
置に停止させる駆動手段とによって構成され、前記両把
持部材にて前記ワークの両側面を把持することによっ
て、前記ワークを前記被係合孔の部分を基準として回動
させて、そのワークの姿勢を決定する姿勢決め装置、を
具備するものである。
【0006】また本発明は、既存の被係合孔を有する複
数種類のワークを搬送するワーク搬送ラインにおけるワ
ーク位置決め補正装置であって、前記ワークの被係合孔
に係合する保持部材と、この保持部材を昇降させて所定
の位置に停止させる駆動手段とによって構成され、前記
保持部材を前記ワークの被係合孔に下方から係合させる
ことによって、そのワークをセンタリングする位置決め
装置、及び、前記位置決め装置を前記ワークに対して少
なくとも1方向へ移動自在に支持する移動装置、さら
に、前記ワークの被係合孔から離間する位置でそのワー
クの両側面を把持する一対の把持部材と、これら両把持
部材を互いに近接及び離間させて所定の位置に停止させ
る駆動手段とによって構成され、前記両把持部材にて前
記ワークの両側面を把持することによって、前記ワーク
を前記被係合孔の部分を基準として回動させて、そのワ
ークの姿勢を決定する姿勢決め装置、を具備するもので
ある。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、位置
決め装置の保持部材をワークの被係合孔に係合させるこ
とによって、ワークが所定の基準位置にセンタリングさ
れる。保持部材によるワークの支持によって、ワークは
被係合孔の部分を基準として回動可能となる。ワークの
被係合孔から離間する位置で姿勢決め装置の一対の把持
部材によってワークの両側面を把持していくと、ワーク
は被係合孔の部分を基準として回動され、ワークが所定
の姿勢に決定される。保持部材によりワークが被係合孔
の部分を基準としてセンタリングされ、両把持部材によ
りワークの姿勢が決定されるので、形状や大きさの異な
る複数種類のワークを常に一定の位置及び姿勢に位置決
めすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、本実施例で示すワークは建設機械の一構成
部品であり、長さが数メートルのものである。そして、
機械の大きさに対応して形状や大きさの異なる複数種類
のワークが存在する。
【0009】図1及び図2に示すように、ワーク自動搬
送ライン1によって、ワーク10を搭載したパレット2
がローラコンベヤ3により矢印a方向へ搬送される。こ
の搬送ライン1の所定箇所において、パレット2がパレ
ット固定装置(図示せず)によって固定され、そのパレ
ット2上でワーク10が、位置決め装置20によって所
定の基準位置にセンタリングされ、姿勢決め装置60に
よって所定の姿勢に決定される。
【0010】まず、位置決め装置20は、ワーク10の
軸孔10aを利用して、そのワーク10をセンタリング
する。なお、軸孔10aは既存の貫通孔であり、これを
位置決め基準のための被係合孔として利用する。そし
て、ワーク10はその軸孔10aが水平状となるように
パレット2上に搭載されている。
【0011】位置決め装置20は、ワーク10の軸孔1
0aに両側から係合する一対の保持部材21と、これら
両保持部材21を互いに近接及び離間させて所定の位置
に停止させる駆動手段とによって構成されている。
【0012】図3及び図4に示すように、両保持部材2
1はそれぞれ円錐状をなし、一対の移動ブロック22の
下端に同軸状に対向して回転自在に取付けられている。
両移動ブロック22は一対の支持ブロック23間に固設
された一対のガイド軸24に円筒ガイド25を介して摺
動自在に支持され、両移動ブロック22のナット部材2
6が両支持ブロック23間に架設された送りねじ27に
螺合されている。送りねじ27には互いに逆ねじが形成
され、一方の支持ブロック23上に固着された油圧モー
タ28によりベルト29を介して正逆方向へ回転駆動さ
れる。従って、油圧モータ28の作動により両移動ブロ
ック22即ち両保持部材21が矢印b、b′方向へ互い
に近接、離間される。
【0013】図5は、上記位置決め装置20の駆動油圧
系及び駆動制御系を示す構成図である。駆動油圧系は、
油タンク30、吸込みフィルタ31、電動モータ32に
より駆動される油圧ポンプ33、減圧弁34、ゲージバ
ルブ35を直列接続した圧力計36、リリーフ弁37を
並列接続したフィルタ38、ソレノイドバルブ39、フ
ローレギュレータ40、41、前記送りねじ27を回転
駆動する前記油圧モータ28、位置検出器である圧力ス
イッチ42等によって構成されている。そして、駆動制
御系は制御部45を有し、この制御部45は、予め設定
された所定の油圧により作動する圧力スイッチ42から
の信号を入力し、この信号に基づいてソレノイドバルブ
39を切換制御する。
【0014】上記のように構成された位置決め装置20
によれば、油圧モータ28の作動によって両保持部材2
1を矢印b方向へ互いに近接させ、両保持部材21をワ
ーク10の軸孔10aに両側から係合させる。両保持部
材21の係合に伴って油圧モータ28の油圧が所定の値
に上昇すると、圧力スイッチ42が作動し、制御部45
がソレノイドバルブ39を制御して油圧モータ28を停
止させる。これによって、ワーク10が所定の基準位置
