JPH03182243A - 歯科用自動コップ給水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は歯科治療装置における自動コツプ給水装置に関
し、特に口腔洗浄水に少量の濃縮された甘味料液又は香
料液等の添加液を添加することにより患者の不快感を軽
減し清涼感を与えるようにした歯科用自動コツプ給水装
置に関する。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課題］歯科医
師が治療を行うときには、治療行為の途中に患者の口腔
内を水道水で洗浄、すなわちうがいをさせて治療を繰り
返すが、水道水のみでは治療行為に伴って発生する臭い
を取り除くことができないばかりでなく、この際に用い
られる水に塩素臭があるため、患者にとってうがいは不
快なものであった。

この点を解決するために、甘味料液又は香料液等の希釈
水溶液をタンクに貯蔵しておき、該液を随時コツプに適
量供給して口腔洗浄を行うようになした歯科用自動コツ
プ給水装置が提案されている。しかし、この装置ではタ
ンク内に貯蔵しておける洗浄水の量に限界があり、かつ
その使用量は相当な量となるため、洗浄水を頻繁に追加
供給しなければならず、保守管理に手間を要するという
問題があった。

本発明は、この問題を解決すること、すなわち洗浄水を
頻繁に供給する必要がなく、保守管理に手間を要しない
歯科用自動コツプ給水装置を得ることをその課題とする
ものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明においては上記課題を解決するために、歯科用自
動コツプ給水装置において、水道水供給管から供給され
る水道水と、添加液タンクから添加液供給管により供給
される添加液とを混合して洗浄水を調製し、うがい用コ
ツプに供給するようにしたものであり、すなわち第１の
発明は「添加液タンクと、該添加液タンクに接続された
添加液供給管と、水道水供給管と、前記水道水供給管の
途中及び添加液供給管の途中に設けられた電磁弁と、該
各電磁弁を制御する電磁弁制御部とを設けたことを特徴
とする歯科用自動コツ１給水装置」であり、 第２の発明は 「添加液タンクと、該添加液タンクに接続された添加液
供給管と、水道水供給管と、前記水道水供給管の途中及
び添加液供給管の途中に設けられた電磁弁と、該各電磁
弁を制御する電磁弁制御部とを設け、かつ前記水道水供
給管と添加液供給管とを洗浄水供給管に接続して設けた
ことを特徴とする歯科用自動コツプ給水装置」であり、
第３の発明は 「添加液タンクが、添加液補給口と、加圧空気供給管と
添加液導出管を有する密閉容器であることを特徴とする
歯科用自動コツプ供給装置」であり、第４の発明は １添加液供給管の途中に設けられる電磁弁に代えて、小
型ポンプを設けたことを特徴とする歯科用自動コツプ給
水装置」であり、 第５の発明は 「水道水供給管と添加液供給管とを洗浄水供給管に接続
した構造がエジェクタを構成してなるものであることを
特徴とする歯科用自動コツプ給水装置」であり、 第６の発明は 「添加液供給管の途中に、添加液の量を制御して洗浄水
中の添加液の濃度を調節する絞り弁を設けたことを特徴
とする歯科用自動コツプ給水装置」であり、 第７の発明は 「電磁弁が逆止弁付のものであることを特徴とする歯科
用自動コツプ自動給水装置」であり、第８の発明は 「添加液タンクが、甘味料液を添加液として収容するも
のであることを特徴とする歯科用自動コツプ給水装置」
である。

［作　用］ 本発明においては、予め調製した洗浄水を大きなタンク
に貯蔵しておくのではなく、使用時に電磁弁の開閉ある
いはポンプの作動を制御して、添加液を水道水に添加混
合して洗浄水を調製し、これをコツプに供給する。

これにより、患者治療に際し、長期間にわたって歯科用
自動コツプ給水装置ｌ＼の液の補給を必要としなく、ま
た洗浄水の濃度も最適なものに調製することができる。

さらに、大きな貯蔵タンクを設置する必要がないため、
省スペース化が可能となる。

［実施例］ 次に本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の歯科用自動コツプ給水装置の第１の実
施例を示すものであり、この歯科用自動コツプ給水装置
は、水道水をコツプ８に供給する水道水供給管６、添加
液タンク１、添加液タンクｌに接続された添加液をコツ
プ８に供給する添加液供給管５、水道水及び添加液のコ
ツプ８への供給量を制御するオートフィラ７よりなって
いる。

