JPH05177906A - サーマルヘッド放熱装置 - Google Patents

サーマルヘッド放熱装置

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JPH05177906A
JPH05177906A JP3346041A JP34604191A JPH05177906A JP H05177906 A JPH05177906 A JP H05177906A JP 3346041 A JP3346041 A JP 3346041A JP 34604191 A JP34604191 A JP 34604191A JP H05177906 A JPH05177906 A JP H05177906A
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JP
Japan
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thermal head
blower
radiator
air
heat dissipation
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Application number
JP3346041A
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English (en)
Inventor
Yuusuke Takeda
有介 武田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドの実際の転写に寄与しない熱
を効率よく本体外部に逃がすサーマルヘッド放熱装置を
提供する。 【構成】 複数の発熱部を有するサーマルヘッドと、こ
のサーマルヘッドと一体に設けられ凹部2aと凸部2b
とが交互に配列された放熱部2を有する放熱器3と、こ
の放熱器3の近傍に位置して凹部2aと凸部2bとの配
列方向と直交する方向に送風する送風機4とを囲う本体
カバー5を設け、送風機4の下流側の本体カバー5に放
熱部2の各凹部2aと送風機4とを結ぶ延長線上に位置
して外気へ通じる複数のスリット状の通気孔6を形成
し、放熱部2に伝わるサーマルヘッドの余分な熱を送風
機4の送風により本体カバー5の外部に効率よく逃がす
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に利用される昇華又は溶融型の熱転写記録
装置の放熱装置に係り、特にサーマルヘッド放熱装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱転写記録方式においては、実
際の転写(インクシートの溶融、あるいは、昇華)に寄
与しない熱をすばやく外部に放出することが重要な技術
課題の1つである。もし、熱の除去が不充分であると、
転写中にサーマルヘッドの温度が徐々に上昇し、その結
果、印字濃度ムラ、あるいは、サーマルヘッドの破損を
招く。
【0003】このような観点から、これまでに、サーマ
ルヘッドの発熱部で発生した熱をすばやく除去する種々
の方法が提案されている。その第一の従来例として、特
開昭55−32608号公報に開示された感熱記録装置
がある。これは、サーマルヘッドとヒートシンク(フィ
ン)とを一体構成とし、このヒートシンクを壁の一つと
する送風ダクトを設け、放熱効率を向上させるようにし
たものである。
【0004】また、第二の従来例として、実開昭63−
139955号公報に開示された感熱記録装置がある。
これは、サーマルヘッドの発熱抵抗体(発熱部)の並び
方向と直交する方向に送風する送風器(ファン)を設
け、サーマルヘッドと一体に設けた放熱器(フィン)に
送風してサーマルヘッドの放熱を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の熱転写記録装置(感熱記録装置)をプリンタ
等に用いる場合に、プリンタには本体を覆うカバーが設
けられており、ファンの発生する冷却風によって放熱さ
れたサーマルヘッドの余分な熱を本体の外部へ逃がす工
夫をしなければ、その熱が本体内に留まることになる。
その結果、放熱効率を悪化させるばかりでなく、電気回
路等に悪影響を及ぼすことになる。そこで、本発明は、
サーマルヘッドから除去された熱を効率よく本体外部に
逃がす手段を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複数の発熱部を有するサーマルヘッドと、このサー