にセンタリングされる。ワーク10の一端部の両側が両
保持部材21により支持されるので、図1に示すよう
に、ワーク10は軸孔10aの部分を基準として矢印
c、c′方向へ回動可能となる。
【0015】ところで、ワーク10を回動可能に保持す
るためには、軸孔10aに対する両保持部材21の係合
力をある程度緩めに設定する必要がある。そこで、両保
持部材21の停止位置を駆動油圧系に設けた圧力スイッ
チ42によって検出すると、任意形状のワーク10に対
して最適な係合力を設定することができる。なお、油圧
モータ28及び送りねじ27による駆動手段は、油圧シ
リンダ等による直線動作の駆動手段であってもよい。
【0016】次に、図1及び図2において、移動装置5
0は、前記位置決め装置20の両保持部材21をワーク
10の軸孔10aに位置合わせするものであり、その位
置決め装置20を左右(矢印d及びd′)方向、上下
(矢印e及びe′)方向の任意の位置へ移動させること
ができるように構成されている。
【0017】即ち、移動装置50のほぼL字状をなす移
動フレーム51は、固定フレーム52上に一対のリニア
ガイド53を介して矢印d及びd′方向へ移動自在に支
持され、油圧シリンダ54の作動ロッド54aが連結さ
れている。なお、移動フレーム51の移動位置はリミッ
トスイッチ55によって検出される。そして、前記位置
決め装置20の支持ブロック23が、移動フレーム51
の前面に一対のリニアガイド56を介して矢印e及び
e′方向へ移動自在に支持され、油圧シリンダ57の作
動ロッド57aが連結されている。なお、支持ブロック
23の移動位置はリニア位置検出器58によって検出さ
れる。また、駆動制御系は一般的なものである。
【0018】この移動装置50による位置決め装置20
の移動によって、図1及び図2に実線と一点鎖線とで示
すように、両保持部材21を複数種類のワーク10、1
0′の任意の軸孔10a、10a′に正確に位置合わせ
することができる。なお、油圧シリンダ54、57等に
よる駆動手段は油圧モータ及び送りねじ等を用いてもよ
く、また、リニア位置検出器58はリミットスイッチ等
の簡単なものであってもよい。
【0019】次に、図1及び図2において、姿勢決め装
置60は、上記位置決め装置20によってセンタリング
されたワーク10を、その外形形状を利用して、自動搬
送可能な姿勢に位置決めする。
【0020】姿勢決め装置60は、ワーク10の軸孔1
0aから離間する位置でそのワーク10の両側面を把持
する一対の把持部材61と、これら両把持部材61を互
いに近接及び離間させて所定の位置に停止させる駆動手
段とによって構成されている。
【0021】まず、図6に示すように、両把持部材61
は一対の移動ブロック62の先端に爪状に突設されてい
る。それらのワーク接触面はR面にて形成され、ワーク
10の様々な表面形状に対応できるように構成されてい
る。両把持部材61の駆動手段は前記両保持部材21の
駆動手段とほぼ同等であり、両移動ブロック62は一対
の支持ブロック63間に固設された一対のガイド軸64
に円筒ガイド65を介して摺動自在に支持され、両移動
ブロック62のナット部材66が両支持ブロック63間
に架設された送りねじ67に螺合されている。送りねじ
67には互いに逆ねじが形成され、油圧モータ68によ
りベルト69、70を介して正逆方向へ回転駆動され
る。従って、油圧モータ68の作動により両移動ブロッ
ク62即ち両把持部材61が矢印f、f′方向へ互いに
近接、離間される。
【0022】そして、両把持部材61の停止位置検出
は、位置決め装置20と同様な駆動油圧系における圧力
スイッチを使用しており、両把持部材61が所定の圧力
でワーク10の両側面に接触することによって位置決め
される。なお、駆動制御系も位置決め装置20と同様の
ものを用いることができる。また、両把持部材61の位
置検出は、他に一般的なエンコーダーやリニア位置検出
器であってもよい。
【0023】上記のように構成された姿勢決め装置60
によれば、油圧モータ68の作動によって両把持部材6
1を矢印f方向へ互いに近接させ、両保持部材21によ
って保持されているワーク10を両側から把持していく
と、図1においてワーク10がパレット2上に斜めに搭
載されていても、ワーク10が軸孔10aの部分を基準
として矢印cまたはc′方向へ回動される。そして、ワ
ーク10の両側面が両把持部材61により完全に把持さ
れることによって、ワーク10の中心線が両把持部材6
1の中心位置に一致され、ワーク10が所定の姿勢に決
定される。
【0024】以上のように、位置決め装置20の両保持
部材21、その位置決め装置20を移動させる移動装置
50、姿勢決め装置60の両把持部材61によって、形
状や大きさの異なる複数種類のワーク10、10′に特
別な搬送基準を新たに設けることなく、これらのワーク
10、10′を常に一定の位置及び姿勢に位置決めする
ことができる。
【0025】次に、退避装置80は、ワーク10の搬送
時におけるワーク10と姿勢決め装置60との干渉を回
避するために、姿勢決め装置60の両把持部材61をワ
ーク10の下方へ退避させる装置である。即ち、図1、
図6及び図7に示すように、前記支持ブロック63に設