添加液タンクｌは、添加液を供給するために、添加液面
を常時圧し下げることの可能な、加圧可能な密閉容器と
なっている。具体的には、歯科治療装置が有しているハ
ンドピース並びにエアスゲーラ用の加圧空気を減圧弁（
図示せず）により減圧して、添加液タンクの加圧空気供
給口４を経て添加液タンク１に加えている。

添加液タンク１はこの他に、添加液を補充注入するため
の添加液供給口２と、添加液を添加液供給管５に押し出
す添加液導出管３とを有しており、この添加液導出管３
は添加液タンク１内の添加液を全て導出することができ
るように添加液タンクｌの底部近傍まで延びている。

オートフィラ７はコツプ８が置がれたこと及びコツプ８
が満水となったことを検知するコツプ給水スイッチ１４
と、コツプ給水スイッチ１４がらの信号によって電磁弁
を制御する電磁弁制御部１２．１３と、各々添加液供給
管５及び水道水供給管６の途中に設けられ電磁弁制御部
１２．１３によって各々制御される電磁弁１０．１１が
らなっている。

このオートフィラ７において、空のコツプ８が置かれる
と、これをコツプ検出スイッチ１４が検出し、その信号
により電磁弁制御部１２．１３によって制御される電磁
弁１０．１１が開き、添加液及び水道水のコツプ８への
供給が開始され、コツプ８中で添加液と水道水が混合さ
れる。コツプ８が満水となると、それをコツプ給水スイ
ッチ１４が検知し、その信号により電磁弁制御部１２゜
１３Ｉ１．こよって制御される電磁弁１０．１１が閉じ
、添加液及び水道水のコツプ８への供給が停止される。

その結果所定量の洗浄水がコツプ８で調製される。

また、添加液供給管５の途中には絞り弁９が設けられて
おり、この絞り弁９を操作することにより添加液の量が
調節され、その結果洗浄水中の添加液の濃度が調節され
る。

第２図は、本発明の歯科用自動コツプ給水装置の第２の
実施例を示すものであり、第２図（Ａ）に示す歯科用自
動コツプ給水装置は、第１図に示した実施例の歯科用自
動コツプ給水装置が、添加液及び水道水を、各々コツプ
８に供給してコツプ８の中で混合することによってコツ
プ８に洗浄水を調製するのに対し、添加液と水道水を予
め混合して調製洗浄水としてコツ１８に供給するための
洗浄水供給管１５を設け、この洗浄水供給管１５からコ
ツプ８に調製洗浄水を供給する。

第２図（Ｂ）及び（Ｃ）に添加液と水道水を混合して調
製洗浄水を得るために設けられた、添加液供給管、水道
水供給管及び調整洗浄水供給管の接続構造の例を示す。

同図（Ｂ）に示す構造例は、水道水供給管６と、添加液
供給管５と、洗浄水供給管１５を図示のような単純なＴ
分岐により接続したものであり、水道水と添加液を混合
した調製洗浄水を洗浄水供給管１５を経て、コツプ８へ
供給する。

同図（Ｃ）に示す構造例は、水道水供給管６の側壁から
管内へ添加液供給管５を挿入し、水道水と添加液とを水
道水供給管６内で混合した調製洗浄水を洗浄水供給管１
５を経て、コツプ８へ供給する。

第３図は、本発明の歯科用自動コツプ給水装置の第３の
実施例を示すものであり、この図に示す歯科用自動コツ
プ給水装置は、第１図及び第２図に示した実施例におい
て添加液供給管５の途中に設けられている電磁弁１０に
代えてポンプ１６を、電磁弁を制御する電磁弁制御部１
２に代えてポンプ制御部１７を各々設け、添加液タンク
１内の添加ｌαをポンプ１６により導出するようにして
いる。

このようにすれば５添加液タンク１を加圧しなくても添
加液を導出すことができるから、添加液タンク１は通常
のタンクですむ。

第４図は、本発明の歯科用自動コツプ給水装置の第４の
実施例を示すものであり、この図に示す歯！４用自動コ
ツプ給水装置は、第２図（Ｂ）及び（Ｃ）に示した添加
液と水道水を混合して調製洗浄水を得るための接続構造
として、エジェクタ１８を用いている。

このエジェクタ１８は水道水供給管６が接続されたノズ
ル１９と、添加液供給管５が側壁に接続された吸引室２
０と、洗浄水供給管１５が接続されたデイフユーザ２１
とにより構成されている。