マルヘッドと一体に設けられ凹部と凸部とが交互に配列
された放熱部を有する放熱器と、この放熱器の近傍に位
置して前記凹部と前記凸部との配列方向と直交する方向
に送風する送風機とが本体カバーで囲まれたサーマルヘ
ッド放熱装置において、前記送風機の下流側の前記本体
カバーに前記放熱部の各凹部と前記送風機を結ぶ延長線
上に位置して外気へ通じる複数のスリット状の通気孔を
形成した。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、送風機の上流側の本体カバーに、その下
流側の各通気孔と略同一面積をした外気へ通じる複数の
スリット状の吸気孔を形成した。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明において、複数の吸気孔を、各通気孔と放熱部の各
凹部と前記送風機とを結ぶ延長線上に配置した。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明において、送風機とその下流側の放熱器の放熱部と
複数の通気孔とを囲う送風ダクトを設けた。
【0010】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明において、送風ダクトを、送風方向に対して角をも
たない滑らかな形状とした。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項4又は5
記載の発明において、送風ダクトに微小な振動を付与す
る振動源を取り付け、サーマルヘッドと一体の放熱器と
前記送風ダクトとの間に振動吸収部材を設けた。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明においては、送風機から放
熱部の各凹部を通って各通気孔に至るまでの間を一直線
状に並ぶ配置とすることにより、送風機で発生する冷却
風の流れがスムーズになり、サーマルヘッドの発熱部で
発生した熱の内、実際の転写に寄与しない熱を送風機の
送風によって効率よく本体カバーの外部に逃がすことが
可能となる。
【0013】請求項2記載の発明においては、吸気孔か
ら外気を取り込むことによって送風機の送風の速度が上
がり、これにより、放熱部位置の放熱効率を向上させる
ことが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明においては、各吸気孔
から送風機と放熱部の各凹部とを通って通気孔に至るま
での間を一直線状に並ぶ配置とすることにより、本体カ
バー内全体の空気の流れがスムーズになり、放熱部位置
の放熱効率をより一層向上させることが可能となる。
【0015】請求項4記載の発明においては、送風機か
ら放熱部を通って通気孔に至るまでの間を送風ダクトで
囲うことによって送風路を確保することにより、放熱部
位置で熱を奪って温まった冷却風を全て外部に逃がすこ
とが可能となる。
【0016】請求項5記載の発明においては、本体カバ
ー内のレイアウトに余裕が無く、請求項1記載の発明の
ように送風機から放熱部の各凹部を通って各通気孔に至
るまでの間で一直線状に並ぶ配置がとれなくても、送風
方向に角がないように滑らかに曲げられた送風ダクトで
繋ぐことにより、送風ダクト内で冷却風の流れがよどむ
ことを防止することが可能となる。
【0017】請求項6記載の発明においては、振動源で
送風ダクトを振動させ、送風ダクトの壁面に定常の温度
境界層が生じることを防ぐことにより、送風ダクトの壁
面の温度上昇を低減することが可能となり、また、振動
吸収部材により送風ダクトの振動がサーマルヘッドに伝
播することを防止することが可能となる。
【0018】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。まず、図2に示すように、ライン状に
配列された発熱部(図示せず)を有するサーマルヘッド
1が設けられている。このサーマルヘッド1の上には、
その長手方向に沿ってn個の凹部2aとn-1 個の凸部
2bとが交互に配列された放熱部としての放熱フィン部
2を有する放熱器3が前記サーマルヘッド1と一体に設
けられている。この放熱器3の近傍には、図1に示すよ
うに、前記凹部2aと前記凸部2bとの配列方向と直交
する方向へ送風する送風機としてのファン4が配設され
ている。そして、前記サーマルヘッド1と前記放熱器3
と前記ファン4とは、本体カバー5で囲まれている。一
方、前記ファン4の下流側の前記本体カバー5には、前
記放熱フィン部2のn個の前記凹部2aと前記ファン4
