JPH05178098A - 自動車用グラスラン - Google Patents
自動車用グラスランInfo
- Publication number
- JPH05178098A JPH05178098A JP3358512A JP35851291A JPH05178098A JP H05178098 A JPH05178098 A JP H05178098A JP 3358512 A JP3358512 A JP 3358512A JP 35851291 A JP35851291 A JP 35851291A JP H05178098 A JPH05178098 A JP H05178098A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight polyethylene
- molecular weight
- door glass
- glass run
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/15—Sealing arrangements characterised by the material
- B60J10/17—Sealing arrangements characterised by the material provided with a low-friction material on the surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストが安く、摩擦係数が低く、耐摩擦
性が高いドアガラス摺動面を持つグラスランを提供す
る。 【構成】 超高分子量ポリエチレン粉末と低分子量ポリ
エチレンとを配合した超高分子量ポリエチレン配合物5
をドアガラスが当接し、摺動する本体1a内奥面及びリ
ップ2,3の外面のドアガラス摺動部分4に熱間で溶着
固定してなるEPDMゴム製自動車用グラスランであ
る。
性が高いドアガラス摺動面を持つグラスランを提供す
る。 【構成】 超高分子量ポリエチレン粉末と低分子量ポリ
エチレンとを配合した超高分子量ポリエチレン配合物5
をドアガラスが当接し、摺動する本体1a内奥面及びリ
ップ2,3の外面のドアガラス摺動部分4に熱間で溶着
固定してなるEPDMゴム製自動車用グラスランであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の昇降ドアガラ
スの端縁部を摺動可能に挟持するところの断面コの字状
の本体の開口端両側から中心線・底面に向かってリップ
を突設したグラスランに関するものである。
スの端縁部を摺動可能に挟持するところの断面コの字状
の本体の開口端両側から中心線・底面に向かってリップ
を突設したグラスランに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1を参考にして説明する。従来、ドア
ガラスの端縁部を摺動可能に挟持するグラスラン7とし
て、断面コの字状の本体1a、及びその本体1aの開口
端両側から中心線・底面に向かって突設したリップ2,
3よりなるものが使用されているが、ドアガラスの操作
性をよくするために、ドアガラスが当接し、摺動する本
体1aの内奥面に超高分子量ポリエチレンテープ8を貼
着し、且つリップ2,3の外面に植毛もしくはウレタン
コーティングもしくはシリコンコーティング9(ウレタ
ン樹脂にシリコンオイルを含ませたもの、あるいはシリ
コン樹脂を塗着する)を施してある。
ガラスの端縁部を摺動可能に挟持するグラスラン7とし
て、断面コの字状の本体1a、及びその本体1aの開口
端両側から中心線・底面に向かって突設したリップ2,
3よりなるものが使用されているが、ドアガラスの操作
性をよくするために、ドアガラスが当接し、摺動する本
体1aの内奥面に超高分子量ポリエチレンテープ8を貼
着し、且つリップ2,3の外面に植毛もしくはウレタン
コーティングもしくはシリコンコーティング9(ウレタ
ン樹脂にシリコンオイルを含ませたもの、あるいはシリ
コン樹脂を塗着する)を施してある。
【0003】しかしながら、超高分子量ポリエチレンテ
ープを貼着したものは製造コストが高く、熱風式SSM
ラインを要し、植毛を施したものは製造コストが高く、
自動車メーカーから敬遠され、またウレタンコーティン
グ(あるいはシリコンコーティング)を施したものは、
ウレタンあるいはシリコン樹脂自身に伸びが要求され、
低摩擦性を付与する作用がないため、ドアガラスの摺動
耐久性が悪く、キシミ音・摺動音を発生し、やむなくフ
ッ素樹脂粉末・超高分子量ポリエチレンを配合せざるを
得ないと言う問題点がある。
ープを貼着したものは製造コストが高く、熱風式SSM
ラインを要し、植毛を施したものは製造コストが高く、
自動車メーカーから敬遠され、またウレタンコーティン
グ(あるいはシリコンコーティング)を施したものは、
ウレタンあるいはシリコン樹脂自身に伸びが要求され、
低摩擦性を付与する作用がないため、ドアガラスの摺動
耐久性が悪く、キシミ音・摺動音を発生し、やむなくフ
ッ素樹脂粉末・超高分子量ポリエチレンを配合せざるを
得ないと言う問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来のグラスランは摺動性が悪いか、あるいは製
造コストが高いか何れかの欠点を持っていることであ
る。
点は、従来のグラスランは摺動性が悪いか、あるいは製
造コストが高いか何れかの欠点を持っていることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】図2を参考にして説明す
る。本発明は、超高分子量ポリエチレン粉末と低分子量
ポリエチレンとを配合した超高分子量ポリエチレン配合
物5をドアガラス摺動面4に熱間で溶着固定してなるE
PDMゴム製自動車用グラスランである。
る。本発明は、超高分子量ポリエチレン粉末と低分子量
ポリエチレンとを配合した超高分子量ポリエチレン配合
物5をドアガラス摺動面4に熱間で溶着固定してなるE
PDMゴム製自動車用グラスランである。
【0006】
【実施例】実施例について説明すると、1はドアガラス
の端縁部を摺動可能に挟持するEPDMゴム製グラスラ
ンであって、断面コの字状の本体1a、及びその本体1
aの開口端両側から中心線・底面に向かって突設したリ
ップ2,3よりなる。しかも、ドアガラスが当接し、摺
動する本体1a内奥面及びリップ2,3の外面のドアガ
ラス摺動面4には、粒径0.1〜10ミクロンの低分子量ポ
リエチレン粉末(110〜200℃で溶融する)と超高分子量
ポリエチレン粉末とを配合した超高分子量ポリエチレン
配合物5(分子量100〜500万、商品名:三井石油化学製
ハイゼックスミリオン等)、詳しくは、低分子量ポリオ
レフィン100重量部に対して超高分子量ポリエチレン10
〜1000重量部を配合したものに耐候剤・艶消し剤を添加
したもの(ウレタン樹脂・シリコン樹脂は5%以下とす
る)を熱間で溶融・固着してある。これはポリオレフィ
