JPH0517742Y2 - - Google Patents

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JPH0517742Y2
JPH0517742Y2 JP1986113875U JP11387586U JPH0517742Y2 JP H0517742 Y2 JPH0517742 Y2 JP H0517742Y2 JP 1986113875 U JP1986113875 U JP 1986113875U JP 11387586 U JP11387586 U JP 11387586U JP H0517742 Y2 JPH0517742 Y2 JP H0517742Y2
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water
chlorine
pipe
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water tank
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、製氷機を備えた飲料供給器の殺菌に
関する。
(ロ) 従来の技術 飲料供給器は水道水を水源にして飲料水を調合
し供給するもので、水道水には殺菌作用を有する
活性塩素が含まれている。しかしながら飲料供給
器は水道の保護を目的として内部に大気開放の受
水槽を設けているために塩素は空中に消散してし
まう。また活性塩素は水回路の配管の汚れにより
不活性のCl-イオンに還元されるために、水道水
は飲料供給器内に入ると活性塩素濃度を急速に低
下させてしまう。このように塩素濃度が低下した
水は、受水槽から侵入する空中の浮遊菌の増殖汚
染を受けやすい。
そのため実開昭59−100380号公報や実開昭59−
100381号公報には水回路に殺菌装置の循環回路を
挿入して、殺菌後の水を再び受水槽に戻す構成が
開示されている。しかしながらかかる従来技術に
おいては、水は殺菌装置を通過するときにしか殺
菌作用が受けられず、循環回路内に継続的に殺菌
力を保持することがなく衛生面で完全といえる。
したがつて水に継続的に殺菌力をもたせなけれ
ばならないが、それには失われた活性塩素を補充
するのが最も確実で且つコスト的にも優れている
ことが確められている。そして活性塩素を補充す
るには、塩素注入器によつて受水槽に塩素を添加
したり、或いは特開昭59−150590号公報でも示さ
れているように、受水槽の水中の塩素イオンを電
気分解によつて活性塩素に転化したりする方法が
試みられている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかして活性塩素の補充で問題となるのは活性
塩素濃度が高くなりすぎると飲料の味が低下する
点である。すなわち補充された活性塩素が時間の
経過とともに消費されていく量は水回路中の汚れ
の程度によつて決まるために、活性塩素の補充が
定期的であると場合によつては塩素濃度が高くな
つて飲用に適さないことがある。
そして製氷機を備えた飲料供給器では、製氷行
程中に析出される水中のカルシウムやマグネシウ
ム等の不純物が濃縮して製氷機内に沈殿すると製
氷動作に悪影響を及ぼすことが知られており、そ
のため製氷機に析出される不純物は飲料供給器の
水回路に導入する構成が実公昭60−29024号公報
に示されている。このとき水中の活性塩素も濃縮
されるが、一般に製氷機は受水槽の水を引出して
製氷動作を行なうために、受水槽に活性塩素が補
充されていると高濃度の塩素(場合によつては
10ppmのもの)が濃縮作用によつて製氷機部分に
発生する。そして上記公報のように製氷機と水回
路とを接続した構成であると、この大量の塩素を
含む水が供給されると飲料の味が甚だ悪くなる。
上記点より本考案は製氷機を備えた飲料供給器
において、塩素の補充により配管内を効果的に殺
菌を行なうとともに、供給する水の含有塩素量は
低く或いは全く含まなくした飲料供給装置を提供
するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 実施例を示す図面により本考案の構成を説明す
ると、受水槽1の水を吸水管25を通しポンプ7
にて吸水して給水管路2に吐出する。給水管路2
の供給側に設けた分岐部18と受水槽1とを戻り
管路5で接続して、戻り管路5には電磁弁4を介
挿するとともに、受水槽1には塩素注入器や電気
分解装置等の塩素化装置3にて塩素を補充する。
そして受水槽1から引出した水にて製氷動作を行
なう製氷機20を連通管24により吸水管25と
接続し、吸水管25と連通管24とを接続する接
続部19と分岐部18との間の配管路にはフイル
タ6を介挿する。
(ホ) 作用 定期的に電磁弁4を開放してポンプ7を駆動す
ることで水の循環路が形成され、受水槽1の塩素
や製氷機20の濃縮塩素がフイルタ6にて消費さ
れるために、機械内における水中の塩素濃度が高
くなることがない。
(ヘ) 実施例 図は本考案による飲料供給器の配管系統図を示
し、大気開放の受水槽1にはフロート16の制御
により水道管15から水道水が供給されて貯留し
ている。塩素化装置3は受水槽1に塩素を補充す
るもので、本例では受水槽1と底部で連通してい
る塩素化容器8と、塩素ビン10から塩素を取り
出して該容器8に滴下する塩素注入器9とから成
る。また本例では塩素化容器8を吸水管25に接
続しており、貯留水はポンプ7に加圧されて給水
管路2を通り水電磁弁13の開放により吐出され
る。飲料供給器は、水電磁弁13から吐出される
水を稀釈水としてシロツプタンク(図示せず)か
らのシロツプと混合して供給するものであるが、