とを結ぶ延長線上に位置して外気へ通じるn個のスリッ
ト状の通気孔6が形成されている。
【0019】また、図3に示す前記通気孔6の面積S0
は、図2に示す前記放熱フィン部2の前記凹部2aの通
気断面積S1 に対して、S0 ≧S1 の関係となる条件に
設定されている。さらに、前記通気孔6の配列ピッチL
0 は、前記放熱フィン部2の前記凹部2aの配列ピッチ
1 に対して、L0=L1の関係に設定されている。
【0020】このような構成において、サーマルヘッド
1を印字状態にすると、その発熱部で発生した熱の内、
実際の転写に寄与しない熱は、放熱器3に伝わり、その
放熱フィン部2位置で放熱される。すなわち、送風機4
を通電駆動させ、この送風機4で発生する冷却風が放熱
フィン部2に向けて送風されこの放熱フィン部2位置で
その熱を奪い、さらに、通気孔6を通って外部に逃がさ
れる。この時の冷却風の流れAを図1に示す。ここに、
冷却風の流れる径路とその出口である通気孔6との位置
がずれている場合には、ダクト等を用いて誘導しない限
り、本体カバー5内に冷却風の流れAがよどむ地点が生
じ、この地点で熱が溜りやすくなる。そこで、ファン
4、放熱フィン部2のn個の凹部2a、n個の各通気孔
6を直線状に並ぶ配置にすることにより、冷却風の流れ
Aがよどむことなく、図1に示すように、スムーズな流
れAの冷却風が得られる。これにより、放熱フィン部2
から奪い取った熱を効率よく本体カバー5の外部に逃が
すことが可能となる。また、本体カバー5の通気孔6を
スリット状にn個に分割することにより、本体カバー5
の外部からのゴミ等の混入を低減することが可能とな
る。
【0021】さらに、n個の通気孔6の配列ピッチL0
を放熱フィン部2の凹部2aの配列ピッチL1 と揃え、
かつ、凹部2aの通気断面積S1 と1個当りの通気孔6
の面積S0 との関係をS0≧S1に設定することにより、
本体カバー5の近傍での渦の発生を防止し、放熱フィン
部2から奪った熱をスムーズに本体カバー5の外部に逃
がすことが可能となる。
【0022】このように、サーマルヘッド1の発熱部で
発生した熱の内、実際の転写に寄与しない熱を放熱フィ
ン部2から送風機4の送風により本体カバー5の外部に
効率よく逃がすことが可能となる。
【0023】次に本発明の第二の実施例を図4に基づい
て説明する。なお、図1ないし図3において説明した部
分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略す
る。
【0024】図4は本実施例の主要部の構成を示すもの
で、ファン4の上流側の本体カバー5には、その下流側
の前記本体カバー5に形成した各通気孔6と同一面積で
あると共に、これらのn個の通気孔6と放熱フィン部2
のn個の凹部2aとファン4とを結ぶ延長線上に位置し
て外気へ通じるn個のスリット状の吸気孔7が形成され
ている。
【0025】このような構成において、もし、ファン4
の上流側に充分な空気を取り込む取込口がなければ、フ
ァン4から放熱フィン部2を通過する冷却風の速度が低
下し、結果的に、放熱効率の低下を招く。また、狭いス
リット状の吸気孔7から空気を吸引すると、風切り音な
どを発生する恐れがある。そこで、ファン4の上流側の
本体カバー5にも充分な面積(通気孔6と同一面積)の
吸気孔7を設けることにより、風切り音を防止すると共
に、冷却風の速度を上げて放熱フィン部2位置の放熱効
率を向上させることが可能となる。
【0026】さらに、吸気孔7からファン4と放熱フィ
ン部2とを通って通気孔6に至るまでの冷却風の径路を
直線状に並ぶ配置にすることにより、図4に示すよう
に、冷却風の流れAがスムーズになる。これにより、放
熱器3の放熱フィン部2位置の放熱効率をさらに一層向
上させることが可能となる。
【0027】次に、本発明の第三の実施例を図5及び図
6に基づいて説明する。なお、図1ないし図3において
説明した部分と同一部分については同一符号を用い、説
明も省略する。図5は本実施例の主要部の構成を示すも
ので、ファン4と、その下流側の放熱フィン部2と、n
個の通気孔6とを囲う送風ダクト8が設けられている。
この送風ダクト8の一端は前記ファン4に、その他端は
n個の前記通気孔6を囲むように本体カバー5にそれぞ
れネジ等で締付固定されている。ここに、本実施例で
は、本体カバー5内にレイアウトの余裕がない場合を想
定して、送風ダクト8は、送風方向に対して角がないよ
うに滑らかに曲げられた形状に設定されている。
【0028】このような構成において、冷却風の発生源
であるファン4から放熱器3の放熱フィン部2を通って