けられた突片63aが回転軸81に固着されており、こ
の回転軸81が軸受82により水平状に支持されてい
る。回転軸82の一端にはアーム83が固着され、この
アーム83に油圧シリンダ84の作動ロッド84aが連
結されている。
【0026】従って、油圧シリンダ84の作動により、
図7に実線と一点鎖線とで示すように、支持ブロック6
3即ち両把持部材61が回転軸81を中心として矢印
g、g′方向へほぼ90°の角度で回動され、ワーク1
0の移動範囲内の作動位置と移動範囲外の退避位置との
間で移動される。なお、両把持部材61の突出はパレッ
ト2に設けられた開口部を通して行われる。なお、実施
例の退避装置80は回動方式であるが、ワーク10の下
方に設置スペースがあれば、上下移動方式であってもよ
い。
【0027】次に、図8及び図9は別の実施例における
位置決め装置90を示すものであり、この位置決め装置
90は、ワーク10の軸孔10aに係合する保持部材9
1と、この保持部材91を昇降させて所定の位置に停止
させる駆動手段とによって構成されている。
【0028】保持部材91は円錐状をなし、移動板92
の上面に回転自在に取付けられている。移動板92は一
対のリニアガイド93を介して昇降ブロック94上に左
右(矢印h及びh′)方向へ移動自在に支持され、油圧
シリンダ95によって駆動されると共に、その位置がリ
ミットスイッチ(図示せず)によって検出される。昇降
ブロック94は複数本の移動ロッド96により円筒ガイ
ド97を介して上下(矢印i及びi′)方向へ移動自在
に支持され、油圧シリンダ98によって駆動されると共
に、その位置がリニア位置検出器99によって検出さ
れ、フィードバック制御によって所定の位置に停止され
る。なお、保持部材91を矢印h及びh′方向へ移動さ
せる機構によって、移動装置100が構成されている。
【0029】この例では、油圧シリンダ98の作動によ
って昇降ブロック94即ち保持部材91を上昇させ、こ
の保持部材91をワーク10の軸孔10aに下方から係
合させることによって、ワーク10の既存の軸孔10a
とワーク10の自重とを利用して、ワーク10を所定の
基準位置にセンタリングする。この状態でワーク10は
保持部材91による一点支持となるので、軸孔10aを
中心として回動可能となる。また、保持部材91は左右
及び上下方向の任意の位置に停止可能なので、一点鎖線
で示すように、小形のワーク10′の軸孔10a′にも
確実に係合させることができる。なお、軸孔10a、1
0a′への保持部材91の係合は、ワーク10、10′
をセンタリングするためであるから、必ずしも保持部材
91によってワーク10、10′をパレット2から完全
に浮上させる必要はない。
【0030】このように、位置決め装置90によりワー
ク10、10′がセンタリングされた状態で、前記姿勢
決め装置60によりワーク10、10′を軸孔10a、
10a′を中心として回動させて、ワーク10、10′
の姿勢を決定することができる。
【0031】なお、上記位置決め装置90は前記位置決
め装置20と併設されており、パレット2上のワーク1
0、10′の軸孔10a、10a′が水平状か垂直状か
によって、位置決め装置20と位置決め装置90とが選
択的に使用される。なお、一方の位置決め装置20また
は90が使用される場合、他方の位置決め装置90また
は20はワーク10、10′の移動範囲内から外方へ退
避される。
【0032】以上、本発明の実施例に付き説明したが、
本発明は上記実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の有効な変更並びに応用が可能
である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークを搬送する際に、位置決め装置及び姿勢決め装置
により、ワークの既存の被係合孔(例えば軸孔)及び外
形形状をそのまま利用することによって、ワークに特別
な搬送基準を新たに設けることなく、しかも簡単な構造
の装置によって、ワークを一定の位置及び姿勢に位置決
めすることができる。従って、搬送前においてワークに
搬送基準を加工する工程並びに装置、さらに搬送後にお
いてワークの搬送基準を除去または修復する工程並びに
装置などが不要となるので、搬送効率の著しい向上並び
に設備の大幅な削減を図ることができる。しかも、本発
明によれば、保持部材によりワークが被係合孔を基準と
して回動可能にセンタリングされ、一対の把持部材によ
るワークの把持によってそのワークを回動させるので、
形状や大きさの異なる複数種類のワークを常に一定の位
置及び姿勢に正確に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における装置全体を示す平面図
である。
【図2】図1のII−II線における矢視側面図であ
る。
【図3】位置決め装置を部分断面で示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線における矢視断面図であ
る。
【図5】位置決め装置の駆動油圧系及び駆動制御系を示
す構成図である。
【図6】姿勢決め装置を示す正面図である。
【図7】図6のVII−VII線における矢視側面図で
ある。
【図8】本発明の別の実施例における装置全体を部分断