必要に応じて冷却コイル11の出口側を分岐部1
7により分岐させてカーボネータ12に接続し、
炭酸電磁弁14からの炭酸水をシロツプと混合し
て供給する構成も可能である。
製氷機20は水入口21を塩素化容器8に接続
しており、水を引き出して製氷を行ない、飲料の
供給時に氷を送出するものである。そして製氷機
20は水出口22及び貯氷部の融水口23を連通
管24を通して吸水管25の接続部19に接続し
ている。かかる接続により、ポンプ7の駆動にて
吸水管25に負圧が生じると、製氷機20内の水
も連通管24を通して吸入され、同時に製氷工程
中に析出されて沈殿している水中のカルシウムや
マグネシウム、更には塩素も給水管路2へ導入さ
れる。
給水管路2には活性炭を含むフイルタ6を介挿
しており、通過する水は塩素が除去される。した
がつてこの水を電磁弁13,14の開放により供
給すると、塩素を含まない或いはその含有量が少
いおいしい飲料が提供される。給水管路2の供給
側にはテイーによる分岐部18を設けており、戻
り管路5により受水槽1に直接或いは塩素化容器
8を介して接続するが、本例では後者の接続を採
用している。そして戻り管路5には電磁弁4を介
挿しており、一定時間毎に電磁弁4を開放しポン
プ7を駆動して循環路を形成することで、塩素化
容器8の水及び製氷機20の水が循環しフイルタ
6及び管路内で消費される。したがつて塩素化容
器8には塩素濃度の低い水となつて帰還するため
に、塩素化装置3による定期的な塩素補充にて、
塩素化容器8の塩素濃度が異常に高くなることが
ない。またこのような一定時間毎の循環により管
路内で塩素が消費されると、細菌の増殖を防ぐこ
とになる。回路部品や管壁の汚れに応じて異る場
合もあるが、具体的には受水槽1の塩素濃度が
0.3〜0.8ppmの範囲なるように塩素化装置3の補
充動作を調整し、1時間毎に1分間の循環が行な
われるように設定すれば効果的である。また製氷
機20の製氷運転中は高濃度の塩素が生じるが、
製氷開始から略10分経過後、濃度が2倍になつた
時期に循環させるのが理想的であり、製氷運転と
飲料供給とが重なつて多量の塩素を含む水が注出
されることが防止される。また活性炭付きのフイ
ルタ6であれば、製氷運転停止後の循環でも充分
である。
上記構成の飲料供給器は循環路の形成によりフ
イルタ6及び配管路で塩素を消費するものであ
る。したがつて配管路を清潔に保つとともに、塩
素化容器8及び受水槽1の塩素濃度が異常に高く
なることがなくなる。そして製氷運転に関連して
循環路を形成することで、製氷機に生じた多量の
塩素をフイルタ6にて除去した後、塩素化容器8
及び受水槽1に戻すことができる。また本例では
受水槽1と塩素化容器8とを別に形成して連通さ
せているが、一つの水槽で両方の機能を持たせて
もよい。またフイルタ6はポンプ7の吐出側以降
に配置しているが、接続部19の下流であればポ
ンプ7の吸込側に配置してもよい。更に本例では
弁装置に電磁弁4を使用しているが、分岐部17
に代わつて三方電磁弁を使用すれば、電磁弁4及
び分岐部17を設ける必要がない。
(ト) 考案の効果 本考案に依ると、製氷機の製氷運転によつて生
じる濃縮塩素や受水槽に定期的に補充される塩素
は、循環によつてフイルタ及び配管路で消費され
るために、機械内の塩素濃度が高くなることがな
い。したがつて夜間や休日などで供給が長時間停
止しても塩素濃度が高まることもなく、しかも循
環による効果的な殺菌が可能となる。そのため休
日明けの朝などに水を取り換える必要がなく、ま
た製氷機に生じる濃縮塩素を含む水を捨てる必要
もないために、大容量の排水バケツや排水管等の
排水装置を機械内に設けなくて済む等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に依る飲料供給器の配管系統を示す
図である。 1……受水槽、2……給水管路、3……塩素化
装置、4……弁装置(電磁弁)、5……戻り管路、
6……フイルタ、7……ポンプ、18……分岐
部、19……接続部、24……連通管、25……
吸水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水道水が導入される大気開放の受水槽と、吸水
    管を通し該受水槽から吸水して給水管路に吐出す
    るポンプと、前記水槽より引出した水にて製氷動
    作を行なう製氷機と、該製氷機と前記吸水管とを
    連通する連通管と、前記受水槽内に塩素を補給す
    る塩素化装置と、前記給水管路の供給側と前記受
    水槽とを接続して弁装置の開放により水循環路を
    形成する戻り管路と、前記吸水管と前記連通管と
    の接続部及び前記給水管路と前記戻り管路との間
    の配管路に介挿されるフイルタとを備えた飲料供
    給器。
JP1986113875U 1986-07-23 1986-07-23 Expired - Lifetime JPH0517742Y2 (ja)

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JP4217768B2 (ja) * 2004-07-07 2009-02-04 プリマハム株式会社 飲料物殺菌方法及び飲料物供給装置

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JPS6029024U (ja) * 1983-07-25 1985-02-27 住友金属工業株式会社 管棒鋼材の切断設備
JPS6130182B2 (ja) * 1981-10-09 1986-07-11 Hokusan Kk

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