本体カバー5の通気孔6に至るまでの間を送風ダクト8
で繋ぐことにより、放熱効率の低下を防ぐことが可能と
なる。このとき、ファン4と送風ダクト8、及び、放熱
フィン部2と送風ダクト8はそれぞれネジ等で完全に締
付固定されているため、放熱フィン部2の熱を奪って温
まった冷却風を全て本体カバー5の外部に逃がすことが
可能となる。また、本体カバー5内にレイアウトの余裕
がない場合には、冷却風の送風方向に対して角がないよ
うに滑らかに曲げられた送風ダクト8を用いることによ
り、図5に示すように送風ダクト8内の冷却風の流れA
がスムーズとなり、送風ダクト8内で冷却風の流れAが
よどむことを防止することが可能となる。これにより、
本体カバー5内にレイアウトの余裕がなくても、放熱フ
ィン部2位置で熱を奪って温まった全ての冷却風を効率
よく本体カバー5の外部に逃がすことが可能となる。
【0029】次に、本発明の第四の実施例を図7に基づ
いて説明する。なお、図5及び図6において説明した部
分と同一部分については同一符号を用い、説明も省略す
る。図7は本実施例の主要部の構成を示すもので、送風
ダクト8の一部の壁面には、微小な振動を付与する振動
源としての超音波振動子9が取り付けられている。この
超音波振動子9は、交流電源Vに接続されている。ま
た、前記送風ダクト8の前記超音波振動子9を取り付け
た取付壁面の両端には、前記送風ダクト8の振動を吸収
する振動吸収部材としてのショックアブソーバ10が介
在されている。このショックアブソーバ10は、送風ダ
クト8の振動を吸収してその振動が放熱器3を介してサ
ーマルヘッド1に伝播することを防止する働きがある。
【0030】このような構成において、送風ダクト8を
用いて印字を行うと、送風ダクト8自体の壁面の温度が
上昇する。そこで、送風ダクト8の一部の壁面に取り付
けた超音波振動子9によって送風ダクト8を振動させ
る。この振動により、送風ダクト8の壁面に定常的に温
度境界層ができるのを防ぎ、送風ダクト8の壁面の熱伝
達率を向上させる。これにより、送風ダクト8の壁面の
温度上昇を低減させることが可能となる。このとき、シ
ョックアブソーバ10によって送風ダクト8の振動が放
熱器3を介してサーマルヘッド1に伝播することを防止
している。
【0031】このように、送風ダクト8の壁面に微小な
振動を与えて、送風ダクト8自体の温度上昇を低減する
ことにより、放熱フィン部2位置で熱を奪って温まった
全ての冷却風を本体カバー5の外部に一層効率よく逃が
すことが可能となる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、複数の発熱部を
有するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと一体に
設けられ凹部と凸部とが交互に配列された放熱部を有す
る放熱器と、この放熱器の近傍に位置して前記凹部と前
記凸部との配列方向と直交する方向に送風する送風機と
が本体カバーで囲われたサーマルヘッド放熱装置におい
て、前記送風機の下流側の前記本体カバーに前記放熱部
の各凹部と前記送風機を結ぶ延長線上に位置して外気へ
通じる複数のスリット状の通気孔を形成し、送風機から
放熱部の各凹部を通って各通気孔に至るまでの間を一直
線状に並ぶ配置としたので、送風機で発生する冷却風の
流れがスムーズになり、サーマルヘッドの発熱部で発生
した熱の内、実際の転写に寄与しない熱を送風機の送風
によって効率よく本体カバーの外部に逃がすことがで
き、しかも、複数の通気孔をスリット状に形成すること
により、外部からのゴミ等の侵入を低減することができ
るものである。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、送風機の上流側の本体カバーに、その下流
側の各通気孔と略同一面積の外気へ通じる複数のスリッ
ト状の吸気孔を形成し、吸気孔から外気を取り込むこと
によって送風機の送風の速度を上げるようにしたので、
放熱部位置の放熱効率を向上させることができるもので
ある。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、複数の吸気孔を、各通気孔と放熱器の各凹
部と前記送風機とを結ぶ延長線上に配置したので、本体
カバー内全体の空気の流れがスムーズになり、放熱部位
置の放熱効率をより一層向上させることができるもので
ある。
【0035】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、送風機とその下流側の放熱器の放熱部と複