面で示す側面図である。
【図9】図8のIX−IX線における矢視拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 自動ワーク搬送ライン 10、10′ ワーク 10a、10a′ 軸孔(被係合孔) 20 位置決め装置 21 保持部材 22 移動ブロック 27 送りねじ 28 油圧モータ 39 ソレノイドバルブ 42 圧力スイッチ 45 制御部 50 移動装置 51 移動フレーム 54 油圧シリンダ 57 油圧シリンダ 60 姿勢決め装置 61 把持部材 62 移動ブロック 67 送りねじ 68 油圧モータ 80 退避装置 84 油圧シリンダ 90 位置決め装置 91 保持部材 92 移動板 94 昇降ブロック 95 油圧シリンダ 98 油圧シリンダ 100 移動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の被係合孔を有する複数種類のワー
    クを搬送するワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め
    補正装置であって、 前記ワークの被係合孔に係合する一対の保持部材と、こ
    れら両保持部材を互いに近接及び離間させて所定の位置
    に停止させる駆動手段とによって構成され、前記両保持
    部材を前記ワークの被係合孔に両側から係合させること
    によって、そのワークをセンタリングする位置決め装
    置、 前記位置決め装置を前記ワークに対して少なくとも1方
    向へ移動自在に支持する移動装置、 前記ワークの被係合孔から離間する位置でそのワークの
    両側面を把持する一対の把持部材と、これら両把持部材
    を互いに近接及び離間させて所定の位置に停止させる駆
    動手段とによって構成され、前記両把持部材にて前記ワ
    ークの両側面を把持することによって、前記ワークを前
    記被係合孔の部分を基準として回動させて、そのワーク
    の姿勢を決定する姿勢決め装置、を具備するワーク搬送
    ラインにおけるワーク位置決め補正装置。
  2. 【請求項2】 既存の被係合孔を有する複数種類のワー
    クを搬送するワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め
    補正装置であって、 前記ワークの被係合孔に係合する保持部材と、この保持
    部材を昇降させて所定の位置に停止させる駆動手段とに
    よって構成され、前記保持部材を前記ワークの被係合孔
    に下方から係合させることによって、そのワークをセン
    タリングする位置決め装置、 前記位置決め装置を前記ワークに対して少なくとも1方
    向へ移動自在に支持する移動装置、 前記ワークの被係合孔から離間する位置でそのワークの
    両側面を把持する一対の把持部材と、これら両把持部材
    を互いに近接及び離間させて所定の位置に停止させる駆
    動手段とによって構成され、前記両把持部材にて前記ワ
    ークの両側面を把持することによって、前記ワークを前
    記被係合孔の部分を基準として回動させて、そのワーク
    の姿勢を決定する姿勢決め装置、を具備するワーク搬送
    ラインにおけるワーク位置決め補正装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め装置の保持部材を回転自在
    に構成したことを特徴とする請求項1または2記載のワ
    ーク搬送ラインにおけるワーク位置決め補正装置。
  4. 【請求項4】 前記姿勢決め装置の両把持部材を、前記
    ワークの移動範囲内に対して出入り自在に構成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載のワーク搬送ライン
    におけるワーク位置決め補正装置。
JP35634691A 1991-12-24 1991-12-24 ワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め補正装置 Withdrawn JPH05178456A (ja)

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JP35634691A Withdrawn JPH05178456A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 ワーク搬送ラインにおけるワーク位置決め補正装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015042590A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社ダイフク 搬送装置及び搬送設備
JP2020067414A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 Dmg森精機株式会社 位置検出装置および搬送装置

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