ン、例えばポリエチレンは熱時にEPDMゴムとの接着
性が極めてよいことを利用したものである。
の端縁部を摺動可能に挟持するEPDMゴム製グラスラ
ンであって、断面コの字状の本体1a、及びその本体1
aの開口端両側から中心線・底面に向かって突設したリ
ップ2,3よりなる。しかも、ドアガラスが当接し、摺
動する本体1a内奥面及びリップ2,3の外面のドアガ
ラス摺動面4には、粒径0.1〜10ミクロンの低分子量ポ
リエチレン粉末(110〜200℃で溶融する)と超高分子量
ポリエチレン粉末とを配合した超高分子量ポリエチレン
配合物5(分子量100〜500万、商品名:三井石油化学製
ハイゼックスミリオン等)、詳しくは、低分子量ポリオ
レフィン100重量部に対して超高分子量ポリエチレン10
〜1000重量部を配合したものに耐候剤・艶消し剤を添加
したもの(ウレタン樹脂・シリコン樹脂は5%以下とす
る)を熱間で溶融・固着してある。これはポリオレフィ
ン、例えばポリエチレンは熱時にEPDMゴムとの接着
性が極めてよいことを利用したものである。
【0007】作用について説明すると、上記のように超
高分子量ポリエチレン配合物5を固定した摺動面は、摩
擦係数が著しく低下し、ドアガラスの摺動は円滑にな
り、キシミ音・摺動音の発生がなく、しかも耐摩擦性が
著しく向上するため、摺動面は殆ど摩耗せず、その寿命
は従来品に比べ著しく長くなる。
高分子量ポリエチレン配合物5を固定した摺動面は、摩
擦係数が著しく低下し、ドアガラスの摺動は円滑にな
り、キシミ音・摺動音の発生がなく、しかも耐摩擦性が
著しく向上するため、摺動面は殆ど摩耗せず、その寿命
は従来品に比べ著しく長くなる。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
グラスラン本体1a内奥面及びリップ2,3等のドアガ
ラス摺動部分4は、摩擦係数が著しく低下し、しかも耐
摩擦性が著しく向上するため、ドアガラスの摺動は円滑
になり、キシミ音・摺動音が発生せず、しかも摺動面は
殆ど摩耗せず、その寿命は著しく長くなる。
グラスラン本体1a内奥面及びリップ2,3等のドアガ
ラス摺動部分4は、摩擦係数が著しく低下し、しかも耐
摩擦性が著しく向上するため、ドアガラスの摺動は円滑
になり、キシミ音・摺動音が発生せず、しかも摺動面は
殆ど摩耗せず、その寿命は著しく長くなる。
【図1】従来例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す断面図である。
1 EPDM製グラスラン 1a 本体 2,3 リップ 4 ドアガラス摺動部分 5 超高分子量ポリエチレン配合物 7 EPDM製グラスラン 8 超高分子量ポリエチレンテープ 9 植毛もしくはウレタンコーティングもしくはシリコ
ンコーティング
ンコーティング
Claims (1)
- 【請求項1】 超高分子量ポリエチレン粉末と低分子量
ポリエチレンとを配合した超高分子量ポリエチレン配合
物をドアガラス摺動面に熱間で溶着固定してなるEPD
Mゴム製自動車用グラスラン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358512A JPH05178098A (ja) | 1991-12-31 | 1991-12-31 | 自動車用グラスラン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358512A JPH05178098A (ja) | 1991-12-31 | 1991-12-31 | 自動車用グラスラン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05178098A true JPH05178098A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18459703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3358512A Pending JPH05178098A (ja) | 1991-12-31 | 1991-12-31 | 自動車用グラスラン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05178098A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1280676A4 (en) * | 2000-05-10 | 2003-08-13 | Gencorp Inc | METHODS OF COATING RUBBER WITH SOLVENT-FREE CRYSTALLINE POLYOLEFIN COATINGS |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01198345A (ja) * | 1988-01-25 | 1989-08-09 | Gencorp Inc | 耐摩耗性の熱可塑性樹脂と耐候性ゴムとの積層品及びそれをつくるための粘着結合法 |
JPH03124431A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-28 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車のグラスランの表面処理法 |
-
1991
- 1991-12-31 JP JP3358512A patent/JPH05178098A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01198345A (ja) * | 1988-01-25 | 1989-08-09 | Gencorp Inc | 耐摩耗性の熱可塑性樹脂と耐候性ゴムとの積層品及びそれをつくるための粘着結合法 |
JPH03124431A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-28 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車のグラスランの表面処理法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1280676A4 (en) * | 2000-05-10 | 2003-08-13 | Gencorp Inc | METHODS OF COATING RUBBER WITH SOLVENT-FREE CRYSTALLINE POLYOLEFIN COATINGS |
US6982112B2 (en) | 2000-05-10 | 2006-01-03 | Gencorp, Inc. | Method of coating rubber with solventless crystalline polyolefin coatings |
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