数の通気孔とを囲う送風ダクトを設け、送風機から放熱
部を通って通気孔に至るまでの間を送風ダクトで囲うこ
とによって送風路を確保するようにしたので、放熱部位
置で熱を奪って温まった全ての冷却風を本体カバーの外
部に逃がすことができるものである。
【0036】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、送風ダクトを、送風方向に対して角をもた
ない滑らかな形状とし、本体カバー内のレイアウトに余
裕が無く、請求項1記載の発明のように送風機から放熱
部の各凹部を通って各通気孔に至るまでの間で一直線状
に並ぶ配置がとれなくても、これらの間を送風方向に角
がないように滑らかに曲げられた送風ダクトで繋ぐよう
にしたので、送風ダクト内で冷却風の流れがよどむこと
を防止することができ、これにより、放熱部位置で熱を
奪った全ての冷却風を本体カバーの外部に効率よく逃が
すことができるものである。
【0037】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明において、送風ダクトに微小な振動を付与する
振動源を取り付け、サーマルヘッドと一体の放熱器と前
記送風ダクトとの間に振動吸収部材を設け、振動源で送
風ダクトを振動させ、送風ダクトの壁面に定常の温度境
界層が生じることを防止し、しかも、振動吸収部材によ
り送風ダクトの振動がサーマルヘッドに伝播することを
防止するようにしたので、送風ダクト壁面の温度上昇を
低減することが可能となり、これにより、放熱部位置で
熱を奪って温まった全ての冷却風を本体カバーの外部に
一層効率よく逃がすことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す部分縦断平面図で
ある。
【図2】図1の放熱器の部分正面図である。
【図3】図1の本体カバーの部分正面図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示す部分縦断平面図で
ある。
【図5】本発明の第三の実施例を示す部分縦断平面図で
ある。
【図6】図5の正面図である。
【図7】本発明の第四の実施例を示す部分正面図であ
る。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 放熱部 2a 凹部 2b 凸部 3 放熱器 4 送風機 5 本体カバー 6 通気孔 7 吸気孔 8 送風ダクト 9 振動源 10 振動吸収部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8906−2C B41J 3/20 110

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱部を有するサーマルヘッド
    と、このサーマルヘッドと一体に設けられ凹部と凸部と
    が交互に配列された放熱部を有する放熱器と、この放熱
    器の近傍に位置して前記凹部と前記凸部との配列方向と
    直交する方向に送風する送風機とが本体カバーで囲われ
    たサーマルヘッド放熱装置において、前記送風機の下流
    側の前記本体カバーに前記放熱部の各凹部と前記送風機
    を結ぶ延長線上に位置して外気へ通じる複数のスリット
    状の通気孔を形成したことを特徴とするサーマルヘッド
    放熱装置。
  2. 【請求項2】 送風機の上流側の本体カバーに、その下
    流側の各通気孔と略同一面積をした外気へ通じる複数の
    スリット状の吸気孔を形成したことを特徴とする請求項
    1記載のサーマルヘッド放熱装置。
  3. 【請求項3】 複数の吸気孔を、各通気孔と放熱部の各
    凹部と前記送風機とを結ぶ延長線上に配置したことを特
    徴とする請求項2記載のサーマルヘッド放熱装置。
  4. 【請求項4】 送風機とその下流側の放熱器の放熱部と
    複数の通気孔とを囲う送風ダクトを設けたことを特徴と
    する請求項1記載のサーマルヘッド放熱装置。
  5. 【請求項5】 送風ダクトを、送風方向に対して角をも
    たない滑らかな形状としたことを特徴とする請求項4記
    載のサーマルヘッド放熱装置。
  6. 【請求項6】 送風ダクトに微小な振動を付与する振動
    源を取り付け、サーマルヘッドと一体の放熱器と前記送
    風ダクトとの間に振動吸収部材を設けたことを特徴とす
    る請求項4又は5記載のサーマルヘッド放熱装置。
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