このエジェクタ１８においては、水道水供給管６を経て
ノズル１９から噴射される水道水によって発生する負圧
により添加液供給管５から吸引室２０に添加液が吸引さ
れ、水道水と添加液とが混合されデイフユーザ２１を経
て洗浄水供給管１５に供給される。

これまで説明してきた実施例における電磁弁制御部１２
．１３あるいはポンプ制御部１７は、コツプ８が置かれ
たこと及びコツプ８が満水となったことを検知するコツ
プ給水スイッチ１４からの信号によって電磁弁１０．１
１あるいはポンプ１６を制御しているが、この他にコツ
プ給水スイッチ１４でコツプ８が置かれたことを検知し
、このコツプ給水スイッチ１４からの信号によってタイ
マを動作させ、一定時間電磁弁を開いて水道水と添加液
の両方あるいは水道水のみの供給を制御するようにする
ことも可能である。

また、水道水の水圧が高い場合には添加液供給管５に設
ける電磁弁１０を通常のものではなく、逆止弁付電磁弁
とするほうが望ましい。

なお、添加液は味覚料又は香料に限定されるものではな
く、うがい薬・殺菌剤等歯科治療に有効な薬剤を用いる
ことができるのはいうまでもない。

［発明の効果］ 本発明装置によれば、予め調製した洗浄水を大きなタン
クに貯蔵しておくのではなく、使用時に電磁弁の開閉あ
るいはポンプの作動を制御して、添加液を水道水に添加
混合して洗浄水を調製し、これをコツプに供給するもの
であるため、患者治療に際し、長期間にわたって歯科用
自動コツプ給水装置への液の補給を必要としなく、また
洗浄水の濃度も最適なものに調製することができる。

さらに、大きな貯蔵タンクを設置する必要がないため、
省スペース化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を説明する第１の実施例図、第２図（Ａ
）は本発明を説明する第２の実施例図、同１’２１（Ｉ
３）及び（Ｃ）は同図＜Ａ）に示す実施例図において用
いる接続構造の説明図、第３図は本発明を説明する第３
の実施例図、第４図はエジェクタを用いた実施例図、を
各々示す。 １：添加液タンク、　２：添加液供給口３：添加液導出
管、　４：空気供給管 ５：添加液供給管、　６：水道水供給管７：オートフイ
ラ、　８：コツプ、 ９：減圧弁、　　　１０，１１：電磁弁、１２．１３：
電磁弁制御部、 １４：コツプ給水スイッチ、 １５：洗浄水供給管、１６：ボンプ １７：ポンプ制御部、１８：エジェクタ、１９：ノズル
、　　　　２０：吸引室、２１：デイフユーザ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）添加液タンクと、該添加液タンクに接続された添
   加液供給管と、水道水供給管と、前記水道水供給管の途
   中及び添加液供給管の途中に設けられた電磁弁と、該各
   電磁弁を制御する電磁弁制御部とを設けたことを特徴と
   する歯科用自動コップ給水装置。
2. （２）添加液タンクと、該添加液タンクに接続された添
   加液供給管と、水道水供給管と、前記水道水供給管の途
   中及び添加液供給管の途中に設けられた電磁弁と、該各
   電磁弁を制御する電磁弁制御部とを設け、かつ前記水道
   水供給管と添加液供給管とを洗浄水供給管に接続して設
   けたことを特徴とする歯科用自動コップ給水装置。
3. （３）添加液タンクが、添加液補給口と、加圧空気供給
   管と添加液導出管を有する密閉容器であることを特徴と
   する請求項１又は２記載の歯科用自動コップ供給装置。
4. （４）添加液供給管の途中に設けられる電磁弁に代えて
   、小型ポンプを設けたことを特徴とする請求項１又は２
   記載の歯科用自動コップ給水装置。
5. （５）水道水供給管と添加液供給管とを洗浄水供給管に
   接続した構造がエジェクタを構成してなるものであるこ
   とを特徴とする請求項２に記載の歯科用自動コップ給水
   装置。
6. （６）添加液供給管の途中に、添加液の量を制御して洗
   浄水中の添加液の濃度を調節する絞り弁を設けたことを
   特徴とする請求項１、２又は５のいずれかに記載の歯科
   用自動コップ給水装置。
7. （７）電磁弁が逆止弁付のものであることを特徴とする
   請求項１、２、５又は６のいずれかに記載の歯科用自動
   コップ自動給水装置。
8. （８）添加液タンクが、甘味料液を添加液として収容す
   るものであることを特徴とする請求項１ないし７のいず
   れかに記載の歯科用自動コップ給水装置。